JPH06218247A - 膜分離装置 - Google Patents
膜分離装置Info
- Publication number
- JPH06218247A JPH06218247A JP5009657A JP965793A JPH06218247A JP H06218247 A JPH06218247 A JP H06218247A JP 5009657 A JP5009657 A JP 5009657A JP 965793 A JP965793 A JP 965793A JP H06218247 A JPH06218247 A JP H06218247A
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- Japan
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- membrane
- separation device
- membrane module
- main body
- body casing
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本体ケーシング21内に複数の膜モジュール
22を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置した。本
体ケーシング21の内側面に膜モジュール22を案内す
るガイド溝23を設けた。各膜モジュール22の表裏面
に、隣接する膜モジュール22間において相互に当接す
る凸部30を設けた。 【効果】 膜モジュール22に設けた凸部30により、
隣接する膜モジュール22同士が撓みの発生を相互に抑
止し合うので、経年変化によっても隣接する膜モジュー
ル22間の間隙を常に一定に維持することができる。
22を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置した。本
体ケーシング21の内側面に膜モジュール22を案内す
るガイド溝23を設けた。各膜モジュール22の表裏面
に、隣接する膜モジュール22間において相互に当接す
る凸部30を設けた。 【効果】 膜モジュール22に設けた凸部30により、
隣接する膜モジュール22同士が撓みの発生を相互に抑
止し合うので、経年変化によっても隣接する膜モジュー
ル22間の間隙を常に一定に維持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合弁浄化槽等の有機性
廃水処理等において用いる膜分離装置に関する。
廃水処理等において用いる膜分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の膜分離装置は、例えば図10に示
すようなものである。図10の(a)において、本体ケ
ーシング1は上部ケーシング1aと下部ケーシング1b
とで形成しており、下部ケーシング1bの下部開口から
上部ケーシング1aの上部開口に向けて本体ケーシング
1内を槽内の原水2が流通するように構成している。
すようなものである。図10の(a)において、本体ケ
ーシング1は上部ケーシング1aと下部ケーシング1b
とで形成しており、下部ケーシング1bの下部開口から
上部ケーシング1aの上部開口に向けて本体ケーシング
1内を槽内の原水2が流通するように構成している。
【0003】上部ケーシング1aの内部には、複数の膜
モジュール3を各膜モジュール3の膜面間に適当間隙を
形成しながら膜面を上下方向に沿わせて挿入配置してい
る。また、下部ケーシング1bの内部には空気4を曝気
する散気装置5を配置している。
モジュール3を各膜モジュール3の膜面間に適当間隙を
形成しながら膜面を上下方向に沿わせて挿入配置してい
る。また、下部ケーシング1bの内部には空気4を曝気
する散気装置5を配置している。
【0004】図10の(b)に示すように、各膜モジュ
ール3は、濾板6の表裏を限外濾過膜や精密濾過膜等の
濾過膜7で覆ったもので、濾板6の内部に透過液流路8
を設けるとともに、濾板6と濾過膜7の間に、流路を形
成するための間隙形成材9を介装している。
ール3は、濾板6の表裏を限外濾過膜や精密濾過膜等の
濾過膜7で覆ったもので、濾板6の内部に透過液流路8
を設けるとともに、濾板6と濾過膜7の間に、流路を形
成するための間隙形成材9を介装している。
【0005】図11に示すように、上述の膜分離装置1
0は反応槽11に浸漬配置しており、反応槽11には原
水供給管12が開口している。また、膜分離装置10の
各膜モジュール3の透過液流路8に連通して設けた吸引
管13は、先端側が処理水槽14に開口しており、吸引
管13の途中には吸引ポンプ15を介装している。さら
に、散気装置5には送気管16を介してブロアー17を
接続している。
0は反応槽11に浸漬配置しており、反応槽11には原
水供給管12が開口している。また、膜分離装置10の
各膜モジュール3の透過液流路8に連通して設けた吸引
管13は、先端側が処理水槽14に開口しており、吸引
管13の途中には吸引ポンプ15を介装している。さら
に、散気装置5には送気管16を介してブロアー17を
接続している。
【0006】上記した構成において、反応槽11には原
水供給管12を通して、下水、し尿等の原水2が流入す
る。また、ブロアー17により空気4を送気管16を通
して散気装置5に供給し、散気装置5から上方に向けて
空気4を曝気する。そして、図12に示すように、前述
の曝気によって反応槽11内に酸素を供給するととも
に、空気4のエアリフト作用により生起する上昇攪拌流
によって反応槽11内の原水2を攪拌混合しながら槽内
で循環させる。
水供給管12を通して、下水、し尿等の原水2が流入す
る。また、ブロアー17により空気4を送気管16を通
して散気装置5に供給し、散気装置5から上方に向けて
空気4を曝気する。そして、図12に示すように、前述
の曝気によって反応槽11内に酸素を供給するととも
に、空気4のエアリフト作用により生起する上昇攪拌流
によって反応槽11内の原水2を攪拌混合しながら槽内
で循環させる。
【0007】一方、膜分離装置10によって反応槽11
内の原水2を固液分離し、膜分離装置10の濾過膜7を
透過した透過液は処理水18として吸引ポンプ15によ
り吸引管13を通して処理水槽14に取り出す。
内の原水2を固液分離し、膜分離装置10の濾過膜7を
透過した透過液は処理水18として吸引ポンプ15によ
り吸引管13を通して処理水槽14に取り出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、各膜モジュール3の間の間隙は、経年
変化による濾板6の撓みによって不均一なものとなり、
特に幅方向の中間位置において隘路が生じる。このた
め、隘路に阻害されて原水2の流れが偏流し、空気4お
よび上昇攪拌流による膜面に対する洗浄効率が局所的に
低下するので、隘路におけるケーキ層の剥離が不十分と
なり、流路の閉塞および膜面の目詰まりが生じる問題が
あった。また、変形および目詰まりした膜モジュール3
は交換する必要があり、不要な維持管理費が増加する問
題があった。
の構成において、各膜モジュール3の間の間隙は、経年
変化による濾板6の撓みによって不均一なものとなり、
特に幅方向の中間位置において隘路が生じる。このた
め、隘路に阻害されて原水2の流れが偏流し、空気4お
よび上昇攪拌流による膜面に対する洗浄効率が局所的に
低下するので、隘路におけるケーキ層の剥離が不十分と
なり、流路の閉塞および膜面の目詰まりが生じる問題が
あった。また、変形および目詰まりした膜モジュール3
は交換する必要があり、不要な維持管理費が増加する問
題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するもので、膜
モジュールの濾板の変形を防止し、膜モジュール間の間
隙を常に一定に維持することができる膜分離装置を提供
することを目的とする。
モジュールの濾板の変形を防止し、膜モジュール間の間
隙を常に一定に維持することができる膜分離装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の膜分離装置は、本体ケーシング内に複数の
膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平行に配置
する膜分離装置において、本体ケーシングの内側面に膜
モジュールを案内するガイド溝を設け、各膜モジュール
の表裏面に、隣接する膜モジュール間において相互に当
接する凸部を設けた構成としたものである。
に、本発明の膜分離装置は、本体ケーシング内に複数の
膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平行に配置
する膜分離装置において、本体ケーシングの内側面に膜
モジュールを案内するガイド溝を設け、各膜モジュール
の表裏面に、隣接する膜モジュール間において相互に当
接する凸部を設けた構成としたものである。
【0011】本発明の膜分離装置は、本体ケーシング内
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、各膜モ
ジュールの表裏面に、隣接する膜モジュール間において
相互に対向する凸部を設け、隣接する凸部間に通水性を
有するとともに乱流を生起させる手段を有するスペーサ
を介装した構成としたものである。
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、各膜モ
ジュールの表裏面に、隣接する膜モジュール間において
相互に対向する凸部を設け、隣接する凸部間に通水性を
有するとともに乱流を生起させる手段を有するスペーサ
を介装した構成としたものである。
【0012】本発明の膜分離装置は、本体ケーシング内
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、膜モジ
ュールの幅方向の中間にサポート体を複数の膜モジュー
ルに掛け渡して配置し、サポート体に各膜モジュールの
縁端部に嵌合する複数の凹部を設けた構成としたもので
ある。
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、膜モジ
ュールの幅方向の中間にサポート体を複数の膜モジュー
ルに掛け渡して配置し、サポート体に各膜モジュールの
縁端部に嵌合する複数の凹部を設けた構成としたもので
ある。
【0013】本発明の膜分離装置は、本体ケーシング内
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、本体ケ
ーシングの上部に格子状の枠体を配置するとともに、各
格子がそれぞれ膜モジュールに対向するように枠体を形
成し、各格子の下面と膜モジュールの上端面に相互に嵌
合する凹凸部を設けた構成としたものである。
に複数の膜モジュールを適当間隙をおいて上下方向に平
行に配置する膜分離装置において、本体ケーシングの内
側面に膜モジュールを案内するガイド溝を設け、本体ケ
ーシングの上部に格子状の枠体を配置するとともに、各
格子がそれぞれ膜モジュールに対向するように枠体を形
成し、各格子の下面と膜モジュールの上端面に相互に嵌
合する凹凸部を設けた構成としたものである。
【0014】
【作用】上記した本発明の第1の構成により、隣接する
膜モジュールはその凸部において相互に当接し、撓みの
発生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接
する膜モジュール間の間隙を常に一定に維持することが
できる。
膜モジュールはその凸部において相互に当接し、撓みの
発生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接
する膜モジュール間の間隙を常に一定に維持することが
できる。
【0015】上記した本発明の第2の構成により、各膜
モジュールはその凸部においてスペーサに当接し、スペ
ーサを介して隣接する膜モジュールの凸部同士が相互に
当接して撓みの発生を相互に抑止し合うので、経年変化
によっても隣接する膜モジュール間の間隙を常に一定に
維持することができる。また、スペーサは各膜モジュー
ル間を流れる空気および原水の上昇攪拌流に乱流を生起
させるので、膜面に対する洗浄効率を高めることができ
る。
モジュールはその凸部においてスペーサに当接し、スペ
ーサを介して隣接する膜モジュールの凸部同士が相互に
当接して撓みの発生を相互に抑止し合うので、経年変化
によっても隣接する膜モジュール間の間隙を常に一定に
維持することができる。また、スペーサは各膜モジュー
ル間を流れる空気および原水の上昇攪拌流に乱流を生起
させるので、膜面に対する洗浄効率を高めることができ
る。
【0016】上記した本発明の第3の構成により、各膜
モジュールは縁端部においてサポート体の各凹部に嵌合
し、サポート体を介して撓みの発生を相互に抑止し合う
ので、経年変化によっても隣接する膜モジュール間の間
隙を常に一定に維持することができる。
モジュールは縁端部においてサポート体の各凹部に嵌合
し、サポート体を介して撓みの発生を相互に抑止し合う
ので、経年変化によっても隣接する膜モジュール間の間
隙を常に一定に維持することができる。
【0017】上記した本発明の第4の構成により、各膜
モジュールは上端面において枠体の各格子に双方の凹凸
部で嵌合し、枠体を介して撓みの発生を相互に抑止し合
うので、経年変化によっても隣接する膜モジュール間の
間隙を常に一定に維持することができる。
モジュールは上端面において枠体の各格子に双方の凹凸
部で嵌合し、枠体を介して撓みの発生を相互に抑止し合
うので、経年変化によっても隣接する膜モジュール間の
間隙を常に一定に維持することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先に図10〜図12において説明したものと同
様の作用を行う部材については同一番号を付して説明を
省略する。
明する。先に図10〜図12において説明したものと同
様の作用を行う部材については同一番号を付して説明を
省略する。
【0019】図1〜図2において、本体ケーシング21
の内部には複数の膜モジュール22を適当間隙をおいて
上下方向に平行に配置しており、本体ケーシング21の
内側面には膜モジュール22を案内する複数のガイド溝
23を設けている。
の内部には複数の膜モジュール22を適当間隙をおいて
上下方向に平行に配置しており、本体ケーシング21の
内側面には膜モジュール22を案内する複数のガイド溝
23を設けている。
【0020】各膜モジュール22は濾板24の表裏を限
外濾過膜や精密濾過膜等の濾過膜25で覆って形成して
おり、濾板24には透過液流路26を設けている。透過
液流路26は濾板24の表裏面に開口するとともに、濾
板24の上端面に吸引口27として開口しており、吸引
口27に連通して設けた吸引チューブ28をヘッダー管
29に接続している。このヘッダー管29は吸引管13
に連通している。
外濾過膜や精密濾過膜等の濾過膜25で覆って形成して
おり、濾板24には透過液流路26を設けている。透過
液流路26は濾板24の表裏面に開口するとともに、濾
板24の上端面に吸引口27として開口しており、吸引
口27に連通して設けた吸引チューブ28をヘッダー管
29に接続している。このヘッダー管29は吸引管13
に連通している。
【0021】また、各膜モジュール22の表裏面の上下
両端縁部には、幅方向の中間位置に凸部30を設けてお
り、凸部30は隣接する膜モジュール22間において相
互に当接するように形成している。
両端縁部には、幅方向の中間位置に凸部30を設けてお
り、凸部30は隣接する膜モジュール22間において相
互に当接するように形成している。
【0022】上記した構成により、散気装置5から噴出
する空気4のエアリフト作用により生起する原水2の上
昇攪拌流は、隣接する膜モジュール22間の間隙を通
り、反応槽11内を循環する。
する空気4のエアリフト作用により生起する原水2の上
昇攪拌流は、隣接する膜モジュール22間の間隙を通
り、反応槽11内を循環する。
【0023】一方、膜モジュール22の濾過膜25を透
過した透過液は、透過液流路26から吸引チューブ28
およびヘッダー管29を通って吸引管13に流入する。
また、空気4および原水2の上昇攪拌流が膜面に付着す
るケーキ層を剥離させることにより、膜面の洗浄を行
う。
過した透過液は、透過液流路26から吸引チューブ28
およびヘッダー管29を通って吸引管13に流入する。
また、空気4および原水2の上昇攪拌流が膜面に付着す
るケーキ層を剥離させることにより、膜面の洗浄を行
う。
【0024】上述の動作において、隣接する膜モジュー
ル22はその凸部30において相互に当接し、撓みの発
生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接す
る膜モジュール22間の間隙を常に一定に維持すること
ができる。
ル22はその凸部30において相互に当接し、撓みの発
生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接す
る膜モジュール22間の間隙を常に一定に維持すること
ができる。
【0025】図3は本発明の他の実施例を示すものであ
り、先の実施例と同様の作用を行う部材については同一
番号を付して説明を省略する。図3において、隣接する
膜モジュール41の表裏面の上下両端縁部には、幅方向
の中間位置に凸部42を設けており、凸部42は隣接す
る膜モジュール41間において相互に対向している。ま
た、隣接する凸部42間にスペーサ43を介装してお
り、スペーサ43は金網等の通水性を有する部材で形成
され、金網の線材等が乱流を生起させる部材として機能
するものである。
り、先の実施例と同様の作用を行う部材については同一
番号を付して説明を省略する。図3において、隣接する
膜モジュール41の表裏面の上下両端縁部には、幅方向
の中間位置に凸部42を設けており、凸部42は隣接す
る膜モジュール41間において相互に対向している。ま
た、隣接する凸部42間にスペーサ43を介装してお
り、スペーサ43は金網等の通水性を有する部材で形成
され、金網の線材等が乱流を生起させる部材として機能
するものである。
【0026】この構成によれば、各膜モジュール41は
その凸部42においてスペーサ43に当接し、スペーサ
43を介して隣接する膜モジュール41の凸部42同士
が相互に当接して撓みの発生を相互に抑止し合う。この
とき、スペーサ43はその線材等の構成要素材によって
各膜モジュール41間を流れる空気4および原水2の上
昇攪拌流に乱流を生起させるので、膜面に対する洗浄効
率を高めることができる。他の作用効果は先の実施例と
同様である。
その凸部42においてスペーサ43に当接し、スペーサ
43を介して隣接する膜モジュール41の凸部42同士
が相互に当接して撓みの発生を相互に抑止し合う。この
とき、スペーサ43はその線材等の構成要素材によって
各膜モジュール41間を流れる空気4および原水2の上
昇攪拌流に乱流を生起させるので、膜面に対する洗浄効
率を高めることができる。他の作用効果は先の実施例と
同様である。
【0027】図4〜図6は本発明のさらに他の実施例を
示すものであり、先の実施例と同様の作用を行う部材に
ついては同一番号を付して説明を省略する。図4〜図6
において、膜モジュール51の上部にサポート体52を
配置しており、サポート体52は膜モジュール51の幅
方向の中間に位置し、複数の膜モジュール51に掛け渡
したものである。また、サポート体52は下面に複数の
歯部53を有する櫛状をなし、隣接する歯部53間に膜
モジュール51の縁端部に嵌合する凹部54を形成して
おり、歯部53は膜モジュール51間のスペーサの作用
を果すものである。
示すものであり、先の実施例と同様の作用を行う部材に
ついては同一番号を付して説明を省略する。図4〜図6
において、膜モジュール51の上部にサポート体52を
配置しており、サポート体52は膜モジュール51の幅
方向の中間に位置し、複数の膜モジュール51に掛け渡
したものである。また、サポート体52は下面に複数の
歯部53を有する櫛状をなし、隣接する歯部53間に膜
モジュール51の縁端部に嵌合する凹部54を形成して
おり、歯部53は膜モジュール51間のスペーサの作用
を果すものである。
【0028】この構成によれば、各膜モジュール51は
縁端部においてサポート体52の各凹部54に嵌合し、
サポート体51を介して撓みの発生を相互に抑止し合
う。他の作用効果は先の実施例と同様である。
縁端部においてサポート体52の各凹部54に嵌合し、
サポート体51を介して撓みの発生を相互に抑止し合
う。他の作用効果は先の実施例と同様である。
【0029】図7〜図8は本発明のさらに他の実施例を
示すものであり、先の実施例と同様の作用を行う部材に
ついては同一番号を付して説明を省略する。図7〜図8
において、本体ケーシング61の上部には格子状の枠体
62を配置しており、枠体62は各格子63がそれぞれ
膜モジュール64に対向するように形成したものであ
る。また、各格子63の下面には凸部65を設けてお
り、膜モジュール64の上端面には凸部65に嵌合する
凹部66を設けている。尚、凸部65および凹部66は
それぞれ逆の部材に設けてもよい。
示すものであり、先の実施例と同様の作用を行う部材に
ついては同一番号を付して説明を省略する。図7〜図8
において、本体ケーシング61の上部には格子状の枠体
62を配置しており、枠体62は各格子63がそれぞれ
膜モジュール64に対向するように形成したものであ
る。また、各格子63の下面には凸部65を設けてお
り、膜モジュール64の上端面には凸部65に嵌合する
凹部66を設けている。尚、凸部65および凹部66は
それぞれ逆の部材に設けてもよい。
【0030】この構成によれば、各膜モジュール64は
上端面において枠体62の各格子63に双方の凸部65
と凹部66とで嵌合し、枠体62を介して撓みの発生を
相互に抑止し合う。他の作用効果は先の実施例と同様で
ある。
上端面において枠体62の各格子63に双方の凸部65
と凹部66とで嵌合し、枠体62を介して撓みの発生を
相互に抑止し合う。他の作用効果は先の実施例と同様で
ある。
【0031】また、図9に示すように、膜モジュール6
4と枠体62の嵌合構造は、枠体62の各格子63の下
面に膜モジュール64の縁端部に嵌合する凹部71を設
けて構成することも可能である。
4と枠体62の嵌合構造は、枠体62の各格子63の下
面に膜モジュール64の縁端部に嵌合する凹部71を設
けて構成することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、膜モ
ジュールに設けた凸部、スペーサ、サポート体、格子状
の枠体を介して、隣接する膜モジュール同士が撓みの発
生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接す
る膜モジュール間の間隙を常に一定に維持することがで
きる。
ジュールに設けた凸部、スペーサ、サポート体、格子状
の枠体を介して、隣接する膜モジュール同士が撓みの発
生を相互に抑止し合うので、経年変化によっても隣接す
る膜モジュール間の間隙を常に一定に維持することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す膜分離装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】同実施例における膜モジュールの斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す膜分離装置の平面図
である。
である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す膜分離装置の
平面図である。
平面図である。
【図5】同実施例における膜分離装置の縦断面図であ
る。
る。
【図6】図5のA−A矢視断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す膜分離装置の
平面図である。
平面図である。
【図8】同実施例における膜分離装置の縦断面図であ
る。
る。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示す膜分離装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図10】(a),(b)はそれぞれ従来の膜分離装置
および膜モジュールの斜視図である。
および膜モジュールの斜視図である。
【図11】従来の水処理装置の全体構成図である。
【図12】従来の膜分離装置の作用を示す模式図であ
る。
る。
21 本体ケーシング 22,51,64 膜モジュール 23 ガイド溝 24 濾板 30 凸部 43 スペーサ 52 サポート体 54 凹部 62 枠体 63 格子 65 凸部 66 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 本体ケーシング内に複数の膜モジュール
を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置する膜分離装
置において、本体ケーシングの内側面に膜モジュールを
案内するガイド溝を設け、各膜モジュールの表裏面に、
隣接する膜モジュール間において相互に当接する凸部を
設けたことを特徴とする膜分離装置。 - 【請求項2】 本体ケーシング内に複数の膜モジュール
を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置する膜分離装
置において、本体ケーシングの内側面に膜モジュールを
案内するガイド溝を設け、各膜モジュールの表裏面に、
隣接する膜モジュール間において相互に対向する凸部を
設け、隣接する凸部間に通水性を有するとともに乱流を
生起させる手段をするスペーサを介装したことを特徴と
する膜分離装置。 - 【請求項3】 本体ケーシング内に複数の膜モジュール
を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置する膜分離装
置において、本体ケーシングの内側面に膜モジュールを
案内するガイド溝を設け、膜モジュールの幅方向の中間
にサポート体を複数の膜モジュールに掛け渡して配置
し、サポート体に各膜モジュールの縁端部に嵌合する複
数の凹部を設けたことを特徴とする膜分離装置。 - 【請求項4】 本体ケーシング内に複数の膜モジュール
を適当間隙をおいて上下方向に平行に配置する膜分離装
置において、本体ケーシングの内側面に膜モジュールを
案内するガイド溝を設け、本体ケーシングの上部に格子
状の枠体を配置するとともに、各格子がそれぞれ膜モジ
ュールに対向するように枠体を形成し、各格子の下面と
膜モジュールの上端面に相互に嵌合する凹凸部を設けた
ことを特徴とする膜分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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