JPS587027B2 - 金属蒸気放電灯 - Google Patents
金属蒸気放電灯Info
- Publication number
- JPS587027B2 JPS587027B2 JP3199179A JP3199179A JPS587027B2 JP S587027 B2 JPS587027 B2 JP S587027B2 JP 3199179 A JP3199179 A JP 3199179A JP 3199179 A JP3199179 A JP 3199179A JP S587027 B2 JPS587027 B2 JP S587027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- arc tube
- resistor
- discharge lamp
- vapor discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/50—Auxiliary parts or solid material within the envelope for reducing risk of explosion upon breakage of the envelope, e.g. for use in mines
Landscapes
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱耐アルカリ性の透光性管体からなる発光管
を外球内に装着した高圧ナトリウムランプの改良に関す
るものである。
を外球内に装着した高圧ナトリウムランプの改良に関す
るものである。
透光性セラミック管体又は単結晶質サファイア管よりな
る発光管にナトリウム、水銀および始動用希ガスを封入
した高圧ナトリウムランプは水銀ランプ、螢光ランプ等
に比べて高い始動電圧を有することは周知である。
る発光管にナトリウム、水銀および始動用希ガスを封入
した高圧ナトリウムランプは水銀ランプ、螢光ランプ等
に比べて高い始動電圧を有することは周知である。
このためランプの外球内に発光管と並列に、抵抗体とバ
イメタルスイッチの直列回路よりなるサーマルスタータ
ーを内蔵し、該バイメタルスイツチが開路するときに生
じる高電圧のキック電圧により発光管を始動する方式が
用いられている。
イメタルスイッチの直列回路よりなるサーマルスタータ
ーを内蔵し、該バイメタルスイツチが開路するときに生
じる高電圧のキック電圧により発光管を始動する方式が
用いられている。
ところでランプ外球内にサーマルスターターを内蔵した
ランプにおいては、例えば発光管がリーク、不点灯とな
った状態でもサーマルスターターが動作し、そのキック
電圧が発光管で吸収されずに直接安定器コイルに印加さ
れ、安定器を損傷することがある。
ランプにおいては、例えば発光管がリーク、不点灯とな
った状態でもサーマルスターターが動作し、そのキック
電圧が発光管で吸収されずに直接安定器コイルに印加さ
れ、安定器を損傷することがある。
本発明はこのような欠点を除去したもので発光管内に始
動用希ガスとしてのキセノンガスと共にナトリウム、水
銀を封入し、ランプ外球内に発光管と並列に抵抗体とバ
イメタルスイッチの直列回路よりなるサーマルスタータ
ーを内蔵したナトリウム蒸気放電灯において、前記サー
マルスターターの抵抗体の少なくとも一部に電子放射性
物質を付着させることにより、発光管がリークした場合
、前記抵抗体から放出される熱電子によってランプ外球
内に漏出したキセノンガスを電離させ、これによって生
じたキセノンイオンを媒体として放電を起こさせること
により前記抵抗体を溶断させ、サーマルスターター回路
を遮断せしめて故障ランプの起動動作を停止させるもの
である。
動用希ガスとしてのキセノンガスと共にナトリウム、水
銀を封入し、ランプ外球内に発光管と並列に抵抗体とバ
イメタルスイッチの直列回路よりなるサーマルスタータ
ーを内蔵したナトリウム蒸気放電灯において、前記サー
マルスターターの抵抗体の少なくとも一部に電子放射性
物質を付着させることにより、発光管がリークした場合
、前記抵抗体から放出される熱電子によってランプ外球
内に漏出したキセノンガスを電離させ、これによって生
じたキセノンイオンを媒体として放電を起こさせること
により前記抵抗体を溶断させ、サーマルスターター回路
を遮断せしめて故障ランプの起動動作を停止させるもの
である。
以下本発明を図面とともに詳細に説明する。
図において1はガラス外球であり、内部は所望のランプ
特性を得るために高真空に保たれている。
特性を得るために高真空に保たれている。
2は透光性セラミック管体からなる発光管で両端には金
属酸化物からなる電子放射性物質を充填した電極6,6
′を固着したセラミックディスク8,8′がセラミック
シール材によって気密に封止されている。
属酸化物からなる電子放射性物質を充填した電極6,6
′を固着したセラミックディスク8,8′がセラミック
シール材によって気密に封止されている。
また7,7′は電極6,6′に電力を供給する電気導入
体である。
体である。
この発光管2を始動させるために、抵抗体3とバイメタ
ルスイッチ4の直列回路からなるサーマルスターターが
発光管2と並列に接続され、又始動を容易にするため発
光管に近接して始動補助導体5が設けられている。
ルスイッチ4の直列回路からなるサーマルスターターが
発光管2と並列に接続され、又始動を容易にするため発
光管に近接して始動補助導体5が設けられている。
尚発光管内には一例としてナトリウム5m9,Hg30
m9およびキセノンガスが300トール封入されている
。
m9およびキセノンガスが300トール封入されている
。
従来のランプにおいてはランプに安定器を通じて電圧が
印加されると約200オームのタングステンコイルから
なる抵抗体3は約1,200℃に加熱され、その熱でバ
イメタルスイッチ4が開路し同時にこの時に生じる高電
圧のキック電圧でランプが点灯する。
印加されると約200オームのタングステンコイルから
なる抵抗体3は約1,200℃に加熱され、その熱でバ
イメタルスイッチ4が開路し同時にこの時に生じる高電
圧のキック電圧でランプが点灯する。
ランプが点灯すると点灯中の発光管2の熱でバイメタル
スイッチ4は開路状態を保ち、キック電圧は発生しない
ようになっている。
スイッチ4は開路状態を保ち、キック電圧は発生しない
ようになっている。
しかしながら寿命末期等におこる発光管シール部のリー
ク、あるいは端部のクランクが生じた場合、ランプ外球
内にナトリウム、水銀およびキセノンガスが漏出して、
ランプが不点又はランプ電圧が低い状態で点灯維持し、
この時に生じるキック電圧による安定器巻線間の絶縁破
壊あるいはランプ電圧が低いことにより過電流が流れ安
定器の加熱による損傷が発生するという欠点があった。
ク、あるいは端部のクランクが生じた場合、ランプ外球
内にナトリウム、水銀およびキセノンガスが漏出して、
ランプが不点又はランプ電圧が低い状態で点灯維持し、
この時に生じるキック電圧による安定器巻線間の絶縁破
壊あるいはランプ電圧が低いことにより過電流が流れ安
定器の加熱による損傷が発生するという欠点があった。
上記欠点をなくすため、発光管2のリークにより、外球
内に漏出したキセノンガスを放電させ、サーマルスター
ター回路の一部を放電の熱で溶断し、回路を遮断する方
法について試験を行なった(発光管2のリークによりラ
ンプ外球内にナトリウム、水銀およびキセノンガスが漏
出し、ランプ電圧が低い状態で点灯維持することを防止
するには、試験の結果、外球内キセノン圧が約0.2ト
−ルの時にサーマルスクーター回路を遮断すれば良いこ
とがわかった。
内に漏出したキセノンガスを放電させ、サーマルスター
ター回路の一部を放電の熱で溶断し、回路を遮断する方
法について試験を行なった(発光管2のリークによりラ
ンプ外球内にナトリウム、水銀およびキセノンガスが漏
出し、ランプ電圧が低い状態で点灯維持することを防止
するには、試験の結果、外球内キセノン圧が約0.2ト
−ルの時にサーマルスクーター回路を遮断すれば良いこ
とがわかった。
尚発光管2のクラツクにより瞬時に全てのキセノンガス
が外球内に漏出した場合は外球内キセノン圧は約1トー
ルであり、上記発光管のスローリークにおける外球内キ
セノン圧約0,2トールより外球内キセノンガス放電を
生じ易い。
が外球内に漏出した場合は外球内キセノン圧は約1トー
ルであり、上記発光管のスローリークにおける外球内キ
セノン圧約0,2トールより外球内キセノンガス放電を
生じ易い。
普通、抵抗体としてタングステン、モリブデン、タンタ
ル等の高融点金属のコイル状のものを用いているが、こ
のコイルの少くとも一部にBaO,ZnO,SrO等の
電子放射性物質を付着させることによって解決できるこ
とがわかった。
ル等の高融点金属のコイル状のものを用いているが、こ
のコイルの少くとも一部にBaO,ZnO,SrO等の
電子放射性物質を付着させることによって解決できるこ
とがわかった。
サーマルスターター動作時の電子放射性物質を付着した
抵抗体3の温度と外球内キセノンガス放電現象の観察の
結果、例えばBad,ZnO、系の電子放射性物質を付
着した場合、外球内に漏出したキセノンガス圧が0.2
トール以上の時抵抗体3の温度が1000〜1400℃
の温度範囲において外球内放電が生じることがわかった
。
抵抗体3の温度と外球内キセノンガス放電現象の観察の
結果、例えばBad,ZnO、系の電子放射性物質を付
着した場合、外球内に漏出したキセノンガス圧が0.2
トール以上の時抵抗体3の温度が1000〜1400℃
の温度範囲において外球内放電が生じることがわかった
。
これは抵抗体3の温度が1000〜1400℃の間にお
いて外球内に漏出したキセノンガスを電離し、放電を生
じさせるに足りる熱電子を放出したためである。
いて外球内に漏出したキセノンガスを電離し、放電を生
じさせるに足りる熱電子を放出したためである。
外球内放電が生じると抵抗体端部は電界の影響でキセノ
ンイオンの衝撃を受け温度が異常に上昇し溶断にいたる
。
ンイオンの衝撃を受け温度が異常に上昇し溶断にいたる
。
しかるに熱電子放射性物質を付着させていない抵抗体の
場合は1000〜1400℃の温度範囲では顕著な放電
は発生せず従って溶断ずることもなかった。
場合は1000〜1400℃の温度範囲では顕著な放電
は発生せず従って溶断ずることもなかった。
又他の電子放射性物質を用いた場合でも、熱電子放出を
しやすい動作温度に抵抗体3の温度を調整すれば同様の
効果が得られた。
しやすい動作温度に抵抗体3の温度を調整すれば同様の
効果が得られた。
尚サーマルスターター動作時の抵抗体の温度調整は線径
とコイル長をかえることにより可能であるが抵抗値はバ
イメタル動作時において所定のキック電圧を得るために
約200オームとする必要がある。
とコイル長をかえることにより可能であるが抵抗値はバ
イメタル動作時において所定のキック電圧を得るために
約200オームとする必要がある。
このように本発明によると、抵抗体に電子放射性物質を
付着し、熱電子を放出しやすい動作温度に抵抗体の温度
を調整するだけで、特にランプ構造、機構を変更する必
要もなく、又確実にサーマルスターター回路を遮断する
ことができ、安定器損傷を防止し信頼性を高める上で効
果が大きい。
付着し、熱電子を放出しやすい動作温度に抵抗体の温度
を調整するだけで、特にランプ構造、機構を変更する必
要もなく、又確実にサーマルスターター回路を遮断する
ことができ、安定器損傷を防止し信頼性を高める上で効
果が大きい。
図は本発明金属蒸気放電灯の概略構造図である。
1・・・・・・外球、2・・・・・・発光管、3・・・
・・・抵抗体、4・・・・・・バイメタルスイッチ、5
・・・・・・近接補助導体、6,6′・・・・・・電極
、7,7′・・・・・・電流導入体、8,8′・・・・
・・セラミックディスク。
・・・抵抗体、4・・・・・・バイメタルスイッチ、5
・・・・・・近接補助導体、6,6′・・・・・・電極
、7,7′・・・・・・電流導入体、8,8′・・・・
・・セラミックディスク。
Claims (1)
- 1 耐熱透光性絶縁物よりなる発光管内に始動用希ガス
としてのキセノンガスと共にナトリウム、水銀を封入し
、ランプ外球内に発光管と並列に抵抗体とバイメタルス
イッチとの直列回路を接続した構造のサーマルスタータ
ーを内蔵したナトリウム蒸気放電灯において、該抵抗体
の少なくとも一部に電子放射性物質を付着したことを特
徴とする金属蒸気放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3199179A JPS587027B2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 金属蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3199179A JPS587027B2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 金属蒸気放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55124941A JPS55124941A (en) | 1980-09-26 |
JPS587027B2 true JPS587027B2 (ja) | 1983-02-08 |
Family
ID=12346379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3199179A Expired JPS587027B2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 金属蒸気放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587027B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180075U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 | ||
JPH0244647U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-27 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59180949A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-15 | Toshiba Corp | 金属蒸気放電灯 |
JPS60183360U (ja) * | 1984-05-11 | 1985-12-05 | 日本電池株式会社 | 始動器内蔵形金属蒸気放電灯 |
JPS61128444A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-16 | Toshiba Corp | 高圧金属蒸気放電灯の製造方法 |
JPS6353852A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-08 | Hitachi Ltd | 高圧蒸気放電灯 |
JP2005285672A (ja) | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高圧放電ランプ |
-
1979
- 1979-03-19 JP JP3199179A patent/JPS587027B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180075U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 | ||
JPH0244647U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55124941A (en) | 1980-09-26 |
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