JPH056978U - 配線装置 - Google Patents

配線装置

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JPH056978U
JPH056978U JP5123091U JP5123091U JPH056978U JP H056978 U JPH056978 U JP H056978U JP 5123091 U JP5123091 U JP 5123091U JP 5123091 U JP5123091 U JP 5123091U JP H056978 U JPH056978 U JP H056978U
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JP
Japan
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support shaft
lens barrel
wiring device
wire
wiring
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Pending
Application number
JP5123091U
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English (en)
Inventor
厚司 道盛
英明 菊地
祥介 尾家
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH056978U publication Critical patent/JPH056978U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対的に所定角度の回動変位をする2部材間
において電気信号の伝達をする配線装置において、小型
で、回動負荷が少ないものを提供する。 【構成】 相対的に変位する二つの部材の間で、電気信
号の伝達をする配線装置において、一端が第一部材側へ
他端が第二部材側へ固着された伸縮自在な線材が、支軸
と略平行に架張され、この線材の固着部が支軸の近傍に
配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鏡筒が筺体に対して回動する機構を有するビデオカメラ等の回動 部の配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば実開昭63−183765号公報に示された、従来のビデオカメ ラ装置を示す構成図であり、図において、20は本体10に支軸14によってパ ンニング方向(左右方向)に回動自在に支持されたレンズ鏡筒である。8はこの レンズ鏡筒20側の回路50と、本体10側の回路51の間で電気信号の伝達を するための配線であり、レンズ鏡筒20の後部に設けられた配線取り出し部20 aとその近傍の本体10に設けられた配線取り出し部10aとの間に、所定量た わませて架張されている。40はモータで、120はこのモータの動力を軸14 に伝達するための減速手段であり、91、92は本体10に設けられた操作スイ ッチである。
【0003】 次に動作について説明する。撮影者がカメラをパン(左右に動かす)させたい ときに、その方向に応じて操作スイッチ91、または92を押すと、モータ40 が回転し、減速手段120を介してレンズ鏡筒20が指定の方向に回動する。こ のとき、配線取り出し部20aと10aの間に架張された配線8が変形すること で、相対的に回動変位するレンズ鏡筒20と本体10との間の電気信号の伝達が 行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の配線装置は以上のように構成されているので、レンズ鏡筒を回動させる 際に配線を変形させる抵抗力がレンズ鏡筒後部に作用して負荷トルクとなる。特 にビデオカメラ等の映像機器では、レンズ鏡筒と本体の間においては撮像素子か ら読みだされた映像信号、撮像素子を駆動するための制御信号、ズーム・モータ やフォーカス・モータを制御する信号など、極めて多くの電気的情報を伝達する 必要がある。従って、この間の配線には多くの本数を必要とし、かつ互いに導線 が接触しないように通常は絶縁被覆を有する線材で構成されており、この線材を 変形させるのに要する力は大きなものになっている。レンズ鏡筒を回動させる場 合を考えると、この配線を変形させるにための力がレンズ鏡筒の後部に作用する ことで多大な回動負荷トルクが発生するといった問題点があった。
【0005】 また、レンズ鏡筒が回動する際に配線は大きく移動し、そのためのスペースを 設けるために装置全体が大型化するといった問題点があった。
【0006】 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、回動部に おいて、回動負荷トルクが小さく、かつ小型化された配線装置を得ることを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる配線装置は、一端が第一部材側へ、他端が第二部材側へ固着 されて、支軸と略平行に架張された伸縮自在な線材で構成されたものである。ま た、線材の固着部が支軸近傍に配設されているものである。
【0008】
【作用】
この考案における配線装置は、第一部材と第二部材が相対的に回動変位すると き、線材の両端が固着されている相対する固着部間の距離が変化しても線材が伸 縮することで、電気信号を伝達しつつ少ない回動負荷トルクで回動する。
【0009】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の実施例について説明する。図1〜図5はこの考案による配線 装置をビデオカメラの鏡筒制御式の手振れ補正装置に適用した図で、図1〜図2 は支軸部分を拡大して示す図、図5は断面図、図6は動作説明図である。
【0010】 まず、図3で手振れ補正装置の説明をする。図において、1は筐体10に固定 された第一フレーム、2はこの第一フレーム1に対して、第一支軸14を支点と してヨーイング(左右)方向に回動自在に支持された第二フレームで、40はこ の第二フレーム2を上記第一フレーム1に対してヨーイング方向に回動駆動する アクチュエータである。20はこの第二フレーム2に対して第二支軸15を支点 としてピッチング(上下)方向に回動自在に支持されたレンズ鏡筒で、41はこ のレンズ鏡筒20を上記第二フレーム2に対してピッチング方向に回動駆動する アクチュエータである。31、32はそれぞれレンズ鏡筒20のピッチング方向 とヨーイング方向の角速度を検出するセンサーであり、いずれもレンズ鏡筒20 に固着されている。50はレンズ鏡筒20に設けられ、撮像素子からの信号を処 理する映像回路と制御回路を含む電気回路で、51は筐体10に固定された映像 回路である。
【0011】 図4は手振れ補正装置の配線の関係を表したものであり、配線装置についての 詳細な説明を行う。図において、3はレンズ鏡筒20の第二支軸15近傍に固着 されて、電気回路50からの電気信号を伝達する鏡筒基板、4は第二フレーム2 に固着された第二基板で、一端が第二支軸15近傍で上記鏡筒基板3と対向して 配設され、他端が第一支軸14近傍へと配線されている。5は一端が第一フレー ム1の第一支軸14近傍で上記第二基板4と対向して配設され、他端は筐体10 に設けられた映像回路51に接続されている第一基板である。
【0012】 上記鏡筒基板3と第二基板4は第一支軸14近傍で対向しており、それぞれ相 対する部位に線材の固着部として所定数のランド3a、4aが第一支軸14の周 囲に形成されるとともに、必要な配線パターンが形成されている。同様に、第二 基板4と第一基板5は第二支軸15近傍で対向しており、それぞれ相対する部位 に線材の固着部として所定数のランド4b、5aが第二支軸15の周囲に形成さ れるとともに、必要な配線パターンが形成されている。
【0013】 図2は第二支軸15近傍を拡大した図であり、図において、8は絶縁被覆のな い、コイルばね状の弾性的に伸縮自在な線材であり、一端が上記ランド3aに他 端がこのランド3aと相対するランド4aに固着されている。この線材8はあら かじめ所定量の伸びを与えられて、第二支軸15と略平行に必要な本数が架張さ れている。同様に、図1は第一支軸14近傍を拡大した図で、第一支軸14近傍 においてもランド4bとランド5aとの間に、第一支軸14と略平行に必要な本 数の線材8が架張されている。
【0014】 次に動作について説明する。まず図3に示す手振れ補正装置の動作について説 明する。撮影中に手振れなどでレンズ鏡筒20がピッチング方向に揺れたとする と、この動きをセンサー31が検出しセンサー出力がゼロになるように制御回路 (図示せず)がアクチュエータ41に電力を供給し、レンズ鏡筒20の方向が一 定方向を維持するように制御される。同様に、ヨーイング方向に揺れたとすると 、この動きをセンサー32が検出しセンサー出力がゼロになるように制御回路( 図示せず)がアクチュエータ40に電力を供給し、レンズ鏡筒20の方向を一定 に維持するように制御される。このようにして、ピッチング、ヨーイングいずれ の方向へ揺れても安定した撮影画像を得る。
【0015】 次に、レンズ鏡筒20側の電気回路50で得られた映像信号を、筐体10に固 定された映像回路51に伝達するための配線装置の動作について説明する。図2 において、まずレンズ鏡筒20と第二フレーム2が第二支軸15を支点として相 対的にピッチング方向に回動する場合について説明する。この場合は、レンズ鏡 筒20が第一部材として作用し、第二フレーム2が第二部材として作用する。こ のとき、鏡筒基板3と第二基板4は第二支軸15を支点として相対的に回動し、 ランド3aとこれに相対するランド4a間の相対位置が変化するが、この位置の 変化に応じて線材8が伸縮しつつ、電気信号を伝達する。
【0016】 この動作の説明を図6において詳細に説明する。図6はこの配線装置を示すモ デル図で線材8を1本だけ示している。同図(a)のように、鏡筒基板3と第二 基板4が中立位置にあるとき、線材8はランド3aとランド4aの間を直線に架 張している。このとき、ランド3aとランド4aの間の距離はL1である。 鏡筒基板3が図中矢印X方向に回動したとすると、ランド3aはX方向にdだ け変位し、同図(b)のようにランド3aとランド4aの距離はL2となり、線 材8はL2の長さに弾性的に伸張させられ、線材8はランド3aとランド4aの 間を直線に架張する。
【0017】 このとき、線材8は伸張した長さに応じて縮小方向へ付勢力Fを生じ、この付 勢力Fの回動方向成分F1によって鏡筒基板3を矢印Y方向へ回動させるように 反力を生じ、r(ランドと支軸の距離)×F1で表される回動負荷トルクを生じ る。しかし、通常鏡筒基板3の回動角度は数度であり、ランドの位置を支軸の近 傍に(つまりrを小さく)配設してあり変位量dは小さい。また、d《L1 と なるように線材8の長さL1を設定してあり、回動時に生じる回動方向成分F1 は微小であり、r×F1 で表される回動負荷トルクは小さい。次に、同図(c )のように鏡筒基板3が図中矢印Y方向に回動した場合も、同様にランド3aと ランド4aとの距離の変化に応じて線材8は弾性的に伸縮されつつランド3aと ランド4aの間を直線に架張する。
【0018】 また、線材8はその両端が固着されている相対するランドの間を常に直線に架 張するので、柔軟性に優れる絶縁被覆のない線材を用いても、回動するときに隣 接する線材と接触することがない。
【0019】 次に、図1において第一フレーム1と第二フレーム2が第一支軸14を支点と して相対的にヨーイング方向に回動する場合について説明する。この場合、第一 フレーム1が第一部材として作用し、第二フレーム2が第二部材として作用する 。この場合もピッチング方向の動作と同様に、第一基板5と第二基板4において 、ランド5aとこれに相対するランド4b間の距離が変化するが、この距離の変 化に応じて線材8が弾性的に伸縮しつつ、第一基板5と第二基板4の間で電気信 号を伝達する。
【0020】 以上のように、レンズ鏡筒20側の電気回路50と筐体10側の映像回路51 との間で電気信号を伝達しつつ、レンズ鏡筒20はピッチング方向・ヨーイング 方向いずれの方向にも小さな回動負荷トルクで回動する。また、回動部の配線装 置が支軸の近傍に集約できるので装置全体を小型化できる。
【0021】 なお、上記実施例では線材8に絶縁被覆のないものを用いた例を示したが、こ れに限らず絶縁被覆のある線材を用いても、もちろんよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、一端が第一部材側へ、他端が第二部材側へ 固着されて支軸と略平行に架張された伸縮自在な線材を、支軸の近傍に配設した ので、装置全体を小型化でき、かつ少ない回動負荷トルクで電気信号を伝達でき るものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による配線装置を示す分解
斜視図である。
【図2】同じく配線装置を示す分解斜視図である。
【図3】この配線装置を適用した手振れ補正装置の構成
図である。
【図4】同じく手振れ補正装置の要部の分解斜視図であ
る。
【図5】この配線装置の断面図である。
【図6】この配線装置のモデル図である。
【図7】従来の配線装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 第一フレーム 2 第二フレーム 3a、4a、4b、5a ランド 8 線材 14 第一支軸 15 第二支軸 20 鏡筒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸を中心として相対的に所定角度の回
    動変位する第一及び第二の2つの部材の間で、電気信号
    を伝達する配線装置において、一端が第一部材側へ、他
    端が第二部材側へ固着された伸縮自在な線材が、支軸と
    略平行に架張されていることを特徴とする配線装置。
  2. 【請求項2】 線材の固着部が支軸の近傍に配設されて
    いることを特徴とする請求項第1項記載の配線装置。
JP5123091U 1991-07-03 1991-07-03 配線装置 Pending JPH056978U (ja)

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JP5123091U JPH056978U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 配線装置

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JP5123091U JPH056978U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 配線装置

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JPH056978U true JPH056978U (ja) 1993-01-29

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ID=12881149

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JP5123091U Pending JPH056978U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 配線装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6366942U (ja) * 1986-10-21 1988-05-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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