JPH0568584A - モノクローナル抗体、これを用いた測定法、試薬キツト及び検索法 - Google Patents

モノクローナル抗体、これを用いた測定法、試薬キツト及び検索法

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JPH0568584A
JPH0568584A JP3180334A JP18033491A JPH0568584A JP H0568584 A JPH0568584 A JP H0568584A JP 3180334 A JP3180334 A JP 3180334A JP 18033491 A JP18033491 A JP 18033491A JP H0568584 A JPH0568584 A JP H0568584A
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JP
Japan
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monoclonal antibody
oleanane
pentacyclic triterpene
type pentacyclic
carrier protein
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JP3180334A
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Michinao Mizugaki
道直 水柿
Nakao Ishida
名香雄 石田
Kunihiko Ito
邦彦 伊藤
Koreo Takeuchi
惟雄 竹内
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Minophagen Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Minophagen Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/44Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material not provided for elsewhere, e.g. haptens, metals, DNA, RNA, amino acids

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オレアナン型5環性トリテルペンを認識し得
るモノクローナル抗体、及びこれを用いた測定法、試薬
キット及び検索法を提供する。 【構成】 オレアナン型5環性トリテルペンとキャリア
タンパク質との結合物を免疫原として用い、得られた脾
細胞とミエローマ細胞とを融合して作製されるハイブリ
ドーマにより、オレアナン型5環性トリテルペンを認識
し得るモノクローナル抗体を産生させ、これを免疫学的
方法による被検体中のオレアナン型5環性トリテルペン
を測定する方法において使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、オレアナン型5環性ト
リテルペンを認識し得るモノクローナル抗体と、このモ
ノクローナル抗体を産生するハイブリドーマに関する。
【従来の技術】グリチルレチン酸(glycyrrhetic acid)
は、甘草の有効成分であるグリチルリチン(glycyrrhizi
n)を構成するオレアナン型5環性トリテルペンであり、
生体内ではグリチルリチンはグリチルレチン酸に代謝さ
れることが知られている。グリチルリチンは肝疾患患者
の治療に広く用いられている薬物であるが、大量、継続
的にこれを投与した場合、副作用として偽アルドステロ
ン症、低カリウム血症の発現の恐れがあるため、血液中
のグリチルレチン酸の濃度の正確かつ感度のよい定量が
望まれている。ところで、微量成分の定量には、高速液
体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー等が用
いられているが、これらの方法により測定するには複雑
な前処理が必要であり、さらに正確なリテンションタイ
ム等定性的な知見が必要である。一方、抗体を使用する
免疫測定法が開発され、微量成分の定量に応用されるよ
うになり、更に抗原に結合した抗体量の測定に放射性物
質を使用しない酵素免疫測定法が開発され、特殊な施設
を使用しなくても、極めて正確かつ高感度の定量ができ
るようになった。免疫測定法を行うには、測定の対象物
に対する抗体が必要であるが、グリチルレチン酸のよう
な低分子のハプテンはそれ自体では抗原性をもたないた
めに、キャリアタンパク質を結合させたものを動物に免
疫することによって抗体を取得することが行われてい
る。グリチルレチン酸については、グリチルレチン酸に
キャリアタンパク質を結合したものをウサギに免疫して
抗血清を得、精製することによりグリチルレチン酸に対
する抗体を製造する方法が、金岡らによって報告されて
いる(ファームテックジャパン PHARM TECH JAPAN 4巻
913-920 1988)。
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリクローナ
ル抗体では、他の生体成分との交差反応性が少なからず
認められ、また得られる抗体の量に限りがある等の欠点
があり、モノクローナル抗体の供給が望まれている。本
発明は上記要望に答えるために、オレアナン型5環性ト
リテルペンを認識し得るモノクローナル抗体、及びこれ
を用いた測定法、試薬キット及び検索法を提供するもの
である。
【課題を解決するための手段】本発明は、オレアナン型
5環性トリテルペンを認識し得るモノクローナル抗体
を、オレアナン型5環性トリテルペンとキャリアタンパ
ク質との結合物を免疫原として用いて得られた脾細胞
と、ミエローマ細胞とを融合して得られるハイブリドー
マにより産生させ、このモノクローナル抗体を免疫学的
方法による被検体中のオレアナン型5環性トリテルペン
を測定する方法において使用し、上記課題を解決しよう
とするものである。以下、本発明を詳細に説明する。 1.オレアナン型5環性トリテルペンとキャリアタンパ
ク質との結合 オレアナン型5環性トリテルペンのような低分子のハプ
テンはそれ自身では抗原性をもたず、キャリアタンパク
質を結合させたものを免疫原として使用することによ
り、オレアナン型5環性トリテルペンに対する抗体、す
なわちオレアナン型5環性トリテルペンを認識し結合す
る抗体を作製することができる。オレアナン型5環性ト
リテルペンとしてグリチルレチン酸を例として説明す
る。グリチルレチン酸とキャリアタンパク質を結合させ
るには架橋部の構築が必要であり、架橋部としてはグリ
シン、γ−アミノブチル酸、ε−アミノヘキサン酸など
を使用することができ、特にグリシンが好ましい。グリ
チルレチン酸にグリシンを結合させるには、以下のよう
に行う。グリシンのメチルエステルを有機溶媒中ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジフェニルホス
ホニルアジド(DPPA)またはジエチルホスホリルシ
アニド(DEPC)などの縮合剤を用い、グリチルレチ
ン酸とカップリングし、グリチルレチニルグリシンメチ
ルエステルを得る。次にこれを加水分解し、グリチルレ
チニルグリシンとする。グリチルレチン酸とグリシンが
結合したもの(以下、GA−Glyと記す。)とキャリ
アとの結合は、縮合剤によりGA−Glyに活性基を導
入しGA−Glyを活性化したものとキャリアタンパク
質を反応させることにより行うことができる。縮合剤に
はカルボジイミド構造を有する化合物がよく、特に水溶
性カルボジイミド[1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−カルボジイミド]が好ましい。活性基
はアミドエステルが好ましく、特にスクシンイミド基が
好適である。キャリアタンパク質には免疫原性の高いタ
ンパク質を用いることができ、キーホールリンペットヘ
モシアニン(KLH)、ウシ血清アルブミン(BS
A)、あるいは卵白アルブミン(OVA)が好ましい。
以下、グリチルレチン酸とキャリアタンパク質の結合方
法を具体的に説明する。GA−Glyとキャリアタンパ
ク質(KLHまたはBSA)との結合は、N−ヒドロキ
シスクシンイミド法により行なう。すなわち、GA−G
lyのカルボキシル基を水溶性カルボジイミド[1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジ
イミド]で活性化し、GAーGlyのN−ヒドロキシス
クシンイミド活性エステル(GA−Gly−NHSと記
す)に誘導する。これに、KLH又はBSA溶液を反応
させることによりGA−GlyのKLHまたはBSAコ
ンジュゲートを得る。更に詳しくは、GA−Glyを8
0%ジオキサンに溶解し、N−ヒドロキシスクシンイミ
ドおよび水溶性カルボジイミドを加え室温で2時間反応
させた後、酢酸エチルを用いた抽出により、GA−Gl
yのスクシンイミド活性エステル(GA−Gly−NH
S)を得る。次にGA−Gly−NHSを少量のジメチ
ルスルフォキシドに溶解した後、KLH溶液あるいはB
SA溶液に添加し、4℃で24時間反応させる。さらに
反応溶液を10mMリン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4、以下、PBSと記す)に対して透析した後に凍結乾
燥することにより、GA−GlyとKLHの結合体(以
下、GA−KLHコンジュゲートと記す)、あるいはG
A−Glyとウシ血清アルブミン(BSA)の結合体
(以下、GA−BSAコンジュゲートと記す)を得るこ
とができる。スクシンイミド活性エステルの生成は薄層
クロマトグラフィー(以下、TLCと記す。)により確
認することができる。また、コンジュゲートの生成は、
キャリアタンパク質の280nmにおける紫外吸収スペ
クトルの極大が、グリチルレチン酸由来の252nmに
シフトすることにより確認することができる。 2.GA−キャリアタンパク質コンジュゲートによるマ
ウスの免疫 GA−キャリアタンパク質コンジュゲート溶液を等量の
フロイント完全アジュバントと混合する。次に完全に乳
化させたものをBALB/cマウスの皮下及び腹腔内に
投与する。その後GA−キャリアタンパク質コンジュゲ
ート溶液と等量のフロイント不完全アジュバントとの混
合エマルジョンを腹腔内に2回投与し、追加免疫を行
う。通常、追加免疫は2週間間隔で行なえばよい。2回
目の追加免疫をしてから10日後、GA−キャリアタン
パク質コンジュゲート溶液を静脈内投与する。GA−キ
ャリアタンパク質コンジュゲートは200〜400μg
/ml程度の濃度のものを使用し、皮下あるいは腹腔内
投与量は0.5ml、静脈内投与量は0.2ml程度で
よい。最終免疫の前に、酵素免疫測定法により血中抗体
価の上昇を確認するのが望ましい。 3.ハイブリドーマの作製 最終免疫の3日後、マウスから脾臓を無菌的に摘出し、
同系マウス由来のミエローマ細胞との細胞融合に用い
る。細胞融合は具体的には以下のように行う。凍結保存
されている骨髄腫細胞を洗浄後、培地に懸濁し、培養用
フラスコを用いて培養し、対数増殖期にある細胞を得
る。培地には、RPMI1640培地に牛胎児血清を1
0%の割合で加えたもの(以下、FCS−RPMIと記
す。)等が使用できる。RPMI1640培地について
は、Moore,G.E.,etal.,J.A.M.
A.,199;519(1967)等、参照。脾細胞と
骨髄腫細胞を遠心分離して集め、培地で数回洗浄し、脾
細胞と骨髄腫細胞をよく混合し、50%ポリエチレング
リコール4000を0.5ml添加し、細胞融合を行
う。融合細胞は培地で洗浄した後に、再度FCS−RP
MI培地に懸濁し、96穴マイクロタイタープレートに
分注し、炭酸ガスインキュベーター中で培養する。融合
細胞の選択はHAT選択により行った。HAT選択の方
法は、サイエンス145巻709頁、1964年に記載
されているが、その選択の原理は以下の通りである。細
胞融合に用いるミエローマは、ヒポキサンチン−グアニ
ン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ(HGPRT)
を欠損しており、核酸合成はde novo合成経路に
依存している。このようなミエローマ細胞と、正常リン
パ球の融合細胞では、HAT培地中で、アミノプテリン
によりde novoの合成経路が阻害されても、チミ
ジン、ヒポキサンチンが存在しているので、リンパ球由
来のサルベージ回路により核酸合成でき、HAT培地
(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジンを含む培
地)中でも増殖が可能である。この時、ミエローマ細胞
は、アミノプテリンによりde novo合成経路も阻
害されるため、核酸合成できずに死滅する。また、リン
パ球は、正常細胞であるので、長期培養は不可能であ
り、結果的に、HAT培地中で増殖できるのは、ミエロ
ーマ細胞とリンパ球の融合により生成したハイブリドー
マのみであるので、非融合細胞から融合細胞を選択する
ことができる。得られたハイブリドーマの抗体産生能
は、以下に示す酵素免疫測定法により調べることができ
る。 4.免疫測定法(直接ELISA、阻害ELISA) ハイブリドーマの抗体産生能および抗体の力価の検定
は、GA−BSAコンジュゲートを抗原とした直接EL
ISA法により行ない、抗体の交差反応性および各種試
料中の抗原量の測定は、グリチルレチン酸を標準物質と
した阻害ELISA法によりな行う。直接ELISA法
は、抗原すなわちGA−BSAコンジュゲートを固相化
したものを、抗体溶液、マウス以外の動物で作製した抗
マウスイムノグロブリンG(抗IgG)を酵素標識した
ものの溶液と順次インキュベートし、抗原に抗体を介し
て結合した酵素活性を測定することにより、抗体を定量
する。阻害ELISA法は、GA−BSAコンジュゲー
トを固相化したものと、グリチルレチン酸またはサンプ
ルを抗体とともにインキュベートし、次に酵素標識した
抗マウスIgGを結合させ、酵素活性を測定する。抗体
がサンプルに含まれる抗原に結合すると、固相化した抗
原に結合できないために結合する酵素量が減少するの
で、酵素活性を測定することにより、サンプルに含まれ
ているグリチルレチン酸を定量することができる。ま
た、グリチルリチンを酸加水分解し、生成するグリチル
レチン酸を定量することによりグリチルリチンの量を測
定することができる。抗原の固相化には、アガロース、
ラテックス粒子、マイクロタイタープレートのウェル等
が使用できるが、マイクロタイタープレートのウェルが
好ましい。ELISA法一例を示す。抗原溶液(例えば
GA−BSA)を96穴マイクロタイタープレートのウ
ェルに分注し4℃で一夜静置する。抗原液を除いた後
に、ブロッキング溶液、例えば1%BSAを含むPBS
を分注し、37℃で静置することによりブロッキングを
行う。次に直接ELISA法では抗体溶液を、阻害EL
ISA法ではグリチルレチン酸またはサンプル溶液を抗
体溶液とともに各ウェルに分注する。室温で静置した
後、洗浄し、酵素で標識した抗マウスIgG溶液を分注
し、室温で静置する。標識酵素はアルカリフォスファタ
ーゼが好適であり、アルカリフォスファターゼ標識した
ヤギ抗マウスIgGは、タゴ社から購入することができ
る。各ウェルを再び洗浄した後、酵素反応により発色す
る色素の溶液を分注し、反応させる。反応終了後、各ウ
ェルの405nmにおける吸光度をイムノリーダーによ
り測定する。結果を既知の抗原量で得られる値と比較す
ることにより、グリチルレチン酸の定量が可能となる。
色素は、アルカリフォスファターゼ標識した抗マウスI
gGを使用した場合にはp−ニトロフェニルフォスフェ
ートを使用する。抗マウスIgGを標識する酵素は、ホ
ースラディッシュパーオキシダーゼでもよく、その場合
には基質はp−ニトロフェニルフォスフェートのかわり
にABTS[2-2'-adino-di-(3-ethylbenzothyazolin-s
ulfonate)],TMBZ(tetra-methyl benzidine),
OPD(O-phenylene diamine)などが使用できる。上
述した方法で、グリチルレチン酸あるいはグリチルリチ
ンを定量することができるが、モノクローナル抗体、酵
素標識した二次抗体等の定量に必要な試薬をキットにす
ることにより、簡便かつ迅速な検査が可能となる。キッ
トの一例として、マイクロタイタープレート、BSA、
GA−BSA、モノクローナル抗体、洗浄用緩衝液、ア
ルカリフォスファターゼ標識したヤギ抗マウスIgG、
p−ニトロフェニルフォスフェート、定量の対照に用い
る既知量のグリチルリチン酸からなるキットを挙げるこ
とができる。マイクロタイタープレートは予めGA−B
SAを固定化し、BSAでブロッキングしたものが好ま
しい。 抗体類、BSA、GA−BSAあるいは色素は
凍結乾燥品として、またはこれらを安定して保存できる
溶媒に溶解してキットを出荷することが望ましい。溶液
として出荷する場合は静菌剤等を添加しておくことも可
能であるが、酵素反応を阻害しないものであることが好
ましい。 5.本発明によるモノクローナル抗体のイメージング診
断への応用 本発明によるオレアナン型5環性トリテルペンを認識す
るモノクローナル抗体を、放射性物質、常磁性物質ある
いは蛍光物質等により標識し、イメージング診断に使用
することができる。モノクローナル抗体の標識は、例え
ば、放射性物質においては、125Iなどの場合はクロラ
ミンT法により行うことができる。常磁性物質、蛍光物
質等は、SPDP、GMBSなどのヘテロバイファンク
ショナルな架橋剤を用いてモノクローナル抗体分子に結
合させる方法を挙げることができる。
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 1.グリチルレチン酸とキャリアタンパク質との結合 GA−Gly10mg(19μmol)を0.2mlの
80%ジオキサン−20%H2Oに溶解し、N−ヒドロ
キシスクシンイミド2.1mg(18μmol)および
水溶性カルボジイミド5.6mg(29μmol)を加
え、室温で2時間反応させた。GA−Glyのスクシン
イミド活性エステル(GA−Gly−NHS)の生成を
以下の方法で確認した。順層シリカゲル薄層板に、原
料、反応生成物及びその混合物をスポットし、クロロホ
ルム−メタノール(3:1)で展開した。リンモリブデ
ン酸を用いて発色させ、Rf0.9付近に反応生成物を
確認した。次に、反応液に脱イオン水8mlを加え、次
に酢酸エチル8mlを加え、分液ロートを用い反応物を
抽出した。酢酸エチル層を脱イオン水で3回水洗したの
ち、硫酸ナトリウムを加えて脱水し、溶媒を留去して、
GA−Glyのスクシンイミド活性エステル(GA−G
ly−NHS)を得た。上記のようにして得られたGA
−Gly−NHSを0.3mlのジメチルスルフォキシ
ドに溶解した後、KLH溶液あるいはBSA溶液(10
mg/2mlPBS)に添加し、4℃で24時間反応さ
せた。さらに反応溶液をPBSに対して透析した後に凍
結乾燥することにより、GA−KLHコンジュゲート,
あるいはGA−BSAコンジュゲートを得た。コンジュ
ゲートの生成は、キャリアタンパク質の280nmにお
ける紫外吸収スペクトルの極大が、グリチルレチン酸由
来の252nmにシフトすることにより確認した(図
1、図2)。 2.マウスのGA−KLHコンジュゲートによる免疫 GA−KLHコンジュゲート溶液(200μg/mlP
BS)を等量のフロイント完全アジュバントと混合し、
完全に乳化させたものをBALB/cマウス(雌、6週
令)の皮下及び腹腔内に0.5ml投与した。その後1
4日間隔で、GA−KLHコンジュゲート溶液(200
μg/mlPBS)と等量のフロイント不完全アジュバ
ントとの混合エマルジョンを0.5mlずつ腹腔内に2
回投与した。3回目の投与から7日後に血中抗体価の上
昇を直接ELISA法により確認した。その3日後、G
A−KLHコンジュゲート溶液(400μg/ml)を
0.2ml静脈内投与した。 3.ハイブリドーマの作製 最終免疫の3日後、マウスから脾臓を無菌的に摘出し、
RPMI1640培地中でほぐして懸濁し、同系マウス
由来のミエローマ細胞Sp2/0−Ag14−K13と
の細胞融合に用いた。該ミエローマ細胞は東北大学医学
部細菌学教室の多田孝太郎博士より供与された。凍結保
存されている骨髄腫細胞Sp2/0−Ag14−K13
を洗浄後、FCS−RPMIに懸濁し(5×104個/
ml)、培養用フラスコで培養し、対数増殖期にある細
胞を得た。脾細胞6×107個と骨髄腫細胞1.25×
107個を遠心分離して集め、RPMI1640培地で
3回洗浄し、脾細胞と骨髄腫細胞をよく混合し、50%
ポリエチレングリコール4000(平均分子量300
0、販売元メルク)を0.5ml添加し、細胞融合を行
った。融合細胞はRPMI1640培地で1回洗浄した
後に、FCS−RPMI培地に懸濁し、96穴マイクロ
タイタープレートに0.1mlずつ分注し、炭酸ガスイ
ンキュベーター中で培養した。 4.抗体産生ハイブリドーマのスクリーニング ハイブリドーマを、培養用フラスコに、5×104個/
mlで移植し、37°C炭酸ガスインキュベータで、3
〜4日培養し、その培養上清を回収した。各培養液をG
A−BSAを抗原とした直接ELISA法およびグリチ
ルレチン酸を標準物質とした阻害ELISA法によりア
ッセイした。具体的には、後述の手順と同様に行った。
その結果、3株のハイブリドーマでグリチルレチン酸に
対する特異的抗体の産生が認められたので、これらを限
界希釈法によりクローニングした。マウス胸腺細胞を1
×106個/ウェルでまいた96ウェルマイクロタイタ
ープレートに、FCS−RPMI培地を用いて10個/
mlに調整したハイブリドーマ細胞浮遊液を、100μ
lずつアプライし、37°C炭酸ガスインキュベータで
培養した。7〜10日後に、ハイブリドーマコロニーが
確認でき、1ウェルにつき、1コロニーの形成が認めら
れたウェルを選択した。最終的にGA2−20−1、G
A2−20−3、GA2−20−6の3株のハイブリド
ーマの樹立に成功した。これらのうちGA2−20−6
については、工業技術院微生物工業技術研究所にFER
M BP−3389の登録番号により寄託した。次に、
これらの株の生産するモノクローナル抗体の力価を、直
接ELISA法により決定した。GA−BSA溶液(1
0μg/mlPBS)をポリビニルクロリド製96穴マ
イクロタイタープレート(スミトモベークライト、MS
−7196F)のウェルに100μlずつ分注し、4℃
で一夜静置した。抗原液を除いた後に、1%BSAを含
むPBS(BSA−PBS)を100μlずつ分注し、
37℃1時間静置した。なお、ここではキャリアプロテ
イン(KLH)に対する抗体を除くために、KLHと交
差反応性を有しないGA−BSAコンジュゲートを抗原
として使用した。次にハイブリドーマ培養上清をPBS
を用いて順次2倍希釈し、1024倍までの希釈列を作
成し、100μlずつ各ウェルに分注した。室温で30
分静置した後、0.05%Tween20(ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート)を含むPBSで3
回、PBSで2回洗浄し、アルカリフォスファターゼで
標識したヤギ抗マウスIgG(タゴ社、6542)の5
000倍希釈液(PBS)を100μlずつ分注し、室
温で30分静置した。各ウェルを先の手順と同様に洗浄
した後、p−ニトロフェニルフォスフェートを1mg/
mlの濃度で含む1Mジエタノールアミン緩衝液(pH
9.8)を100μlずつ分注し、37℃で30分反応
させた。反応終了後、2M水酸化ナトリウム液を加え、
各ウェルの405nmにおける吸光度をイムノリーダー
(バイオラッド社製、モデル2550)により測定し
た。結果を図4〜図5に示す。吸光度で約1.0を与え
る希釈倍率を抗体価としたとき、いずれの抗体の場合で
も約100倍希釈で吸光度1.0を与えており、これを
抗体価とした。阻害ELISAでは各抗体の50倍希釈
液を使用することとした。マウスモノクローナル抗体ア
イソタイピングキット(アマーシャム社製、RPN2
9)を用いて、これらのモノクローナル抗体のクラスを
検討した結果、いずれもIgG1・κであった。 5.モノクローナル抗体の交差反応性についての検討 以下の各化合物に対する交差反応性を阻害ELISA法
により検討した。 (1)18α H−オレアン−11−オキソ−12エン−3
0−オイック酸 (2)オレアン−12エン−3,11−ジオキソ−30−
オイック酸 (3)オレアン−12エン−3α−ハイドロキシ−11−
オキソ−30−オイック酸 (4)オレアン−12エン−11−オキソ−3β,30−
ジオール (5)コール酸 (6)デオキシコール酸 (7)グリチルレチン酸(GA) (8)グリチルリチン(GL) これらは以下、化合物(1),(2),...(6),(GA),(GL)として
引用する。GA−BSA溶液(10μg/ml)を96
穴マイクロタイタープレートのウェルに100μlずつ
分注し4℃で一夜静置した。抗原液を除いた後に、BS
A−PBSを100μlずつ分注し、37℃1時間静置
した。次に50倍希釈した抗体、各化合物を10ng/
ml、100ng/ml、1000ng/mlに調製し
たものを、各々50μlずつ各ウェルに分注した。室温
で30分静置した後、0.05%Tween20を含む
PBSで3回、PBSで2回洗浄し、アルカリフォスフ
ァターゼで標識したヤギ抗マウスIgGの5000倍希
釈液を100μlずつ分注し、室温で30分静置した。
各ウェルを先の手順と同様に洗浄した後、p−ニトロフ
ェニルフォスフェートを1mg/mlの濃度で含む1M
ジエタノールアミン緩衝液(pH9.8)を100μl
ずつ分注し、37℃で30分反応させた。反応終了後、
2M水酸化ナトリウムを加え、各ウェルの405nmに
おける吸光度をイムノリーダーにより測定した。結果を
図6、図7、図8、図9、図10及び図11に示す。得
られた阻害曲線より各化合物の50%阻害濃度(IC50
値)を求めた結果、3株のうちではGA2−20−1株
の生産する抗体が最も高い特異性を示した。表1に各抗
体に対するIC50値を示したが、このIC50値は、各阻
害剤を用いた時に得られる阻害曲線より、50%阻害の
阻害濃度を求めて得られたものである。 (本頁、以下余白) 以上の結果より、抗体の認識部位はグリチルレチン酸の
立体構造も含めた上で、3位の水酸基を中心とした環境
であることが示唆された。また、各種ステロイド化合物
との交差反応性についてもあわせて検討した結果、いず
れの化合物とも半応しないことを確認した。 6.モノクローナル抗体によるグリチルレチン酸の検出
感度およびグリチルレチン酸への変換によるグリチルリ
チンの検出 グリチルレチン酸のエタノール溶液(1mg/ml)
を、PBSで希釈して10μg/ml溶液を調製した。
これを順次10倍に希釈し10pg/ml溶液までを作
製して、阻害ELISA法を上述と同様に行い、グリチ
ルレチン酸の検出限界を調べた。グリチルリチンの検出
は、酸加水分解によりグリチルレチン酸に変換したのち
阻害ELISA法により行った。すなわちグリチルリチ
ン(400μg/mlPBS)200μlに4N塩酸を
200μl添加したのち、沸騰水浴上で30分加熱し
た。室温まで冷却したのち2N水酸化ナトリウム液を4
00μl加えて中和した(グリチルリチンとして、最終
濃度100μg/ml)。該中和溶液を上述したグリチ
ルレチン酸の場合と同様に希釈列を作製し、阻害ELI
SAにより検出感度を調べた。同時に、酸加水分解を行
わなかったグリチルリチンを陰性対象として用いた。以
上の結果を図12、図13及び図14に示す。グリチル
レチン酸の検出感度は、いずれのハイブリドーマ株が生
産する抗体を用いた場合でも約10pg/mlであり、
10pg/mlから1μg/mlまでの範囲でグリチル
レチン酸の定量が可能であることが示された。またグリ
チルリチンを酸加水分解し、グリチルレチン酸として定
量することが可能であることがわかった。生体試料を測
定する場合、無処理の試料を測定することにより、グリ
チルレチン酸の定量が可能であり、酸加水分解した試料
の測定値から処理前の測定値を差し引くことによりグリ
チルリチンの定量が可能である。
【発明の効果】本発明により、オレアナン型5環性トリ
テルペンに特異的なモノクローナル抗体を作製すること
ができた。本抗体を使用して、グリチルリチンおよびグ
リチルレチン酸等を高感度で定量することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】GA−KLHコンジュゲートの紫外吸収スペク
トル図
【図2】GA−BSAコンジュゲートの紫外吸収スペク
トル図
【図3】GA2−20−1株の生産するモノクローナル
抗体の力価の測定図で、縦軸は吸光度、横軸は希釈倍率
を示す(図4、5も同じ)
【図4】GA2−20−3株の生産するモノクローナル
抗体の力価の測定図
【図5】GA2−20−6株の生産するモノクローナル
抗体の力価の測定図
【図6】GA2−20−1株の生産するモノクローナル
抗体と化合物(1),(2),(3),(4),(GA),(GL)との交差反応
性示すの交差反応性を示す図、縦軸は阻害率、横軸は阻
害剤の濃度(図7、8、9も同じ)
【図7】GA2−20−1株の生産するモノクローナル
抗体と化合物(5),(6)との交差反応性を示す図
【図8】GA2−20−3株の生産するモノクローナル
抗体と、化合物(1),(2),(3),(4),(GA),(GL)との交差反
応性示す図
【図9】GA2−20−3株の生産するモノクローナル
抗体と化合物(5),(6)との交差反応性を示す図
【図10】GA2−20−6株の生産するモノクローナ
ル抗体と、化合物(1),(2),(3),(4),(GA),(GL)との交差
反応性示す図
【図11】GA2−20−6株の生産するモノクローナ
ル抗体と化合物(5),(6)との交差反応性を示す図
【図12】GA2−20−1株の生産するモノクローナ
ル抗体によるグリチルレチン酸及びグリチルリチンの定
量を示す図
【図13】GA2−20−3株の生産するモノクローナ
ル抗体によるグリチルレチン酸及びグリチルリチンの定
量を示す図
【図14】GA2−20−6株の生産するモノクローナ
ル抗体によるグリチルレチン酸及びグリチルリチンの定
量を示す図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレアナン型5環性トリテルペンを認識し
    得るモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】前記オレアナン型5環性トリテルペンがグ
    リチルレチン酸誘導体である請求項1に記載のモノクロ
    ーナル抗体。
  3. 【請求項3】前記オレアナン型5環性トリテルペンがグ
    リチルレチン酸である請求項1に記載のモノクローナル
    抗体。
  4. 【請求項4】前記オレアナン型5環性トリテルペンが生
    体試料中のものである請求項1に記載のモノクローナル
    抗体。
  5. 【請求項5】オレアナン型5環性トリテルペンとキャリ
    アタンパク質との結合物を免疫原として用いて得られた
    脾細胞と、ミエローマ細胞とを融合して得られるハイブ
    リドーマが産生する請求項1に記載のモノクローナル抗
    体。
  6. 【請求項6】前記脾細胞が、マウス脾細胞であり、該ミ
    エローマ細胞がマウス由来ミエローマ細胞である請求項
    5に記載のモノクローナル抗体。
  7. 【請求項7】抗体のクラスがIgGである請求項1に記
    載のモノクローナル抗体。
  8. 【請求項8】前記IgGがIgG1である請求項1に記
    載のモノクローナル抗体。
  9. 【請求項9】放射性物質、常磁性物質及び蛍光物質の群
    から選ばれる少なくとも一種で標識化されたイメージン
    グ診断用の請求項1のモノクローナル抗体。
  10. 【請求項10】オレアナン型5環性トリテルペンとキャ
    リアタンパク質との結合物を免疫原として用いて得られ
    たオレアナン型5環性トリテルペンを認識し得る抗体の
    産生能を有する脾細胞と、ミエローマ細胞とを融合して
    得られるハイブリドーマ。
  11. 【請求項11】前記キャリアタンパク質がキーホールリ
    ンペットヘモシアニンである前項記載のハイブリドー
    マ。
  12. 【請求項12】免疫学的方法による被検体中のオレアナ
    ン型5環性トリテルペンを測定する方法において、オレ
    アナン型5環性トリテルペンを認識し得るモノクローナ
    ル抗体を用いることを特徴とする測定法。
  13. 【請求項13】免疫学的方法により被検体中のオレアナ
    ン型5環性トリテルペンを測定するための試薬キットで
    あって、オレアナン型5環性トリテルペンを認識し得る
    モノクローナル抗体と、オレアナン型5環性トリテルペ
    ンとキャリアタンパク質との結合物を含むことを特徴と
    する試薬キット。
  14. 【請求項14】前記キャリアタンパク質がウシ血清アル
    ブミンである前項記載の試薬キット。
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