JPH0568434U - 水和反応式加温加熱材 - Google Patents

水和反応式加温加熱材

Info

Publication number
JPH0568434U
JPH0568434U JP006224U JP622492U JPH0568434U JP H0568434 U JPH0568434 U JP H0568434U JP 006224 U JP006224 U JP 006224U JP 622492 U JP622492 U JP 622492U JP H0568434 U JPH0568434 U JP H0568434U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
bag
hydration reaction
generating member
tape piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP006224U
Other languages
English (en)
Inventor
明男 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP006224U priority Critical patent/JPH0568434U/ja
Publication of JPH0568434U publication Critical patent/JPH0568434U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 発熱部材2と水袋3とが収納袋4に密閉収納
されており、また、水袋3のシール部8にはフィルムの
方向性に沿って設けられた切込み10によってテープ片
11が形成されており、切込み10の延長線上には水封
入部9の一部9aが設けられていて、収納袋4は、切込
み発生側の側縁部4aから、テープ片11の先端部11
aを外部に突出させた状態で封止されている。 【効果】 発熱部材2が大気中に含まれる水分により水
和反応してしまうことがなく長期保存が可能となる。ま
た、水袋3のテープ片11の先端部11aを突出方向に
対して逆方向に引くことによって、収納袋4を破きなが
ら、水袋3の切込み10を進行させその延長線上にある
水封入部9の一部9aを破断させて水を出すことになる
ため、ワンタッチで発熱部材2に水和反応を生じさせる
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲食物等を加温加熱するための加温加熱容器等の内部に収納され、 その熱源となる水和反応式加温加熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食物等を加温加熱するための加温加熱容器として本出願人は先の出願を行な っている(実願平2−3530号)。この加温加熱容器において、その熱源とし て用いられる水和反応式加温加熱材としては、良好な透水性を有する袋体および これに詰められ水和反応によって発熱する発熱剤からなる発熱部材と、周縁部が シール部によりシールされ該シール部の内側に水封入部が形成された、方向性を 有するフィルムにより構成される水袋とを具備し、水袋のシール部にはフィルム の方向性に沿って設けられた切込みによってテープ片が形成されており、また切 込みの延長線上には水封入部の一部が設けられている構成のものが採用されてい る。そして、これら発熱部材と水袋とを加温加熱容器に収納し、水袋を、道具を 使うことなく上記シール片を引くことによりワンタッチで破いて、その中に封入 されていた水を発熱部材の発熱剤に反応させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記水和反応式加温加熱材は、その発熱部材が良好な透水性を 有する袋体に発熱剤を詰めた状態で加温加熱容器内に収納されており、よって、 大気中に含まれる水分が上記発熱部材の袋体を通過し内部の発熱剤が徐々に水和 反応を起こしてしまうことになるため、長期保存が困難であるという問題があっ た。
【0004】 したがって、本考案の目的は、道具を使うことなくワンタッチで水和反応を起 こすことができ、しかも長期保存が可能な水和反応式加温加熱材を提供すること である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の水和反応式加温加熱材は、水和反応によ って発熱する発熱部材と、周縁部がシール部によりシールされ該シール部の内側 に水封入部が形成された、方向性を有するフィルムにより構成される水袋と、該 水袋と前記発熱部材とを密閉収納する収納袋とを具備し、前記水袋の前記シール 部には前記フィルムの方向性に沿って設けられた切込みによってテープ片が形成 されており、また前記切込みの延長線上には前記水封入部の一部が設けられてい て、前記収納袋は、前記切込み発生側の側縁部から、前記テープ片の先端部を外 部に突出させた状態で封止されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案の水和反応式加温加熱材によれば、発熱部材と水袋とを収納袋に密閉収 納することになるため、発熱部材が大気中に含まれる水分により水和反応してし まうことがない。また、収納袋から突出する水袋のテープ片の先端部を突出方向 に対して逆方向に引くことによって、収納袋を破きながら、水袋の切込みをフィ ルムの方向性に沿って進行させその延長線上にある水封入部の一部を破断させて 、水を該水封入部外に出すことになる。したがって、道具を使うことなくワンタ ッチで発熱部材に水和反応を生じさせることができる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例による水和反応式加温加熱材を図面を参照して以下に説明す る。
【0008】 図中符号1は本実施例の水和反応式加温加熱材を示しており、該水和反応式加 温加熱材1は、発熱部材2、水袋3および収納袋4から構成されている(図1参 照)。
【0009】 上記発熱部材2は、水和反応によって発熱する生石灰等の発熱剤5と、該発熱 剤5が内部に詰められる良好な透水性を有する袋体6とからなっている。ここで 、この袋体6としては、水が容易に浸透するもの、例えばそれ自身に透水性があ る紙、織布および不織布の他、それ自身には透水性がない、アルミ箔あるいは合 成樹脂製フィルムのアルミラミネート品に、通水孔7を複数設けたもの(図2参 照)等からなり、あらかじめ袋状に形成されるか、あるいは折り畳むことにより その内側に発熱剤5を包み込むような形態とされている。なお、袋体6は、使用 済みとなった状態での不要物を削減する目的で、水和反応の反応熱で溶けるポリ エチレン等の合成樹脂製フィルムのアルミラミネート品を採用するのが好ましい 。
【0010】 一方、上記水袋3は、透水性がない例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ リエステル等の容易に引き裂くことができかつ方向性を有する合成樹脂製フィル ムで構成されており、図3に示すように、周縁部が全周にわたってシール部8に よりシールされていてその内側に水Wが封入される水封入部9が形成された形態 となっている。そして、該シール部8の一端側には、フィルムの方向性に沿って 切込み10が設けられており、これによって該シール部8の一部によりテープ片 11が形成されている。ここで、水封入部9は、切込み10にほぼ沿って設けら れており、切込み10の終端部10aより切込み10に反する側の一部が該切込 み10の延長線上に突出する突出部(一部)9aをなしている。なお、切込み1 0の終端部10aと水封入部9の突出部9aとの間の距離は、運搬時等に切込み 10が進行して水封入部9が破断する恐れがない最小値に設定されるものであり 、具体的には20mm程度が好ましい。そして、この水袋3も水和反応の反応熱 で溶けるため、使用済みとなった状態での不要物を削減することができる。また 、上記テープ片11の長さを確保するため設けられたシール部8の不要部分は除 去することも可能である。
【0011】 また、上記収納袋4は、透水性がない合成樹脂製フィルムあるいは合成樹脂製 フィルムのアルミラミネート品等により構成されている。ここで、この収納袋4 は、製作当初は少なくとも一端側縁部4a側が開口した袋状の形態をなしており 、その開口部分から内部に発熱部材2および水袋3を収納することになる。そし て、該収納袋4は、水袋3を、その切込み10の発生側を上記一端側縁部4a側 に向け、しかもテープ片11を切込み10に沿わせた状態でその先端部11aを 該一端側縁部4aから突出させて収納し、この状態で、該一端側縁部4aにより テープ片11を挟んでその開口を封止している(図1参照)。また、この封止さ れた一端側縁部4aの、テープ片11の両側位置には、テープ片11の突出方向 に反する向きに切欠部12がそれぞれ設けられている(切欠部12は、内側のみ 設けても構わない)。なお、この切欠部12は、テープ片11をその突出方向に 対して反対方向に引く際に、容易に収納袋4をこの切欠部12から破断を開始さ せる機能を果たすものである。ここで、この収納袋4を構成する合成樹脂製フィ ルムあるいはアルミラミネート品の合成樹脂製フィルムとしても方向性を有する ものが採用され、その方向性を収納された水袋3のテープ片11の延在方向に沿 わせている。これは、容易に収納袋4を破断させるためである。この場合の合成 樹脂製フィルムの素材としては上記袋体6と同様、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、ポリエステル等を使用することができる。なお、この収納袋4も水和反応の 反応熱で溶けるため、使用済みとなった状態での不要物を削減することができる 。
【0012】 上記のように水和反応式加温加熱材1は、収納袋4内に発熱部材2と水袋3と を密閉収納した状態となっているため、発熱部材2が大気中に含まれる水分によ り水和反応してしまうことがなく、長期保存が可能となる。また、この水和反応 式加温加熱材1を使用する場合には、図示せぬ加温加熱容器の、上部が開口する 容器本体内に該水和反応式加温加熱材1を入れた状態で、例えば該水和反応式加 温加熱材1に上方から手を添えあるいは該水和反応式加温加熱材1を容器本体に 接着等なんらかの方法で固着してこれを移動できない状態に維持し、この状態で テープ片11の突出する先端部11aを突出方向に対して逆方向(図1に示す矢 印方向)に湾曲させるように引くことによって、収納袋4をフィルムの方向に沿 って破きながら、さらに、水袋3の切込み10をフィルムの方向性に沿って進行 させその延長線上にある水封入部9の突出部9aを破断させて、該水封入部9内 の水Wを外に出すことになり、この水Wが発熱部材2の袋体6を通過しその内部 の発熱剤5に達することになる。したがって、ナイフ等の道具を使うことなくワ ンタッチで発熱部材2の発熱剤5に水和反応を生じさせることができ、しかも、 上記切込み10は一ケ所のみでありさらに切込み10の進行方向に水袋3の合成 樹脂製フィルムの方向性を沿わせているため、該切込み10の進行は僅かな力で しかも良好に行なうことができる。さらに、収納袋4の合成樹脂製フィルムの方 向性を収納された水袋3のテープ片11の延在方向すなわち切込み10の進行方 向に沿わせているため、収納袋4の破断も僅かな力でしかも良好に行なうことが できる。
【0013】 そして、その後、例えば図示せぬ皿体を水和反応式加温加熱材1上に設け、そ の上に図示せぬ飲食物等を載せて、容器本体の開口を図示せぬ蓋体で塞ぐことに より、飲食物が水和反応式加温加熱材の発熱により加温加熱されることになる。
【0014】 なお、上記水袋3としては、シール部がその一側縁部の中間位置から水封入部 側に凸状をなすように構成し、この凸状のシール部に二ケ所平行に切込みを設け てこれによりテープ片が形成されたものを採用することも勿論可能である。なお 、この場合は、テープ片の引く方向が発熱部材に反する側に限られるため、この ような注意書きを収納袋に施すことになる。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の水和反応式加温加熱材によれば、発熱部材と水 袋とを収納袋に密閉収納するため、発熱部材が大気中に含まれる水分により水和 反応してしまうことがなく、長期保存が可能となる。また、この水和反応式加温 加熱材を使用する場合には、収納袋から突出する水袋のテープ片の先端部を突出 方向に対して逆方向に引くことによって、収納袋を破きながら、水袋の切込みを フィルムの方向性に沿って進行させその延長線上にある水封入部を破断させて、 水を該水封入部外に出すことになる。したがって、道具を使うことなくワンタッ チで発熱部材に水和反応を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による水和反応式加温加熱材
を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例による水和反応式加温加熱材
の発熱部材を示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例による水和反応式加温加熱材
の水袋を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 水和反応式加温加熱材 2 発熱部材 3 水袋 4 収納袋 4a 側縁部 8 シール部 9 水封入部 9a 突出部(一部) 10 切込み 11 テープ片 11a 先端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水和反応によって発熱する発熱部材と、 周縁部がシール部によりシールされ該シール部の内側に
    水封入部が形成された、方向性を有するフィルムにより
    構成される水袋と、 該水袋と前記発熱部材とを密閉収納する収納袋とを具備
    し、 前記水袋の前記シール部には前記フィルムの方向性に沿
    って設けられた切込みによってテープ片が形成されてお
    り、また前記切込みの延長線上には前記水封入部の一部
    が設けられていて、 前記収納袋は、前記切込み発生側の側縁部から、前記テ
    ープ片の先端部を外部に突出させた状態で封止されてい
    ることを特徴とする水和反応式加温加熱材。
JP006224U 1992-02-17 1992-02-17 水和反応式加温加熱材 Pending JPH0568434U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006224U JPH0568434U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 水和反応式加温加熱材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006224U JPH0568434U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 水和反応式加温加熱材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0568434U true JPH0568434U (ja) 1993-09-17

Family

ID=11632552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP006224U Pending JPH0568434U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 水和反応式加温加熱材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0568434U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521331A (ja) * 2009-03-19 2012-09-13 ダニエル ヤング、 分離された反応物を内部で混合する袋とその応用
JP2018042605A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社ヨシザワ 長期保存が可能な発熱性積層体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154714A (ja) * 1988-12-07 1990-06-14 Erugu:Kk 発熱具
JP3095827B2 (ja) * 1991-10-08 2000-10-10 シャープ株式会社 光磁気メモリ素子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154714A (ja) * 1988-12-07 1990-06-14 Erugu:Kk 発熱具
JP3095827B2 (ja) * 1991-10-08 2000-10-10 シャープ株式会社 光磁気メモリ素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521331A (ja) * 2009-03-19 2012-09-13 ダニエル ヤング、 分離された反応物を内部で混合する袋とその応用
JP2018042605A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社ヨシザワ 長期保存が可能な発熱性積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09509353A (ja) 自己発熱式食品用容器
JP2008089214A (ja) 発熱具及び発熱具を備える食品加熱容器
JP7149126B2 (ja) 包装容器
AR006674A1 (es) Una disposicion de abertura para contenedores de empaque
JPH0568434U (ja) 水和反応式加温加熱材
JPS6322808B2 (ja)
JP3086212U (ja) 再閉包装袋およびプラスチック製線状ファスナー
JP3059752U (ja) シート状開閉蓋を有する包装体
JPH0720692Y2 (ja) 包装体の蓋用ラベル
JPH1135079A (ja) ウェットティッシュ用容器
JPH0741010A (ja) スタンドパウチ
JP3013724U (ja) 携帯用ゴミ袋
JP2007062829A (ja) ファスナー付き袋製造用包装材およびこれを用いたファスナー付き袋
JP2006306496A (ja) ガセットタイプ包装袋
JPH10120049A (ja) ウエットティッシュ包装体
JPH0565880U (ja) ウェットティッシュ詰替用容器
JPS5917817Y2 (ja) 容器の蓋
JPH0630124Y2 (ja) 加熱容器
JPH0344707Y2 (ja)
JPH0245173Y2 (ja)
JPH0628101Y2 (ja) 滅菌袋
JP2003072775A (ja) 包装袋
JP3576195B2 (ja) 内視鏡用フィルムの包装体
JPS6238940Y2 (ja)
KR920005813Y1 (ko) 쓰레기 포대

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960820