JPH0558314B2 - - Google Patents

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JPH0558314B2
JPH0558314B2 JP61205174A JP20517486A JPH0558314B2 JP H0558314 B2 JPH0558314 B2 JP H0558314B2 JP 61205174 A JP61205174 A JP 61205174A JP 20517486 A JP20517486 A JP 20517486A JP H0558314 B2 JPH0558314 B2 JP H0558314B2
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Setsuji Tatsumi
Kazuo Shioda
Hitoshi Urabe
Osamu Shimazaki
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は画像処理方法及び装置に関し、特に、
静止画像を表わす映像信号から画像記録媒体に可
視画像を記録する場合に階調補正を有効に行う画
像処理方法及び装置に関する。
背景技術 例えばビデオフロツピーデイスクやビデオテー
プ等の映像信号記録媒体から読み出された映像信
号を受けて、印画紙等の画像記録媒体に可視画像
を再生する静止画像記録装置が提案されている。
このような装置においては、例えば、入力映像
信号から得られるRCB各色信号を、記録用の高
輝度白黒CRTに順次入力し、記録用CRTの表示
画面の前方にレンズおよび3色分解フイルタを配
設し、画面に表示された画像がカラー印画紙に結
像されるように構成される。この場合に、カラー
印画紙においてCMYの色素を発色させ、カラー
画像を形成するが、入力映像信号から得られる
RGB信号と、CMYの色素を発色させるために高
輝度白黒CRTに入力する信号は、レベルを反転
させる必要があり、また、入力映像信号の表わす
画像が撮影された照明条件等による実物との色調
の差を補償する必要がある。
このようなレベル反転および補償のための階調
補正は、RGB信号それぞれについて、入力ビデ
オ信号に対する出力レベルのデータを格納するル
ツクアツプテーブルを使用して画像処理装置によ
り行われる。
このルツクアツプテーブルのデータは、従来、
次のように設定されていた。
入力映像信号から得られるRGBのビデオ信号
について、それぞれレベルの最も高い点に近い点
RH、GH、BHをハイライト点とし、この点にお
ける入力ビデオ信号レベルRH、GH、BHを同一
の濃度DHに変換して出力する。濃度DHは最も
レベルの低い濃度に近い薄い濃度を表す。
同様に、RGBのビデオ信号のレベルの最も低
い点に近い点RS、GS、BSをシヤドー点とし、
この点における入力ビデオ信号レベルRS、GS、
BSを同一の濃度DSに変換して出力する。濃度
DSは最もレベルの高い濃度に近い濃い濃度を表
す。
このようにして、入力ビデオ信号レベルに対す
る出力濃度のグラフにおいて、RGB各信号につ
いて、ハイライト点およびシヤドー点を定め、こ
の2点を通るカーブを設定し、このカーブ上のデ
ータをルツクアツプテーブルデータとして階調補
正を行つていた。
従来、前記のハイライト点はたとえば、累積ヒ
ストグラムの99%の点、シヤドー点は累積ヒスト
グラムの1%の点に、それぞれ設定されていた。
したがつて、例えばハイライト点に近いレベル
の入力映像信号の部分の面積が大きい場合にも小
さい場合にも、同じように出力濃度Dのハイライ
ト点付近の階調が設定されていた。しかし、ハイ
ライト点に近い領域の階調は画像全体の画質への
寄与が大きいためハイライト点に近いレベルの面
積が大きい場合には、この大面積の部分は記録画
像の観察者の注意を引くから、この大面積の部分
の階調を重視して入力映像信号のレベル差を出力
濃度において大きく表すのが好ましい。一方、ハ
イライト点に近いレベルの面積が小さい場合に
は、この小面積の部分は観察者の注意を引かない
から、この小面積の部分の階調を重視せず、入力
映像信号のレベル差を出力濃度において小さく
し、画像全体の階調を硬調にするのが望ましい。
このようにハイライト点付近の面積によつて、
出力濃度の階調を変化させるためには、ハイライ
ト点付近の面積を考慮してハイライト点を設定す
る必要がある。シヤドー点も同様に面積を考慮し
て設定する必要がある。
しかし、従来はハイライト点およびシヤドー点
を、前記のように累積ヒストグラムの99%の点、
1%の点に、それぞれ固定的に設定していたか
ら、前記の面積を考慮した適切な階調補正を行う
ことができなかつた。
また、累積ヒストグラムの99%の点、1%の点
のみにより設定していたから、累積ヒストグラム
作成のためのサンプル点数を少なくした場合に
は、ノイズ及び輪郭強調の影響を受けることが多
く、適切な階調補正を行うことができなかつた。
一方、ヒストグラムの頻度分布全体を参照し
て、ヒストグラムを正規分布化するような手法で
は、中間濃度領域まで参照しているためシーン依
存性が強く、画像が不自然なものになり、正確な
カラーバランスが得られない場合が多かつた。
目 的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、
入力映像信号の表す画像の面積に応じてハイライ
ト点およびシヤドー点を設定し、適切な階調補正
を行うことのできる画像処理方法及び装置を提供
することを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、入力映像信号をルツクアツプ
テーブルデータに基づいて画像処理して出力する
画像処理方法は、入力映像信号を受けて入力映像
信号の累積ヒストグラムを作成し、作成された累
積ヒストグラムからハイライト点及びシヤドー点
を設定し、設定されたハイライト点及びシヤドー
点に基づいて入力映像信号に応じたルツクアツプ
テーブルデータを作成し、ルツクアツプテーブル
データに基づいて画像処理を行う工程を有し、ハ
イライト点及びシヤドー点の設定は、ハイライト
点及びシヤドー点の少なくとも一方の設定を、累
積ヒストグラム上の少なくとも2点を基にして行
うものである。
さらに、本発明によれば、画像処理装置は、入
力映像信号をルツクアツプテーブルデータに基づ
いて画像処理して出力する画像処理手段と、入力
映像信号を受けて入力映像信号の累積ヒストグラ
ムを作成し、作成された累積ヒストグラムからハ
イライト点及びシヤドー点を設定するハイライト
点及びシヤドー点設定手段と、設定されたハイラ
イト点及びシヤドー点に基づいて入力映像信号に
応じたルツクアツプテーブルデータを作成し、画
像処理手段に出力するルツクアツプテーブル作成
手段とを有し、ハイライト点及びシヤドー点設定
手段は、ハイライト点及びシヤドー点の少なくと
も一方の設定を、累積ヒストグラム上の少なくと
も2点を基にして行うものである。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明による画像処理
方法及び装置の実施例を詳細に説明する。
第1図には本発明による画像処理装置を用いた
画像記録装置が示されている。
例えばビデオフロツピー再生装置等の映像信号
源から映像信号が3原色信号R、G、Bの形でア
ナログデジタル(A/D)変換回路10R,10
G,10Bの入力11R,11G,11Bに供給
される。A/D変換回路10R,10G,10B
は、同期信号SYNC13に応動して入力の映像信号
11R,11G,11Bを対応のデジタルデータ
に変換して出力15R,15G,15Bをフレー
ムメモリ12R,12G,12Bに出力する。
フレームメモリ12R,12G,12Bは1フ
レーム分の画像を構成する各画素の信号データを
記憶する。フレームメモリ12R,12G,12
Bからの出力信号17R、17G、17Bはそれ
ぞれ階調補正部14R,14G,14Bに入力さ
れる。
階調補正部14R,14G,14Bは階調補正
のためのルツクアツプテーブルLUTR、LUTG、
LUTBがそれぞれ設定され、階調補正を行うパ
ラメータ補正部である。ルツクアツプテーブル
LUTR、LUTG、LUTBは後述するようにルツ
クアツプテーブル変換部34R,34G,34B
において作成され、階調補正部14R,14G,
14Bに入力されている。ルツクアツプテーブル
LUTR、LUTG、LUTBはそれぞれ入力映像信
号17R,17G,17Bを、カラー印画紙30
においてCMYの色素を発色させるために高輝度
白黒CRT24に入力する信号に変換するための
データにより構成されている。また、ルツクアツ
プテーブルLUTR、LUTG、LUTBによる信号
レベルの変換により、入力映像信号の表わす画像
が形成された照明条件による差を補償する。
ここで、階調補正のためのルツクアツプテーブ
ルLUTR、LUTG、LUTBについて説明する。
ルツクアツプテーブルLUTR、LUTG、
LUTBの一例を第2図に示す、同図において横
軸は入力映像信号vのレベルを示し、縦軸は出力
される濃度信号Dのレベルを示す。このような
RGBそれぞれのルツクアツプテーブルLUTR、
LUTG、LUTBにより、RGBそれぞれの入力映
像信号vが濃度Dを表す出力信号に変換される。
同図において、入力映像信号RGBのレベルの
それぞれ最も高い点に近い点RH、GH、BHがハ
イライト点、最も低い点に近い点RS、GS、BS
がシヤドー点である。入力映像信号RGBのハイ
ライト点RH、GH、BHに対応する出力信号の濃
度Dは一定の値DHとされ、同様に入力映像信号
RGBのシヤドー点RS、GS、BSに対応する出力
信号の濃度Dも一定の値DSとされる。ルツクア
ツプテーブルLUTR、LUTG、LUTBのデータ
を表す同図のようなカーブを設定する場合には、
ハイライト点RH、GH、BHおよびシヤドー点
RS、GS、BSが重視され、これらのハイライト
点およびシヤドー点を後述する累積ヒストグラム
から求め、これらの点を通過するカーブが設定さ
れる。
第1図に戻つて、階調補正部14R,14G,
14Bにより階調補正された出力19はそれぞ
れ、色補正部16R,16G,16B、階調補正
部18R,18G,18Bおよびデジタルアナロ
グ(D/A)変換回路20R,20G,20Bを
通して、スイツチ22で択一的に選択され、記録
用の高輝度白黒CRT24に入力される。記録用
CRT24の表示画面の前方にはレンズ26およ
び3色分解フイルタ28が配設され、画面に表示
された画像がカラー印画紙30に結像されるよう
に配設されている。
色補正部16R,16G,16Bは、色補正マ
トリツクスMTXAが設定され、これによつて入
力映像信号の信号源と感光材料の色相特性の相違
を補償するパラメータ補正部である。例えば入力
信号源がTVカメラである場合、色補正マトリツ
クスMTXAには、そのTVカメラと印画紙30
の色相特性を補償するマトリツクス計数が使用さ
れる。これによつて出力21には色相が目標濃度
に補正された映像信号データが出力される。
階調補正部18R,18G,18Bは、階調補
正ルツクアツプテーブルLUT−2R、LUT−2G、
LUT−2Bが設定され、これによつて記録用CRT
24と印画紙30の階調特性を補償するパラメー
タ補正部である。階調補正部18R,18G,1
8Bの出力23は、D/A変換回路20R,20
G,20Bに入力され、対応するアナログ信号に
変換される。このアナログ信号は、スイツチ22
を通して記録用CRT24に供給される。スイツ
チ22はD/A変換回路20R,20G,20B
からの出力の3分解色信号RGB25を択一的に
選択して記録用CRT24に供給する選択回路で
ある。
フレームメモリ12R,12G,12Bからの
出力信号17R、17G、17Bはまた、それぞ
れ累積ヒストグラム作成部32R,32G,32
Bに入力される。累積ヒストグラム作成部32
R,32G,32Bは、1フレームの画像を表す
各画素の信号データをそのレベルの順に配列し、
各入力映像信号レベル以下の累積が全体に占める
割合を算出し、出力27R,27G,27Bをハ
イライト、シヤドー点算出部34R,34G,3
4Bにそれぞれ出力する。なお、累積ヒストグラ
ム作成部32R,32G,32Bに入力される信
号17R,17G,17Bは、1フレームの画像
を表す全画素のデータでなく、サンプルされたデ
ータでもよい。
ハイライト、シヤドー点算出部34R,34
G,34Bは、累積ヒストグラム作成部32R,
32G,32Bからの出力27R,27G,27
Bを用いて、後述のようにしてハイライト点およ
びシヤドー点を算出し、その出力29R,29
G,29BをLUT変換部36R,36G,36
Bにそれぞれ出力する。
LUT変換部36R,36G,36Bにはまた、
標準ルツクアツプテーブル記憶部38からの出力
31が入力される。標準ルツクアツプテーブル記
憶部38は、階調補正のための標準となるルツク
アツプテーブルL0が記憶されている。
LUT変換部36R,36G,36Bは、標準
ルツクアツプテーブル記憶部38から読み出され
る標準となるルツクアツプテーブルL0の出力3
1を基にしてこれを、ハイライト、シヤドー点算
出部34R,34G,34Bから出力されるハイ
ライト点およびシヤドー点の出力29R,29
G,29Bを考慮して変換し、この画像について
のルツクアツプテーブルデータを作成する。
LUT変換部36R,36G,36Bの出力33
R,33G,33Bは、階調補正部14R,14
G,14Bにそれぞれ出力され、階調補正部14
R,14G,14BはLUT変換部36R,36
G,36Bから送られたルツクアツプテーブルデ
ータにより、入力映像信号17R,17G,17
Bの階調補正を行う。
次に累積ヒストグラム作成部32R,32G,
32Bにおける累積ヒストグラムの作成およびハ
イライト、シヤドー点算出部34R,34G,3
4Bにおけるハイライト点、シヤドー点の算出に
ついて説明する。
累積ヒストグラム作成部32R,32G,32
Bでは、RGBそれぞれの入力映像信号について、
第3図に示すような累積ヒストグラムを作成す
る。これは、例えば1フレームの画像を表す各画
素の映像信号の頻度分布を示している。同図にお
いて、横軸は入力映像信号のレベルであり、縦軸
はヒストグラムのカーブ上の点において、その入
力映像信号レベル以下の映像信号レベルを有する
画素の累計数が1フレームの画像に含まれる全画
素数のうちに占める割合(%)を示す。
なお、累積ヒストグラムの作成に用いられる画
素は、前述のように、1フレームの画像を表す全
画素でなく、サンプルされたものでもよい。
同図において、頻度が99%の点の入力映像信号
のレベルをC1、頻度が95%の点の入力映像信号
のレベルをC2、頻度が90%の点の入力映像信号
のレベルをC3とする。
ハイライト、シヤドー点算出部においては、累
積ヒストグラム作成部32R,32G,32Bか
ら出力されるこれらのC2、C2、C3の値を入力
し、次の式によつてハイライト点CHを算出す
る。
CH=tC2+(1−t)C1 …(1) ここで、 t=(C2−C3)/(C1−C3) …(2) である。
すなわち(2)式によりC1点とC3点のレベル差に
対するC2点とC3点のレベル差tを求め、これを
(1)式に代入してハイライト点CHを算出する。ハ
イライト点CHは、(1)式からわかるように、頻度
が99%の点C1と頻度が95%の点C2の中間に設定
される。
第4図には、3種類の累積ヒストグラムが示さ
れている。同図において、ヒストグラムAはC3
点とC2点の間において傾きが大きく、C2点とC1
点の間において傾きが小さい。ヒストグラムAに
おいては、C1点とC3点のレベル差に対するC2点
とC3点のレベル差tが小さいから、式(1)により
算出されるハイライト点CHAは同図に示すよう
にC1点に近い所に設定される。
ヒストグラムCはヒストグラムAとは逆に、
C1点とC3点のレベル差に対するC2点とC3点のレ
ベル差tが大きいから、式(1)により算出されるハ
イライト点CHCは同図に示すようにC2点に近い
所に設定される。
またヒストグラムBはヒストグラムAとヒスト
グラムCの中間であり、tの値が中間であるか
ら、式(1)により算出されるハイライト点CHBは
同図に示すようにC1点とC2点のほぼ中間に設定
される。
なお、式(1)は式(2)を代入することにより、 CH=C2(C2−C3)/(C1−C3) +C1(C1−C2)/(C1−C3) となる。
第2図のルツクアツプテーブルのカーブからわ
かるように、ハイライト点付近およびハイライト
点よりも大きい入力映像信号レベルにおいては、
入力映像信号の差に対応する出力濃度の差が小さ
い。すなわち、出力濃度のコントラストが小さ
い。したがつて、出力濃度のコントラストを大き
くするためにはハイライト点を入力映像信号のレ
ベルの高い点に設定する必要がある。
第4図において、ヒストグラムBの場合は、ハ
イライト点CHBはC1点とC2点の中間に設定され
る。一般的な画像では、ヒストグラムは、ヒスト
グラムBのような形をしている場合が多く、ハイ
ライト部の面積が大きい場合には、C2点、C3点
両者ともC1点に近づくため、ハイライト点CHB
もC1点に近づき、ハイライト部のコントラスト
が重視される。一方、ハイライト部の面積が小さ
い場合にはC2点、C3点両者ともC1点から遠ざか
るため、ハイライト点もC1点から遠ざかり、ハ
イライト部のコントラストは重視されず、画像全
体が硬調となり、好ましい階調が得られる。
ヒストグラムAの場合には、頻度90%と頻度95
%の入力映像信号のレベル差が小さいから、入力
映像信号がこのレベルの部分は面積が大きい。そ
してヒストグラムAの場合には前記のように、ハ
イライト点CHAはC1点に近い所に設定される。
したがつて、頻度90%と頻度95%の間のハイライ
ト部に近い大面積の部分の出力濃度のコントラス
トを大きくすることができる。
ヒストグラムCの場合には、頻度90%と頻度95
%の入力映像信号のレベル差が大きいから、入力
映像信号がこのレベルの部分は面積が小さい。ヒ
ストグラムCの場合には前記のようにハイライト
点CHCはC2点に近い所に設定されるから、頻度
90%と頻度95%の間の部分の出力濃度のコントラ
ストが小さくなるが、この部分の面積が小さいた
め、観察者の注意を引く程度が弱く、コントラス
トが小さいことは問題とならない。
またヒストグラムCの場合には、頻度95%と頻
度99%の入力映像信号のレベル差が小さいから、
このレベルの部分の面積が大きく、ハイライト点
CHCがC2点に近い所に設定されているため、こ
の大面積の部分のコントラストも小さくなるが、
この部分の入力映像信号はほとんどレベル差がな
いため、ハイライト点CHCがC1点からC2点のど
の位置に設定されるかは問題とはならない。
なお、第4図のヒストグラムAおよびCにおい
ては、C3点とC2点の間、C2点とC1点の間におけ
るヒストグラムのカーブの傾きが異なつている
が、通常はヒストグラムBのように両者の傾きが
ほぼ等しいので、式(2)からt=1/2である。し
たがつて、前記のハイライト点を求める式(1)は CH=1/2(C2+C1) …(3) となる。
したがつて、ヒストグラムのカーブの傾きが第
4図のヒストグラムAおよびCのようにC2点で
急激に変化しない場合には、式(3)によりハイライ
ト点CHを算出してもよい。
以上はハイライト点を例にして説明したが、シ
ヤドー点についても同様に、頻度が1%、5%、
10%の入力映像信号のレベルを基にして算出すれ
ばよい。シヤドー点の場合には、第2図のルツク
アツプテーブルによると、シヤドー点付近におい
ては入力映像信号のレベル差が出力濃度において
大きく現れるが、この出力濃度の大きいレベル差
はその後の工程により小さくなるから、シヤドー
点付近が大面積の場合に階調を大きく出力する補
正はやはり必要である。
このように設定されたハイライト点およびシヤ
ドー点に対応する出力濃度Dを前記のように所定
の値DH、DSとし、これらを用いて、前記のよ
うに例えばハイライト点(RH、DH)およびシ
ヤドー点(RS、DS)の2点を通過するルツクア
ツプテーブルLUTRのカーブを設定する。
次にLUT変換部34R,34G,34Bにお
いて行われるルツクアツプテーブルデータの作成
について説明する。
LUT変換部34R,34G,34Bに標準ル
ツクアツプテーブル記憶部36から入力される標
準のルツクアツプテーブルデータL0は、第5図
に示すような標準カーブである。このカーブは、
たとえば D=−2.2log v により表される。ここでvは入力映像信号のレベ
ル、Dは出力濃度、係数2.2はビデオ系のガンマ
の逆数である。
LUT変換部34R,34G,34Bにおいて、
この標準カーブL0を前記のようにして求めたハ
イライト点およびシヤドー点を通るように関数変
換し、ルツクアツプテーブルLUTR、LUTG、
LUTBをそれぞれ設定する。
LUT変換部34R,34G,34Bで設定さ
れたこれらのルツクアツプテーブルLUTR、
LUTG、LUTBを示す出力31R,31G,3
1Bは、階調補正部14R,14G,14Bにそ
れぞれ送られる。
階調補正部14R,14G,14Bではルツク
アツプテーブルLUTR、LUTG、LUTBにより
入力映像信号17R,17G,17Bをそれぞれ
階調補正し、出力する。階調補正部14R,14
G,14Bから出力された信号19R,19G,
19Bは、色補正部16R,16G,16B、階
調補正部18R,18G,18Bおよびデジタル
アナログ(D/A)変換回路20R,20G,2
0Bを通して、スイツチ22で択一的に選択さ
れ、記録用の高輝度白黒CRT24に入力され、
印画紙30にカラー画像を形成する。
本実施例によれば、例えばハイライト点は前記
の式(1)により累積ヒストグラムの99%と95%の間
に設定される。この設定において、累積ヒストグ
ラムの99%、95%、90%の入力映像信号レベルを
参照して、ハイライト領域、すなわち累積ヒスト
グラムの99%〜95%の間のレベルの入力映像信号
の部分の面積の大きさ及び前記のtの値によりハ
イライトに近い領域、すなわち累積ヒストグラム
の95%〜90%の間のレベルの入力映像信号の部分
の面積の大きさを判断している。
そして、一般的な画像においては、ハイライト
び及びハイライトに近い領域の面積、すなわち99
%〜90%の間の面積が大きい場合には99%に近い
入力映像信号レベルの点にハイライト点が設定さ
れ、ハイライト域の階調を重視することができ
る。逆に、この部分の面積が小さければ、99%か
らはなれた入力映像信号レベルの点にハイライト
点が設定され、ハイライト域を小さな階調とし、
画像全体を硬調とすることができる。
さらに、ハイライトに近い領域の面積すなわち
95%〜90%の間の面積が大きい場合には、前記t
の値が小さくなるため、ハイライト点CHは式(1)
により累積ヒストグラムの99%の点に近い所に設
定される。したがつて、ハイライトに近い領域、
すなわち累積ヒストグラムの95%と90%の間のレ
ベルの入力映像信号の部分の面積が大きく、この
部分に階調を大きくつけたい場合にはハイライト
点を高くして大きな階調をつけることができる。
逆に累積ヒストグラムの95%と90%の間のレベ
ルの入力映像信号の部分の面積が小さい場合に
は、tの値が大きくなるため、ハイライト点CH
は式(1)により累積ヒストグラムの95%の点に近い
所に設定される。したがつて、ハイライト点付近
のレベルの入力映像信号の部分の面積が小さく、
この部分に階調をつけず、硬調としたい場合には
ハイライト点を低くして階調をつけないようにす
ることができる。
したがつて、例えばハイライト点付近のレベル
の入力映像信号の部分を、その面積に応じて好ま
しい階調とすることができる。
従来は例えば累積ヒストグラムの99%の点を固
定的にハイライト点としていたから、ハイライト
点付近のレベルの面積の大きさにかかわらず、こ
の部分の階調が一定にされていた。したがつて、
面積が大きく、階調を大きくつけたい場合にもそ
れほど大きな階調がつかず、また、面積が小さ
く、階調を大きくせずに硬調としたい場合にも比
較的大きな階調となつていた。
本実施例によれば、前記のようにハイライト点
付近のレベルの面積の大きさによつてハイライト
点を設定する位置を変更するから、画像に応じて
好ましい階調を設定することができる。
また、従来は、例えば累積ヒストグラムの99%
の点のみによりハイライト点を設定していたか
ら、サンプル点が少なくなるとこの点のレベルの
入力映像信号が雑音または強調された輪郭だつた
場合には誤つたハイライト点を設定する恐れがあ
つた。
本実施例によれば、ハイライト点の設定におい
て99%,95%,90%の3点を考慮しているから、
雑音の影響を受けることが少なく、画像に応じて
適切なハイライト点を設定し、好ましい階調を得
ることができる。
なお、上記実施例は画像記録装置に用いられた
方法及び装置について説明したが、本発明の画像
処理方法及び装置は画像記録媒体に可視画像を記
録するものに限らず、CRTに表示される各種の
画像の処理に用いることができる。
効 果 本発明によれば、ハイライト点および/または
シヤドー点付近のレベルの入力映像信号の部分の
面積の大きさを考慮してハイライト点および/ま
たはシヤドー点を設定するから、画質に大きな影
響を与える大面積の部分は階調を大きく表現し、
小面積の部分は階調を小さく表現することがで
き、画像に応じた好ましい階調が得られる。
また、ハイライト点および/またはシヤドー点
の算出において、それぞれ累積ヒストグラム上の
少なくとも2点の入力映像信号の値を基にして行
つているから、ハイライト点および/またはシヤ
ドー点の設定において雑音の影響を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による画像処理装置を用いた
画像記録装置のブロツク図、第2図は、第1図の
階調補正部に格納されるルツクアツプテーブル
LUTR、LUTG、LUTBの一例を示す図、第3
図は、第1図の入力映像信号の累積ヒストグラム
の一例を示す図、第4図は、同累積ヒストグラム
のハイライト付近の異なるものの比較を示す図、
第5図は、第1図の標準ルツクアツプテーブル記
憶部に記憶される標準のルツクアツプテーブルを
示す図である。 主要部分の符号の説明、12R,12G,12
B……フレームメモリ、14R,14G,14B
……階調補正部、24……記録用CRT、30…
…印画紙、32R,32G,32B……累積ヒス
トグラム作成部、34R,34G,34B……ハ
イライトシヤドー点算出部、36R,36G,3
6B……ルツクアツプテーブル変換部、38……
標準ルツクアツプテーブル記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力映像信号をルツクアツプテーブルデータ
    に基づいて画像処理して出力する画像処理方法に
    おいて、 前記入力映像信号を受けて該入力映像信号の累
    積ヒストグラムを作成し、該作成された累積ヒス
    トグラムからハイライト点及びシヤドー点を設定
    し、 該設定されたハイライト点及びシヤドー点に基
    づいて前記入力映像信号に応じたルツクアツプテ
    ーブルデータを作成し、 該ルツクアツプテーブルデータに基づいて画像
    処理を行う工程を有し、 前記ハイライト点及びシヤドー点の設定は、前
    記ハイライト点及びシヤドー点の少なくとも一方
    の設定を、前記累積ヒストグラム上の少なくとも
    2点を基にして行うことを特徴とする画像処理方
    法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    前記画像処理方法は、画像記録媒体に可視画像を
    再生する画像記録方法において用いられるもので
    あることを特徴とする画像処理方法。 3 特許請求の範囲第2項記載の方法において、
    前記ルツクアツプテーブルデータに基づいて画像
    処理を行う工程は、前記ルツクアツプテーブルデ
    ータにより、前記入力映像信号を、前記画像記録
    媒体に照射する光の強度を表す信号に変換すると
    ともに、前記入力映像信号の撮影条件による階調
    補正を行い、濃度信号を得ることを特徴とする画
    像処理方法。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の方法において、前記ハイライト点及び
    シヤドー点の設定は、前記ハイライト点CHを、
    前記累積ヒストグラムの頻度99%の点、95%の点
    および90%の点のそれぞれの入力映像信号レベル
    C1,C2およびC3から式 CH=C2(C2−C3)/(C1−C3) +C1(C1−C2)/(C1−C3) により算出することを特徴とする画像処理方法。 5 特許請求の範囲第4項記載の方法において、
    前記(C2−C3)/(C1−C3)および(C1−
    C2)/(C1−C3)の値が1/2であり、前記ハイ
    ライト点CHを、式CH=1/2(C2+C1)により
    算出することを特徴とする画像処理方法。 6 入力映像信号をルツクアツプテーブルデータ
    に基づいて画像処理して出力する画像処理手段
    と、 前記入力映像信号を受けて該入力映像信号の累
    積ヒストグラムを作成し、該作成された累積ヒス
    トグラムからハイライト点及びシヤドー点を設定
    するハイライト点及びシヤドー点設定手段と、 該設定されたハイライト点及びシヤドー点に基
    づいて前記入力映像信号に応じたルツクアツプテ
    ーブルデータを作成し、前記画像処理手段に出力
    するルツクアツプテーブル作成手段とを有し、 前記ハイライト点及びシヤドー点設定手段は、
    前記ハイライト点及びシヤドー点の少なくとも一
    方の設定を、前記累積ヒストグラム上の少なくと
    も2点を基にして行うことを特徴とする画像処理
    装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の装置において、
    前記画像処理手段は、画像記録媒体に可視画像を
    再生する画像記録装置において用いられるもので
    あることを特徴とする画像処理装置。 8 特許請求の範囲第7項記載の装置において、
    前記画像処理手段は、前記ルツクアツプテーブル
    データが格納される階調補正手段を有し、該階調
    補正手段により、前記入力映像信号を、前記画像
    記録媒体に照射する光の強度を表す信号に変換す
    るとともに、前記入力映像信号の撮影条件による
    階調補正を行い、濃度信号を得ることを特徴とす
    る画像処理装置。 9 特許請求の範囲第6項ないし第8項のいずれ
    かに記載の装置において、前記ハイライト点及び
    シヤドー点設定手段は、前記ハイライト点CH
    を、前記累積ヒストグラムの頻度99%の点、95%
    の点および90%の点のそれぞれの入力映像信号レ
    ベルC1,C2およびC3から式 CH=C2(C2−C3)/(C1−C3) +C1(C1−C2)/(C1−C3) により算出することを特徴とする画像処理装置。 10 特許請求の範囲第9項記載の装置におい
    て、前記(C2−C3)/(C1−C3)および(C1−
    C2)/(C1−C3)の値が1/2であり、前記ハイ
    ライト点CHを、式CH=1/2(C2+C1)により
    算出することを特徴とする画像処理装置。
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