JPH0569793A - ロータリシリンダ形プリテンシヨナ - Google Patents

ロータリシリンダ形プリテンシヨナ

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JPH0569793A
JPH0569793A JP4058840A JP5884092A JPH0569793A JP H0569793 A JPH0569793 A JP H0569793A JP 4058840 A JP4058840 A JP 4058840A JP 5884092 A JP5884092 A JP 5884092A JP H0569793 A JPH0569793 A JP H0569793A
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリシリンダをアクチュエータとするプ
リテンショナにおいて、ピストンとシートベルト巻取軸
との係合機構の作動を確実化する。 【構成】 シリンダ4内の空間Sをピストン5で作動空
間S1と係合空間S2に分割し、係合空間S2内で巻取
軸側係合手段3とピストン側係合手段7とを係脱可能と
する。ガス発生器8の生成ガスが作動空間S1に導入さ
れると、ピストン側係合手段7は、内径側に変位し、巻
取軸側係合手段3と係合する。一方、ガス圧はピストン
5の羽根部52にも作用し、ピストン5が軸回りに回転
する。この回転力は両係合手段3,7を介して巻取軸2
に伝達される。この回転動作でシートベルトの巻込みに
よるプリテンション付与動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートベルト装置にお
けるプリテンショナに関し、特に、ガス圧作動するロー
タリシリンダをアクチュエータとするプリテンショナに
関する。
【0002】
【従来の技術】シートベルト装置におけるプリテンショ
ナは、緩く装着されたベルトを車両衝突等の緊急時に引
締め、乗員の身体をシートに拘束してシートベルトの機
能を高めるべく設けられており、その作動機構にも種々
のものがあるが、それらのうち、特に、リトラクタに付
加的に設けられ、反応生成ガスを駆動源として、タービ
ン、ピストン、歯車等をアクチュエータの回転部材と
し、それによりシートベルト巻取軸あるいは巻取リール
を回転させる機構を備えるものとして、従来、特公昭5
5−13736号公報(従来技術1)、特公昭59−1
5657号公報(従来技術2)、特開昭54−1427
30号公報(従来技術3)、特開昭54−142731
号公報(従来技術4)、特開昭60−45450号公報
(従来技術5)及び特開昭60−45449号公報(従
来技術6)に開示の技術がある。
【0003】ところで、プリテンショナをリトラクタに
付加的に設ける構成を採る場合、プリテンショナはリト
ラクタの通常の作動を妨げるものであってはならないた
め、非作動時、アクチュエータの回転部材はシートベル
ト巻取軸あるいは巻取リールから切り離された状態に置
かれ、作動時のみそれらと係合する構成とされる。
【0004】このような係脱機構について、上記各従来
技術の構成をみると、従来技術1では、タービン羽根車
の回転をそれに固定された軸の突起又は滑り継手もしく
は摩擦接手を介して緊張ローラ(シートベルト巻取リー
ル)に伝達する構成が採られているが、その具体的態様
については明示されていない。また、従来技術2では、
羽根の回転をガス圧で係合作動するピンを介してシート
ベルト巻取リールに伝達する構成が採られている。次
に、従来技術5,6では、羽根の回転をクラッチ機構を
介してシートベルト巻取軸に伝達する構成が採られてい
る。一方、従来技術3,4では、回転部材がシートベル
ト巻取軸に直接結合されており、リトラクタの作動との
関係は明らかにされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1,5,6の構成では、係脱機構に複雑な構成を
要し、コスト高となるばかりでなく、該機構が回転部材
と直列に配置されなければならないため、リトラクタの
シートベルト巻取軸方向寸法が長くなる。これに対し
て、従来技術2の構成では、羽根に支持されたピンをガ
ス圧を利用して作動させる簡素な構成としている点で合
理性があるが、前記ピンの係合部がシートベルト巻取リ
ールのフランジに形成された軸方向孔とされているた
め、該孔の配設ピッチには孔径との関係で自ずと制約が
あり、極端に細かくすることができないため、係合動作
までの遊びが大きくなる問題点を含んでおり、また、ピ
ンの孔への係合は、通常羽根の回転が生じた後に可能と
なるため、係合動作の安定性が必ずしも良好とは言いが
たい。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑み案出さ
れたものであり、ロータリシリンダをアクチュエータと
するプリテンショナにおいて、係合機構の配設位置を改
善することにより、大形化を伴うことなく回転部材を構
成するピストンとシートベルト巻取軸との係合作動を確
実化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のロータリシリンダ形プリテンショナは、シ
ートベルト巻取軸に付設された巻取軸側係合手段と、該
巻取軸側係合手段を取囲む空間を画定するシリンダと、
該シリンダ内に配設されて前記空間を作動空間と前記巻
取軸側係合手段を収容する係合空間とに分割し且つ前記
作動空間内に受圧部を有すると共に前記の作動空間と係
合空間とを連絡する通孔を有するピストンと、前記通孔
を通して前記巻取軸側係合手段と係脱自在に前記ピスト
ンに支持されたピストン側係合手段と、前記作動空間に
生成ガスを供給するガス発生器とから成ることを構成と
する。
【0008】
【作用】このような構成を採った本発明に係るロータリ
シリンダ形プリテンショナでは、電気信号等公知の手段
でガス発生器が動作し、生成ガスがシリンダ内の作動空
間に導入されると、そのガス圧は、ピストンの受圧部に
作用して、ピストンの軸回りの回転が生じる。一方、ピ
ストンに支持されたピストン側係合手段は、シリンダ内
において巻取軸側係合手段と係合する。そして、ピスト
ンの回転力は、両係合手段を介してシートベルト巻取軸
に伝達される。このような回転動作の結果、シートベル
トの巻込みによるプリテンション付与動作が行われる。
【0009】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の第1実施例のロータリシリン
ダ形プリテンショナを一部分解して示す斜視図であり、
図2はその作動を順を追って示す作動説明図である。な
お、図1に示すプリテンショナベース1はその内部構成
参照のために、図2に示す実際の位置に対して軸回りに
180度回転した状態に置かれている。
【0010】図1に示すように、このロータリシリンダ
形プリテンショナでは、リトラクタフレームを兼ねるプ
リテンショナベース1に回転可能に支持されたシートベ
ルト巻取軸(以下「巻取軸」という)2の一端に角軸部
21が形成されており、この角軸部21を巻取軸側係合
手段であるラチェット3の角孔31に嵌合させて、巻取
軸2端にラチェット3が付設されている。ラチェット3
は、その外周にはす歯状の係合歯32を形成されてい
る。
【0011】上記ラチェット3を取囲むようにプリテン
ショナベース1にネジ等の適宜の固着手段で取付けられ
て短筒状のシリンダ4が配設されている。シリンダ4
は、その一端側が開放された円筒状の空間Sを備えてお
り、プリテンショナベース1側の端壁には、図に明瞭に
示されていないが、ラチェット3を挿入する孔が形成さ
れている。そして、シリンダ4の円筒状の周壁から略径
方向内側に延びる仕切壁41が形成されている。仕切壁
41に近接して周壁を貫通する孔42が形成されてお
り、この孔42は、後述するようにガス導入孔として機
能する。
【0012】シリンダ4内には、ラチェット3に回転自
在に支持してピストン5が収容されている。ピストン5
は、ラチェット3の外周に回転可能に支持されるための
ベアリングとして機能するリング部51と、リング部5
1から略径方向に延びる受圧部として機能する羽根部5
2を備えており、これらリング部51及び羽根部52
は、上記シリンダ4の仕切壁41及びシリンダ4の空間
Sの開放側を塞ぐ端壁として機能する端板6と協働し
て、シリンダ4内空間Sを係合空間S2と、作動空間S
1とに分割する機能を果している。
【0013】ピストン5のリング部51には、作動空間
S1と係合空間S2とを連絡する通孔としての角孔54
が形成され、この孔に径方向変位自在に支持してバレッ
ト7が嵌挿されている。具体的には、バレット7は、ピ
ストン5の羽根部52及びそれと対峙するガイド部53
に径方向変位可能に支持されている。バレット7は、ラ
チェット3との係合手段を構成する爪部71を備えてお
り、ピストン5のリング部51を径方向に貫通する角孔
54を通して前記爪部71をラチェット3側に突出可能
に角孔54に嵌合している。
【0014】シリンダ4の外側には従来公知のものと同
様のガス発生器8が取付けられており、このガス発生器
8の生成ガス供給孔は、シリンダ4の周壁を貫通する孔
42と連通して、作動空間S1に通じている。
【0015】なお、この実施例のラチェット3では、そ
の外周の係合歯32は、ラチェット3の回転方向に対し
て後方に傾いた歯形とされている。また、バレット7の
係合手段たる爪部71もこの歯形に対応するはす歯形の
爪とされている。これは、係合歯32に対する爪部71
の係合動作時の外れを防止すると共に、噛込みを円滑に
するためである。
【0016】次に、上記実施例の作用について説明す
る。図2は上記のように構成されたロータリシリンダ形
プリテンショナの作動を示すもので、この装置では、非
作動位置において、ピストン5はそのガイド部53を仕
切壁41に当接させた、図に符号(I)で示す位置を取
る。この状態で、ガス作動室を構成する作動空間S1
は、最も縮小した状態にあり、バレット7は、シェアピ
ン等の適宜の手段で位置決めされて、ラチェット3外周
の係合歯32とは係合しない位置にある。したがって、
リトラクタの機能は従来どおり維持される。
【0017】電気信号等公知の手段でガス発生器が動作
し、生成ガスが供給孔及びガス導入孔42を介して作動
空間S1に導入されると、バレット7はその背後にガス
圧を受けて径方向内側に変位し、図に符号(II)で示
す実線の位置を取る。このとき、爪部71はラチェット
3の係合歯32の谷部に嵌まり、ピストン5はバレット
7を介してラチェット3と係合する。一方、ガス圧はピ
ストン5の羽根部52にも作用し、羽根部52を押退け
ようとするため、ピストン5は軸回りに、図に2点鎖線
で示すように、図示反時計回りに回転する。そして、こ
の回転力はバレット7及びラチェット3を介して巻取軸
2に伝達される。
【0018】このような巻取軸2の回転動作につれて、
巻取軸2に巻付けられたベルトが巻込まれ、ベルトの引
締めによるプリテンションの付与が行われる。そして、
最終的にピストン5は、図に符号(III)で示す位置
に達し、プリテンション付与動作を完了する。
【0019】次に、図3は巻取軸側係合手段とピストン
側係合手段を変更した第2実施例を模式化して示す。こ
の例では、ピストン5Aのリング部51Aに設けた通孔
即ち角孔54Aにロータピース7Aを径方向変位自在に
嵌合して、このロータピース7Aをピストン側係合手段
としている。そして、ロータピース7Aの内周側には、
巻取軸側係合手段としての歯車3Aの外周歯32Aに係
合する係合歯71Aが形成されている。図の例では、こ
れら両歯32A,71Aは、ともに通常の歯形とされて
いるが、第1実施例のもののように、これらの歯形をは
す歯形とすることもできる。その他の構成については、
実質的に第1実施例のものと同様なので、該実施例に付
した符合に添字Aを付加することで、対応する部材を示
し、構成の説明に代える(以下、後続の各実施例の符合
とその添字B〜Dについて同じ)。この実施例のものの
作用については、上記第1実施例のものと同様である。
【0020】図4は、さらに巻取軸側係合手段とピスト
ン側係合手段を変更した第3実施例を模式化して示す。
この例では、図の(I)に示すように、ピストン5Bの
リング部51Bに設けた通孔、即ち、この例の場合は、
外周側が円錐形とされた円形孔54Bにボール7Bが仮
止め嵌合されており、これがガス圧で径方向変位自在な
ピストン側係合手段を構成している。さらにピストン5
Bのリング部51B内周には、円形孔54Bの内端か
ら、ピストン回転方向後方に延びる溝55Bが形成され
ている。この溝55Bは、円形孔54Bにつながる側が
深く、反対側に向かうにしたがって浅くなるテーパ溝と
されている。そして、ボール7Bの背後には円錐形の弁
9Bが配設されている。一方、巻取軸側係合手段は、こ
の例では、外周歯の無いローラ3Bとして構成されてい
る。
【0021】このプリテンショナでは、作動空間S1に
ガス圧が作用すると、その圧力でボール7Bがローラ3
B側に押し出され、ピストン5Bの回転につれてボール
7Bが溝55B内を後退し、最終的に図の(II)に示
すように、ローラ3Bの外周と溝55Bの狭められた間
隙に入り込み、くさび作用でピストン5Bとローラ3B
とを係合させる。他方、弁9Bはガス圧で円形孔54B
の円錐形部に着座し、該孔54Bからの過剰なガス漏出
を防ぐ。このような状態となった後の作動については、
前記第1実施例のものの作動と同様である。
【0022】図5〜図7は、さらに巻取軸側係合手段と
ピストン側係合手段を変更した第4実施例を模式化して
示す。この例では、前記3例がピストン側係合手段をガ
ス圧で起動させ、両係合手段を回転方向に係合させてい
るのに対して、ピストン側係合手段をピストンの回転で
作動させ、且つ両係合手段を回転方向に対して直角の方
向に係合させている。
【0023】この例では、図7に斜視図で示すように、
ピストン5Cの羽根部52Cの背後に重合させて、ピス
トン側係合手段たる可動羽根7Cを枢着し、可動羽根7
Cの内端部に摩擦板71Cを取り付けている。この可動
羽根7Cの中間部は、ピストン5Cの開口54Cに挿通
されており、この挿通部で過剰なガス漏出を防ぐ構成と
されている。上記摩擦板71Cと対向する巻取軸側係合
手段は、巻取軸2Cの端部に取付けられた摩擦板3Cと
されている。一方、シリンダ4Cの作動空間S1の初期
回転部には、図5及び図6に示すように、外周側が幅広
となるよう傾斜し、且つピストン回転方向に広がりを狭
めて、所定位置で終端するテーパ面42Cが形成されて
いる。なお、この例では、ピストン5Cのリング部51
Cは、その外周部をシリンダ4C及び端板6Cの円形孔
56C,61C内に支持する構成とされている。図5に
おいて、符合1Cはリトラクタのベース、11Cはリト
ラクタのリターンスプリングを示す。
【0024】このプリテンショナでは、当初、可動羽根
7Cは、その内端側に取付けられた摩擦板71Cの重量
で枢着点を中心として図示時計回りのモーメントを受
け、図5及び図7に示す外周側が幅広な拡開状態にあ
り、両摩擦板71C,3Cは非係合状態にある。このよ
うな状態でガス供給が行なわれると、ガス圧は両羽根部
52C,7Cの背後に作用し、ピストン5Cを図7に2
点鎖線で示す方向に回転させる。この回転につれて、可
動羽根7Cはテーパ面42Cに沿い移動し、順次羽根部
52Cに対する可動羽根7Cの開きは減少し、テーパ面
42Cの終端で開きが無くなる。この時、可動羽根7C
の内端部に取付けられた摩擦板71Cは、巻取軸2Cの
摩擦板3Cに係合し、ピストン5Cと巻取軸2Cとは係
合一体化する。この後の作動については、上記各実施例
のものと同様である。
【0025】最後に、図8は、ピストン5Dの羽根部5
2D全体をリング部51Dに枢着した可動羽根とし、そ
の内端側をピストン側係合手段として、構成をさらに単
純化した第5実施例を示す。この例における巻取軸側係
合手段は、前記第1実施例のものと同様ラチェット3D
とされている。ピストン5Dの羽根部52Dは、枢着部
を中心とする大径の円弧面部521Dと、小径の円弧面
部522Dと、ラチェット3Dの外周歯との干渉を避け
るための凹円弧面部523Dとを備える。そして、大径
の円弧面部521Dは、シリンダの作動空間の円筒面に
対峙し、小径の円弧面部522Dは、ピストン5Dのリ
ング部51Dに形成された円筒形通孔54Dに嵌合した
状態でリング部51Dに枢着されている。
【0026】このプリテンショナでは、図の(II)に
示すように、ガス圧の印加により羽根部52Dが軸回り
にピストン回転方向前方に傾斜し、その結果、小径の円
弧面部522Dと凹円弧面部523Dとの連接部に形成
された係合突起部55Dがラチェット3Dのはす歯と係
合する。そして、この係合状態がガス圧により維持され
たまま、ピストン5Dはラチェット3Dと共に回転す
る。この例においても、その後の作動は、前記各実施例
のものと同様である。
【0027】以上、本発明を5つの実施例を基に、リト
ラクタに付設する形式のものとして詳説したが、本発明
は、それに適した構成を備えるものの、必ずしもそれに
限定されるものではない。また、各構成要素の配設位置
及び形状は、上記実施例に示したものに限定されること
なく、所期の機能を果たすものであれば、特許請求の範
囲に記載の範囲内で種々の構成を採り得るものである。
【0028】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、シリンダ
内をピストンにより作動空間と係合空間とに分割するこ
とで、シリンダ内のデッドスペースを利用した係合空間
が確保され、それにより、作動の安定した種々の係脱機
構を採用することができるようになる。加えて、係脱機
構をシリンダの内部に配置する構成により、装置全体の
軸方向寸法の短縮を図ることができる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を構成要素を一部分解して
示す斜視図である。
【図2】上記第1実施例の作動を順を追って示す作動説
明図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成を模式化して示す側
面図である。
【図4】本発明の第3実施例の構成を模式化してその作
動と共に示す側面図である。
【図5】本発明の第4実施例の構成を一部リトラクタを
含めて模式化して示す断面図である。
【図6】上記第4実施例のシリンダ部分を示す側面図で
ある。
【図7】上記第4実施例のピストン部分を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の第5実施例の構成を模式化してその作
動と共に示す側面図である。
【符号の説明】
1 プリテンショナベース 2 巻取軸 3 ラチェット(巻取軸側係合手段) 4 シリンダ 5 ピストン 7 バレット(ピストン側係合手段) 8 ガス発生器 S1 作動空間 S2 係合空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルト巻取軸に付設された巻取軸
    側係合手段と、該巻取軸側係合手段を取囲む空間を画定
    するシリンダと、該シリンダ内に配設されて前記空間を
    作動空間と前記巻取軸側係合手段を収容する係合空間と
    に分割し且つ前記作動空間内に受圧部を有すると共に前
    記の作動空間と係合空間とを連絡する通孔を有するピス
    トンと、前記通孔を通して前記巻取軸側係合手段と係脱
    自在に前記ピストンに支持されたピストン側係合手段
    と、前記作動空間に生成ガスを供給するガス発生器とか
    ら成ることを特徴とするロータリシリンダ形プリテンシ
    ョナ。
JP4058840A 1991-07-17 1992-02-13 ロ―タリシリンダ形プリテンショナ Expired - Lifetime JP2526343B2 (ja)

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WO2012011767A2 (ko) * 2010-07-23 2012-01-26 Park Gye-Jeung 전기자동차용 전기모터

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