JPH056739Y2 - - Google Patents

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JPH056739Y2
JPH056739Y2 JP1987035538U JP3553887U JPH056739Y2 JP H056739 Y2 JPH056739 Y2 JP H056739Y2 JP 1987035538 U JP1987035538 U JP 1987035538U JP 3553887 U JP3553887 U JP 3553887U JP H056739 Y2 JPH056739 Y2 JP H056739Y2
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cutter
intervening
shaft
cutter shaft
bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ミツドマウントモアー等の各種モア
ーにおけるカツターの取付装置に関する。
(従来の技術) この種のカツターの取付構造としては、例え
ば、実開昭59−6440号公報に示されている。これ
は、第5図に示す如く、カツター軸51の下端に
カツター52が固定具53(ボルト)で締結され
ている。
カツター52とボルト53との間には、摩擦体
54(皿バネ)及び座金55が介在されていて、
カツター軸51に対してカツター52を摩擦抵抗
を介して一体回転させ、カツター52に所定値以
上の衝撃力が作用した際には、カツター軸51と
カツター52とが相対回動するように構成されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記構造によれば、回転中にカツター52が石
等の障害物に当ると、カツター軸51は回転し続
けるのに対し、カツター52はこの障害物にその
回転が止められてしまう。そのため、両者51,
52は相対回動し、このとき、皿バネ54は摩擦
でカツター52とともに止められ、この皿バネ5
4とボルト53間の摩擦がボルト53の回転を止
める方向に作用する。
このため、カツター軸51にはボルト53に対
して、ボルト53を増し締めする方向の回動トル
クが生じる。その結果、ボルト53は強く締付け
られるので、カツター52を交換する際に、ボル
ト53が容易に緩められなくなつたり、ボルト5
3の頭部が切断されるという問題があつた。ま
た,カツター52は相対回転すると、カツター軸
51に焼付いてしまい、分解できなくなることが
あつた。
本考案は、前記問題点に鑑みて、摩擦体と固定
具との間に介在された介在体をカツター軸に対し
廻り止めし、この介在体にカツターと摩擦体とを
嵌合することにより、カツターの回転が障害物で
止められても、摩擦体による回転を止めようとす
る力が固定具に伝わらないようにした上で、カツ
ターが焼付いても、介在体と共にカツター軸から
分解できるようにしたモアーのカツター取付装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じられた
技術的手段は、カツター軸16下端のカツター1
7を、摩擦体36及び介在体33を介して固定具
37で締結したモアーのカツター取付装置におい
て、 前記介在体33は、カツター軸16下端に一体
回動自在に且つ着脱自在に嵌合し且つ外周にカツ
ター17及び摩擦体36が嵌装された筒部34
と、摩擦体36をカツター17に押圧する介在部
35とを一体的に有している。
(作用) カツター軸16を回転すると、カツター17は
摩擦体36との摩擦を介して、このカツター軸1
6と一体に回転する。カツター17に石等の障害
物が当つて所定値以上の衝撃力が作用すると、カ
ツター軸16が回動し続けるにもかかわらず、こ
の障害物にカツター17の回転は止められ、カツ
ター17とカツター軸16は摩擦体36に抗して
相対回動する。このとき、介在体33はカツター
軸16と一体に回転し、この介在体33とカツタ
ー17と共に回転の止められた摩擦体36とは相
対回動するので、摩擦体36による固定具33の
回転を止めようとする力は、固定具33に伝わら
なく、固定具33がカツター軸16に対して回動
するのが回避される。カツター17及び摩擦体3
6は介在体33の筒部34に嵌合していて、カツ
ター17が相対回転して焼付きを生じると、カツ
ター17と介在体33とが一体になるだけで、こ
れらはカツター軸16から離脱可能である。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第2図において、1は農用トラクタで、その機
体2は、中途部にエンジン3とクラツチケース4
とを備え、後部にミツシヨンケース5を備え、そ
れら左右一対の車枠6で連結しており、この車枠
6の前底部には支筒7を介して前車軸ケース8が
センタピボツトされ、その支筒7内には前部
PTO軸9が回転自在に支持され、エンジン3の
クランク軸の動力をベルト伝動手段10を介して
伝達可能に構成されている。11はラジエータを
示している。
13はミツドマウント型モアーで、吊下げ装置
14を介して、トラクタ1の腹部に装着されてい
る。モアー13は、第1図に示す如く、モアーデ
ツキ15と、このモアーデツキ15に駆動側、従
動側カツター軸16を介して取着された複数個の
カツター17と、モアーデツキ15の前後に配置
された刈高さ規制用のゲージ輪18を備えてい
る。
モアーデツキ15の後部側上面は前部側よりも
一段低くされた水平面とされ、この面の前部の幅
方向中央には伝動ケース19が突設されている。
この伝動ケース19には、PTO軸9に連動連結
される入力軸20が軸受21を介して回動自在に
備えられ、且つ、この入力軸20にベベルギヤー
機構22を介して縦軸心廻りに回動自在にカツタ
ー軸16が上下一対の軸受24,25で支持され
ている。
駆動側カツター軸16に駆動側プーリー26が
キー結合され、このプーリー26はその両側の従
動側プーリー26にVベルト27を介して動力を
伝達するものである。
カツター軸23の下部側は、モアーデツキ15
に固設された軸受ケース28内に挿通されて、こ
の軸受ケース28に軸受29により支持されてい
る。カツター軸23は軸受29より下端部にスプ
ライン軸部30が形成されており、このスプライ
ン軸部30に軸受ケース38内に位置する防護体
31がスプライン嵌合されている。
33は介在体で、前記防護体31の下方に位置
しスプライン軸部30に一体回動自在に外嵌され
ている。この介在体33は、前記スプライン軸部
30に軸方向移動自在にスプライン嵌合される筒
部34と、この筒部34の下部に形成されたフラ
ンジ状の介在部35とからなる。筒部34にカツ
ター17が相対回動自在に外嵌されている。介在
部35とカツター17との間には筒部34に外嵌
された摩擦体36(皿バネ)が介在され、介在部
35は筒部34と一体成形され、摩擦体36をカ
ツター17に押圧して摩擦力を付与しており、カ
ツター17は摩擦体36及び介在体33を介して
固定具37で締結されている。
この固定具37にはボルトが使用され、このボ
ルト37に平座金38が外嵌されて、この平座金
38が介在体33の介在部35に当接されてい
る。カツター17はカツター軸16と一体に回転
するように、カツター軸16に所定の締付トルク
で固定されている。ところが、カツター17が石
等の障害物に当つて所定値以上の衝撃力が作用す
ると、カツター17はこの障害物によつて回転が
止められ、カツター軸16とカツター17とは相
対回動する。このとき、カツター軸16と一体回
動るす介在体33の介在部35と皿バネ36と
は、摩擦力に抗して相対回動するので、皿バネ3
6による回転を止めようとする力がボルト37に
伝わらない。従つて、カツター軸51とボルト5
3間には、ボルト37を増し締めする方向に回動
トルクが生じることなく、ボルト37の締付力が
上昇しないので、カツター17を交換する際に、
ボルト37が緩めにくくなるとか、ボルト37が
切断されるということはない。
40,41はシール部材、42はモアーデツキ
15に固設されたカバーである。
尚、従動側カツター軸16も軸受ケース28に
前記同様に備えられると共に、この従動側カツタ
ー軸16にカツター17が前記同様に備えられて
いる。また、本考案は本実施例に限定されるもの
ではない。
第3図及び第4図に、には、モアーデツキ構造
の他例を示しており、介在体33′を単に平板状
に設け、この介在体33′がカツター軸16に対
して前記実施例と同様に廻り止めされている。モ
アーデツキ15の後部側水平面には、下向突条4
3が形成されている。この下向突条43は軸受ケ
ース28′の挿通孔44と同一中心のリング状下
向突条43aと、直線状下向突条43bとからな
る。
軸受ケース28′は前記挿通孔44に挿通され
るボス部46と、フランジ部47を有した逆円錐
状のホルダー48とからなる。このフランジ部4
7が前記リング状下向突条43a部にボルト49
で取付けられている。
以上において、モアーデツキ15の下向突条4
3はリブの作用し、ホルダー48とリング状下向
突条43aとで強度的に強い立体的な閉形空間5
0を構成するので、モアーデツキ15に一層の薄
板を使用しても、軸受ケース28′の取付部分に
剛性が得られ、モアー13全体を軽量化すること
ができる。
(考案の効果) 本考案は、カツター軸16下端のカツター17
を、摩擦体36及び介在体33を介して固定具3
7で締結したモアーのカツター取付装置におい
て、 前記介在体33は、カツター軸16下端に一体
回動自在に且つ着脱自在に嵌合し且つ外周にカツ
ター17及び摩擦体36が嵌装された筒部34
と、摩擦体36をカツター17に押圧する介在部
35とを一体的に有しているので、カツター17
及び摩擦体36と固定具との間のトルク伝達を縁
切りして、固定具37の増し締めが生じるのを防
止した上で、カツター17がカツター軸16に対
して相対回転して焼付きを生じても、介在体33
と共にカツター軸16から、分解することがで
き、焼付き後の処理が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面側面図、第
2図は同全体側面図、第3,4図はモアーデツキ
構造の他例を示しており、第3図は断面側面図、
第4図は平面図、第5図は従来例を示す要部断面
図である。 16……カツター軸、17……カツター、33
……介在体、36……摩擦体(皿バネ)、37…
…固定具(ボルト)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カツター軸16下端のカツター17を、摩擦体
    36及び介在体33を介して固定具37で締結し
    たモアーのカツター取付装置において、 前記介在体33は、カツター軸16下端に一体
    回動自在に且つ着脱自在に嵌合し且つ外周にカツ
    ター17及び摩擦体36が嵌装された筒部34
    と、摩擦体36をカツター17に押圧する介在部
    35とを一体的に有していることを特徴とするモ
    アーのカツター取付装置。
JP1987035538U 1987-03-11 1987-03-11 Expired - Lifetime JPH056739Y2 (ja)

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JP1987035538U JPH056739Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

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JPS63143123U JPS63143123U (ja) 1988-09-21
JPH056739Y2 true JPH056739Y2 (ja) 1993-02-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010428B2 (ja) * 1979-02-13 1985-03-16 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 結合用接触子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010428U (ja) * 1983-06-30 1985-01-24 ヤンマーディーゼル株式会社 ロ−タリ−モア

Patent Citations (1)

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JPS6010428B2 (ja) * 1979-02-13 1985-03-16 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 結合用接触子

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JPS63143123U (ja) 1988-09-21

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