JPH0567835A - 半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0567835A
JPH0567835A JP10951991A JP10951991A JPH0567835A JP H0567835 A JPH0567835 A JP H0567835A JP 10951991 A JP10951991 A JP 10951991A JP 10951991 A JP10951991 A JP 10951991A JP H0567835 A JPH0567835 A JP H0567835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
superlattice structure
active layer
face
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10951991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
Hitoshi Kagawa
仁志 香川
Tetsuya Yagi
哲哉 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10951991A priority Critical patent/JPH0567835A/ja
Publication of JPH0567835A publication Critical patent/JPH0567835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体超格子構造からなるMQW活性層の一
部を自己整合的に無秩序化する。 【構成】 基板21上に下クラッド層22、半導体超格
子構造のMQW活性層33、上クラッド層34、コンタ
クト層35を形成し、高温において上記半導体超格子構
造を無秩序化する作用をもった物質を含む薄膜36A、
36Bを共振器端面に形成し、加熱処理により共振器端
面38A、38B近傍の活性層の超格子構造を無秩序化
して無秩序化領域37A、37Bからなる窓領域を構成
することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高出力動作が可能な
いわゆる窓構造半導体レーザ装置に係り、特に活性層が
超格子構造からなる半導体レーザ装置であって、その窓
領域が自己整合的に形成された窓構造をもった半導体レ
ーザ装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の高出力動作が可能ないわゆ
る窓構造をもった半導体レーザ装置で、特に活性層が超
格子構造からなる半導体レーザ装置の断面構造図であ
る。同図において、n−GaAs基板1上にはn−Al
GaAs下クラッド層2、GaAs/AlGaAs超格
子構造からなる活性層3、p−AlGaAs上クラッド
層4、およびp−GaAsコンタクト層5がこの順序で
形成されている。図4のコンタクト層5の表面の両端部
からZnが拡散されてZn拡散領域6、6が形成され、
このZn拡散によって活性層3の超格子構造の両端部が
無秩序化されて無秩序化領域7、7′が形成される。無
秩序化領域7、7′の端部はそれぞれレーザの共振器端
面8、8′を構成している。
【0003】図4の半導体レーザ装置は例えば図5、図
6に示すようにして構成される。即ち、図5に示すよう
に、n−GaAs基板1上に、n−AlGaAs下クラ
ッド層2、GaAs/AlGaAs超格子構造からなる
活性層3、p−AlGaAs上クラッド層4、およびp
−GaAsコンタクト層5を順次成長させる。次に、p
−GaAsコンタクト層5上に例えばSi3 4 フイル
ムをデポジットした後、ホトリソグラフイ技術を用いて
所定のパターンのマスク9を形成して半導体レーザチッ
プを構成する。
【0004】次いで、上記半導体レーザチップの上記マ
スクで覆われていない部分からZnを拡散させて、無秩
序化領域60、60を形成し、マスク9を除去した後、
図6に示すように、無秩序化領域60、60の中央部で
厚さ方向にへき開して図4に示すような半導体レーザ装
置を得る。
【0005】図7(a)、(b)はJ.Appl.Ph
ys.64(7)、1 Octover 1988,p
p.3439〜3444に記載されたGaAs/AlG
aAsからなる超格子構造を選択的に無秩序化する他の
方法を示す図である。特に図7(b)は図7(a)のA
部分の部分拡大断面図である。コンピュータ制御X−Y
ステージ(図示せず)上には超格子構造を含む半導体レ
ーザチップ10が載置されている。半導体レーザチップ
10の表面には予めSi3 4 膜13が形成されてお
り、該Si3 4 膜13が形成された半導体レーザチッ
プ10の表面上の所定位置にArレーザ光40をミラー
30および集光レンズ20を介して照射する。半導体レ
ーザチップ基板10の表面部のArレーザ光が照射され
た領域では、Arレーザ光が吸収されて部分的に発熱し
て高温になり、Si3 4 膜13中のSiが超格子層1
1中に拡散し、それによって上記超格子層11を構成す
るGaAsとAlGaAsの相互拡散が促進され、超格
子層11中に無秩序化された領域12が形成される。半
導体レーザチップ10を載置しているX−Yステージを
摺動させることによって無秩序化される領域のパターン
を自由に描くことができる。図7(b)においても、無
秩序化領域12の中央部で半導体レーザチップ10の厚
さ方向にへき開することにより、図4と同様な半導体レ
ーザ装置が得られる。
【0006】図5および図6、あるいは図7の方法によ
って製造された半導体レーザ装置を図4の半導体レーザ
装置によって代表的に示す。図4の半導体レーザ装置に
おいて、p−GaAsコンタクト層5およびn−GaA
s基板1をそれぞれ動作用電源に接続して、p−GaA
sコンタクト層5とn−GaAs基板1との間に電流を
流すと、活性層3内で発光し、活性層3および2個の共
振器端面8、8′からなる導波路が共振器として作用し
て発振状態に入る。この際、活性層3を構成するGaA
s/AlGaAs超格子構造がZn拡散により無秩序化
された領域7、7′では、そのバンドギャップがGaA
sのそれより大きくなっているから、活性層3内で発光
したレーザ光は吸収されることなく放射される。従っ
て、上記無秩序化領域7、7′での発熱が極めて少な
く、高出力動作が可能である。
【0007】図8は図5および図6に示す従来の製造方
法と実質的に同様な製造方法によって作られた半導体レ
ーザ装置の他の例を示す。同図で、21はn−GaAa
基板、22はn−AlGaAs下クラッド層、23はG
aAs/AlGaAs超格子構造からなる多重量子井戸
(MQW)活性層、24はp−AlGaAs上クラッド
層、25はp−GaAsコンタクト層、26はp側電
極、27はn側電極である。
【0008】図8の半導体レーザ装置は、図5および図
6に示す方法と同様な方法で上クラッド層24の表面の
所定部分にZnを拡散してZn拡散領域28を形成し、
これによってMQW活性層23の一部を無秩序化して、
無秩序化領域29を形成する。無秩序化領域29は、活
性層28からの発振波長λοに相当するエネルギーより
も広い禁止帯幅とした所謂窓領域となる部分である。図
6に示したように、Znの拡散領域で厚さ方向にへき開
して図8に示すような窓構造の半導体レーザ装置が得ら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4および図8に示す
ような構造の半導体レーザ装置を製造するための図5お
よび図6に示すような従来の製造方法では、前述のよう
に超格子層からなる活性層を無秩序化するためにp−G
aAsコンタクト層5あるいはp−AlGaAs上クラ
ッド層4の表面からZnをn−AlGaAs下クラッド
層2に達するまで拡散していたが、拡散深さがかなり深
いため、拡散のための熱処理を長時間行う必要があり、
このため、Znを拡散していない領域の超格子構造まで
が無秩序化してしまう可能性があった。また、Znを拡
散して無秩序化領域7、7′あるいは29を形成する場
合、該無秩序化領域7、7′、29の幅a(図4、図
6)は拡散深さの約1/2より小さくすることができな
かった。無秩序化領域の幅が広くなると、レーザ光の非
点収差が大きくなる等、種々のレーザ特性に悪影響を及
ぼすことになる。さらに、Znを拡散した後、半導体レ
ーザチップを図5の無秩序化領域60、60の中央部で
へき開して個々の装置に分離する必要があるが、この
際、半導体レーザチップを上記無秩序化領域7、7′の
中央部でうまくへき開できないと、Znの拡散で形成し
た所望の窓構造が得られず、歩留りが低下するという問
題があった。
【0010】図7の製造方法では、X−Yステージによ
り無秩序化すべき領域にArレーザ光を位置合わせして
照射する必要があり、その位置合わせが困難で、充分な
精度が得られず、また集光レンズ20と半導体基板10
との間の距離を精度よく設定するのが困難である等の欠
点があった。
【0011】この発明は上記のような従来の製造方法の
欠点を解消することを目的とするもので、半導体超格子
構造からなるMQW活性層の一部を自己整合的に無秩序
化することができる半導体レーザ装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体レ
ーザ装置の製造方法は、高温において半導体超格子構造
からなるMQW活性層の一部を無秩序化する作用をもっ
た物質を含む薄膜を、半導体レーザ装置の共振器端面に
形成し、該半導体レーザ装置、好ましくは無秩序化すべ
き共振器端面の領域を局部的に加熱して、上記共振器端
面近傍の活性層の部分を無秩序化する。
【0013】
【作用】活性層の一部を無秩序化する作用をもった物質
を含む薄膜を半導体レーザ装置の共振器端面に形成した
後これを加熱すると、薄膜を構成する物質が超格子構造
の活性層に拡散するか、あるいは超格子構造からなるM
QW活性層を構成する物質中のGaが上記薄膜中へとり
込まれることにより、レーザ共振器端面近傍の活性層が
局部的に且つ自己整合的に無秩序化される。
【0014】
【実施例】第1の実施例 図1に示す半導体レーザ装置において、n−GaAs基
板31上にはn−Alx Ga1-x As下クラッド層3
2、GaAs/AlxGa1-x As超格子構造からなる
活性層33、p−AlxGa1-x As上クラッド層3
4、およびp−GaAsコンタクト層35がこの順序で
形成されている。半導体レーザ装置の両端面にはZnO
膜36A、36Bが形成されており、超格子構造33の
端部には上記ZnO膜36A、36B中のZnの拡散に
より無秩序化領域37A、37Bが誘起されている。無
秩序化領域37A、37Bの端部にはレーザ発振部の共
振器端面38A、38Bが構成されている。
【0015】図1の半導体レーザ装置は次のようにして
製造される。先ず、n−GaAs基板31上にn−Al
x Ga1-x As下クラッド層32、GaAs/Alx
1-xAs超格子構造からなる活性層33、p−Alx
Ga1-x As上クラッド層34、およびp−GaAsコ
ンタクト層35をこの順序で結晶成長させてなるウエハ
を通常の方法で所定の寸法にへき開した後、図2に示す
ように、その両端部に例えば通常行われているZnOを
ターゲットとするスパッタリング法によりZnO膜36
A、36Bを形成する。
【0016】次にp−GaAsコンタクト層35とn−
GaAs基板31との間に電流を通ずると、GaAs/
Alx Ga1-x As超格子構造の活性層33においてレ
ーザ発振を生ずる。このとき、共振器端面38A、38
Bの近傍では表面再結合のためこの部分を流れた電流は
発光に寄与せず、またこの部分では上記活性層33で発
光したレーザ光を吸収して発熱する。このため、レーザ
光の吸収により活性層33の共振器端面38A、38B
の近傍が局部的に高温になって、側面に形成されたZn
O膜36A、36BからZnが活性層33内に拡散し、
これによりGaAs/Alx Ga1-x As超格子構造の
端部が局部的に無秩序化される。GaAs/Alx Ga
1-x As超格子構造が無秩序化されると、この部分がA
lGaAs層となって、活性層33で発生したレーザ光
に対して透明になってレーザ光を吸収することがなくな
り、いわゆる窓構造となる。
【0017】上記超格子構造の無秩序化の際、活性層3
3の共振器端面38A、38Bの近傍において自ら発生
する光を吸収して発熱する領域の幅は高々1μmにすぎ
ず、従って、無秩序化によりレーザ光に対して透明にな
って窓領域を形成する領域の幅も高々1μmにすること
ができる。すなわち、図2の状態でp−GaAsコンタ
クト層35とn−GaAs基板31との間に電流を流す
と、共振器端面38A、38Bで発熱するが、結晶が溶
融する温度(例えば約1000℃)に至る前にZnOか
らZnが拡散して図1の構造に変化し、それ以後は自ら
のレーザ光の吸収が止まって、発熱も停止するから結晶
が溶融することはない。
【0018】なお、上記の第1の実施例では、半導体レ
ーザ装置を構成する材料としてGaAs/AlGaAs
の場合について示したが、InP/InGaAsやIn
P/InGaAsP、GaAs/AlGaInP、In
P/AlGaInAsその他の材料を使用することもで
きる。また、無秩序化を誘起するために共振器端面にZ
nO膜を形成したが、これ以外にCdO膜、MgO膜、
BeO膜、その他p−ドーパントとして使用する材料を
含む膜であっても差し支えない。
【0019】
【実施例】第2の実施例 図3に示す半導体レーザ装置において、n−GaAs基
板41上にn−AlxGa1-xAs下クラッド層42、G
aAs/Alx Ga1-x As超格子層からなるMQW活
性層43、p−Alx Ga1-x As上クラッド層44を
順次形成する。上クラッド層44上にn−GaAs電流
ブロック層45、45を形成し、該n−GaAs電流ブ
ロック層45上にさらにp−GaAsコンタクト層46
を形成する。47はp側電極、48はn側電極である。
図3の半導体レーザ装置の両端の共振器端面にはSiO
2 膜49、50が形成されている。また、一方のSiO
2膜50の表面には高反射率の側面保護膜51が形成さ
れている。
【0020】次に図3の半導体レーザ装置における各部
の厚みとxの値の一例を示すと次の通りである。SiO
2 膜49、50の厚みはそれ程厳密ではないが、270
0Å程度が適当である。n−Alx Ga1-xAs下クラ
ッド層42の厚みは0.8μm乃至2μm、xの値は約
0.42である。MQW活性層43全体の厚みは0.0
7μm(700Å)乃至0.09μm(900Å)で、
例えば最上層、最下層として厚さが約200Å、xが約
0.3の層が形成され、これらの層相互間に厚さが約2
00Å、xの値が約0.1の層と、厚さが約30Å乃至
40Å、xの値が約0.3の層とを交互に3層乃至7層
形成してMQW超格子構造としている。p−Alx Ga
1-x As上クラッド層44の厚みは0.1μm乃至0.
3μm、xの値は約0.42μmである。n−GaAs
電流ブロック層45の厚みは1μm乃至2μm、p−G
aAsコンタクト層46の厚みは2μm乃至3μmであ
る。
【0021】共振器端面にSiO2 膜49、50を形成
した後、該共振器端面を700℃乃至900℃の温度で
2乃至3時間加熱処理することにより、MQW活性層4
3を構成する物質、この実施例ではGaAs/Alx
1-x AsのGa原子が上記SiO2 膜にとり込まれ、
これによって活性層43の結晶内に空格子が形成され、
共振器端面の活性層43の一部が無秩序化される。無秩
序化領域52、53の深さaは0.1μm乃至3μmが
適当であるが、1μm前後であることが好ましい。無秩
序化領域52、53の禁止帯の幅は、主としてレーザチ
ップ内部のMQW構造で決まるレーザ発振波長に相当す
るエネルギーよりも広くなり、所謂窓構造が得られる。
共振器端面の加熱処理により、上記のように所望のレー
ザ光出射方向54と反対側のSiO2 膜50側の端部の
活性層の部分にも無秩序化領域53が形成されるが、S
iO2 膜50側には高反射率の端面保護膜51が設けら
れているから、SiO2 膜50側に向かうレーザ光は上
記端面保護膜51で反射されてSiO2 膜49側へ向か
い、出力レーザ光53として出射される。場合によって
はSiO2 膜49側のみ加熱処理して、該SiO2 膜4
9側の共振器端面にのみ無秩序化領域52を形成しても
よい。
【0022】図3の半導体レーザ装置の共振器端面の加
熱処理としては、上記共振器端面の外部から加熱しても
よいし、図1および図2の製造方法に関して説明したよ
うに、電極47、48間に動作電流を流して、当該半導
体レーザ装置を動作させて活性層43でレーザ発振を生
じさせ、共振器端面におけるレーザ光の吸収による活性
層43の局部的発熱により加熱処理を行ってもよい。い
ずれの加熱処理においても、共振器端面近傍における活
性層のGa原子がSiO2 端面保護膜51にとり込まれ
て、無秩序化により窓構造が形成されることは前述の通
りである。また、電流ブロック層45、45が存在しな
い半導体レーザ装置の製造にもこの発明の製造方法を適
用することができる。図3の半導体レーザ装置は特に光
デイスク装置に使用するのに適している。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の半導体レーザ
装置の製造方法によれば、高温において半導体超格子構
造からなるMQW活性層の一部を無秩序化する作用をも
った物質を含む薄膜を、半導体レーザ装置の共振器端面
に形成し、該半導体レーザ装置、好ましくは無秩序化す
べき共振器端面の領域を局部的に加熱することにより、
上記共振器端面近傍の半導体超格子構造を局部的に且つ
自己整列的に無秩序化することができる。従って、共振
器端面近傍以外の活性層を構成する半導体超格子構造が
無秩序化されることは全くないので、結晶成長により形
成された結晶組成通りの波長のレーザ光が得られるよう
にレーザ発振波長を精度よく制御することができる。ま
た、この発明の製造方法によれば、窓領域の幅(無秩序
化領域52、53の深さa)を0.1μm乃至3μmの
範囲で任意にしかも容易に設定することができ、非点収
差が小さい優れたレーザ特性をもった半導体レーザ装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体レーザ装置の製造方法の第1
の実施例によって製造された半導体レーザ装置の断面構
造を示す図である。
【図2】この発明の半導体レーザ装置の製造方法の第1
の実施例において、超格子構造が無秩序化される前の状
態を示す断面構造図である。
【図3】この発明の半導体レーザ装置の製造方法の第2
の実施例によって製造された半導体レーザ装置の斜視図
である。
【図4】従来の製造方法によって作られた半導体レーザ
装置の一例を示す断面構造図である。
【図5】図4に示す構造の半導体レーザ装置を製造する
従来の製造方法の工程を示す断面構造図である。
【図6】図4に示す構造の半導体レーザ装置を製造する
従来の製造方法における図5の工程に後続する工程を示
す断面構造図である。
【図7】従来の半導体レーザ装置の製造方法において、
超格子構造を無秩序化する方法の例を示す説明図であ
る。
【図8】従来の製造方法によって作られた半導体レーザ
装置の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
31、41 n−GaAs基板 32、42 n−AlGaAs 下クラッド層 33、43 GaAa/AlGaAs超格子構造活性層 34、44 p−AlGaAs 上クラッド層 35、46 p−GaAs コンタクト層 45 n−GaAs 電流ブロック層 36A、36B ZnO 膜 37A、37B 無秩序化領域 38A、38B 共振器端面 49、50 SiO2 膜 51 端面保護膜 52、53 無秩序化領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に下クラッド層、半導体超格子構
    造からなる活性層、上クラッド層、コンタクト層をこの
    順序で形成する工程と、高温において上記半導体超格子
    構造からなる活性層の一部を無秩序化する作用をもった
    物質を含む薄膜を共振器端面に形成する工程と、少なく
    とも上記共振器端面を加熱処理して該共振器端面近傍の
    半導体超格子構造を無秩序化して窓領域を構成する工程
    とを含む半導体レーザ装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に下クラッド層、半導体超格子構
    造からなる活性層、上クラッド層、コンタクト層をこの
    順序で形成する工程と、高温において上記半導体超格子
    構造からなる活性層の一部を無秩序化する作用をもった
    物質を含む薄膜を共振器端面に形成する工程と、上記基
    板とコンタクト層との間に所定の大きさの電流を通じて
    レーザ発振させ、上記共振器端面近傍において自ら発生
    するレーザ光が吸収されることによる集中的な発熱によ
    り上記薄膜から上記半導体超格子構造を無秩序化する物
    質を上記共振器端面近傍の半導体超格子構造中に拡散さ
    せ、それによって上記共振器端面近傍の半導体超格子構
    造を無秩序化して窓領域を構成する工程とを含む半導体
    レーザ装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板およびコンタクト層としてGaA
    s、InPのうちのいずれかが使用され、下クラッド層
    および上クラッド層としてAlGaAs、InGaA
    s、InGaAsP、AlGaInP、AlGaInA
    sのうちのいずれかが使用され、活性層としてGaAs
    /GaAlAs、InP/InGaAs、lnP/In
    GaAsP、GaAs/AlGaInP、InP/Al
    GalnAsのうちのいずれかが使用され、共振器端面
    に形成される薄膜としてZnO、CdO、MgO、Be
    O、その他のドーパントが使用されることを特徴とする
    請求項1または2記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に下クラッド層、Gaを含む半導
    体超格子構造からなる活性層、上クラッド層、コンタク
    ト層をこの順序で形成する工程と、共振器端面にSiO
    2 膜を形成する工程と、少なくとも上記共振器端面を加
    熱処理して該共振器端面近傍の半導体超格子構造中のG
    a原子が上記SiO2 膜中に取り込まれることにより上
    記共振器端面近傍の半導体超格子構造を無秩序化して窓
    領域を構成する工程とを含む半導体レーザ装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 基板およびコンタクト層としてGaA
    s、InPのうちのいずれかが使用され、下クラッド層
    および上クラッド層としてAlGaAs、InGaA
    s、InGaAsP、AlGaInP、AlGaInA
    sのうちのいずれかが使用され、活性層としてGaAs
    /GaAlAs、InP/InGaAs、InP/In
    GaAsP、GaAs/AlGaInP、InP/Al
    GaInAsのうちのいずれかが使用されることを特徴
    とする請求項4記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に下クラッド層、Gaを含む半導
    体超格子構造からなる活性層、上クラッド層、電流ブロ
    ック層、コンタクト層を順次形成する工程と、共振器端
    面にSiO2 膜を形成する工程と、少なくとも上記共振
    器端面を加熱処理して該共振器端面近傍の半導体超格子
    構造中のGa原子が上記SiO2 膜中に取り込まれるこ
    とにより上記共振器端面近傍の半導体超格子構造を無秩
    序化して窓領域を構成する工程とを含む半導体レーザ装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板、コンタクト層および電流ブロック
    層としてGaAs、InPのうちのいずれかが使用さ
    れ、下クラッド層および上クラッド層としてAlGaA
    s、InGaAs、InGaAsP、AlGaInP、
    AlGaInAsのうちのいずれかが使用され、活性層
    としてGaAs/GaAlAs、InP/InGaA
    s、InP/InGaAsP、GaAs/AlGaIn
    P、InP/AlGaInAsのうちのいずれかが使用
    されることを特徴とする請求項6記載の半導体レーザ装
    置の製造方法。
JP10951991A 1990-09-13 1991-05-15 半導体レーザ装置の製造方法 Pending JPH0567835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10951991A JPH0567835A (ja) 1990-09-13 1991-05-15 半導体レーザ装置の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24501790 1990-09-13
JP2-245017 1990-09-13
JP10951991A JPH0567835A (ja) 1990-09-13 1991-05-15 半導体レーザ装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0567835A true JPH0567835A (ja) 1993-03-19

Family

ID=26449260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10951991A Pending JPH0567835A (ja) 1990-09-13 1991-05-15 半導体レーザ装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0567835A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6852035B2 (en) 2001-09-27 2005-02-08 Yoichi Tsugane Welding bellows capable of absorbing torsion

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01319981A (ja) * 1988-06-21 1989-12-26 Hitachi Ltd 半導体レーザ及びその製造方法
JPH02154492A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Mitsubishi Electric Corp 窓構造半導体レーザ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01319981A (ja) * 1988-06-21 1989-12-26 Hitachi Ltd 半導体レーザ及びその製造方法
JPH02154492A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Mitsubishi Electric Corp 窓構造半導体レーザ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6852035B2 (en) 2001-09-27 2005-02-08 Yoichi Tsugane Welding bellows capable of absorbing torsion

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07176827A (ja) 変調器付半導体レーザ装置の製造方法
JPH0656906B2 (ja) 半導体レ−ザ装置
JPH03285380A (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JPH0491484A (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
KR100632308B1 (ko) 이득결합 분포귀환형 반도체레이저장치 및 그의 제조방법
JPH03227088A (ja) 半導体レーザ
JP2980302B2 (ja) 半導体レーザ
JPH0567835A (ja) 半導体レーザ装置の製造方法
JPH02228087A (ja) 半導体レーザ素子
JPH04103187A (ja) 半導体レーザ及びその製造方法
JP3472739B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JPH0388382A (ja) 半導体レーザ
JP2751699B2 (ja) 半導体レーザ
JP3196831B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP3144821B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP2611509B2 (ja) 半導体レーザ
JPH1168226A (ja) 半導体レーザ素子およびその製造方法
JP2000138419A (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法
JP3648357B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP2001352130A (ja) 半導体レーザーおよびその作製方法
JP4144257B2 (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JP2679358B2 (ja) 半導体レーザ装置
JPH05121828A (ja) 半導体レーザ
JPH07115249A (ja) 半導体レーザ
JPH04105381A (ja) 半導体レーザ装置