JPH0567885B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、登録単価の更新を通常の計量印字モ
ードにおいて簡単に行なえるようにした、電子秤
の登録単価更新装置に関する。

（従来技術） 電子秤においては、商品の重量を計量してラベ
ルに商品データを印字しているが、第１図により
これを簡単に説明すると、商品１に対応して
RAM等で構成される記憶装置５に予め登録され
ている単価等のデータをマイコン等で構成される
制御装置４で読出しておく。次に商品１の重量を
重量測定装置２で計量してＡ／Ｄ変換装置３を通
して制御装置４に計量データを入力する。制御装
置４は計量データと記憶装置より読出した登録デ
ータとにより所定の演算を行ない、制御信号によ
りプリンターを駆動してラベルに商品データを印
字する。このとき、商品データの内、重量、単
価、価格等のデータは表示装置６にも表示され
る。計量印字を行なう商品は、鮮魚、青果等商品
によつては単価が日々変動するので、単価が変動
する毎に単価の登録を変更する必要があるが、通
常の登録単価の更新は第３図に示すような手順に
より行なつていた。

(1) キー入力装置８のテンキーにより9000を置数
し、続いてフアンクシヨンキーの※キーを押し
て制御装置を登録モードに設定する。

(2) 操作者が、価格等の数値データを設定する第
１の登録モードと、品名等その他の項目を設定
する第２の登録モードのいずれかの登録モード
とするかを判断し、第１登録モードとする場合
には、テンキーで１を置数し、※キーを押して
第１登録モードを設定する。第２登録モードを
設定する場合には、テンキーで２を置数し、※
キーを押す。

(3) 第１登録モードに設定した場合には、商品に
応じた呼出番号をテンキーで置数し、続いてフ
アンクシヨンキーの※キーをオンする。変更を
要しない項目をスキツプするために、置数せず
に続けて※キーをオンする。

(4) テンキーにより変更単価を置数し、※キーを
オンする。これによつて置数された変更単価
は、呼出番号に対応するメモリの単価エリアに
記憶され、登録単価の記憶が更新される。

(5) テンキーで9999を置数して※キーを押すと、
登録モードが解除され、通常の計量印字モード
が設定される。

(6) 商品１に対応する呼出番号をテンキーにより
置数し、フアンクシヨンキーの呼出キーをオン
すると、制御装置は登録されているデータを読
出し、読出した単価を置数表示メモリに記憶さ
せ、同時に表示装置の単価表示部にこれを表示
させる。

(7) 商品の計量を行ない、計量データを制御装置
に入力して価格の演算を行なう。

(8) フアンクシヨンキーの印字キーを押して制御
信号によりプリンタ７を駆動してラベルの所定
欄に印字を行なう。

（従来技術の問題点） このように従来の登録単価の更新は、通常の計
量、印字モードとは別個の登録モードを設定して
行なつていたので、操作が複雑で取扱が困難とな
つていた。

（発明の目的） 従つて、本発明の目的は、登録単価の更新を特
別な登録モードにより行なわずに、通常の計量、
印字モードで簡単に出来るようにして、電子秤の
操作、取扱いを簡便にすることにある。

（発明の概要） 上記本発明の目的を達成するために、本発明
は、記憶装置に呼出番号と共に登録されている商
品に対応する登録データを、呼出番号により制御
装置に読出す手段と、商品データとして読出した
単価のデータを置数表示メモリに記憶させると共
にこれを表示させる手段と、計量モード時に入力
手段より入力されて置数された変更単価を置数表
示メモリに記憶させると共にこれを表示させる手
段と、変更単価として置数された単価の置数表示
メモリ値を一連の計量動作の完了により呼出番号
に対応する商品の単価エリアに自動更改記憶させ
る手段とを具備してなる電子秤の登録単価更新装
置を提供する。

（実施例） 本発明の一実施例について図面を参照しつつ説
明する。第４図は本発明に係る登録単価の更新を
行なう操作の手順を示すフロー図であり、 (1) 商品１に対応した呼出番号をキー入力装置８
のテンキーにより置数して、フアンクシヨンキ
ーの呼出しキーを押す。

(2) 予めRAM等で構成される記憶装置５に記憶
されている上記呼出番号に対応する単価等の登
録データを、マイクロコンピユータ等で構成さ
れる制御装置４に読出す。

(3) 読出した単価を記憶装置の置数表示メモリに
記憶させ、表示装置６の単価表示部にこれを表
示させる。

(4) 操作者は、表示された登録されている単価
と、計量しようとしている商品１の本日販売予
定の単価とを比較して、単価の変更が必要かど
うかを判断する。

(5) 単価の変更が必要な場合には、変更単価（新
単価）をテンキーにより置数する。置数された
単価は置数表示メモリに記憶され、同時にこれ
は単価表示部で表示される。

(6) 商品１の重量を重量測定装置２で計量し、計
量信号をＡ／Ｄ変換装置３でＡ／Ｄ変換して制
御装置４に入力する。

(7) 制御装置は、計量データと置数表示メモリ値
（読み出された単価又は置数された新単価）と
により価格の演算を行なう。

(8) フアンクシヨンキーの印字キーが押されて、
一連の計量動作が完了すると、制御装置は更新
フラグが設定されているかどうかを判断し、更
新フラグが１として記憶されている場合には、
置数表示メモリ値を呼出番号に対応する登録デ
ータメモリの単価エリアに記憶させて、登録単
価の記憶更新を行なう。

(9) 制御装置はプリンタ７に信号を送つてプリン
タ７を駆動し、品名、単価、重量、価格等をラ
ベルに印字する。

更新フラグの設定は第５図に示すような手順で
行なわれる。更新フラグを１又は０として記憶さ
せる場合には、例えばテンキーのキー８を押しな
がら電源をオンする。その後テンキーのキー１又
はキー０を押してフラグを設定し、キー１を押し
た場合には更新フラグを１として記憶装置に記憶
させ、キー０を押した場合には更新フラグを０と
して（非更新）記憶させる。更新フラグを更新し
ない場合には、テンキーのキー８をオンせず、電
源のみをオンして通常の動作を行なわせる。な
お、更新フラグはバツテリＥでバツクアツプされ
た記憶装置５に記憶されるので、一度設定すれば
電源をオフにしても記憶は消えないようにされて
いる。

第２図は、記憶装置５の登録データメモリの一
例を示すもので、記憶装置には置数表示メモリや
更新フラグの記憶メモリ等も設けられている。

（発明の効果） 以上詳述したように本発明は、登録モードに移
行させることなく、通常の計量、印字モードにお
いて、更改するために入力された変更単価はすぐ
に記憶され表示部に表示されるとともにたとえば
ラベル印字動作のように一連の計量動作の終了を
電子秤が知つて自動的に変更単価の登録を行なう
ことができるので、電子秤の操作、取り扱いが簡
単になるほか、単価変更が自動的に行なえるの
で、客扱いに手間を要し、人的なミスが重なる店
頭で、店員が迅速にかつ正確に単価を変更できる
という従来には見られない効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子秤の全体構成図、第２図
は記憶装置の登録データメモリの一例を示す図、
第３図は通常の登録単価の更新操作の手順を示す
図、第４図は本発明による登録単価の更新操作の
手順を示す図、第５図は更新フラグ設定の手順を
示す図である。 １……商品、２……重量測定装置、３……Ａ／
Ｄ変換装置、４……制御装置、５……記憶装置、
６……表示装置、７……プリンタ、８……キー入
力装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 記憶装置に呼出番号と共に登録されている商
   品に対応する登録データを、呼出番号により制御
   装置に読出す手段と、商品データとして読出した
   単価のデータを置数表示メモリに記憶させると共
   にこれを表示させる手段と、計量モード時に入力
   手段より入力されて置数された変更単価を置数表
   示メモリに記憶させると共にこれを表示させる手
   段と、変更単価として置数された単価の置数表示
   メモリ値を一連の計量動作の完了により呼出番号
   に対応する商品の単価エリアに自動更改記憶させ
   る手段とを具備してなる電子秤の登録単価更新装
   置。