JPH0568814A - 水浄化装置 - Google Patents

水浄化装置

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JPH0568814A
JPH0568814A JP1038092A JP1038092A JPH0568814A JP H0568814 A JPH0568814 A JP H0568814A JP 1038092 A JP1038092 A JP 1038092A JP 1038092 A JP1038092 A JP 1038092A JP H0568814 A JPH0568814 A JP H0568814A
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Japan
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water
chamber
case
purification
clean
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JP1038092A
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Souichi Ogawa
創市 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄化ケースの前後壁面間に濾過体を介装し
て、その濾過体の前後に未清浄室及び清浄室を画成した
水浄化装置において、比較的厚めの濾過体を使用して
も、また浄化ケースの前後壁面間を比較的近接させて
も、未清浄室及び清浄室の各部に、均等且つ円滑な水の
流れを得るに必要なスペースを確保できるようにして、
水浄化装置の濾過能力向上と前後方向小型化に寄与す
る。 【構成】 未清浄室37には、該室の流路断面積をその
上流側より下流側へ向かうに連れて漸減させるように浄
化ケースCの一方の壁面と濾過体間の対向間隔を規制す
る第1の間隔規制部362 を設け、また清浄室34に
は、該室の流路断面積をその上流側より下流側へ向かう
に連れて漸増させるように浄化ケースCの他方の壁面と
濾過体間の対向間隔を規制する第2の間隔規制部21を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水浄化装置、特に水槽内
に設置される函状の浄化ケースの相対向する前後壁面間
に濾過体を介装して、その濾過体と一方の壁面間には水
槽内に連通する未清浄室を、また同濾過体と他方の壁面
間にはポンプの吸込側に連通する清浄室をそれぞれ画成
し、前記ポンプの作動により水槽の水が前記浄化ケース
内で未清浄室、濾過体及び清浄室を順次経由して循環さ
れるようにした形式の水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記水浄化装置においては浄化ケ
ースの前後壁面と濾過体とが平行に置かれているため、
上記未清浄室及び清浄室の各流路断面積は、それら室の
上流端と下流端間の流路全域に亘り一様な大きさであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記浄化ケー
スはそれが水槽内で大きな占有場所をとらないよう、で
きるだけコンパクトであることが望ましい。そこでその
浄化ケースの前後壁面間を極力近接させて該ケースの前
後方向小型化を図ることが考えられるが、その場合に
は、浄化ケースの前後壁面と濾過体との各間隔、従って
上記未清浄室及び清浄室の各流路断面積が小さくなって
しまい、そのため特に水の流量が大きい未清浄室の上流
端付近と清浄室の下流端付近でスムーズな水の流れが得
られなくなり、また濾過体にもその全域に亘り均等に水
を通過させ得なくなる虞れがある。
【0004】また斯かる問題を回避するために、例えば
濾過体を薄く形成して、未清浄室及び清浄室の各流路断
面積を大きくすることが考えられるが、この場合には濾
過体自身の濾過能力低下を来たす、といった別の問題を
生じる。
【0005】本発明は上記に鑑み提案されたもので、浄
化ケースの前後方向小型化を図りつつ従来の上記問題を
全て解決することができる水浄化装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水槽内に設置される函状の浄化ケースの相
対向する前後壁面間に濾過体を介装して、その濾過体と
一方の壁面間には水槽内に連通する未清浄室を、また同
濾過体と他方の壁面間にはポンプの吸込側に連通する清
浄室をそれぞれ画成し、前記ポンプの作動により水槽の
水が前記浄化ケース内で未清浄室、濾過体及び清浄室を
順次経由して循環されるようにした水浄化装置におい
て、前記未清浄室には、該室の流路断面積をその上流側
より下流側へ向かうに連れて漸減させるように前記一方
の壁面と濾過体間の対向間隔を規制する第1の間隔規制
部を設け、また前記清浄室には、該室の流路断面積をそ
の上流側より下流側へ向かうに連れて漸増させるように
前記他方の壁面と濾過体間の対向間隔を規制する第2の
間隔規制部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を浴槽内の水浄
化装置に適用した実施例について説明する。先ず、図1
〜10は本発明の第1実施例を示すもので、特に図1は
本発明装置を浴槽内に装着した状態を示す一部省略斜視
図、図2は、図1の2線矢視正面図、図3は、図1の3
線矢視背面図であり、これらの図において、浴槽水を適
温に保温しつつ浄化する浄化装置の浄化ケースCは、硬
質合成樹脂製であって、前後両壁面1,2を周壁面3に
比して広くした偏平な四角形をなし、前部ケース半体C
F と後部ケース半体CR とを開閉自在に合掌結合させて
2つ割りの密閉状に形成されている。
【0008】前部ケース半体CF の中央部には清浄水を
噴出するための流出口4が開口され、またその下縁両側
に浴槽水の流入口5,5が開口される。また後部ケース
半体CR の外面周縁部には3個の吸盤6‥が取付けら
れ、これらの吸盤6‥により図1に示すように浄化ケー
スCを水槽としての浴槽VB の一内壁面に着脱可能に吸
着保持し得る。また図3に示すように後部ケース半体C
R の底壁および左右側縁に沿ってU字状に誘導溝7が形
成され、コントロールボックスBC から延びるキャップ
タイヤコード8は、前記誘導溝7に受容案内されて、そ
の端部が浄化ケースC内に導入され、後述するコネクタ
ボックス25に臨んでいる。
【0009】次に図4〜図9を参照して浄化装置の内部
構造を詳細に説明するに、特に図4は、図5の4−4線
に沿う浄化装置内部の一部省略正面図、図5は、図4の
5−5線に沿う縦断面図、図6は、図4の6−6線に沿
う横断面図、図7は図6の一部を拡大した断面図、図8
は、図4の8−8線に沿う部分断面図、図9は浄化装置
の分解斜視図である。
【0010】図9に明瞭に示すように前,後部ケース半
体CF ,CR の下縁には、それらの左右に間隔を存して
それぞれ対をなす前,後部ヒンジ片9,9と10,10
が一体に形成され、互いに対応するヒンジ片9,10同
士は、ヒンジピン11により相互にピン連結され、前部
ケース半体CFは後部ケース半体CR に対してヒンジピ
ン11回りに上下に開閉可能である。また両ケース半体
F ,CR の閉成時には、それらのケース半体CF ,C
R の周壁12,13同士が相互に密に嵌合して密閉状浄
化ケースCを構成する。
【0011】図4,9に明瞭に示すように、後部ケース
半体CR 内には、その周壁13と隔壁14,15とによ
り後述する左,右浄化エレメント組立体EL ,ER を収
容するための比較的容積の大な左,右上部収容スペース
16,17および後述する水中ポンプPW と電気ヒータ
E をそれぞれ収容する左,右下部収容スペース18,
19が画成される。左,右上部収容スペース16,17
に対応する、後部ケース半体CR の内面にはそれぞれ複
数条の左,右横リブ群20‥,21‥が上下方向に間隔
をあけて互いに略平行に一体に突設され、さらにそれら
の左,右横リブ群20‥,21‥間の、後部ケース半体
R の内面中央部には、縦方向に延びる断面チャンネル
状の通路壁部材22が複数のビス23…により、前記
左,右の横リブ群20‥,21‥を跨いで固着され、該
通路壁部材22内には清浄水通路24(図6)が形成さ
れる。而してこの清浄水通路24の入口241は、図6
に示すように通路壁部材22の内端縁が前記左,右横リ
ブ群20‥,21‥を跨いでいることより該通路壁部材
22の内端縁と後部ケース半体の内面間に形成され、こ
の入口241 は前記左,右上部収容スペース16,17
に連通される。
【0012】前記左,右上部収容スペース16,17内
には濾過体としての左,右浄化エレメント組立体EL
R がそれぞれ着脱可能に収納され、また左下部収容空
間18には、水中ポンプPW および電線、配管等の線条
を集合連結するコネクタボックス25が収納支持され
る。
【0013】右浄化エレメント組立体ER は、左浄化エ
レメント組立体EL よりもその上下長さが長く構成され
るが、それらは同一の構造を有するので、以下右浄化エ
レメント組立体ER の構成について詳細に説明するに、
この浄化エレメント組立体E R は、フィルタユニット2
6と活性石ユニット27とを相互に重ね合せて構成さ
れ、フィルタユニット26はステンレス製の長方形枠体
28内にグラスファイバー等の繊維フィルタ29を装填
して偏平状に形成され、該繊維フィルタ29は枠体28
の表,裏両開口面に平坦状に露出される。また活性石ユ
ニット27は、前記フィルタユニット26の枠体28と
同じく長方形状の枠体30の内に麦飯石等の活性石31
を装填し、前記枠体30の表,裏両開放面に金網等のメ
ッシュ板32を張設して偏平状に構成される。
【0014】フィルタユニット26と活性石ユニット2
7とを重合してなる、左,右浄化エレメント組立体
L ,ER は何れも後部ケース半体CR 内の前記左,右
上部収容空間16,17内に収納され、それらの組立体
L ,ER の外周面と、後部ケース半体CR の周壁1
3、前記通路壁部材22、および隔壁14,15間に
は、それぞれ弾性パッキン33…が装填される。
【0015】而して活性石ユニット27内の麦飯石等の
活性石31は、そこを通過する水中に天然のミネラルを
溶出し、フィルタユニット26では濾過できない汚濁物
質、有機物などを吸着分解する機能を有する。
【0016】図5,6に示すように浄化ケースC内に
左,右浄化エレメント組立体EL ,E R が組付けられる
と、該組立体EL ,ER の後面(即ち活性石ユニット2
7側の面)と、後部ケース半体CR の内面(即ち浄化ケ
ースCの後壁面2)間には、該後部ケース半体CR の内
面に突設した前記横リブ群20‥,21‥によって偏平
な清浄室34(図5,6,7)が形成され、該清浄室3
4の下流端に位置する清浄水出口34oは、浄化ケース
Cの中央部の清浄水通路24に直接連通される。前記横
リブ群20‥,21‥は、本発明の第2の間隔規制部を
構成するものであって、図6,7,9からも明らかなよ
うに浄化ケースCの中央(図7で左方)に向かうにつれ
て隆起高さが漸次高くなるように形成されており、而し
て該リブ群20‥,21‥により各組立体EL ,ER
後面と後部ケース半体CR の内面間の対向間隔(従って
清浄水室34の流路断面積)はケースC中央に向かうに
つれて、即ち清浄水室34の上流側から下流側に向かう
につれて漸増し、該室34の清浄水出口34oにおいて
最大となっている。
【0017】図9に明瞭に示すように、前部ケース半体
F の内面左右には、前記左,右繊維フィルタ29,2
9の露出前面と対面して左,右リブ群35,36が一体
に突設され、これらのリブ群35,36は、それぞれ縦
リブ351 ,361 と、そこからのびる複数条の横リブ
352 ‥,362 ‥とよりなる。そして前,後部ケース
半体CF ,CR が閉じられて密閉状浄化ケースCを形成
するとき、前記左,右リブ群35,36は、それぞれ
左,右フィルタユニット26の前面と対面して前部ケー
ス半体CF と、左,右フィルタユニット26,26間に
偏平な未清浄室37(図5,6)を画成する。
【0018】また図4,6に明瞭に示すように浄化ケー
スCの左右側縁内部には、その全長にわたって流入路3
8,38が該浄化ケースCの全長に亘って形成されてお
り、該流入路38,38の下端は、浄化ケースCの下縁
左右に開口した前記流入口5,5に連通され、また該流
入路38,38の内側はその長手方向に沿って前記未清
浄室37,37の未清浄水入口37iに直接連通されて
いる。前記各横リブ352 ,362 は、本発明の第1の
間隔規制部を構成するものであって、図6,7からも明
らかなように浄化ケースCの中央(図7で左方)に向か
うにつれて隆起高さが漸次低くなるように形成されてお
り、而して該横リブ352 ‥,362 ‥により各組立体
L ,ER の前面と前部ケース半体CF の内面間の対向
間隔(従って未清浄水室37の流路断面積)はケースC
中央に向かうにつれて、即ち未清浄水室37の上流側か
ら下流側に向かうにつれて漸減し、該室37の未清浄水
入口37iにおいて最大となっている。
【0019】而して流入口5,5を通って流入路38,
38に流入した浴槽VB 内の未清浄水は複数の横リブ3
2 ,362 に案内されて偏平な未浄化室37内に均等
に流れる。
【0020】図4,6に示すように後部ケース半体CR
の左下部収容スペース18内には、円筒状の前記水中ポ
ンプPW が収容される。この水中ポンプPW の外周に
は、弾性バンド39が巻かれており、この弾性バンド3
9は水中ポンプPW を左下部収容スペース18内に弾性
支持する。図4,8に明瞭に示すように水中ポンプPW
の吸込口40は連結管41を介して清浄水通路24に連
通され、またその吐出口42は噴出管43に接続され、
この噴出管43は、前部ケース半体CF の中央部に開口
した流出口4を貫通して浴槽VB 内に開口される。
【0021】また図4,8に示すように、前記噴出管4
3の途中にはエアパイプ44の一端が接続され、このエ
アパイプ44は前記コネクタボックス25内に導かれそ
こで図9に示すようにキャップタイヤコード8内を通っ
て大気に開口される。
【0022】なおエアパイプ44の他端は大気に開口す
る代わりに図示しない従来公知のオゾン発生機の出口に
接続するようにしてもよい。
【0023】図4に示すように後部ケース半体CR の右
下部収容スペース19内には、電気ヒータHE (300
W)が収納保持される。このヒータHE の加熱室45は
浄化ケースC内の水中に連通されるとともに可撓パイプ
46を介して水中ポンプPW の吸込系中の連絡管41に
連通される。したがって加熱室45内で適温に温められ
た浴槽水は水中ポンプPW の吸込系に吸引される。
【0024】なお47は前,後部ケース半体CF ,CR
の衝合端縁間に介装される弾性パッキンである。
【0025】次に第1実施例の作用について説明する。
【0026】いま図1に示すように浄化ケースC後面の
吸盤6‥により、該ケースCを浴槽VB 内の内面に密接
して取付ける。この場合前記吸込口5および流出口4は
浴槽水内に浸漬させる。
【0027】次にコントロールボックスBC の電源スイ
ッチをONして水中ポンプPW および電気ヒータHE
作動する。水中ポンプPW の吸込力は、浄化ケースCが
密閉状であることにより、該ケースC下縁の流入口5,
5を通して該ケースC内に吸引される。
【0028】流入口5,5より浄化ケースC内に流入し
た未清浄水は、図4矢印aに示すように浄化ケースCの
左右両側の流入路38,38を通って偏平な未清浄室3
7へと流入する。このときリブ群35,36によって水
がフィルタユニット26の繊維フィルタ29の全面にい
きわたるように誘導される。
【0029】未清浄室37内の水は図4〜6矢印bに示
すようにフィルタユニット26および活性石ユニット2
7内を通って偏平な清浄室34へと流れる。
【0030】ところで未清浄室37内の水がフィルタユ
ニット26を通過する際には、その水は、未清浄室37
内に露出する広い面積の濾過面の全面にわたって均等に
流れ濾過能率が高められるとともに水が広い濾過面を通
過する際その流速が遅くなることにより、繊維フィルタ
29において好気性微生物の繁殖が促進されて未清浄水
の好気性微生物による有機的浄化作用が増進される。ま
たフィルタユニット26を通過した水は、活性石ユニッ
ト27へと流れるが、この場合も水は活性石(麦飯石)
の広い面に均等に流れ、ここでフィルタユニット26で
は濾過できなかった汚濁物質、有機物などを吸着分解す
る。そしてフィルタユニット26および活性石ユニット
27を通過した水は清浄化されてやわからで澄んだきれ
いな清浄水となって清浄室34へと流れ、そこから図4
〜6矢印cに示すように入口24 1 を通って清浄水通路
24へと流れ、連絡路41を通って水中ポンプPW に吸
込まれる。水中ポンプPW で加圧された清浄水は噴出管
43を通って浴槽VB 内に噴射されるが、その噴出管4
3内にはエゼクタ作用によって大気がエアパイプ44を
通して噴出管43内に吸引され、したがって噴出管43
からは気泡を含んだ清浄水を浴槽VB 内へと勢いよく噴
出させることができる。
【0031】ところで各浄化エレメント組立体EL ,E
R の前面と前部ケース半体CF 内面間の間隔、従って前
記未清浄室37の流路断面積は、第1の間隔規制部とし
ての前記横リブ352 ‥,362 ‥の特設によりケース
C中央に向かうにつれて、即ち該未清浄室37の上流側
から下流側へ向かうにつれて漸減し、未清浄湯の流量が
最大となる該室37の入口37i付近では最大であるた
め、該室37の各部における未清浄湯の流れはスムーズ
である。一方、各浄化エレメント組立体EL ,ER の後
面と後部ケース半体CR 内面間の間隔、従って前記清浄
室34の流路断面積は、第2の間隔規制部としての前記
横リブ群20‥,21‥の特設によりケースC中央に向
かうにつれて、即ち清浄室34の上流側から下流側へ向
かうにつれて漸減し、清浄湯の流量が最大となる該室3
4の出口34o付近で最大であるため、該室34の各部
における清浄湯の流れもスムーズであり、全体として両
室37,34における湯の流れがバランスし、濾過体と
しての各エレメント組立体EL ,ER の全域に亘り湯が
略均等に通過する。その上、未清浄室37及び清浄室3
4の各部の流路断面積の、上流側から下流側への変化の
傾向を互いに反対にすることができるため、比較的厚め
のエレメント組立体EL ,ER を使用したとても、また
浄化ケースCの前後壁面1,2間を比較的近接させたと
しても、未清浄室37及び清浄室34の各部に、均等且
つ円滑な水の流れを得るに必要なスペースを容易に確保
することができる。
【0032】また水中ポンプPW には、ヒータHE で加
熱された加熱水が可撓パイプ46を通って吸入され、噴
出管43からは適温に加熱された水が噴出される。
【0033】なお、エアパイプには大気を吸入する代わ
りに図示しないオゾン発生機からのオゾンガスを吸入し
てもよく、この場合は噴出管43よりオゾンガスを混入
した水が噴出される。
【0034】浄化装置の清掃を行うときはコントロール
ボックスBC の電源をオフしたのち、図10に示すよう
に前部ケース半体CF を前方に牽引してヒンジピン11
回りに下向きに約90°回動することにより浄化ケース
Cを開放したのち、フィルタユニット26および活性石
ユニット27を後部ケース半体CR より外し浴槽V
B 上、たとえば前部ケース半体CF 上に置き、浄化ケー
スC、フィルタユニット等に浴室内にあるシャワーSW
等より清水を噴きつけることにより清掃することがで
き、浄化装置を浴槽VB から取外すことなく該装置を清
掃することが可能である。
【0035】また清掃後等の始動時には、水中ポンプP
W は浴槽中に常に浸漬されるので、該ポンプPW への呼
び水作用が確実に行われ始動性がきわめてよい。
【0036】図11には本発明の第2実施例が示され
る。この第2実施例において、前記第1実施例と同一部
材には同一符合が付される。この第2実施例では、浴槽
B の周壁に該浴槽VB 内に開口する収容凹部50を形
成し、この収容凹部50内に浄化ケースCを収納保持さ
せ、該浄化ケースCの前部ケース半体CF を、浴槽VB
の内面と略面一に形成する。
【0037】而してこの第2実施例のものは、前記第1
実施例と同等の作用効果を奏することに加えて浄化ケー
スCが浴槽VB 内に出張ることがなく、浴槽VB の収容
容積を減ずることなく、また浄化装置が入浴者の邪魔に
なることがなく、外観上の体裁も極めてよい。
【0038】尚、前記実施例では、水浄化装置を浴槽用
とし浄化ケース内に保温装置を併設したものを示した
が、本発明の水浄化装置は例えば魚等を入れる水槽用で
あってもよく、また保温装置は省略してもよい。また前
記実施例では、濾過体としての左右一対の浄化エレメン
ト組立体を浄化ケース内に並べて設けているが、それに
代えて1つあるいは3つ以上の浄化組立体を浄化ケース
内に設けてもよい。また浄化エレメント組立体としてフ
ィルタユニットと、活性石ユニットとを重合して二層に
したものを使用したが、これに代えてそれらを三層以上
にしてもよく、他の公知の浄化エレメントを用いてもよ
い。また浄化ケースを浴槽内に着脱自在に取付けるのに
吸盤を用いたが、これに代えて他の公知の取付手段、た
とえばテープ、面ファスナ等を用いてもよい。
【0039】さらに浄化エレメント組立体の前方に未清
浄室を、その後方に清浄室を画成する代わりに、浄化エ
レメント組立体の前方に清浄室をその後方に未清浄室を
形成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、未清浄室
には、該室の流路断面積をその上流側より下流側へ向か
うに連れて漸減させるように浄化ケースの一方の壁面と
濾過体間の対向間隔を規制する第1の間隔規制部を設
け、また清浄室には、該室の流路断面積をその上流側よ
り下流側へ向かうに連れて漸増させるように浄化ケース
の他方の壁面と濾過体間の対向間隔を規制する第2の間
隔規制部を設けたので、未清浄室及び清浄室の各部の流
路断面積を、それら室を流れる水の流量に応じてそれぞ
れ変えることができるばかりか、その変化の傾向を、濾
過体を挟んで隣接する未清浄室と清浄室とで反対にする
ことができ、従って比較的厚めの濾過体を使用しても、
また浄化ケースの前後壁面間を比較的近接させても、未
清浄室及び清浄室の各部に、均等且つ円滑な水の流れを
得るに必要なスペースを確保することができるから、水
浄化装置の濾過能力向上と前後方向小型化に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、水浄化装置を浴槽
内に装着した状態を示す一部省略斜視図。
【図2】図1の2線矢視正面図。
【図3】図1の3線矢視背面図。
【図4】図5の4−4線に沿う水浄化装置内部の正面
図。
【図5】図4の5−5線に沿う縦断面図。
【図6】図4の6−6線に沿う横断面図。
【図7】図6の一部を拡大した断面図。
【図8】図4の8−8線に沿う部分断面図。
【図9】水浄化装置の分解斜視図。
【図10】水浄化装置の清掃状態を示す斜視図。
【図11】本発明の第2実施例で、水浄化装置を浴槽に
取付けた状態の断面図。
【符号の説明】
C 浄化ケース EL ,ER 濾過体としての浄化エレメント組立体 PW ポンプとしての水中ポンプ VB 水槽としての浴槽 1 前壁面 2 後壁面 20,21 第2の間隔規制部としての横リブ群 34 清浄室 352 ,362 第1の間隔規制部としての横リブ 37 未清浄室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24H 9/00 W 9033−3L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽(VB )内に設置される函状の浄化
    ケース(C)の相対向する前後壁面(1,2)間に濾過
    体(EL ,ER )を介装して、その濾過体(EL
    R )と一方の壁面(1)間には水槽(VB )内に連通
    する未清浄水室(37)を、また同濾過体(EL
    R )と他方の壁面(2)間にはポンプ(PW )の吸込
    側に連通する清浄室(34)をそれぞれ画成し、前記ポ
    ンプ(PW )の作動により水槽(VB )の水が前記浄化
    ケース(C)内で未清浄室(37)、濾過体(EL ,E
    R )及び清浄室(34)を順次経由して循環されるよう
    にした水浄化装置において、前記未清浄室(37)に
    は、該室(37)の流路断面積をその上流側より下流側
    へ向かうに連れて漸減させるように前記一方の壁面
    (1)と濾過体(EL ,ER )間の対向間隔を規制する
    第1の間隔規制部(352,36 2 )を設け、また前記
    清浄室(34)には、該室(34)の流路断面積をその
    上流側より下流側へ向かうに連れて漸増させるように前
    記他方の壁面(2)と濾過体(EL ,ER )間の対向間
    隔を規制する第2の間隔規制部(20,21)を設けた
    ことを特徴とする、水浄化装置。
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