JPH0632454B2 - カラ−画像のハ−ドコピ−形成装置 - Google Patents

カラ−画像のハ−ドコピ−形成装置

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JPH0632454B2
JPH0632454B2 JP60231329A JP23132985A JPH0632454B2 JP H0632454 B2 JPH0632454 B2 JP H0632454B2 JP 60231329 A JP60231329 A JP 60231329A JP 23132985 A JP23132985 A JP 23132985A JP H0632454 B2 JPH0632454 B2 JP H0632454B2
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安土 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は画像記録装置、とくに、映像信号の表わす画像
のハードコピーを作成するカラー画像のハードコピー形
成装置に関するものである。
背景技術 電子スチルカメラやテレビジョンカメラにて被写画像を
撮影し、これを画像用の磁気ディスクいわゆるビデオフ
ロッピーや、ビデオテープなどの映像信号記録媒体に記
録する電子スチルカメラシステムがある。また、このよ
うに映像信号記録媒体に記録された映像をハードコピー
として再生する、すなわち可視画像として印画紙などの
他の画像記録媒体に記録する装置に対する要求がある。
このような記録装置は、記録すべき画像をたとえば陰極
線管(CRT)などの画像表示装置に映出し、その表示画像
を撮像光学系にて画像記録媒体上に結像させてこれを露
光することによって、記録を行なう方式が考えられる。
映像信号記録媒体に記録された映像信号を読み出して画
像記録用のCRTに画像を出力し、画像記録媒体にカラー
画像を記録する際、3分解色ごとにフレーム画像が形成
され、それらが画像記録媒体上の同じコマに加色法にて
重ね記録される。したがって、これら3つの画像にずれ
がなく、色ずれを生じないことが良好な画像の記録のた
めに重要である。
周知のように、CRTの陰極と陽極の間には数十キロボル
トの高電圧が印加されている。通常の高電圧回路では、
CRTに明るい画像を映出したときは電子銃のビーム電流
回路に多くの電流が流れ、これに起因して電子ビーム加
速用の高電圧回路の出力電圧が過渡的に低下する。した
がって、暗い画像を映出したときに比較して、CRT内部
における電子ビームの偏向の程度が一時的に大きくな
り、表示画面に映出される画像のサイズが大きくなる。
したがって、3分解色の各画像のサイズにずれが生じ、
画像記録媒体に記録された画像に色ずれを生じてしま
う。
このような高電圧負荷の変動による色ずれの現象を防止
するには、高圧電源回路を高級化し、その電圧安定化の
時定数を大きくすればよい。これはしかし、高電圧回路
の構成を複雑にし、装置全体の価格を上昇させてしま
う。また、上述のようなカラー画像のハードコピー形成
装置には、良好な画質の画像の記録のために高輝度のCR
Tが有利に使用されるが、そのような高輝度CRTでは、高
圧電源の工夫のみによって上述のようなサイズ変動によ
る色ずれを防止することは、困難である。
目的 したがって本発明は、良好な画質のカラー画像を得るこ
とができるカラー画像のハードコピー形成装置を提供す
ることを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、分解色に応じた映像信号を受けて陰極
線管の表示画面に分解色に応じた画像を映出し、この映
出された各分解色に応じた画像を記録媒体に重ねて記録
することによってカラー画像の記録を行なうカラー画像
のハードコピー形成装置において、陰極線管のビーム電
流の平均または分解色に応じた映像信号の平均輝度に応
じて、陰極線管に印加する電子ビーム偏向電流または電
子ビーム加速電圧を制御し、電子ビーム電流の大小また
は平均輝度の高低に応じてそれぞれ電子ビーム偏向電流
を減増させ、または電子ビーム加速電圧を高低させる。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるカラー画像のハー
ドコピー形成装置の実施例を詳細に説明する。
第2図を参照すると、本発明の特定の実施例では、電子
スチルカメラなどで撮影された画像が映像用磁気ディス
ク、いわゆるビデオフロッピー10にフィールド映像信号
あるいはフレーム映像信号の形で記録され、磁気ディス
ク10からこれを読み取って、たとえばカラー印画紙など
の画像記録媒体12にハードコピーとして再生される。
磁気ディスク10には、本実施例では1トラックに1フィ
ールドあて映像信号が記録されている。この映像信号
は、色差線順次信号であり、輝度信号および色差信号
が、たとえばFM変調されてトラックに記録されたもので
よい。これらの信号は、1フィールドで1フレームを構
成するいわゆるフィールド映像信号でもよく、また2フ
ィールドで1フレームを構成するいわゆるフレーム映像
信号でもよい。フレーム映像信号の場合は、映像信号に
重畳されるデータ信号によってその旨が表示される。こ
のデータ信号は、差分位相シフトキーイング(DPSK)形式
で映像信号に多重記録されたものが有利に適用される。
磁気ディスク10に記録される映像信号には、現在一般に
利用できるビデオフロッピーの信号規格、すなわち電子
カメラ用磁気ディスクフォーマットの信号規格が有利に
適用される。
本装置は、映像信号入力装置として磁気ディスク読取部
14を有する。これは、この磁気ディスク10から映像信号
を読み取って復調し、輝度信号Y、ならびに色差信号R-
YおよびB-Yと、同期(SYNC)信号とを分離する装置であ
る。前者の信号は、ディジタル信号に変換されてそれぞ
れ信号線16、18および20に出力され、また後者の信号
は、信号線22に出力される。色差信号は線順次の形をと
ってよい。磁気ディスク読取部14の代りに、またはこれ
に加えて、磁気テープ読取装置や通信回線からの受信装
置などの他の映像信号入力装置を設けてもよい。
輝度信号Y、ならびに色差信号R-YおよびB-Yは、映像信
号処理部24に入力される。映像信号処理部24は、所定の
演算処理によって輝度信号Yおよび色差信号R-Y,B-Yか
ら3分解色信号を形成し、さらに色強調処理およびシャ
ープネス処理などの必要な映像信号処理を施し、信号線
26、28および30にそれぞれ3分解色信号R、GおよびB
を出力する回路である。これらの3分解色信号は記録部
32へ出力される。
記録部32は、全体制御部34によってその書込みおよび読
出しクロックが切り換えられ、それぞれ1フレーム分の
映像信号データが蓄積されるRAMからなる2つの記憶ユ
ニットを有するフレームメモリである。この2つの記憶
ユニットは、制御部34の制御によっていずれか一方に選
択的に映像信号データが書き込まれる。
記憶部32の記憶位置のアドレスは入力同期部36および出
力同期部38によってそれぞれ制御線40および42を通して
制御される。また書込みか読出しかの制御を含むメモリ
制御信号は、全体制御部34から信号線44を通して供給さ
れる。記憶部32のアドレス歩進クロックは、書込みの場
合入力同期部36から、また読出しの場合出力同期部38か
ら制御部34の制御により供給される。
読取部14から分離された同期信号SYNCは、入力同期部36
に入力される。同期部36は、同期信号SYNCから画素クロ
ックPCLK、水平同期信号HSYNCおよび垂直同期信号VSYNC
などの同期信号を作成して出力40にこれを出力する位相
同期ループを有し、磁気ディスク10から映像信号を読み
出すための読取り系の同期制御を行なう回路である。出
力40の同期信号は、映像信号処理部24および記憶部32に
供給される。
記憶部32の読出し出力側からは、全体制御部34の制御に
より2つの記憶ユニットから選択的に映像信号データ
R、GおよびBが補正部46の入力80、82および84にそれ
ぞれ入力される。全体制御部34は、制御線50を通して読
取部14および入力同期部36を、制御線52を通して補正部
46および出力同期部38をそれぞれ制御する。
補正部46は、再生画像の色バランス、白バランスの調
整、画像記録媒体12としての印画紙の陰画感光特性と
その階調に合わせるための階調、濃度の調整、ネガ・ポ
ジ(N/P)反転などの様々な画像処理、および走査線補間
を行なう回路である。この画像処理は、操作表示部54か
ら入力された画像処理コマンドが全体制御部34で解読さ
れ、これに応じた画像処理条件を含む制御信号が制御入
力52に与えられ、これに従って映像信号データR、Gお
よびBに対して行なわれる。この画像処理条件は、操作
表示部54の操作により画像のコマごとに設定可能であ
る。
補正部46は2つの映像信号出力56および58を有し、出力
56は映像モニタ装置60に接続され、また出力58は記録部
62に接続されている。補正部46は、画像処理の済んだ映
像信号データをアナログ信号に変換して出力56または58
に選択的に出力する。この選択的出力は、全体制御部34
から制御される。映像信号の画像を映像モニタ装置60に
再生するときは、通常の飛越し走査方式にて記憶部32か
ら映像信号が読み出され、階調補正などの必要な補正が
行なわれて出力56に出力される。また記録部62に再生す
るときは、非飛越し走査方式にて記憶部32から映像信号
が読み出され、階調補正やN/P反転、走査線補間などの
必要な処理が行なわれて出力58に出力される。
映像モニタ装置60は通常のカラーCRT映像表示装置が有
利に使用される。制御部34の制御によって記憶部32から
読み出された3分解色映像信号データは、補正部46で処
理されてモニタ装置60に2フィールド1フレームの飛越
し走査にて供給される。信号の速度は、通常のテレビジ
ョン信号レート、たとえば525本の走査線数で1/60秒イ
ンタレースが有利に適用される。このような通常のカラ
ーTV信号方式と両立するモニタ装置が、装置の構成上お
よび経済性の点から有利に適用される。また、利用者が
通常入手し得るモニタ装置で表示される再生画像の状態
と同じ状態で画像が表示される点でも有利である。
記録部62に用いられるCRT100(第1図)は高輝度の白黒
CRTが有利に使用される。補正部46で処理された3分解
色信号は、記録用CRT100には非インタレースで供給され
る。この映像信号は、本実施例では1050本の走査線数で
フレーム期間1/15秒の非インタレース方式である。しか
し、補正部46で走査線補間を行なわず、525本の走査線
数でフレーム期間1/30秒の非インタレースで出力するよ
うにしてもよい。
各分解色信号の出力期間は、たとえば1分解色画面1秒
程度でよい。この出力期間は、記録用CRT100の表示画面
102に使用される蛍光体の発光特性、記録媒体12の感光
特性などに依存する。全体制御部34は、たとえばR色画
面の映像信号を記憶部32から読み出して記録用CRT100に
1秒程度表示させ、同様にして次にG色画面を1秒程度
表示させ、最後にB色画面を1秒間程度表示させるよう
に画像の記録制御を行なう。
記録用CRT100の表示画面に表示される映像は、フリッカ
などの視覚上の困難性は問題とならない。むしろ、走査
線のペアリングを起す可能性のない非インタレース方式
がラスタ消去の観点から望ましい。非インタレース方式
は、画像の偽色防止のための垂直補間処理などの画像処
理をたやすく行なえる点でも有利である。
補正部46、モニタ装置60および記録部62にはそれぞれ、
出力同期部38の同期信号出力64、66および68が接続され
ている。出力同期部38は、自走の基準発振器(図示せ
ず)を有し、本装置の主として記録系を制御するための
同期信号SYNCや画素クロックPCLKを含む様々な同期信号
を発生する。出力同期部38は、制御線52を介して全体制
御部34の制御下にある。
第1図に示すように、記録部62は撮影レンズ系104を有
し、CRT100の表示画面102が撮影レンズ系104によって撮
像されて記録媒体12の感光面に露光される。撮影レンズ
系104の後方には、3分解色の3枚の色フィルタ106が択
一的に撮影光軸上に配置されるように構成されている。
これら3枚のフィルタ106の選択と、記録媒体12の給送
は、全体制御部34の制御の下に行なわれる。
全体制御部34は、本装置全体の動作を制御、統括する制
御装置であり、たとえばマイクロプロセッサなどの処理
装置が有利に適用される。本装置に対して操作者が指示
を入力するキーボードなどの入力装置、および本装置の
内部状態や指示を操作者に表示したりするための表示装
置を有する操作表示部54が制御部34に接続されている。
第1図を参照すると、第2図に示す補正部46の出力58か
ら記録部62に至る映像信号データの径路のうちとくに本
発明に関連する部分を概念的に描いた図である。補正部
46は、全体制御部34の制御により、記憶部32から読み出
した3分解色の映像信号データR、G、Bを受け、それ
らのうちのいずれかを択一的に出力58に出力する。
出力58はディジタル・アナログ変換器(DAC)122に接続さ
れ、ディジタル・アナログ変換器122は、出力58の映像
信号データを対応するアナログ信号に変換する回路であ
る。その出力132は記録部62の出力増幅器134に接続さ
れ、後者の出力136はCRT100の輝度変調入力200に接続さ
れている。
出力増幅器134の出力136はまた、演算増幅器202の反転
入力(-)にも接続されている。演算増幅器202は、その反
転入力がコンデンサ204を通してその出力206にも接続さ
れ、また、非反転入力(+)が接地されている。これらに
よって、出力増幅器134の出力電流を積分する、すなわ
ち結果的にはその平均値を得る積分回路208が形成され
ている。電流の積分はSW2のON時間だけ行なわれ、又、
積分値のリセットはSW1により行なわれる。SW1,SW2は全
体制御部34により制御される。
演算増幅器202の出力206は、CRT100の電子ビームを加速
するための高電圧を発生する高圧回路210の制御入力212
に接続されている。この高電圧は、高圧出力214からCRT
100に印加される。なお、CRT100のビーム偏向コイル216
には偏向回路218のビーム偏向電圧出力220が接続されて
いる。偏向回路218は、出力同期部38の出力68から水平
および垂直同期信号を受けて水平および垂直掃引電圧を
出力220に発生し、これによってCRT100の電子ビームを
水平および垂直に掃引させる回路である。
本実施例では、出力増幅器134の出力136からCRT100の電
子銃の輝度変調入力200に流れる電流は、それに対応す
る電圧が積分回路208によって積分される。この積分の
時定数は、CRT100に表示される画像の1フレームの周期
に相当させるのが有利である。これによって、CRT100の
表示画面102にそのとき表示されている画像についての
平均のビーム電流に対応した出力電圧が積分回路208の
出力206に出力され、高圧回路210の制御入力212に印加
される。
高圧回路210は、制御入力212の電圧が高いほどその出力
214の高圧電圧を上昇させ、制御入力212の電圧が低いほ
どその出力214の高圧電圧を低下させる制御特性を有す
る。これによって、CRT100の平均のビーム電流の大小に
応じて高圧出力214の電圧が高低し、CRT100の電子ビー
ムの偏向の程度が定常化される。したがって、3分解色
ごとの画像が実質的に同じサイズで表示画面102に映出
される。
第3図を参照すると、記録部62の他の構成例が示され、
他の図と同様に、同図において第1図および第2図と同
様の構成要素は同一の参照符号で示されている。この例
では、積分回路208の出力206が偏向回路218の制御入力2
30に接続され、第1図の例のように高圧回路210の制御
入力212に接続されていない点が第1図の構成例と相違
する。他の部分は、第1図の構成例と同一でよいので、
その説明の重複は避ける。
偏向回路218は、制御入力230の電圧が高いほどその出力
220の偏向電流を減少させ、制御入力230の電圧が低いほ
どその出力220の偏向電流を増大させる制御特性を有す
る。これによって、CRT100の平均のビーム電流の大小に
応じて偏向電流出力220が減ったり増えたりし、常にCRT
100の電子ビームの偏向の程度が安定化される。したが
って、3分解色ごとの画像が実質的に同じサイズで表示
画面102に映出される。
第4図を参照すると、記録部62のさらに他の構成例が示
されている。この例では、積分回路208とそれから高圧
回路210の制御入力212に至る回路が設けられていない。
この構成例では、全体制御部34が記憶部62に蓄積されて
いる映像信号データを補正することによって、3分解色
映像信号の輝度差による色ずれを除去している。
この映像信号の補正処理は、第5図に例示するようなフ
ローにて全体制御部34で行なわれる。制御部34はまず、
記憶部32に格納されているフレームの映像信号データを
読み出し、1フレーム全体の輝度の平均値を求める(40
0)。この平均値は、3分解色映像信号のそれぞれについ
て算出される。次に所定の基準値を3分解色映像信号の
それぞれについてのこの平均値で除し、3分解色映像信
号のそれぞれについての補正係数xを求める(402)。こ
の補正係数xを全映像信号データに乗じて映像信号デー
タを補正する。こうして補正された映像信号データは、
再び記憶部32に書き込まれ(404),以後、この補正した
映像信号データが記憶部62における記録用に使用され
る。
ここで使用する基準値は、全体制御部34に保持されてい
る。この基準値を使用して3分解色の映像信号データを
補正することにより、1画面内における3分解色映像信
号の平均輝度が実質的に等しくなり、ビーム電流の平均
値が一定になる。これにより、3分解色ごとの画像が実
質的に同じサイズで表示画面102に映出され、3分解色
映像信号の輝度差による色ずれが除去される。この補正
により、3色間の色バランスが崩れるが、それぞれの露
光時間を1/X倍とすることにより補正すればよい。なお
偏向回路218および高圧回路210は、比較的短い時定数の
変動に対応できればよく、比較的長い時定数の変動には
追従しない構成のもので十分である。
第6図を参照すると、記録部62のさらに他の構成例が示
されている。この例では、積分回路208が設けられてい
ない。その代り、高圧回路210の制御入力212が、全体制
御部34を構成するCPU300に接続された1つの入出力(I/
O)ポート302に接続されている。
全体制御部34のCPU300は、接続線44で示すように記憶部
32に接続され、それに蓄積されている映像信号データに
様々な映像信号処理を行なう処理装置である。CPU300は
また、そのための主記憶装置(MM)304および操作表示部5
4にも接続されている。主記憶装置304には、様々なデー
タや制御プログラムが記憶されているROMと一時記憶と
してのRAMが含まれる。
映像信号処理の1つとしてCPU300は、第7図に例示する
ような、3分解色信号の補正を行なう。まず、記憶部32
に格納されているフレームの映像信号データを読み出
し、1フレーム全体の輝度の平均値を求める(410)。こ
の平均値は、3分解色映像信号のそれぞれについて算出
する。CPU300は、主記憶装置304に記憶されている基準
値を読み出し、これを3分解色映像信号のそれぞれにつ
いての平均値で除し、3分解色映像信号のそれぞれにつ
いての補正係数xを求める(412)。この補正係数xを変
数とする所定の補正関数に従って高圧回路210の制御入
力212を制御する。
ここで使用する基準値は、主記憶装置304のROMに保持さ
れている。
この構成例では、第1図に示した構成例と同様に、3分
解色映像信号の平均輝度が高いほど高圧回路210の出力2
14の高圧電圧を上昇させ、平均輝度が低いほどその出力
214の高圧電圧を低下させる制御特性を有する。前述の
補正関数はこの制御特性に応じたものであり、本実施例
では主記憶装置304のROMに保持されている。これによっ
て、常にCRT100の電子ビームの偏向の程度が定常化され
る。
なお第6図の点線230で示すように、高圧回路210の制御
入力212を制御しないで、偏向回路218の制御入力230を
制御するように構成してもよい。この場合は、第3図に
示した実施例と同様に、3分解色映像信号の平均輝度が
高いほど偏向回路218の出力220の偏向電流を減少させ、
平均輝度が低いほどその出力220の偏向電流を増加させ
る補正関数を使用する。
第8図を参照すると、記録部62のさらに他の構成例が示
されている。この例では、記録部62は、光検出器140を
有する。光検出器140の入射光軸は、集光レンズ142を通
して表示画面102に向けられ、画面102全体からの発光光
かこれに検出されるように配置されている。光検出器14
0の出力141は増幅器144を通してアナログ・ディジタル
変換器(ADC)146に接続されている。
アナログ・ディジタル変換器146は、光検出器140の出力
信号を対応するディジタル値に変換して信号線148に出
力する回路である。信号線148は、全体制御部34への制
御線86の一部を構成し、全体制御部34のCPU300に接続さ
れいてる別のI/Oポート310に収容されている。
第8図に示す実施例では、全体制御部34のCPU300は、3
分解色のそれぞれの映像信号によってCRT100の表示画面
102に映出された画像の平均輝度を光検出器140によって
測光し、これに応じて高圧回路210の制御入力212または
偏向回路218の制御入力230を制御する。この制御は、第
1図または第3図の実施例と同様に、CRT100の表示画面
に表示された画像の平均輝度の高低に応じて高圧出力21
4の電圧が高低させ、または偏向電流出力220を減らした
り増やしたりし、これによってCRT100の電子ビームの偏
向の程度が定常化される。
本実施例では、磁気ディスク10から各フィールド期間に
わたって繰返し同じ画像の映像信号が読み込まれる。読
取部14で読み込まれた映像信号は、同部14にて復調さ
れ、同期信号SYNCが輝度信号Yおよび色差信号R-Y,B-Y
から分離される。同期信号SYNCは入力同期部36に入力さ
れる。
一方、輝度信号Yおよび色差信号R-Y,B-Yは、映像信号
処理部24に入力され、3分解色信号が形成されるととも
に、色強調処理およびシャープネス処理が行なわれる。
このような処理が行なわれた結果の信号R、GおよびB
は、記憶部32に蓄積される。
全体制御部34は、記憶部32や補正部46などの本装置の各
部を制御して、磁気ディスク10から映像信号を読み取
り、記憶媒体12に再生カラー画像として順次記録してゆ
く。より詳細には、磁気ディスク10の1トラックに記録
された映像信号は、読取部14にて読み取られて復調さ
れ、最終的には3分解色信号の形で記憶部32に格納され
る。その際、書込み位置のアドレスは、入力同期部36か
らの歩進クロックで歩進する。
記憶部32の1つの記憶ユニットに1フレーム分の映像信
号が格納されると、それは、所定の順序にて補正部46に
読み出され、モニタ装置60に出力するときはTV信号レー
トで、また記録部62に出力するときは非インタレースに
て、それぞれ3分解色フレーム映像信号として出力され
る。
補正部46は、そのとき設定されている条件に従ってこの
映像信号に色補正および階調補正を施し、アナログ信号
に変換して出力56から出力し、これはモニタ装置60に可
視表示される。
操作者は、モニタ装置60の表示画面を見ながら操作表示
部54を操作し、再生画像の濃度、階調、色バランス、白
バランスなどの様々な画像処理の制御パラメータを調整
する画像処理コマンドを必要に応じて入力する。これら
のコマンドは、制御部34で解読され、制御線52から補正
部46に与えられる。これに応じてその調整パラメータが
制御される。こうして適切に画像処理された映像信号デ
ータが出力56に出力される。
記録媒体12への記録の指示は操作表示部54から入力され
る。記録部62に映像を出力する場合、制御部34は記憶部
32の読出しアドレスを順次走査すなわち非飛越し走査に
従って歩進するように設定る。そのための歩進クロック
は出力同期部38から供給される。読出しは、そのとき書
込み中でない方のメモリユニットから行なわれる。この
読出しを各走査線について順次繰り返し、映像信号を2
つのフィールドを1フレームとして非飛越し走査で読み
出してゆく。
この映像信号はやはり補正部46に与えられ、補正部46
は、この映像信号に色補正および階調補正を施し、N/P
反転およびそれに関連する階調補正、走査線補間を行な
い、たとえば1050本の走査線数でフレーム期間1/15秒の
非インタレースの映像信号を形成する。
走査線が増加された非飛越し走査による映像信号がその
出力58から記録部62に入力される。その際、全体制御部
34は、記録部62に1つの分解色の映像信号、たとえばR
の映像信号が選択されるようにしておく。これによっ
て、補正部46から出力された映像信号のうちRの映像信
号が記録部62に供給され、そのCRT100の画面102に可視
化される。
これまでに全体制御部34は、記録媒体12を給送し、未記
録感光面を露光位置にセットしておく。また、3分解色
フィルタ106のうちの1つを撮影系の光軸に選択的に挿
入する。このフィルタは当然、補正部46から記録部62へ
出力される分解色映像信号と一致したものが選択され
る。こうして、記録部材12の感光面には1つの分解色の
画像が潜像として記録される。
次に全体制御部34は、記録媒体12の給送を行なわないで
同様の動作を繰り返し、記録部62へ3分解色の他の色の
信号が入力されるようにする。こうして順次、他の2色
の映像信号を記録用CRT100に出力させる。これによって
それらの画像が記録部材12の同じコマに撮影、記録され
る。これを後に現像すると、1つのフレーム画像のカラ
ーハードコピーの記録が完成する。このような順次走査
によって、走査線のペアリングの可能性のない良好なラ
スタ消去がなされた記録画像が得られる。
本装置は、上述のCRTによる画像記録方式の他に、たと
えばレーザ記録方式、液晶記録方式、熱記録方式、イン
クジェット方式、電子写真方式などの様々な画像記録方
式にも有効に適用できる。
効果 このように本発明によれば、3分解色信号の平均輝度に
応じてCRTの電子ビームの偏向の程度が実質的に一定に
なるようCRTの高電圧または偏向電流を制御している。
これによって、通常の構成の高電圧回路を使用しても、
高電圧負荷の変動に起因する記録画像の色ずれが最小化
される。したがって、良好な画質のハードコピー画像が
形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図に示す本発明の実施例における記録系
の構成例を示す機能ブロック図、 第2図は本発明によるカラー画像のハードコピー形成装
置の実施例を示す概略ブロック図、 第3図、第4図、第6図および第8図は、記録系の他の
構成例を示す第1図と同様の機能ブロック図、 第5図および第7図は、それぞれ第4図および第6図に
示す構成例について全体制御部の本発明に関連する動作
の例を示すフロー図である。 主要部分の符号の説明 10……磁気ディスク 12……記録媒体 34……全体制御部 62……記録部 100……CRT 208……積分回路 210……高圧回路 218……偏向回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管と、 R、GおよびB色信号をそれぞれ受けて該陰極線管にビ
    ーム電流を供給する出力手段と、 該陰極線管の表示画面に映出されたR、GおよびB色信
    号に応じた画像を記録媒体に重ねて記録ことによってカ
    ラー画像の記録を行なう記録手段とを有するカラー画像
    のハードコピー形成装置において、該装置は、 前記R、GおよびB色信号各々のほぼ1フレーム期間の
    ビーム電流の平均に応じて該陰極線管に印加する電子ビ
    ーム加速電圧を制御する制御手段を有し、 該制御手段は、該ビーム電流の大小に応じて前記加速電
    圧を高低させることを特徴とするカラー画像のハードコ
    ピー形成装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、前記R、GおよびB色信号は磁気ディスクに記録さ
    れたものであることを特徴とするハードコピー形成装
    置。
  3. 【請求項3】陰極線管と、 R、GおよびB色信号をそれぞれ受けて該陰極線管にビ
    ーム電流を供給する出力手段と、 該陰極線管の表示画面に映出されたR、GおよびB色信
    号に応じた画像を記録媒体に重ねて記録ことによってカ
    ラー画像の記録を行なう記録手段とを有するカラー画像
    のハードコピー形成装置において、該装置は、 前記R、GおよびB色信号各々のほぼ1フレーム期間の
    ビーム電流の平均に応じて該陰極線管に印加する電子ビ
    ーム加速電圧を制御する制御手段を有し、 該制御手段は、該ビーム電流の大小に応じて前記偏向電
    流を減増させることを特徴とするカラー画像のハードコ
    ピー形成装置。
  4. 【請求項4】R、GおよびB色信号をそれぞれ受けて表
    示画面に該R、GおよびB色信号に応じた画像を映出す
    る陰極線管と、 該陰極線管に偏向電流および加速電圧を供給する駆動手
    段と、 該陰極線管の表示画面に映出されたR、GおよびB色信
    号に応じた画像を記録媒体に重ねて記録ことによってカ
    ラー画像の記録を行なう記録手段とを有するカラー画像
    のハードコピー形成装置において、該装置は、 前記R、GおよびB色信号のそれぞれについてほぼ1フ
    レーム期間の輝度の平均値を求め、該平均値の所定の基
    準値に対する割合に応じて前記駆動手段における偏向電
    流および加速電圧のうち少なくとも一方を制御する制御
    手段を有することを特徴とするカラー画像のハードコピ
    ー形成装置。
  5. 【請求項5】R、GおよびB色信号をそれぞれ受けて表
    示画面に該R、GおよびB色信号に応じた画像を映出す
    る陰極線管と、 該陰極線管に偏向電流および加速電圧を供給する駆動手
    段と、 該陰極線管の表示画面に映出されたR、GおよびB色信
    号に応じた画像を記録媒体に重ねて記録ことによってカ
    ラー画像の記録を行なう記録手段とを有するカラー画像
    のハードコピー形成装置において、該装置は、 前記R、GおよびB色信号各々の少なくとも1フレーム
    期間の表示画面の平均の輝度を測定し、該平均の輝度に
    応じて前記駆動手段における偏向電流および加速電圧の
    うち少なくとも一方を制御する制御手段を有することを
    特徴とするカラー画像のハードコピー形成装置。
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