JPH0222520B2 - - Google Patents

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JPH0222520B2
JPH0222520B2 JP55051716A JP5171680A JPH0222520B2 JP H0222520 B2 JPH0222520 B2 JP H0222520B2 JP 55051716 A JP55051716 A JP 55051716A JP 5171680 A JP5171680 A JP 5171680A JP H0222520 B2 JPH0222520 B2 JP H0222520B2
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JP
Japan
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barium
lighting tube
lighting
electrode
airtight container
Prior art date
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JP55051716A
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English (en)
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JPS56149797A (en
Inventor
Masahiko Asakura
Akihiro Inoe
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Toshiba Electric Equipment Corp
Original Assignee
Toshiba Electric Equipment Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Electric Equipment Corp filed Critical Toshiba Electric Equipment Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は点灯管に係り、特に高圧放電灯の点灯
時に使用する点灯管の改良に関する。
(従来の技術) 蛍光ランプの起動素子として従来使用されてい
る点灯管は、100Vタイプの蛍光ランプ用ではバ
リウム、ランタンなどの活性剤を電極に被着させ
アルゴンなどの希ガスを充填しており、200Vタ
イプの蛍光ランプ用では希ガスあるいは希ガスと
有機ガスなどを充填している。従来のこの種の点
灯管をメタルハライドランプや高圧ナトリウムラ
ンプなどの高圧放電灯の起動素子として使用する
と、従来のバリウムやランタンなどの活性剤を使
用したものでは2.5ないし4mgのバリウムアザイ
ドを熱分解してなる1.5ないし2.5mg程度のバリウ
ムや電子放射能の高いランタンを使用している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記高圧放電灯の起動に必要なだ
けの高いキツク電圧が得られず、そのため高圧放
電灯を点灯させることができない。またアルゴン
などの希ガスや希ガスとプロパンなどの有機ガス
とを混合したガスを充填した点灯管を高圧放電灯
の起動に使用する場合には高圧放電灯の起動に必
要なキツク電圧を得るためにガス圧を低くしなけ
ればならないが、ガス圧を低くすると点灯管の放
電電流が少なくなるので点灯管の動作時間が長く
なり高圧放電灯の2ないし3秒程度での速かな点
灯ができなくなるという欠点があつた。
本発明は上記した欠点に鑑みてなされたもので
高圧電灯の点灯に必要なキツク電圧を十分にとる
ことができ、また、点灯管の容器内に発生する不
純ガス等を除去でき速かな点灯が可能な点灯管を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、(1)高圧放電灯に内蔵され、気密容器
内に少なくとも片側がバイメタルからなる電極を
具備し、易放電気体を充填してなる点灯管におい
て、上記気密容器の内壁および上記電極に、バリ
ウムを被着したことを特徴とする点灯管。
(2)電極に被着されたバリウムは、9×10-5mgない
し9×10-4mgであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の点灯管である。
(作用) 本願発明により、電極にバリウムを適度に付着
させ、高圧放電灯を点灯させる高い電圧を発生さ
せることおよび点灯管の短い動作時間を得ること
ができ、また容器内壁に付着したバリウムにより
不純ガス等を早く吸収させ、点灯管の動作を速く
することができる。
(実施例) 以下に本発明の詳細を図示の一実施例を参照し
て説明する。
第1図は本発明一実施例の点灯管を組込んだメ
タルハライドランプの点灯回路の一例を示す回路
図であつて、高圧放電灯であるメタルハライドラ
ンプの外管バルブ1内の発光管2内に設けられた
主電極3および4の一方の主電極4の近傍に始動
補助極5が設けられており、上記主電極4と補助
極5の間に接続された電気抵抗6は補助極5と他
方の主電極3との間に常閉バイメタルスイツチ7
を介して接続されている電気抵抗8よりきわめて
高い抵抗値を有している。そうして、一方の主電
極4と他方の主電極3との間には電気抵抗9と直
列に接続された点灯管10が上記常閉バイメタル
スイツチ7を介して接続されている。前記した外
管バルブ1の外部端子11,12は安定器13を
介して外部交流電源14に導電的に接続されてい
る。外部交流電源14から一方の主電極4と他方
の主電極3との間に印加された電圧は常閉バイメ
タルスイツチ7が閉じており、上記したように電
気抵抗6がきわめて高い抵抗値であるので、主電
極4と補助極5との間にほぼ電源電圧に近い値で
印加されるとともに点灯管10と電気抵抗9との
直列回路にも印加され、点灯管10の両電極間に
グロー放電が発生し、点灯管10が動作して発光
管2の主電極3,4間にキツク電圧を与え、主放
電が発生するようになつている。主放電移行時に
は常閉バイメタルスイツチ7は開くようになつて
いる。本発明者らは第1図に示すようなメタルハ
ライドランプなどの高圧放電灯の点灯回路の起動
素子として使用され、上記高圧放電灯に2.0〜
2.8kV程度の高いキツク電圧を与え、しかも高圧
放電灯を点灯するための点灯所要時間の短い点灯
管を得るために試行錯誤を繰返した結果、第2図
にその一実施例を示す点灯管を開発した。第2図
は本発明一実施例の点灯管10の一部切欠正面図
であつて、点灯管10のガラスの気密容器21内
にステム22の内部導入線23,24に保持され
たバイメタル電極25,26が使定の放電間隙を
保つて植立されている。気密容器21のステム2
2の排気管27から気密容器21内部の空気を排
気したのち、6ないし15torr程度の圧力のアルゴ
ンガスが充填され、気密に封緘されて封緘端28
が形成されている。気密容器21の頂部29の内
壁30には、バリウムアザイドBaN6が被着さ
れ、点灯管10の排気時に真空中の加熱分解によ
つてバリウムとなり、気密容器21内壁全体およ
びバイメタル電極25,26に被着されて活性剤
31となつている。32および33は内部導入線
と導電的に接続され点灯管10の外部端子となつ
ている外部導入線である。またバイメタル電極2
5および26のそれぞれ先端には電極のバイメタ
ルの放電時の溶着を防止するため、たとえばタン
グステン丸棒の放電端子34,35が設けてあ
る。
気密容器内壁に被着されたバリウムの活性剤の
生成について詳述すると、第2図に示すように気
密容器の頂部内壁にバリウムアザイドBaN6を被
着し、気密容器を排気管から排気して、気密容器
内を真空にし、バリウムアザイド被着部分を加熱
する。この加熱によつてバリウムアザイドは分解
してバリウムとなり窒素は排気される。上記加熱
によりバリウムに所定量の熱量を与えるとバリウ
ムはきわめて細かい粒子となつて飛散しバイメタ
ル電極上に所望の5×10-4mgのバリウムが被着さ
れ他のバリウムは気密容器内壁全体やステムに被
着されるのである。
本発明者らは上記した気密容器内壁に被着させ
るバリウムアザイドの重量を変化させることによ
り、バイメタル電極に被着したバリウムの重量を
変えて点灯管を多数製造し、バイメタル電極に被
着したバリウムの量を定量してその量と従来使用
されている標準安定器を使用したときのグロー持
続時間ならびにキツク電圧の関係を測定した。第
3図は上記バリウムの重量(mg)とキツク電圧、
第4図はバリウムの重量(mg)とグロー持続時間
の関係を示す特性曲線図である。なお、バリウム
の量は点灯管を破壊して空気中にバリウムが露出
されると直ちに酸化されて酸化バリウムBaOと
なるので酸化バリウムの重量を定量し、計算によ
りバリウムの量を算出した。その結果、メタルハ
ライドランプの点灯に必要なキツク電圧である
2.2ないし2.8kVを発生し、しかも点灯所要時間
(点灯管グロー持続時間)が所望の1.5ないし3秒
であるバリウムの電極に付着した重量は9×10-5
ないし9×10-4mgであることが第3図および第4
図より明らかである。
なお、上記した結果はメタルハライドランプの
例で説明したが、上記の数値は高圧ナトリウムラ
ンプなどの他の高圧放電灯においても同様の効果
を示すことを実験により確認した。また前記した
第2図に示す実施例では2個の電極がともにバイ
メタル電極である点灯管について説明したが、本
発明は片側がバイメタルからなる電極で他方が固
定電極である点灯管においても全く同様の効果を
有している。
また、一般に高圧放電灯内は300℃ないし400℃
の高温になり点灯管の容器内も同程度の温度にな
つている。このため、どうしても容器内の電極等
の金属物質および容器を形成しているガラスから
不純ガス等が発生しやすくなる。
この発生した不純ガス等を、気密容器21内壁
全体に付着しているバリウムがゲツタ効果により
早く吸収するため点灯管の放電開始電圧が上昇す
ることなく安定するので、点灯管の動作を速くす
ることができる。
さらにまた、上記実施例ではバリウムアザイド
を気密容器頂部の内壁に被着した例で説明したが
バリウムアザイドを被着する位置は上記気密容器
頂部内壁に限るものではなく、上記頂部以外の気
密容器内壁に被着しても真空中の加熱分解により
点灯管の電極および気密容器内壁全体に所定量の
バリウムを被着することができる位置であればよ
い。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明は気密容器の内壁
および電極にバリウムを被着した点灯管であり、
メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプな
どの高圧放電灯を点灯する際に必要であつた高電
圧発生装置を使用することなく従来の通常使用さ
れている安定器の回路によつてきわめて短い点灯
所要時間で良好な点灯を行なうことができ、しか
もバリウムが点灯管の気密容器内壁やステムに被
着しているからそのゲツタ効果によつて点灯管の
放電開始電圧が上昇することが少なく安定してい
るので、高圧放電灯の寿命到達時に到るまで優れ
た点灯特性を発揮する効果をも有する点灯管を提
供することができる。。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の点灯管を組込んだメ
タルハライドランプ点灯回路の一例を示す回路
図、第2図は本発明一実施例の点灯管の一部切欠
正面図、第3図は本発明点灯管の電極に被着され
た金属バリウムの重量とキツク電圧との関係を示
す特性曲線図、第4図は同じく金属バリウムの重
量とグロー持続時間との関係を示す特性曲線図で
ある。 1……外管バルブ、2……発光管、3,4……
放電灯の主電極、5……放電灯の始動補助極、6
……電気抵抗、7……常閉バイメタルスイツチ、
8……電気抵抗、9……電気抵抗、10……点灯
管、13……安定器、21……点灯管の気密容
器、22……ステム、25,26……バイメタル
電極、29……気密容器の頂部、30……内壁、
31……活性剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高圧放電灯に内蔵され、気密容器内に少なく
    とも片側がバイメタルからなる電極を具備し、易
    放電気体を充填してなる点灯管において、上記気
    密容器の内壁および上記電極に、バリウムを被着
    したことを特徴とする点灯管。 2 電極に被着されたバリウムは、9×10-5mgな
    いし9×10-4mgであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の点灯管。
JP5171680A 1980-04-21 1980-04-21 Glow tube Granted JPS56149797A (en)

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JP5171680A JPS56149797A (en) 1980-04-21 1980-04-21 Glow tube

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CN1085616C (zh) * 1996-11-25 2002-05-29 袁壁疆 叠氮化钡的生产方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS432244Y1 (ja) * 1965-01-13 1968-01-31

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