JPH0569764A - 車両用シ−ト装置 - Google Patents

車両用シ−ト装置

Info

Publication number
JPH0569764A
JPH0569764A JP26520191A JP26520191A JPH0569764A JP H0569764 A JPH0569764 A JP H0569764A JP 26520191 A JP26520191 A JP 26520191A JP 26520191 A JP26520191 A JP 26520191A JP H0569764 A JPH0569764 A JP H0569764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
extension wire
seat body
vehicle
floor surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26520191A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kojima
誠治 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP26520191A priority Critical patent/JPH0569764A/ja
Publication of JPH0569764A publication Critical patent/JPH0569764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のシートを確実に固定するためのエクス
テンションワイヤを運転席の限られた空間に簡単に収容
でき、しかも耐久性に優れた車両用シートの固定構造を
提供すること。 【構成】 車両の運転席の床面12上に装置されたサス
ペンション13と、このサスペンション上に配設された
昇降機構14と、この昇降機構上に上下に進退可能に支
持されかつ前後に移動可能なシート本体15とからなる
車両用シート装置において、このシート本体15と床面
12との間にエクステンションワイヤ17を張設し、エ
クステンションワイヤ17のシート本体側固定部17a
と床面側固定部17bとの両固定部17a,17bのう
ち少なくともいずれか一方の固定部を回動自在に形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の運転席に設けられ
るシート装置に係り、特にシート本体を確実に固定でき
るようにしたシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルや移動式クレーン等
の自走車両の運転席に設けられるシート装置は図5に示
すように構成されている。図において、1はシート装
置、2は車両運転席の床面であり、床面2は不図示の車
体上に載置固定されている。3はサスペンション装置で
あり、このサスペンション装置3の上には昇降機構4が
装置され、この昇降機構4のさらに上方に配置されたシ
ート本体5を上下に昇降可能に支持している。油圧ショ
ベルや移動式クレーン等の無限軌道車両にあっては、下
部走行体側に緩衝機構を設けることができないので、シ
ート本体5の下にサスペンション装置3を配設して、車
両の移動に伴う下部走行体側からのショックを吸収させ
るようにしている。
【0003】シート本体5は座部5aと背部5bとから
なっている。座部5aは、その下部に備えられたスライ
ダー5cにより前後方向(図において左右の方向)に進
退可能になっており、背部5bはリクライニング機構5
eにより、その傾斜角度を調整できるようになってい
る。また、シート本体5には先端部に固定用バックル6
aを備えたシートベルトの固定側6が配設されており、
図示しないベルト本体の固定金具をこの固定用バックル
6aに挿入固定できるようになっている。
【0004】ところで、このようなシート装置1を備え
る油圧ショベル等の自走車両にあっては、土木作業の現
場等の過酷な環境で使用される関係から、車体が上下に
大きく振動したり、強い横揺れを受けるといったことが
多い。この際に、搭乗者は、シート本体5にシートベル
トを装着した状態で運転操作を行っていれば、シート本
体5から脱落する等の危険は殆どない。しかし、シート
本体5と車両運転席の床面2とに間には、サスペンショ
ン3や昇降機構4等が装置されていて、しかも昇降機構
4とシート本体5に間にはスライダ5cが介設されてい
る。このように、強度的にあまり期待できないサスペン
ション3などを介してシート本体5が床面2に設置され
るこの種のシート装置1においては、従来から、シート
本体5の座部5aの後端側側面と運転席の床面2との間
にエクステンションワイヤ7を張設し、シート本体5に
大きな衝撃力が作用してもシ−ト本体5がスライダ5c
から脱落するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、シート本体の
座部5aと床面2との間に張設されたエクステンション
ワイヤ7は、シート本体5が昇降機構4により上下に移
動し、またスライダ5cにより前後に進退してシート本
体5と床面2との間の距離が変化することから、この変
化による最長距離分だけ充分な長さを備えていなければ
ならない。ところが、エクステンションワイヤ7を、図
5の1点鎖線で示すようにシート本体5が前方位置でか
つ上昇位置にあるときに充分な長さだけとると、シート
本体5が下降位置かつ後方位置にあるときには、シート
本体5と床面2との間の距離が減少するためエクステン
ションワイヤ7が大きく撓むことになる。
【0006】具体的には、シート本体5が前方へ移動し
かつ上昇された際に、エクステンションワイヤ7が2点
鎖線Lで示すようにほぼ直線的に延びるように、その一
端側を固定部7aによりシート本体5に対して固定して
おり、他端側を床面2に対して固定部7bにより固定し
ている。したがって、これらの固定部7aと7bは、互
いに対向して直線L上に配置されるように所定の傾斜を
なしてボルトにて固定されている。このため、実線で示
すように、シート本体5が後方に移動してシート本体5
と床面2との距離が接近した際、エクステンションワイ
ヤ7の両端を固定している各固定部7a,7bの各傾斜
方向が直線L上からずれると、これらの間に張設された
エクステンションワイヤ7の両端部は傾斜角度が変化し
ないまま、余分になった中央付近は、部分的に極端に湾
曲して撓み、その湾曲分だけ外方(図において右方)へ
突出する。
【0007】このため、エクステンションワイヤ7の湾
曲部7cに曲げ力が働き、エクステンションワイヤ7の
寿命が短いという欠点があった。また、エクステンショ
ンワイヤ7が部分的に大きく(図において右方に)突出
することから、スペースの限られた運転席内に収容しに
くいという欠点もあった。
【0008】本発明の目的は、車両のシートを確実に固
定するためのエクステンションワイヤを運転席の限られ
た空間に簡単に収容でき、しかもその耐久性を向上させ
た車両用シート装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1によ
り本発明を説明すると、本発明は、運転席床面12上に
装置されたサスペンション13と、このサスペンション
13上に配設された昇降機構14と、この昇降機構14
上に上下に進退可能に支持されかつ前後に移動可能なシ
ート本体15とを有する車両用シート装置に適用され
る。そして、シート本体15と床面12との間にエクス
テンションワイヤ17を張設し、エクステンションワイ
ヤ17のシート本体側固定部17aと床面側固定部17
bとの両固定部のうち少なくともいずれか一方の固定部
を回動自在に形成することにより、上述の目的が達成さ
れる。
【0010】
【作用】シート本体15の前後進移動と上下降移動に対
応してエクステンションワイヤ17の長さが決定される
から、シート本体15の位置によってエクステンション
ワイ17はほぼ真直ぐに張った状態と弛んだ状態との間
でその状態が変化する。ここで、エクステンションワイ
ヤ17のシート本体側固定部17aおよび床面側固定部
17bの少なくとも一方はシート本体15の動きに応じ
て回動することから、エクステンションワイヤ17の回
動する端部はその傾斜角度が変化し、長さが余ったエク
ステンションワイヤ17の中央付近は緩やかな湾曲を呈
することになる。したがって、エクステンションワイヤ
17の湾曲部に極端な曲げ力が働かず、しかも、不所望
にシート背部に突出することもない。
【0011】なお、本発明の構成を説明する手段及び作
用の項では、本発明を分かり易くするために実施例の図
を用いたが、これにより本発明が実施例に限定されるも
のではない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図1〜図3
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適用し
たシート装置10を示している。図において、12は車
両運転席の床面、13はサスペンション装置であり、こ
のサスペンション装置13の上には昇降機構14が設け
られ、この昇降機構14はシート本体15を上下に昇降
可能に支持している。このシート本体15は、座部15
aと背部15bとからなっており、この座部15aは、
その下部に備えられたレール状スライダー15cに乗っ
て前後方向(図において左右の方向)に摺動する。ま
た、背部15bはリクライニング機構15eにより、そ
の傾斜角度を調整できるようになっている。さらに、シ
ート本体15には先端部に固定用バックル16aを備え
たシートベルトの固定側16が配設されており、図示し
ないベルト本体の固定金具をこの固定用バックル16a
に挿入固定できるようになっている。
【0013】以上の構成は従来の車両用シート装置と同
様であるが、本実施例にあっては、エクステンションワ
イヤ17が以下のように取付けられている。図2および
図3は、このエクステンションワイヤ17の両端固定部
を拡大して示しており、それぞれ側面図および部分断面
図である。図において、エクステンションワイヤ17の
シート本体側固定部17aは、その上端領域に形成され
た貫通孔をシート本体の座部15aに穿設された取付け
孔と位置合わせし、この貫通孔にボルト20を挿入して
座部15b側からナット21を締め付けることにより固
定されている。ここで、図2に示すように、このシート
本体側固定部17aは、エクステンションワイヤ17が
図において右斜め下方向に延びるように所定の傾斜を保
って固定される。
【0014】一方、エクステンションワイヤ17の床面
側固定部17bは、床面12のブラケット12aに対し
て回動可能に連結されている。具体的には、段付ボルト
状の枢軸30に床面側固定部17bの貫通孔を通し、こ
のボルト状枢軸30をブラケット12aに挿通し、ワッ
シャ32を介してナット31にて締め付けている。これ
により、床面側固定部17bは、ブラケット12aに対
して回動可能に連結されることになる。
【0015】本実施例は以上のように構成されており、
次にその作用を述べる。図1において、シート本体15
が前方に移動され、しかも昇降機構14により上方に移
動されているときは、このシート本体15は一点鎖線で
示す位置にあり、シート本体15と床面12との間の距
離は最も大きい。この際には、エクステンションワイヤ
17が比較的張り切った状態で、シート本体側固定部1
7aの傾斜角度に沿って床面12のブラケット12aに
向かって延びている。このブラケット12aに回動自在
に取付けられている床面側固定部17bは、エクステン
ションワイヤ17の延びる方向に沿って図において左斜
め上方に傾斜している。
【0016】次いで、シート本体15が昇降機構14に
より下降されるとともに、図1の実線で示すように後方
へ移動せしめられると、シート本体15と床面12との
距離は近くなって、エクステンションワイヤ17は弛む
ことになる。ここで、エクステンションワイヤ17のシ
ート本体側固定部17aは回動しないが、床面側固定部
17bはシート本体15の移動に応じて回動し、図にお
いて右斜め上方に傾斜する。これによりエクステンショ
ンワイヤ17は、その全体が図示されているように大き
な弧を描くように湾曲する。
【0017】したがって、従来のようにエクステンショ
ンワイヤの中間付近が部分的に極端に湾曲してこの湾曲
部に大きな曲げ力がかかるのが防止され、寿命が延び
る。また、エクステンションワイヤ17の中央付近は緩
やかな湾曲を呈することになるので、従来のように局部
的に車両後方(図において右方)に湾曲して突出するこ
とがないから、狭い運転席内にも充分収容することが可
能となる。
【0018】尚、上述の実施例にあっては、シート本体
側固定部17aは回動せず、床面側固定部17bを回動
可能に構成しているが、両方の固定部17a,17bを
回動可能にしてもよいし、またシート本体側固定部17
aだけを回動可能に構成してもよいことは勿論である。
【0019】図4は本発明の別実施例を示す。サスペン
ション13,昇降機構14およびシート本体15はシー
ト基部40を介して底面12に取付けられている。そし
て、エクステンションワイヤ27のシート本体側固定部
27aは図1と同様に回動不能に昇降機構14に取付け
られ、底面側固定部27bは図1と同様に回動可能に設
けられている。破線はシート本体15を前方に進出させ
た状態である。このようにしても図1〜図3の実施例と
全く同様の作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、シート本体と床面との
間にエクステンションワイヤを張設し、エクステンショ
ンワイヤのシート本体側固定部と床面側固定部との両固
定部のうち少なくともいずれか一方の固定部を回動自在
に形成したので、シート本体の移動に伴いエクステンシ
ョンワイヤが中間付近で極端に湾曲して湾曲部に大きな
曲げ力が加わることがなく、また局部的に湾曲してシー
ト後側に突出することがない。したがって、車両のシー
トを確実に固定するためのエクステンションワイヤを運
転席の狭いスペースにも容易に収容でき、しかも耐久性
に優れた車両用シート装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両用シート装置を示す
概略側面図。
【図2】図1の実施例のエクステンションワイヤの固定
部を示す拡大側面図。
【図3】図1の実施例のエクステンションワイヤの固定
部を示す部分断面図。
【図4】車両用シート装置の別実施例を示す概略側面
図。
【図5】従来の車両用シート装置の一例を示す概略側面
図。
【符号の説明】
10 シート部 12 床面 13 サスペンション 14 昇降機構 15 シート本体 17 エクステンションワイヤ 17a シート本体側固定部 17b 床面側固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の床面上に装置されたサスペンシ
    ョンと、このサスペンション上に配設された昇降機構
    と、この昇降機構上に上下に進退可能に支持されかつ前
    後に移動可能なシート本体とを有する車両用シート装置
    において、 前記シート本体と床面との間にエクステンションワイヤ
    を張設し、エクステンションワイヤのシート本体側固定
    部と床面側固定部との両固定部のうち少なくともいずれ
    か一方の固定部を回動自在にしたことを特徴とする車両
    用シート装置。
JP26520191A 1991-09-17 1991-09-17 車両用シ−ト装置 Pending JPH0569764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26520191A JPH0569764A (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車両用シ−ト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26520191A JPH0569764A (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車両用シ−ト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569764A true JPH0569764A (ja) 1993-03-23

Family

ID=17413942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26520191A Pending JPH0569764A (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車両用シ−ト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519109A (ja) * 2007-02-21 2010-06-03 カイペル ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 車両座席

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519109A (ja) * 2007-02-21 2010-06-03 カイペル ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 車両座席

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7665801B2 (en) Structure of upper frame for supporting cabin of construction machinery
US20050134099A1 (en) Vehicle seat with integral seat belt mechanism
JP5065542B2 (ja) 建設機械用シートベルトおよびこれを備えた建設機械
CN100352715C (zh) 车辆用可倾斜式转向装置
KR101108599B1 (ko) 캡 지지대
JPS63291741A (ja) 自動車のフロントシート
JP4763784B2 (ja) 運転室用の衝突時拘束装置を備えたトラック
JP3036408B2 (ja) 車両用リヤシート装置
JPH0569764A (ja) 車両用シ−ト装置
JP3409528B2 (ja) ステアリングコラムの支持装置
KR930000285B1 (ko) 초소형 셔블카용 좌석장치
JP2001063640A (ja) トラクタ
JP2006082771A (ja) 車両用シート
JP6029994B2 (ja) 車両のペダル後退防止構造
JP3038087B2 (ja) キャブオーバ車のキャブ変形低減装置
JPH09209404A (ja) 建設機械のキャノピ
JPH06503053A (ja) 可傾運転台を有する車両の傾動装置
JPS641903Y2 (ja)
JP4223157B2 (ja) 建設機械
CN100500494C (zh) 车辆用可倾斜式转向装置
JPH0820357A (ja) 作業車の日除け構造
JPH0237628Y2 (ja)
JPH0547417B2 (ja)
JPH09203080A (ja) 作業機械
JP2600702Y2 (ja) キャブオーバトラックの座席構造