JPH056950U - 車両用放送案内装置 - Google Patents

車両用放送案内装置

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JPH056950U
JPH056950U JP6071991U JP6071991U JPH056950U JP H056950 U JPH056950 U JP H056950U JP 6071991 U JP6071991 U JP 6071991U JP 6071991 U JP6071991 U JP 6071991U JP H056950 U JPH056950 U JP H056950U
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JP
Japan
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vehicle
passengers
amount
sensor means
broadcast
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Application number
JP6071991U
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English (en)
Inventor
繁夫 河野
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH056950U publication Critical patent/JPH056950U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両内の乗客数およびその着用衣料と携帯品
量に対応した音量で車両内の案内を行う。 【構成】 車両内の乗客数を判断する手段および車両外
に温度、湿度等の少なくとも一つを感知する手段を設け
て乗客数およびその着用衣料と携帯品量を判別し、これ
に基づく車内放送のS/N低下量に比例した信号をアン
プに帰還し、乗客数及びその着用衣料と携帯品量が多い
とき車両用放送案内装置の出力を増加させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用放送案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように車両の乗客に対して、次の停車場所や通過等を案内する放送案内 装置があり、ワンマンバス等で多用されている。これらは、案内内容を磁気テー プ、半導体記憶素子や音声合成装置などの音声作成手段を使って予め作成してお き、適宜運転者が操作するか、乗客の移動を感知する超音波や光線、あるいはマ ット・スイッチやホール素子とマグネット片を組合せたものなど多種ある感知器 などを利用して、これらが感知信号を発するのに対応して自動的に案内放送が開 始されるように構成するか、運用データにより自動的に放送を起動している。そ して、車両の移動とともに車内に順次放送するもので、同じ路線では常に一定の 内容が一定の音量で放送される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
周知の装置は作成した内容を車両の移動に伴って機械的に放送するから、車両 内外の混雑具合に拘らず、常に音量は一定である。このため、少人数が乗車して いる場合には適量の音量で案内を聞く乗客も、多数の乗客が乗り込み混雑してく ると、案内音声は乗客が発する騒音や衣服に吸収されてS/Nが下がり、放送内 容を聞き逃す虞れがあった。
【0004】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものである。図3は車両乗車率と騒 音の関係を表す実測例で、横軸は乗車率、縦軸は騒音である。図に示すように乗 車率が80パーセントを越えるころより急激に車内の騒音が増し車内案内放送は 音量が一定であれば聞きずらくなる。図4は乗客の衣服や携帯品量と音の吸収率 の関係を示す実測例で同一乗車人員でも衣服や携帯品量が多くなるほど音の吸収 率が増し案内放送は聞きずらくなる。即ち、車両内部のスピーカからの案内放送 のS/Nの低下は乗客の乗車率が高いほど、また、乗客が衣服を厚着し、携帯品 が多いほど増大するから、S/Nの低下は乗客の乗車率や車両外の気温や湿度な どの環境の変化の函数としてとらえることができる。本考案は季節や路線ごとの 実測値から主要な条件でのサンプリング値を標準値として事前に設定してROM に収納しておき、センサを介して得た第一および第二手段からの情報をROM中 の設定値と比較し、上記サンプリング値以外の情報は函数として推定し、演算を 行い、S/Nの低下に相当する出力をミューテイング回路を通して自動的に増減 しようとするものである。つまり、本考案は車両内の乗客およびその着用してい る衣服と携帯品の量の変化につれ、逐次自動的に放送される案内放送の音量を変 化するように構成したものである。
【0005】
【課題を解決しようとするための手段】
本考案は上記の課題を達成するため次の構成を採る。即ち本考案の装置では、 車両内の乗客数の変化および車両外の気温や湿度などの環境雰囲気要素の変化を 車両の運行と共にセンサをもって間歇的に取り込み、演算手段をもって案内放送 のS/N低下を判断し、これを情報信号としてミュート回路に入力しスピーカか らの出力が車両内の音声の減衰量に従い自動的に増大するように構成し乗客の多 少および服装や携帯品により音量を変化させ乗客が案内放送を聞き逃すことがな いようにするものである。
【0006】
【作用】
第一のセンサ手段は乗客数を判断する手段であり、整理券発行機や料金支払機 に連動する構成としてもよく、また、人体から発する排出物を感知する手段をと ってもよい。例えば、炭酸ガスセンサ等が利用できる。これにより車両内の乗客 数を判断する。また、第二のセンサ手段は車両外の温度、湿度の少なくとも一つ の状態を検出する手段であり、これにより乗客がどのような服装をしているかを 推定する手段である。第一のセンサ手段と第二のセンサ手段は車内放送が行われ ていないとき間歇的にに逐次上記情報を取り込み、マイコンを構成する標準値を 収納したROMの値と比較演算を行いそれをもって車両内の乗客による車内放送 の聞きにくさ、つまり、S/N低下量を判断することができ、このS/N低下量 に対応する情報出力電圧を発生させ、該電圧をミュート回路に入力し、アンプの 出力を車両内の音声の減衰量に従い自動的に増大させる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0008】 図1は本考案による車両用放送案内用の自動音量可変装置の一実施例を示すブ ロック図である。第一のセンサ手段1は乗客数を判断する手段であり、乗客が乗 車する時に利用する整理券発行機や料金支払機に連動してもよく、また、半導体 炭酸ガスセンサ等の独立したセンサ手段をもつてしてもよい。該炭酸ガスセンサ 等の独立したセンサ手段の場合、車両内部中央の天井等の直接人体から発する呼 吸を感知しない物陰に少なくとも一個所以上、各々位置を変えて適宜取付られ直 列または並列に接続されて乗客の呼吸により発生する炭酸ガスなどの変化の平均 値から乗客数を判断する。これとは別に車両外に車外の温度、湿度の少なくとも 一つの状態を検出する第二のセンサ手段2があり、乗客の服装等の判断に供する 情報を入手し、例えば、外気温が低温のときは乗客の平均着服量や携帯量は多い と判断する。これらの情報により、車両内の乗客数と平均的服装を判断しS/N 低下量を推量し、S/N低下量を判断する手段3を動作させ、この情報に相当す るS/N低下量に対応する出力電圧を発生させる。該電圧を放送案内内容を収容 する磁気テープ、半導体記憶素子や音声合成装置などから音声電気信号を出力す る手段である音声信号作成手段4からの信号をミュート回路5に入力しAMP6 で増幅した出力でスピーカ7を動作させる。
【0009】 S/N低下量を判断する手段3はROM8、CPU9、ミュート信号発生手段 10から構成されており、案内放送の合間の音声信号作成手段4が動作していな いとき、自動的にS/N低下量を判断する手段3が動作し第一のセンサ手段1及 び第二のセンサ手段2から得た信号と予め設定しROM9に設定されている情報 コードと比較し、ミュート信号発生手段10から所定のミュート信号を発生する ものである。
【0010】 図2は図1の装置の具体的回路図で、音声信号作成手段4からの音声電流は可 変抵抗器11を経由してリミッタ12に入る。該リミッタは規定の振幅電圧に制 限するもので、可変抵抗器11と組み合わされて音声電流があると増幅し規定電 圧に飽和させる。リミッタ12の出力はシュミット回路13に入り成形される。 この出力をトリガとして動作する再トリガ機能のある単安定マルチバイブレータ 14等の矩形波発生回路に入り、音声信号作成手段4からの音声がないとき所定 時間レベル信号が発生する。従って、断続的な音声であっても単安定マルチバイ ブレータ14の時定数を適当に設定すれば音声信号作成手段4が動作している間 は単安定マルチバイブレータ14に接続される各手段は動作しない。
【0011】 単安定マルチバイブレータ14からの信号は微分積分回路等からなる遅延回路 16を通り単安定マルチバイブレータ17に入力され第一、第二のセンサ手段1 、2の動作時間が設定され、トランジスタQ1、Q2などからなるスイッチ18 、19に各々入力される。上記スイッチには第一、第二のセンサ手段1、2が接 続されている。従って、単安定マルチバイブレータ17で設定された時定数で規 定される時間だけ第一、第二のセンサ手段1、2が同時に入力される。これらの 情報信号はアンプ20、21で各々増幅され、コンパレータ21、22に入る。
【0012】 他方、S/N低下量を判断する手段3を構成するROM8には実測値より得ら れた標準値が収納されている。該標準値は季節、月別や走行路線別に設定してよ い。尚、該ROMは本考案の装置の外部より着脱自在に取付けるようにすれば季 節、月別や走行路線別ごとの交換は容易である。該ROMは半導体メモリ以外に CD−ROM等が適宜使用できる。これら情報は、月別値としてCPU9の指示 により基準電圧設定回路30より標準値に相当する標準電圧を発生させ、コンパ レタ21、22に入力される。コンパレタからはこの標準値と第一、第二のセン サ手段1、2の差電圧が発生する。各々の差電圧は演算回路31に入り事前に設 定された函数の数式に従って演算されミュート電圧を発生する。該ミュート電圧 は新たな信号がくるまでミュート電圧保持回路32で保持される。
【0013】 本実施例では第一、第二のセンサ手段1、2が同時に接続され作動する例が示 されているが個々に作動してもよい。
【0014】 尚、本考案は好適な実施例に関して図示され、説明されているが、本考案を逸 脱しない範囲で各種の変化が可能であり、必ずしもここに示した形式に限定され るものではない。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の装置を用いれば乗客数及びその着用衣料や携帯品 量を判別し、これに基づくS/N低下量に比例した信号をアンプに帰還し、乗客 数及びその着用衣料や携帯品量が多いときは自動的に車両用放送案内装置の出力 を増加させるから乗客数及びその着用衣料が多くても乗客は放送案内を確実に聞 くことができる。
【0016】 第一、第二の手段からの情報は案内放送をしていないとき取り込まれるから、 案内放送中に音量が変化することはなく乗客に自然に聞こえる。
【0017】 標準値を収納するROMは適宜交換が可能であり、各種の実測値を容易に収納 、交換できるので、車両間で互換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用放送案内装置の音声変質装
置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の具体的回路図である。
【図3】車両乗車率と騒音の関係を表す実測例である。
【図4】乗客の衣服や携帯品量と音の吸収量の関係を示
す実測例である。
【符号の説明】
1 第一のセンサ手段 2 第二のセンサ手段 3 S/N低下量を判断する手段 4 音声信号作成手段 5 ミュート回路 6 AMP 7 スピーカ 8 ROM 9 CPU 10 ミュート信号発生手段 14 単安定マルチバイブレータ 17 単安定マルチバイブレータ 21 コンパレータ 22 コンパレータ 31 演算回路 32 ミュート電圧保持回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に乗客数を判断する第一のセンサ
    手段を具え、第一のセンサ手段をもって車両内の乗客数
    によるS/N低下量を判断する手段を動作させ、S/N
    低下量に対応する情報出力電圧を発生させ、該電圧を音
    声信号作成手段に入力し、音声信号作成手段の出力が車
    両内の音声のS/N低下量に従い自動的に増大する車両
    用放送案内装置。
  2. 【請求項2】 車両内に乗客数を判断する第一のセンサ
    手段を具えると共に車両外に車外の温度、湿度の少なく
    とも一つの状態を検出する第二のセンサ手段を具え、第
    一のセンサ手段と第二のセンサ手段をもって車両内の乗
    客数によるS/N低下量を判断する手段を動作させ、S
    /N低下量に対応する情報出力電圧を発生させ、該電圧
    を音声信号作成手段に入力し、音声信号作成手段の出力
    が車両内の音声のS/N低下量に従い自動的に増大する
    車両用放送案内装置。
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