JPH0568606B2 - - Google Patents

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JPH0568606B2
JPH0568606B2 JP9908287A JP9908287A JPH0568606B2 JP H0568606 B2 JPH0568606 B2 JP H0568606B2 JP 9908287 A JP9908287 A JP 9908287A JP 9908287 A JP9908287 A JP 9908287A JP H0568606 B2 JPH0568606 B2 JP H0568606B2
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JP
Japan
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intake
volume chamber
chamber
air
air outlet
Prior art date
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JP9908287A
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English (en)
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JPS63263215A (ja
Inventor
Shizuo Yamazaki
Kaoru Ooi
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9908287A priority Critical patent/JPS63263215A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関の吸気消音装置に係り、特
に、エアクリーナの空気出口と燃焼室の吸気入口
とを接続する吸気管の途中に設けられる前記吸気
消音装置に関するものである。
(従来の技術) デイーゼルエンジンの如き往復動式内燃機関の
吸気系にあつては、燃焼室への空気吸込みが間欠
的に行われることから、給気の脈動発生を防ぐこ
とが出力を向上させる上で重要なポイントとなつ
ている。
特に、単気筒内燃機関の場合は、脈動圧の変化
による吸気騒音が大きく、300〜500Hzの比較的低
周波域において不快音(所謂、ポコポコ音)がエ
アクリーナの空気取入口から放出される問題があ
つた。
そのため、従来の内燃機関においては、第7図
に示す如くエアクリーナ1の空気出口2とエンジ
ン3の燃焼室4の吸気入口5とを連絡する吸気通
路6の途中に、該吸気通路6より横断面積の大な
る容積室7を形成し、該容積室7を膨張室として
作用させることにより吸気通路6の負圧を減衰さ
せるようにした吸気消音装置が付設されている。
(例えばば、実開昭61−147334号公報など参照) (発明が解決しようとする問題点) ところが、かかる従来の吸気消音装置では、前
記吸気通路6のエアクリーナ側端部開口6aが前
記容積室7の下部壁8の高さ位置において容積室
7に開口しており、該容積室7内での共鳴による
脈動減衰効果が全く期待出来ないため、低周波域
における騒音低減効果が充分に得られず、吸気消
音性能に限界を生じていた。
本発明はかかる従来の内燃機関が有していた吸
気騒音発生の問題に着目してなされたもので、空
気通路の途中に設けた容積室の空気出口位置を変
えることにより、該容積室内での脈動圧減衰効果
を高め、もつて前記吸気騒音の大巾低減を達成せ
んとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明の構成を実
施例に対応する第1図および第2図について説明
する。
本発明の吸気消音装置は、エアクリーナ20の
空気出口21と燃焼室14の吸気入口15とを所
要長さの吸気管16を介して接続してなる内燃機
関において、前記吸気管16内の空気通路17途
中に該空気通路17より横断面積大なる容積室1
8を形成すると共に、該容積室18の燃焼室側空
気出口29を容積室18の稍々内方寄りの位置に
て開口せしめた構成に特徴を有している。即ち、
前記容積室19は、この燃焼室側空気出口29を
内方寄りに位置させることにより、空気出口29
と該空気出口29周囲の容積室18の内壁面との
間に所要高さの段差を有している。
(作用) 上記構成からなる本発明の吸気消音装置は、燃
焼室14の吸気入口15側に設けた吸気弁の開閉
により発生した脈動波が空気通路17を逆進して
容積室18内に侵入したとき、脈動波は該容積室
18での半径方向の膨張により一部が減衰すると
共に、容積室18の内壁面に衝突して反射した
際、前記燃焼室側空気出口29から直接容積室1
8内に入る脈動波と、該燃焼室側空気出口29周
囲の容積室18の内壁面に衝突して反射した脈動
波とが逆位相になり、これらが互いに干渉し合つ
て脈動圧を減衰させるため、吸気騒音が大巾に低
下することになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて
詳細に説明する。
第1図は本発明に係る吸気消音装置を備えた単
気筒横形デイーゼル内燃機関の概要図、第2図は
同内燃機関の吸気管の一例を示す断面図である。
これらの図において、11は内燃機関の本体内
部に横向きに配置されたシリンダライナ、12は
該シリンダライナ11内に往復摺動自在に挿設さ
れたピストン、13は該ピストン12の頂面に形
成される燃焼室14を覆つて機関本体に取付けら
れたシリンダヘツド、15は該シリンダヘツド1
3の側面に設けた吸気入口であつて、該吸気入口
15は前記シリンダヘツド13の内部に貫設され
た図示なき吸気ポートを介して前記燃焼室14に
連通している。
16は前記シリンダヘツド13側面の吸気入口
15に下端を接続してなるアルミ鋳物製の吸気管
であつて、該吸気管16は、その上部側におい
て、内部の空気通路17より横断面積の大なる容
積室18を有していると共に、上端外周の段部1
9にエアクリーナ20の空気出口21が嵌着され
ている。
上記吸気管16としては、通常、第2図に示す
如く前記シリンダヘツド13の側面に固定される
フランジ22を一体に備えた3次元曲管状の下部
管体16Aと、前記容積室18を囲繞する円筒壁
23の上下に上部壁24および下部壁25を形成
した短円筒形室体の前記上部壁24中央にエアク
リーナ20取付用の短管26を突設した上部管体
16Bとに分割形成し、前記下部管体16Aの上
端27を前記上部管体16Bの下部壁25中央に
設けた結合孔28に所要長さ挿入し、これらの接
合部をアルゴン溶接等により全周溶接して一体化
したものが用いられる。従つて、前記下部管体1
6A上端における空気通路17の開口、即ち、容
積室18の燃焼室側空気出口29は、前記下部壁
25の内面から高さhだけ内方に突出した状態で
容積室18に開口している。
なお、前記吸気管16の空気通路17の内径d1
と、前記容積室18の内径d2との比率は、通常、
1:2乃至1:3程度とするのが装置の大型化を
抑制する上で好ましい。勿論、この場合の面積比
は、1対4乃至1対9前後となる。
一方、前記容積室18への下部管体16Aの上
端27突出高さhは、脈動波の波長および容積室
18の高さH等を勘案して決定されるが、例え
ば、容積室18の高さHが40mm、空気通路17の
内径d1が29mm、容積室18の内径d2が70mmのと
き、前記高さhを8〜30mmに設定するのが好まし
い。
30は、前記上部管体16Bの円筒壁23内面
に張着されたスポンジあるいはグラスウール等か
らなる吸音材、31は前記下部管体16Bの壁に
形成されたボス部32に下端を固着してなるエア
クリーナ取付ボルトであつて、該エアクリーナ取
付ボルト31は、その上端が前記空気通路17、
容積室18および短管26の軸心部を通つて鉛直
上方に突出しており、上端に前記エアクリーナ2
0を固定するための蝶ナツト33を螺着してい
る。
本発明の吸気消音装置は叙上の構成を有するも
のであるが、次にその作用について説明すると、
先ず、機関運転時において、シリンダヘツド13
内の吸気弁(図示せず)が規則的に開閉すること
により吸気に脈動波が生じ、これが吸気管16内
の空気通路17を伝つて容積室18に侵入したと
きは、圧縮された空気が、容積室18内で半径方
向外方に膨張して吸音材30に吸収され、脈動圧
の低減を生じると共に、空気通路17内を逆進
し、容積室18に直線的に侵入し、上部壁24の
内面に衝突して反射した一部の脈動波は、下部壁
25の内面と衝突して再び反射した際、空気通路
17から侵入する脈動波に対し逆位相となり、互
いに干渉し合つて脈動圧が減少するため、容積室
18内における脈動波の減衰率が高くなり、これ
によつて吸気騒音が大巾に低減することになる。
なお、このときの騒音エネルギー低減効果を調
べたところ、第3図のグラフに示すような結果が
得られた。このグラフの横軸はエンジンの総工程
容積、即ち、ストロークボリユームVsに対する
容積室18の容積Vcの比率である。
このグラフから容積比0.25で50dB(A)以上の消
音効果が得られており、容積比0.5以上では値が
略々80dB(A)で一定していることから、消音装置
のコンパクト化を考慮すれば0.25〜0.5程度の容
積比とするのが好ましい。
第4図は、空気通路17の内径d1と、容積室1
8内の空気出口29突出高さhとの比率による騒
音エネルギー低減量への影響を示したグラフであ
る。
このグラフによれば、h/d1が0.25〜0.4におい
て高い騒音低減効果が得られることが認められ
る。
また、300〜500Hzの低周波域における騒音エネ
ルギー低減量は6〜10dDB(A)であつた。
第5図は本発明に係る吸気消音装置の他の実施
例を示す断面図である。
吸気管16の空気通路17途中に設けられた容
積室18には、上部管体16Bの短管26と下部
管体16Aの空気出口29とに亘つて外周に多数
の透孔34を穿設した内筒35が挿設されてい
る。
なお、上記内筒35の最下段の透孔34は、前
記容積室18の下部壁25内面からの高さhが8
〜30mm前後に設定されており、これによつて前記
容積室18の燃焼室側空気出口29の位置が高さ
hだけ実質的に内方に偏して容積室18内に開口
している。
図中、前記第1図および第2図と同一符号を付
した箇所は夫々同一部材、同一部分を示してい
る。
上記構成を備えた本発明の吸気消音装置は、吸
気管16内の空気通路17を逆進する脈動波が内
筒35の透孔34から分散状態で容積室18に進
入し、ここで膨張し吸音材30に吸収されると共
に、容積室18の内壁面に衝突し、反射した脈動
波は、透孔34から進入する脈動波に対して逆位
相となり、これらが互いに干渉し合つて脈動波を
減衰させるため、容積室18によつて吸気の脈動
が低減し、吸気騒音が大巾に改善されることにな
る。
第6図は、内筒35の全表面積Ar、即ち、容
積室18に面している部分の全周面積に対する透
孔34の総面積aの比率と、騒音エネルギー低減
量との関係を示したグラフである。
このグラフからわかるように比率(a/Ar)
が0.15以上範囲において80dB(A)以上の騒音エネ
ルギー低減効果が得られる。
(発明の効果) 以上述べた如く、本発明の吸気消音装置は、エ
アクリーナの空気出口と燃焼室の吸気入口とを所
要長さの吸気管を介して接続してなる内燃機関に
おいて、前記吸気管内の空気通路途中に該空気通
路より横断面積大なる容積室を形成し、該容積室
の燃焼室側空気出口を稍々内方寄りの位置にて容
積室内に開口せしめ、該容積室を吸気の間欠吸入
みによつて生じる脈動波の膨張室として機能させ
ると共に、容積室内での反射により脈動波に位相
ずれを生じさせて脈動圧を減衰させるようにした
ものであるから、容積室内での消音効果を、従来
の内燃機関に付設されている如き膨張型もしくは
容積型の吸気消音器に比べて大巾に向上させるこ
とが可能であり、特に単気筒内燃機関のように脈
動圧の変化による吸気騒音の大きな内燃機関に用
いて頗る好適である。
しかも、本発明によれば、容積室の空気出口の
位置を該容積室の稍々内方寄りに変更するだけ
で、消音効果を高めることが可能であるため、容
積室の大きさを増加させる必要がなく、むしろ容
積室を小さくすることが可能であり、消音装置の
小型化、ひいては内燃機関全体の小型化を達成し
得るという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸気消音装置を適用した内燃
機関の一例を示す概要図、第2図は同内燃機関の
吸気管の一例を示す断面図、第3図および第4図
は本発明吸気消音装置の効果を示すグラフ、第5
図は本発明装置の他の実施例を示す断面図、第6
図は同装置の消音効果を示すグラフ、第7図は従
来の内燃機関に付設されている吸気消音器の断面
図である。 14…燃焼室、15…吸気入口、16,16
A,16B…吸気管、17…空気通路、18…容
積室、20…エアクリーナ、21…空気出口(エ
アクリーナの出口)、29…燃焼室側空気出口
(容積室の出口)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エアクリーナの空気出口と燃焼室の吸気入口
    とを所要長さの吸気管を介して接続してなる内燃
    機関において、前記吸気管内の空気通路途中に該
    空気通路より横断面積大なる容積室を形成し、該
    容積室の燃焼室側空気出口を稍々内方寄りの位置
    にて容積室内に開口せしめたことを特徴とする内
    燃機関の吸気消音装置。
JP9908287A 1987-04-21 1987-04-21 内燃機関の吸気消音装置 Granted JPS63263215A (ja)

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JP9908287A JPS63263215A (ja) 1987-04-21 1987-04-21 内燃機関の吸気消音装置

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JPS63263215A JPS63263215A (ja) 1988-10-31
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DE19537269B4 (de) * 1995-10-06 2006-10-26 Mann + Hummel Gmbh Saugrohr
JP5050861B2 (ja) * 2008-01-08 2012-10-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の吸気制御装置

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