JPH0568652U - 感熱式記録装置 - Google Patents

感熱式記録装置

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JPH0568652U
JPH0568652U JP1738592U JP1738592U JPH0568652U JP H0568652 U JPH0568652 U JP H0568652U JP 1738592 U JP1738592 U JP 1738592U JP 1738592 U JP1738592 U JP 1738592U JP H0568652 U JPH0568652 U JP H0568652U
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JP
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bracket
paper feed
shaft
thermal head
way clutch
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Application number
JP1738592U
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English (en)
Inventor
隆 綾部
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡易で、かつ円滑な紙送りやヘッドの
上昇、下降動作が得られる。 【構成】 プラテンローラ45に圧接されるサーマルヘ
ッド32が取付けられたブラケット31は、シャフト3
0で揺動自在に支持され、シャフト27が設けられてい
る。給紙ローラ37のシャフト36には、一方向クラッ
チ35が取付けられている。そして、一対の円板26の
合対向する面には、シャフト27の先端部が挿入係合し
て、ブラケット31を揺動させるカム溝26a、26b
が設けられている。また、円板26と一方向クラッチ3
5とは、同一のモータを駆動源とし、一方向クラッチ3
5は、給紙ローラ37を紙送り方向のみの回転伝達を行
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファクシミリ装置あるいはプリンタ装置等に採用される感熱式記録 装置に関し、特に、カット紙をサーマルヘッドで印字する感熱式記録装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の感熱式記録装置では、給紙ローラによってカット紙が紙送り する際には、ヘッド駆動機構によりサーマルヘッドがプラテンローラから離間し て上昇し、カット紙の先端部が挿入可能となり、印字する際には、前記ヘッド駆 動機構によりサーマルヘッドが下降してプラテンローラに圧接されるように構成 されており、給紙ローラの紙送り動作とヘッド駆動機構との駆動のタイミングは 、用紙の位置を検出するセンサにの検出信号より行い、ヘッドの上昇高さは、こ れを検出する別のセンサの検出信号により、ヘッド駆動機構を停止させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の感熱記録装置においては、給紙ローラを回転駆動するモータと ヘッド駆動機構を駆動するモータとの2個のモータとを必要とし、これら2個の モータの駆動のタイミングを検出信号によってON、OFFあるいは正、逆転の 切換えを行わねばならないため、動作が複雑となり、紙送りやヘッドの上昇、下 降動作が円滑に行われないといった欠点があった。また、ヘッドの上昇位置を検 出してヘッド上昇機構の駆動モータを停止させるための検出センサを備えなけれ ばならないため、構造が複雑になるといった問題点があった。
【0004】 したがって、本考案は、上記したような従来の欠点あるいは問題点に鑑みてな されたものであり、その目的とするところは、構造が簡易で、かつ円滑な紙送り やヘッドの上昇、下降動作が得られる感熱式記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、給紙ローラの回転により1枚づつ給紙 される用紙に、プラテンローラを圧接するサーマルヘッドにより印字する感熱式 記録装置であって、前記サーマルヘッドが取付けられこのサーマルヘッドがプラ テンローラに圧接、離間するように揺動自在に支持されたブラケットと、このブ ラケットに具備されこのブラケットを揺動駆動する係合シャフトと、この係合シ ャフトが係合するカム溝を有する円板と、前記給紙ローラに紙送り方向のみの回 転を伝達する一方向クラッチと、この一方向クラッチと前記円板とに同時に回転 駆動を付与する正、逆転切換え自在な駆動モータとからなり、この駆動モータを 正、逆回転切換えすることにより、前記ブラケットを揺動させて前記サーマルヘ ッドをプラテンローラに圧接、離間させたものである。
【0006】
【作用】
本考案においては、サーマルヘッドのプラテンローラとの圧接、離間を円板に 設けたカム溝を介して行うようにしたので、サーマルヘッドの高さ位置の検出が 不要となる。また、一方向クラッチを介して給紙ローラを回転させるようにして ので、給紙ローラの回転駆動とサーマルヘッドの上昇、下降の駆動を1個のモー タで行える。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る感熱式記 録装置の側断面図、図2は同じく上面板を取り除いた平面図、図3は同じく要部 斜視図、図4は同じく円板のカム溝の形状を示す正面図と側断面図、図5は同じ く動作状態を示す円板の正面図である。 これらの図において、6は装置筐体の前面板2に穿設されたカセット挿入口、 7はカセット保持板、8はカセット挿入口6から挿入された用紙カセット9を保 持する保持片、11は用紙カセット9から給紙された用紙10を案内するガイド 板、12は装置筐体の背面板5に設けられた用紙排出口13から用紙10を排出 する排出ガイドである。
【0008】 20は装置筐体の右側面板4に取付けられた正、逆回転の切換え可能なモータ で、モータギヤ21は、減速ギヤ列24の始端のギヤ24aに噛合されており、 減速ギヤ列24の中間のギヤ24bは、シャフト25に固着されたギヤ22に噛 合しており、シャフト25には、一対の円板26も固着されており、ギヤ22と 円板26とは、一体的に回転する。 一対の円板26の合対向する面には、図4に詳細を示すように、円周に沿った 大径の円状のカム溝26aと、このカム溝26aの一部から分岐して連設された 中心方向に延びる螺旋状のカム溝26bとが凹設されている。
【0009】 31はサーマルヘッド32が取付けられたブラケットで、装置両側面板3、4 に支架されたシャフト30に揺動自在に支持されており、常時図示しないスプリ ングによりシャフト30を中心として時計方向に揺動習性が付与され、このブラ ケット31には、前記円板26のカム溝26a、26bに先端部が嵌入係合する シャフト27が設けられている。 減速ギヤ列24の最終ギヤ24cと給紙ローラ37が固着されたシャフト36 とは、最終ギヤ24cから給紙ローラ37に、この給紙ローラ37が紙送り方向 のみの回転伝達がなされる一方向クラッチ35で連結されている。
【0010】 40は装置筐体の左側面板3に取付けられたモータで、モータギヤ41は、シ ャフト43に固着されたギヤ42と噛合し、シャフト43が固着されたプラテン ローラ45は、モータ40によって回転駆動される。
【0011】 本考案の感熱式記録装置は以上の構成であり、以下、給紙および印字動作を説 明する。 まず、用紙10が供給される前は、ブラケット31は、ブラケット31のシャ フト27が、図5中、螺旋状の溝26bの先端に位置して、図1中、サーマルヘ ッド32がプラテンローラ45に圧接された状態を保持している。 次に、用紙を送るために、モータ20を正回転させると、この回転は、モータ ギヤ21および減速歯車列24を介して、最終ギヤ24cから一方向クラッチ3 5に、給紙ローラ37を紙送りする方向の回転、すなわち、給紙ローラ37を図 1中、反時計方向に回転させるように伝達し、これにより、用紙カセット9の最 上位の用紙がサーマルヘッド32側に紙送りされる。
【0012】 同時に、円板26は、ギヤ24bおよびギヤ22を介して、給紙ローラ37と は逆方向、すなわち図5において時計方向に回転駆動され、シャフト27は螺旋 状のカム溝26b内を摺動して、一点鎖線で示すように円状のカム溝26aに位 置し、高さH分だけ押上げられる。シャフト27が押上げられることにより、ブ ラケット31は、シャフト30を中心として反時計方向に揺動して、サーマルヘ ッド32をプラテンローラ45から離間させ、用紙10の先端が侵入可能となる 。 このとき、モータ20は回転し続けるが、シャフト27は円状のカム溝26a 中を摺動し、ブラケット31の高さはそのままの位置を保持するので、ブラケッ ト31の高さ位置を検出するセンサが不要で、かつブラケット31の上昇を停止 させる機構も不要となる。
【0013】 用紙10が、ある位置に送られると図示しないセンサが検出して、モータ20 が逆転する。モータ20の逆転により、図5中において、円板26は、反時計方 向に回転する。 このとき、ブラケット31が、シャフト30を中心として、時計方向に揺動習 性が付与されているので、シャフト27は円状のカム溝26aの内周面に摺接し ており、円板26の反時計方向の回転により、シャフト27は、円状のカム溝2 6aから螺旋状のカム溝26b内に侵入、摺動し、ブラケット31を、図1中、 シャフト30を中心として時計方向に揺動させて、サーマルヘッド32を用紙1 0を挟持するようにして、プラテンローラ45に圧接する。
【0014】 このとき、モータ20の逆回転は、減速ギヤ列24を介して一方向クラッチに 伝達されるが、給紙ローラ37には、紙送り方向と反対方向の回転であるので、 伝達されず、給紙ローラ37は停止状態となり、紙送りは行われずに、用紙10 が2枚送りされることはない。 サーマルヘッド32がプラテンローラ45に圧接されると、この位置を図示し ないセンサが検出して、モータ20の駆動を停止し、サーマルヘッド32は、カ ム溝26bの先端に位置したシャフト27により、この状態を保持される。 同時に、別のモータ40が駆動して、プラテンローラ45が回転して、用紙1 0を紙送りすると共に、サーマルヘッド32で印字動作をする。
【0015】 このように、給紙ローラ37の回転駆動と、サーマルヘッド32の昇降、下降 動作を1個のモータ20で行うようにしたので、部品点数が削減されて構造が簡 易化される。また、紙送りが終了するまで給紙ローラ37を回転させている間、 ブラケット31のシャフト27は、円板26の円状のカム溝26aを摺動するの で、ブラケット31の上昇動作は停止するので、高さ検出センサが不要となり、 ブラケット31を停止させる機構も不要となる。また、モータ20を逆転させて いる間は、一方向クラッチ35によって、給紙ローラ37への回転が遮断される ので、給紙ローラ37の回転を停止させる機構が不要となる。
【0016】 図6は、本考案の別の実施例で、この実施例では、円板50の円状のカム溝5 0aが小径に形成されて、このカム溝50aの一部から分岐して連設された螺旋 状のカム溝50bが中心から外周方向に発散するように凹設されている。 また、ブラケット31は、図示しない付勢手段により、シャフト30を中心と して反時計方向に揺動習性が付与されている。
【0017】 このように構成された円板50において、用紙10が給紙される前は、シャフ ト27は、図中実線で示すように、螺旋状のカム溝50bの先端に位置しており 、給紙のためにモータ20が正回転すると、これにともない円板50は、図中時 計方向に回転し、シャフト27は、カム溝50b内を摺動し、円状のカム溝50 aに位置して、シャフト27を高さH分押上げる。シャフト27が押上げられる ことにより、ブラケット31をシャフト30を中心として反時計方向に揺動させ て、サーマルヘッド32をプラテンローラ43から離間させて、用紙10の先端 が侵入可能となる。
【0018】 その後、給紙ローラ37が回転し続け、停止し、しかるのち、モータ20が逆 転して、再び、サーマルヘッド32がプラテンローラ45に圧接する動作は、上 述した第1の実施例と同様である。 なお、円板のカム溝は、給紙ローラ37とサーマルヘッド32との離間距離あ るいはサーマルヘッド32のプラテンローラ45との離間距離により、また、ブ ラケット31の揺動支軸であるシャフト30の位置等により、カム溝の長さおよ び形状は種々に設計変更が可能なことは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、サーマルヘッドが取付けられたブラケッ トに具備されこのブラケットを揺動駆動する係合シャフトと、この係合シャフト が係合するカム溝を有する円板と、前記給紙ローラに紙送り方向のみの回転を伝 達する一方向クラッチと、この一方向クラッチと前記円板とに同時に回転駆動を 付与する正、逆転切換え自在な駆動モータとからなり、この駆動モータを正、逆 回転切り換えすることにより、前記ブラケットを揺動させて前記サーマルヘッド をプラテンローラに圧接、離間させるようにしたので、サーマルヘッドのプラテ ンローラに圧接、離間させる駆動源と給紙ローラの紙送り動作の駆動源とを1個 のモータで行うことができ、このため、制御動作が容易となり、部品点数が削減 され、構造が簡易となる効果がある。 また、紙送りが終了するまで、給紙ローラを回転させている間でも、ブラケッ トの係合シャフトは、円板のカム溝内で一定の高さ以上に上昇しないので、ブラ ケットの上昇動作は自動的に停止し、このため、ブラケットの高さ検出手段が不 要となり、ブラケットを停止させる機構も不要となり、構造が簡易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る感熱式記録装置の側断面図であ
る。
【図2】本考案に係る感熱式記録装置の上面板を取り除
いた平面図である。
【図3】本考案に係る感熱式記録装置の要部斜視図であ
る。
【図4】本考案に係る感熱式記録装置の円板を示し、
(a)は正面図、(b)は側断面図である。
【図5】本考案に係る感熱式記録装置の動作状態を示す
円板の正面図である。
【図6】本考案に係る感熱式記録装置の第2の実施例を
示す円板の正面図である。
【符号の説明】
20 モータ 26 円板 31 ブラケット 32 サーマルヘッド 35 一方向クラッチ 37 給紙ローラ 45 プラテンローラ 50 円板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙ローラの回転により1枚づつ給紙さ
    れる用紙に、プラテンローラを圧接するサーマルヘッド
    により印字する感熱式記録装置において、前記サーマル
    ヘッドが取付けられこのサーマルヘッドがプラテンロー
    ラに圧接、離間するように揺動自在に支持されたブラケ
    ットと、このブラケットに具備されこのブラケットを揺
    動駆動する係合シャフトと、この係合シャフトが係合す
    るカム溝を有する円板と、前記給紙ローラに紙送り方向
    のみの回転を伝達する一方向クラッチと、この一方向ク
    ラッチと前記円板とに同時に回転駆動を付与する正、逆
    転切換え自在な駆動モータとからなり、この駆動モータ
    を正、逆回転切換えすることにより、前記ブラケットを
    揺動させて前記サーマルヘッドをプラテンローラに圧
    接、離間させたことを特徴とする感熱式記録装置。
JP1738592U 1992-02-25 1992-02-25 感熱式記録装置 Pending JPH0568652U (ja)

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JP1738592U JPH0568652U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 感熱式記録装置

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JP1738592U JPH0568652U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 感熱式記録装置

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JPH0568652U true JPH0568652U (ja) 1993-09-17

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ID=11942539

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JP1738592U Pending JPH0568652U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 感熱式記録装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61104877A (ja) * 1984-10-29 1986-05-23 Ricoh Co Ltd ライン熱転写記録装置の駆動機構
JPS63122572A (ja) * 1986-11-13 1988-05-26 Brother Ind Ltd 印字装置
JPS6434771A (en) * 1987-07-31 1989-02-06 Topcon Corp Printer device

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