JPH0356740Y2 - - Google Patents

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JPH0356740Y2
JPH0356740Y2 JP1984058539U JP5853984U JPH0356740Y2 JP H0356740 Y2 JPH0356740 Y2 JP H0356740Y2 JP 1984058539 U JP1984058539 U JP 1984058539U JP 5853984 U JP5853984 U JP 5853984U JP H0356740 Y2 JPH0356740 Y2 JP H0356740Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は給湯機、ボイラー等に使用される消音
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、給湯機等の運転時に発生する着火、燃焼
騒音を減衰させる消音装置として、第1図に示す
ような消音装置本体10の外筒11と吸音孔12
aを有する内筒12との間に吸音材を充填して吸
音体13を形成すると共に該内筒12の内側に吸
音材を充填した吸音箱14を配置した消音装置、
或いは、第2図に示すような筒状の消音装置本体
20の内側に吸音孔21a,22aを有する吸音
体21,22を所定間隔をおいて設けた消音装置
が知られている。
また、実公昭57−267号公報で開示された燃焼
装置が知られている。この燃焼装置は罐体の燃焼
室の上部開口を蓋する消音筐の中央に途中に1個
の大径の膨張室及び側壁面に無数の透孔を穿設し
た吸引室を形成した排気筒を設けると共に、消音
筐と膨張室、吸音室との間隔に吸音材を設け、更
に消音筐の下部に有底の消音ケースを所定の間隔
を有するようにして懸吊し、該ケース内に吸音材
により包囲され無数の透孔を壁面に穿設した排気
筒体を設けた消音筐体を具備し、この消音筐体に
は消音ケースの上方より排気を導いて消音筐体の
底より排気筒体を排気筒に向けて排気させてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第1図、第2図に示した各消音
装置では吸音体13,21,22及び吸音箱14
の体積及び表面積をそれぞれ大きくしなければ燃
焼装置は十分に緩衝緩和することはできず、消音
装置本体10,20の大型化を招来するという欠
点を有していた。また後者の消音装置は燃焼騒音
の一部が消音装置本体20を直接振動させ外部に
逃げ出すことから、更に消音装置本体20の内側
に吸音材の貼着等をして3重構造としなければ特
に消音の難しい低周波の騒音を減衰させることが
できなかつた。尚、図示しないが、低周波の騒音
を減衰させるため共鳴箱のみを消音装置本体内に
配設した消音装置も知られているが、これでは低
周波騒音のみしか減衰することができず、また、
多段式膨張型消音部を有する消音装置本体で低周
波域までの燃焼装置を減衰させるためには排気通
路が1.5m〜3m位となり、膨大なスペースを必
要とするという欠点を有していた。
また、実公昭57−267号公報で開示された燃焼
装置では、消音筐の中央途中に1個の大径の膨張
室を設けているだけなので、燃焼騒音の高周波或
は消音筐体及び膨張室で減衰できるにしても、と
りわけ中間周波域を1個の膨張室だけでは十分に
減衰することができないという問題点があつた。
また、共鳴形消音効果を得るために側壁面に無数
の透孔を穿設した吸音室を排気筒に形成している
が、このような吸引室の構成では該吸引室と膨張
室が1個の拡大室として作用するだけで本来の共
鳴型消音効果を発揮させることは困難であり、つ
まり前記吸音室では燃焼騒音の中間周波域及び高
周波域は減衰できても、低周波域の騒音を減衰す
ることができないという問題点があつた。
本考案は前記従来の欠点に鑑み、給湯機等で発
生する燃焼騒音、特に低周波域の騒音をも有効に
減衰し、また、小型かつ廉価な消音装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するために、給湯機
の燃焼筒等に取付けられる筒状との消音装置本体
の外筒と吸音孔を有する内筒の間に吸音材を充填
した消音装置において、前記内筒の下部内側に、
複数の吸音孔が形成された上板と下板との罐に吸
音材を充填してなり、且つ前記燃焼筒と連通する
吸音型ろ波部を配置し、該吸音型ろ波部の上部中
央に、吸音型ろ波部に一端を連通し、且つ共鳴孔
を有する連通筒を配置し、該連通筒の外側に前記
共鳴孔に連通した共鳴箱を配置し、該共鳴箱の上
部及び外側に、複数の拡大室を順次連通して形成
され、且つ一端を前記連通筒の他端に連通した膨
張型消音部を配置し、前記消音装置本体の上端
に、上板と下板との間に吸音材を充填してなり、
且つ前記膨張型消音部の他端に連通する排気筒を
備えた蓋体を配置したことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、給湯機の燃焼筒で発生した燃
焼騒音は、まず吸音型ろ波部に入り、ここで特に
高周波域の騒音が減衰される。次に該燃焼騒音は
連通筒を通り共鳴孔を介して共鳴箱で共鳴現象を
生じ、一定の低周波域の騒音が減衰される。更に
該騒音は膨張型消音部の連続した複数の拡大室を
順に通り、特に中間周波域及び高周波域の騒音が
減衰される。
(実施例) 第3図乃至第6図は本考案の一実施例を示すも
ので、40は図示しない給湯機の燃焼筒30に連
通する筒状の消音装置本体で、外筒41と吸音孔
43を有する内筒42との間に吸音材(例えばロ
ツクウール材)を充填している。
50は前記消音装置本体40の内側下部に前記
燃焼筒30に対向して設けられた吸音型ろ波部
で、それぞれ所定間隔をおいて上下2層に形成さ
れた吸音体51,52からなり、吸音体52の上
板52a及び各吸音体51,52の下板51b,
52bには複数の吸音孔53を形成すると共に、
上板51aと下板51bとの間及び上板52aと
下板52bとの間には吸音材を充填してなる。ま
た、前記上部の吸音体51の中央には上下に貫通
する貫通孔54を、前記下部の吸音体52には上
下に貫通する複数の貫通孔55をそれぞれ設けて
いる。
60は前記消音装置本体40内に所定間隔をお
いて前記吸音体51上に配設した共鳴箱、70は
前記共鳴箱60の上下に貫通して設けられた連通
筒で、上下方向略中央に共鳴箱60に連通する複
数の共鳴孔71を穿設し、また下端を前記吸音体
51の貫通孔54に嵌着している。
80は前記連通筒70と連通する第1の膨張型
消音部(第1の拡大室)で、後述する蓋体90に
取付けられた仕切板81と、前記共鳴箱60の上
板60a及び該上板60aと消音装置本体40と
の間に取付けられた仕切板82との間に横長に形
成している。83は仕切板82の貫通孔82aを
介して前記第1の膨張型消音部80に連通する第
2の膨張型消音部(第2の拡大室)で、前記消音
装置本体40の内筒42と前記共鳴箱60の側板
60b及び前記吸音体51の上板51aと該仕切
板82との間に形成されている。84は仕切板8
1の接続筒81aを介して前記第2の膨張型消音
部83に連通する第3の膨張型消音部(第3の拡
大室)で、該仕切板81と蓋体90の下板92と
の間に横長に形成されている。
90は前記消音装置本体40の上端上に設けら
れた消音装置本体40の蓋体で、上板91と吸音
孔93を有する下板92との間に吸音材を充填し
てなる。
100は前記第3の膨張型消音部84に連通
し、且つ前記蓋体90の中央に立設した排気筒
で、外筒101と内筒102との間に吸音材を充
填すると共に、内筒と底板100aに吸音孔10
3を設けている。
本考案は前記の如く構成されているので、給湯
機の燃焼筒30で発生した燃焼騒音は、まず吸音
型ろ波部50に入り、吸音型ろ波部50の貫通孔
55及び各吸音体51,52間のスペースにより
騒音の拡散作用並びに吸音体51,52の吸音孔
53を介して吸音作用が発揮され、特に高周波域
の騒音が減衰される。次に該燃焼騒音は連通筒7
0を通り共鳴孔71を介して共鳴箱70で共鳴現
象を生じ、一定の低周波域の騒音が減衰される。
更に該騒音は連通筒70、仕切板82の貫通孔8
2a及び仕切板81の接続筒81aを介して第1
の膨張型消音部80、第2の膨張型消音部83及
び第3の膨張型消音部84を順に通り、特に中間
周波域及び高周波域の騒音が減衰される。また、
消音装置本体40、蓋体90及び排気筒100の
吸音孔43,93,103によつても燃焼騒音の
減衰がなされることは勿論である。尚、本考案に
係る消音装置と従来の消音装置との消音効果を比
較するに、第6図の騒音スペクトルを示すグラフ
から明らかの如く本考案に係る消音装置(実線で
示すイ)は従来の消音装置(一点鎖線で示すロ)
より特に中間周波域及び低周波域において顕著に
消音効果を上げている。
また、前記の如く共鳴箱60は低周波域の騒音
を減衰するが、C:音速、n:共鳴孔71の数、
V:共鳴箱60の容積、s:共鳴孔71の面積、
l:共鳴孔71の板厚、r:共鳴孔71の半径と
おくとき共鳴周波数f0は となるから、給湯機の騒音特性を計測し共鳴箱6
0の容積、共鳴孔71の数、半径等を適時形成す
るときは所望の低周波域の騒音を共鳴減衰するこ
とができる。
更に、前記吸音型ろ波部50は前記燃焼筒30
に対向して設けられているから、給湯機の燃焼筒
30で発生する爆発的な着火振動をも緩衝緩和し
給湯機の着火性能を安定させる。
更にまた、前記共鳴箱60を消音装置本体40
の中央に位置させ、且つ消音装置本体40内にお
いて吸音型ろ波部50、第1の膨張型消音部8
0、第2の膨張型消音部83及び第3の膨張型消
音部84で包囲して配設しているので、各周波域
に適合する消音部をコンパクトに収容し、消音装
置を小型化することができる。たとえ共鳴箱60
により低周波域の騒音を十分に減衰することがで
きなかつたとしても、該共鳴箱60を包囲する膨
張型消音部80,83,84等で減衰されること
となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、給湯機の
燃焼筒等に取付けられる筒状の消音装置本体の外
筒と吸音孔を有する内筒との間に吸音材を充填し
た消音装置において、前記内筒の下部内側に、複
数の吸音孔が形成された上板と下板との間に吸音
材を充填してなり、且つ前記燃焼筒と連通する吸
音型ろ波部を配置し、該吸音型ろ波部の上部中央
に、吸音型ろ波部に一端を連通し、且つ共鳴孔を
有する連通筒を配置し、該連通筒の外側に前記共
鳴孔に連通した共鳴箱を配置し、該共鳴箱の上部
及び外側に、複数の拡大室を順次連通して形成さ
れ、且つ一端を前記連通筒の他端に連通した膨張
型消音部を配置し、前記消音装置本体の上端に、
上板と下板との間に吸音材を充填してなり、且つ
前記膨張型消音部の他端に連通する排気筒を備え
た蓋体を配置したので、給湯機の燃焼筒で発生し
た燃焼騒音は、まず吸音型ろ波部に入り、ここで
特に高周波域の騒音が減衰され、次に該燃焼騒音
は連通筒を通り共鳴孔を介して共鳴箱で共鳴現象
を生じ、一定の低周波域の騒音が減衰され、更に
該騒音は膨張型消音部の連続した複数の拡大室を
順に通り、特に中間周波域及び高周波域の騒音が
減衰されることになり、即ち前記燃焼騒音を騒音
周波数の全域に渡つて十分に減衰して優れた消音
効果を発揮することができる。また、共鳴箱を消
音装置本体の中央に位置させ、且つ消音装置本体
内において吸音型ろ波部及び膨張型消音部で包囲
するようにして配設しているので、各周波域に適
合する消音部をコンパクトに収容し、消音装置を
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の説明に供するもので、第1図及
び第2図は従来の消音装置を示し、第1図はその
一例を示す断面図、第2図は他の例を示す断面
図、第3図乃至第6図は本考案に係る消音装置を
示し、第3図は縦断面図、第4図は第3図−
線矢視方向断面図、第5図は第3図−線矢視
方向断面図、第6図は消音装置の燃焼騒音スペク
トルを示すグラフである。 図中、30……燃焼筒、40……消音装置本
体、41……外筒、42……内筒、43,53…
…吸音孔、50……吸音型ろ波部、51a,52
a……上板、51b,52b……下板、60……
共鳴箱、70……連結筒、71……共鳴孔、8
0,83,84……膨張型消音部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給湯機の燃焼筒等に取付けられる筒状の消音装
    置本体の外筒と吸音孔を有する内筒との間に吸音
    材を充填した消音装置において、前記内筒の下部
    内側に、複数の吸音孔が形成された上板と下板と
    の間に吸音材を充填してなり、且つ前記燃焼筒と
    連通する吸音型ろ波部を配置し、該吸音型ろ波部
    の上部中央に、吸音型ろ波部に一端を連通し、且
    つ共鳴孔を有する連通筒を配置し、該連通筒の外
    側に前記共鳴孔に連通した共鳴箱を配置し、該共
    鳴箱の上部及び外側に、複数の拡大室を順次連通
    して形成され、且つ一端を前記連通筒の他端に連
    通した膨張型消音部を配置し、前記消音装置本体
    の上端に、上板と下板との間に吸音材を充填して
    なり、且つ前記膨張型消音部の他端に連通する排
    気筒を備えた蓋体を配置したことを特徴とする消
    音装置。
JP1984058539U 1984-04-23 1984-04-23 消音装置 Granted JPS60170530U (ja)

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JPS60170530U JPS60170530U (ja) 1985-11-12
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JP2678452B2 (ja) * 1988-01-29 1997-11-17 イビデン株式会社 燃焼装置に使用される耐熱消音器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57267U (ja) * 1980-05-29 1982-01-05

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JPS57267U (ja) * 1980-05-29 1982-01-05

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