JPH056707U - プレスフイトピン構造 - Google Patents

プレスフイトピン構造

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Publication number
JPH056707U
JPH056707U JP5181991U JP5181991U JPH056707U JP H056707 U JPH056707 U JP H056707U JP 5181991 U JP5181991 U JP 5181991U JP 5181991 U JP5181991 U JP 5181991U JP H056707 U JPH056707 U JP H056707U
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JP
Japan
Prior art keywords
press fit
pin
hole
wiring board
printed wiring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5181991U
Other languages
English (en)
Inventor
信行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5181991U priority Critical patent/JPH056707U/ja
Publication of JPH056707U publication Critical patent/JPH056707U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線板に形成されたスルーホールに
プレスフィトピンを挿入するに際し、挿入力を低減させ
ると共にスルーホールの損傷を防止し、更にプレスフィ
トピンの再利用をはかる。 【構成】 プレスフィトピンを二方向形形状記憶合金に
よって形成する。プレスフィトピンの記憶形状を、所定
温度以上の高温域ではピン幅がプリント配線板のスルー
ホールの径よりも狭く、かつ所定温度以下の抵温域では
ピン幅がスルーホールの径よりも広い形状とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプレスフィトピン構造に関し、特に二方向形形状記憶合金を用いて形 成したプレスフィトピン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプレスフィトピンは図3に示すようにバネ性を持った挿入力部51を有 している。この挿入部51は導電性を有する通常の金属材料を用いて形成されて おり、先端部51aおよび基部51bがそれぞれ接続されると共に胴部51cが 互いに中央部分で離隔した弓形の形状に成形されることでバネ性を付与されてい る。
【0003】 このようなプレスフィトピンでは、図4(A)に示すように胴部51cの幅( ピン幅)はプリント配線板52に形成されたスルーホール53の径よりも僅かに 広い寸法をもって形成されている。従って、図4(B)に示すように、プレスフ ィトピンの挿入部51をスルーホール53に挿入したとき、胴部51cの有する バネ性によってこの胴部51cがスルーホール53の側面に圧接することで、プ レスフィトピンとプリント配線板とが電気的に接続するとともにプレスフィトピ ンがプリント配線板に固定されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のプレスフィトピン構造では、予め挿入部に付与されているバネ性に よってプレスフィトピンとプリント配線板との電気的な接続を行うと共にプレス フィトピンをプリント配線板に固定している。
【0005】 このため、プレスフィトピンの挿入部をプリント配線板のスルーホールに挿入 する際には挿入部の弾性力に打ち勝つ大きさの挿入力が必要となる。特に多ピン コネクタでは挿入力が非常に大きいものとなり対応が困難となる虞がある。また スルーホールに挿入部を挿入する際にこのスルーホールに損傷を与える虞がある 。更に、プリント配線板に固定されたプレスフィトピンを取り外すことも困難で あり、プレスフィトピンを再利用し或いはプリント配線板等の改造工事が不可能 である等の問題があった。
【0006】 本考案の目的は、配線板に対する挿入,固定が容易であり、かつ配線板からの 取り外しも容易でしかも取り外したものを再使用することが可能なプレスフィト ピン構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のプレスフィトピン構造は、プリント配線板のスルーホールに挿入され て無はんだ状態で電気的接続を行うプレスフィトピンにおいて、前記プレスフィ トピンを所定温度以上に加熱されたとき及び所定温度以下に冷却されたときにそ れぞれ予め記憶した形状を回復する特性を有する二方向形形状記憶合金を用いて 形成している。
【0008】
【実施例】
次に本考案について図面を参照して説明する。
【0009】 図1は本考案の実施例に係るプレスフィトピンの形状の回復状態とスルーホー ルへの組立状態を示す説明図、図2は二方向形形状記憶合金の温度とピン幅との 関係を示す相関図である。
【0010】 図1(A)〜(D)において、プレスフィトピン1の先端には、プリント配線 板3に形成されたスルーホール4に挿入されてプレスフィトピン1とプリント配 線板3を電気的に接続すると共にプレスフィトピン1をプリント配線板3に固定 する挿入部2が形成されている。この挿入部2は従来のプレスフィトピンにおけ る挿入部と同様に先端部2aと基部2bがそれぞれ接続されており、且つ胴部2 cは長手方向に複数に分割されて形成されている。またプレスフィトピン1は二 方向形形状記憶合金によって形成されている。
【0011】 プレスフィトピン1は、通常使用温度を想定した低温変態温度以下の低温域に おいて、図1(A)に示すように挿入部2の胴部2cの幅寸法がプリント配線板 3に形成されたスルーホール4の径よりも広くなるように拡幅させた形状を記憶 している。またプレスフィトピン1は、組立温度を想定した高温変態温度以上の 高温域において、図1(B)に示すように挿入部2の胴部2cの幅寸法がプリン ト配線板3に形成されたスルーホール4の径よりも狭くなるように縮幅させた形 状を記憶している。
【0012】 従って、図2に示すように、プレスフィトピン1を加熱して高温変態温度以上 の組立温度域まで温度を上昇させると、このプレスフィトピン1は予め記憶して いる図1(B)の形状を回復する。このとき、挿入部2のピン幅は図1(C)に 示すようにスルーホール4の径よりも狭いため、挿入部2のスルーホール4に対 する挿入作業を容易に行うことが可能である。しかも、挿入部2をスルーホール 4に挿入するに際し殆ど挿入力を必要としていないことから、プリント配線板3 の組立作業を容易に行うことが可能である。
【0013】 プリント配線板3にスルーホール4にプレスフィトピン1の挿入部2を挿入し た後、プレスフィトピン1を冷却して低温変態温度以下の通常使用温度域まで降 下させると、このプレスフィトピン1は図1(A)の形状を回復する。このとき 、挿入部2のピン幅はスルーホール4の径よりも広いため、図1(D)に示すよ うに記憶した形状を回復する過程で胴部2cが拡幅してスルーホール4の側面と 当接すると共に、矢印方向の圧接力を作用させる。そしてこの圧接力の作用によ り、プレスフィトピン1とプリント配線板3とが電気的に接続されると共に機械 的に固定される。
【0014】 更に、プレスフィトピン1をプリント配線板3から取り外す場合には、プレス フィトピン1を組立温度域まで昇温させることで、図1(A)に示す記憶形状を 回復させることによって、容易に取り外すことが可能である。また取り外したプ レスフィトピン1は再使用することが可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、二方向形形状記憶合金を用いてプレスフィトピ ンを形成すると共に、プレスフィトピンの記憶形状を、所定温度以上の高温域で はピン幅がプリント配線板のスルーホールの径よりも狭い形状で、かつ所定温度 以下の低温域ではピン幅がプリント配線板のスルーホールの径よりも広い形状と したので、温度の加え方によってピン幅を調整することができる。
【0016】 このため、プレスフィトピンをプリント配線板のスルーホールに挿入するとき の挿入力を極めて小さくすることが可能となり、多ピンのコネクタであっても容 易に組み立てることができ、且つスルーホールに損傷を与えることがない。
【0017】 また組立後にプレスフィトピンの温度を上昇させることでこのプレスフィトピ ンをプリント配線板から容易に抜き取ることが可能となり、プレスフィトピンの 再利用或いは改造工事ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るプレスフィトピンの形
状の回復状態とスルーホールへの組立状態を示す説明図
である。
【図2】二方向形形状記憶合金の温度とピン幅との関係
を示す相関図である。
【図3】従来のプレスフィトピンの側面図である。
【図4】従来のプレスフィトピンのスルーホールへの組
立状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プレスフィトピン 2 挿入部 2c 胴部 3 プリント配線板 4 スルーホール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板のスルーホールに挿入され
    て無はんだ状態で電気的接続を行うプレスフィトピンに
    おいて、 前記プレスフィトピンを所定温度以上に加熱されたとき
    及び所定温度以下に冷却されたときにそれぞれ予め記憶
    した形状を回復する特性を有する二方向形形状記憶合金
    を用いて形成したことを特徴とするプレスフィトピン構
    造。
  2. 【請求項2】前記プレスフィトピンの記憶形状が、所定
    温度以上の高温域ではピン幅がプリント配線板のスルー
    ホールの径よりも狭くなる形状であり、かつ所定温度以
    下の抵温域ではピン幅がプリント配線板のスルーホール
    の径よりも広くなる形状であることを特徴とする請求項
    1記載のプレスフィトピン構造。
JP5181991U 1991-07-05 1991-07-05 プレスフイトピン構造 Pending JPH056707U (ja)

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JPH056707U true JPH056707U (ja) 1993-01-29

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JP (1) JPH056707U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743553A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光コネクタ
KR101014208B1 (ko) * 2008-05-20 2011-02-14 광전자 주식회사 반도체 소자, 이의 결합구조 및 제조방법
WO2011155380A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 シャープ株式会社 コネクタ

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