JPH0567116B2 - - Google Patents

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JPH0567116B2
JPH0567116B2 JP60208925A JP20892585A JPH0567116B2 JP H0567116 B2 JPH0567116 B2 JP H0567116B2 JP 60208925 A JP60208925 A JP 60208925A JP 20892585 A JP20892585 A JP 20892585A JP H0567116 B2 JPH0567116 B2 JP H0567116B2
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video signal
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Yasutada Endo
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0567116B2 publication Critical patent/JPH0567116B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は画像記録装置、とくに、映像信号の表
わす画像のハードコピーを作成するカラー画像の
ハードコピー形成装置に関するものである。
背景技術 電子スチルカメラやテレビジヨンカメラにて被
写画像を撮影し、これを画像用の磁気デイスクい
わゆるビデオフロツピーや、ビデオテープなどの
映像信号記録媒体に記録する電子スチルカメラシ
ステムがある。また、このように映像信号記録媒
体に記録された映像をハードコピーとして再生す
る、すなわち可視画像として印画紙などの他の画
像記録媒体に記録する装置に対する要求がある。
このような記録装置は、記録すべき画像をたと
えば陰極線管(CRT)などの画像表紙装置に映
出し、その表示画像を撮像光学系にて画像記録媒
体上に結像させてこれを露光することによつて、
記録を行なう方式が考えられる。
映像信号記録媒体に記録された映像信号を読み
出して画像記録用のCRTに画像を出力し、画像
記録媒体にカラー画像を記録する際、3分解色ご
とにフレーム画像が形成され、それらが画像記録
媒体上の同じコマに加色法にて重ね記録される。
したがつて、これら3つの画像にずれがなく、色
ずれを生じないことが良好な画像の記録のために
重要である。
周知のように、CRTの陰極と陽極の間には数
十キロボルトの高電圧が印加されている。通常の
高電圧回路では、CRTに明るい画像を映出した
ときは電子銃のビーム電流回路に多くの電流が流
れ、これに起因して電子ビーム加速用の高電圧回
路の出力電圧が過渡的に低下する。したがつて、
暗い画像を映出したときに比較して、CRT内部
における電子ビームの偏向の程度が一時的に大き
くなり、表示画面に映出される画像のサイズが大
きくなる。したがつて、3分解色の各画像のサイ
ズにずれが生じ、画像記録媒体に記録された画像
に色ずれを生じてしまう。
このような高電圧負荷の変動による色ずれの現
象を防止するには、高圧電源回路を高級化し、そ
の電圧安定度を高くすればよい。これはしかし、
高電圧回路の構成を複雑にし、装置全体の価格を
上昇させてしまう。また、上述のようなカラー画
像のハードコピー形成装置には、良好な画質の画
像の記録のために高輝度のCRTが有利に使用さ
れるが、そのような高輝度CRTでは、高圧電源
の工夫のみによつて上述のようなサイズ変動によ
る色ずれを防止することは、困難である。
目 的 したがつて本発明は、良好な画質のカラー画像
を得ることができるカラー画像のハードコピー形
成装置を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、陰極線管と、分解色に応じた
映像信号を受けて陰極線管にビーム電流を供給
し、陰極線管の表示画面に映像信号に応じた画像
を映出する出力手段と、表示画面に映出された各
分解色に応じた画像を記録媒体に重ねて記録する
ことによつてカラー画像の記録を行なう記録手段
とを有するカラー画像のハードコピー形成装置
は、映像信号の平均レベルに応じて出力手段を制
御する制御手段を有し、制御手段は、平均レベル
の高低に応じてビーム電流を減増させるものであ
る。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるカラー画
像のハードコピー形成装置の実施例を詳細に説明
する。
第2図を参照すると、本発明の特定の実施例で
は、電子スチルカメラなどで撮影された画像が映
像用磁気デイスク、いわゆるビデオフロツピー1
0にフイールド映像信号あるいはフレーム映像信
号の形で記録され、磁気デイスク10からこれを
読み取つて、たとえばカラー印画紙などの画像記
録媒体12にハードコピーとして再生される。
磁気デイスク10には、本実施例では1トラツ
クに1フイールドあて映像信号が記録されてい
る。この映像信号は、色差線順次信号であり、輝
度信号および色差信号が、たとえばFM変調され
てトラツクに記録されたものでよい。これらの信
号は、1フイールドで1フレームを構成するいわ
ゆるフイールド映像信号でもよく、また2フイー
ルドで1フレームを構成するいわゆるフレーム映
像信号でもよい。フレーム映像信号の場合は、映
像信号に重畳されるデータ信号によつてその旨が
表示される。このデータ信号は、差分位相シフト
キーイング(DPSK)形式で映像信号に多重記録
されたものが有利に適用される。
磁気デイスク10に記録される映像信号には、
現在一般に利用できるビデオフロツピーの信号規
格、すなわち電子カメラ用磁気デイスクフオーマ
ツトの信号規格が有利に適用される。
本装置は、映像信号入力装置として磁気デイス
ク読取部14を有する。これは、この磁気デイス
ク10から映像信号を読み取つて復調し、輝度信
号Y、ならびに色差信号R−YおよびB−Yと、
同期(SYNC)信号とを分離する装置である。前
者の信号は、デイジタル信号に変換されてそれぞ
れ信号線16,18および20に出力され、また
後者の信号は、信号線22に出力される。色差信
号は線順次の形をとつてよい。磁気デイスク読取
部14の代りに、またはこれに加えて、磁気テー
プ読取装置や通信回線からの受信装置などの他の
映像信号入力装置を設けてもよい。
輝度信号Y、ならびに色差信号R−YおよびB
−Yは、映像信号処理部24に入力される。映像
信号処理部24は、所定の演算処理によつて輝度
信号Yおよび色差信号R−Y、B−Yから3分解
色信号を形成し、さらに色強調処理およびシヤー
プネス処理などの必要な映像信号処理を施し、信
号線26,28および30にそれぞれ3分解色信
号R、GおよびBを出力する回路である。これら
の3分解色信号は記憶部32へ出力される。
記憶部32は、全体制御部34によつてその書
込みおよび読出しクロツクが切り換えられ、それ
ぞれ1フレーム分の映像信号データの蓄積される
RAMからなる2つの記憶ユニツトを有するフレ
ームメモリである。この2つの記憶ユニツトは、
制御部34の制御によつていずれか一方に選択的
に映像信号データが書き込まれる。
記憶部32の記憶位置のアドレスは入力同期部
36および出力同期部38によつてそれぞれ制御
線40および42を通して制御される。また書込
みか読出しかの制御を含むメモリ制御信号は、全
体制御部34から信号線44を通して供給され
る。記憶部32のアドレス歩進クロツクは、書込
みの場合入力同期部36から、また読出しの場合
出力同期部38から制御部34の制御により供給
される。
読取部14から分離された同期信号SYNCは、
入力同期部36に入力される。同期部36は、同
期信号SYNCから画素クロツクPCLK、水平同期
信号HSYNCおよび垂直同期信号VSYNCなどの
同期信号を作成して出力40にこれを出力する位
相同期ループを有し、磁気デイスク10から映像
信号を読み出すための読取り系の同期制御を行な
う回路である。出力40の同期信号は、映像信号
処理部24よび記憶部32に供給される。
記憶部32の読出し出力側からは、全体制御部
34の制御により2つの記憶ユニツトから選択的
に映像信号データR、GおよびBが補正部46の
入力80,82および84にそれぞれ入力され
る。全体制御部34は、制御線50を通して読取
部14および入力同期部36を、制御線52を通
して補正部46および出力同期部38をそれぞれ
制御する。
補正部46は、再生画像の色バランス、白バラ
ンスの調整、画像記録媒体12としての印画紙の
陰画感光特性とその階調に合わせるための階調、
濃度の調整、ネガ・ポジ(N/P)反転などの
様々な画像処理、および走査線補間を行なう回路
である。この画像処理は、操作表示部54から入
力された画像処理コマンドが全体制御部34で解
読され、これに応じた画像処理条件を含む制御信
号が制御入力52に与えられ、これに従つて映像
信号データR、GおよびBに対して行なわれる。
この画像処理条件は、操作表示部54の操作によ
り画像のコマごとに設定可能である。
補正部46は2つの映像信号出力56および5
8を有し、出力56は映像モニタ装置60に接続
され、また出力58は記録部62に接続されてい
る。補正部46は、画像処理の済んだ映像信号デ
ータをアナログ信号に変換して出力56または5
8に選択的に出力する。この選択的出力は、全体
制御部34から制御される。映像信号の画像を映
像モニタ装置60に再生するときは、通常の飛越
し走査方式にて記憶部32から映像信号が読み出
され、階調補正などの必要な補正が行なわれて出
力56に出力される。また記録部62に再生する
ときは、非飛越し走査方式にて記憶部32から映
像信号が読み出され、階調補正やN/P反転、走
査線補間などの必要な処理が行なわれて出力58
に出力される。
映像モニタ装置60は通常のカラーCRT映像
表示装置が有利に使用される。制御部34の制御
によつて記憶部32から読み出された3分解色映
像信号データは、補正部46で処理されてモニタ
装置60に2フイールド1フレームの飛越し走査
にて供給される。信号の速度は、通常のテレビジ
ヨン信号レート、たとえば525本の走査線数で1/6
0秒インタレースが有利に適用される。このよう
な通常のカラーTV信号方式と両立するモニタ装
置が、装置の構成上および経済性の点からに適用
される。また、有利者が通常入手し得るモニタ装
置で表示される再生画像の状態の同じ状態で画像
が表示される点でも有利である。
記録部62に用いられるCRT100(第1図)
は高輝度の白黒CRTが有利に使用される。補正
部46で処理された3分解色信号は、記録用
CRT100には非インタレースで供給される。
この映像信号は、本実施例では1050本の走査線数
でフレーム期間1/15秒の非インタレース方式であ
る。しかし、補正部46で走査線補間を行なわ
ず、525本の走査線数でフレーム期間1/30秒の非
インタレースで出力するようにしてもよい。
各分解色信号の出力期間は、たとえば1分解色
画面1秒程度でよい。この出力期間は、記録用
CRT100の表示画面102に使用される蛍光
体の発光特性、記録媒体12の感光特性などに依
存する。全体制御部34は、たとえばR色画面の
映像信号を記憶部32から読み出して記録用
CRT100に1秒程度表示させ、同様にして次
にG色画面を1秒程度表示させ、最後にB色画面
を1秒間程度表示させるように画像の記録制御を
行なう。
記録用CRT100の表示画面に表示される映
像は、フリツカなどの視覚上の困難制は問題とな
らない。むしろ、走査線のペアリングを起す可能
性のない非インタレース方式がラスタ消去の観点
から望ましい。非インタレース方式は、画像の偽
色防止のための垂直補間処理などの画像処理をた
やすく行なえる点でも有利である。
補正部46、モニタ装置60および記録部62
にはそれぞれ、出力同期部38の同期信号出力6
4,66および68が接続されている。出力同期
部38は、自走の基準発振器(図示せず)を有
し、本装置の主として記録系を制御するための同
期信号SYNCや画素クロツクPCLKを含む様々な
同期信号を発生する。出力同期部38は、制御線
52を介して全体制御部34の制御下にある。
第1図に示すように、記録部62は撮影レンズ
系104を有し、CRT100の表示画面102
が撮影レンズ系104によつて撮影された記録媒
体12の感光面に露光される。撮影レンズ系10
4の後方には、3分解色の3枚の色フイルタ10
6が択一的に撮影光軸上に配置されるように構成
されている。これら3枚のフイルタ106の選択
と、記録媒体12の給送は、全体制御部34の制
御の下に行なわれる。
本実施例では、レンズ系104の後方に光学シ
ヤツタ250が配設され、これによつて記録媒体
12の露光を規定している。シヤツタ250の開
放は、露光制御回路252によつて制御される。
露光制御回路252は、全体制御部34からの制
御線68の一部である制御線86aによつて与え
られる露光指示信号に応動して、その制御入力2
54にて規定される露光時間だけシヤツタ250
を開放する制御回路である。
全体制御部34は、本装置全体の動作を制御、
統括する制御装置であり、たとえばマイクロプロ
セツサなどの処理装置が有利に適用される。本装
置に対して操作者が指示を入力するキーボードな
どの入力装置、および本装置の内部状態や指示を
操作者に表示したりするための表示装置を有する
操作表示部54が制御部34に接続されている。
第1図を参照すると、第2図に示す補正部46
の出力58から記録部62に至る映像信号データ
の径路のうちとくに本発明に関連する部分を概念
的に描いた図である。補正部46は、全体制御部
34からの制御線52の一部である制御線52a
によつて切換えが制御されるスイツチ256によ
り、記憶部32から読み出し補正した3分解色の
映像信号データR、G、Bのうちのいずれかを択
一的に出力58に出力する。
出力58はデイジタル・アナログ変換器
(DAC)122に接続され、デイジタル・アナロ
グ変換器122は、出力58の映像信号データを
対応するアナログ信号に変換する回路である。そ
の出力132は記録部62の可変利得増幅器
(VGA)134に接続され、後者の出力はCRT
100の輝度変調入力200に接続されている。
デイジタル・アナログ変換器122の出力13
2はまた抵抗201を介して演算増幅器202の
反転入力(−)にもスイツチ203を介して接続
されている。演算増幅器202は、その反転入力
がコンデンサ204及びスイツチ205の並列回
路を通してその出力206にも接続され、また、
非反転入力(+)がスイツチ203を介して接地
されている。これらによつて、デイジタル・アナ
ログ変換器122の出力電流を積分する、すなわ
ち結果的にはその平均値を得る積分回路208が
形成されている。その動作をさらに説明する。ま
ず、1つの色信号の記録に先立つて、スイツチ2
05をON端子に接続すると共に、スイツチ20
3をグランド(GND)端子に接続してコンデン
サ204のチヤージをゼロにした後スイツチ20
5をOFF端子に接続してリセツトをおこなう。
次に、スイツチ203を1フレーム期間のみ信号
端子に接続して再びグランド端子に接続させる。
このようにして1つの色信号に対する1フレーム
期間の信号が積分される。然る後、その色信号の
露光が、出力206がホールドされた状態で行な
われる。これらを各色信号の露光に先立つて行え
ばよい。尚、演算増幅器202の出力206は、
可変利得増幅器134の利得制御入力258及び
露光制御回路252の制御入力254に接続され
ている。
本実施例では、デイジタル・アナログ変換器1
22の出力132の電流、したがつてCRT10
0の電子銃の輝度変調入力200に流れる電流す
なわちビーム電流は、それに対応する電圧が積分
回路208によつて積分される。この積分の時定
数は、CRT100に表示される画像の1フレー
ムの周期に相当させるのが有利である。これによ
つて、CRT100の表示画面102にそのとき
表示されている画像についての平均のビーム電流
に対応した出力電圧が積分回路208の出力20
6に出力され、これは可変利得増幅器134の制
御入力258および露光制御回路252の制御入
力254に印加される。
可変利得増幅器134は、制御入力258の電
圧が高いほどその利得を低下させ、制御入力25
8の電圧が低いほどその利得を上昇させる制御特
性を有する。これによつて、3分解色の映像信号
のそれぞれについて、CRT100の平均のビー
ム電流の大小に応じて可変利得増幅器134の利
得が減つたり増えたりし、CRT100の平均ビ
ーム電流が定常化される。したがつて、3分解色
ごとの画像が実質的に同じサイズで表示画面10
2に映出される。
また露光制御回路252は、制御入力254の
電圧が高いほど光学シヤツタ250の開放時間す
なわち露光時間を長くし、制御入力254の電圧
が低いほどその露光時間を短くする制御特性を有
する。
第3図を参照すると、記録部62の他の構成例
が示され、他の図と同様に、同図において第1図
および第2図と同様の構成要素は同一の参照符号
で示されている。この構成例では、積分回路20
8とそれから可変利得増幅器134の制御入力2
58および露光制御回路252の制御入力254
に至る回路が設けられていない点が、第1図の構
成例と相違する。他の部分は、第1図の構成例と
同一でよいので、その説明の重複は避ける。
全体制御部34は、露光制御回路252の制御
入力254が、全体制御部34を構成するCPU
300に接続された1つの入出力(I/O)ポー
ト302に接続されている。また可変利得増幅器
134の利得制御入力258が、CPU300に
接続された他の入出力ポート306に接続されて
いる。
全体制御部34のCPU300は、接続線44
で示すように記憶部32に接続され、それに蓄積
されている映像信号データに様々な映像信号処理
を行なう処理装置である。CPU300はまた、
そのための主記憶装置(MM)304および操作
表示部54にも接続されている。主記憶装置30
4には、様々なデータや制御プログラムが記憶さ
れているROMと一時記憶としてのRAMが含ま
れる。
全体制御部34は、記憶部32に蓄積されてい
る映像信号データを補正することによつて、3分
解色映像信号の輝度差による色ずれを除去した、
また、記録媒体12への露光時間を制御する。
この映像信号の補正処理は、第4図に例示する
ようなフローにて全体制御部34で行なわれる。
全体制御部34はまず、記憶部32に格納されて
いるフレームの映像信号データを読み出し、1フ
レーム全体の輝度の平均値を求める(410)。この
平均値は、3分解色映像信号のそれぞれについて
算出する。CPU300は、主記憶装置304に
記憶されている基準値を読み出し、これを3分解
色映像信号のそれぞれについての平均値で除し、
3分解色映像信号のそれぞれについての補正係数
xを求める(412)。この補正係数xを変数とする
所定の補正関数に従つて可変利得増幅器134の
制御入力258、および記録媒体12への露光、
すなわちこの例では露光制御回路252の制御入
力254を制御する(414)。
ここで使用する基準値は、CRT100の表示
画面102に標準の輝度で表示された画像が適切
に画像記録媒体12に記録される値に設定され、
主記憶装置304のROMに保持されている。
この構成例では、第1図に示した構成例と同様
に、3分解色映像信号の平均輝度が高いほど可変
利得増幅器134の利得を低下させ、平均輝度が
低いほどその利得を上昇させる制御特性を有す
る。前述の補正関数はこの制御特性に応じたもの
であり、本実施例では主記憶装置304のROM
にルツクアツプテーブルとして保持されている。
これによつて、常にCRT100の平均電子ビー
ム電流が定常化される。この基準値と補正関数を
使用して3分解色の映像信号データを補正するこ
とにより、3分解色ごとの画像が実質的に同じサ
イズで表示画面102に映出され、3分解色映像
信号の輝度差による色ずれが除去される。
また、3分解色映像信号のそれぞれについて、
その平均輝度が高いほど光学シヤツタ250の開
放時間すなわち露光時間を長くし、平均輝度が低
いほどその露光時間を短くする。これによつて、
3分解色映像信号のそれぞれについて記録媒体1
2への露光量が定常化される。
第5図を参照すると、記録部62のさらに他の
構成例が示されている。この例では、レンズ系1
04の後方に光学シヤツタとそれに関連する入出
力ポートが設けられていない。その代り、記録媒
体12への露光時間は、全体制御部34が、記憶
部32から映像信号データを読み出してCRT1
00へ出力している期間を制御することによつて
制御される。
CPU300で行なわれる信号処理は、第4図
に例示するフローと同じでよい。ただ、ステツプ
414にて行なわれる露光の制御では、記憶部32
から映像信号データを読み出してCRT100へ
出力している期間、すなわちCRT100の発光
期間が制御される。
本実施例では、磁気デイスク10から各フイー
ルド期間にわたつて繰返し同じ画像の映像信号が
読み込まれる。読取部14で読み込まれた映像信
号は、同部14にて復調され、同期信号SYNCが
輝度信号Yおよび色差信号R−Y、B−Yから分
離される。同期信号SYNCは入力同期部36に入
力される。
一方、輝度信号Yおよび色差信号R−Y、B−
Yは、映像信号処理部24に入力され、3分解色
信号が形成されるとともに、色強調処理およびシ
ヤープネス処理が行なわれる。このような処理が
行なわれた結果の信号R、GおよびBは、記憶部
32に蓄積される。
全体制御部34は、記憶部32や補正部46な
どの本装置の各部を制御して、磁気デイスク10
から映像信号を読み取り、記録媒体12に再生カ
ラー画像として順次記録してゆく。より詳細に
は、磁気デイスク10の1トラツクに記録された
映像信号は、読取部14にて読み取られて復調さ
れ、最終的には3分解色信号の形で記憶部32に
格納される。その際、書込み位置のアドレスは、
入力同期部36からの歩進クロツクで歩進する。
記憶部32の1つの記憶ユニツトに1フレーム
分の映像信号が格納されると、それは、所定の順
序にて補正部32に読み出され、モニタ装置60
に出力するときはTV信号レートで、また記録部
62に出力するときは非インタレースにて、それ
ぞれ3分解色フレーム映像信号として出力され
る。
補正部46は、そのとき設定されている条件に
従つてこの映像信号に色補正および階調補正を施
し、アナログ信号に変換して出力56から出力
し、これはモニタ装置60に可視表示される。
操作者は、モニタ装置60の表示画面を見なが
ら操作表示部54を操作し、再生画像の濃度、階
調、色バランス、白バランスなどの様々な画像処
理の制御パラメータを調整する画像処理コマンド
を必要に応じて入力する。これらのコマンドは、
制御部34で解読され、制御線44から補正部4
6に与えられる。これに応じてその調整パラメー
タが制御される。こうして適切に画像処理された
映像信号データが出力56に出力される。
記録媒体12への記録の指示は操作表示部54
から入力される。記録部62に映像を出力する場
合、制御部34は記憶部32の読出しアドレスを
順次走査すなわち非飛越し走査に従つて歩進する
ように設定る。そのための歩進クロツクは出力同
期部38から供給される。読出しは、そのとき書
込み中でない方のメモリユニツトから行なわれ
る。この読出しを各走査線について順次繰り返
し、映像信号を2つのフイールドを1フレームと
して非飛越し走査で読み出してゆく。
この映像信号はやはり補正部46に与えられ、
補正部46は、この映像信号に色補正および階調
補正を施し、N/P反転およびそれに関連する階
調補正、走査線補間を行ない、たとえば1050本の
走査線数でフレーム期間1/15秒の非インタレース
の映像信号を形成する。
走査線が増加された非飛越し走査による映像信
号がその出力58から記録部62に入力される。
その際、全体制御部34は、記録部62に1つの
分解色の映像信号、たとえばRの映像信号が選択
されるようにしておく。これによつて、補正部4
6から出力された映像信号のうちRの映像信号が
記録部62に供給され、そのCRT100の画面
102に可視化される。
これまでに全体制御部34は、記録媒体12を
給送し、未記録感光面を露光位置にセツトしてお
く。また、3分解色フイルタ106のうちの1つ
を撮像系の光軸に選択的に挿入する。このフイル
タは当然、補正部46から記録部62へ出力され
る分解色映像信号と一致したものが選択される。
こうして、記録部材12の感光面には1つの分解
色の画像が潜像として記録される。
次に全体制御部34は、記録媒体12の給送を
行なわないので同様の動作を繰り返い、記録部6
2へ3分解色の他の色の信号が入力されるように
する。こうして順次、他の2色の映像信号を記録
用CRT100に出力させる。これによつてそれ
らの画像が記録部材12の同じコマに撮影、記録
される。これを後に現像すると、1つのフレー画
像のカラーハードコピーに記録が完成する。この
ような順次走査によつて、走査線のペアリングの
可能性のない良好なラスタ消去がなされた記録画
像が得られる。
本装置は、上述のCRTによる画像記録方式の
他に、たとえばFOTを用いた画像記録方式にも
有効に適用できる。
効 果 このように本発明によれば、3分解色信号の平
均輝度の高低に応じてCRTの出力増幅器として
の可変利得増幅器の減増させ、CRTの平均ビー
ム電流を定常化している。これによつて、通常の
構成の高電圧回路を使用しても、高電圧負荷の変
動に起因する記録画像の色ずれが最小化される。
また、平均輝度の高低に応じて画像記録媒体への
霧光時間を短長させ、これによつて、画像記録媒
体への露光量が定常化される。したがつて、良好
な画質のハードコピー画像が形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図に示す本発明の実施例におけ
る記録系の構成例を示す機能ブロツク図、第2図
は本発明によるカラー画像のハードコピー形成装
置の実施例を示す概略ブロツク図、第3図および
第5図は、記録系の他の構成例を示す第1図と同
様の機能ブロツク図、第4図は、第3図および第
5図に示す構成例について全体制御部の本発明に
関連する動作の例を示すフロー図である。 主要部分の符号の説明、10……磁気デイス
ク、12……記録媒体、34……全体制御部、6
2……記録部、100……CRT、134……可
変利得増幅器、208……積分回路、250……
光学シヤツタ、252……露光制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陰極線管と、 分解色に応じた映像信号を受けて該陰極線管に
    ビーム電流を供給し、該陰極線管の表示画面に該
    映像信号が表わす画像を映出する出力手段と、 該表示画面に映出された各分解色に応じた画像
    を記録媒体に重ねて記録することによつてカラー
    画像の記録を行なう記録手段とを有するカラー画
    像のハードコピー形成装置において、該装置は、 各分解色における前記映像信号の少なくとも1
    画面を形成する期間の平均レベルに応じて前記出
    力手段を各分解色毎に制御する制御手段を有し、 前記記録手段は、前記表示画面に映出された画
    像を前記記録媒体に露光する露光手段を含み、 前記制御手段は、前記映像信号の前記平均レベ
    ルの高低に応じて前記ビーム電流を減増させ、該
    制御手段はさらに、前記平均レベルの高低に応じ
    て前記露光手段における前記記録媒体への露光時
    間を増減させることを特徴とするカラー画像のハ
    ードコピー形成装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、 前記出力手段は前記映像信号を増幅する可変利
    得増幅器手段を含み、 前記制御手段は、前記映像信号の前記平均レベ
    ルの高低に応じて前記可変利得増幅器手段の利得
    を減増させることを特徴とするハードコピー形成
    装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、 前記制御手段は、前記映像信号のレベルを積分
    して前記平均レベルとする積分回路手段を含むこ
    とを特徴とするハードコピー形成装置。 4 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記映像信号は磁気デイスクに記録されたも
    のであることを特徴とするハードコピー形成装
    置。
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