JP2023177305A - 中間パージ付きミキシングプラント及び関連する制御方法 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、多成分製品を形成するための混合設備（１０）に関する。本発明は、関連する制御方法に更に関する。【解決手段】混合設備（１０）は、第１の注入口（１４）と、第２の注入口（１６）と、第３の注入口（１８）と、を有する材料流路（１２）を備える。第３の注入口（１８）は、第１の注入口（１４）及び第２の注入口（１６）の下流に配置される。流路（１２）は、第３の注入口（１８）の下流、かつ第３の注入口（１８）の出口に直接配置されたパージ（４０）が備えられ、パージ（４０）は、流路の上流部分をパージする能動状態と、パージ（４０）が流路（１２）に材料を流すことを可能にする受動状態との間で移動可能である。【選択図】図１

Description

本発明は、多成分製品を形成するための混合設備に関するものであり、混合設備は、材料流路を備え、流路は、第１の材料成分の第１の注入口と、第２の材料成分の第２の注入口と、第３の材料成分の第３の注入口と、を備え、第２の注入口は、第１の注入口の下流又はそれに平行に配置され、第３の注入口は、第１の注入口と第２の注入口の下流に配置されている。

本発明は、関連する制御方法に更に関する。

このような混合設備は、多成分製品を作るために知られている。

ＥＰ ３ ４６０ ２４２ Ｂ１には、例えば、スプレーガンを使用して多材料成分を圧力下で吐出するためのポンプシステムが記載されている。当該システムは、それぞれ１つの材料成分を圧送するための３つのポンプと、材料成分の混合比を調節するための制御装置と、を備える。

しかしながら、システムの出力において、マルチマテリアル成分が所望の基準を満たさないことが観察されることがある。

その後、システムのパージを実施する必要があり、その結果、大量の廃棄物を処理しなければならなくなる。これは、材料の損失に起因する経済的損失及び廃棄物の処理の両方を意味する。

さらに、材料の損失と廃棄物の処理は、環境問題でもある。

したがって、本発明の１つの目的は、このような混合設備の生態学的及び経済的影響を低減することである。

この目的のために、本発明は、前述の種類の混合設備をその対象としており、流路は、第３の注入口の下流、かつ第３の注入口の出口に直接配置されたパージ、又は第３の注入口の上流、かつ第１の注入口及び第２の注入口の下流に配置されたパージを備え、パージは、流路の上流部分をパージする能動状態と、パージが流路内の材料の流れを可能にする受動状態との間に移行可能である。

このように、パージは、システムの一部、特にパージの上流のみをパージする可能性を提供する。これは、パージの上流の材料が欠陥を呈し、下流の材料が欠陥を呈さない場合に有利となる。

特定の実施形態によれば、設備は、個別に、又は技術的に可能ないずれかの組み合わせで取られる、以下の特徴：
－第３の注入口は、注入ブロックに配置され、パージは、注入ブロックの下流、かつ前記注入ブロックに隣接して配置されるか、又は第３の注入口の下流で注入ブロックに配置されるか、又は注入ブロックの上流、かつ前記注入ブロックに隣接して配置されている；
－パージは、少なくとも１つのパージバルブを備える；
－パージは、複数のパージバルブを備え、各パージバルブは、前記パージバルブが前記パージバルブを通過する材料をパージするパージ状態と、前記パージバルブが前記パージバルブの反対側の流路に材料を流すことができる開放状態との間で移行可能である；
－設備は、少なくとも１つの廃棄物容器を備え、パージバルブは、流路の上流の材料を少なくとも１つの廃棄物容器に直接排出する；
－設備は、少なくとも１つのパージ管を備え、パージ管は、パージに接続され、パージは、流路の上流の材料を少なくとも１つのパージ管に排出する、及び／又は
－設備は、パージとパージ管の間に洗浄液を注入するように配置され、適合された洗浄バルブを備える、
の１つ以上を含む。

本発明は、混合設備を制御するための方法に更に関するものであり、
－パージが受動状態にある、上述のような混合設備を提供する工程と、
－第１の注入口において第１の材料成分を注入する工程と、
－第２の注入口において第２の材料成分を注入する工程と、
－第３の注入口において第３の材料成分を注入する工程と、
－パージと反対側の流路内の材料を監視する工程と、
－監視の機能として、パージを能動状態に移行させる工程と、
を含む。

特定の実施形態によれば、本方法は、以下の特徴：
－監視工程は、パージに面する流路の製品を分析する工程、及び／又は第２の材料成分の注入から、少なくとも１つのパージに面するその流れまでの時間の長さを監視する工程を含む、及び／又は
－第１の材料成分は、流路に連続的に注入され、第２の材料成分及び第３の材料成分は、それぞれ選択的に注入される、
を含む。

本発明は、本発明による混合設備及び適用装置、又は噴霧器を含む、加工物へのコーティング材料の堆積を実現するための処理設備に更に関する。

本発明は、例示としてのみ与えられ、添付の図面を参照してなされる、以下の説明からより良く理解されるであろう。

図１は、本発明の一実施形態による混合設備の第１の例の概略図である。 図２は、本発明の一実施形態による混合設備の第２の例の概略図である。 図３は、本発明の一実施形態による混合設備の第３の例の概略図である。 図４は、本発明の一実施形態による混合設備の第４の例の概略図である。

以下、「上流」及び「下流」という用語は、流体の流れに関する通常の意味で理解される。

本発明による多成分製品を形成するための混合設備１０の一例が、図１に示されている。

このような設備を使用して、例えば、塗料又は塗料ベース、シーラント、ラッカー、接着剤のような、スプレー又は押し出しを目的とした製品の混合物を製造する。

本設備は、実際にはアプリケーター又はスプレー装置（図示されていない）に供給する材料流路１２を備える。

流路１２は、第１の材料成分の第１の注入口１４と、第２の材料成分の第２の注入口１６と、第３の材料成分の第３の注入口１８と、を備える。

第２の注入口１６は、第１の注入口１４の下流又は第１の注入口１４と平行に配置され、ここでは、第１の注入口１４の下流に示される例である。

第３の注入口１８は、第１の注入口１４及び第２の注入口１６の下流に配置される。

このように、流路は、第２の注入口１６と第３の注入口１８との間の第１の部分２０と、第３の注入口１８の下流の第２の部分２２と、を含む。

流路１２の第１の部分２０は、第３の材料成分を含まない、第１の材料成分及び第２の材料成分を含む材料の流れのために提供される。

流路１２の第２の部分２２は、第１の材料成分と、第２の材料成分と、第３の材料成分と、を含む材料の流れのために提供される。

各材料成分は、流体材料である。

第１の注入口１４は、第１の材料成分の供給部２４によって供給される。

第１の材料成分は、例えば、ベース製品であり、この場合、塗料ベースである。

第１の注入口１４への第１の材料成分の供給は、例えば、第１の注入バルブ２６によって制御される。

あるいは、第１の注入口１４は、バルブによって可能な限り中断されることなく、連続的に供給される。

第２の注入口１６は、例えば注入ブロック２８において、第２の注入口１６で流路１２内を流れる第１の材料成分に、第２の材料成分を注入するように適合される。

第２の注入口１６は、第２の材料成分の供給部３０によって供給される。

第２の材料成分は、例えば、触媒又は硬化剤である。

第２の注入口１６への第２の材料成分の供給は、例えば、第２の注入バルブ３２によって制御される。

あるいは、第２の注入口１６は、バルブによって中断されることなく、連続的に供給される。

本設備は、注入された第１の材料成分及び注入された第２の材料成分を、第２の材料成分に対する第１の材料成分の所望の第１の比率の関数として投与するように適合される。

第１の材料成分及び第２の材料成分は、その後、流路の第１の部分２０において接触する。

一実施形態では、流路１２は、流路１２の第１の部分２０に配置された、静的ミキサー及び／又は動的ミキサーを含み得るミキサーを提示する。

ミキサーは、第１の材料成分と第２の材料成分との混合を改善するように適合されている。

第１の混合と称される第１の材料成分と第２の材料との混合により、流路１２の第１の部分２０において、第１の材料成分と第２の材料成分との間で反応が開始される。

反応は、例えば、第１の混合物を硬化及び／又は乾燥させることを含む。

この第１の混合物は、第１の耐用寿命を有する。

耐用寿命とは、この第１の混合物が使用可能であると考えられる期間の長さを意味する。

第１の耐用寿命は、特に、第１の材料成分及び第２の材料成分の性質に依存し、また、例えば、第１の材料成分の量と第２の材料成分の量の比に依存する。

第１の耐用寿命は、例えば、１時間未満である。

第３の注入口１８は、第３の材料成分を第３の注入口１８において流路１２に、具体的には第１の混合物に注入するように適合される。

第３の注入口１８は、注入ブロック３４に配置される。

第３の注入口１８は、第３の材料成分の供給部３６によって供給される。

第３の材料成分は、例えば、水又は溶媒を含み得る希釈剤である。

第３の注入口１８への第３の材料成分の供給は、例えば、第３の注入バルブ３８によって制御される。

あるいは、第３の注入口１８は、バルブによって中断されることなく、連続的に供給される。

本実施形態では、本設備は、注入された第３の材料成分を、第１の及び／又は第２の材料成分の量に対する第３の材料成分の量の所望の第２の比率の関数として投与するように適合される。

ここで、第３の材料成分は、流路１２の第２の部分２２において、第１の混合物を希釈する。

一実施形態では、流路１２は、流路１２の第２の部分２２に配置された、静的ミキサー及び／又は動的ミキサーを含むことができるミキサーを提示する。

ミキサーは、第１の混合物と第３の材料成分との混合を改善するように適合されている。

第１の混合物と第３の材料成分との混合は、本明細書では、第２の混合物と称される。

ここでの第３の材料の添加は、第１の混合物の希釈をもたらす。

特に、これは、特に多成分製品の最適な後続適用のために、所望の粘度を有する混合物をもたらす。

その後、第１の混合物の反応は、例えば、希釈の時点で遅くなる、又は停止する。

例えば、第１の混合物を第３の材料成分で希釈することにより、多成分製品の硬化を、使用不可能と判断される前に、遅らせることができる。

この第２の混合物は、第２の耐用寿命を有する。

第２の耐用寿命は、第１の耐用寿命よりも厳密には長い。

第２の耐用寿命は、例えば、２時間より長い。

流路１２には、パージ４０が備えられている。

パージ４０は、第３の注入口１８の下流に配置され、第３の注入口（１８）の出口に直接配置される。

ここで、パージ４０は、第３の注入口１８の可能な限り近くに配置される。

図示の例では、パージ４０は、第３の注入口１８を含む注入ブロック３４の下流に配置され、当該注入ブロック３４に隣接している。

特に、これにより、本発明の利点を達成するために、パージを追加することによって、既存の装置を容易に適合させることができる。

あるいは、パージ４０は、第３の注入口１８の下流で注入ブロック３４に配置される。

これにより、コンパクト性を獲得することができる。

パージ４０と第３の注入口１８との間の距離は、５センチメートル以下である。

パージ４０は、能動パージ状態と受動状態との間で移行可能である。

能動状態では、パージ４０は、前記パージ４０の上流の流路１２の部分、言い換えれば、ここでは実質的に流路１２の第１の部分２０及び第３の注入口１８をパージするように適合される。

受動状態では、パージ４０は、材料が流路１２を通って、すなわち流路１２の第１の部分２０から第２の部分２２に流れることを可能にする。

図示の例では、パージ４０は、パージバルブ４２を含む。

パージ４０は、コントローラー４４によって制御可能である。

パージバルブ４２は、ここでは、入口４６と、２つの出口４８、５０と、を含む三方バルブである。

入口４６は、第３の注入口１８の出口に接続されている。

第１の出口４８は、パージ４０の下流で流路１２に接続される。

入口は、２つの出口のうちの１つに選択的に接続される。

より具体的には、パージの能動状態では、入口は第２の出口５０に接続され、受動状態では、入口は第１の出口４８に接続される。

パージ４０、より詳細にはパージバルブ４２の第２の出口５０は、例えば、パージ管５２に接続されている。したがって、パージ４０は、能動パージ状態において、流路の上流内の材料を、パージ管５２に排出する。

この機能を達成することができる幾つかの代替案が存在する。一実施形態では、流路１２の第２の部分２２の端部にある噴霧器又はアプリケーターが閉じられ、流路１２の第２の部分２２への材料の流れを遮断し、その後、流路１２の第１の部分２０への材料の注入中に、第１の部分２０の材料をパージ管５２に流す。１つの代替案では、パージバルブ４２は、能動パージ状態に移行するときに、第２の出口５０を開き、第１の出口４８を閉じることができ、それにより、第１の部分２０に注入された材料の流れをパージ管５２に導く。

パージ管５２は、例えば、廃棄物容器に接続されており、これにより、パージ管５２に排出された材料は、廃棄物容器に排出される。

有利なことに、本設備は、例えば、パージ４０とパージ管５２との間、より詳細には第２の出口５０とパージ管５２との間に洗浄液を注入するように配置及び適合された洗浄バルブ５４を備える。

洗浄バルブ５４は、洗浄管５２の洗浄を可能にする。

あるいは、本システムは、パージ管を備えず、廃棄物容器を備え、パージ４０は、流路１２における上流の材料を廃棄物容器に直接排出する。「直接」とは、パージ４０、より具体的にはパージバルブ４２の第２の出口５０と、廃棄物容器との間に管が存在しないことを意味する。

コントローラー４４は、パージ４０を能動状態と受動状態との間で移行させることができる。

コントローラー４４は、例えば、使用者によって手動で動かされるように備えられたバルブである。

あるいは、コントローラー４４は、自動制御モジュールである。

制御モジュールは、例えば、プロセッサーによって実行可能なソフトウェア、又はソフトウェアブリックとして実現される。

あるいは、制御モジュールは、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）などのプログラマブルロジックコンポーネントの形態で、又はＡＳＩＣ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）などの専用集積回路の形態で、実現される。

制御モジュールが１つ以上のソフトウェアプログラムの形態で、すなわちコンピュータプログラムとして実現される場合、それはさらに、図示されていないコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されることが可能である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、電子命令を記憶することができ、コンピュータシステムのバスに結合されることができる媒体である。例えば、読み取り可能な媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭメモリ、ＲＡＭメモリ、任意の種類の不揮発性メモリ（例えば、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＦＬＡＳＨ（登録商標）、ＮＶＲＡＭ）、磁気カード、又は光カードである。そして、ソフトウェア命令を有するコンピュータプログラムが、読み取り可能な媒体に格納される。

パージ４０は、パージ４０の上流の流路１２を選択的にパージすることができる。

特に、これにより、パージの理由が流路の第１の部分にある場合でも、流路全体をパージする必要がなく、むしろ流路の一部のみをパージすることができる。

パージの位置により、第１の部分２０の全体を含む流路１２全体から第１の混合物の全てを除去することができる。

言及された例では、例えば、第１の材料成分と第２の材料成分とを混合することによって、第１の部分における第１の混合物の少なくとも一部が、第１の耐用寿命よりも長い期間にわたって作られ、一方、第２の部分における第２の混合物が第２の耐用寿命よりも短い期間にわたって作られたときに、パージで流路をパージできることは特に有利である。

第１の実施形態では、第１の部分２０に存在する製品をパージする必要がある場合に、流路１２の第１の部分２０は、パージ４０によってパージされる。

例えば、第１の製品と第２の製品との間の誤った投与比率が作られ、流路１２に注入された場合、第２の部分２２に存在する混合物を保持しながら、第１の部分２０をパージすることが可能である。

別の例では、システムの使用の中断中に、ライン内で反応を始める前に第１の混合物をパージする一方で、第２の部分２２に耐用寿命がより長い第２の混合物を保持することが必要な場合がある。

したがって、第１の部分を含む、パージの上流の流路の部分において、第１の混合物のみをパージすることが可能である。

したがって、この混合物をパージする必要がない場合、第２の部分の第２の混合物の全てを第２の部分２２に保持することができる。

そして、古い第１の混合物の痕跡を持つことなく、新しい第１の混合物、次に第２の混合物を形成し、適用又は噴霧を再開することが可能である。

この結果、無駄になるパージされた材料や、処理されるべき廃棄物が大幅に減少する。実際には、これによって、パージ４０と材料スプレー又は塗布装置との間の流路に含まれる材料を節約することができる。このように節約された材料の量は、第２の部分２２に含まれる製品の体積と、流路１２に含まれる体積との比率を表す。実際には、第２の部分２２に含まれる体積は、第１の部分２０に含まれる体積の１０倍から２０倍を表すことができる。この仮説では、第１の部分２０のパージごとに第２の部分２２に存在する製品が必ずパージされる構造に対して、パージ時に９０％のオーダーの製品の経済性を達成することが可能である。言い換えれば、このような構造では、流路１２のパージ時に発生する廃棄物の約９０％の削減を達成することが可能となる。

１つの代替案では、パージは、複数のバルブを含み、それらの各バルブは、例えば、異なる廃棄物タンクに向けて混合物を排出することを目的としている。

より詳細には、複数のバルブは、上述のものと同様であり、第３の注入口の後、流路に沿って直列かつ連続して配置されている。

したがって、最後のバルブ以外の各バルブの最初の出口は、次のバルブの注入口に接続されている。

ここでのバルブは、互いに隣接している。

各バルブは、例えば、それぞれの第２の出口において、パージ管に接続されるか、又はそれぞれの廃棄物容器に直接接続される。

各パージ管は、例えば、パージがバルブを含む場合に関して上述したように、廃棄物容器及び／又は洗浄システムと共に配置される。

各バルブは、パージ状態と開放状態との間で移行可能である。パージ状態では、対応するバルブの注入口は、その第２の出口に接続され、開放状態では、対応するバルブの注入口は、その第１の出口に接続される。

バルブの少なくとも１つがそれぞれのパージ状態にあるとき、パージは、能動状態にある。

全てのバルブがそれぞれの開放状態にあるとき、パージは受動状態にあり、バルブの第１の注入口にあるパージに入る材料が、バルブからバルブへ、そしてバルブの最後の出口の１６８に流れることを意味する。

これにより、パージされた製品を選別し、より良い製品リサイクルを実現することができる。

本発明による多成分製品を形成するための混合設備１０の別の実施例は、図２に示されている。

このような設備により、例えば、塗料又は塗料ベース、マスチック、ラッカー、接着剤など、スプレーや押し出しを目的とした製品の混合物を製造することができる。

本設備は、アプリケーター又はスプレー装置（図示されていない）に供給する材料流路１２を含む。

流路１２は、第１の材料成分の第１の注入口１４と、第２の材料成分の第２の注入口１６と、第３の材料成分の第３の注入口１８と、を備えている。

第２の注入口１６は、第１の注入口１４の下流又は第１の注入口１４と平行に配置され、ここでは、第１の注入口１４の下流に示される例である。

第３の注入口１８は、第１の注入口１４及び第２の注入口１６の下流に配置される。

したがって、流路は、第２の注入口１６と第３の注入口１８との間の第１の部分２０と、第３の注入口１８の下流の第２の部分２２と、を含む。

流路１２の第１の部分２０は、第３の材料成分を含まない、第１の材料成分及び第２の材料成分を含む材料の流れのために提供される。

流路１２の第２の部分２２は、第１の材料成分と、第２の材料成分と、第３の材料成分と、を含む材料の流れのために提供される。

各製品成分は、流体材料である。

第１の注入口１４は、第１の材料成分の供給部２４によって供給される。

第１の材料成分は、例えば、ベース製品であり、この場合、塗料ベースである。

第１の注入口１４への第１の材料成分の供給は、例えば、第１の注入バルブ２６によって制御される。

あるいは、第１の注入口１４は、バルブによって中断される可能性がなく、連続的に供給される。

第２の注入口１６は、第２の注入口１６において、例えば注入ブロック２８において、流路１２内を流れる第１の材料成分に第２の材料成分を注入するように適合される。

第２の注入口１６は、第２の材料成分の供給部３０によって供給される。

第２の材料成分は、例えば、触媒や硬化剤である。

第２の材料成分の第２の注入口１６への供給は、例えば、第２の注入バルブ３２によって制御される。

あるいは、第２の注入口１６は、バルブによって中断されることなく、連続的に供給される。

設備は、注入された第１の材料成分及び注入された第２の材料成分を、第１の材料成分と第２の材料成分との所望の第１の比率に従って投与するように適合される。

第１の材料成分及び第２の材料成分は、その後、流路の第１の部分２０で接触する。

一実施形態では、流路１２は、流路１２の第１の部分２０に配置された、静的ミキサー及び／又は動的ミキサーを含み得るミキサーを提示する。

ミキサーは、第１の材料成分と第２の材料成分との混合を改善するように適合されている。

第１の混合と称される、第１の材料成分と第２の材料成分との混合は、流路１２の第１の部分２０において、第１の材料成分と第２の材料成分との間の反応を開始させる。

反応は、例えば、第１の混合物を硬化及び／又は乾燥させることを含む。

この第１の混合物は、第１の耐用寿命を有する。

耐用寿命とは、この第１の混合物が使用可能であると考えられる時間の長さを意味する。

第１の耐用寿命は、特に、第１の材料成分及び第２の材料成分の性質に依存し、また、例えば、第１の材料成分の量と第２の材料成分の量の比に依存する。

第１の耐用寿命は、例えば、１時間未満である。

第３の注入口１８は、第３の注入口１８で第３の材料成分を流路１２に、具体的には第１の混合物に注入するように適合される。

第３の注入口１８は、注入ブロック３４に配置される。

第３の注入口１８は、第３の材料成分の供給部３６によって供給される。

第３の材料成分は、例えば、水又は溶媒を含み得る希釈剤である。

第３の注入口１８への第３の材料成分の供給は、例えば、第３の注入バルブ３８によって制御される。

あるいは、第３の注入口１８は、バルブによって中断されることなく、連続的に供給される。

本実施形態では、本設備は、第１の及び／又は第２の材料成分の量に対する第３の材料成分の量の所望の第２の比率の関数として、注入された第３の材料成分を投与するように適合される。

ここで、第３の材料成分は、流路１２の第２の部分２２において、第１の混合物を希釈する。

一実施形態では、流路１２は、流路１２の第２の部分２２に配置された、静的及び／又は動的ミキサーを含み得るミキサーを提示する。

ミキサーは、第１の混合物と第３の材料成分との混合を改善するように適合されている。

第１の混合物と第３の材料成分との混合は、本明細書では、第２の混合物と称される。

ここでの第３の材料の添加は、第１の混合物の希釈をもたらす。

特に、これは、特に多成分製品の最適な後続適用のために、所望の粘度を有する混合物をもたらす。

その後、第１の混合物の反応は、例えば、希釈の時点で遅くなる、停止する。

例えば、第１の混合物を第３の材料成分で希釈することにより、多成分製品の硬化を、使用不可能と判断される前に遅らせることができる。

この第２の混合物は、第２の耐用寿命を有する。

第２の耐用寿命は、第１の耐用寿命よりも厳密には長い。

第２の耐用寿命は、例えば、２時間より長い。

流路１２には、パージ４０が備えられている。

パージ４０は、第３の注入口１８の上流、かつ第１の注入口１４及び第２の注入口１６の下流に配置される。

ここで、パージ４０は、第３の注入口１８に最も近い位置に配置されている。

図示の例では、パージ４０は、第３の注入口１８を含む注入ブロック３４の上流に配置され、当該注入ブロック３４に隣接している。

パージ４０と第３の注入口１８との間の距離は、５センチメートル以下である。

パージ４０は、能動パージ状態と受動状態との間で移行可能である。

能動状態において、パージ４０は、当該パージ４０の上流の流路１２の部分、言い換えれば、ここでは実質的に流路１２の第１の部分２０をパージするように適合される。

受動状態では、パージ４０は、材料が流路１２を通って、言い換えれば、流路１２の第１の部分２０から第２の部分２２に流れることを可能にする。

図示の例では、パージ４０は、パージバルブ４２を含む。

パージ４０は、コントローラー４４によって制御可能である。

パージバルブ４２は、ここでは、入口４６と、２つの出口４８、５０と、を含む三方バルブである。

入口４６は、パージ４０の上流で流路１２に接続される。

第１の出口４８は、パージ４０の下流で流路１２に接続される。

注入口は、２つの出口のうちの１つに選択的に接続される。

より具体的には、パージの能動状態では、入口は第２の出口５０に接続され、受動状態では、入口は第１の出口４８に接続される。

パージ４０、より詳細にはパージバルブ４２の第２の出口５０は、例えば、パージ管５２に接続されている。したがって、パージ４０は、能動パージ状態において、流路の上流内の材料を、パージ管５２に排出する。

幾つかの代替案により、この機能を達成することができる。一実施形態では、流路１２の第２の部分２２の端部にある噴霧器又はアプリケーターが閉じられ、流路１２の第２の部分２２への材料の流れを遮断し、その後、流路１２の第１の部分２０への材料の注入中に、第１の部分２０の材料をパージ管５２に流れさせる。１つの代替案では、パージバルブ４２は、能動パージ状態に移行するときに、第２の出口５０を開き、第１の出口４８を閉じることができ、それにより、第１の部分２０に注入された材料の流れをパージ管５２に導く。

パージ管５２は、例えば、廃棄物容器に接続されており、これにより、パージ管５２に排出された材料は、廃棄物容器に排出される。

有利なことに、本設備は、例えば、パージ４０とパージ管５２との間、より詳細には第２の出口５０とパージ管５２との間に洗浄液を注入するように配置され、注入できる洗浄バルブ５４を備える。

洗浄バルブ５４は、洗浄管５２の洗浄を可能にする。

あるいは、本設備は、パージ管を備えず、廃棄物容器を備え、パージ４０は、流路１２における上流の材料を廃棄物容器に直接排出する。「直接」とは、パージ４０、より具体的にはパージバルブ４２の第２の出口５０と、廃棄物容器との間に管が存在しないことを意味する。

コントローラー４４は、パージ４０を能動状態と受動状態との間で移行させることができる。

コントローラー４４は、例えば、使用者によって手動で動かされることを意図したバルブである。

あるいは、コントローラー４４は、自動制御モジュールである。

制御モジュールは、例えば、プロセッサーによって実行可能なソフトウェア、又はソフトウェアブリックとして実現される。

あるいは、制御モジュールは、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）などのプログラマブルロジックコンポーネントの形態で、あるいはＡＳＩＣ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）などの専用集積回路の形態で、実現される。

制御モジュールが１つ以上のソフトウェアプログラムの形態で、すなわちコンピュータプログラムとして実現される場合、それはさらに、図示されていないコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されることが可能である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、電子命令を記憶することができ、コンピュータシステムのバスに結合されることができる媒体である。例えば、読み取り可能な媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭメモリ、ＲＡＭメモリ、任意の種類の不揮発性メモリ（例えば、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＦＬＡＳＨ（登録商標）、ＮＶＲＡＭ）、磁気カード、又は光カードである。そして、ソフトウェア命令を有するコンピュータプログラムが、読み取り可能な媒体に格納される。

パージ４０は、パージ４０の上流の流路１２を選択的にパージすることができる。

特に、これにより、パージの理由が流路の先頭部分にある場合でも、流路全体をパージする必要がなく、むしろ流路の一部のみをパージすることができる。

言及された例では、例えば、第１の材料成分と第２の材料成分とを混合することによって、第１の部分における第１の混合物の少なくとも一部が、第１の耐用寿命よりも長い期間にわたって作られ、一方、第２の部分における第２の混合物が第２の耐用寿命よりも短い期間にわたって作られたときに、パージで流路をパージできることは特に有利である。

第１の実施形態では、第１の部分２０に存在する製品をパージする必要がある場合に、流路１２の第１の部分２０は、パージ４０によってパージされる。

例えば、第１の製品と第２の製品との間の誤った投与比率が作られ、流路１２に注入された場合、第２の部分２２に存在する混合物を保持しながら、第１の部分２０をパージすることが可能である。

別の例では、システムの使用の中断中に、ライン内で反応を始める前に第１の混合物をパージする一方で、第２の部分２２に耐用寿命がより長い第２の混合物を保持することが必要な場合がある。

したがって、第１の部分に実質的に想到する、パージの上流の流路の部分において、第１の混合物のみをパージすることが可能である。

したがって、この混合物をパージする必要がない場合、第２の部分の第２の混合物の全てを第２の部分２２に保持することができる。

この結果、無駄になるパージされた材料や、処理されるべき廃棄物が大幅に減少する。実際には、これによって、パージ４０と処理材料を噴霧又は適用するための装置との間の流路に含まれる材料を経済化することができる。このように経済化された材料の割合は、第２の部分２２に含まれる製品の体積と、流路１２に含まれる体積との比率を表す。実際には、第２の部分２２に含まれる体積は、第１の部分２０に含まれる体積の１０倍から２０倍を表すことができる。この仮説では、第１の部分２０のパージごとに第２の部分２２に存在する製品が必ずパージされる構造に対して、パージ時に９０％のオーダーの製品の経済性を達成することが可能である。言い換えれば、このような構造では、流路１２のパージ時に発生する廃棄物の約９０％の削減を達成することが可能となる。

１つの代替案では、第３の材料成分供給部３６からリンス製品を注入して、第１の部分２０をパージすることなく、第２の部分２２のパージを実行することも可能である。例えば、第１の部分２０を第１の製品、例えば溶媒で洗浄し、第２の部分２２を第２の製品、例えば水、又は第２の溶媒で洗浄することができる。これにより、汚染する溶媒の使用を節約する。

この代替案では、バルブ４２は、第１の出口４８を閉じるように構成されてもよく、それにより、第３の材料成分供給部３６から注入された製品が第１の部分２０に逆流することを防止する。これにより、さらに、第１の部分２０及び第２の部分２２を２つの異なる洗浄製品で同時に洗浄することができ、それにより、洗浄に必要な時間を短縮する。

また、これにより、例えば第２の部分２２のすすぎ中に、第１の部分２０において、第２の部分２２とは独立して第２の混合物を作成することを可能とし、それによってサイクル時間を短縮する。

図３に示される別の代替案では、バルブ６０は、第３の注入口１８の下流に配置される。

そして、パージ４０のバルブ４２は、例えば、入口４６を閉じ、第１の出口４８と第２の出口５０とを連通状態にすることができるように構成される。

第３の材料成分３６の供給からのパージ管５２の洗浄は、その後、パージバルブ４２で入口４６を閉じ、バルブ６０を閉じることによって、例えば、第３の材料成分３６（希釈剤）を、例えば注入バルブによって、第３の注入口で注入することによって行うことができる。

あるいは、第３の注入口は、例えば注入バルブによって洗浄流体供給部に更に接続される。

あるいは、流路１２は、パージ４０とバルブ６０との間に配置された洗浄注入口を備え、洗浄注入口は、例えば注入バルブによって洗浄流体の供給に接続される。

したがって、バルブ４２の入口４６が閉じられた状態で、第３の材料成分又は洗浄材料は、第２の出口５０から、パージ管５２に流入する。

したがって、パージ管５２を洗浄するための洗浄バルブを備える必要はなくなる。これにより、製造コストを削減し、信頼性を向上させる。

図４に示される別の代替案では、パージ１４０は、複数のバルブ１４２、１４４を含み、それらの各バルブは、例えば、混合物を異なる廃棄物タンク１４６、１４８に排出することが意図されている。

より詳細には、複数のバルブ１４２、１４４は、上述したものと同様であり、流路１１２に沿って直列かつ連続して配置されている。

したがって、最後以外の各バルブ１４２の最初の出口は、次のバルブ１４４の入口に接続される。

各バルブ１４２、１４４は、例えば、それぞれの第２の出口１５０、１５２において、パージ管１５４、１５６に接続されるか、又はそれぞれの廃棄物容器に直接接続される。

各パージ管１５４、１５６は、例えば、パージがバルブを含む場合に関して上述したように、廃棄物容器１４６、１４８及び／又は洗浄システム１５８、１６０と共に配置される。

あるいは、図３に関して先に説明したものと同様に、パージ１４０の下流にバルブが配置される。

各バルブ１４２、１４４は、パージ状態とバイパス状態との間で移行することができる。パージ状態では、対応するバルブ１４２、１４４の入口１６２、１６４は、その第２の出口１５０、１５２に接続され、一方、開放状態では、対応するバルブ１４２、１４４の入口１６２、１６４は、その第１の出口１６６、１６８に接続されている。

バルブ１４２、１４４の少なくとも１つが、そのそれぞれのパージ状態にあるとき、パージ１４０は、能動状態にある。

バルブ１４２、１４４の全てがそれぞれの開放状態にあるとき、パージ１４０は、受動状態にあり、言い換えれば、バルブ１４２の最初の入口１６２でパージに入る材料は、バルブからバルブへ、バルブ１４４の最後の出口１６８へ向かって流れる。

これにより、より良い製品リサイクルのために、パージされた製品を選別することができる。

次に、混合設備を制御するための方法について説明する。

先に説明したような混合設備が提供される。

パージは、受動状態にある。

本方法は、第１の注入口１４で第１の材料成分を注入することと、第２の注入口１６で第２の材料成分を注入することと、第３の注入口１８で第３の材料成分を注入することと、を含む。

一実施形態では、第１の材料成分は、流路１２、１１２に連続的に注入され、第２の材料成分及び第３の材料成分はそれぞれ、より詳細には、所望の第１の比率及び所望の第２の比率を達成するように、選択的に注入される。

第２の材料成分の注入は、例えば、連続的に実行され、第２の材料成分の体積流量は、所望の第１の比率を達成するように調整される。

あるいは、第２の材料成分の注入は、所望の第１の比率を達成するように、順次実行される。

同様に、第３の材料成分の注入は、例えば、連続的に実行され、第３の材料成分の体積流量は、所望の第２の比率を達成するように調整される。

あるいは、第３の材料成分の注入は、所望の第２の比率を達成するように、順次実行される。

材料は、流路を通って流れる。

本方法は、パージ４０、１４０と反対側の流路内の材料を監視する工程と、監視に基づいてパージ４０、１４０を能動状態に移行させる工程と、を含む。

一実施形態では、材料を監視する工程は、第２の注入口で第２の材料成分を注入してからパージ４０、１４０の反対側に流れるまでの時間の長さを監視する工程を含む。

前記時間の長さが第１の耐用寿命より長い場合、パージは、例えばコントローラー４４によって自動的に、能動パージ状態に移行され、第１の部分２０内で費やした時間が第１の耐用寿命を超えた第１の混合物を排出する。

第１の耐用寿命は、例えば、予め決定されている。

第１の部分２０内で費やした時間が、第１の耐用寿命を超えた前記第１の混合物が排出されると、次に、パージは、受動状態に戻される。

さらに、又は代替的に、材料を監視する工程は、パージ４０、１４０と反対側の流路１２、１１２内の製品を、例えば光学手段によって分析する工程を含む。

光学手段は、例えば、パージ４０、１４０の反対側を通過する材料、より詳細には、流れの方向に従ってパージバルブ４２の入口４６、１６２又はパージ１４０の第１のパージバルブ１４２を観察して、第１の混合物の状態、特に第１の混合物の硬化のレベルを検出できる。

あるいは、第１の部分２０内の第２の混合物の粘度は、粘度計、又は第１の部分２０において一方の下流に位置する２つの圧力変換器を使用して分析される。このようにして、混合物の粘度は、したがって、流量データ及び流路内の圧力降下から推測することができる。

分析された第１の混合物の態様が満足のいくものでない場合、パージは、例えばコントローラー４４によって自動的に、能動パージ状態に移行され、本態様が再び満足のいくものになるまで、第１の混合物を排出する。

不満足な態様を有する前記第１の混合物が排出されると、次に、パージは、受動状態に戻される。

排出された第１の混合物は、例えば、パージ管５２、１５４、１５６を介して排出される。

必要に応じて、パージが受動状態に移行した後、洗浄バルブ５４、１５８、１６０は、パージ管５２、１５４、１５６を洗浄するように作動する。

あるいは、パージ管５２、１５４、１５６は、流れの方向に従ってパージバルブ４２、又はパージ１４０の第１のパージバルブ１４２における、バルブ６０及び入口４６、１６２を閉じ、第３の材料成分又は洗浄流体を注入することによって洗浄される。

特に、パージ管内での第１の混合物の硬化を防止することができる。

あるいは、排出された第１の混合物は、例えば、廃棄物容器に直接排出される。

このように、パージ４０は、第一に、基準を満たさない第１の混合物を、特に硬化して設置物を洗浄するための介入を必要とし、あるいは設備を損傷する可能性がある前に、容易に排出することを可能にする。

パージ４０はまた、基準を満たさない第１の混合物のみを排出することを可能にし、その結果、満足のいく多成分製品を達成することを可能にし、このようにして、一方では廃棄物を、他方では処理されるべき廃棄物を制限する。

図４に示される実施形態では、本方法は、パージ４０を能動位置に移行させるために、パージバルブ１４２、１４４をその開放状態からそのパージ状態に移行させる決定を更に含む。

本決定は、例えば、パージ４０の反対側を通過する、言い換えれば排出される第１の混合物の性質の関数として実現される。

例えば、第１の混合物が製品Ａと製品Ｂとの混合物である場合、第１のバルブがその開放状態からそのパージ状態に移行させられて、第１の混合物をパージし、一方、第１の混合物が製品Ａと製品Ｃとの混合物であり、製品Ｃが廃棄物の処理に製品Ｂと異なる処理を要する場合、第２の異なるバルブがその開放状態からそのパージ状態に移行されて、第１の混合物をパージすることになる。

これにより、パージされた製品を分別して、より良い製品リサイクルを行うことができる。

特定の実施形態では、多成分製品は、厳密に３つより多い材料成分から構成される。

混合設備は、流路に沿って連続的に配置された、上述のように厳密に３つより多い材料成分注入口を備える。

次に、混合設備は、例えば、第３の注入口より各注入口の上流に、上述したようなそれぞれのパージを備える。代替的に、又は追加的に、混合設備は、次に、例えば、第３の注入口より各注入口の下流に、当該注入口の出口に直接配置される、上述のようなそれぞれのパージを備える。

各パージは、前記パージで材料を排出するように、独立して制御することができる。

そして、制御方法は、各パージと反対側の流路の材料を監視し、場合によっては、監視の機能として対応するパージを能動状態に移行させることによって、適宜適合される。

同様に、この設備により、流路を分割してパージすることも可能となり、その結果、排出される製品の量を制限する。

本発明はまた、多成分製品を形成するための混合設備１０に関し、混合設備１０は、材料の流路１２；１１２を備え、流路１２；１１２は、第１の材料成分の第１の注入口１４と、第２の材料成分の第２の注入口１６と、第３の材料成分の第３の注入口１８と、を備え、第２の注入口１６は、第１の注入口１４の下流又は第１の注入口１４と平行に配置され、第３の注入口１８は、第１の注入口１４及び第２の注入口１６の下流に配置され、流路１２；１１２は、第３の注入口１８の下流、かつ第３の注入口１８の出口に直接配置されたパージ４０；１４０、又は第３の注入口１８の上流、かつ第１の注入口１４及び第２の注入口１６の下流に配置されたパージ４０；１４０を備え、パージ４０；１４０は、流路の上流部分をパージする能動状態と、パージ４０；１４０が流路１２；１１２内の材料を流すことを可能にする受動状態との間で移行可能であることを特徴とする。

Claims (10)

1. 多成分製品を形成するための混合設備（１０）であって、前記混合設備（１０）が、材料の流路（１２；１１２）を備え、前記流路（１２；１１２）が、第１の材料成分の第１の注入口（１４）と、第２の材料成分の第２の注入口（１６）と、第３の材料成分の第３の注入口（１８）と、を備え、前記第２の注入口（１６）が、前記第１の注入口（１４）の下流又は前記第１の注入口（１４）と平行に配置され、前記第３の注入口（１８）が、前記第１の注入口（１４）及び前記第２の注入口（１６）の下流に配置され、
   前記流路（１２；１１２）が、前記第３の注入口（１８）の下流、かつ前記第３の注入口（１８）の出口に直接配置されたパージ（４０；１４０）、又は前記第３の注入口（１８）の上流、かつ前記第１の注入口（１４）及び前記第２の注入口（１６）の下流に配置されたパージ（４０；１４０）を備え、前記パージ（４０；１４０）が、前記流路の上流部分をパージする能動状態と、前記パージ（４０；１４０）が前記流路（１２；１１２）内で材料を流すことを可能にする受動状態との間で移行可能であることを特徴とする、混合設備。
2. 前記第３の注入口（１８）が、注入ブロック（３４）に配置され、前記パージ（４０；１４０）が、前記注入ブロック（３４）の下流、かつ前記注入ブロック（３４）に隣接して配置されるか、又は前記第３の注入口（１８）の下流で前記注入ブロック（３４）に配置されるか、又は前記注入ブロック（３４）の上流、かつ前記注入ブロック（３４）に隣接して配置されている、請求項１に記載の混合設備。
3. 前記パージ（４０；１４０）が、少なくとも１つのパージバルブ（４２；１４２、１４４）を備える、請求項１に記載の混合設備。
4. 前記パージ（１４０）が、複数のパージバルブ（１４２、１４４）を備え、各パージバルブ（１４２、１４４）が前記パージバルブ（１４２、１４４）を通過する材料をパージするパージ状態と、前記パージバルブ（１４２、１４４）が前記パージバルブ（１４２、１４４）の反対側の流路（１２；１１２）内で材料を流すことができる開放状態との間で移行可能である、請求項３に記載の混合設備。
5. 少なくとも１つの廃棄物容器を備え、前記パージバルブが、前記流路（１２；１１２）内の上流の材料を前記少なくとも１つの廃棄物容器に直接排出する、請求項１～４のいずれか一項に記載の混合設備。
6. 少なくとも１つのパージ管（５２；１５４、１５６）を備え、前記パージ管（５２；１５４、１５６）が、前記パージ（４０；１４０）に接続され、前記パージ（４０；１４０）が、前記流路（１２）内の上流の材料を前記少なくとも１つのパージ管（５２；１５４、１５６）に排出する、請求項１～４のいずれか一項に記載の混合設備。
7. 前記パージ（４０；１４０）と前記パージ管（５２；１５４、１５６）との間に洗浄液を注入するように配置され、かつ注入できる洗浄バルブ（５４；１５８、１６０）を備える、請求項６に記載の混合設備。
8. 混合設備（１０）を制御するための制御方法であって、
   －前記パージが、受動状態にある、請求項１～４のいずれか一項に記載の混合設備（１０）を提供する工程と、
   －前記第１の注入口（１４）において第１の材料成分を注入する工程と、
   －前記第２の注入口（１６）において第２の材料成分を注入する工程と、
   －前記第３の注入口（１８）において第３の材料成分を注入する工程と、
   －前記パージ（４０；１４０）と反対側の前記流路（１２；１１２）内の前記材料を監視する工程と、
   －前記監視の機能として、前記パージ（４０；１４０）を前記能動状態に移行させる工程と、
   を含む、制御方法。
9. 前記監視工程が、前記パージ（４０；１４０）と反対側の前記流路（１２；１１２）内の前記製品を分析する工程、及び／又は前記第２の材料成分の注入から、前記少なくとも１つのパージ（４０；１４０）と反対側のその流れまでの時間の長さを監視する工程を含む、請求項８に記載の制御方法。
10. 前記第１の材料成分が、前記流路（１２；１１２）に連続的に注入され、前記第２の材料成分及び前記第３の材料成分が、それぞれ選択的に注入される、請求項８に記載の制御方法。

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