JP7149126B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、パック用フェイスマスク、その他の各種の対象物を取り出し可能に包装する際に使用する包装容器に関するものである。
パック用フェイスマスク等のシート状のウエット材を多数枚積層して取り出し可能に包装したウエット材包装体において、ウエット材の積層体を角形の容器に収容し、その容器の開口部側に、内取り出し口を形成可能な密封材を熱溶着等により固着して密封した後、その密封状の容器と、外装袋の仕上がり形状を内側から整える整形部材とを外装袋内に挿入して直方体状に包装しておき、ウエット材の使用に際しては、粘着式の開閉蓋を剥がして外装袋の外取り出し口を開け、その外取り出し口から内取り出し口を経て容器内のウエット材を1つずつ取り出し、また取り出し後に、開閉蓋を外装袋に貼着して外取り出し口を密封するようにしたものがある(特許文献1)。
外装袋はガスバリアー性を有する複合フィルム又は複合シート等の可撓性外装材を製袋したものであって、密封材の内取り出し口に対応する外取り出し口と、その外取り出し口を開閉可能なフラップ等の可撓性を有する粘着式の開閉蓋とを備えており、また内部の整形部材により仕上がり状態が直方体状となるように整形されている。
特開2017-145022号公報
この種のウエット材包装体では、角形の容器に多数のウエット材を積層して密封材により開口部側を密封した後、開状態の外装袋に容器と整形部材とを挿入して、その整形部材により外装袋の仕上がり形状を内側から整えながら、外装袋全体の外形状が直方体状となるように開口側を封じて包装する。そのため多くの作業工程が手作業となり、製造能率が悪く製造コストが高騰する欠点がある。
また容器を包装する外装袋が必要である上に、その外装袋の仕上がり形状を内側から整えるための整形部材が必要であり、それらの資材により製造コストが高騰する傾向にある。
またウエット材を使用する都度、粘着式の開閉蓋を剥離し外取り出し口を開放して、内取り出し口から容器内のウエット材を取り出す必要があるだけでなく、最初に開封する際には、外装袋の開閉蓋を剥離した後、その外取り出し口から手指を挿入し密封材の一部を破断して内取り出し口を形成する必要がある。
しかし、開閉蓋には可撓性を有する粘着式のものを用いているため、一方の手指で開閉蓋を摘んで邪魔にならないように外取り出し口の外側位置に保持しながら、他方の手指で密封材の一部を破断して内取り出し口を形成したり、他方の手指で容器内のウエット材を摘んで取り出したりする必要があり、取り扱いが煩わしくなる問題点もある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、取り扱い時の利便性が向上すると共に、従来の外装袋等の資材の無駄がなく容易且つ能率的に製造でき製造コストの低減を図ることができる包装容器を提供することを目的とする。
本発明は、周壁部の上端側に開口部を有する容器と、前記容器の前記開口部側を密封し且つ取り出し口を形成可能な密封材と、前記容器の前記開口部側に装着された蓋取り付け枠と、前記蓋取り付け枠にヒンジを介して開閉自在に連結された開閉蓋とを備え、前記ヒンジは前記開閉蓋を前記取り出し口上から外れた開位置に保持可能であり、前記密封材は前記周壁部の上端から外周側に張り出す外周縁部の上面に固着され、前記蓋取り付け枠は前記取り出し口に対応する開口の外周側で前記密封材を介して前記外周縁部に上側から当接する蓋受け部と、該蓋受け部の外周から下側に屈曲して前記外周縁部の外周に着脱自在に嵌合する取り付け部とを備え、前記開閉蓋は前記蓋受け部を介して前記外周縁部に上側から当接して前記開口を塞ぐ蓋部と、該蓋部の外周から下側に屈曲して前記取り付け部の外周に着脱自在に嵌合する蓋周壁部とを備えたものである。
前記密封材は取り出し口形成領域を除去して前記取り出し口を形成可能であってもよい。また前記取り出し口形成領域は前記蓋取り付け枠内を経て切除可能であってもよい。前記蓋取り付け枠は、前記取り付け部を前記外周縁部の外周に嵌合したときに前記容器に係合する係合手段を備えたものでもよい。
前記開口部を挟んで前記ヒンジと反対側に配置され且つ前記開閉蓋を閉状態で係止する係止手段を備えたものでもよい。前記係合手段は、前記ヒンジ側の一側縁で前記ヒンジの両側に配置された係合手段と、前記開口部に対して前記ヒンジと反対側の他側縁に配置された係合手段とを少なくとも含むようにしてもよい。
前記係合手段は、前記蓋取り付け枠を前記容器側に付勢するようにしてもよい。前記蓋部は平坦状であってもよい。
前記ヒンジは一端側が前記蓋取り付け枠の外周縁に、他端側が前記開閉蓋の外周縁に夫々連結され、且つ中間に屈伸可能に屈曲する屈曲部を有することもある。前記容器と前記蓋取り付け枠との間は略密閉状であり、前記蓋取り付け枠と前記開閉蓋との間に、前記開閉蓋が閉状態のときに前記蓋取り付け枠の開口の外周側で両者間の隙間を封止する封止手段を備えたものでもよい。
本発明によれば、周壁部の上端側に開口部を有する容器と、前記容器の前記開口部側を密封し且つ取り出し口を形成可能な密封材と、前記容器の前記開口部側に装着された蓋取り付け枠と、前記蓋取り付け枠にヒンジを介して開閉自在に連結された開閉蓋とを備え、前記ヒンジは前記開閉蓋を前記取り出し口上から外れた開位置に保持可能であり、前記密封材は前記周壁部の上端から外周側に張り出す外周縁部の上面に固着され、前記蓋取り付け枠は前記取り出し口に対応する開口の外周側で前記密封材を介して前記外周縁部に上側から当接する蓋受け部と、該蓋受け部の外周から下側に屈曲して前記外周縁部の外周に着脱自在に嵌合する取り付け部とを備え、前記開閉蓋は前記蓋受け部を介して前記外周縁部に上側から当接して前記開口を塞ぐ蓋部と、該蓋部の外周から下側に屈曲して前記取り付け部の外周に着脱自在に嵌合する蓋周壁部とを備えているので、包装物の取り出し等の取り扱いの利便性が向上すると共に、従来の外装袋等の資材の無駄がなく容易且つ能率的に製造でき製造コストの低減を図ることができる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示す蓋開放状態の一部破断斜視図である。 同蓋閉状態の斜視図である。 同蓋閉状態の一部破断側面図である。 同蓋開放状態の平面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。 同蓋閉状態の側面断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す平面図である。 同要部の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す側面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す側面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す平面図である。 同要部の側面断面図である。 同変形例の側面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す側面断面図である。 本発明の第7の実施形態を示す平面図である。 同要部の側面断面図である。 本発明の第8の実施形態を示す平面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1~図7はウエット材包装体1に採用した本発明の第1の実施形態を例示する。
このウエット材包装体1は、図1~4に示すように、複数枚のウエット材2を積層した積層体3と、この積層体3のウエット材2に含浸させる化粧液等の含浸液4と、これらを収容し包装する包装容器5とを備えている。
ウエット材2は、不織布、その他のシート材を略円形状に裁断して構成されたフェイスマスクであって、目用開口部、鼻用切込部、口用開口部等が設けられている。なお、ウエット材2はフェイスマスク以外のウエットティッシュ、その他のものであってもよい。含浸液4は、ウエット材2がフェイスマスクの場合にはパック用の化粧液が使用されているが、ウエットティッシュ、その他のものの場合には、その使用目的に応じた液体を使用すればよい。
積層体3は、ウエット材2を包装容器5の形状、大きさに合わせて適宜折り畳んだ後、それを上下方向に多数枚積層したものである。なお、ウエット材2を積層体3として包装するか否かは任意であり、例えばロール状に巻いたウエット材2を集積して包装容器5により包装するようにしてもよい。その場合の集積形態としては、ロール状のウエット材2を積み重ねて包装してもよい。
包装容器5は、図1~図6に示すように、保形性を有する角形の容器6と、この容器6の上側の開口部7に熱溶着等により固着された密封材8と、この密封材8の上から容器6の外周に嵌合して係合手段9を介して容器6に装着された蓋取り付け枠10と、この蓋取り付け枠10にヒンジ11を介して開閉自在に連結された開閉蓋12と、ヒンジ11と反対側で開閉蓋12を閉状態で蓋取り付け枠10に係止する係止手段13と、開閉蓋12を閉じた状態で容器6及び開閉蓋12の外周に巻き付けられた帯封材14とを有する。従って、この包装容器5を使用する場合には、従来の外装袋、及び外装袋の仕上がり形状を内側から整える整形部材等は不要である。
容器6は、図1~図4に示すように平面視略四角形のテーパー状の箱型であって、周壁15と底壁16とを一体に備え、上端側が略四角形に開口する開口部7となっている。容器6の周壁15及び底壁16には、その剛性を高めて保形性をよくするために所定の凹凸加工が施されている。例えば図3に示すように、容器6の周壁15には、外側へと断面コ字状に突出する上下方向の突条部15aが周方向に所定間隔をおいて複数条形成され、また底壁16には底面から上側へと断面コ字状に突出する平面視角形の突条部16aが略同心状に二条形成されている。
周壁15の上端には、図3、図5~図7に示すように、開口部7の外周側に張り出す外周縁部19が設けられている。この外周縁部19は、周壁15の上端側から外側へと断面逆U字状に屈曲形成された屈曲縁部20と、この屈曲縁部20の下端から外側に突出状に屈曲形成された突出縁21とを有する。なお、外周縁部19は屈曲縁部20、突出縁21の何れか一方のみでもよいし、他の断面形状に構成してもよい。
密封材8にはガスバリアー性を有するプラスチックフィルム、プラスチックシート等が使用されており、容器6の開口部7を密封するように、外周縁部19の全周の頂面側に熱溶着その他により固着されている。この密封材8には、図5、図6に示すように、中央側の取り出し口形成領域23に取り出し口24(図8参照)の外周縁に沿ってハーフカット、ミシン目等の切り取り線25が形成され、切り取り線25の内外両側に跨がってシート状の剥離材26が上側から粘着剤27により貼着されている。
取り出し口24は、ウエット材2の取り出しに適した略矩形状、その他の適宜形状になっている。剥離材26は取り出し口24に対応する略矩形状、その他の適宜形状である。なお、剥離材26の周方向の一部には、密封材8に貼着されていない摘まみ部29が設けられており、開封時にはその摘まみ部29を把持して剥離材26を剥離すべき旨を示す表示(図示省略)が付されている。
蓋取り付け枠10と開閉蓋12は、保形性を有するプラスチックシート材を用いて熱成型等により一体に成型されたものであって、ヒンジ11を介して一体に連結されている。蓋取り付け枠10は、剥離材26よりも大きい開口31を有し且つ剥離材26の外側で密封材8の外周部上に近接又は当接する蓋受け部32と、この蓋受け部32の外周から下側に屈曲して外周縁部19の外周に上側から着脱自在に嵌合する取り付け部33とを有し、取り付け部33と外周縁部19との間に係合手段9が設けられている。
蓋取り付け枠10は、その取り付け部33が外周縁部19に嵌合したときに、その蓋受け部32及び/又は取り付け部33と外周縁部19との間で密封材8の外周部分を上下及び/又は内外方向に挟み込むようになっている。そのため密封材8の取り出し口24を開けて開封した状態においても、蓋取り付け枠10の取り付け部33と容器6の外周縁部19との密封性は良好である。なお、密封材8は取り付け部33と外周縁部19との接触部分の内側近傍までの大きさとして、取り付け部33と外周縁部19とにより挟まれないようにしてもよい。
係合手段9は取り付け部33が外周縁部19に嵌合したときに係脱自在に係合するもので、容器6の外周縁部19及び蓋取り付け枠10の取り付け部33の周方向に略等間隔に複数個配置されている。例えば、ヒンジ11側の一辺にはヒンジ11の両側に2つの係合手段9が配置され、またヒンジ11と反対側の他側縁には略等間隔に3つの係合手段9が配置され、更に他の二側縁にはヒンジ11側の一辺と略同程度の間隔で2つの係合手段9が配置されている。なお、係合手段9は、容器6の外周縁部19、蓋取り付け枠10に十分な剛性があって両者間に隙間等が発生しないような場合には、少なくともヒンジ11側の一側縁とヒンジ11と反対側の他側縁とに設ければよい。
各係合手段9は、図5、図7に示すように、蓋取り付け枠10の取り付け部33に設けられた係合部34と、容器6の外周縁部19に設けられた被係合部35とを備えている。蓋取り付け枠10の取り付け部33には、内側へと突出する突出部36が各係合手段9に対応して設けられている。
突出部36は、図5、図7に示すように、取り付け部33の辺長手方向に長い横長状であって、その突出部36の上側が急傾斜状の係合部34となり、係合部34の下側に緩やかに傾斜する傾斜案内部37が形成され、外側に突出部36に対応する凹部38が形成されている。傾斜案内部37は、係合手段9の係合時に被係合部35を摺動自在に案内するようになっている。
突出部36は、上側の係合部34が急傾斜状であり、その下側に逆向きに緩やかに傾斜する傾斜案内部37があるため、最大突出部位(凹部38の最大凹入部位)がその上下幅の中央よりも上側に偏位している。
なお、各係合手段9は、係合部34が被係合部35に係合したときに、外周縁部19の突出縁21等の弾性変形により、蓋受け部32が密封材8の外周部上に押圧すべく蓋取り付け枠10を下方に付勢するようにしてもよい。
開閉蓋12は、図5、図6に示すように、閉状態のときに蓋取り付け枠10の蓋受け部32上に近接又は当接して開口31を塞ぐ蓋部39と、蓋部39の外周から下側に屈曲して形成され且つ蓋取り付け枠10の取り付け部33の外周に嵌合する周壁部40とを備えている。
ヒンジ11は、図1、図4に示すように、蓋取り付け枠10の取り付け部33及び開閉蓋12の周壁部40の一辺の略半分前後又は半分未満で略半分程度の長さを有し、蓋取り付け枠10の取り付け部33、開閉蓋12の周壁部40の一辺の辺長手方向の略中央に配置されている。
このヒンジ11は図6、図8に示すように側面視く字状であって、一端側である下端側が蓋取り付け枠10の取り付け部33の下端外周縁41に、他端側である上端側が開閉蓋12の周壁部40の下端外周縁42に夫々連結され、その上下中間に外側へと突出して屈伸可能に屈曲するく字状の屈曲部43が設けられている。
屈曲部43は、屈曲部43の内側に切り残し部44が長手方向に間欠的にできるように、屈曲部43の外側から切り込んで切り込み部45を形成したものであって、切り残し部44の屈伸運動により開閉蓋12の開閉を許容し、開閉蓋12を蓋取り付け枠10の蓋受け部32に対して鈍角状となる開位置O(図1、図8参照)まで開放したときに、切り込み部45の対向端部が当接して開閉蓋12を開位置Oに保持するようになっている。
なお、ヒンジ11は、開閉蓋12を蓋取り付け枠10に対して鈍角状に開放する開位置Oに保持することが望ましい。しかし、その開位置Oは、開閉蓋12が蓋取り付け枠10に対して180度以上開放する位置に設定してもよい。また屈曲部43は、貫通部が略等間隔に形成されるミシン目等でもよいし、切り残し部44と切り込み部45とが内外に直線状に連続してできるように形成してもよい。屈曲部43は単にく字状に屈曲する屈曲形状でもよい。
係止手段13は、図5、図7に示すように、ヒンジ11と反対側において、その中央の係合手段9に対応して設けられており、開閉蓋12の周壁部40が蓋取り付け枠10の取り付け部33の外周に嵌合して閉じたときに、その開閉蓋12を閉状態で係止するようになっている。この係止手段13は、開閉蓋12の周壁部40から内側へと突出状に形成された係止部47と、蓋取り付け枠10の取り付け部33の凹部38の上側に設けられた被係止部48とを備え、開閉蓋12の閉時に係止部47が被係止部48に係脱自在に係合するようになっている。
蓋取り付け枠10の取り付け部33の外周側の凹部38は、ヒンジ11と反対側の他側縁の中央の係合手段9用のものである。従って、係止手段13はヒンジ11と反対側の他側縁の略中央に配置されている。なお、開閉蓋12の周壁部40の下端は指掛け部49となっている。
帯封材14は、所定幅の帯状シートを容器6及び開閉蓋12の外周に巻き付けて端部14a,14b同士を重ねて止め部14cで止めたものであって、容器6の開封時には外側の端部14bを引っ張って止め部14cを剥がせば容易に外れるようになっている。帯封材14はヒンジ11の長手方向と交差する方向に巻き付けてもよいし、ヒンジ11の長手方向に沿って巻き付けてもよい。
容器6の周壁部40の外周には、シュリンクフィルム等の化粧材51が密着して巻き付けられている。また開閉蓋12の上面には、矩形状、その他の化粧材52が貼着されている。そして、帯封材14、化粧材51,52には、商標、その他のウエット材2に関する必要な情報が印刷等で表示されている。
ウエット材2の積層体3を包装容器5で包装したウエット材包装体1を製造する場合には、容器6にウエット材2の積層体3と含浸液4とを入れた後、その容器6の外周縁部19に密封材8を固着して、この密封材8により開口部7側を密封する。次に蓋取り付け枠10を容器6の上端側に後付けして、この蓋取り付け枠10を介して開閉蓋12を取り付けた後、その開閉蓋12付きの容器6に帯封材14を巻き付けて図2、図3に示すように仕上げる。
このような簡単な構造の包装容器5を使用することにより、従来の外装袋、整形部材等が不要であり、無駄な資材の使用を防止することができると共に、製造工程の自動化を容易に促進することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また蓋取り付け枠10は、その取り付け部33を容器6の外周縁部19の外周に上側から嵌合して取り付ければよいので、容器6の上端側に容易に装着することができる。しかも、蓋取り付け枠10と容器6との間には、その周方向の全周に多数の係合手段9が設けられており、取り付け部33を外周縁部19に嵌合したときに、その係合手段9の係合部34が被係合部35に係合するため、各係合手段9により蓋取り付け枠10を容器6の上部側に確実に固定することができる。
なお、係合手段9の係合部34が被係合部35に係合したときに、外周縁部19等の弾性力により、蓋取り付け枠10を容器6側に付勢するように構成すれば、蓋取り付け枠10のガタツキ等を防止することが可能になる。
包装容器5を開封する場合には、先ず帯封材14を外し、係止手段13による開閉蓋12の蓋取り付け枠10に対する係止を解除して、開閉蓋12をヒンジ11廻りに図1に示す開位置Oまで回動させて、ヒンジ11により開閉蓋12を開位置Oに保持することができる。
次に密封材8に取り出し口24を形成して開封する。この開封に際しては、蓋取り付け枠10の開口31を経て手指を挿入して密封材8上の剥離材26の摘まみ部29を把持し、その摘まみ部29を剥離材26の剥離方向に引っ張る。すると開閉蓋12は蓋取り付け枠10に対して鈍角状に開放した開位置Oに開放状態に保持されており、蓋取り付け枠10の開口31を含む蓋受け部32の上方から外れた位置にあるため、密封材8に取り出し口24を形成する開封時にも、開閉蓋12を片方の手で開放状態に保持しておく必要がなくなり、開封作業を容易且つ簡便に行うことができる。
摘まみ部29を摘んで剥離材26を剥離方向に引っ張れば、密封材8が切り取り線25で切り取られて取り出し口形成領域23とその外側部分とに分離されるので、取り出し口形成領域23の密封材8が剥離材26に貼着したままで剥離材26と共に除去することができる。これによって図8に示すように、取り出し口形成領域23に対応する大きさの取り出し口24を密封材8に形成することができる。
容器6内のウエット材2を取り出す場合には、蓋取り付け枠10の蓋受け部32の開口31から密封材8の取り出し口24を経て容器6内に手指を挿入して、積層体3の最上位のウエット材2を摘んで取り出す。この場合にも、開閉蓋12は開位置Oに保持されているため、その開閉蓋12を他方の手で開放時に保持する必要もないし、開閉蓋12がウエット材2を取り出す際の邪魔になるようなこともなく、ウエット材2の取り出し作業を容易且つ簡便に行うことができる。
ウエット材2の取り出し後は、開閉蓋12をヒンジ11廻りに蓋取り付け枠10上へと閉鎖方向に回動させて、開閉蓋12の周壁部40を蓋取り付け枠10の取り付け部33の外周に嵌合させて容器6の開口部7側を塞ぐと共に、係止手段13により開閉蓋12を閉鎖状態で蓋取り付け枠10に係止する。これによってウエット材2の取り出し後の容器6の開口部7側を略密封状又はそれに近い状態に塞ぐことができ、また開閉蓋12が不安定に開放するようなことも防止することができる。
即ち、蓋取り付け枠10はその取り付け部33が容器6の外周縁部19に対して略密封状に嵌合し、また開閉蓋12はその周壁部40が蓋取り付け枠10の取り付け部33に対して略密封状に嵌合しているため、ウエット材2の取り出し後に開閉蓋12を閉状態に閉じれば、容器6の開口部7側を略密封又はそれに近い状態に封じることができる。
従って、密封材8に取り出し口24を形成して包装容器5を一旦開封した後であっても、開閉蓋12を閉じることにより、ウエット材2の乾燥、含浸液4の蒸発等を未然に防止することができ、全てのウエット材2を消費し終えるまでウエット材2の使用に必要な湿潤状態を維持することができる。
またヒンジ11と反対側に係止手段13があり、この係止手段13により開閉蓋12を閉状態で蓋取り付け枠10に係止しているため、開閉蓋12に接触する等によって、開閉蓋12が不安定に開放するようなこともなく、開閉蓋12の閉状態を持続的に維持することができる。そのため開閉蓋12が不測に開放してウエット材2が乾燥する等の惧れもない。
蓋取り付け枠10と開閉蓋12はヒンジ11を介して一体であり、しかもシート材の熱成型により一体に成型しているので、蓋取り付け枠10、開閉蓋12を簡単な構造で容易且つ安価に製造することができる。
図9、図10は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態の包装容器5は、蓋取り付け枠10と開閉蓋12とのヒンジ11側の一辺に、反対側の係止手段13と相対向して係止手段13aが設けられている。このヒンジ11に対応する係止手段13aは、反対側の係止手段13と構造的には略同様であり、蓋取り付け枠10側の被係止部48aと開閉蓋12側の係止部47aとを有し、その係止部47aと被係止部48aとがヒンジ11の屈曲部43廻りに係脱するように構成されている。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
例えば略中央に屈曲部43を備えたく字状のヒンジ11を採用する場合には、開閉蓋12を閉状態に閉じたときにヒンジ11の屈曲部43の屈曲状態が悪ければ、ヒンジ11が開閉蓋12の端部側を押し上げて開閉蓋12の蓋部39と蓋取り付け枠10の蓋受け部32との間に隙間ができるようなことが考えられる。
しかし、蓋取り付け枠10と開閉蓋12とのヒンジ11側に係止手段13aを設けることにより、ヒンジ11側での開閉蓋12の蓋取り付け枠10からの浮き上がりを防止することができる。従って、蓋取り付け枠10と開閉蓋12との間の上下の隙間を少なくして密封性を確保することができる。
図11は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態の包装容器5には、蓋取り付け枠10と開閉蓋12とを連結するヒンジ11として、図11に示すように、連結部55に対して蓋取り付け枠10側近傍と開閉蓋12側近傍との2箇所に屈曲部43を備えたものが採用されている。連結部55は蓋取り付け枠10と開閉蓋12との間に上下方向に配置され、その下端側が屈曲部43を介して蓋取り付け枠10の取り付け部33の下端側に、上端側が屈曲部43を介して開閉蓋12の周壁部40の下端側に夫々連結されている。各屈曲部43の構造等、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
このようなヒンジ11を採用した場合には、連結部55の上下両側に屈曲部43があるため、その上下何れかの屈曲部43又は両方の屈曲部43の屈伸運動により開閉蓋12を蓋取り付け枠10に対して開閉することができる。また上下両側に屈曲部43があるため、開閉蓋12の開閉動作に柔軟性を持たせることができる。
開閉蓋12を閉じる場合には、開閉蓋12のヒンジ11側の周壁部40を蓋取り付け枠10のヒンジ11側の取り付け部33に係合させた後、その両者の係合部分を支点として開閉蓋12を閉じていけば、蓋取り付け枠10の取り付け部33の外周に開閉蓋12の周壁部40を嵌め込むことができる。
図12は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態の包装容器5には、蓋取り付け枠10と開閉蓋12とを連結するヒンジ11として、図12(a)又は(b)に示すように、連結部55の一方側を蓋取り付け枠10又は開閉蓋12に屈曲状に備え、連結部55の他方側に屈曲部43を備えたものが採用されている。
即ち、図12(a)のヒンジ11は、蓋取り付け枠10の下端から上向きに連結部55が設けられ、その連結部55の上端と開閉蓋12の下端との間に屈曲部43が設けられている。図12(b)のヒンジ11は、開閉蓋12の下端から下向きに連結部55が設けられ、その連結部55の下端と蓋取り付け枠10の下端との間に屈曲部43が設けられている。各屈曲部43は第2の実施形態と同様である。
ヒンジ11は、図12(a)又は図12(b)に示すように構成することも可能である。これらのヒンジ11では、開閉蓋12の開閉時に1個の屈曲部43で屈伸して開閉蓋12の開閉動作を助けるため、開閉蓋12の開閉動作の安定化を図ることができる。
図13~図15は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態の包装容器5は、蓋取り付け枠10の蓋受け部32と開閉蓋12の蓋部39との間に、図13、図14に示すように、蓋取り付け枠10の開口31の全周を取り囲むように封止手段56が設けられている。
この封止手段56は、蓋取り付け枠10の蓋受け部32に形成された突条57を備え、その突条57が開閉蓋12の蓋部39の下面に当接するようになっている。なお、封止手段56は、図15に示すように、開閉蓋12の蓋部39に形成された突条58を備え、その突条58が蓋取り付け枠10の蓋受け部32の上面に当接するようにしてもよい。
突条57,58は、蓋取り付け枠10の開口31よりも外側であればよいが、突条57,58が押圧するときの押圧力を確保する上からは、容器6の外周縁部19に対応する位置又は外周縁部19に近い位置であることが望ましい。他の構成は各実施形態と同様である。
このように蓋取り付け枠10の蓋受け部32と開閉蓋12の蓋部39との何れか一方に突条57,58を備えた封止手段56を設けることにより、蓋取り付け枠10の蓋受け部32と開閉蓋12の蓋部39とが当接又は近接する場合に比較して密封性が向上する利点がある。また封止手段56は蓋取り付け枠10の蓋受け部32又は開閉蓋12の蓋部39に突条57,58を設ける程度であり、構造的に簡単であるため、容易且つ安価に実施することができる。
更に封止手段56又は突条57,58を容器6の外周縁部19に対応する位置又は外周縁部19に近い位置で蓋取り付け枠10の蓋受け部32に設けた場合には、その突条57により蓋取り付け枠10の蓋受け部32と密封材8との間の密封性も向上する利点がある。
図16は本発明の第6の実施形態を例示する。封止手段56は、図16(a)~(d)に示すように、蓋取り付け枠10の蓋受け部32と開閉蓋12の蓋部39の両方に突条57,58、凹条59等を形成して構成することも可能である。
即ち、図16(a)の封止手段56は、蓋取り付け枠10の蓋受け部32の上面側と、開閉蓋12の蓋部39の下面側とに上下に相対向して突条57,58が形成され、その突条57,58が上下に当接するようになっている。
図16(b)の封止手段56は、蓋取り付け枠10の蓋受け部32の上面側の突条58と、開閉蓋12の蓋部39の下面側の突条57とが内外方向にずれて配置され、その突条57,58が上下に当接するようになっている。
図16(c)の封止手段56は、開閉蓋12の蓋部39の下面側に2条の突条58が形成され、この2条の突条58間に対応する1条の突条57が蓋取り付け枠10の蓋受け部32の上面側に形成され、その蓋部39の2条の突条58に蓋受け部32の1条の突条57が当接するようになっている。
図16(d)の封止手段56は、蓋取り付け枠10の蓋受け部32の上面側に突条57と、開閉蓋12の蓋部39の下面側に凹条59とが上下に相対向して形成され、その突条57と凹条59とが上下に当接するようになっている。
このように封止手段56は種々の変更が可能である。また封止手段56は蓋取り付け枠10の蓋受け部32又は開閉蓋12の蓋部39の一部を利用して設ける他、蓋取り付け枠10の蓋受け部32又は開閉蓋12の蓋部39に別の封止部材を設けて構成することも可能である。
図17、図18は本発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態の包装容器5は、図17、図18に示すように、蓋取り付け枠10の当接部61が密封材8を介して容器6の外周縁部19上に圧接し、また蓋取り付け枠10の嵌合部60内に開閉蓋12の周壁部40が嵌合する構造とし、包装容器5の開封後の密封性が向上するように構成されている。
蓋取り付け枠10は、開口31を有し且つ密封材8を介して容器6の外周縁部19の上側に当接する当接部61と、容器6の外周縁部19に嵌合する取り付け部33と、当接部61と取り付け部33との間に上向きの凸状に形成された環状突部62とを有し、環状突部62の内周が嵌合部60となっている。
当接部61と環状突部62との接続部分は剛性が高くなっており、その剛性の高い接続部分が外周縁部19の上側近傍に位置している。そのため蓋取り付け枠10を容器6に取り付けて係合手段9が係合したときに、剛性の高い接続部分が密封材8を介して外周縁部19上に圧接することになる。
開閉蓋12は蓋部39と、蓋部39の外周から起立して環状突部62の内周に密封状に嵌合する周壁部40と、周壁部40の上端から外側に屈曲して環状突部62を上側から覆う周縁部63とを有し、その周縁部63の一部がヒンジ11に連結され、またヒンジ11と反対側に指掛け部64が設けられている。他の構成は各実施形態と同様である。
この包装容器5では、通常、開閉蓋12の周壁部40が蓋取り付け枠10の環状突部62内に嵌合して容器6の開口部7側を密封している。開閉蓋12を開放する場合には、指掛け部64に指を掛けて上側へと力を加えると、開閉蓋12の周壁部40が蓋取り付け枠10の環状突部62内から上側に外れるので、開閉蓋12を開放することができる。また開閉蓋12は蓋取り付け枠10から外れる位置までヒンジ11廻りに回動させれば、その蓋取り付け枠10から外れた位置で保持することができる。
開閉蓋12を閉じる場合には、開状態の開閉蓋12をヒンジ11廻りに蓋取り付け枠10上へと回動させれば、開閉蓋12の周壁部40が蓋取り付け枠10の環状突部62内に嵌合して略密封状に封じることができる。また開閉蓋12の周壁部40が環状突部62の内周の嵌合部60に嵌合するときの加重も、容器6により担持することができる。
従って、蓋取り付け枠10と開閉蓋12とをヒンジ11を介して一体に構成し、開閉蓋12を閉じたときに、開閉蓋12が蓋取り付け枠10に嵌合する構造を採用する場合にも、第1の実施形態のように蓋取り付け枠10の外側に開閉蓋12が嵌合する他、この実施形態に例示するように開閉蓋12が蓋取り付け枠10の内周に嵌合する構造を採用することも可能である。
図19は本発明の第8の実施形態を例示する。密封材8の切り取り線25をハーフカットにより構成する場合には、切り取り線25を損傷しない限り密封材8により密封状態を維持できる。従って、このような場合には、図19に示すように、取り出し口形成領域23の開封開始位置側に摘まみ部66を配置して、この摘まみ部66を切り取り線25よりも内側の取り出し口形成領域23に固着部67で固着して、取り出し口24を形成する際には、この摘まみ部66を摘んで切り取り方向に引っ張ることにより、切り取り線25で取り出し口形成領域23を密封材8から切り取って取り出し口24を形成するようにしてもよい。これによって剥離材26の無駄を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく種々の変更が可能である。各実施形態では、包装対象としてパック用フェイスマスク等のウエット材2を例示しているが、その包装対象は開封前に密封性が要求され、開封後には必要に応じて開閉蓋12を開閉しながら複数回取り出して使用するようなものでもよい。従って、ウエット材2に限定されるものではない。また多数のウエット材2を収容して包装する場合にも、そのウエット材2を積層した積層体3とする以外の集積形態を採用してもよい。
容器6は上側に開口部7を有する平面視略四角形のテーパー状の箱型容器6を例示しているが、包装対象に応じて有底円筒状の容器6等でもよい。また蓋取り付け枠10の容器6に対する取り付け構造は、蓋取り付け枠10の取り付け部33が容器6の開口部7側の外周に嵌合する嵌合構造が一般的であるが、容器6の開口部7の内周に取り付け部33が嵌合するようにしてもよい。
更に蓋取り付け枠10の取り付け部33と容器6の外周縁部19とに跨がって係合手段9を設ける場合にも、取り付け部33から内側に突出する係合部34を周方向の全周に設け、この係合部34が容器6の外周縁部19に対して周方向の全周で略密封状に係合するようにしてもよい。このようにすれば蓋取り付け枠10と容器6との嵌合部分の密封性が向上すると共に、取り付け後の蓋取り付け枠10の容器6からの脱落を防止することができる。なお、蓋取り付け枠10の取り付け部33の下端側を外側に広げて係合部34の一部を外周縁部19から外す等によって、蓋取り付け枠10を容器6から取り外すことも可能である。
蓋取り付け枠10は容器6に包装対象を収容し密封材8で密封した後に容器6に後付けで装着できれば十分であり、嵌合構造で後付けする他、容器6の上端に粘着剤27等により貼着してもよいし、熱溶着等により固着してもよい。
蓋取り付け枠10と開閉蓋12とヒンジ11とをシート材等の熱成型により一体に製造する場合には、各実施形態に例示のような構造を採用することが望ましいが、シート材等の熱成型以外の成型方法を採用することも可能である。また蓋取り付け枠10と開閉蓋12は別体構造にして、連結可能なヒンジ11を介して開閉蓋12を蓋取り付け枠10に対して開閉自在に結合するようにしてもよい。
開閉蓋12を開位置Oで保持可能に構成する場合、その開位置Oは開閉蓋12が蓋取り付け枠10の上方から外側に外れるように設定することが望ましいが、少なくとも密封材8の取り出し口24の上方から外れた位置であればよい。
また開閉蓋12は密封材8の取り出し口24の上方から外れた開位置Oに保持可能であれば、それ自体を粘着剤27等を介して蓋取り付け枠10上に剥離可能に貼着するようにしてもよい。
2 ウエット材
3 積層体
5 包装容器
6 容器
7 開口部
8 密封材
9 係合手段
10 蓋取り付け枠
11 ヒンジ
12 開閉蓋
13,13a 係止手段
14 帯封材
19 外周縁部
23 取り出し口形成領域
24 取り出し口
25 切り取り線
31 開口
32 蓋受け部
33 取り付け部
39 蓋部
40 周壁部
56 封止手段

Claims (10)

  1. 周壁部の上端側に開口部を有する容器と、
    前記容器の前記開口部側を密封し且つ取り出し口を形成可能な密封材と、
    前記容器の前記開口部側に装着された蓋取り付け枠と、
    前記蓋取り付け枠にヒンジを介して開閉自在に連結された開閉蓋とを備え、
    前記ヒンジは前記開閉蓋を前記取り出し口上から外れた開位置に保持可能であり、
    前記密封材は前記周壁部の上端から外周側に張り出す外周縁部の上面に固着され、
    前記蓋取り付け枠は前記取り出し口に対応する開口の外周側で前記密封材を介して前記外周縁部に上側から当接する蓋受け部と、該蓋受け部の外周から下側に屈曲して前記外周縁部の外周に着脱自在に嵌合する取り付け部とを備え、
    前記開閉蓋は前記蓋受け部を介して前記外周縁部に上側から当接して前記開口を塞ぐ蓋部と、該蓋部の外周から下側に屈曲して前記取り付け部の外周に着脱自在に嵌合する蓋周壁部とを備えた
    ことを特徴とする包装容器。
  2. 前記密封材は取り出し口形成領域を除去して前記取り出し口を形成可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記取り出し口形成領域は前記蓋取り付け枠内を経て切除可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の包装容器。
  4. 前記蓋取り付け枠は、前記取り付け部を前記外周縁部の外周に嵌合したときに前記容器に係合する係合手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の包装容器。
  5. 前記開口部を挟んで前記ヒンジと反対側に配置され且つ前記開閉蓋を閉状態で係止する係止手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の包装容器。
  6. 前記係合手段は、前記ヒンジ側の一側縁で前記ヒンジの両側に配置された係合手段と、前記開口部に対して前記ヒンジと反対側の他側縁に配置された係合手段とを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  7. 前記係合手段は、前記蓋取り付け枠を前記容器側に付勢する
    ことを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の包装容器。
  8. 前記蓋部は平坦状である
    ことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載の包装容器。
  9. 前記ヒンジは一端側が前記蓋取り付け枠の外周縁に、他端側が前記開閉蓋の外周縁に夫々連結され、且つ中間に屈伸可能に屈曲する屈曲部を有する
    ことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載の包装容器。
  10. 前記容器と前記蓋取り付け枠との間は略密閉状であり、
    前記蓋取り付け枠と前記開閉蓋との間に、前記開閉蓋が閉状態のときに前記蓋取り付け枠の開口の外周側で両者間の隙間を封止する封止手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1~9の何れかに記載の包装容器。
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