JPH056623Y2 - - Google Patents

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JPH056623Y2
JPH056623Y2 JP1987001564U JP156487U JPH056623Y2 JP H056623 Y2 JPH056623 Y2 JP H056623Y2 JP 1987001564 U JP1987001564 U JP 1987001564U JP 156487 U JP156487 U JP 156487U JP H056623 Y2 JPH056623 Y2 JP H056623Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、デジタルオーデイオテーププレーヤ
(DATと呼ぶ)のカセツトに係るもので、特に、
リールブレーキ解除の機構に改良を施したもので
ある。
(従来の技術) DATカセツトには、テープの保護を目的とし
た開閉自在のリツドが設けられている。このリツ
ドは、通常はロツクされた状態にあるが、カセツ
トをテーププレーヤの再生位置に装着させる際に
開放される様になつている。
一方、持ち運び移動等によつて、カセツト内で
リールが勝手に回転し、テープが弛んだり絡まつ
たりすることを防止するために、リールにはブレ
ーキ部材が設けられている。このブレーキ部材
は、カセツトの使用時において、テープを保護し
ているリツドが開放された場合に、このリツドと
連動して解除され、これによつてはじめてリール
が回転可能となり、テープが走行できる。
この点を第2図に示すDATカセツトによつて
説明する。
第2図はカセツトの背面側の部材を外したとこ
ろの内部平面図であり、テープと左側のリールを
取り除いた図である。第2図に示す様に、このカ
セツトにはケース本体20と、その奥に軸21を
中心として開閉自在に設けられたリツド22とが
設けられている。ケース本体20内には、リール
23が左右に設けられており、リール23の外周
には凹凸24が設けられている。
また、リール23の奥にはスプリング25によ
つてリール23側に付勢された横長のブレーキ解
除部材26が設けられている。このブレーキ解除
部材26からは、左右の2つのリール23に対向
した棒状のブレーキ27が出ており、リール22
3凹凸24にこのブレーキ27が噛んでいる。こ
の状態が、リールのブレーキがかかつている状態
である。
ブレーキ解除部材26の側板28は、ケース本
体20の側壁に沿つてリツド22に側に延長さ
れ、この側板28の先端には外向きの突起29が
設けられている。また、このブレーキ解除部材2
6の側板28と平行に配置されたリツド22の側
板には、前記外向きの突起29に対向して内向き
の突起30が設けられている。これらの突起2
9,30は、その係合面は直角或いは斜角状に形
成され両者が互いに噛み合う様に構成されてい
る。
この様な構成の従来のカセツトにおいて、ブレ
ーキ部材27の解除動作は、リツド22が軸21
を中心として回動すると、リツド22の側板の内
側の突起30がブレーキ解除部材26の側板28
の外向きの突起29を引掛けて、引張ることによ
り、ブレーキ解除部材26がスプリング25に逆
らつてカセツトの奥側に移動し、ブレーキ解除部
材26に設けたブレーキ部材27が後退し、リー
ル23の凹凸24から離れるので、リールのブレ
ーキ解除が行われる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記の様な従来のデジタル・オーデ
イオ・テープのカセツトにおいては、リツド側板
の内側の突起30がブレーキ解除部材の側板の外
向きの突起29を引張る際に、テーププレーヤ内
に挿入されたカセツトとリツド開放部材との位置
関係によつては、ブレーキ解除部材側の突起29
を引掛けていたリツド側の突起30がオーバーラ
ンしてしまい、ブレーキ解除部材側の突起29か
ら外れて、これを乗り越えてしまうことがある。
その様な場合に、従来のカセツトでは、第2図
Bに示す様に、リツド側の突起29と、ブレーキ
解除部材側の突起30の係合面の外側の角が共に
直角であるために、両者が噛み合つてしまい、リ
ツドを戻すためのスプリングの力が働いていて
も、元に戻ることができない。
その結果、リツドは開いたままとなるにもかか
わらず、ブレーキ解除が行なわれないので、その
ままローデイングを続けると、テープが切れた
り、テーププレーヤのメカニズムの負荷が大にな
る。また、リツドが開放したまま戻らなくなつて
いるカセツトは、これをテーププレーヤ内から取
り出そうとすると、開いたリツドがテーププレー
ヤの他の部材、例えばカセツトを保護して移動さ
せるカセツトホルダに噛み合つてしまい、カセツ
トの取り出しが不可能となる。特に、デジタル・
オーデイオ・テープのカセツトは、広く一般に使
われているオーデイオカセツト(コンパクトカセ
ツト)よりも更に小型であるので、テーププレー
ヤ内で噛んでしまつたカセツトを手で取り出すこ
とは困難であり、テーププレーヤを分解しなけれ
ばならないようなこともあつた。
本考案は上記のような問題点を解決するために
提案されたもので、その目的は、リツド側板の内
側の突起が、ブレーキ解除部材の側板の外向きの
突起から外れて突起の先端部に乗上げても、係合
部の背後にまで乗越えて噛合つてしまうことがな
く、リツドの戻り用スプリングの力で初期の状態
への脱出を可能とするデジタル・オーデイオ・テ
ープのカセツトを提供することにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のデジイタル・オーデイオ・テープのカ
セツトは、リツドの突起とブレーキ解除部材の突
起の少なくともいずれか一方の突起の先端部の長
さが、リツドの突起の移動ストロークよりも長く
設定されていることを構成上の特徴とするもので
ある。
(作用) 上記の様な構成を有する本考案のデジタル・オ
ーデイオ・テープのカセツトにおいては、リツド
側板の内側の突起がブレーキ解除部材の側板の内
側の突起から外れて突起の先端部に乗上げてしま
つても、突起先端部の長さが長くなつているの
で、突起がその先端部を乗越えて係合部の背後に
回つて噛合つてしまうことがなく、乗上げた状態
からリツドの戻し用スプリング初期の状態へ脱出
できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
*実施例の構成 第1図Aに示すように本実施例においては、ブ
レーキ解除部材26の側板28の外向きの突起2
9の先端部29aの長さlが、リツド22の開閉
時における側板の内側の突起30の移動ストロー
クLよりも長く設定されている。
*実施例の作用 上記の様な構成を有する本実施例において、第
1図Bの様に、リツド22の内側の突起30とブ
レーキ解除部材26の外向きの突起29が外れて
しまつた場合でも、リツドの突起30はブレーキ
解除部材の突起29の先端部29aに乗上げるだ
けであり、この先端部29aを乗越えて係合部の
背後にまで回り込むことがない。その結果、カセ
ツトをテーププレーヤ内から排出する際にリツド
22が閉じようとすると、リツド22の突起30
は、リツド22の戻し用のスプリングの力で先端
部29aから滑り落ちて元の係合状態に戻ること
ができる。
以上の様に本実施例のデジタル・オーデイオ・
テープのカセツトは、リツドの内側の突起がブレ
ーキ解除部材の外向きの突起に乗上げても、その
背面に乗越えることがないものであるが、第1図
A,Bに示す実施例に限定されるものではなく、
ブレーキ解除部材26側の突起29の代りに、リ
ツド側板の内側の突起30の先端部の長さを、突
起30の移動ストロークよりも長く設定したり、
両方の突起の先端部を長くしても良い。
[考案の効果] 以上の実施例に示す様に、本考案によると、リ
ツド側板の内側の突起又はブレーキ解除部材の突
起の少なくとも一方の突起の先端部を、リツドの
突起の移動ストロークよりも長くするという極め
て簡単な手段によつて、リールのブレーキ解除を
確実に行なうことのでき、しかもテーププレーヤ
内でリツドが開放状態でロツクされる様な不都合
のないデジタル・オーデイオ・テープのカセツト
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカセツトの一実施例における
リツドの突起とブレーキ解除部材の突起とを示す
拡大平面図であつて、第1図Aはブレーキの開放
時、第1図Bは突起が乗り越えた状態を示す。第
2図Aは従来のカセツトの背面の部材を外したと
ころの内部平面図、第2図Bは従来のカセツトに
おいてリツドの突起がブレーキ解除部材の突起か
ら外れて乗り越えてしまつた時を示す拡大平面図
である。 20……カセツト本体、21……軸、22……
リツド、23……リール、24……凹凸、25…
…スプリング、26……ブレーキ解除部材、27
……ブレーキ部材、28……ブレーキ解除部材の
側板、29……ブレーキ解除部材の突起、30…
…リツド側突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 a カセツト本体に開閉自在に取付けられ、カセ
    ツトのテーププレーヤへの装着時に開放される
    テープ保護用のリツド。 b カセツト内に設けられたテープ巻取りリール
    の回転を阻止するブレーキ部材。 c ブレーキ部材と連動し、常時ブレーキの係合
    方向に付勢されているブレーキ解除部材。 c ブレーキ解除部材に一体に設けられ、前記リ
    ツドの開放動作時にリツドに形成された突起と
    係合し、ブレーキ解除部材をブレーキ解除方向
    に移動させる突起。 d リツドの突起とブレーキ解除部材の突起の少
    なくともいずれか一方の突起の先端部の長さ
    が、リツドの突起の移動ストロークよりも長く
    設定されている。 以上a〜dの構成要件を備えていることを特徴
    とするカセツト。
JP1987001564U 1987-01-09 1987-01-09 Expired - Lifetime JPH056623Y2 (ja)

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JP1987001564U JPH056623Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

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JP1987001564U JPH056623Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

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Publication Number Publication Date
JPS63109379U JPS63109379U (ja) 1988-07-14
JPH056623Y2 true JPH056623Y2 (ja) 1993-02-19

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ID=30779591

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JP1987001564U Expired - Lifetime JPH056623Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6171485A (ja) * 1984-09-14 1986-04-12 Hitachi Maxell Ltd テ−プカ−トリツジ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6171485A (ja) * 1984-09-14 1986-04-12 Hitachi Maxell Ltd テ−プカ−トリツジ

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JPS63109379U (ja) 1988-07-14

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