JP2637273B2 - ブスバー相互接続用タブおよびその形成方法 - Google Patents
ブスバー相互接続用タブおよびその形成方法Info
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- JP2637273B2 JP2637273B2 JP2235793A JP23579390A JP2637273B2 JP 2637273 B2 JP2637273 B2 JP 2637273B2 JP 2235793 A JP2235793 A JP 2235793A JP 23579390 A JP23579390 A JP 23579390A JP 2637273 B2 JP2637273 B2 JP 2637273B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤハーネスの相互接続などに用いられ
る電気接続箱において、その内部回路を構成するブスバ
ーの相互接続を行うタブおよびその形成方法に関する。
る電気接続箱において、その内部回路を構成するブスバ
ーの相互接続を行うタブおよびその形成方法に関する。
第3図および第4図は従来のブスバー相互の接続構造
を示し、絶縁板1の溝2に配設した上層のブスバー3に
両端に立ち上げ片4をもつ長孔5を設け、この長孔5に
下層のブスバー6に起立連成したタブ7を圧入して接続
した構造である。すなわち、タブ7は長孔5に挿入さ
れ、立ち上げ片4の内面とタブ7の端面8が接触し、両
ブスバー3,6が接続される。
を示し、絶縁板1の溝2に配設した上層のブスバー3に
両端に立ち上げ片4をもつ長孔5を設け、この長孔5に
下層のブスバー6に起立連成したタブ7を圧入して接続
した構造である。すなわち、タブ7は長孔5に挿入さ
れ、立ち上げ片4の内面とタブ7の端面8が接触し、両
ブスバー3,6が接続される。
タブ7の挿入は第6図a〜cのような過程で行われる
が、bからcに移る際に、タブ7の両側の挿入案内用の
テーパ9が長孔5の入口部5aに当接しながらタブ7が長
孔5に導かれる。このとき、第7図に示すように、タブ
7のテーパ9に入口部5aが矢線Aのように食い込む。ま
た、第5図に示すように、タブ7のプレス形成時に発生
するバリ10が、その接触面(立ち上げ片4の内面)に傷
11をつけるため(第8図参照)、接触が不安定になり、
導通不良を起こすという問題があった。
が、bからcに移る際に、タブ7の両側の挿入案内用の
テーパ9が長孔5の入口部5aに当接しながらタブ7が長
孔5に導かれる。このとき、第7図に示すように、タブ
7のテーパ9に入口部5aが矢線Aのように食い込む。ま
た、第5図に示すように、タブ7のプレス形成時に発生
するバリ10が、その接触面(立ち上げ片4の内面)に傷
11をつけるため(第8図参照)、接触が不安定になり、
導通不良を起こすという問題があった。
また、タブ7は単なるプレス、折曲加工によって形成
されているため、その切断面の硬度が十分でなく、長孔
5との寸法誤差によっては、座屈を起こすおそれがあ
る。
されているため、その切断面の硬度が十分でなく、長孔
5との寸法誤差によっては、座屈を起こすおそれがあ
る。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、
タブの長孔への圧入接続に際して、食い込み、、傷の発
生、座屈などが起こらず、確実で安定した接触がえられ
る構造をもつブスバー相互接続用タブおよびその形成方
法を提供することを課題とする。
タブの長孔への圧入接続に際して、食い込み、、傷の発
生、座屈などが起こらず、確実で安定した接触がえられ
る構造をもつブスバー相互接続用タブおよびその形成方
法を提供することを課題とする。
前記の課題を達成するため、本発明のブスバー相互接
続用タブは、請求項1に記載のように、一方のブスバー
に設けた長孔に圧入接続される他方のブスバーに設けら
れるタブであって、該タブの先端部両側縁に挿入案内用
テーパが形成されると共に、該挿入案内用テーパを含め
たタブの両側縁に加工硬化による先細のテーパが形成さ
れていることを特徴とする。
続用タブは、請求項1に記載のように、一方のブスバー
に設けた長孔に圧入接続される他方のブスバーに設けら
れるタブであって、該タブの先端部両側縁に挿入案内用
テーパが形成されると共に、該挿入案内用テーパを含め
たタブの両側縁に加工硬化による先細のテーパが形成さ
れていることを特徴とする。
また、その形成方法は、請求項2に記載のように、所
望のパターンを有するブスバーと、これに連続して先端
部両側縁に挿入案内用テーパを有するタブとを導電性金
属板からプレスにより打抜き形成する工程と、前記挿入
案内用テーパを含むタブの先端部両側縁につぶし加工を
施して加工硬化させ先細のテーパを形成する工程と、加
工硬化させたタブを折り曲げてブスバーから立ち上げる
工程とからなることを特徴とする。
望のパターンを有するブスバーと、これに連続して先端
部両側縁に挿入案内用テーパを有するタブとを導電性金
属板からプレスにより打抜き形成する工程と、前記挿入
案内用テーパを含むタブの先端部両側縁につぶし加工を
施して加工硬化させ先細のテーパを形成する工程と、加
工硬化させたタブを折り曲げてブスバーから立ち上げる
工程とからなることを特徴とする。
本発明によれば、一方のブスバーの長孔に左入接続さ
れる他方のブスバーのタブは、その先端部の両側縁が加
工硬化されて、高い硬度を有するとともにプレス時のバ
リが消滅しているから、そこに上記長孔の入口部が食い
込んだり、長孔ないし立ち上げ片の内面を傷つけるおそ
れがなく、また、硬度の増加により座屈を起こすおそれ
もなくなる。
れる他方のブスバーのタブは、その先端部の両側縁が加
工硬化されて、高い硬度を有するとともにプレス時のバ
リが消滅しているから、そこに上記長孔の入口部が食い
込んだり、長孔ないし立ち上げ片の内面を傷つけるおそ
れがなく、また、硬度の増加により座屈を起こすおそれ
もなくなる。
したがって、ブスバー相互の接触が安定化し、信頼性
の高い電気的接続がえられる。
の高い電気的接続がえられる。
以下、上記構成および作用を実施例を参照して具体的
に説明する。
に説明する。
第1図に本発明によるブスバー相互接続用タブの斜視
図、第2図に同上の接続状態の側面図を示した。なお、
従来例と同一の構成部材には、同一の符号を用いて、詳
細な説明を省略する。
図、第2図に同上の接続状態の側面図を示した。なお、
従来例と同一の構成部材には、同一の符号を用いて、詳
細な説明を省略する。
第1図において、ブスバー12およびタブ13は、図示し
ない黄銅などの銅合金製の導電性金属板からプレス加工
により一体に打抜き形成される。その際、ブスバー12の
先端部両側縁には挿入案内用のテーパ14を、また中央部
には両端を円孔状15aとした弾性強化用の縦スリット15
を同時形成する。次いで、タブ13のテーパ14を含む両側
縁から先端にかけて表裏両面から、つぶし加工を施して
加工硬化させ、加工硬化した先細のテーパ16を形成した
後、図のようにタブ13をブスバー12に対して直角に折り
曲げ、起立状態とする。
ない黄銅などの銅合金製の導電性金属板からプレス加工
により一体に打抜き形成される。その際、ブスバー12の
先端部両側縁には挿入案内用のテーパ14を、また中央部
には両端を円孔状15aとした弾性強化用の縦スリット15
を同時形成する。次いで、タブ13のテーパ14を含む両側
縁から先端にかけて表裏両面から、つぶし加工を施して
加工硬化させ、加工硬化した先細のテーパ16を形成した
後、図のようにタブ13をブスバー12に対して直角に折り
曲げ、起立状態とする。
なお、、スリット15は一端側がブスバー12に位置する
ように予め長さを定めておき、また、加工硬化したテー
パ16の下端16aは、第2図に示すように、切り上げ片4
の上端面よりもわずかに下に位置するようにするのが好
ましい。
ように予め長さを定めておき、また、加工硬化したテー
パ16の下端16aは、第2図に示すように、切り上げ片4
の上端面よりもわずかに下に位置するようにするのが好
ましい。
上記構成によれば、タブ13はその先端部両側が加工硬
化されたテーパ16として形成されかつバリが消滅してい
るので、従来例を示す第6図a〜cと同様にしてブスバ
ー3の長孔5に挿入する際に、そこに長孔5の入口部5a
が食い込んだり、逆に立ち上げ片4の内面を傷つけるこ
ともなく、円滑に挿入されるから、座屈を起こす心配も
ない。
化されたテーパ16として形成されかつバリが消滅してい
るので、従来例を示す第6図a〜cと同様にしてブスバ
ー3の長孔5に挿入する際に、そこに長孔5の入口部5a
が食い込んだり、逆に立ち上げ片4の内面を傷つけるこ
ともなく、円滑に挿入されるから、座屈を起こす心配も
ない。
以上説明したように、本発明によれば、両側縁に挿入
案内用テーパを有するタブの先端部両側を加工硬化処理
して先細のテーパを形成したので、これを長孔に圧入接
続する際に、食い込み、傷の発生、座屈などが起こら
ず、確実で安定した接触がえられる構造をもつブスバー
相互接続用タブおよびその形成方法を提供することがで
きる。
案内用テーパを有するタブの先端部両側を加工硬化処理
して先細のテーパを形成したので、これを長孔に圧入接
続する際に、食い込み、傷の発生、座屈などが起こら
ず、確実で安定した接触がえられる構造をもつブスバー
相互接続用タブおよびその形成方法を提供することがで
きる。
第1図は本発明の一実施例を示すブスバー相互接続用タ
ブの斜視図、 第2図は同上の接続状態を示す側面図、 第3図は従来のブスバー接続構造を示す斜視図、 第4図は同上の分離状態の斜視図、 第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、 第6図a〜cはそれぞれ第3図のブスバーの接続過程を
示す側面図、 第7図は第6図bの拡大側面図、 第8図はタブ接続により生じる傷痕の説明図である。 3…ブスバー、4…立ち上げ片、5…長孔、12…ブスバ
ー、13…タブ、14…テーパ、15…スリット、16…テー
パ。
ブの斜視図、 第2図は同上の接続状態を示す側面図、 第3図は従来のブスバー接続構造を示す斜視図、 第4図は同上の分離状態の斜視図、 第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、 第6図a〜cはそれぞれ第3図のブスバーの接続過程を
示す側面図、 第7図は第6図bの拡大側面図、 第8図はタブ接続により生じる傷痕の説明図である。 3…ブスバー、4…立ち上げ片、5…長孔、12…ブスバ
ー、13…タブ、14…テーパ、15…スリット、16…テー
パ。
Claims (2)
- 【請求項1】一方のブスバーに設けた長孔に圧入接続さ
れる他方のブスバーに設けられるタブであって、該タブ
の先端部両側縁に挿入案内用テーパが形成されると共
に、該挿入案内用テーパを含めたタブの両側縁に加工硬
化による先細のテーパが形成されていることを特徴とす
るブスバー相互接続用タブ。 - 【請求項2】所望のパターンを有するブスバーと、これ
に連続して先端部両側縁に挿入案内用テーパを有するタ
ブとを導電性金属板からプレスにより打抜き形成する工
程と、前記挿入案内用テーパを含むタブの先端部両側縁
につぶし加工を施して加工硬化させ先細のテーパを形成
する工程と、加工硬化させたタブを折り曲げてブスバー
から立ち上げる工程とからなることを特徴とするブスバ
ー相互接続用タブの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2235793A JP2637273B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ブスバー相互接続用タブおよびその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2235793A JP2637273B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ブスバー相互接続用タブおよびその形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118874A JPH04118874A (ja) | 1992-04-20 |
JP2637273B2 true JP2637273B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=16991345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2235793A Expired - Fee Related JP2637273B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ブスバー相互接続用タブおよびその形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637273B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5519382B2 (ja) * | 2010-04-13 | 2014-06-11 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子及びその製造方法 |
JP2012182864A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Togo Seisakusho Corp | バスバーおよびバスバーの製造方法 |
JP2019087668A (ja) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | トヨタ自動車株式会社 | バスバ− |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851677A (ja) * | 1981-09-24 | 1983-03-26 | Hitachi Ltd | 電子写真カメラ装置 |
JPS63146372A (ja) * | 1986-12-08 | 1988-06-18 | 菱星電装株式会社 | 接続端子の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-07 JP JP2235793A patent/JP2637273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04118874A (ja) | 1992-04-20 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |