JPH10106651A - 弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合ピン - Google Patents
弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合ピンInfo
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- JPH10106651A JPH10106651A JP9258405A JP25840597A JPH10106651A JP H10106651 A JPH10106651 A JP H10106651A JP 9258405 A JP9258405 A JP 9258405A JP 25840597 A JP25840597 A JP 25840597A JP H10106651 A JPH10106651 A JP H10106651A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/51—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
- H01R12/55—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
- H01R12/58—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals terminals for insertion into holes
- H01R12/585—Terminals having a press fit or a compliant portion and a shank passing through a hole in the printed circuit board
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/306—Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
- H05K3/308—Adaptations of leads
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合
ピンのばね特性を改善し、押込み嵌合ピンが実質的に弾
性変形しかしないようにすること。 【解決手段】 押込み嵌合ピン1の、横断面で見て円弧
状の押込み嵌合範囲4は、2つの長手側6,7に、しか
も互いに向き合った個所に側方拡幅部8,9を備えて構
成され、押込み嵌合状態で、この側方拡幅部8,9では
孔壁15に接触するが円弧の区分5では孔壁15に接触
しないように構成されていること。
ピンのばね特性を改善し、押込み嵌合ピンが実質的に弾
性変形しかしないようにすること。 【解決手段】 押込み嵌合ピン1の、横断面で見て円弧
状の押込み嵌合範囲4は、2つの長手側6,7に、しか
も互いに向き合った個所に側方拡幅部8,9を備えて構
成され、押込み嵌合状態で、この側方拡幅部8,9では
孔壁15に接触するが円弧の区分5では孔壁15に接触
しないように構成されていること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状の基体の孔内
で、ろうを使用しない機械的及び又は電気的な結合を行
うため、特にプリント配線板の金属被覆された孔又は電
気的な貫通接続が可能にされた孔にろうを使用しない結
合を生ぜしめる押込み嵌合ピンであって、横断面で見て
円弧状の弾性的な押込み嵌合範囲を有している形式のも
のに関する。
で、ろうを使用しない機械的及び又は電気的な結合を行
うため、特にプリント配線板の金属被覆された孔又は電
気的な貫通接続が可能にされた孔にろうを使用しない結
合を生ぜしめる押込み嵌合ピンであって、横断面で見て
円弧状の弾性的な押込み嵌合範囲を有している形式のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】このような押込み嵌合ピンには、種々異
なる横断面形状の弾性的な押込み嵌合ゾーンを有するも
の、例えばいわゆるアルファベット押込み嵌合技術にお
いては例えばC、H、S又はZ字形の弾性的な押込み嵌
合ゾーンを有するものが周知である。横断面で見て円弧
状の弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合ピンの
場合には押込み嵌合範囲は三日月形又はC字形に構成さ
れている。「C形プレス」の呼び名で公知である、US
特許第4017143号明細書に開示された押込み嵌合
ピンは横断面がC字形の押込み嵌合ゾーンを有してい
る。この押込み嵌合ゾーンは接続孔に適合させられて、
両方の部分にできるだけ大きな接触面をもたらす。何故
ならば押込み嵌合ゾーンはその全長と全周面で接続孔の
壁部に接触させられるからである。このC形プレスピン
は比較的に低い押込み嵌合力しか必要とせず、同じ孔に
何度も繰返して押込み嵌合させられる場合には他のピン
よりも頻繁に交換しなければならない。さらに、3個所
だけで、つまり湾曲部の頂部と両端だけで接続孔の壁に
接触するC形押込み嵌合ピンも公知である(Tri−C
−Flex−押込み嵌合ピン)。
なる横断面形状の弾性的な押込み嵌合ゾーンを有するも
の、例えばいわゆるアルファベット押込み嵌合技術にお
いては例えばC、H、S又はZ字形の弾性的な押込み嵌
合ゾーンを有するものが周知である。横断面で見て円弧
状の弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合ピンの
場合には押込み嵌合範囲は三日月形又はC字形に構成さ
れている。「C形プレス」の呼び名で公知である、US
特許第4017143号明細書に開示された押込み嵌合
ピンは横断面がC字形の押込み嵌合ゾーンを有してい
る。この押込み嵌合ゾーンは接続孔に適合させられて、
両方の部分にできるだけ大きな接触面をもたらす。何故
ならば押込み嵌合ゾーンはその全長と全周面で接続孔の
壁部に接触させられるからである。このC形プレスピン
は比較的に低い押込み嵌合力しか必要とせず、同じ孔に
何度も繰返して押込み嵌合させられる場合には他のピン
よりも頻繁に交換しなければならない。さらに、3個所
だけで、つまり湾曲部の頂部と両端だけで接続孔の壁に
接触するC形押込み嵌合ピンも公知である(Tri−C
−Flex−押込み嵌合ピン)。
【0003】弾性的な押込み嵌合ゾーンを有する押込み
嵌合ピンにおいては、押込み嵌合範囲は弾性的な変形の
他に永久的な塑性変形をも行う。フレキシブルな押込み
嵌合ピン、つまり弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込
み嵌合ピンは、基体的には何度も繰返し同じ孔に差し込
むことができるが、しかしながらその際に弾性特性が変
化すること、つまり弾性的な成分が次第に減少し、押込
み嵌合範囲が次第に塑性変形するようになることが確認
されている。これによって押込み嵌合による結合の信頼
性が低下し、押込み嵌合の繰り返しの可能性が強く制限
されることになる。
嵌合ピンにおいては、押込み嵌合範囲は弾性的な変形の
他に永久的な塑性変形をも行う。フレキシブルな押込み
嵌合ピン、つまり弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込
み嵌合ピンは、基体的には何度も繰返し同じ孔に差し込
むことができるが、しかしながらその際に弾性特性が変
化すること、つまり弾性的な成分が次第に減少し、押込
み嵌合範囲が次第に塑性変形するようになることが確認
されている。これによって押込み嵌合による結合の信頼
性が低下し、押込み嵌合の繰り返しの可能性が強く制限
されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の押込み嵌合ピンにおいて、フレキシブル
な押込み嵌合範囲の弾性特性を改善することである。
に述べた形式の押込み嵌合ピンにおいて、フレキシブル
な押込み嵌合範囲の弾性特性を改善することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、円弧状
の押込み嵌合範囲が2つの長手側に、しかも互いに向き
合った個所に側方拡幅部を有し、押込み嵌合状態で前記
押込み嵌合範囲がこの側方拡幅部だけで孔壁に接触して
いることによって解決された。
の押込み嵌合範囲が2つの長手側に、しかも互いに向き
合った個所に側方拡幅部を有し、押込み嵌合状態で前記
押込み嵌合範囲がこの側方拡幅部だけで孔壁に接触して
いることによって解決された。
【0006】
【発明の効果】このような押込み嵌合ピンにおいては、
押込み嵌合ピンの普通の幅を越える、互いに向き合った
側方拡幅部を備えた押込み嵌合範囲は、一方では該押込
み嵌合ピンが横断面で見て円弧状の押込み嵌合範囲を有
するが、他方では押込み嵌合した状態で、押込み嵌合範
囲がその全長に亙って円弧の両端で又は円弧の全周で孔
壁に接触するのではなく、前記側方拡幅部が孔壁に接触
する点だけで該孔壁に接触するように構成されている。
このような形式で押込み嵌合範囲のきわめて良好な弾性
特性が達成される。つまり押込み嵌合範囲の弾性特性は
押込み嵌合が繰返された場合にも実質的に変化せず、し
たがってほぼ弾性的な変形だけしか発生せず、変形の弾
性的な成分は長い時間と何回も繰返された押込み嵌合と
に亙ってほぼ一定に保たれ、押込み嵌合範囲はほとんど
塑性変形しなくなる。これにより、押込み嵌合による結
合の高い信頼性は押込み嵌合を繰返した場合にも保証さ
れる。さらにこのような押込み嵌合ピンでは、押込み嵌
合範囲の良好な走入特性と、比較的にわずかな押込み力
及び押出し力で、通常は十分である大きさの保持力が達
成される。
押込み嵌合ピンの普通の幅を越える、互いに向き合った
側方拡幅部を備えた押込み嵌合範囲は、一方では該押込
み嵌合ピンが横断面で見て円弧状の押込み嵌合範囲を有
するが、他方では押込み嵌合した状態で、押込み嵌合範
囲がその全長に亙って円弧の両端で又は円弧の全周で孔
壁に接触するのではなく、前記側方拡幅部が孔壁に接触
する点だけで該孔壁に接触するように構成されている。
このような形式で押込み嵌合範囲のきわめて良好な弾性
特性が達成される。つまり押込み嵌合範囲の弾性特性は
押込み嵌合が繰返された場合にも実質的に変化せず、し
たがってほぼ弾性的な変形だけしか発生せず、変形の弾
性的な成分は長い時間と何回も繰返された押込み嵌合と
に亙ってほぼ一定に保たれ、押込み嵌合範囲はほとんど
塑性変形しなくなる。これにより、押込み嵌合による結
合の高い信頼性は押込み嵌合を繰返した場合にも保証さ
れる。さらにこのような押込み嵌合ピンでは、押込み嵌
合範囲の良好な走入特性と、比較的にわずかな押込み力
及び押出し力で、通常は十分である大きさの保持力が達
成される。
【0007】本発明の押込み嵌合ピンは、きわめて小さ
い構造にとっても適正度が高いので、相互間隔の小さい
多重押込み嵌合を用いた結合の場合にも、例えばきわめ
て小さい格子寸法で構成ブロック、構成部材又は電気的
な差込み継手を押込み嵌合で固定するために使用するこ
とができる。
い構造にとっても適正度が高いので、相互間隔の小さい
多重押込み嵌合を用いた結合の場合にも、例えばきわめ
て小さい格子寸法で構成ブロック、構成部材又は電気的
な差込み継手を押込み嵌合で固定するために使用するこ
とができる。
【0008】請求項1の構成の有利な実施態様は従属請
求項に記載されている。
求項に記載されている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図示の実施例に基づき本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0010】図1と図2並びに図7に示された押込み嵌
合ピン1は、板状の基体の孔に押込み嵌合させるために
押込み嵌合肩2を有している。この押込み嵌合肩2には
図示されていない押込み嵌合工具が係合する。押込み嵌
合肩2のある側に押込み嵌合ピンは中実の範囲3を有し
ている。この範囲3は横断面で見て方形ピンとして構成
されており、中実の押込み嵌合ゾーン又は中実の接続又
は接触範囲を形成している。中実の押込み嵌合ゾーンと
しては、ピン状の範囲3は、例えば電気的又は電子的な
構成部材を押込み嵌合固定するのに役立つ。この構成部
材自体は例えばプリント配線板の上に配置され、弾性的
な押込み嵌合固定を介して外部の別のプリント配線板に
固定することができる。中実の接続又は接触範囲として
は、ピン状の範囲3は、例えば電気的な差込み結合用の
接触ピンとして、特にナイフ条片における接触ピンとし
て役立つことができる。中実の範囲の代わりに接触部材
として使用する場合にはこの範囲3をブッシュ状の接触
部材として構成し、多極のばね条片の接触ばねをこれで
形成することもできる。他方の端部において、つまり押
込み嵌合肩2とは反対側において、押込み嵌合ピンは横
断面で見て円弧状の弾性的な押込み嵌合範囲4を有して
いる。この押込み嵌合範囲4は図示の実施例の場合には
横断面で見て円中心Mを有する円弧状の区分5の形を有
している。この場合には円弧状の区分5はC字形よりも
小さくほぼ三日月形に構成されている。押込み嵌合範囲
4の断面形状は図4の断面からはっきりと看取ることが
できる。この場合、押込み嵌合範囲4の最大幅、つまり
押込み嵌合範囲の全長に亙る通常幅は符号B0で示さ
れ、きわめて小さい押込み嵌合ピンの場合で約0.3m
mである。さらに押込み嵌合範囲4は自由端部で先細に
されて押込み嵌合ピンに良好な走入特性を与えている。
合ピン1は、板状の基体の孔に押込み嵌合させるために
押込み嵌合肩2を有している。この押込み嵌合肩2には
図示されていない押込み嵌合工具が係合する。押込み嵌
合肩2のある側に押込み嵌合ピンは中実の範囲3を有し
ている。この範囲3は横断面で見て方形ピンとして構成
されており、中実の押込み嵌合ゾーン又は中実の接続又
は接触範囲を形成している。中実の押込み嵌合ゾーンと
しては、ピン状の範囲3は、例えば電気的又は電子的な
構成部材を押込み嵌合固定するのに役立つ。この構成部
材自体は例えばプリント配線板の上に配置され、弾性的
な押込み嵌合固定を介して外部の別のプリント配線板に
固定することができる。中実の接続又は接触範囲として
は、ピン状の範囲3は、例えば電気的な差込み結合用の
接触ピンとして、特にナイフ条片における接触ピンとし
て役立つことができる。中実の範囲の代わりに接触部材
として使用する場合にはこの範囲3をブッシュ状の接触
部材として構成し、多極のばね条片の接触ばねをこれで
形成することもできる。他方の端部において、つまり押
込み嵌合肩2とは反対側において、押込み嵌合ピンは横
断面で見て円弧状の弾性的な押込み嵌合範囲4を有して
いる。この押込み嵌合範囲4は図示の実施例の場合には
横断面で見て円中心Mを有する円弧状の区分5の形を有
している。この場合には円弧状の区分5はC字形よりも
小さくほぼ三日月形に構成されている。押込み嵌合範囲
4の断面形状は図4の断面からはっきりと看取ることが
できる。この場合、押込み嵌合範囲4の最大幅、つまり
押込み嵌合範囲の全長に亙る通常幅は符号B0で示さ
れ、きわめて小さい押込み嵌合ピンの場合で約0.3m
mである。さらに押込み嵌合範囲4は自由端部で先細に
されて押込み嵌合ピンに良好な走入特性を与えている。
【0011】本発明による押込み嵌合ピン1の重要な特
徴は、円弧状の押込み嵌合範囲4が2つの長手側6と7
に、しかも互いに向き合った個所に側方拡幅部8,9を
有していることである。この場合にはこの側方拡幅部
8,9は円弧状の区分5の長手縁部10,11、つまり
横断面で見て円弧の端部に設けられた付加部として構成
されている。この付加部は円弧状の区分5の湾曲に継続
して、押込み嵌合範囲4の長手方向に延在している。こ
の場合、側方拡幅部8,9を形成する付加部は押込み嵌
合範囲4の長手方向に次第に拡幅化され、頂部12にお
いて円弧状に丸味が付けられ、次いでこの頂部12のあ
とで押込み嵌合範囲の長手方向にその自由端部に向って
再び狭幅化されている。特に図1と図5とから判るよう
に、側方拡幅部8,9は押込み嵌合範囲の長手中心軸線
13に関し対称的に配置されかつ構成されている。この
場合、押込み嵌合範囲は側方拡幅部8,9のところに、
つまり正確に頂部12のところに、図3で符号B1で示
した最大幅を有している。この幅B1はきわめて小さい
押込み嵌合ピンの場合には約0.3mm、例えば約0.
4mmであることができる。この寸法は、きわめて小さ
い押込み嵌合ピンの1例にすぎないが、このような押込
み嵌合ピンが、わずかな相互間隔を有する多重押込み嵌
合による結合の場合にも、つまり例えばきわめて小さい
格子寸法を有する押込み嵌合固定の場合にも使用できる
ことを明らかにしている。
徴は、円弧状の押込み嵌合範囲4が2つの長手側6と7
に、しかも互いに向き合った個所に側方拡幅部8,9を
有していることである。この場合にはこの側方拡幅部
8,9は円弧状の区分5の長手縁部10,11、つまり
横断面で見て円弧の端部に設けられた付加部として構成
されている。この付加部は円弧状の区分5の湾曲に継続
して、押込み嵌合範囲4の長手方向に延在している。こ
の場合、側方拡幅部8,9を形成する付加部は押込み嵌
合範囲4の長手方向に次第に拡幅化され、頂部12にお
いて円弧状に丸味が付けられ、次いでこの頂部12のあ
とで押込み嵌合範囲の長手方向にその自由端部に向って
再び狭幅化されている。特に図1と図5とから判るよう
に、側方拡幅部8,9は押込み嵌合範囲の長手中心軸線
13に関し対称的に配置されかつ構成されている。この
場合、押込み嵌合範囲は側方拡幅部8,9のところに、
つまり正確に頂部12のところに、図3で符号B1で示
した最大幅を有している。この幅B1はきわめて小さい
押込み嵌合ピンの場合には約0.3mm、例えば約0.
4mmであることができる。この寸法は、きわめて小さ
い押込み嵌合ピンの1例にすぎないが、このような押込
み嵌合ピンが、わずかな相互間隔を有する多重押込み嵌
合による結合の場合にも、つまり例えばきわめて小さい
格子寸法を有する押込み嵌合固定の場合にも使用できる
ことを明らかにしている。
【0012】図5と図6には押込み嵌合固定が、基体に
差し込まれた状態で示されている。この場合、押込み嵌
合固定はプリント配線板16における、電気的に貫通接
続可能にされた孔14における押込み嵌合固定である。
図5と図6には大きく拡大されて、つまりはっきりと、
円弧状の押込み嵌合範囲4が、押込み嵌合ピン1の押込
み嵌合状態で、側方拡幅部8,9だけで孔14の金属被
覆された孔壁15に接触し、円弧状の区分の長手縁部1
0,11と周面とでは孔壁15に接触しないことが示さ
れている。この場合、側方拡幅部8と9はその頂部12
と、押込み嵌合範囲4の長手方向でこの頂部12に隣在
する範囲とでわずかに孔壁15に侵入している。
差し込まれた状態で示されている。この場合、押込み嵌
合固定はプリント配線板16における、電気的に貫通接
続可能にされた孔14における押込み嵌合固定である。
図5と図6には大きく拡大されて、つまりはっきりと、
円弧状の押込み嵌合範囲4が、押込み嵌合ピン1の押込
み嵌合状態で、側方拡幅部8,9だけで孔14の金属被
覆された孔壁15に接触し、円弧状の区分の長手縁部1
0,11と周面とでは孔壁15に接触しないことが示さ
れている。この場合、側方拡幅部8と9はその頂部12
と、押込み嵌合範囲4の長手方向でこの頂部12に隣在
する範囲とでわずかに孔壁15に侵入している。
【0013】図示の実施例では押込み嵌合ピンは、押込
み嵌合範囲4の長手方向の経過において、2つの向き合
った個所だけで側方拡幅部8と9とを備えて構成されて
いる。しかしながら押込み嵌合範囲4の長手方向の経過
において、前記の両方の側方拡幅部8,9に加えて、1
つの別の個所、場合によっては複数の別の個所に、互い
に向き合った側方拡幅部を構成することも可能である。
み嵌合範囲4の長手方向の経過において、2つの向き合
った個所だけで側方拡幅部8と9とを備えて構成されて
いる。しかしながら押込み嵌合範囲4の長手方向の経過
において、前記の両方の側方拡幅部8,9に加えて、1
つの別の個所、場合によっては複数の別の個所に、互い
に向き合った側方拡幅部を構成することも可能である。
【0014】図示された押込み嵌合ピン1は打ち抜き−
曲げ法で製作されている。この場合には側方拡幅部は打
ち抜き工程で形成され、押込み嵌合範囲4には、曲げ工
程で、円弧湾曲部に続く側方拡幅部を備えた円弧状の横
断面が与えられるようになる。
曲げ法で製作されている。この場合には側方拡幅部は打
ち抜き工程で形成され、押込み嵌合範囲4には、曲げ工
程で、円弧湾曲部に続く側方拡幅部を備えた円弧状の横
断面が与えられるようになる。
【図1】押込み嵌合ピンの平面図。
【図2】図1の押込み嵌合ピンを矢印IIの方向から見
た側面図。
た側面図。
【図3】図1の押込み嵌合ピンの弾性的な押込み嵌合範
囲のIII−III線に沿った横断面図。
囲のIII−III線に沿った横断面図。
【図4】図1の押込み嵌合ピンの弾性的な押込み嵌合範
囲のIV−IV線に沿った横断面図。
囲のIV−IV線に沿った横断面図。
【図5】基体の孔内に差し込まれた押込み嵌合ピンを、
押込み嵌合範囲の断面図で示した図。
押込み嵌合範囲の断面図で示した図。
【図6】図5をVI−VI線に沿って断面した図。
【図7】押込み嵌合ピンの斜視図。
1 押込み嵌合ピン 2 押込み嵌合肩 3 中実範囲 4 押込み嵌合範囲 5 円弧状の区分 6 長手側 7 長手側 8 側方拡幅部 9 側方拡幅部 10 長手縁部 11 長手縁部 12 頂部 13 長手中心軸線 14 孔 15 孔壁 16 プリント配線板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレキサンダー ヴァーグナー ドイツ連邦共和国 レーマーベルク レシ ングシュトラーセ 10
Claims (8)
- 【請求項1】 板状の基体の孔内で、ろうを使用しない
機械的及び又は電気的な結合を行うため、特にプリント
配線板(16)の金属被覆された孔(14)又は電気的
な貫通接続が可能にされた孔(14)にろうを使用しな
い結合を生ぜしめる押込み嵌合ピン(1)であって、横
断面で見て円弧状の弾性的な押込み嵌合範囲(4)を有
している形式のものにおいて、円弧状の押込み嵌合範囲
(4)が2つの長手側(6,7)に、しかも互いに向き
合った個所に側方拡幅部(8,9)を有し、押込み嵌合
状態で前記押込み嵌合範囲(4)がこの側方拡幅部
(8,9)だけで孔壁(15)に接触していることを特
徴とする、弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合
ピン。 - 【請求項2】 前記側方拡幅部(8,9)が、押込み嵌
合範囲(4)の円弧状の区分(5)の長手縁部(10,
11)に、つまり横断面で見て円弧の端部に設けられ
た、押込み嵌合範囲の長手方向に延在する付加部として
構成されている、請求項1記載の押込み嵌合ピン。 - 【請求項3】 前記側方拡幅部(8,9)が円弧状の区
分(5)の湾曲に継続して延在している、請求項1又は
2記載の押込み嵌合ピン。 - 【請求項4】 前記側方拡幅部(8,9)が押込み嵌合
範囲(4)の長手方向に次第に拡幅化され、頂部(1
2)で円弧状に丸味が付けられかつ頂部(12)のあと
で、押込み嵌合範囲(4)の長手方向に再び狭幅化され
ている、請求項1から3までのいずれか1項記載の押込
み嵌合ピン。 - 【請求項5】 前記側方拡幅部(8,9)が押込み嵌合
範囲(4)の長手中心軸線(13)に関し対称的に配置
されかつ構成されている、請求項1から4までのいずれ
か1項記載の押込み嵌合ピン。 - 【請求項6】 弾性的な押込み嵌合範囲(4)が横断面
で見て、約0.3mmの最大幅B0を有しかつ側方拡幅
部(8,9)の個所で約0.4mmの最大幅B1を有し
ている、請求項1から5までのいずれか1項記載の押込
み嵌合ピン。 - 【請求項7】 押込み嵌合ピンが弾性的な押込み嵌合範
囲(4)の一端に、押込み嵌合工具のための押込み嵌合
肩(2)を備えて構成されている、請求項1から6まで
のいずれか1項記載の押込み嵌合ピン。 - 【請求項8】 押込み嵌合ピン(1)が一端にその弾性
的な押込み嵌合範囲(4)を有し、他端に中実な範囲
(3)、例えば中実の押込み嵌合ゾーン又は中実の接続
又は接触範囲を備えて構成されている、請求項1から7
までのいずれか1項記載の押込み嵌合ピン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19639688.3 | 1996-09-26 | ||
DE19639688 | 1996-09-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10106651A true JPH10106651A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=7807039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9258405A Withdrawn JPH10106651A (ja) | 1996-09-26 | 1997-09-24 | 弾性的な押込み嵌合範囲を有する押込み嵌合ピン |
Country Status (4)
Country | Link |
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US (1) | US6132225A (ja) |
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