JP6030793B1 - 塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 待機中の二酸化炭素駆動用ポンプの吐出側の二酸化炭素の流れを制御することにより、二酸化炭素添加を再開する際においても、最適化された一定比率で二酸化炭素と塗料を混合することができる塗装装置を提供すること。【解決手段】 塗料用駆動ポンプと、この塗料用駆動ポンプと塗料供給源とを含み混合器に塗料を供給する塗料供給ラインと、二酸化炭素用駆動ポンプと、この二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素供給源とを含み前記混合器に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給ラインと、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された二酸化炭素を該二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すリターンラインと、前記塗料供給ライン及び二酸化炭素供給ラインから供給された、前記塗料と前記二酸化炭素の両方の成分を混合して混合物を生成する前記混合器と、この混合器に接続し、かつ前記混合物を噴射する噴射手段を備える塗装装置であって、前記二酸化炭素供給ラインは、少なくとも一次圧調節弁及び自動添加弁を含む二酸化炭素定量供給機構を前記二酸化炭素駆動ポンプの下流側に備えるとともに、前記リターンラインは一端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ前記二酸化炭素供給ラインの自動添加弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側に接続されるとともに、戻し用仕切弁及び戻し用圧力調節弁を備え、前記自動添加弁又は戻し用仕切弁のいずれか一方のみを開状態に制御することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、動産又は不動産の如何を問わず、噴射手段(噴射ガン)を操作して物の表面に混合物を塗布する塗装装置に関する。
特許文献1には、「有機溶剤系の噴霧塗装において用いられる希釈溶剤(シンナー)を、二酸化炭素で一部又は全部を代替する二酸化炭素塗装において、塗料供給ラインとして、塗料を貯蔵するタンク、該タンクから供給される塗料を所定の圧力まで加圧する塗料高圧ポンプ、該塗料高圧ポンプの吐出圧を調整し、余剰分を塗料タンクへ返送させる塗料1次圧調節弁を有し、二酸化炭素供給ラインとして、液体二酸化炭素を貯蔵するタンク、該液体二酸化炭素を所定温度まで冷却する冷却器、該冷却器から供給される液体二酸化炭素を所定の圧力まで加圧する液体二酸化炭素高圧ポンプ、該液体二酸化炭素高圧ポンプの吐出圧を調整し、余剰分を同ポンプのサクションに返送させる液体二酸化炭素1次圧調節弁を有し、塗料/二酸化炭素混合物ラインとして、上記塗料供給ラインから供給される加圧された塗料、上記二酸化炭素供給ラインから供給される加圧された二酸化炭素とを混合する混合器、及び該混合器から供給される混合後の塗料/二酸化炭素加圧混合物を大気圧下の塗装対象物へ噴霧する噴霧ガンを有することを特徴とする二酸化炭素を用いた塗装装置」が開示されている。
上記特許文献1の公知発明1は、液体二酸化炭素高圧ポンプの吐出圧を調整し、余剰分を同ポンプのサクションに返送させる液体二酸化炭素1次圧調節弁を有するリターンラインを備えているが、噴射を停止した場合には液体二酸化炭素高圧ポンプの吐出側の圧力が高くなり、噴射を再開した際には一時的に過剰な二酸化炭素が供給され、最適化された一定比率で二酸化炭素と塗料を混合することができないという問題があった。また、特許文献2乃至4に記載されている公知発明も同様の問題があった。
特開2010−234348号公報 特開2010−234349号公報 特開2012−86150号公報 特開2012−86151号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、待機中の二酸化炭素駆動用ポンプの吐出側の二酸化炭素の流れを制御することにより、二酸化炭素添加を再開する際においても、最適化された一定比率で二酸化炭素と塗料を混合することができる塗装装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の塗装装置は、塗料用駆動ポンプと、この塗料用駆動ポンプと塗料供給源とを含み混合器に塗料を供給する塗料供給ラインと、二酸化炭素用駆動ポンプと、この 二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素供給源とを含み前記混合器に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給ラインと、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された 二酸化炭素を該二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すリターンラインと、前記塗料供給ライン及び二酸化炭素供給ラインから供給された、前記塗料と前記二酸 化炭素の両方の成分を混合して混合物を生成する前記混合器と、この混合器に接続し、かつ前記混合物を噴射する噴射手段を備える塗装装置であって、前記二酸 化炭素供給ラインは、少なくとも一次圧調節弁及び自動添加弁を含む二酸化炭素定量供給機構を前記二酸化炭素駆動ポンプの下流側に備えるとともに、前記リ ターンラインは一端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ前記二酸化炭素供給ラインの自動添加弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用 駆動ポンプの吸入側に接続されるとともに、戻し用仕切弁及び戻し用圧力調節弁を備え、前記自動添加弁又は戻し用仕切弁のいずれか一方のみを開状態に制御することを特徴とする。
また、本発明の塗装装置は、塗料用駆動ポンプと、この塗料用駆動ポンプと塗料供給源とを含み混合器に塗料を供給する塗料供給ラインと、二酸化炭素用駆動ポンプと、この 二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素供給源とを含み前記混合器に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給ラインと、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された 二酸化炭素を該二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すリターンラインと、前記塗料供給ライン及び二酸化炭素供給ラインから供給された、前記塗料と前記二酸 化炭素の両方の成分を混合して混合物を生成する前記混合器と、この混合器に接続し、かつ前記混合物を噴射する噴射手段を備える塗装装置であって、前記二酸 化炭素供給ラインは、少なくとも一次圧調節弁を含む二酸化炭素定量供給機構を前記二酸化炭素駆動ポンプの下流側に備えるとともに、前記リターンラインは一 端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ前記二酸化炭素供給ラインの一次圧調節弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吸 入側に接続されるとともに、戻し用圧力調節弁を備え、前記二酸化炭素駆動ポンプの吐出側のリターンラインの分岐部分には三方弁を備え、該三方弁を制御し二酸化炭素駆動ポンプから圧送された二酸化炭素を前記混合器側又はリターンライン側のいずれかへ流れるように切り替え制御することを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、リターンラインの一端が二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ自動添加弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側の吸引側に接続されるとともに、自動添加弁又は戻し用仕切弁のいずれか一方のみを開状態に制御するので、混合物を噴射していない時であっても、自動添加弁より下流の二酸化炭素の圧力が高くなることがない。
したがって、二酸化炭素添加を再開する際においても、最適化された一定比率で二酸化炭素と塗料を混合することができる。
(2)二酸化炭素定量供給機構を備えるので、定量性を向上させることができる。
(3)請求項2乃至請求項5に記載の各発明も前記(1)〜(2)と同様な効果が得られる。
(3)請求項6に記載の発明も前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、自動添加弁と戻し用仕切弁の制御を自動で行うことができる。
(4)請求項7乃至請求項9に記載の各発明も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
図1乃至図4は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図5は本発明の第2の実施形態示す説明図である。
図6は本発明の第3の実施形態示す説明図である。
図7は本発明の第4の実施形態示す説明図である。
第1の実施形態の概略説明図。 塗料供給ラインの概略説明図。 自動添加弁を開状態にした場合の二酸化炭素供給ライン及びリターンラインの概略説明図。 戻し用仕切弁を開状態にした場合の二酸化炭素供給ライン及びリターンラインの概略説明図。 第2の実施形態の概略説明図。 第3の実施形態の概略説明図。 第4の実施形態の概略説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図4に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本発明の塗装装置で、この塗装装置1は、動産又は不動産の如何を問わず、また金属製・合成樹脂製・コンクリート製か否かを問わず、ロボット、各種の機械やその部品、電気器具やその部品、建物の壁面等の表面に混合物を塗布するものである。
塗装装置1は、基本的には第1のエアー供給ライン2及び塗料供給源4に接続する塗料ポンプ3を含むとともに、下流側の混合器5に接続する塗料供給ライン7と、一方、好ましくは第2のエアー供給ライン8及び二酸化炭素供給源10に接続する二酸化炭素用駆動ポンプ9を含むとともに、前記混合器5に接続する二酸化炭素供給ライン12と、この二酸化炭素供給ライン12に設けた自動添加弁27の上流側から分岐し、前記二酸化炭素用駆動ポンプ9の吸引側に接続するリターンライン23と、前記混合器5に接続し、混合物13を噴射する噴射手段14とからなる。
すなわち、この塗装装置1は、図1に示すように、まず第1のエアー供給ライン2がある。次に、この第1のエアー供給ライン2から供給されるエアーを駆動源とする塗料用駆動ポンプ3と、この塗料用駆動ポンプ3と接続する塗料供給源4とを含み、下流側の混合器5に前記塗料供給源4の塗料6を供給する塗料供給ライン7がある。一方、前記第1のエアー供給ライン2とは別系統の第2のエアー供給ライン8がある。そして、この第2のエアー供給ライン8から供給されるエアーを駆動源とする二酸化炭素用駆動ポンプ9と、この二酸化炭素用駆動ポンプ9と接続する二酸化炭素供給源10とを含み、下流側の前記混合器5に二酸化炭素11を供給する二酸化炭素供給ライン12がある。さらに前記二酸化炭素用駆動ポンプ9から吐出された二酸化炭素11を二酸化炭素用駆動ポンプ9の吸入側へ戻すリターンライン23がある。加えて、前記塗料供給ライン7及び二酸化炭素供給ライン12に接続し、前記塗料6と前記二酸化炭素11の両方の成分を混合して混合物13を生成する前記混合器5と、この混合器5に接続し、かつ前記混合物13を噴射する噴射手段14(例えば手動で噴射させる噴射ガン)がある。
前記塗料用駆動ポンプ3は、駆動用エアーで起動するものを採用しており、この塗料用駆動ポンプ3には塗料接続ライン(管)15を介して単数又は複数の塗料供給源4が接続している。
したがって、塗料用駆動ポンプ3が駆動用エアーで起動すると、その吸引口から前記塗料供給源4の塗料6を吸い込む一方、その吐出口から塗料6を圧送する。それ故に、塗料用駆動ポンプ3は塗料6を吸引し、かつ吐出する塗料高圧ポンプが好ましい。また塗装供給ライン7は、例えば、塗料供給源4と、塗料接続ライン15と、前記塗料用駆動ポンプ3と、塗料吐出ライン16とで構成されている。この塗料吐出ライン16は、塗料用駆動ポンプ3と混合器(混合部)5とを接続するもので、塗料用駆動ポンプ3から圧送される塗料を混合器5に供給する。
ところで、塗装用駆動ポンプ3の一例としては、旭サナック株式会社製の空気圧式プランジャーポンプの、SP1021、SP1628、SP1636、SP1844、SP1854(Z)、SP1878、SP2544、SP2554(Z)、SP2578等を適宜に用いることができる。
次に混合器5の機能について説明する。なお、混合器5の詳細構造は、好ましくは流路径を考慮して適宜なマイクロ混合器が使用されが、マイクロ混合器の種類や構造は周知事項(例えば特開2010−234348号公報の段落0031〜段落0033、)なので割愛する。
さて、この混合器5は、図1で示すように、逆止弁17を有する二酸化炭素吐出ライン18及び塗料吐出ライン16の下流に配設され、前述した塗料用駆動ポンプ3から塗料吐出ライン16を介して取得した塗料6と前記二酸化炭素吐出ライン18から取得した二酸化炭素11との両方の成分を混合して混合物13を生成する。
また前述した噴射手段14は、市販されている噴射ガン14が用いられ、該噴射ガン14は前記混合器5と噴射ホース20を介して接続し、かつ混合器5で生成した混合物13を大気圧下の塗装対象物21に噴射する。
二酸化炭素用駆動ポンプ9は、定容駆動型ものを採用しており、この二酸化炭素用駆動ポンプ9には、逆止弁19を備えた二酸化炭素接続ライン(管)22を介して二酸化炭素供給源10が接続されている。二酸化炭素供給源10からは、本実施形態では、冷却器24を介して液体状の二酸化炭素11が供給される。
二酸化炭素用駆動ポンプ9が駆動用エアーで起動すると、その吸引口から前記二酸化炭素供給源10から液体の二酸化炭素11を吸い込む一方、その吐出口から二酸化炭素11を圧送する。
また二酸化炭素供給ライン12は、二酸化炭素供給源10と二酸化炭素接続ライン22と前記二酸化炭素用駆動ポンプ9と、二酸化炭素吐出ライン18とで構成されており、この二酸化炭素吐出ライン18は、二酸化炭素用駆動ポンプ9と混合器(混合部)5とを接続するもので、二酸化炭素用駆動ポンプ9から圧送される二酸化炭素を混合器5に供給する。この時の二酸化炭素の性状は特に限定するものではなく、気体であってもその他の性状であってもよい。
なお、二酸化炭素供給源としては、内容量3.4Lから47L程度のボンベ複数用いてもよいし、1m3以上の大型タンクから二酸化炭素を供給してもよい。
前記二酸化炭素供給ライン12の下流側(前記二酸化炭素用駆動ポンプ9の2次側)に位置する二酸化炭素吐出ライン18は、例えば図4で示すように、二酸化炭素定量供給機構25を備えている。
この二酸化炭素定量供給機構25は、本実施形態では一次圧調節弁26及び自動添加弁27で構成されている。これらの機器を二酸化炭素用駆動ポンプ9の2次側に設けることにより、定量供給精度を向上させることができる。
次にリターンライン23は、本実施の形態においては前記二酸化炭素用駆動ポンプ9と二酸化炭素定量供給機構25の間から分岐して二酸化炭素用駆動ポンプ9の吸入側で二酸化炭素接続ライン22の逆止弁19の下流側に接続されており、該リターンライン23には戻し用仕切弁28及び戻し用圧力調節弁29が設けられている。
また、塗装装置1には、本実施の形態においては塗料供給ライン7のエアー供給ライン2に検知手段30としてのエアー流量センサーを備え、エアー供給ライン2のエアー供給量を検知して、二酸化炭素定量供給機構25の自動添加弁27及びリターンライン23の戻し用仕切弁28を操作する制御部31を備えている。
この制御部31は検知手段30により、エアー供給ライン2に流れるエアーの流量から塗料用駆動ポンプ3の稼働状況を判別し、塗料吐出ライン16の塗料6の供給量を検知する。塗料6が塗料吐出ライン16を流れている場合には二酸化炭素定量供給機構25の自動添加弁27を開状態として混合器5に二酸化炭素11を供給するとともに、リターンライン23の戻し用仕切弁28を閉状態に制御する。
塗料6が塗料吐出ライン16を流れていない場合(混合物13の噴射を停止している場合)には、制御部31は、二酸化炭素定量供給機構25の自動添加弁27を閉状態として混合器5への二酸化炭素11の供給を遮断するとともに、リターンライン23の戻し用仕切弁28を開状態に制御し、リターンライン23を利用して二酸化炭素11が循環するように制御する。
このように制御することにより、混合物13の噴射を停止している状態であっても、リターンライン23を二酸化炭素11が循環するとともに、混合器5への二酸化炭素11の供給を遮断しているので、混合器5における二酸化炭素11の圧力が過剰に高くなることを防止することができる。
そして、混合物13の噴射を再開した時には、リターンライン23の戻し用仕切弁28を閉状態とし、二酸化炭素定量供給機構25の自動添加弁27を開状態とすることで、一次圧調節弁26で調整された適切な圧力の二酸化炭素11で混合器5に供給することができ、最適化された一定比率で二酸化炭素11と塗料6を混合することができる。
なお、二酸化炭素定量供給機構25の一次圧調節弁26の設定圧力と、リターンライン23の戻し用圧力調節弁29の設定圧力は略同じ圧力にすることにより、待機時の二酸化炭素11の圧力と供給時の二酸化炭素11の圧力が同一となるので、スムーズに混合器5への供給を再開することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図5乃至図7に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、エアー供給ライン2のエアー流量センサーに代えて塗料供給ライン7の塗料吐出ライン16に塗料流量計を検知手段30Aとして設けるとともに、自動添加弁27及び戻し用仕切弁28に代えて二酸化炭素用駆動ポンプ9の吐出側のリターンライン23の分岐部分に三方弁32を設けた点で、このような塗装装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本実施の形態において二酸化炭素定量供給機構25Aは三方弁32及び一次圧調節弁26で構成される。
制御部31は、検知手段30Aにより塗料吐出ライン16の塗料6の供給量を検知し、塗料6が塗料吐出ライン16を流れている場合には、混合器5に二酸化炭素が供給されるように前記三方弁32を切り替え制御する。この時、リターンライン23側は閉状態となり、リターンライン23には二酸化炭素が供給されない。
塗料6が塗料吐出ライン16を流れていない場合(混合物13の噴射を停止している場合)には、制御部31は、リターンライン23に二酸化炭素が供給されるように前記三方弁32を切り替え制御し、リターンライン23を利用して二酸化炭素11が循環する。この時、混合器5側は閉状態となり、混合器5には二酸化炭素が供給されない。
図6に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、エアー供給ライン2のエアー流量センサーに代えて塗料供給ライン7の塗料吐出ライン16に塗料6の圧力を検知する圧力センサーを検知手段30Bとして設けるとともに、上流から一次圧調節弁26、自動添加弁27の順番で配置した二酸化炭素定量供給機構25Bとし、二酸化炭素定量供給機構25Bの一次圧調節弁26と自動添加弁27の間から分岐して、前記二酸化炭素用駆動ポンプ9から吐出された二酸化炭素11を二酸化炭素用駆動ポンプ9の吸入側へ戻すリターンライン23Aにした点で、このような塗装装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記検知手段30Bとしての圧力センサーの上流(直前)にしぼり部33を設けることが望ましい。このようなしぼり部33を設けることにより、塗料の圧力変化を精度よく検知することができる。
図7に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、エアー供給ライン2のエアー流量センサーに代えて噴射ホース20に混合物13の圧力を検知する圧力センサーを検知手段30Cとして設け、二酸化炭素供給源10から冷却器24を介さず二酸化炭素11を供給するとともに、二酸化炭素定量供給機構25Cを、上流から二次圧調節弁34、流量調節弁35、一次圧調節弁26及び自動添加弁27の順番で構成し、リターンライン23を一次圧調節弁26と自動添加弁27の間から分岐するとともに、定圧駆動型の二酸化炭素用駆動ポンプ9Aを用いた点で、このような塗装装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、性状を特定しない二酸化炭素を用いても定量供給精度を向上させることができる。
なお、本発明の実施の形態においては、エアー供給ライン又は噴射手段に検知手段を備えているもの等について説明したが、噴射手段に検知手段としてのリミットスイッチ等を設けて、噴射手段のトリガーを握っている状態を検知し、仕切弁等を操作するように制御してもよく、オペレーターの操作によって自動添加弁等を制御してもよい。
また、本発明の実施の形態においては、制御プログラムを記憶部に記憶し、そのプログラムに基づいて仕切弁を制御する制御部について説明したが、本発明はこれに限られず、リレー回路等を用いた(記憶部等を有しない)制御部としてもよい。
さらに、本実施の形態において二酸化炭素駆動ポンプはエアー駆動のものについて説明したが、本発明はこれに限られず、電動ポンプ等、エアー駆動以外のポンプを用いてもよい。
本発明は塗装装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:塗装装置、 2:第1のエアー供給ライン、
3:塗料用駆動ポンプ、 4:塗料供給源、
5:混合器、 6:塗料、
7:塗料供給ライン、 8:第2のエアー供給ライン、
9、9A:二酸化炭素用駆動ポンプ、10:二酸化炭素供給源、
11:二酸化炭素、 12:二酸化炭素供給ライン、
13:混合物、 14:噴射手段、
15:塗料接続ライン、 16:塗料吐出ライン、
17:逆止弁、 18:二酸化炭素吐出ライン、
19:逆止弁、 20:噴射ホース、
21:塗装対象物、 22:二酸化炭素接続ライン、
23:リターンライン、 24:冷却器、
25、25A、25B、25C:二酸化炭素定量供給機構、
26:一次圧調節弁、 27:自動添加弁、
28:戻し用仕切弁、 29:戻し用圧力調節弁、
30、30A、30B、30C:検知手段、
31:制御部、 32:三方弁、
33:しぼり部、 34:二次圧調節弁、
35:流量調節弁。

Claims (11)

  1. 塗料用駆動ポンプと、この塗料用駆動ポンプと塗料供給源とを含み混合器に塗料を供給する塗料供給ラインと、二酸化炭素用駆動ポンプと、この 二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素供給源とを含み前記混合器に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給ラインと、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された 二酸化炭素を該二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すリターンラインと、前記塗料供給ライン及び二酸化炭素供給ラインから供給された、前記塗料と前記二酸 化炭素の両方の成分を混合して混合物を生成する前記混合器と、この混合器に接続し、かつ前記混合物を噴射する噴射手段を備える塗装装置であって、前記二酸 化炭素供給ラインは、少なくとも一次圧調節弁及び自動添加弁を含む二酸化炭素定量供給機構を前記二酸化炭素駆動ポンプの下流側に備えるとともに、前記リ ターンラインは一端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ前記二酸化炭素供給ラインの自動添加弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用 駆動ポンプの吸入側に接続されるとともに、戻し用仕切弁及び戻し用圧力調節弁を備え、前記自動添加弁又は戻し用仕切弁のいずれか一方のみを開状態に制御することを特徴とする塗装装置。
  2. 塗料用駆動ポンプと、この塗料用駆動ポンプと塗料供給源とを含み混合器に塗料を供給する塗料供給ラインと、二酸化炭素用駆動ポンプと、この 二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素供給源とを含み前記混合器に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給ラインと、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された 二酸化炭素を該二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すリターンラインと、前記塗料供給ライン及び二酸化炭素供給ラインから供給された、前記塗料と前記二酸 化炭素の両方の成分を混合して混合物を生成する前記混合器と、この混合器に接続し、かつ前記混合物を噴射する噴射手段を備える塗装装置であって、前記二酸 化炭素供給ラインは、少なくとも一次圧調節弁を含む二酸化炭素定量供給機構を前記二酸化炭素駆動ポンプの下流側に備えるとともに、前記リターンラインは一 端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吐出側で、かつ前記二酸化炭素供給ラインの一次圧調節弁よりも上流側から分岐し、他端が前記二酸化炭素用駆動ポンプの吸 入側に接続されるとともに、戻し用圧力調節弁を備え、前記二酸化炭素駆動ポンプの吐出側のリターンラインの分岐部分には三方弁を備え、該三方弁を制御し二酸化炭素駆動ポンプから圧送された二酸化炭素を前記混合器側又はリターンライン側のいずれかへ流れるように切り替え制御することを特徴とする塗装装置。
  3. 前記リターンラインは、二酸化炭素用駆動ポンプと二酸化炭素定量供給機構の間から分岐して、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された二酸化炭素を二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の塗装装置。
  4. 前記リターンラインは、二酸化炭素定量供給機構の一次圧調節弁と自動添加弁の間から分岐して、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された二酸化炭素を二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すことを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  5. 前記二酸化炭素定量供給機構は上流から二次圧力調節弁、流量調節弁、一次圧調節弁、自動添加弁を備え、前記リターンラインは、二酸化炭素定 量供給機構の一次圧調節弁と自動添加弁の間から分岐して、前記二酸化炭素用駆動ポンプから吐出された二酸化炭素を二酸化炭素用駆動ポンプの吸入側へ戻すことを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  6. エアー供給ラインを更に備え、前記塗料用駆動ポンプは、このエアー供給ラインから供給されるエアーを駆動源とすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の塗装装置。
  7. 制御部及び該制御部に接続される検知手段を更に設け、該検知手段の検出信号に基づき前記自動添加弁と戻し用仕切弁のいずれか一方を開状態に制御することを特徴とする請求項1、請求項1を引用する請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項1を引用する請求項6のいずれかに記載の塗装装置。
  8. 制御部及び該制御部に接続される検知手段を更に設け、該検知手段の検出信号に基づき前記三方弁を切り替え制御することを特徴とする請求項2、請求項2を引用する請求項3、又は請求項2を引用する請求項6のいずれかに記載の塗装装置。
  9. 前記検知手段は、前記エアー供給ラインに前記エアー供給ラインを流れるエアーの流量が変動したことを検出することを特徴とする請求項6を引用する請求項7又は請求項6を引用する請求項8のいずれかに記載の塗装装置。
  10. 前記検知手段は、前記塗料供給ラインに前記塗料供給ラインを流れる塗料の流量が変動したことを検出することを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の塗装装置。
  11. 前記検知手段は、前記塗料用駆動ポンプと前記混合器の間を流れる塗料の圧力又は前記混合器と前記噴射手段の間を流れる混合物の圧力が変動したことを検出することを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の塗装装置。
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