JPH0565981B2 - - Google Patents

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JPH0565981B2
JPH0565981B2 JP15528386A JP15528386A JPH0565981B2 JP H0565981 B2 JPH0565981 B2 JP H0565981B2 JP 15528386 A JP15528386 A JP 15528386A JP 15528386 A JP15528386 A JP 15528386A JP H0565981 B2 JPH0565981 B2 JP H0565981B2
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JP
Japan
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auxiliary electrode
electrode
main electrode
main
arc tube
Prior art date
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JP15528386A
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English (en)
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JPS6310456A (ja
Inventor
Katsuya Ootani
Keiichi Baba
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS6310456A publication Critical patent/JPS6310456A/ja
Publication of JPH0565981B2 publication Critical patent/JPH0565981B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、グロー放電により始動するメタル
ハライドランプに関する。
〔従来の技術〕
第4図はメタルハライドランプの従来例の要部
を示す。図において、51は石英製の発光管で、
その管内に水銀(Hg)と、アルゴン(Ar)また
はネオン−アルゴン(Ne−Ar)等の希ガスと、
発光金属としてヨウ化スカンジウム(ScI3)また
はヨウ化ナトリウム(NaI)等のハロゲン金属と
が封入されている。52a,52bはタングステ
ン軸の上端部にタングステン線を捲装してなる主
電極で、その下端部はそれぞれ前記発光管51の
両端部の封止部51a,51bに封じられてい
る。53は補助電極としてのタングステン線で、
前記主電極52aと離間して並設され、その一端
部が封止部51aに封じられている。54a,5
4bは外部導入線で、それぞれ金属箔55a,5
5bを介して前記主電極52a,52bに接続さ
れている。54cは外部導入線で、金属箔55c
を介して前記補助電極53に接続されている。5
6は発光管51の内壁に凝集した添加物である。
第5図は前記発光管51の結線図である。前記
発光管51は主電極52aが電源に、主電極52
bがチヨークコイル60を介して電源に接続さ
れ、補助電極53が限流抵抗61を介して前記主
電極52bに接続されている。
前記限流抵抗61はその抵抗値を20kΩ〜30kΩ
に選択し、始動時に、主電極52aと補助電極5
3との間にグロー放電を生じさせている。
前記限流抵抗61の抵抗値に応じて、始動時に
おける主電極52aと補助電極53との間の放電
形態が異なり、抵抗値が1kΩ以下の場合、アーク
放電を生じる。しかしながら、アーク放電による
始動はつぎの(1)〜(3)の理由により採用されていな
い。
(1) 補助電極53が高温になる。
(2) 主電極52a−補助電極53間にアーク放電
が生じている間、主電極52aの温度が高温に
なり、この部分の電子放射物質の消耗がもう一
方の主電極52bのそれより大きくなり、ラン
プの寿命が短縮される。
(3) 主電極52a,52b間へのアーク放電移行
が困難である その(3)の原因として次の(a),(b)があげられる。
(a) アーク放電の場合は、主電極52a−補助
電極53にかかる電圧が電源電圧より低くな
り、従つて、主電極52a−主電極52bに
も低い電圧しか供給されない。その結果、主
電極52a−補助電極53回路が開放されて
も、補助電極53と対向した位置にある主電
極52b付近には高エネルギーの自由電子が
少なく、始動電圧が高くなつてしまう。
(b) 主電極52a−補助電極53間にアーク放
電が生じると、アーク放電により発生した熱
により発光管51内の蒸気圧、特に、水銀蒸
気圧が高くなるため、始動電圧が高くなつて
しまう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のハライドランプは、 (A) 点灯中、発光管51および管内の発光管部材
からの不純ガス放出 (B) 電極の劣化 に起因して恒久的に始動電圧が上昇するという
問題点があつた。
上記(A)に起因する問題点を解決する方法として
は、例えば、特開昭48−71086号公報に示す例が
ある。これは、石英管中のOH基をアルカリによ
り除去するか、あるいは真空溶融石英を使用して
管部からの不純ガスの放出を防止し、発光管部材
を精製等して前処理し、発光管部材からの不純ガ
スの放出を防止している。
また、上記(B)に起因する問題点を解決する方法
としては、例えば、特開昭56−18359号公報に示
す例がある。これは、電極の形状を改良するか、
あるいは、電極物質の被着性の改良等をして劣化
を防止している。
しかしながら、従来のメタルハライドランプ
は、点灯中に蒸発していた添加物が、消灯時、発
光管51内の端部に凝集する際、補助電極53の
周りに付着(トラツプ)されるため、同一発光管
51の始動電圧が高くなつたり、低くなつたりし
て一定しないという問題点があつた。
この発明は、このような問題点を解消するため
になされたもので、始動電圧を常に一定にして、
グロー放電による始動を容易にした発光管を得る
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るメタルハライドランプは、第1
主電極および第2主電極を発光管の両端部に配設
し、補助電極はその全表面積sと、第1主電極と
補助電極との間の距離dとの比が2.0≦s/d≦
6.0の関係を満足するように形成するとともに、
前記第1主電極から離間して配設している。
〔作用〕
この発明に係る補助電極は、その全表面積s
と、第1主電極と補助電極との間の距離dしの比
が2.0≦s/d≦6.0の関係を満足するように形成
するとともに、前記第1主電極から離間して配設
したから、ランプ消灯時、補助電極に凝集する添
加物により、全表面を覆われることはなく、従つ
て、つぎの始動を容易に行なうことができる。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す。図におい
て、1は石英製の発光管で、その内部にヨウ化ス
カンジウム−ヨウ化ナトリウム(ScI3−NaI)お
よび水銀(Hg)の他に、アルゴン−水銀(Ar−
Hg)のペニング効果を得るために、アルゴン
(Ar)を封入している。アルゴンの封入圧は、グ
ロー放電を容易にするため、15Torr〜70Torrが
好ましい。2a,2bはタングステン軸にタング
ステン線を捲装した主電極(第1主電極、第2主
電極)で、前記タングステン軸をそれぞれ前記発
光管1の両端部の封止部1a,1bに封じてい
る。3は補助電極で、止端部を0.2cmだけ残して
残りの部分が封止部1aに封じられたタングステ
ン線3tに、径が0.1φ(0.01cm)のタングステン
線を10cmを用いて形成した円筒形の網3nが同軸
的に取り付けられている。主電極2aと0.1cmの
間の距離dは0.1cmである。4a,4bは外部導
入線で、それぞれ金属箔5a,5bを介して前記
主電極2a,2bのタングステン軸に接続してい
る。4cは外部導入線で、金属箔5cを介して前
記補助電極3のタングステン線に接続されてい
る。6は発光管1の内壁に凝集した添加物であ
る。なお、前記限流抵抗61の抵抗値は30KΩで
ある。
この実施例のメタルハライドランプは、補助電
極を、径が0.1φ(0.01cm)のタングステン線10cm
を用いて形成した円筒形の網3nをタングステン
線3tに同軸的に取り付けて形成し、かつ、主電
極2aとの間を0.1cm離間するとともに、前記タ
ングステン線3tをその上端部を0.2cmだけ残し
て残りの部分を封止部1aに封じる構成にしたか
ら、補助電極3の全表面積s(=(0.01×10+0.04
×0.2)π)と、主電極2aと補助電極との間の
距離d(=0.1)との比s/d(=3.4)は、前記式
(1)すなわち2.0≦s/d≦6.0の関係を満足し、補
助電極3は、ランプ消灯時、補助電極3に凝集す
る添加物により、全表面を覆われることはない。
従つて、補助電極3の添加物により覆われてい
ない部分と、主電極2aとの間に、始動時、局所
的に高電界が生じ、グロー放電を生じる。
第2図はタングステン線の径と始動電圧との関
係を示す。これは400Wのメタルハライドランプ
を30KΩの限流抵抗61を取りつけた第5図に示
す回路に接続して始動電圧を測定したものであ
る。これより、線径が0.3φ以下の場合、始動電圧
が200V以下にできることがわかる。しかし、線
径が0.05φ以下の場合、補助電極を形成するには
細過ぎ、線径が0.2φを越える場合、一定の始動電
圧を得ることができない。従つて、線径は0.05φ
〜0.2φに選らぶ方が良い。
第3図に発光金属としてヨウ化スカンジウム−
ヨウ化ナトリウム(ScI3−NaI)を封入し、アル
ゴン(Ar)を封入圧15Torr〜70Torrで封入した
場合の補助電極の全表面積(s)/電極−補助電
極間の距離(d)と、始動電圧(Vs)との関係
を示す。このグラフから、比s/dを式(1)すなわ
ち2.0≦s/d≦6.0を満足するように選択する
と、始動電圧を200V以下にできることがわかる。
200時間の寿命試験を、s/d=3.4を満足する
補助電極を有し、封入圧40Torrでアルゴンを封
入した発光管20本に対して行なつたところ、全数
が180Vで始動した。
〔発明の効果〕
この発明は、補助電極の全表面積(s)と、第
1主電極と補助電極との間の距離(d)と比が
2.0≦s/d≦6.0を満足するように構成したの
で、補助電極は補助電極に凝集する添加物によ
り、全表面を覆われず、従つて、つぎの始動を容
易に行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の要部を示す平面
図、第2図は第1図に示す補助電極の網に使用さ
れるタングステン線の径と始動電圧との関係を示
す図、第3図は補助電極表面積/主電極−補助電
極間距離と始動電圧との関係を示す図、第4図は
メタルハライドランプの従来例の要部を示す平面
図、第5図は第4図に示す発光管の結線図であ
る。 図において、1……発光管、2a,2b……主
電極、3……補助電極である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発光管の両端部に配設した第1主電極および
    第2主電極と、この第1主電極と離間して並設し
    た補助電極とを備え、かつ、前記補助電極の全表
    面積sと、第1主電極と補助電極との間の距離d
    との比は2.0≦s/d≦6.0の関係を有することを
    特徴とするメタルハライドランプ。
JP15528386A 1986-07-02 1986-07-02 メタルハライドランプ Granted JPS6310456A (ja)

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JP15528386A JPS6310456A (ja) 1986-07-02 1986-07-02 メタルハライドランプ

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JP15528386A JPS6310456A (ja) 1986-07-02 1986-07-02 メタルハライドランプ

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Publication Number Publication Date
JPS6310456A JPS6310456A (ja) 1988-01-18
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ID=15602512

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