JPH0568A - 調味用ソース - Google Patents

調味用ソース

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JPH0568A
JPH0568A JP3151759A JP15175991A JPH0568A JP H0568 A JPH0568 A JP H0568A JP 3151759 A JP3151759 A JP 3151759A JP 15175991 A JP15175991 A JP 15175991A JP H0568 A JPH0568 A JP H0568A
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sauce
pepper
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Junichiro Kamiya
潤一郎 紙谷
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TOOA SHOJI YUGEN
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TOOA SHOJI YUGEN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ソースの風味の主体をなす酸味、
甘味、香気等の主要成分の配合を適当なものとして、和
・洋食料理の双方に使用でき、料理素材である畜肉や魚
肉そのものの味を生かし得てしょう油類の醗酵臭がな
く、長期間使用しても風味に飽きが来ない調味用ソース
とする。 【構成】 トマトピューレ1.5kg、味りん800g、淡
口しょう油800g、小麦粉200g、乾燥ポタージュ
粉を重量比9倍の湯で溶解したもの400g、有塩バタ
ー225g、こしょう1.5g、液状唐辛子10.5g、片
栗粉100gおよび適量の水分を加熱混合した配合物と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は和・洋食料理の味を整
える調味用ソースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、我国では食卓上に供される欧風
料理に対して一様にウォスターソース(フルーツ、トン
カツソース等の粘性ソースを含む)で調味する特異な風
習が発達している。このようなウォスターソースは、野
菜母液、香辛料、トマト浸出液などの主要材料に、味付
料としてアミノ酸、砂糖、食塩、酢酸等を配合したもの
であるが、ソースらしい香味の主体を形成するために、
酢酸および多種多様の香辛料を添加したものである。
【0003】上記香辛料としては、たとえば桂皮(ci
nnamon)、ニクズク(nutmeg)、丁字(c
loves)、セージ(sage)、タイム(thym
e)、コショウ(pepper)などが挙げられるが、
これらの多くは熱帯産で我国で古くから使われたものは
少なく、強烈で特有の香りを有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、料理の素材と
なる畜肉や魚肉そのものの味を生かす料理に対して、前
記した従来のソースを使用すると、香辛料の香りによっ
て素材の風味が味覚および臭覚に知覚されなくなり、当
初は美味に感じられてもしだいに飽きが来るという問題
点がある。
【0005】また、畜肉や魚肉そのものの味を生かす調
味料として、濃口しょう油、淡口しょう油、たまりしょ
う油等のしょう油類があるが、醗酵生産物であるしょう
ゆ油類を前記ソースに配合すると、香辛料の強い香気中
にあっても醗酵臭が比較的明瞭に意識される結果、全体
として香味を悪くするという問題点がある。
【0006】この発明は、上記したような従来の調味用
ソースが有する問題点を解決し、ソース風味の主体をな
す酸味、甘味、香気等の主要成分の配合を適当なものと
して、和・洋食料理の双方に使用でき、料理素材である
畜肉や魚肉そのももの味を生かし得てしょう油類の醗酵
臭がなく、長期間使用しても風味に飽きが来ない調味用
ソースとすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、トマト煮熟物1500重量部
に、味りん500〜1000重量部、しょうゆ500〜
1000重量部、小麦粉100〜300重量部、バター
200〜400重量部、澱粉100〜300重量部、コ
ショウ1〜2重量部、液状唐辛子10〜15重量部およ
び下記成分のポタージュ150〜800重量部を配合し
たものである。
【0008】記 蛋白質1.2重量部、脂質1.8重量部、糖質6重量部、食
塩1重量部、水分90重量部を主要成分とするポタージ
ュである。
【0009】以下、その詳細を述べる。
【0010】この発明に用いるトマト煮熟物は、完熟ト
マトの皮部を除いて煮熟するか、皮ごと煮熟した後、裏
ごししたものを用いる。また、市販のトマトピューレを
使用してもよいのはいうまでもない。
【0011】この発明に用いる味りんは、焼酎にもち米
とこうじ菌を加えて醸造され、糖分約40%、アルコー
ル分約13%を含む市販の本みりんの他、みりん風調味
料をも使用できる。この味りんの配合量は、500〜1
000重量部が好ましい。なぜなら、500重量部未満
の少量ではソースに甘味が不足し、1000重量部を越
える多量では、甘味過多となって好ましくないからであ
る。
【0012】また、この発明に用いるしょう油は、ソー
スの色および風味の淡白性を保つために淡口しょう油
(しょう油標準色18番以上)が好ましい。しょう油の
製造法による分類においては、大豆、小麦にこうじおよ
び塩を加えて醗酵したもろみを濾過する本醸造で製造さ
れたもののほか、アミノ酸に塩を混ぜて醗酵させる新式
醸造のものを採用することもできる。しょう油の配合量
は、500〜1000重量部である。なぜなら、500
重量部未満の少量では和・洋食料理に対して飽きが来な
い程度に風味が改善できず、1000重量部を越える多
量では、ソースの塩辛味が過多となるからである。
【0013】この発明に用いる小麦粉は、ソースに粘性
を付与し、ハンバーガーかサンドイッチ類にソースを使
用した場合でも材料に粘着するような保形性を持たせる
程度に配合する。
【0014】この発明に用いるバターは、有塩(食塩
1.0〜2.0%添加)バターまたは無塩バターを用いる。
このようなバターは、ビタミンA、カロチン等の微量成
分を含有し、ソースに特有の風味と色素を付与するの
で、他の脂肪分に置き換えることは難しい。このような
バターの配合量は200〜400重量部が好ましい。な
ぜなら、200重量部未満の少量ではソースの油脂分が
不足して風味不良となり、400重量部を越える多量で
はソース内の油脂分が多量に分離することとなって好ま
しくないからである。
【0015】この発明に用いる澱粉は、ソースに粘性を
与える目的で配合され、具体的材料としては、片栗粉、
葛澱粉のほか、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコ
シ、コムギ、タピオカの根などから工業的に製造された
ものが挙げられる。澱粉の配合量は100〜300重量
部である。なぜなら、100重量部未満の少量または3
00重量部を越える多量では、料理にかけた際のソース
の流動性が充分でなく、ハンバーガーなどでは零れ易く
食し難いからである。
【0016】この発明に用いるコショウは、ソースの辛
味の成分としていわゆる丸味のあるコショウアルカロイ
ドが適当であり、かつ、この成分が生臭さを除き、食欲
増進作用もあることから採用された。また、液状唐辛子
は、辛みの強い赤トウガラシを溶解した液状のものを1
0〜15重量部用いる。なぜなら10重量部未満の少量
では、前記したしょう油、みりんからなる醗酵性調味料
との風味のバランスが悪く、15重量部を越える多量で
は、前記コショウの配合(1〜2重量部)とのバランス
が悪くなり、辛味の質がカプサイシン単独のものに近く
なって、刺すような辛さが口中に残るようになるからで
ある。上記液状唐辛子の市販品としては、米国Mc.I
lhenny社製:タバスコが挙げられる。
【0017】この発明に用いるポタージュは、前記主要
成分を有する一般的に不透明なスープであって、乳成
分、植物油脂、肉汁エキス、デキストリン等を含有する
濃縮物であってよい。また、上記材料に加えてとうもろ
こしが添加された、いわゆるコーンポタージュであって
もよいのはもちろんである。市販のポタージュとして
は、味の素社製:クノールポタージュ、コーンポタージ
ュが挙げられる。
【0018】
【実施例】6リットルの耐熱性容器にトマトピューレ
1.5kg、味りん(キング醸造社製:みりん風調味料)8
00g、淡口しょう油(ヒガシマル醤油社製:うすくち
しょうゆ)800g、小麦粉200g、乾燥ポタージュ
粉(味の素社製:クノールポタージュ)を重量比9倍の
湯で溶解したもの400g、有塩バター225g、こし
ょう1.5g、液状唐辛子(Mc.Ilhenny社製:
タバスコ)10.5gおよび若干量の水分を仕込み、常時
混和しながら強火で加熱し、ついで片栗粉100gを混
ぜ入れて後、常温にまで冷却した。
【0019】上記生成されたソースの成分を分析したと
ころ、水分78.2%、蛋白質1.9%、脂質2.7%、繊維
0.2%、灰分2.1%、塩分(Nacl)1.94%、糖分
(ブドウ糖換算)6.41%、デンプン4.53%、その他
糖質2.02%であり、このソースをハンバーグまたはサ
ワラ、エビのテンプラにそれぞれかけて、成人男女各1
0人に試食させる官能試験を同一人に隔日で3回行なっ
た。
【0020】この結果、上記成分のソースは、主要素材
である畜肉または魚肉の本来の味を味覚および臭覚によ
って知覚でき、さらにしょう油等の醗酵臭はなく、辛味
も比較的穏やかに感じられ、また、3回の試食において
飽きが来ないとの感想を90%以上の被験者から得た。
【0021】
【効果】この発明は、以上説明したようにソースの風味
の主体をなす酸味、甘味、香気等の主要成分の配合材料
およびその割合を改善し、和・洋食料理のいずれに使用
しても、料理素材である畜肉や魚肉そのものの味を生か
すことができ、しかも配合されたしょう油類の醗酵臭は
なく、長期間連続して使用しても風味に飽きが来ないと
いう利点がある。したがって、汎用性のある調味用ソー
スとして、この発明の食品産業上の利用価値は高いとい
うことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トマト煮熟物1500重量部に、味りん
    500〜1000重量部、しょう油500〜1000重
    量部、小麦粉100〜300重量部、バター200〜4
    00重量部、澱粉100〜300重量部、コショウ1〜
    2重量部、液状唐辛子10〜15重量部および下記成分
    のポタージュ150〜800重量部を配合してなる調味
    用ソース。 記 蛋白質1.2重量部、脂質1.8重量部、糖質6重量部、食
    塩1重量部、水分90重量部を主成分とするポタージュ
    である。
JP3151759A 1991-06-24 1991-06-24 調味用ソース Expired - Lifetime JPH0628552B2 (ja)

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Cited By (8)

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