JPH0568273U - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JPH0568273U
JPH0568273U JP1021692U JP1021692U JPH0568273U JP H0568273 U JPH0568273 U JP H0568273U JP 1021692 U JP1021692 U JP 1021692U JP 1021692 U JP1021692 U JP 1021692U JP H0568273 U JPH0568273 U JP H0568273U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砂の多い環境で使用する場合でも、クラッチ
プレートの砂咬みを抑制し、円滑なクラッチ操作を可能
にする。 【構成】 スプールとハンドルとの間の伝動軸に外嵌す
るクラッチ部材をクラッチ入り位置と、切り位置とに切
換え自在に構成し、フレーム部1Aの一側面に沿ったス
ライド作動によってクラッチ部材を、夫々の位置に切換
え操作するクラッチプレート28を備え、フレーム部1
Aと、クラッチプレート28との接触部位の一方に、ク
ラッチプレート28のスライド作動時に他方と接触する
複数の突出面Tを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リール本体を構成するフレーム部に支承されたスプールとハンドル との間に伝動軸を形成し、この伝動軸に外嵌するクラッチ部材のスライド作動に より、ハンドルからの動力をスプールに伝えるクラッチ入り位置と、ハンドルか らの動力を遮断してスプールの自由回転を許すクラッチ切り位置とに切換え自在 なクラッチ機構を構成すると共に、前記フレーム部の一側面に沿ったスライド作 動によって前記クラッチ部材を、クラッチ入り位置とクラッチ切り位置とに切換 え操作するクラッチプレートを備えて成る釣り用リールに関し、詳しくは、クラ ッチ機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のように構成された釣り用リールとして実開昭60−44575号 公報に示されるものが存在し、この従来例ではクラッチ部材を、スプール軸の嵌 合部と係脱自在に構成されたピニオンで構成すると共に、クラッチプレートを、 このピニオンに係合するヨークとの接触でピニオンを操作するようカム面を形成 し、又、このクラッチプレートの端部に形成したノブの押し込み操作によってク ラッチ機構を切り操作できるよう操作系を構成している。 尚、このリールでは、ハンドルを巻き取り方向へ操作することにより、切り状 態のクラッチ機構を入り状態に復元操作する操作系を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで前記従来例について考えるに、この従来例ではクラッチプレートの操作 位置を決めるトッグルバネの付勢力を作用させているものの、このクラッチプレ ートをリール本体を構成するフレーム部に接触させているので、クラッチプレー トの作動時にも、このバネの付勢力に起因する姿勢の乱れを抑制して、安定させ た状態で該クラッチプレートを作動させ得るという良好な面を有するものとなっ ている。
【0004】 しかし、釣り用リールは海や湖の砂浜で使用することも多く、このような環境 での使用時には、強風に吹き上げられた砂、あるいは、該リールを誤って砂浜に 落下させた際に付着した砂がリール内部に侵入することもあり、このように砂が 侵入した場合には、この砂が前述したクラッチプレートとフレーム部との間に入 り込んでクラッチプレートの円滑な作動を損なうことがあり、又、クラッチの操 作時に不快な音を発生させることもあり改善の余地がある。
【0005】 尚、このような不都合はリールの密封性の向上によって改善されるものの、従 来例のように、クラッチプレートを直接操作する構造のリールでは、このクラッ チプレートを操作するノブの部位だけでも、比較的大型で複雑なシール構造を採 用せねばならず、簡便な改善手段が望まれる。
【0006】 本考案の目的は、砂の多い環境で使用する場合でも、クラッチプレートの姿勢 の安定性を損なうこと無く、円滑なクラッチ操作を可能にするリールを簡便に構 成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は冒頭に記したように、リール本体のフレーム部に支承したスプ ールとハンドルとの間の伝動軸に外嵌するクラッチ部材をスライド作動によりク ラッチ入り位置と、クラッチ切り位置に切換え得るようクラッチ機構を構成し、 フレーム部の一側面に沿ったスライド作動でクラッチ部材を、クラッチ入り位置 とクラッチ切り位置とに切換え操作するクラッチプレートを備えて成る釣り用リ ールにおいて、 前記フレーム部と、クラッチプレートとの接触部位の少なくともいずれか一方 に、該クラッチプレートのスライド作動時に他方と接触し摺接作動を行わせる複 数の突出面を形成して成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
【作用】 上記特徴を例えば図1及び図2に示すように構成すると、クラッチプレート2 8の作動時には、フレーム部1Aの複数の突出面T‥がクラッチプレート28の 複数の部位に接触することにより該クラッチプレート28の姿勢を安定させると 共に、この接触部位に砂が侵入した場合には、複数の突出面T‥同士の間隙を介 してリールの下方への落下を促す結果、この部位への残留が低減され、しかも、 この部位に残留することがあっても、クラッチプレート28の作動と共に複数の 突出面T‥同士の間隙へ送られ、この間隙を介して下方への落下が促進されるも のとなる。
【0009】 つまり、この考案では、構造の複雑化を招来するシール等を用いるのでは無く 、フレーム部1A、クラッチプレート28の少なくとも一方に複数の突出面T‥ を形成するだけで、クラッチプレート28とフレーム部1Aの間への砂の侵入を 抑制して、クラッチ操作時の砂の咬込みを抑制するのである。
【0010】
【考案の効果】
従って、砂の多い環境で使用する場合でも、クラッチプレートの姿勢の安定性 を損なうこと無く、円滑なクラッチ操作を可能にするリールが簡便に構成された のである。 特に、本考案では、フレーム部とクラッチプレートとの接触面積が低減される のでクラッチ操作時に操作抵抗も低減され、クラッチ操作を軽く行えるという効 果も奏する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図4及び図5に示すように、左右のサイドケース1,1の間の前部位置に螺軸 2の駆動により案内杆3に沿って左右に往復移動する糸案内具4を備えたレベル ワインド機構を配置すると共に、この機構の後部に釣り糸(図示せず)を巻き取 るスプール5、サムレスト6夫々を配置し、又、右側のサイドケース1の外部に ドラグ操作具7、ハンドル8、キャストコントローラ9夫々を備えてベイトキャ スティング用の両軸受リールを構成する。
【0012】 前記ハンドルを支持するハンドル軸11のネジ部11Sに前記ドラグ操作具7 と一体回転するナット12を螺合させ、ドラグ操作具7の内部に圧縮バネ13、 ハンドル8と一体回転するディスク14の凹凸面と係脱する音出し片15夫々を 内装してドラグ操作具7の操作量を音出し片15の係脱音によって把握可能に構 成し、又、このハンドル軸11には、逆転(釣り糸繰り出方向への回転)を阻止 するローラ型の一方向クラッチ16、後述するクラッチ機構Cの復元操作を行う ホイール17、前記螺軸2の入力ギヤ2Aに動力を伝える出力ギヤ18、及び、 ドラグ機構D夫々を備えている。
【0013】 サイドケース1はスプール5の側に配置されたフレーム部1Aと、この外部を 覆う位置に配置されたケース1Bとで構成され、前記一方向クラッチ16は図3 に示すように、複数のローラ16A‥と、外周にスプライン嵌合部16Sを形成 したアウタレース16Bとを備えて構成され、このスプライン嵌合部16Sと密 嵌合する嵌合面を抜き勾配無しで金型成型したブッシュBをサイドケース1に嵌 め込み固定してハンドル8の逆転をガタツキ無く阻止できるように構成している 。尚、このように嵌め込み固定することにより、ブッシュBの嵌合部の接触面積 を増し、長期使用による嵌合ガタを低減できる。
【0014】 又、前記スプール5と一体回転するスプール軸21はベアリング20を介して フレーム部1Aに支承され、このスプール軸21の端部に接触する摩擦片19を 前記キャストコントローラ9に内装している。 該スプール軸21が本考案の伝動軸であり、スプール軸21に形成したピン2 2と、このスプール軸21の軸芯方向にスライド移動自在に構成されたクラッチ 部材23とでクラッチ機構Cを構成し、このクラッチ部材23の入力ギヤ23A と前記ドラグ機構Dの出力ギヤ24との咬合によってハンドル8からの駆動力が スプール5に伝えられる。
【0015】 クラッチ部材23は図4に示す如くピン22とクラッチ部材23とが係合する クラッチ入り位置と、ピン22とクラッチ部材23とが分離するクラッチ切り位 置とに切換え自在に構成され、図1に示すように、このクラッチ部材23を一対 の支軸25,25にスライド移動自在に支持されるヨーク26に係合させ、この ヨーク26を圧縮バネ27,27によってクラッチ入り側に付勢している。
【0016】 一対のカム部28A,28Aの接触によって、このヨーク26をクラッチ切り 側に操作するクラッチプレート28をフレーム部1Aの内面に沿って往復作動自 在に備え、このクラッチプレート28には、該クラッチプレート28を同図に示 すクラッチ入り位置と、クラッチ切り位置とに保持するトッグルバネ29の付勢 力を作用させてあり、又、クラッチプレート28の端部には前記ホイール17の 歯部17A‥との接触で該クラッチプレート28をクラッチ入り位置に復元させ る接触片28Bを形成してあり、更に、クラッチプレート28の外端部には人為 操作用のノブ28Nを形成している。
【0017】 図1及び図2に示すように、このリールではフレーム部1Aとクラッチプレー ト28との接触部位におけるフレーム部1Aの側に、クラッチプレート28のス ライド作動時に接触する複数の突出部T‥を形成して、該リール内部へ砂が侵入 した際にも、突出面T‥同士の間隙を介して砂を下方に落下させて、フレーム部 1Aとクラッチプレート28との間への砂の咬込みを抑制するよう構成されてい る。
【0018】 そして、このリールでクラッチ機構Cを切り操作する場合には、前記ノブ28 Nを押し込み操作することによって、クラッチプレート28のカム面28A,2 8Aがヨーク26を介してクラッチ部材23を切り位置に操作して、ハンドル8 からの伝動を遮断してスプール5の自由回転を許容するものとなり、この後クラ ッチ機構Cを入り操作する場合には、ハンドル8を巻き取り方向に操作すること によって、ホイール17の歯部17Aからの押圧力が接触片28Bを介してクラ ッチプレート28をクラッチ入り位置まで復元操作するものとなり、この作動時 には複数の突出面T‥によってクラッチプレート28の姿勢が安定すると共に、 軽い作動が現出するものとなっている。
【0019】 尚、この突出面T‥はフレーム部1Aと一体的に形成されると共に、クラッチ プレート28の作動方向が長寸になる略矩形に形成され、この長寸の長さをクラ ッチプレート28の作動ストロークLの半分程度以下に設定し、又、図2に示す 方向視で突出面T‥夫々を重複配置してクラッチプレート28の円滑な作動を行 わせるよう構成している。
【0020】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、図6に示すように、クラッチプレート2 8の成形時にプレス加工等の手段により複数の突出面T‥を形成して実施するこ とが可能であり、又、フレーム部1A、クラッチプレート28夫々に複数の突出 面T‥を形成し、夫々が他方と摺接するよう実施することも可能である。
【0021】 又、本考案は船釣り用のリールなど様々な形態のリールに適用できる。
【0022】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ操作系の側面図
【図2】突出面の形状を示す断面図
【図3】一方向クラッチの断面図
【図4】リール右側部の断面図
【図5】リールの全体平面図
【図6】別実施例の断面図
【符号の説明】
1A フレーム部 5 スプール 8 ハンドル 23 クラッチ部材 28 クラッチプレート C クラッチ機構 T 突出面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体を構成するフレーム部(1
    A)に支承されたスプール(5)とハンドル(8)との
    間に伝動軸(21)を形成し、この伝動軸(21)に外
    嵌するクラッチ部材(23)のスライド作動により、ハ
    ンドル(8)からの動力をスプール(5)に伝えるクラ
    ッチ入り位置と、ハンドル(8)からの動力を遮断して
    スプール(5)の自由回転を許すクラッチ切り位置とに
    切換え自在なクラッチ機構(C)を構成すると共に、前
    記フレーム部(1A)の一側面に沿ったスライド作動に
    よって前記クラッチ部材(23)を、クラッチ入り位置
    とクラッチ切り位置とに切換え操作するクラッチプレー
    ト(28)を備えて成る釣り用リールであって、 前記フレーム部(1A)と、クラッチプレート(28)
    との接触部位の少なくともいずれか一方に、該クラッチ
    プレート(28)のスライド作動時に他方と接触し摺接
    作動を行わせる複数の突出面(T)を形成して成る釣り
    用リール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015163055A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 グローブライド株式会社 魚釣用リール

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100182U (ja) * 1979-12-28 1981-08-07

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