JPH0568929A - ダイコーテイングにおける塗布液の切替方法 - Google Patents

ダイコーテイングにおける塗布液の切替方法

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JPH0568929A
JPH0568929A JP23814591A JP23814591A JPH0568929A JP H0568929 A JPH0568929 A JP H0568929A JP 23814591 A JP23814591 A JP 23814591A JP 23814591 A JP23814591 A JP 23814591A JP H0568929 A JPH0568929 A JP H0568929A
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Kunihiko Ichikawa
邦彦 一川
Kiyoshi Mishima
清 三島
Shinichi Makino
伸一 牧野
Takefumi Yoshikawa
武文 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイコーティングにおいて、一個のダイを用
いて複数の塗布液を順次塗布するに際し、ダイを分解・
洗浄せずに塗布液の切替を行なう。 【構成】 一端に塗布液受入口、他端に洗浄剤排出口を
有するマニホールドを備えたダイを用い、且つダイへの
供給配管系を塗布液槽と洗浄剤槽とに切替え得るように
設け、塗布液の切替時に洗浄剤を配管系を経てマニホー
ルドに供給し、洗浄剤排出口およびスロットの吐出口か
ら排出させてダイの内部を洗浄する。 【効果】 ダイの洗浄を短時間で行なうことができ、且
つダイの組立て・再調整が不要。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイコーティングにおけ
る塗布液の切替方法に関するものである。詳しくは本発
明はダイコーティングにおいて塗布液の切替に際し、ダ
イを分解せずに洗浄する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続的に流れてくる被塗布物たる帯状物
に、ダイを用いてコーティングを行なうことは公知であ
る。ダイコーティングには、大別して、帯状物にダイか
ら直接に塗布を行なう方法と、ダイから塗布ロールを介
して帯状物に間接的に塗布を行なう方法とがある。ダイ
コーティングでは、ダイに供給された塗料や接着剤など
の塗布液は、そのまま全量がダイから帯状物上に塗布さ
れるので、定量ポンプを用いてダイへの供給速度を制御
することにより、容易に塗布膜の厚さを制御することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイコーティングにお
いては、1台の塗布装置で何種類もの塗布液の塗布を行
なうのが通常である。塗布液の切替に際しては、配管系
を洗浄すると共に塗布装置からダイを取外して分解し、
その内部をよく洗浄したのち、再びダイを組立てて塗布
装置に取付けなければならない。この作業は人手と時間
を要する。特に精密な塗布を行なう場合、例えば薄い金
属シートに塗料を塗布する場合などには、ダイはミクロ
ン単位で精密に組立てなければならず、相当の熟練を必
要とする。従って簡単に塗布液の切替えを行なう方法が
要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マニホ
ールドの一端に塗布液受入口を、他端に洗浄剤排出口を
有するダイを用い、塗布作業時には洗浄剤排出口を閉鎖
し、塗布液を塗布液受入口からダイに供給して吐出口か
ら流出させることにより塗布を行なうことができ、洗浄
作業時には洗浄剤排出口を開放し、塗布液の代りに洗浄
剤を塗布液受入口からダイに供給して洗浄剤排出口およ
び吐出口から流出させることにより、ダイの洗浄を行な
うことができる。すなわち本発明で用いるダイは、マニ
ホールドの一端に塗布液受入口を、他端に洗浄剤排出口
を有しているので、洗浄作業時に洗浄剤はマニホールド
の一端から他端に向って流れ、マニホールド内に洗浄剤
の流れに対する死角を生ずることがない。そのためマニ
ホールドを配管系の一部として取扱うことができ、配管
系に設置されている塗布液移送用のポンプの吸入端を塗
布液槽から洗浄剤槽に切替えるだけで、容易に洗浄を行
なうことができる。
【0005】本発明を図について更に具体的に説明する
と、図1は本発明を実施する装置のうち、塗布液槽、洗
浄剤槽、ダイおよびこれらを結ぶ配管系の1例を示す概
念図である。塗布液槽(1)の塗布液を塗布する際は、
バルブ(V1)を開放し、バルブ(V2)及びバルブ(V
3)並びに洗浄剤排出口と洗浄剤槽(2)を結ぶ戻り配
管(4)のバルブ(V4)を閉鎖し、定量ポンプ(P)
を作動させる。塗布液は塗布液槽(1)からポンプ
(P)および供給管(6)を経てマニホールド(5)に
流入し、スロット(7)を経て吐出口(8)から流出
し、吐出口に極く接近して移動している帯状物に塗布が
行なわれる。塗布液を塗布液槽(1)から塗布液槽
(2)に切替える際は、バルブ(V1)を閉鎖し、バル
ブ(V3)及びバルブ(V4)を開放する。すると洗浄剤
が洗浄剤槽(3)からマニホールド(5)に流入し、そ
の一部はスロット(7)を経て吐出口(8)から流出
し、残部は洗浄剤排出口から流出し、戻り配管(4)を
経て洗浄剤槽(3)に流入する。これにより配管系およ
びダイの内部が洗浄剤で洗浄される。洗浄剤の流速は塗
布液および洗浄剤に応じて適宜選択すればよい。好まし
くはスロット(7)の洗浄とマニホールド(5)の洗浄
とを分けて行なう。マニホールド(5)の洗浄は、吐出
口(8)に外側からゴム板などを当ててここを閉鎖し、
洗浄剤がマニホールド(5)を通過して洗浄剤排出口か
ら全量流出するようにする。このようにするとマニホー
ルド(5)は完全に配管系の一部として取扱うことがで
き、ポンプ(P)により洗浄剤を循環させて洗浄を行な
うことができる。スロット(7)を洗浄する際は、洗浄
剤の戻り配管(4)のバルブ(V 4)を閉鎖し、洗浄剤
がマニホールド(5)からスロット(7)を経て流出す
るようにする。このようにするとダイの内部を効率よく
洗浄することができる。
【0006】配管系およびダイの洗浄が終ったならば、
バルブ(V3)および(V4)を閉鎖し、バルブ(V2
を開放する。すると塗布液槽(2)の塗布液がポンプ
(P)および供給管(6)を経てマニホールド(5)に
流入し、スロット(7)を経て吐出口(8)から流出し
て塗布が行なわれる。例えば太さ約20mm、長さ約1
5mの配管系とダイ(マニホールドの直径約20mm、
長さ1650mm、スロットの長さ20mm、スロット
の上下の間隔約0.28mm)からなる装置で塗料を塗
布し、次いでシンナーを30l/minで10分間マニ
ホールドを通して洗浄剤流出口から流出させ、次いで1
l/minで10分間スロットを経て流出させることに
より、系内は完全に洗浄することができた。
【0007】
【発明の効果】本発明によればダイを分解して洗浄する
ことなく塗布液の切替を行なうことができ、塗布液の切
替作業の負担が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する塗布装置の1例の概念図で
ある。
【図2】 図1のダイの断面図である。
【図3】 図1のダイの背面図である。
【符号の説明】
1. 第1の塗布液槽 2. 第2の塗布液槽 3. 洗浄剤槽 4. 洗浄剤の戻り配管 5. ダイのマニホールド 6. ダイの供給管 7. ダイのスロット 8. ダイの吐出口 9. ダイ V1, バルブ V2, バルブ V3, バルブ V4, バルブ P ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を受入れるマニホールドと、一
    端がマニホールドと連通し他端が吐出口となっている幅
    広のスロットとを有するダイに、ポンプにより塗布液を
    供給して被塗布物に塗布を行なうダイコーティングにお
    ける塗布液の切替方法であって、マニホールドの一端に
    塗布液受入口を、他端に洗浄剤排出口を有するダイを用
    い、このダイをポンプを介して少なくとも2つの塗布液
    槽および洗浄剤槽に切替え接続できるように配管系を構
    成し、第1段階としてダイを第1の塗布液槽と接続し且
    つ洗浄剤排出口を閉鎖して第1の塗布液を用いる塗布を
    行ない、第2段階としてダイを洗浄剤槽と接続し且つ洗
    浄剤排出口を開放して洗浄剤をマニホールドを通して流
    すことにより配管系およびダイの洗浄を行ない、第3段
    階としてダイを第2の塗布液槽と接続し且つ洗浄剤排出
    口を閉鎖して第2の塗布液を用いる塗布を行なうことを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 塗布液を受入れるマニホールドと、一
    端がマニホールドと連通し他端が吐出口となっている幅
    広のスロットを有するダイに、ポンプにより塗布液を供
    給し、これを吐出口から吐出させて被塗布物に塗布を行
    なうダイコーティングにおける塗布液の切替方法であっ
    て、マニホールドの一端に塗布液受入口を、他端に洗浄
    剤排出口を有するダイを用い、このダイをポンプを介し
    て少なくとも2つの塗布液槽および洗浄剤槽に切替え接
    続できるように配管系を構成し、第1段階としてダイを
    第1の塗布液槽と接続し且つ洗浄剤排出口を閉鎖して第
    1の塗布液を用いる塗布を行ない、第2段階としてダイ
    を洗浄剤槽と接続してダイと配管系を洗浄する操作を行
    ない、第3段階としてダイを第2の塗布液槽と接続し且
    つ洗浄剤排出口を閉鎖して第2の塗布液を用いる塗布を
    行なうようになし、且つ第2段階においては、洗浄剤排
    出口を開放し且つ吐出口を閉鎖して洗浄剤をマニホール
    ドを通して洗浄剤排出口から流出させる操作と、洗浄剤
    排出口を閉鎖して洗浄剤をマニホールドを経て吐出口か
    ら流出させる操作との少なくとも2つの洗浄操作を行な
    うことを特徴とする方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110310A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Toppan Printing Co Ltd 塗布装置及びダイヘッド洗浄方法
JP2011092836A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Toray Eng Co Ltd 塗布装置

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JP2008110310A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Toppan Printing Co Ltd 塗布装置及びダイヘッド洗浄方法
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