JP2558254Y2 - 検査用プローブピンおよびその差込ソケット - Google Patents

検査用プローブピンおよびその差込ソケット

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JP2558254Y2 JP1993015720U JP1572093U JP2558254Y2 JP 2558254 Y2 JP2558254 Y2 JP 2558254Y2 JP 1993015720 U JP1993015720 U JP 1993015720U JP 1572093 U JP1572093 U JP 1572093U JP 2558254 Y2 JP2558254 Y2 JP 2558254Y2
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根 栄 信 関
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    • G01R1/02General constructional details
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    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
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    • G01R1/06722Spring-loaded
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プリント配線の各接
触部に接触させてプリント配線を検査し得るように絶縁
性の保持板に穿設した保持孔に複数本圧入し植設してプ
リント配線の検査装置を構成する検査用プローブピンお
よびその差込ソケットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来一般のプリント配線の検査装
置を示す斜視図で、1はプリント配線を検査する複数の
検査用プローブピン2を保持孔に圧入植設した絶縁性の
保持板、3はこの植設した検査用プローブピン2の外周
部に複数個設置した被検査用のプリント配線基板4を前
記検査用プローブピン2に接触するように案内する案内
片である。
【0003】5は前記絶縁性の保持板1に支持部材6を
介して取り付けた複数個の雌コンタクト5aを有する雌
型コネクタで、この各雌コンタクト5aと前記各検査用
プローブピン2との間には図示しないリード線が接続さ
れている。7は前記雌コンタクト5aに接続し得る雄コ
ンタクト7aを有する雄型コネクタで、この雄コンタク
ト7aに接続したリード線を束ねたケーブル8が検査器
9に接続されている。
【0004】図5は前記検査用プローブピン2の従来例
の一つを示すもので、この検査用プローブピン2は前記
絶縁性の保持板1にNC機械等で孔径および位置精度を
高く穿設した保持孔1aに圧入し得る導電金属性の筒体
2aに、図示しないスプリングを介在させて前記導電金
属性の筒体2aの先端から摺動自在に突出させてプラン
ジャー2bを挿入し、さらに、前記導電金属性の筒体2
aの先端部の外周にリング状の突起2cを形成し、この
リング状の突起2cを前記保持孔1aに圧入することに
よって、この検査用プローブピン2が前記絶縁性の保持
板1に抜け落ちないように植設される。
【0005】図6は前記検査用プローブピン2の他の従
来例の一つを示すもので、前記従来例と相違する点は、
導電金属性の筒体2aの先端部の外周の一箇所に突起2
dを形成した点である。
【0006】図7はさらに他の従来例を示すもので、導
電金属性の筒体13aに、図示しないスプリングを介在
させて、その先端から摺動自在に突出させてプランジャ
ー13bを挿入して形成した検査用プローブピン13
を、絶縁性の保持板1に複数穿設した保持孔1aに圧入
植設した差込ソケット14に挿入するようにしたもの
で、前記差込ソケット14の先端部の外周にリング状の
突起14aを形成し、このリング状の突起14aを前記
絶縁性の保持板1の保持孔1aに圧入植設して、この差
込ソケット14が前記絶縁性の保持板1に抜け落ちない
ように取付けられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来例の検査用プローブピン2においては、これを
形成する導電金属性の筒体2aの先端部の外周にリング
状の突起2cを形成したので、このリング状の突起2c
を、絶縁性の保持板1に孔径の加工精度を厳しく管理し
て穿設した保持孔1aに圧入するときに、抵抗が大きく
て圧入し難く、また、無理に圧入すると、この検査用プ
ローブピン2が曲がったり、傾いて取付けられたり、ま
た、前記リング状の突起2cが潰れて導電金属性の筒体
2aの内面に変形を来し、プランジャー2bが摺動しな
くなる、といった問題があった。
【0008】また、図6に示す従来例の検査用プローブ
ピン2においては、これを形成する導電金属性の筒体2
aの先端部の外周の一箇所に突起2dを形成したので、
この突起2dを前記絶縁性の保持板1に孔径の加工精度
を厳しく管理して穿設した保持孔1aに圧入するとき
に、導電金属性の筒体2aの取付け位置が、絶縁性の保
持板1に位置精度を高く穿設した保持孔1aより偏心し
て取付けられるおそれがあり、精度的に問題があった。
【0009】また、図7に示す従来例においては、前記
検査用プローブピン13を挿入する差込ソケット14の
先端部の外周に形成したリング状の突起14aを、前記
絶縁性の保持板1に穿設した保持孔1aに圧入するとき
に、抵抗が大きくて圧入し難く、また、無理に圧入する
と、差込ソケット14が、傾いたり、曲がったり、リン
グ状の突起14aが潰れて差込ソケット14の内面に変
形を来し、前記検査用プローブピン13が損傷してこれ
を交換する際の抜き差しが困難になる等の問題があっ
た。
【0010】前記のような問題をなくするために、前記
絶縁性の保持板1に穿設する保持孔1aを大きく穿設す
ればよいが、これでは位置精度が悪くなり、また、検査
用プローブピン2を形成する導電金属性の筒体2aある
いは差込ソケット14が保持孔1aから容易に抜け落ち
るため、これをなくすために導電金属性の筒体2aある
いは差込ソケット14が前記絶縁性の保持板1の下面か
ら突出した部分に収縮チューブを嵌合するか、また、導
電金属性の筒体2aあるいは差込ソケット14を接着剤
によって前記絶縁性の保持板1に固定しなければなら
ず、作業工程が増え製造コストが高くなる等の問題があ
った。
【0011】この考案は、前記のような問題点に鑑み、
検査用プローブピンを形成する導電金属性の筒体、また
は検査用プローブピンを挿入する差込ソケットを、絶縁
性の保持板に孔径の加工精度を厳しく管理して穿設した
保持孔に圧入して植設するときに、比較的に楽に圧入す
ることができ、かつ、それらに曲がり、傾きがなく、高
さ位置も一定に、抜け落ちないように圧入するために、
導電金属性の筒体の外周あるいは差込ソケットの外周の
対称位置に、軸方向に沿って複数個の突条を形成した検
査用プローブピンおよびその差込ソケットを提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案の検査用プローブピンは、図1に示すよう
に、プリント配線の各接触部に接触し得るように絶縁性
の保持板10に複数穿設した保持孔10aに圧入植設し
てプリント配線の検査装置を構成する検査用プローブピ
ン11であって、外周の対称位置に軸方向に沿う複数個
の突条11dを備えた導電金属性の筒体11aに、その
先端から摺動自在に突出させてプランジャー11cをス
プリング11bを介在させて挿入するとともに、前記絶
縁性の保持板10に穿設した前記導電金属性の筒体11
aの径より僅かに大きく前記突条11dの外径より僅か
に小さな内径寸法の丸形状の保持孔10aに前記導電金
属性の筒体11aを圧入植設するようにしたことを特徴
とするものである。
【0013】また、この考案の検査用プローブピンを挿
入する差込ソケットは、図3に示すように、導電金属性
の筒体11aに、その先端から摺動自在に突出させてプ
ランジャー11cをスプリング11bを介在させて挿入
して形成した検査用プローブピン11を、外周の対称位
置に軸方向に沿う複数個の突条12aを備えた差込ソケ
ット12に挿入するとともに、前記絶縁性の保持板10
に穿設した前記差込ソケット12の径より僅かに大きく
前記突条12aの外径より僅かに小さな内径寸法の丸形
状の保持孔10aに前記差込ソケット12を圧入植設す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上述したような技術的手段において、図1及び
図3の考案の作用について、説明の便宜上図1と図3の
考案の双方を併せて説明する。導電金属性の筒体11a
または差込ソケット12を丸形状の保持孔10aに圧入
する際、複数個の突条11dまたは12aの突端部のみ
が丸形状の保持孔10aの内側面と当接しながら圧入さ
れることになり、前記丸形状の保持孔10aの内側面当
接面積が少ないこと、および、保持孔10aが突条の外
径より僅かに小さな内径寸法であることから摩擦力が小
さくてすみ、その結果、圧入方向に対する力が小さくて
すむため、比較的容易に圧入動作を終了することができ
る。また、前記導電金属性の筒体11aまたは差込ソケ
ット12の外周に複数個の突条11dまたは12aが対
称位置に設けられているから、傾いて圧入されることは
ないため、偏心して植設されることはなく、取付精度を
高めることができる。
【0015】また、導電金属性の筒体11aまたは差込
ソケット12が植設された後は、複数個の突条11dま
たは12aのみが、丸形状の保持孔10aの内側面を一
様に押圧しながら当接することになり、前記丸形状の保
持孔10aが穿設された保持板10が比較的軟らかい場
合には前記導電金属性の筒体11aまたは差込ソケット
12が保持板10を変形させ保持孔10aが押し広げる
られることになり、また、保持板10が比較的硬い場合
には保持孔10aの形状は原形を保ったまま、導電金属
性の筒体11dまたは差込ソケット12の外周に設けら
れた突条11dまたは12aが自ら変形することにな
り、あるいは、両者がバランスを保ちながら共に変形す
ることになり、その結果、これらの変形した形状から本
来の形状に原形復帰しようとする力が作用することによ
って、導電金属性の筒体11aまたは差込ソケット12
は保持板10に確実に支持されるため、振動等にも強い
安定した保持力が発揮され、抜け落ちることがなくな
る。
【0016】さらに、前記保持孔10aが前記突条11
dまたは12aの外径より僅かに小さな内径寸法であ
り、保持板10が比較的硬く導電金属性の筒体11aま
たは差込ソケット12の外周に設けられた突条11dま
たは12aが自ら変形する場合であっても、導電金属性
の筒体11aまたは差込ソケット12の形状の変形量は
ごく僅かに過ぎないため、内部に配設されるプランジャ
ー11c等の摺動に影響を及ぼしたりプランジャー11
cそのものを破損させたりすることはない。
【0017】
【実施例】以下、図面に従って、この考案のプリント配
線の検査用プローブピンの一実施例について説明する。
図1はこの考案のプリント配線の検査用プローブピンを
拡大し一部断面して示したもので、11はプリント配線
の各接触部に接触し得るように絶縁性の保持板10に複
数本植設した検査用プローブピンであって、外周の対称
位置に軸方向に沿う複数個の突条11dを備えた導電金
属性の筒体11aに、その先端から摺動自在に突出させ
てプランジャー11cをスプリング11bを介在させて
挿入するとともに、前記絶縁性の保持板10に、NC機
械等を用いて、前記導電金属性の筒体11aの径より僅
かに大きく前記突条11dの外径より僅かに小さな内径
寸法に精度よく穿設した丸形状の保持孔10aに、前記
導電金属性の筒体11aを圧入植設するようにしたした
ものである。
【0018】図2はこの考案の検査用プローブピンの製
造過程を示すもので、先ず、図2の(A)に示すよう
に、長尺の導電金属性の筒体を所定の寸法に切断して導
電金属性の筒体11aを形成し、この導電金属性の筒体
11aの下端部11aを小径となるように絞り、先端
部11aに図示しない型を圧入する等によって、その
先端部11aの外周の対称位置に軸方向に沿う複数個
(実施例においては3個)の突条11dを形成する。
【0019】次に、図2の(B)に示すように形成した
導電金属性の筒体11aの中にボール11eを入れる。
そうすると、このボール11eは導電金属性の筒体11
aの下端部11aを小径に絞った部分で止まり、図2
の(C)に示すように、この導電金属性の筒体11aの
中にスプリング11bを入れると、このスプリング11
bの下端が前記ボール11eで押さえられ、さらに、図
2の(D)に示すように、このスプリング11bの上に
プランジャー11cを入れる。
【0020】このプランジャー11cは、前記導電金属
性の筒体11aの内径とほぼ同径の下端部11cと、
この下端部11cから所定上昇位置までの間に小径部
11cが形成され、さらに、前記導電金属性の筒体1
1aの内径とほぼ同径の上端部11cの先端に先鋭部
11cが形成されており、前記小径部11cと対向
する前記導電性の筒体11aの外周部を、図2の(D)
に示すように絞って、その内面を小径部11c側に突
出した突出部11aを形成し、この突出部11a
前記プランジャー11cの下端部11cに当接して、
このプランジャー11cが導電金属性の筒体11aの先
端から抜け落ちないようになっている。
【0021】この考案の検査用プローブピンは、以上説
明したように構成されているので、この突条11dを絶
縁性の保持板10に穿設した保持孔10aに圧入して植
設するときに、容易に圧入することができ、また、この
突条11dを前記導電金属性の筒体11aの外周の対称
位置に形成することによって、この導電金属性の筒体1
1aの取付け位置が、絶縁性の保持板10に位置精度を
高く穿設した保持孔10aより偏心して取付けられるお
それがなくなる。
【0022】また、導電金属性の筒体11aが植設され
ると、複数個の突条11dが、丸形状の保持孔10aの
内側面を一様に押圧しつつ当接することになる。例え
ば、前記丸形状の保持孔10aが穿設された保持板が比
較的軟らかいときは、前記導電金属性の筒体11aが保
持板10を変形させて保持孔を押し広げ、また、例え
ば、保持板10が比較的硬いときは、保持孔10aの形
状は変わらずに、導電金属性の筒体11aの外周に設け
られた突条11dが自ら変形し、あるいは、両者がバラ
ンスを保ちながら共に変形する。すると、これらの変形
した形状から本来の形状に原形復帰しようとするため、
導電金属性の筒体11aは保持板10に確実に支持され
ることになる。
【0023】さらに、前記保持孔10aが前記突条11
dの外径より僅かに小さな内径寸法であることから、圧
入する際、または、圧入した後、導電金属性の筒体11
aの外周に設けられた突条11dが変形するが、その形
状の変形量はごく僅かに過ぎないため、内部に配設され
るプランジャー11cの摺動に影響を及ぼすことはな
い。
【0024】図3はこの考案の差込ソケットに検査用プ
ローブピンを挿入した拡大断面図で、導電金属性の筒体
11aに、その先端から摺動自在に突出させてプランジ
ャー11cをスプリング11bを介在させて挿入して形
成した検査用プローブピン11を、外周の対称位置に軸
方向に沿う複数個の突条12aを備えた差込ソケット1
2に挿入するとともに、前記絶縁性の保持板10に穿設
した前記差込ソケット12の径より僅かに大きく前記突
条12aの外径より僅かに小さな内径寸法に穿設した丸
形状の保持孔10aに前記差込ソケット12を圧入植設
したものである。
【0025】この考案の差込ソケットは、以上説明した
ように構成されているので、この突条12aを絶縁性の
保持板10に穿設した保持孔10aに圧入する際、容易
に圧入でき、また、この突条12aが差込ソケット12
の外周の対称位置に軸方向に沿って形成されているた
め、この差込ソケット12の取付け位置が、絶縁性の保
持板10に位置精度を高く穿設した保持孔10aより偏
心して取付けられるおそれがなくなる。
【0026】また、差込ソケット12が植設されると、
複数個の突条12aが、丸形状の保持孔10aの内側面
を一様に押圧しつつ当接することになる。例えば、前記
丸形状の保持孔10aが穿設された保持板が比較的軟ら
かいときは、差込ソケット12が保持板10を変形させ
て保持孔を押し広げ、また、例えば、保持板10が比較
的硬いときは、保持孔10aの形状は変わらずに、差込
ソケット12の外周に設けられた突条12aが自ら変形
し、あるいは、両者がバランスを保ちながら共に変形す
る。すると、これらの変形した形状から本来の形状に原
形復帰しようとするため、差込ソケット12は保持板1
0に確実に支持されることになる。
【0027】さらに、前記保持孔10aが前記突条12
aの外径より僅かに小さな内径寸法であることから、圧
入する際、または、圧入した後、差込ソケット12の外
周に設けられた突条12aが自ら変形するが、その形状
の変形量はごく僅かに過ぎないため、内部に配設される
プランジャー11cの摺動に影響を及ぼすことはない。
【0028】
【考案の効果】以上述べてきたように、この考案に係る
プリント配線の検査用プローブピンに用いられる導電金
属性の筒体は、その外周の対称位置に軸方向に沿う複数
個の突条を備えるとともに、絶縁性の保持板に穿設し
た、前記導電金属性の筒体の径より僅かに大きく前記突
条の外径より僅かに小さな内径寸法である丸形状の保持
孔に、内部にプランジャー等を摺動可能に備えた構成で
ある導電金属性の筒体を圧入植設するようにした構成と
したので、次の効果を奏する。
【0029】(1)導電金属性の筒体を丸形状の保持孔
に圧入する際、複数個の突条の突端部のみが丸形状の保
持孔の内側面と当接しながら圧入されることになり、前
記丸形状の保持孔の内側面当接面積が少ないこと、およ
び、保持孔が突条の外径より僅かに小さな内径寸法であ
ることから摩擦力が小さくてすみ、その結果、圧入方向
に対する力が小さくてすむため、比較的容易に圧入動作
を終了することができる。
【0030】(2)前記導電金属性の筒体の外周に複数
個の突条11dまたは12aが対称位置に設けられてい
るから、傾いて圧入されることはないため、偏心して植
設されることはなく、取付精度を高めることができる。
【0031】(3)導電金属性の筒体が植設された後
は、複数個の突条のみが、丸形状の保持孔の内側面を一
様に押圧しながら当接することになり、前記丸形状の保
持孔が穿設された保持板が比較的軟らかい場合には前記
導電金属性の筒体が保持板を変形させ保持孔が押し広げ
るられることになり、また、保持板が比較的硬い場合に
は保持孔の形状は原形を保ったまま、導電金属性の筒体
の外周に設けられた突条が自ら変形することになり、あ
るいは、両者がバランスを保ちながら共に変形すること
になり、その結果、これらの変形した形状から本来の形
状に原形復帰しようとする力が作用することによって、
導電金属性の筒体は保持板に確実に支持されるため、振
動等にも強い安定した保持力が発揮され、抜け落ちるこ
とがなくなる。
【0032】(4)前記保持孔の内径が突条の外径より
僅かに小さな内径寸法であり、保持板が比較的硬く導電
金属性の筒体の外周に設けられた突条が自ら変形する場
合であっても、導電金属性の筒体の形状の変形量はごく
僅かに過ぎないため、内部に配設されるプランジャー等
の摺動に影響を及ぼしたりプランジャーそのものを破損
させたりすることはない。
【0033】また、この考案に係る検査用プローブピン
の差込ソケットは、その外周の対称位置に軸方向に沿う
複数個の突条を備えるとともに、絶縁性の保持板に穿設
した、前記差込ソケットの径より僅かに大きく前記突条
の外径より僅かに小さな内径寸法である丸形状の保持孔
に、内部にプランジャー等を摺動可能に備えた構成であ
る差込ソケットを圧入植設する構成としたので、次の効
果を奏する。
【0034】(5)差込ソケットを丸形状の保持孔に圧
入する際、複数個の突条まの突端部のみが丸形状の保持
孔の内側面と当接しながら圧入されることになり、前記
丸形状の保持孔の内側面当接面積が少ないこと、およ
び、保持孔が突条の外径より僅かに小さな内径寸法であ
ることから摩擦力が小さくてすみ、その結果、圧入方向
に対する力が小さくてすむため、比較的容易に圧入動作
を終了することができる。
【0035】(6)差込ソケット12の外周に複数個の
突条が対称位置に設けられているから、傾いて圧入され
ることはないため、偏心して植設されることはなく、取
付精度を高めることができる。
【0036】(7)差込ソケットが植設された後は、複
数個の突条のみが、丸形状の保持孔の内側面を一様に押
圧しながら当接することになり、前記丸形状の保持孔が
穿設された保持板が比較的軟らかい場合には前記差込ソ
ケットが保持板を変形させ保持孔が押し広げるられるこ
とになり、また、保持板が比較的硬い場合には保持孔の
形状は原形を保ったまま、差込ソケットの外周に設けら
れた突条が自ら変形することになり、あるいは、両者が
バランスを保ちながら共に変形することになり、その結
果、これらの変形した形状から本来の形状に原形復帰し
ようとする力が作用することによって、差込ソケットは
保持孔に確実に支持されるため、振動等にも強い安定し
た保持力が発揮され、抜け落ちることがなくなる。
【0037】(8)前記保持孔が前記突条の外径より僅
かに小さな内径寸法であり、保持板が比較的硬く差込ソ
ケットの外周に設けられた突条が自ら変形する場合であ
っても、差込ソケットの形状の変形量はごく僅かに過ぎ
ないため、内部に配設されるプランジャー等の摺動に影
響を及ぼしたりプランジャーそのものを破損させたりす
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のプリント配線の検査用プローブピン
を拡大し一部断面して示した図である。
【図2】この考案のプリント配線の検査用プローブピン
の製造過程を示す図である。
【図3】この考案の差込ソケットに検査用プローブピン
を挿入した拡大断面図である。
【図4】従来一般のプリント配線の検査装置を示す斜視
図である。
【図5】従来の検査用プローブピンの説明図である。
【図6】従来の検査用プローブピンの説明図である。
【図7】従来の差込ソケットに検査用プローブピンを挿
入した拡大断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性の保持板 1a 保持孔 2 検査用プローブピン 2a 導電金属性の筒体 2b プランジャー 2c リング状の突起 2d 突起 3 案内片 4 プリント配線基板 5 雌型コネクタ 5a 雌コンタクト 6 支持部材 7 雄型コネクタ 7a 雄コンタクト 8 ケーブル 9 検査器 10 絶縁性の保持板 10a 保持孔 11 検査用プローブピン 11a 導電金属性の筒体 11a1 下端部 11a2 先端部 11a3 突出部 11b スプリング 11c プランジャー 11c1 下端部 11c2 小径部 11c3 上端部 11c4 先鋭部 11d 突条 11e ボール 12 差込ソケット 12a 突条 13 検査用プローブピン 13a 導電金属性の筒体 13b プランジャー 14 差込ソケット 14a リング状の突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線の各接触部に接触し得るよう
    に絶縁性の保持板(10)に複数穿設した保持孔(10
    a)に圧入植設してプリント配線の検査装置を構成する
    検査用プローブピン(11)であって、外周の対称位置
    に軸方向に沿う複数個の突条(11d)を備えた導電金
    属性の筒体(11a)に、その先端から摺動自在に突出
    させてプランジャー(11c)をスプリング(11b)
    を介在させて挿入するとともに、前記絶縁性の保持板
    (10)に穿設した前記導電金属性の筒体(11a)の
    径より僅かに大きく前記突条(11d)の外径より僅か
    に小さな内径寸法の丸形状の保持孔(10a)に前記導
    電金属性の筒体(11a)を圧入植設するようにしたこ
    とを特徴とする検査用プローブピン。
  2. 【請求項2】導電金属性の筒体(11a)に、その先端
    から摺動自在に突出させてプランジャー(11c)をス
    プリング(11b)を介在させて挿入して形成した検査
    用プローブピン(11)を、外周の対称位置に軸方向に
    沿う複数個の突条(12a)を備えた差込ソケット(1
    2)に挿入するとともに、前記絶縁性の保持板(10)
    に穿設した前記差込ソケット(12)の径より僅かに大
    きく前記突条(12a)の外径より僅かに小さな内径寸
    法の丸形状の保持孔(10a)に前記差込ソケット(1
    2)を圧入植設するようにしたしたことを特徴とする検
    査用プローブピンを挿入する差込ソケット。
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