JPH0567052U - 電気機器収納用箱体の蝶番構造 - Google Patents

電気機器収納用箱体の蝶番構造

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JPH0567052U
JPH0567052U JP1709992U JP1709992U JPH0567052U JP H0567052 U JPH0567052 U JP H0567052U JP 1709992 U JP1709992 U JP 1709992U JP 1709992 U JP1709992 U JP 1709992U JP H0567052 U JPH0567052 U JP H0567052U
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JP
Japan
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pin
hinge
door
ear
box body
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Application number
JP1709992U
Other languages
English (en)
Inventor
務雄 徳留
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体本体への扉の取付けあるいは取り外し作
業に際し工具類を必要とせず、また部品の破損・紛失等
のおそれもなく、簡易迅速に扉の箱体本体への取付け取
外し作業をなし得ることのできる電気機器収納用箱体の
蝶番構造を提供することを目的とする。 【構成】 箱体本体側蝶番20は小間隔を隔てて同軸的
に配置される一対の耳筒28、30を有し、扉側蝶番2
2は前記耳筒28、30に配置される短軸部材32の一
端に前記耳筒28に挿着される突ピン34を有すると共
に前記短軸部材32の他端には前記耳筒30に進退動自
在に挿着される係合ピン36のピン穴38を有し、該耳
筒30には前記係合ピン36より突設される摘み42を
係合又は解除させる鉤状のスリット溝44が形成されて
いる。係合ピン36をスリット溝44に係合又は解除さ
せることにより扉側蝶番22が箱体本体側蝶番20に連
結されたり、取外されたりする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、配電盤用ボックス等の電気機器収納用箱体における箱体本体と扉 とを連結する蝶番構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気機器収納用箱体における蝶番構造としては、例えば図3に 示されるようなものが知られている。
【0003】 この図3に示される蝶番構造のものは、箱体本体50側の蝶番52と扉54側 の蝶番56とに蝶番ピン58を挿通し、この蝶番ピン58の先端括れ部60にE リング62を嵌着するか又は、蝶番ピン58の先端にゴムキャップ64を装着す ることにより蝶番ピン58の抜け止めをし、箱体本体50に扉54を取り付ける ようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような蝶番構造によれば、箱体本体に扉を取付け、あるい は取外し作業を行なうに際し、Eリングを蝶番ピンに嵌着したり、あるいは蝶番 ピンから取外したりするのにラジオペンチ等の工具を必要としていた。
【0005】 また、Eリングを工具の使用により蝶番ピンより取外した場合にはEリングが 変形して再使用できないこともあり、その場合には部品の取替え等が必要となり 、この部品を予め手配しておく必要があるという面倒もあった。
【0006】 さらに箱体本体や扉の色の塗替え等のために扉を取外した時に蝶番ピン、Eリ ング、ゴムキャップ等がそれぞれ別部材として独立しているためこれらの部品を 紛失するおそれもあった。また当然に再び組付ける作業を行なう際にも部品点数 が多いためにそれらの部品を順番に組付けていくという作業が大変面倒で時間も 掛かるものであった。
【0007】 さらにまた、蝶番ピンが長いため、蝶番ピンの差込み、引抜きにも手間取り、 蝶番ピンを引抜く途中でそれが変形して(曲がって)再度使用できないという状 態となることもある等作業が大変やり難く、多くの問題を抱えていた。
【0008】 この考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的 とするところは、箱体本体への扉の取付け、あるいは取外し作業に際し、工具類 を必要とせず、また部品の破損・紛失等のおそれもなく、簡易迅速に扉の箱体本 体への取付け取外し作業をなし得ることのできる電気機器収納用箱体の蝶番構造 を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するためにこの考案に係る電気機器収納用箱体の蝶番構造は、 箱体本体側蝶番と扉側蝶番とからなり、いずれか一方の蝶番は小間隔を隔てて同 軸的に配置される一対の耳筒を有し、他方の蝶番は前記両耳筒間に配置される短 軸部材の一端に前記一方の耳筒に挿着される突ピンを有すると共に、前記短軸部 材の他端には前記他方の耳筒に進退動自在に挿着される係合ピンのピン穴を有し 、該他方の耳筒には前記係合ピンより突設される摘みを係合又は解除させる鉤状 のスリット溝が形成された構成をなすものである。
【0010】
【作用】
上記の構成を有するこの考案に係る電気機器収納用箱体の蝶番構造によれば、 扉を箱体本体へ取付けるに際しては、箱体本体側蝶番か扉側蝶番のいずれかに備 えられた一対の耳筒間に他方の蝶番の短軸部材を配置させてその一端に突設され る突ピンを対向する側の耳筒に挿入させる。そして他方の耳筒に挿着される係合 ピンを短軸部材の前記突ピンとは反対側の面に穿設されるピン穴に挿入させた上 でその係合ピンをその耳筒に形成される鉤状のスリット溝に係合させることによ り扉は箱体本体に取付けられる。
【0011】 一方、扉を箱体本体から取外すに際しては、その係合ピンのスリット溝との係 合を解除させてやれば、前記短軸部材のピン穴から係合ピンが抜脱されると同時 に短軸部材の一端に突設される突ピンも前記耳筒から抜脱でき、扉は箱体本体よ り取外しできることとなる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。 図1には、いわゆる水切型配電盤用ボックス10は、箱体本体12の上面開口 14に被着される扉16の内側面に前記箱体本体12の前記開口14の周辺面上 に密着するスポンジ類等の水切り用パッキン18が周設されてなるものである。
【0013】 しかして前記箱体本体12の開口14周辺縁の一側に本体側蝶番20が備え付 けられ、他方前記扉16の内周面の一側には扉側蝶番22が備え付けられている 。 前記本体側蝶番20は、夫々貫通孔24、26を有する一対の耳筒28、30 が小間隔を隔てて同軸的に配置されている。
【0014】 一方前記扉側蝶番22は、前記本体側蝶番20の両耳筒28、30間の間隔よ りやや小さい寸法の軸長さをもつ短軸部材32を有し、その軸方向の一端面には 前記一方の耳筒28の貫通孔24内に挿入可能な突ピン34を有する一方、この 短軸部材32の軸方向の他端面には前記他方の耳筒30の貫通孔26内に挿通さ れる係合ピン36が挿入可能なピン穴38を有している。
【0015】 そして前記係合ピン36は、前記耳筒30の貫通孔26に挿通される挿通ピン 40の周面の一側に摘み42がねじ立てにより突設されて組付けられており、こ の係合ピン36が装着される前記耳筒30の周面には前記貫通孔26に挿通され る挿通ピン40より突設される摘み42が突出可能なL字状鉤形のスリット溝4 4が開設されてなるものである。このスリット溝44は前記耳筒30の筒方向に 延びる長溝の前記耳筒28寄り端より周方向へ溝が屈曲して連設されてなるもの である。
【0016】 そして前記係合ピン36は挿通ピン40が摘み42を組付ける前に前記耳筒3 0に挿通され、しかる後摘み42を該耳筒30のスリット溝44に外から差し込 んで前記挿通ピン40にねじ立てすることにより一体的に取り付けられている。 この係合ピン36を一旦前記耳筒30に装着した後は、通常これを挿通ピン40 と摘み42とに分解するようなことはない。
【0017】 尚、前記短軸部材32の一端に形成されるピン穴38の深さは、前記係合ピン 36の挿通ピン40が挿入される長さにほぼ見合う寸法に設計されている。
【0018】 しかして扉16を箱体本体12に取り付けるに際しては、扉側蝶番22の短軸 部材32を本体側蝶番20の両耳筒28、30間に位置させ、しかる後短軸部材 32の一端面に突設させる突ピン34を耳筒28の貫通孔24内へ挿入させる。 次に係合ピン36の摘み42を指先で摘んで図2中矢印A方向、即ち端軸部材 32に向かって前進させ、挿通ピン40を前記短軸部材32のピン穴38内に挿 入させる。
【0019】 この状態で摘み42を図1中矢印B方向へ回してスリット溝44の屈曲部に係 止させる。これにより挿通ピン40は前記短軸部材32のピン穴38より最早抜 脱できない状態となる。またそのときに前記短軸部材32に形成されるピン穴3 8の深さと前記係合ピン36の挿通ピン40が挿入される長さとがほぼ同じ寸法 に形成されているので短軸部材32は後戻りできず、突ピン34が耳筒28の貫 通孔24より抜脱することもない。したがって扉16が箱体本体12に取り付け られることとなる。
【0020】 一方扉16を箱体本体12から取り外したい場合には、前記係合ピン36の摘 み42を図1中矢印B方向とは逆の方向に回してスリット溝44との係合を解き 、挿通ピン40を矢印A方向とは逆の方向へ引き戻すことにより扉側蝶番22の 短軸部材32のピン穴38より抜脱させる。
【0021】 そうして扉側蝶番22の短軸部材32の突ピン34を前記耳筒28の貫通孔2 4より抜脱させれば、扉16は箱体本体12より取り外しされることとなる。
【0022】 尚、上記実施例では、箱体本体12側に耳筒28、30を有する本体側蝶番2 0を備え付け、扉16側に前記耳筒28、30間に位置される短軸部材32を有 する扉側蝶番22を備え付けるようにしたが、これの逆であっても構わない。
【0023】 すなわち図示まではしないが、扉16側に耳筒28、30を有する蝶番を取り 付け、箱体本体12側にその耳筒28、30間に装着される短軸部材32を有す る蝶番を備え付けるものであっても同様の効果が得られる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、この考案に係る電気機器収納用箱体の蝶 番構造によれば、箱体本体が扉かいずれか一方に一対の耳筒を有する蝶番を備え 付け、他方にはその両耳筒間に位置される短軸部材を有する蝶番を備え付け、短 軸部材の一端に突設される突ピンを一方の耳筒に挿入させると共に、他方の耳筒 に挿着される係合ピンをその短軸部材の他端に穿設されるピン穴に挿入させるこ とにより扉を箱体本体へ取り付けし、また係合ピンをピン穴から抜脱することで 扉を箱体本体より取り外しできるものである。 したがって扉の箱体本体への取付け、あるいは取外し作業が非常にスピーディ ーに、かつ簡単に行われるものであり、その作業効率は大幅に改善される。 また、係合ピンは耳筒に装着されたままで作用されるものであるから部品の紛 失等の心配もなく、しかも係合ピンと短軸部材との係合離脱には何ら工具類を必 要とせず、指先の操作のみで足りるので作業が非常に楽である等の便利さも有す る。 したがってこの考案は水切型の配電盤用ボックスに限らず、各種の電気機器収 納用箱体の蝶番に適用することは大変有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る電気機器収納用箱体
の蝶番構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した電気機器収納用箱体の箱体本体側
蝶番と扉側蝶番とを組付けた状態を示す図である。
【図3】従来の電気機器収納用箱体の一例としての蝶番
構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 配電盤用ボックス 12 箱体本体 16 扉 20 本体側蝶番 22 扉側蝶番 28 耳筒 30 耳筒 32 短軸部材 34 突ピン 36 係合ピン 38 ピン穴 40 挿通ピン 42 摘み 44 スリット溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体本体側蝶番と扉側蝶番とからなり、
    いずれか一方の蝶番は小間隔を隔てて同軸的に配置され
    る一対の耳筒を有し、他方の蝶番は前記両耳筒間に配置
    される短軸部材の一端に前記一方の耳筒に挿着される突
    ピンを有すると共に、前記短軸部材の他端には前記他方
    の耳筒に進退動自在に挿着される係合ピンのピン穴を有
    し、該他方の耳筒には前記係合ピンより突設される摘み
    を係合又は解除させる鉤状のスリット溝が形成されてな
    ることを特徴とする電気機器収納用箱体の蝶番構造。
JP1709992U 1992-02-21 1992-02-21 電気機器収納用箱体の蝶番構造 Pending JPH0567052U (ja)

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JPH0567052U true JPH0567052U (ja) 1993-09-03

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JP1709992U Pending JPH0567052U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 電気機器収納用箱体の蝶番構造

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JP (1) JPH0567052U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336325A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Sankoo Kenchikuten:Kk ドア付き浴槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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