JPH0567515U - ウインド昇降装置 - Google Patents

ウインド昇降装置

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JPH0567515U
JPH0567515U JP831092U JP831092U JPH0567515U JP H0567515 U JPH0567515 U JP H0567515U JP 831092 U JP831092 U JP 831092U JP 831092 U JP831092 U JP 831092U JP H0567515 U JPH0567515 U JP H0567515U
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wire
winding
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diameter
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Application number
JP831092U
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English (en)
Inventor
林 京 二 小
根 秀 二 関
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡素な構造で大きな締切力を得ること
によりウインドガラスを確実に閉めるウインド昇降装置
を提供する。 【構成】 ワイヤドラム7のワイヤ巻回部7a1の一部
にワイヤ巻回部7a1の径よりも小さい巻回径を有する
小径巻回部7a4を設けたウインド昇降装置1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のドアウインドガラスの昇降を行うのに利用される ウインド昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアウインドガラスの昇降を行うのに利用されるウインド昇降装置と しては、 1990年8月発行 日産自動車株式会社 新型車解説書 N14− 1 D38ページに記載されたものが知られている。
【0003】 このウインド昇降装置は、パワーウインドモータに備えたモータシャフトを正 回転または逆回転させることにより、モータシャフトに取付けたワイヤドラムが 正方向または逆方向に回転する。
【0004】 ワイヤドラムが正方向または逆方向に回転することにより、ワイヤドラムに巻 回したワイヤがウインドガラスの閉側または開側に向けて移動するので、ワイヤ の一部が取付けられたウインドガラスを閉側または開側に向けて移動させる。
【0005】
【従来の問題点】
ところが、上記した従来のウインド昇降装置では、ガラスを全閉位置において 締め切るための締切力を増大させることにより確実に全閉状態を保持するのに際 し、ワイヤを巻回するためのワイヤドラムが均一の巻回径を有するものであるた め、パワーウインドモータの出力を大きなものとして締切力を増大させるしかな く、それによって、パワーウインドモータが大型化してドア内等の狭いスペース に取付けを行い難いという問題点があった。
【0006】 また、より小さな巻回径のワイヤドラムでワイヤの巻回を行うことで、締切り 力を増大させるようにすると、ウインドガラスの移動速度が遅くなるため、パワ ーウインドモータのモータシャフトを高い回転数に設定しなければならず、その 場合、パワーウインドモータの回転騒音が大きくなって乗員に対して耳障りにな る可能性があるという問題点があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
考案が解決しようとする課題は、締切力を増大させるために、均一の巻回径の ワイヤドラムを用いると、パワーウインド用とした場合にパワーウインドモータ が大型化するとともに、回転騒音が大きくなって乗員に対して耳障りになる可能 性がある点である。
【0008】
【考案の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるウインド昇降装置は、パワーウインドモータを大型化するこ となく且つ回転騒音を大きくすることなく締切力を増大させるため、ワイヤ巻回 部を有し且つ動力により回転するレギュレータシャフトに取付けられたワイヤド ラムと、無端状をなしているとともに一部をウインドガラス側に固定され且つ他 の一部を前記ワイヤ巻回部に巻回したワイヤを備え、当該ワイヤ巻回部でのワイ ヤの巻回しによりウインドガラスの全開位置と全閉位置との間でのストロークを 設定したウインド昇降装置において、前記ワイヤ巻回部にワイヤ巻回部の径より も小さい巻回径を有する小径巻回部を設けた構成としたことを特徴としており、 より好ましい実施態様においてウインドスイッチの切換えにより正回転または逆 回転するモータシャフトを備えたパワーウインドモータの前記モータシャフトに レギュレータシャフトを連結した構成としたことを特徴としており、さらにより 好ましい実施態様において小径巻回部がワイヤドラムの端部寄りに設けられ、ウ インドガラスが全閉位置近傍に到達した際にワイヤが小径巻回部に巻回される位 置に設けた構成としたことを特徴としており、極めて簡素な構造で大きな締切力 を得ることによりウインドガラスを確実に閉めるという目的を実現した。
【0010】
【作用】
この考案に係わるウインド昇降装置では、ワイヤドラムの小径巻回部にワイヤ が巻回されると、ワイヤドラムがワイヤを巻回する有効半径が小さくなるため、 レギュレータシャフトの回転速度が一定であってもワイヤがワイヤドラムに巻回 される速度は遅くなるので、ウインドガラスを移動させるトルクは全閉位置近傍 で大きくなる。それにより、ウインドガラスを全閉位置近傍からより大きなトル クで全閉位置に向けてゆっくり移動させるので、大きな締切力が得られる。
【0011】
【実施例】
図1ないし図3はこの考案に係わるウインド昇降装置の一実施例を示すもので ある。
【0012】 図示するウインド昇降装置1は、ドアパネル50内に組付けられており、レギ ュレータ本体2にはレギュレータシャフト3が回転自在に設けられている。この レギュレータシャフト3には、マニュアルウインド用の場合、図示しないレギュ レータハンドルが取付けられ、パワーウインド用の場合、パワーウインドモータ 4に備えたモータシャフト4aが同心で固定されるようになっており、図1はパ ワーウインド用を示している。
【0013】 パワーウインドモータ4に備えた外部配線4bはコネクタ4cを介して上昇用 スイッチ5、下降用スイッチ6に接続されており、上昇用スイッチ5または下降 用スイッチ6をオン切換えすることによって正回転用または逆回転用の通電経路 が形成されるため、モータシャフト4aが正回転または逆回転する。
【0014】 レギュレータシャフト3にはワイヤドラム7が同心で取付けられている。ワイ ヤドラム7は図2により明らかなように、円柱形状をなすドラム本体7aの外縁 に螺旋状の凹溝として形成した巻回部7a1が設けられている。
【0015】 前記巻回部7a1はドラム本体7aの上端寄りが巻き始め部7a2になってい るとともに、巻き始め部7a2からほぼ6回りしたドラム本体7aの下端寄りが 巻き終り部7a3になっており、ドラム本体7aの巻き始め部7a2にはドラム 本体7aの中央部がレギュレータシャフト3の中心3aから有する巻回径よりも 小さい巻回径を有する小径巻回部7a4が形成してあるとともに、巻き終り部7 a3にも前記小径巻回部7a4と同一の巻回径を有する小径巻回部7a5が形成 してある。
【0016】 そして、ワイヤドラム7の巻回部7a1にワイヤ8の一部が4回巻き回してあ り、ワイヤ8は一方でワイヤドラム7からワイヤ7の張りを調整するためのテン ショナ9を介してドアパネル50に固定したガイドレール10の一端側に備えた プーリ11に支持されているとともに、他方でワイヤドラム7からガイド13を 介してガイドレール10の他端側に備えたプーリ12に支持され、無端状をなす ようにガイドレール10のほぼ中央で結束されてウインド取付け部材14に取付 けられている。
【0017】 ウインド取付け部材14はウインドガラス51の下端寄りでねじ52,52を 締め込ませることによってウインドガラス51に一体的に組付けられており、ガ イドレール10の長さ方向に沿い且つ上端寄りでウインドガラス51の全閉位置 aから下端寄りでウインドガラス51の全開位置bまでのあいだのストロークで 移動する。
【0018】 ここで、図3に示すワイヤドラム7においてのモーメントの関係を表した模式 図に基づいて説明すると、小径巻回部7a4の端部においてレギュレータシャフ ト3の中心3aからの巻回径寸法L2とワイヤドラム7のドラム本体7aの中央 部および巻き終り部7a3のレギュレータシャフト3の中心3aからの巻回径寸 法L1との関係は、L2;L1=1;3であり、レギュレータシャフト3が一定 の回転数で回転すると、A点においてワイヤ8に対して作用する引っ張りトルク F1とB点においてワイヤ8に対して作用する引っ張りトルクF2との関係は、 F1×L1=F2×L2であることから、F2=F1×L1/L2となり、L1 =3×L2であるため、F2=3×F1となる。
【0019】 また、小径巻回部7a4の端部の巻回径寸法L2とドラム本体7aの中央部お よび巻き終り部7a3の巻回径寸法L1との関係が、L2;L1=1;3である ことから、ワイヤ8がA点において単位時間内に巻き取られる長さLAとワイヤ 8がB点において単位時間内に巻き取られる長さLBとの関係は、3×LB=L Aとなるため、ワイヤ8は小径巻回部7a4にくると、ドラム本体7aの中央部 および巻き終り部7a3に比べて遅い速度で巻回される。
【0020】 このような構造をなすウインド昇降装置1は、図1に示すウインドガラス51 が全閉の状態で、ワイヤ8はワイヤドラム7の巻き始め部7a2において小径巻 回部7a4に巻回され且つワイヤドラム7のほぼ中央部分までの巻回部7a1に 巻回されている。
【0021】 そこで、下降用スイッチ6をオン切換えすることによってパワーウインドモー タ4のモータシャフト4aを逆回転させると、レギュレータシャフト3が図1中 において反時計方向に回転するため、ワイヤ8はワイヤドラム7の小径巻回部7 a4から外れて巻回部分を下方に向けて変位させつつウインド取付け部材14を a位置からb位置に向けて移動させるので、ウインドガラス51を開側に移動さ せる。
【0022】 下降用スイッチ6をオン切換えし続けることによりウインド取付け部材14が b位置に到達したところでウインドガラス51は全開状態となるため、下降スイ ッチ6をオフ切換えさせると、モータシャフト4aは停止し、ワイヤ8はワイヤ ドラム7のほぼ中央から巻き終り部7a3まで巻回された状態となる。
【0023】 そして、この状態から上昇用スイッチ5をオン切換えさせることによってモー タシャフト4aを正回転させると、レギュレータシャフト3が図1中において時 計方向に回転するため、ワイヤ8は巻き終り部7a3から外れて巻回部分を上方 に向けて変位させつつウインド取付け部材14をb位置からa位置に向けて移動 させるので、ウインドガラス51を閉側に移動させる。
【0024】 上昇用スイッチ5をオン切換えし続けることによりウインド取付け部材14が a位置の近傍に、すなわちウインドガラス51が全閉位置の近傍にくると、巻回 部分を上方に向けて変位させつつ巻回されてきたワイヤ8はワイヤドラム7の中 央部分から巻き始め部7a2まで巻回され、小径巻回部7a4に巻回される。
【0025】 ワイヤ8が小径巻回部7a4に巻回されると、中央部および巻き終り部7a3 で巻き取られていた速度よりも大きなトルクで且つ遅い速度でワイヤドラム7に 巻き取られるため、ウインド取付け部材14とウインドガラス51は遅い速度で 且つ大きなトルクで全閉位置に向けて移動される。
【0026】 ウインドガラス51が遅い速度で且つ大きなトルクで全閉位置に向けて移動す ることから、ウインドガラス51は大きな締切り力で閉状態になるものとなる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるウインド昇降装置は、ワイヤ巻回 部にワイヤ巻回部の径よりも小さい巻回径を有する小径巻回部を設けた構成とし たことから、ワイヤドラムの小径巻回部により、ウインドガラスを全閉位置近傍 からより大きなトルクで全閉位置に向けてゆっくり移動させ、それによって、大 きな締切力を得られる。また、小径巻回部はワイヤドラムに設けられているため 、パワーウインド用とした場合にパワーウインドモータを大型にする必要がなく 、マニュアルウインド用とした場合に大きな動力でレギュレータシャフトを回す 必要がなくなるため、極めて簡素な構造で大きな締切力を得られるので、ウイン ドガラスの閉め切りを確実に行えるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるウインド昇降装置の一実施例
の側面説明図である。
【図2】図1に示したウインド昇降装置においてのワイ
ヤドラムまわりの外観斜視図である。
【図3】図1に示したウインド昇降装置においてのワイ
ヤドラムとワイヤの関係を示した模式図である。
【符号の説明】
1 ウインド昇降装置 3 レギュレータシャフト 7 ワイヤドラム 7a1 ワイヤ巻回部 7a4,7a5 小径巻回部 8 ワイヤ 51 ウインドガラス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ巻回部を有し且つ動力により回転
    するレギュレータシャフトに取付けられたワイヤドラム
    と、無端状をなしているとともに一部をウインドガラス
    側に固定され且つ他の一部を前記ワイヤ巻回部に巻回し
    たワイヤを備え、当該ワイヤ巻回部でのワイヤの巻回し
    によりウインドガラスの全開位置と全閉位置との間での
    ストロークを設定したウインド昇降装置において、 前記ワイヤ巻回部にワイヤ巻回部の径よりも小さい巻回
    径を有する小径巻回部を設けたことを特徴とするウイン
    ド昇降装置。
  2. 【請求項2】 ウインドスイッチの切換えにより正回転
    または逆回転するモータシャフトを備えたパワーウイン
    ドモータの前記モータシャフトにレギュレータシャフト
    を連結したことを特徴とするウインド昇降装置。
  3. 【請求項3】 小径巻回部がワイヤドラムの端部寄りに
    設けられ、ウインドガラスが全閉位置近傍に到達した際
    にワイヤが小径巻回部に巻回される位置に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のウインド昇降装置。
JP831092U 1992-02-25 1992-02-25 ウインド昇降装置 Pending JPH0567515U (ja)

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JP831092U JPH0567515U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 ウインド昇降装置

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JPH0567515U true JPH0567515U (ja) 1993-09-07

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ID=11689585

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JP831092U Pending JPH0567515U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 ウインド昇降装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886280A (ja) * 1981-11-09 1983-05-23 ブロ−ゼ−フエルヴアルツングスゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ウインドリフタ
JPS6429592A (en) * 1987-07-25 1989-01-31 Johnan Seisakusho Controller for open-close section of automobile
JPH0280841A (ja) * 1988-09-14 1990-03-20 Nippon Cable Syst Inc ウインドレギュレータのワイヤ駆動装置

Patent Citations (3)

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