JP2567652Y2 - 成形型 - Google Patents

成形型

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JP2567652Y2
JP2567652Y2 JP1736692U JP1736692U JP2567652Y2 JP 2567652 Y2 JP2567652 Y2 JP 2567652Y2 JP 1736692 U JP1736692 U JP 1736692U JP 1736692 U JP1736692 U JP 1736692U JP 2567652 Y2 JP2567652 Y2 JP 2567652Y2
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JP
Japan
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outer peripheral
burr
mold
cavity
burr groove
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JP1736692U
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則和 佐藤
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Nok Corp
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Nok Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、成形型の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示す製品を成形する場合、従来
は、図7に示すような成形型が使用されている。図6の
製品はプランジャ状のインサート部品21の外周側にダ
イアフラム状のゴム22を加硫接着したものであって、
ゴム22は膜23とこの膜23より厚肉の外周縁部24
とよりなっている。外周縁部24にはその補強のため平
板状の第二のインサート部品25が埋設されている。図
7の成形型は下型1と上型2を有し、下型1にインサー
ト部品21を定置するための空間3が形成されている。
空間3はゴム22を成形するためのキャビティ4に繋っ
ており、キャビティ4の外周側に所定の間隔をおいてバ
リ溝5が形成されている。上型2にはキャビティ4にゴ
ム材料を注入するための注入口6が形成されている。図
7の成形型により図6の製品を成形するに際しては、イ
ンサート部品21および第二のインサート部品25をそ
れぞれ空間3内またはキャビティ4内に定置し、型締め
し、次いで注入口6からキャビティ4にゴム材料を注入
してゴム22を加硫成形する。ゴム22はその成形と同
時にインサート部品21に加硫接着される。冷却工程を
経て型開きすると、ゴム22が下型1に付着して製品は
下型1に残っている。次いで、図8に示すように、突出
しピン7によりインサート部品21を上方へ向けて押圧
し、ゴム22をキャビティ4の壁面から引き剥して離型
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術には次の
問題がある。すなわち、図8に示したように、突出しピ
ン7によりインサート部品21を上方へ押圧していく
と、これに引っ張られて膜23が伸び、膜23が長く伸
びた時点で外周縁部24がキャビティ4の壁面から引き
剥される。したがって、このときゴム22に大きな反発
力が生じ、この反発力により製品が飛び跳ね、製品が床
に落ちたり、また何処に落ちたかが分からずに紛失した
りする。したがって作業性が良くない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、中心部にゴ
ム製の膜を介してゴム製の外周縁部を一体成形した製品
を成形し、前記製品を型開き時に所定の分割型に残し、
前記中心部を突出しピンで押圧して前記外周縁部をキャ
ビティの壁面から引き剥す成形型であって、前記分割型
に、前記キャビティの外周側に位置する第一のバリ溝、
前記キャビティと前記第一のバリ溝を連通する第一の連
通部、前記第一のバリ溝の外周側に位置する第二のバリ
溝、および前記第一のバリ溝と前記第二のバリ溝を連通
する第二の連通部を設けた成形型を提供する。
【0005】
【作用】本考案の成形型を使用して図6に示したような
製品を成形すると、外周縁部の更に外周側に、第一の連
通部、第一のバリ溝、第二の連通部および第二のバリ溝
によるゴムのバリが外周縁部に対して一体的にしかも連
続的に成形される。この製品とバリとよりなる成形品を
離型しようとして中心部を突出しピンで押圧すると、こ
れに引っ張られて膜が伸び、膜が長く伸びた時点で外周
縁部がキャビティの壁面から引き剥されるが、この時点
では未だバリが分割型に付着している。したがって成形
品はこのバリにより分割型に繋っており、このため外周
縁部がキャビティの壁面から引き剥されたときにゴムに
反発力が生じても成形品が飛び跳ねることはない。尚、
製品の中心部は図6に示したようにインサート部品であ
るが、この他、膜と一体のゴムであっても良い。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0007】当該実施例に係る成形型は図6に示した製
品を成形するものであって、以下の点で図7の成形型に
ない構成を有している。すなわち、図1に示すように、
下型1の、キャビティ4とバリ溝(第一のバリ溝)5の
間にこの両者4,5を連通する第一の連通部8が形成さ
れ、第一のバリ溝5の外周側に所定の間隔をおいて環状
の第二のバリ溝9が形成され、第一のバリ溝5と第二の
バリ溝9の間にこの両者5,9を連通する第二の連通部
10が形成されている。第一の連通部8はキャビティ4
と第一のバリ溝5を全周に亙って連通させる環状の隙間
(下型1と上型2の隙間)として形成されている。第二
の連通部10は、図2に示すように、放射状に伸びる所
要数(例えば、四等配)の直線溝として形成されてい
る。第二のバリ溝9の開口断面形状は第一のバリ溝5と
同じように半円形であるが、特にその形状を限定される
ものではなく、例えば三角形(図3)または台形(図
4)であっても良い。
【0008】上記構成の成形型を使用して図6に示した
製品を成形すると、図5に示すように、外周縁部24の
更に外周側に、第一の連通部8、第一のバリ溝5、第二
の連通部10および第二のバリ溝9によるゴムのバリ2
6が外周縁部24に対して一体的にしかも連続的に成形
される。しかして、この製品とバリ26とよりなる成形
品を離型しようとしてインサート部品21を突出しピン
7で押圧すると、これに引っ張られて膜23が伸び、膜
23が長く伸びた時点で外周縁部24がキャビティ4の
壁面から引き剥されるが、この時点では未だバリ26が
下型1に付着している。したがって成形品はこのバリ2
6により下型1に繋っており、このため外周縁部24が
キャビティ4の壁面から引き剥されたときにゴム22に
反発力が生じても成形品が飛び跳ねることはない。した
がって成形品が飛び跳ねて床に落ちたり、また何処に落
ちたかが分からずに紛失したりするのを防止することが
でき、作業性を向上させることができる。バリ26によ
り下型1に繋っている成形品は、最終的に、これを手に
より下型1から取り出すが、突出しピン7による突き出
しを続行して下型1から離型することも可能である。こ
の場合、突出しピン7による突き出しを続行すると、バ
リ26はその内周側にあるものから順番に下型1から引
き剥され、最後に第二のバリ溝9によるバリ27が分割
型から引き剥される。このときゴム22にはやはり多少
の反発力が生じるが、第二のバリ溝9が突出しピン7か
ら遠く離れていて反発力が上方へ向けてではなく小さな
仰角をもって求心方向へ向けて作用するために、成形品
が大きく飛び跳ねることはない。尚、キャビティ4から
第二のバリ溝9へかけてバリ26がしっかりと繋るよう
に、図1に示したように、第二のバリ溝9に開口する第
二の注入口11を設けても良い。
【0009】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。すなわち、
製品の外周縁部の更に外周側に、第一の連通部、第一の
バリ溝、第二の連通部および第二のバリ溝によるゴムの
バリを一体成形し、離型時、このバリによって製品を分
割型に繋げておくようにしたために、ゴムの反発力によ
って製品が飛び跳ねるのを防止することができる。した
がって製品が飛び跳ねて床に落ちたり、何処に落ちたか
が分からずに紛失したりするのを防止することができ、
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る成形型の断面図
【図2】第二の連通部の配置を示す平面図
【図3】第二のバリ溝の開口断面形状の他の例を示す断
面図
【図4】第二のバリ溝の開口断面形状の他の例を示す断
面図
【図5】図1の成形型の離型時の状態を示す断面図
【図6】製品の断面図
【図7】従来例に係る成形型の断面図
【図8】図7の成形型の離型時の状態を示す断面図
【符号の説明】
1 下型(分割型) 2 上型 3 空間 4 キャビティ 5 バリ溝(第一のバリ溝) 6,11 注入口 7 突出しピン 8 第一の連通部 9 第二のバリ溝 10 第二の連通部 21 インサート部品(中心部) 22 ゴム 23 膜 24 外周縁部 25 第二のインサート部品 26,27 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部21にゴム製の膜23を介してゴ
    ム製の外周縁部24を一体成形した製品を成形し、前記
    製品を型開き時に所定の分割型1に残し、前記中心部2
    1を突出しピン7で押圧して前記外周縁部24をキャビ
    ティ4の壁面から引き剥す成形型であって、前記分割型
    1に、前記キャビティ4の外周側に位置する第一のバリ
    溝5、前記キャビティ4と前記第一のバリ溝5を連通す
    る第一の連通部8、前記第一のバリ溝5の外周側に位置
    する第二のバリ溝9、および前記第一のバリ溝5と前記
    第二のバリ溝9を連通する第二の連通部10を設けた成
    形型。
JP1736692U 1992-02-25 1992-02-25 成形型 Expired - Lifetime JP2567652Y2 (ja)

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JP1736692U JP2567652Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 成形型

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CN115958178A (zh) * 2023-01-12 2023-04-14 浙江赛豪实业有限公司 一种模具溢料排气结构

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