JP2516653Y2 - 電子機器の静電気対策構造 - Google Patents

電子機器の静電気対策構造

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JP2516653Y2 JP12247690U JP12247690U JP2516653Y2 JP 2516653 Y2 JP2516653 Y2 JP 2516653Y2 JP 12247690 U JP12247690 U JP 12247690U JP 12247690 U JP12247690 U JP 12247690U JP 2516653 Y2 JP2516653 Y2 JP 2516653Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 電子機器の操作時に、人体に蓄積された静電気の放電
によって、電子機器内の回路基板上に実装された静電気
に弱い集積回路等が破壊されないように、電子機器の前
面操作パネルの裏面に導電性の金属シャーシを配置し、
静電気がこの金属シャーシを伝って逃げるようにした電
子機器の静電気対策構造である。
〔産業上の利用分野〕
本考案は電子機器の静電気対策構造に関し、特に、機
器操作時に人体に蓄積された静電気を安全に逃がすよう
にした電子機器の静電気対策構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、音響機器等の電子機器の制御をきめ細かく行う
ために、電子機器にマイクロコンピュータ等の集積度を
高めた集積回路(IC)や半導体素子等が搭載されて使用
されるようになってきている。
この結果、従来問題にならなかった静電気による集積
回路や半導体素子の破壊の問題がクローズアップされて
きている。特に、空気が乾燥した時期や空気が乾燥した
地域においては、車のシートの生地と乗員の衣服がこす
れることによって発生して人体に蓄積される静電気が、
その乗員の車載用の電子機器の操作時に放電され、電子
機器内部の半導体等を破壊する恐れがある。そこで、近
年の電子機器、特に、車載用の電子機器には静電気対策
が施されているものが多くなってきている。
第3図は従来の電子機器33の静電気対策構造を示すも
のであり、電子機器33の前面パネル34の部分の水平方向
の断面を示している。
この例の電子機器33では、機器全体を覆う金属シャー
シ36の側面が前面パネル34側に延長され、その延長部36
aに前面パネル34が取り付けられている。また、この前
面パネル34と金属シャーシ36との間に回路基板31が配置
されており、この回路基板31上に半導体集積回路32や、
スイッチ39等の回路部品が実装されている。更に、回路
基板31上のスイッチ39は、前面パネル34から突出するよ
うに設けられた押しボタン37が押されるとONするように
なっている。そして、このように回路基板31上に静電気
に弱い半導体集積回路32がある場合には、従来は、回路
基板31と押しボタン37との間に導電性を有する板状の保
護部品35、例えば、ステンレス鋼で作った保護板35を入
れ、この保護板35を金属シャーシ36の延長部36aに電気
的に結合している。なお、図において38は押しボタン37
を前面パネル34から突出させるためのばねである。
以上のように構成された従来の電子機器の静電気対策
構造において、静電気を帯びた人が押しボタン37を押し
た状態を考えると、人に帯電した静電気は、押しボタン
37から導電性の保護板35に放電され、金属シャーシ36に
流れる。この結果、静電気が回路基板31上の半導体集積
回路32に流れる恐れがなく、保護板35により半導体集積
回路32は静電気より保護される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の電子機器の静電気対
策構造では、静電気を金属シャーシに流すために、必ず
導電性の保護部材が必要となり、製品コストがアップす
るという問題がある。また、この導電性の保護部材を電
気的に確実に金属シャーシに結合しておかないと、この
保護部材に印加された静電気が再度内部の半導体集積回
路に流れて半導体集積回路が破壊される恐れがある。
本考案は、前記従来の電子機器の静電気対策構造の有
する課題を解消し、製品コストをアップさせることなく
確実に、静電気による破壊から回路基板上の半導体集積
回路を保護することができる電子機器の静電気対策構造
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成する本考案の電子機器の静電気対策構
造は、内装された回路基板上に静電気に弱い回路素子が
実装された電子機器における、回路素子の静電破壊を防
止するものであり、電子機器の前面操作パネルの裏面
に、近接かつ対向させて金属シャーシを、電子機器全体
のシャーシと一体的に配置し、この金属シャーシには、
前面操作パネルに設けられた操作部材の回路基板との係
合部が通るだけの孔を穿設したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案の電子機器の静電気対策構造によれば、電子機
器が静電気を帯びた手で操作されても、電子機器の操作
ボタンに印加された静電気は、電子機器の前面パネルの
裏面に近接して配置された、電子機器全体のシャーシと
一体となった金属シャーシに確実に流れるので、静電気
が半導体集積回路に悪影響を与えることが防止される。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の電子機器の静電気対策構造の一実施
例の構成を示すものであり、電子機器3の前面パネル4
の部分の水平方向の断面を示している。
この実施例の電子機器3では、機器全体を覆う金属シ
ャーシ6の側面が前面パネル4側に延長され、その延長
部の側面に前面パネル4が取り付けられると共に、金属
シャーシ6はその延長部の先端部分で前面パネル4に平
行に折り曲げられ、前面パネル4を裏面から覆う前面シ
ャーシ5となっている。そして、回路基板1はこの前面
シャーシ5の内部側に取り付けられており、この回路基
板1上に従来と同様に半導体集積回路2や、スイッチ9
等の回路部品が実装されている。この結果、回路基板1
と前面パネル4との間には、前面シャーシ4以外に余計
な静電気保護部材は設けられていない。
回路基板1上に実装されたスイッチ9は、前面パネル
4から突出するように設けられた押しボタン7が押され
るとONするようになっている。そして、この押しボタン
7は、常時は前面シャーシ5との間に設けられたばね8
によってその先端部が前面パネル4から外部に突出する
ようになっており、前面シャーシ5にはこの押しボタン
7の動作ロッド7aを通すことができる孔5aが設けられて
いる。なお、この前面シャーシ5には、前面パネル4側
に設けられた操作部材を回路基板1側に通す孔以外には
孔が設けられていない。
以上のように構成された実施例の電子機器の静電気対
策構造において、静電気を帯びた人が押しボタン7を押
した状態を考えると、人に帯電した静電気は、押しボタ
ン7から直接前面シャーシ5に放電され、この前面シャ
ーシ5から機器全体を覆う金属シャーシ6に流れる。こ
の結果、静電気が回路基板1上の半導体集積回路2に流
れる恐れがなく、半導体集積回路2は静電気より保護さ
れる。
第2図は本考案の電子機器の静電気対策構造の別の実
施例の構成を示すものである。この実施例の電子機器の
静電気対策構造では、第1図の電子機器の静電気対策構
造と同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略す
る。
第2図の実施例が第1図の実施例と異なる点は、前面
シャーシ5に設けた押しボタン7の動作ロッド7aを通す
ことができる孔5aの周囲に、前面パネル4側に突出する
突起5bが設けられている点である。この突起5bの高さ
は、押しボタン7の回路基板1上のスイッチ9を押す動
作を阻害しない限り高くし、更に、前面パネル4側の自
由端は先鋭である方が望ましい。
以上のように構成された実施例の電子機器の静電気対
策構造では、電子機器が押しボタン7に印加された場合
に、静電気が突起5bに対して放電し易くなり、一層高い
確率で押しボタン7から直接前面シャーシ5に放電さ
れ、この前面シャーシ5から機器全体を覆う金属シャー
シ6に流れる。この結果、第1図の実施例以上に静電気
が回路基板1上の半導体集積回路2に流れる恐れがな
く、半導体集積回路2は静電気より保護される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の電子機器の静電気対策
構造によれば、電子機器の前面操作パネルの裏面に、近
接かつ対向させて金属シャーシを電子機器全体のシャー
シと一体的に配置したため、電子機器の操作部材に印加
された静電気は、金属シャーシを介して確実に電子機器
全体のシャーシに流れるので、静電気による破壊から回
路基板上の半導体集積回路を保護することができるとい
う効果がある。また、操作部材に印加された静電気を電
子機器全体のシャーシに流すための導電部材を新たに設
ける必要もなく、製品コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子機器の静電気対策構造の一実施例
の構成を示す部分断面図、 第2図は本考案の電子機器の静電気対策構造の別の実施
例の構成を示す部分断面図、 第3図は従来の電子機器の静電気対策構造を示す部分断
面図である。 1,31……回路基板、2,32……半導体集積回路、3,33……
電子機器、4,34……前面パネル、5……前面シャーシ、
5a……孔、5b……突起、6,36……機器全体を覆う金属シ
ャーシ、7,37……押しボタン、7a……動作ロッド、8,38
……ばね、9,39……スイッチ、35……導電性を有する板
状の保護部品、36a……延長部、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内装された回路基板(1)上に静電気に弱
    い回路素子(2)が実装された電子機器(3)の静電気
    対策構造であって、 電子機器の前面操作パネル(4)の裏面に、近接かつ対
    向させて金属シャーシ(5)を、電子機器全体のシャー
    シ(6)と一体的に配置し、この金属シャーシ(5)に
    は、前面操作パネル(4)に設けられた操作部材(7)
    の回路基板(1)との係合部が通るだけの孔を穿設した
    ことを特徴とする電子機器の静電気対策構造。
JP12247690U 1990-11-26 1990-11-26 電子機器の静電気対策構造 Expired - Lifetime JP2516653Y2 (ja)

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JPH0479495U JPH0479495U (ja) 1992-07-10
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