JPH056935A - 溝の埋め込み工程を備えた半導体装置の製造方法 - Google Patents

溝の埋め込み工程を備えた半導体装置の製造方法

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JPH056935A
JPH056935A JP2966191A JP2966191A JPH056935A JP H056935 A JPH056935 A JP H056935A JP 2966191 A JP2966191 A JP 2966191A JP 2966191 A JP2966191 A JP 2966191A JP H056935 A JPH056935 A JP H056935A
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etching
groove
manufacturing
etching stop
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Junichi Sato
淳一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体基板等に形成した溝を良好に埋め込む
ことができ、かつ製造時間を短縮できる半導体装置の製
造方法を提供する。 【構成】半導体基板等の基体1に形成した溝21〜23
を、バイアスECR−CVD等の堆積とエッチングとを
同時的に行う堆積手段により埋め込む溝の埋め込み工程
を備えた半導体装置の製造方法において、基体上に少な
くとも2層構造のエッチングストップ層3を形成して溝
形成を行い、該エッチングストップ層3はテーパ41〜
43を有する構造とすることによって、テーパにより埋
め込みを容易にするとともに、平坦化の水平戻しの時間
短縮を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝の埋め込み工程を備
えた半導体装置の製造方法に関し、特に、堆積とエッチ
ングとを同時的に行う堆積手段により基体に形成した溝
を埋め込む工程を備えた半導体装置の製造方法に関する
ものである。本発明は、トレンチアイソレーション構造
や、トレンチキャパシタ構造その他の、基体に形成した
溝を埋め込んで各種構造を形成する半導体装置の製造に
利用することができる。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造の際に、半導体基板等
の基体に形成した溝の埋め込み工程を備えた場合の一例
として、溝を絶縁材料で埋め込んで素子間分離を行うト
レンチアイソレーション技術がある。この技術は、半導
体集積回路の微細化・高集積化に伴い、従来のLOCO
S法では対応しきれないため、寸法変換差のない技術と
して注目され、実用化されつつある。
【0003】基体に形成されたシャロートレンチの埋め
込みのためには、堆積とエッチングとを同時進行的に行
うことにより溝を埋め込む手段が有効である。このよう
な手段には代表的には、バイアスECR−CVD法があ
る。この種の技術は、溝幅依存性のない埋め込みがで
き、かつ微細な溝に対して埋め込みが可能なのできわめ
て有効である。本出願人はこれに関し、数々の新規技術
を提案している。
【0004】堆積とエッチングとを同時的に行う堆積手
段によれば、基体に形成した微細な溝をも良好に埋め込
むことができるが、溝の埋め込みが丁度達成されると、
溝以外の部分にも埋め込み材料が堆積して、全面に膜が
形成される。この余分な埋め込み材料膜は除去する必要
がある。この場合も、上記堆積手段を用いると、基体に
対して垂直方向には堆積もエッチングも進行せず、水平
方向にはエッチングが進行する条件を設定して、これに
よりその余分な埋め込み材料膜を除去することができ
る。以下このような除去技術を、「水平戻しエッチン
グ」と称することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上述したように、堆
積とエッチングとを同時的に行う堆積手段はきわめて有
効であるが、更にその実用性を増すためには、解決しな
ければならない問題点が残っている。即ち、 (1)余分な埋め込み材料膜、例えばSiO2 を埋め込
み材料とした場合に、溝以外の部分に形成された余分な
SiO2 膜を除去するために、エッチングストップ層を
設けなければならず、その分、埋め込むべき溝のアスペ
クト比は大きくなって、埋め込みが良好に行えなくなる
おそれがある。 (2)水平戻しは、堆積とエッチングという相反する操
作を同時に行うので、どうしてもスループットが小さ
く、生産性に劣る。従って、上記二つの問題に対応でき
る技術が求められている。
【0006】本出願の各発明は上記問題点を解決して、
溝を良好に埋め込むことができ、かつ製造時間を短縮で
きる半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、基体に形成した溝を、堆積とエッチングとを同時
的に行う堆積手段により埋め込む溝の埋め込み工程を備
えた半導体装置の製造方法において、基体上に少なくと
も2層構造のエッチングストップ層を形成して溝形成を
行い、該エッチングストップ層に形成された溝の内、少
なくとも上層のエッチングストップ層に形成された溝は
テーパ化したものであることを特徴とする半導体装置の
製造方法であって、これにより上記目的を達成したもの
である。
【0008】本出願の請求項2の発明は、基体に形成し
た溝を、堆積とエッチングとを同時的に行う堆積手段に
より埋め込む溝の埋め込み工程を備えた半導体装置の製
造方法において、基体上に少なくとも2層構造のエッチ
ングストップ層を形成して溝形成を行い、該少なくとも
2層構造のエッチングストップ層の内少なくとも上層の
2層に形成された溝はテーパ化したものであることを特
徴とする半導体装置の製造方法であって、これにより上
記目的を達成したものである。
【0009】本出願の請求項3の発明は、基体に形成し
た溝を、堆積とエッチングとを同時的に行う堆積手段に
より埋め込む溝の埋め込み工程を備えた半導体装置の製
造方法において、基体上に少なくとも2層構造のエッチ
ングストップ層を形成して構形成を行い、該エッチング
ストップ層に形成された溝の内、上層のエッチングスト
ップ層に形成された溝のみはテーパ化したものであるこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法であって、これに
より上記目的を達成したものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、少なくともエッチ
ングストップ層に形成された溝はテーパ化してあるの
で、その部分の開口が広くなり、溝は埋め込み易くな
る。また、水平戻しのとき、除去すべき余分な材料部分
の根元の部分が短くなるので、短時間で水平戻しがで
き、製造時間を短縮できる。
【0011】請求項2の発明においては、少なくとも2
層構造のエッチングストップ層のスト上層の2層に形成
された溝はテーパ化してあるので、その部分の開口が広
くなり、溝は埋め込み易くなる。また、水平戻しのと
き、除去すべき余分な材料部分の根元の部分が短くなる
ので、短時間で水平戻しでき、製造時間を短縮できる。
【0012】請求項2の発明においては、少なくとも2
層構造のエッチングストップ層の最上層に形成された溝
はテーパ化してあるので、その部分の開口が広くなり、
溝は埋め込み易くなる。また、水平戻しのとき、除去す
べき余分な材料部分の根元の部分が短くなるので、短時
間で水平戻しができ、製造時間を短縮できる。更に、テ
ーパは最上層における溝にのみ形成するので、埋め込み
部分を基体から突出させたい場合も、この突出部分が逆
テーパ状(ひさし状)になることが防止できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。但し、本発明は以下に記載する実施例によ
り限定されるものではない。
【0014】実施例−1 本発明は本出願の請求項1の発明を具体化したものであ
り、微細化した半導体集積回路装置の製造にこの発明を
適用したものである。
【0015】本実施例は、図1(a)に示すような、基
体1(本例ではシリコン基板)に形成した溝21〜23
を、堆積とエッチングとを同時的に行う堆積手段、ここ
ではバイアスECR−CVD法により埋め込むものであ
る。基体1上に少なくとも2層構造(ここでは2層)の
エッチングストップ層31, 32を形成して溝形成を行
い、図(a)の構造を得るが、ここで、該エッチングス
トップ層31, 32に形成された溝の内、少なくとも上
層のエッチングストップ層(以下上層と称する)32に
形成された溝はテーパ化したものである。本例では上層
32にのみテーパを付ける。このテーパを符号41〜4
3で示す。
【0016】具体的には、本実施例では、基体1である
シリコン基板上に、SiO2 /ポリ−Si=100/1
000オングストロームの2層構造を設け、トレンチパ
ターンをリソグラフィーで形成した後、上層32である
ポリシリコンを適宜手段、例えばプラズマエッチングで
等方モード、または例えばSF6 /Clx系などのガス
を用いてエッチングし、上層32であるポリシリコンに
テーパ41〜43を付ける。残りの下層31、及び基体
1であるシリコン基板のSi/SiO2 構造について
は、異方性モードでエッチングする。これにより、図1
(a)に示す溝21〜23を得る。
【0017】溝形成条件は、例えば、マイクロ波プラズ
マエッチャーを用いて、 (上層32であるポリ−Siのエッチング) 使用ガス系:SF6 /CCl4 =30/5SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:30W (Si/SiO2 のエッチング) 使用ガス系:SF6 /フロン113=8/65SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:250W などの条件でエッチングする。
【0018】次にバイアスECR−CVDを用いて溝2
1〜23を埋め込む。この時、上層32のポリ−Siに
はテーパが付いている分、埋め易くなる。これにより図
1(b)の構造が得られる。溝21〜23に埋め込まれ
た埋め込み部を符号51〜53で示し、余分な堆積部分
を符号61〜64で示す。
【0019】埋め込みの条件は、次のようにして、Si
2 を埋め込むようにすることができる。 使用ガス系:SiH4 /N2 O=20/25SCCM 圧力:7×10-4Torr マイクロ波:800W RFバイアス:500W
【0020】この時、図1(a)の構造を得るときに上
層32のポリ−Siのテーパ41〜43をあらかじめ適
宜コントロールしておくことにより、基体1上の余分な
部分(余分なSiO2 部分)61〜64のテーパとでき
るだけ同じ角度にできるようにしておくがよい(図1
(b)参照)。
【0021】次に、水平戻しを用いて、余分な部分61
〜64のSiO2 をマスクマージン分だけ除去する。こ
の時、上層32であるポリ−Siにテーパ41〜43が
付いているため、余分な部分61〜64の除去は、従来
に比べて少ない時間で済む。即ち、余分な部分61〜6
4のSiO2 が、上層32にテーパ41〜43が形成さ
れることに伴い、あらかじめ後退しているので、水平戻
しの時間は少なくて済む。これにより図1(c)の構造
が得られる。
【0022】以下は従来と同じようにマスクをかけて、
余分な部分61〜64のSiO2 を除去し、上層32の
ポリ−Si、下層31である薄膜SiO2 の順で除去し
て、図1(d)の構造とする。
【0023】本実施例によれば、あらかじめ、上層32で
あるポリ−Siにテーパ41〜43を付けておくので、
溝21〜23の埋め込みが容易になる。かつ、この上層
32にテーパ41〜43を付けたことにより、除去すべ
き余分な部分61〜64の根元が短くなるため、水平戻
しの時間が短くなり、スループットを上げることができ
る。
【0024】実施例−2 次に図2を参照して、実施例−2を説明する。本例も、
微細な半導体集積回路装置の製造に本発明を適用したも
のである。
【0025】本実施例は、基体1(ここではシリコン基
板)に形成した溝21,23を、堆積とエッチングとを
同時的に行う堆積手段(本例でもバイアスECR−CV
D法を利用)により埋め込むものである。かつ基体1上
に少なくとも2層構造のエッチングストップ層3、本例
では上層33,中層32,下層31から成る3層構造の
エッチングストップ層3を形成して、溝21,23を形
成する。このとき該少なくとも2層構造のエッチングス
トップ層3のうち、少なくとも上層の2層に形成された
溝部分は、テーパ化する。即ち、本例のように3層から
成る場合は3層すべてあるいは上の2層にテーパを付け
る。2層の場合は、双方にテーパを付ける。これによ
り、図1(a)の構造を得る。図1中、テーパは符号4
1,43で示す。
【0026】更に詳しくは、本例では、具体的には次の
ように実施した。即ち、基体1であるシリコン基板上に
SiO2 (100オングストローム)/ポリ−Si(5
00オングストローム)/P−SiN(500オングス
トローム)の3層構造を設け、これにより下層31(S
iO2 )、中層32(ポリシリコン)、上層33(プラ
ズマシリコンナイトライド)から成るエッチングストッ
プ層3を形成し、トレンチパターンをリソグラフィーで
形成した後、ドライエッチでトレンチ形成して、図2
(a)に示すように溝21,23を形成する。このと
き、上の2層32,33を構成するポリ−Si/P−S
iNはプラズマエッチングで等方モード、またはRIE
で例えばSF6 /CCl4 等を用いて、エッチングし、
この2層の32,33のポリシリコン/P−SiNにテ
ーパ41,43を付ける。本例では下層31及び基体1
である、残りのSi/SiO2 は、異方性モードでエッ
チングする。
【0027】このときの具体的条件は例えば、マイクロ
波エッチャーを用いて、 (中層32のポリ−Siのエッチング) 使用ガス系:SF6 /CCl4 =30/5SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:30W (Si/SiO2 のエッチング) 使用ガス系:SF6 /フロン113=8/65SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:250W などの条件を用いて、エッチングする。これによって図
2(a)の構造を得るのである。
【0028】次にバイアスECR−CVDを用いて、埋
め込みを行う。この時少なくとも上層の2層32,33
であるポリ−Si/SiNにテーパ41,43が付いて
いる分、埋め易くなる。条件は例えば下記により、Si
2 を埋め込むようにできる。 使用ガス系:SiH4 /N2 O=20/35SCCM 圧力:7×10-4Torr マイクロ波:800W RFバイアス:500W この時、溝内の埋め込みが、上層33であるP−SiN
の上面と同じになるまで埋め込む。これにより図2
(b)の構造とする。SiO2 が成長した余分な部分を
符号61,62で示す。
【0029】次に水平戻しを用いて、余分な部分61,
62であるSiO2を、マスクマージン分だけ除去す
る。この時、エッチストップ層3の少なくとも上層3
3、中層32の2層に、テーパ41,43が付いている
ため、余分な部分61,62(余分なSiO2 )の除去
は、従来に比べて少ない時間で済む。これにより図2
(c)の構造を得る。
【0030】以下は、従来と同じようにマスクをかけ
て、余分な部分61,62のSiO2 を除去し、上層3
3のP−SiNや中層32のポリ−Si、下層31の薄
膜SiO2 の順で除去する。これよって埋め込み平坦化
がなされた図2(d)の構造を得るのである。
【0031】本実施例においては、少なくとも2層構造
のエッチングストップ層3のうち、少なくとも上層2層
32,33にあらかじめテーパ41,43を付けておく
ので、埋め込み易くなる。また、エッチングストップ層
32,33にテーパ41を付けたことにより、除去すべ
き余分な部分61,62の根元が短くなるため、水平戻
しの時間を短くでき、工程時間の短縮化を図れる。
【0032】実施例−3 次に図3を参照して、実施例−3を説明する。本例も、
微細な半導体集積回路装置の製造に本発明を適用したも
のである。
【0033】本実施例は、シリコン基板等の基体1に形
成した溝21,23を、バイアスECR−CVD法等の
堆積とエッチングとを同時的に行う堆積手段により埋め
込む工程を備えるもので、基体1上に少なくとも2層構
造(例えば下層31、中層32、上層33の3層構造)
のエッチングストップ層3を形成して溝21,23の形
成を行い、該エッチングストップ層3に形成された溝の
内、上層33であるエッチングストップ層に形成された
溝のみはテーパ化しておくものである、上層33にのみ
形成されたテーパを符号41,43で示す。
【0034】更に具体的には、本実施例では、シリコン
基板である基体1上に、例えばSiO2 (100オング
ストローム)/P−SiN(500オングストローム)
/P−Si(500オングストローム)の、下層31
(SiO2 )、中層32(プラズマシリコンナイトライ
ド)、上層33(ポリシリコン)から成る3層構造のエ
ッチングストップ層3を設け、トレンチパターンをリソ
グラフィーで形成した後、ドライエッチングでトレンチ
(溝)を形成する。このとき、上層33であるポリ−S
iをプラズマエッチングで等方モード、またはRIEで
例えば、SF6 /CCl4 等を用いてエッチングし、上
層33であるポリシリコンにテーパ41,43を付け
る。残りの基体1、下層31、中層32のSi/SiO
2 /P−SiNは異方性モードでエッチングする。テー
パ41,43は最上部の上層33にのみ形成される。
【0035】このときのエッチング条件は、例えば、マ
イクロ波エッチャーを用いて、 (上層であるポリ−Siのエッチング) 使用ガス系:SF6 /CCl4 =30/5SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:30W (Si/SiO2 /P−SiNのエッチング) 使用ガス系:SF6 /フロン113=8/65SCCM 圧力:10mTorr マイクロ波:800W RFバイアス:250W などの条件でエッチングする。これによって、図3
(a)の構造を得るのである。
【0036】次にバイアスECR−CVDを用いて、溝
21,23を埋め込む。この時上層33であるポリ−S
iにテーパ41がついている分、埋め易くなる。
【0037】このときの埋め込み条件は例えば次のもの
として、SiO2 の埋め込みを達成できる。 使用ガス系:SiH4 /N2 O=20/35SCCM 圧力:7×10-4Torr マイクロ波:800W RFバイアス:500W
【0038】これにより、溝21,23内の埋め込み
が、上層33のポリ−Si上面にほぼ同じになるまで埋
め込む。これにより図3(b)の構造を得る。このとき
に生じる余分な部分(余分なSiO2 )を、符号61,
62で示す。
【0039】次に水平戻しを用いて、余分な部分61,
62であるSiO2をマスクマージン分だけ除去する。
この時、上層33のポリ−Siにテーパ41が付いてい
るため、余分な部分61,62のSiO2 の除去は、従
来に比べて少なくて済む。これにより図3(c)の構造
を得る。
【0040】以下は、従来と同じように、マスクをかけ
て、余分な部分61,62のSiO2 を除去し、上層3
3のポリ−Si、中層32のP−SiN、下層31の薄
膜SiO2 の順で除去し、図3(d)の構造を得る。
【0041】本実施例においては、あらかじめエッチン
グストップ層3にテーパ41,43を付けておくので、
埋め込み易くなる。更に、エッチングストップ層にテー
パ41,43を付けたことにより、余分な部分61,6
2のSiO2の根元が短くなるため、水平戻しの時間が
短くなる。また、最上層である上層33のみをテーパ化
することによって、埋め込み材料を突出させて形成した
い場合(図3(d)参照)も、これが逆テーパ状(ひさ
し状)に残ることを防ぐことができる。即ち、図5
(a)に示すように仮に2層32,33をテーパ化した
場合は(テーパを符号4で示す)、埋め込み部5を基体
1よりも突出させたいとき、図5(b)に示すようにひ
さし状の部分5aが出きてしまう。これに対し、請求項
3の発明を適用した図4(a)の如き本実施例(テーパ
4は上層33にのみ付される)では、埋め込み部5を突
出させておきたいときは、図4(b)のように逆テーパ
になっていない、柱状の突出を残すことができる。
【0042】
【発明の効果】本出願の各発明に係る半導体装置の製造
方法は、溝を良好に埋め込むことができ、かつ製造時間
を短縮できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の工程を、製造中の断面図で順に示
す図である。
【図2】実施例−2の工程を、製造中の断面図で順に示
す図である。
【図3】実施例−3の工程を、製造中の断面図で順に示
す図である。
【図4】(a)(b)実施例−3の作用説明図である。
【図5】(a)(b)実施例−3の作用を説明するため
の、比較の作用説明図である。
【符号の説明】
1 基体 21〜23 溝 3 エッチングストップ層 31 下層 32 中層(上層) 33 上層 42〜43 テーパ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1(その1)】
【図1(その2)】
【図4】
【図2(その1)】
【図2(その2)】
【図5】
【図3(その1)】
【図3(その2)】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に形成した溝を、堆積とエッチング
    とを同時的に行う堆積手段により埋め込む溝の埋め込み
    工程を備えた半導体装置の製造方法において、 基体上
    に少なくとも2層構造のエッチングストップ層を形成し
    て溝形成を行い、該エッチングストップ層に形成された
    溝の内、少なくとも上層のエッチングストップ層に形成
    された溝はテーパ化したものであることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基体に形成した溝を、堆積とエッチング
    とを同時的に行う堆積手段により埋め込む溝の埋め込み
    工程を備えた半導体装置の製造方法において、基体上に
    少なくとも2層構造のエッチングストップ層を形成して
    溝形成を行い、該少なくとも2層構造のエッチングスト
    ップ層の内少なくとも上層の2層に形成された溝はテー
    パ化したものであることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 基体に形成した溝を、堆積とエッチング
    とを同時的に行う堆積手段により埋め込む溝の埋め込み
    工程を備えた半導体装置の製造方法において、基体上に
    少なくとも2層構造のエッチングストップ層を形成して
    構形成を行い、該エッチングストップ層に形成された溝
    の内、上層のエッチングストップ層に形成された溝のみ
    はテーパ化したものであることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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KR980006095A (ko) * 1996-06-29 1998-03-30 김주용 반도체 소자의 소자분리 방법
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