JPH056893U - モールド筐体の静電気対策構造 - Google Patents
モールド筐体の静電気対策構造Info
- Publication number
- JPH056893U JPH056893U JP5200891U JP5200891U JPH056893U JP H056893 U JPH056893 U JP H056893U JP 5200891 U JP5200891 U JP 5200891U JP 5200891 U JP5200891 U JP 5200891U JP H056893 U JPH056893 U JP H056893U
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- Japan
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- static electricity
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- casing
- printed board
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器におけるモールド筐体の静電気
対策構造に関し、人体から放電する静電気を遮断して内
設した電子部品の破壊を防止することを目的とする。 【構成】 ケース1とカバー2とよりなるモールド筐体
の内部に配設したキーボードユニット3と電子部品4-2
を実装したプリント板ユニット4の間に、当該プリント
板ユニット4を覆うようにグランド15と導通する導電シ
ート16を介在させる。
対策構造に関し、人体から放電する静電気を遮断して内
設した電子部品の破壊を防止することを目的とする。 【構成】 ケース1とカバー2とよりなるモールド筐体
の内部に配設したキーボードユニット3と電子部品4-2
を実装したプリント板ユニット4の間に、当該プリント
板ユニット4を覆うようにグランド15と導通する導電シ
ート16を介在させる。
Description
【0001】
本考案は、各種電子機器におけるモールド筐体の静電気対策構造に関する。
最近、各種電子機器は小型,軽量化がはかられて卓上あるいは携帯用の情報機
器にはモールド筐体が使用されるとともに、内部には高集積化された半導体装置
等の小型電子部品をプリント基板(以下基板と略称する)に高密度実装されたプ
リント板ユニットが配設されている。
【0002】
しかるに、これらの機器を操作するときにおいて人体に帯電した高電圧の静電
気がモールド筐体の隙間より基板のパターン等に放電して、プリント板ユニット
に実装された電子部品を破壊すると言う事故が発生しているので、隙間からの静
電気の侵入を遮蔽して内設した電子部品の破壊を防止することができるモールド
筐体の静電気対策構造が要求されている。
【0003】
モールド筐体を使用した例えば携帯用情報機器の構造は、図3に示すように合
成樹脂よりなるケース1の底面に成形した図示していないボスにLSI等の各種
電子部品4-2 が基板4-1 の主面に高密度実装されたプリント板ユニット4の基板
4-1 を固着し、その上部にキートップ3-1 を配列したキーボードユニット3を当
該プリント板ユニット4と平行に配設して、同じく合成樹脂よりなるカバー2を
ケース1に冠着することによりキーボードユニット3の各キートップ3-1 が当該
カバー2の操作窓2-1 より突出して配列されるように構成されている。
【0004】
以上説明した従来のモールド筐体を使用した携帯用情報機器で問題となるのは
、図3に示すようにケース1の上面にカバー2を冠着することにより、ケース1
に内設されるキーボードユニット3の各キートップ3-1 が当該カバー2の操作窓
2-1 より突出させているから、キートップ3-1 と操作窓2-1 およびケース1とカ
バー2とにより隙間が形成される。
【0005】
しかるに、このそれぞれの隙間に静電気の侵入に対する防護対策は行われてい
ないので入力装置のキー操作を行う時において、人体に帯電した高電圧の静電気
がキートップ3-1 と操作窓2-1 およびケース1とカバー2とで形成された隙間を
通過して、基板4-1 の配線パターン等に放電することにより実装された電子部品
4-2 を破壊するという問題が生じている。
【0006】
本考案は上記のような問題点に鑑み、人体から放電する静電気を遮断して内設
した電子部品の破壊を防止することができるモールド筐体の静電気対策構造の提
供を目的とする。
【0007】
本考案は、図1に示すようにケース1とカバー2とよりなるモールド筐体の内
部に配設したキーボードユニット3と電子部品4-2 を実装したプリント板ユニッ
ト4の間に、当該プリント板ユニット4を覆うようにグランド15と導通する導電
シート16を介在させる。
【0008】
本考案では、人体に帯電してモールド筐体の隙間から内部に侵入する静電気の
放電はキーボードユニット3とプリント板ユニット4の間に介在させた導電シー
ト16からグランド15に流れるから、プリント板ユニット4への放電が無くなって
実装された電子部品4-2 の静電気破壊を防止することが可能となる。
【0009】
以下図1および図2について本考案の実施例を詳細に説明する。
図1は一実施例によるモールド筐体の静電気対策構造を示す模式的断面図、図
2は他の実施例の模式的部分断面図を示し、図中において、図3と同一部材には
同一記号が付してあるが、その他の16は筐体内に配設して外部からの静電気侵入
を遮蔽する導電シートである。
【0010】
導電シート16は、図1に示すように導電性の優れた汎用の導電ゴムよりなる薄
板をプリント板ユニット4の基板4-1 より大きな寸法に成形したものである。
上記部材を使用した例えば携帯用情報機器におけるモールド筐体の静電気対策
構造の第一実施例は、図1に示すようにケース1の内部に電子部品4-2 を高密度
実装したプリント板ユニット4とグランド15を配設し、このプリント板ユニット
4の上部を覆うように導電シート16を設けて前記グランド15と導通させ、その上
部にキーボードユニット3を固着してキートップ3-1 が操作窓2-1 より突出する
ようにカバー2を締着することで、キーボードユニット3とプリント板ユニット
4の間に導電シート16が介在するように構成している。
【0011】
また、他の実施例は、図2に示すようにケース1とカバー2および当該カバー
2の操作窓2-1 とキートップ3-1 で形成される隙間を遮断するように導電性の優
れた裸銅線等よりなる導電線26を張り巡らせて、その導電線26とケース1内部に
配設したグランド15とを導通させている。
【0012】
その結果、人体に帯電してモールド筐体の隙間から内部に侵入する静電気の放
電はキーボードユニット3とプリント板ユニット4の間に介在させた導電シート
16、あるいはケース1とカバー2で形成された隙間に配線された導電線26よりグ
ランド15に流れるので、プリント板ユニット4への放電を簡単に遮断することが
できる。
【0013】
以上、図示実施例に基づき説明したが、本考案は上記実施例の態様のみに限定
されるものでなく、例えば導電シート16は合成樹脂シートの片面に細い裸銅線よ
りなる金網を貼り付けたもの,あるいは片面に銅箔を貼り付けたプリント基板用
基材でも良く、また導電線26は導電ゴムよりなる線材でも良い。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば極めて簡単な構成で、リード線
の取り出し位置を容易に移動することができる等の利点があり、著しい経済的及
び、信頼性向上の効果が期待できるモールド筐体の静電気対策構造を提供するこ
とができる。
【図1】 本考案の一実施例によるモールド筐体の静電
気対策構造を示す模式的断面図である。
気対策構造を示す模式的断面図である。
【図2】 他の実施例を示す模式的部分断面図である。
【図3】 従来のモールド筐体を示す模式的断面図であ
る。
る。
1はケース、2はカバー、2-1 は操作窓、3はキーボー
ドユニット、3-1 はキートップ、4はプリント板ユニッ
ト、4-1 は基板、 4-2 は電子
部品、15はグランド、16は導電シート、26は導電線、
ドユニット、3-1 はキートップ、4はプリント板ユニッ
ト、4-1 は基板、 4-2 は電子
部品、15はグランド、16は導電シート、26は導電線、
Claims (3)
- 【請求項1】 モールド筐体の内部に配設したプリン
ト板ユニット(4) と当該モールド筐体の操作面間に、モ
ールド筐体の隙間より侵入する人体に帯電した静電気の
放電をグランド(15)に逃がす導電性の優れたシート部材
(16)を介在させたことを特徴とするモールド筐体の静電
気対策構造。 - 【請求項2】 上記導電性の優れたシート部材(16)
は、導電性の優れたゴムシートより形成したことを特徴
とする請求項1記載のモールド筐体の静電気対策構造。 - 【請求項3】 上記モールド筐体で形成されるそれぞ
れの隙間に、当該隙間を遮蔽するよう前記グランド(15)
と導通する導電性の優れた線材を張り巡らせたことを特
徴とする請求項1記載のモールド筐体の静電気対策構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200891U JPH056893U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | モールド筐体の静電気対策構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200891U JPH056893U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | モールド筐体の静電気対策構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056893U true JPH056893U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12902797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200891U Withdrawn JPH056893U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | モールド筐体の静電気対策構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056893U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56126730U (ja) * | 1980-02-26 | 1981-09-26 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP5200891U patent/JPH056893U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56126730U (ja) * | 1980-02-26 | 1981-09-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |