JPH0568620U - 成形型 - Google Patents
成形型Info
- Publication number
- JPH0568620U JPH0568620U JP1736692U JP1736692U JPH0568620U JP H0568620 U JPH0568620 U JP H0568620U JP 1736692 U JP1736692 U JP 1736692U JP 1736692 U JP1736692 U JP 1736692U JP H0568620 U JPH0568620 U JP H0568620U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer peripheral
- burr
- product
- mold
- rubber
- Prior art date
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- Granted
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中心部21にゴム製の膜23を介してゴム製
の外周縁部24を一体成形した製品を成形し、前記製品
を型開き時に所定の分割型1に残し、前記中心部21を
突出しピン7で押圧して前記外周縁部24をキャビティ
4の壁面から引き剥す成形型について、離型時、ゴム2
2の反発力によって前記製品が飛び跳ねるのを防止す
る。 【構成】 製品の外周縁部24の更に外周側に、第一の
連通部8、第一のバリ溝5、第二の連通部10および第
二のバリ溝9によるゴムのバリ26を一体成形し、離型
時、このバリ26によって製品を分割型1に繋げてお
く。
の外周縁部24を一体成形した製品を成形し、前記製品
を型開き時に所定の分割型1に残し、前記中心部21を
突出しピン7で押圧して前記外周縁部24をキャビティ
4の壁面から引き剥す成形型について、離型時、ゴム2
2の反発力によって前記製品が飛び跳ねるのを防止す
る。 【構成】 製品の外周縁部24の更に外周側に、第一の
連通部8、第一のバリ溝5、第二の連通部10および第
二のバリ溝9によるゴムのバリ26を一体成形し、離型
時、このバリ26によって製品を分割型1に繋げてお
く。
Description
【0001】
本考案は、成形型の改良に関する。
【0002】
図6に示す製品を成形する場合、従来は、図7に示すような成形型が使用され ている。 図6の製品はプランジャ状のインサート部品21の外周側にダイアフラム状の ゴム22を加硫接着したものであって、ゴム22は膜23とこの膜23より厚肉 の外周縁部24とよりなっている。外周縁部24にはその補強のため平板状の第 二のインサート部品25が埋設されている。 図7の成形型は下型1と上型2を有し、下型1にインサート部品21を定置す るための空間3が形成されている。空間3はゴム22を成形するためのキャビテ ィ4に繋っており、キャビティ4の外周側に所定の間隔をおいてバリ溝5が形成 されている。上型2にはキャビティ4にゴム材料を注入するための注入口6が形 成されている。 図7の成形型により図6の製品を成形するに際しては、インサート部品21お よび第二のインサート部品25をそれぞれ空間3内またはキャビティ4内に定置 し、型締めし、次いで注入口6からキャビティ4にゴム材料を注入してゴム22 を加硫成形する。ゴム22はその成形と同時にインサート部品21に加硫接着さ れる。冷却工程を経て型開きすると、ゴム22が下型1に付着して製品は下型1 に残っている。次いで、図8に示すように、突出しピン7によりインサート部品 21を上方へ向けて押圧し、ゴム22をキャビティ4の壁面から引き剥して離型 する。
【0003】
上記従来技術には次の問題がある。すなわち、図8に示したように、突出しピ ン7によりインサート部品21を上方へ押圧していくと、これに引っ張られて膜 23が伸び、膜23が長く伸びた時点で外周縁部24がキャビティ4の壁面から 引き剥される。したがって、このときゴム22に大きな反発力が生じ、この反発 力により製品が飛び跳ね、製品が床に落ちたり、また何処に落ちたかが分からず に紛失したりする。したがって作業性が良くない。
【0004】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、中心部にゴム製の膜を介してゴム製 の外周縁部を一体成形した製品を成形し、前記製品を型開き時に所定の分割型に 残し、前記中心部を突出しピンで押圧して前記外周縁部をキャビティの壁面から 引き剥す成形型であって、前記分割型に、前記キャビティの外周側に位置する第 一のバリ溝、前記キャビティと前記第一のバリ溝を連通する第一の連通部、前記 第一のバリ溝の外周側に位置する第二のバリ溝、および前記第一のバリ溝と前記 第二のバリ溝を連通する第二の連通部を設けた成形型を提供する。
【0005】
本考案の成形型を使用して図6に示したような製品を成形すると、外周縁部の 更に外周側に、第一の連通部、第一のバリ溝、第二の連通部および第二のバリ溝 によるゴムのバリが外周縁部に対して一体的にしかも連続的に成形される。この 製品とバリとよりなる成形品を離型しようとして中心部を突出しピンで押圧する と、これに引っ張られて膜が伸び、膜が長く伸びた時点で外周縁部がキャビティ の壁面から引き剥されるが、この時点では未だバリが分割型に付着している。し たがって成形品はこのバリにより分割型に繋っており、このため外周縁部がキャ ビティの壁面から引き剥されたときにゴムに反発力が生じても成形品が飛び跳ね ることはない。 尚、製品の中心部は図6に示したようにインサート部品であるが、この他、膜 と一体のゴムであっても良い。
【0006】
【実施例】 つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 当該実施例に係る成形型は図6に示した製品を成形するものであって、以下の 点で図7の成形型にない構成を有している。 すなわち、図1に示すように、下型1の、キャビティ4とバリ溝(第一のバリ 溝)5の間にこの両者4,5を連通する第一の連通部8が形成され、第一のバリ 溝5の外周側に所定の間隔をおいて環状の第二のバリ溝9が形成され、第一のバ リ溝5と第二のバリ溝9の間にこの両者5,9を連通する第二の連通部10が形 成されている。第一の連通部8はキャビティ4と第一のバリ溝5を全周に亙って 連通させる環状の隙間(下型1と上型2の隙間)として形成されている。第二の 連通部10は、図2に示すように、放射状に伸びる所要数(例えば、四等配)の 直線溝として形成されている。第二のバリ溝9の開口断面形状は第一のバリ溝5 と同じように半円形であるが、特にその形状を限定されるものではなく、例えば 三角形(図3)または台形(図4)であっても良い。
【0008】 上記構成の成形型を使用して図6に示した製品を成形すると、図5に示すよう に、外周縁部24の更に外周側に、第一の連通部8、第一のバリ溝5、第二の連 通部10および第二のバリ溝9によるゴムのバリ26が外周縁部24に対して一 体的にしかも連続的に成形される。しかして、この製品とバリ26とよりなる成 形品を離型しようとしてインサート部品21を突出しピン7で押圧すると、これ に引っ張られて膜23が伸び、膜23が長く伸びた時点で外周縁部24がキャビ ティ4の壁面から引き剥されるが、この時点では未だバリ26が下型1に付着し ている。したがって成形品はこのバリ26により下型1に繋っており、このため 外周縁部24がキャビティ4の壁面から引き剥されたときにゴム22に反発力が 生じても成形品が飛び跳ねることはない。したがって成形品が飛び跳ねて床に落 ちたり、また何処に落ちたかが分からずに紛失したりするのを防止することがで き、作業性を向上させることができる。 バリ26により下型1に繋っている成形品は、最終的に、これを手により下型 1から取り出すが、突出しピン7による突き出しを続行して下型1から離型する ことも可能である。この場合、突出しピン7による突き出しを続行すると、バリ 26はその内周側にあるものから順番に下型1から引き剥され、最後に第二のバ リ溝9によるバリ27が分割型から引き剥される。このときゴム22にはやはり 多少の反発力が生じるが、第二のバリ溝9が突出しピン7から遠く離れていて反 発力が上方へ向けてではなく小さな仰角をもって求心方向へ向けて作用するため に、成形品が大きく飛び跳ねることはない。 尚、キャビティ4から第二のバリ溝9へかけてバリ26がしっかりと繋るよう に、図1に示したように、第二のバリ溝9に開口する第二の注入口11を設けて も良い。
【0009】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、製品の外周縁部の更に外周側に、第一 の連通部、第一のバリ溝、第二の連通部および第二のバリ溝によるゴムのバリを 一体成形し、離型時、このバリによって製品を分割型に繋げておくようにしたた めに、ゴムの反発力によって製品が飛び跳ねるのを防止することができる。した がって製品が飛び跳ねて床に落ちたり、何処に落ちたかが分からずに紛失したり するのを防止することができ、作業性を向上させることができる。
【図1】本考案の実施例に係る成形型の断面図
【図2】第二の連通部の配置を示す平面図
【図3】第二のバリ溝の開口断面形状の他の例を示す断
面図
面図
【図4】第二のバリ溝の開口断面形状の他の例を示す断
面図
面図
【図5】図1の成形型の離型時の状態を示す断面図
【図6】製品の断面図
【図7】従来例に係る成形型の断面図
【図8】図7の成形型の離型時の状態を示す断面図
1 下型(分割型) 2 上型 3 空間 4 キャビティ 5 バリ溝(第一のバリ溝) 6,11 注入口 7 突出しピン 8 第一の連通部 9 第二のバリ溝 10 第二の連通部 21 インサート部品(中心部) 22 ゴム 23 膜 24 外周縁部 25 第二のインサート部品 26,27 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20
Claims (1)
- 【請求項1】 中心部21にゴム製の膜23を介してゴ
ム製の外周縁部24を一体成形した製品を成形し、前記
製品を型開き時に所定の分割型1に残し、前記中心部2
1を突出しピン7で押圧して前記外周縁部24をキャビ
ティ4の壁面から引き剥す成形型であって、前記分割型
1に、前記キャビティ4の外周側に位置する第一のバリ
溝5、前記キャビティ4と前記第一のバリ溝5を連通す
る第一の連通部8、前記第一のバリ溝5の外周側に位置
する第二のバリ溝9、および前記第一のバリ溝5と前記
第二のバリ溝9を連通する第二の連通部10を設けた成
形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1736692U JP2567652Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1736692U JP2567652Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568620U true JPH0568620U (ja) | 1993-09-17 |
JP2567652Y2 JP2567652Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11942034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1736692U Expired - Lifetime JP2567652Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567652Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109895320A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 汉达精密电子(昆山)有限公司 | 软胶溢料结构 |
CN115958178A (zh) * | 2023-01-12 | 2023-04-14 | 浙江赛豪实业有限公司 | 一种模具溢料排气结构 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1736692U patent/JP2567652Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109895320A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 汉达精密电子(昆山)有限公司 | 软胶溢料结构 |
CN109895320B (zh) * | 2017-12-08 | 2024-03-19 | 汉达精密电子(昆山)有限公司 | 软胶溢料结构 |
CN115958178A (zh) * | 2023-01-12 | 2023-04-14 | 浙江赛豪实业有限公司 | 一种模具溢料排气结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567652Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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Legal Events
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