JPH0565850A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JPH0565850A JPH0565850A JP22607791A JP22607791A JPH0565850A JP H0565850 A JPH0565850 A JP H0565850A JP 22607791 A JP22607791 A JP 22607791A JP 22607791 A JP22607791 A JP 22607791A JP H0565850 A JPH0565850 A JP H0565850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cooling passage
- groove
- wall surface
- fuel injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/16—Pistons having cooling means
- F02F3/20—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston
- F02F3/22—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston the fluid being liquid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストン頂面の周辺部に形成された凹溝の内
壁面を良好に冷却する。 【構成】 シリンダ軸線を傾斜させ、シリンダ軸線に対
しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピスト
ン2の頂面上に凹溝15を形成する。この凹溝15内で
混合気を燃焼させる。ピストン2の頂部内にシリンダ軸
線回りに延びる環状の冷却通路20を形成する。シリン
ダ軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置
するピストン2の下面上に冷却通路入口開口21を形成
すると共にシリンダ軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向
側に位置するピストン2の下面上に冷却通路出口開口2
2を形成する。オイルジェットから噴出したオイルEを
冷却通路入口開口21から冷却通路20内に供給する。
壁面を良好に冷却する。 【構成】 シリンダ軸線を傾斜させ、シリンダ軸線に対
しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピスト
ン2の頂面上に凹溝15を形成する。この凹溝15内で
混合気を燃焼させる。ピストン2の頂部内にシリンダ軸
線回りに延びる環状の冷却通路20を形成する。シリン
ダ軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置
するピストン2の下面上に冷却通路入口開口21を形成
すると共にシリンダ軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向
側に位置するピストン2の下面上に冷却通路出口開口2
2を形成する。オイルジェットから噴出したオイルEを
冷却通路入口開口21から冷却通路20内に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダヘッド内壁面の中心部に点火栓
を配置し、シリンダヘッド内壁面の周縁部に燃料噴射弁
を配置し、点火栓の下方から燃料噴射弁の下方まで延び
る凹溝をピストン頂面上に形成して凹溝内に形成された
混合気を点火栓により着火するようにした筒内噴射式内
燃機関が本出願人により既に提案されている(特願平3
−150642号参照)。
を配置し、シリンダヘッド内壁面の周縁部に燃料噴射弁
を配置し、点火栓の下方から燃料噴射弁の下方まで延び
る凹溝をピストン頂面上に形成して凹溝内に形成された
混合気を点火栓により着火するようにした筒内噴射式内
燃機関が本出願人により既に提案されている(特願平3
−150642号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように凹
溝内において混合気を燃焼せしめるようにした場合には
ピストン頂面のうちで凹溝内壁面の温度が最も高くな
り、従って凹溝内壁面を積極的に冷却する必要がある。
しかしながら上述の筒内噴射式内燃機関では凹溝内壁面
を積極的に冷却していないために凹溝内壁面の温度がか
なり高くなり、斯くしてピストンが劣化するという問題
を生ずるばかりでなく、凹溝周りのピストン頂面部分が
熱膨張してピストン外周面がシリンダボア内壁面と強力
に接触し、その結果シリンダボア内壁面上に引掻き傷を
生じさせるという問題を生ずる。
溝内において混合気を燃焼せしめるようにした場合には
ピストン頂面のうちで凹溝内壁面の温度が最も高くな
り、従って凹溝内壁面を積極的に冷却する必要がある。
しかしながら上述の筒内噴射式内燃機関では凹溝内壁面
を積極的に冷却していないために凹溝内壁面の温度がか
なり高くなり、斯くしてピストンが劣化するという問題
を生ずるばかりでなく、凹溝周りのピストン頂面部分が
熱膨張してピストン外周面がシリンダボア内壁面と強力
に接触し、その結果シリンダボア内壁面上に引掻き傷を
生じさせるという問題を生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によればシリンダ軸線を傾斜させ、シリンダ
軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置す
るピストン頂面上に凹溝を形成して凹溝内で混合気を燃
焼せしめ、更にピストンの頂部内にシリンダ軸線回りに
延びる環状の冷却通路を形成し、シリンダ軸線に対しシ
リンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピストン下
面上に冷却通路入口開口を形成すると共にシリンダ軸線
に対しシリンダ軸線の傾斜方向側に位置するピストン下
面上に冷却通路出口開口を形成して冷却通路入口開口か
ら冷却通路内に冷却用オイルを供給するようにしてい
る。
めに本発明によればシリンダ軸線を傾斜させ、シリンダ
軸線に対しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置す
るピストン頂面上に凹溝を形成して凹溝内で混合気を燃
焼せしめ、更にピストンの頂部内にシリンダ軸線回りに
延びる環状の冷却通路を形成し、シリンダ軸線に対しシ
リンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピストン下
面上に冷却通路入口開口を形成すると共にシリンダ軸線
に対しシリンダ軸線の傾斜方向側に位置するピストン下
面上に冷却通路出口開口を形成して冷却通路入口開口か
ら冷却通路内に冷却用オイルを供給するようにしてい
る。
【0005】
【作用】シリンダ軸線が傾斜しているためにピストンの
頂部内に形成された環状の冷却通路も傾斜する。従って
冷却通路入口開口から冷却通路内に供給された冷却オイ
ルはピストンが下降する際に冷却通路の傾斜した上壁面
に押し付けられて冷却通路の上壁面に沿いつつ上昇し、
凹溝の下方に到達して凹溝を冷却する。
頂部内に形成された環状の冷却通路も傾斜する。従って
冷却通路入口開口から冷却通路内に供給された冷却オイ
ルはピストンが下降する際に冷却通路の傾斜した上壁面
に押し付けられて冷却通路の上壁面に沿いつつ上昇し、
凹溝の下方に到達して凹溝を冷却する。
【0006】
【実施例】まず初めに図1から図3を参照して燃焼室の
構造について説明する。図1から図3を参照すると、1
はシリンダブロック、2はシリンダブロック1内で往復
動するピストン、3はシリンダブロック1上に固定され
たシリンダヘッド、4はシリンダヘッド3の内壁面3a
とピストン2の頂面間に形成された燃焼室を夫々示す。
シリンダヘッド内壁面3a上には凹溝5が形成され、こ
の凹溝5の底壁面をなすシリンダヘッド内壁面部分3b
上に一対の給気弁6が配置される。一方、凹溝5を除く
シリンダヘッド内壁面部分3cは傾斜したほぼ平坦をな
し、このシリンダヘッド内壁面部分3c上に3個の排気
弁7が配置される。シリンダヘッド内壁面部分3bとシ
リンダヘッド内壁面部分3cは凹溝5の周壁8を介して
互いに接続されている。
構造について説明する。図1から図3を参照すると、1
はシリンダブロック、2はシリンダブロック1内で往復
動するピストン、3はシリンダブロック1上に固定され
たシリンダヘッド、4はシリンダヘッド3の内壁面3a
とピストン2の頂面間に形成された燃焼室を夫々示す。
シリンダヘッド内壁面3a上には凹溝5が形成され、こ
の凹溝5の底壁面をなすシリンダヘッド内壁面部分3b
上に一対の給気弁6が配置される。一方、凹溝5を除く
シリンダヘッド内壁面部分3cは傾斜したほぼ平坦をな
し、このシリンダヘッド内壁面部分3c上に3個の排気
弁7が配置される。シリンダヘッド内壁面部分3bとシ
リンダヘッド内壁面部分3cは凹溝5の周壁8を介して
互いに接続されている。
【0007】この凹溝周壁8は給気弁6の周縁部に極め
て近接配置されかつ給気弁6の周縁部に沿って円弧状に
延びる一対のマスク壁8aと、給気弁6間に位置する新
気ガイド壁8bと、シリンダヘッド内壁面3aの周壁と
給気弁6間に位置する一対の新気ガイド壁8cとにより
構成される。各マスク壁8aは最大リフト位置にある給
気弁6よりも下方まで燃焼室4に向けて延びており、従
って排気弁7側に位置する給気弁6周縁部と弁座9間の
開口は給気弁6の開弁期間全体に亙ってマスク壁8aに
より閉鎖されることになる。また、各新気ガイド壁8
b,8cはほぼ同一平面内に位置しており、更にこれら
の新気ガイド壁8b,8cは両給気弁6の中心を結ぶ線
に対してほぼ平行に延びている。点火栓10はシリンダ
ヘッド内壁面3aの中心に位置するようにシリンダヘッ
ド内壁面部分3c上に配置されている。一方、排気弁7
に対しては排気弁7と弁座11間の開口を覆うマスク壁
が設けられておらず、従って排気弁7が開弁すると排気
弁7と弁座11間に形成される開口はその全体が燃焼室
4内に開口することになる。
て近接配置されかつ給気弁6の周縁部に沿って円弧状に
延びる一対のマスク壁8aと、給気弁6間に位置する新
気ガイド壁8bと、シリンダヘッド内壁面3aの周壁と
給気弁6間に位置する一対の新気ガイド壁8cとにより
構成される。各マスク壁8aは最大リフト位置にある給
気弁6よりも下方まで燃焼室4に向けて延びており、従
って排気弁7側に位置する給気弁6周縁部と弁座9間の
開口は給気弁6の開弁期間全体に亙ってマスク壁8aに
より閉鎖されることになる。また、各新気ガイド壁8
b,8cはほぼ同一平面内に位置しており、更にこれら
の新気ガイド壁8b,8cは両給気弁6の中心を結ぶ線
に対してほぼ平行に延びている。点火栓10はシリンダ
ヘッド内壁面3aの中心に位置するようにシリンダヘッ
ド内壁面部分3c上に配置されている。一方、排気弁7
に対しては排気弁7と弁座11間の開口を覆うマスク壁
が設けられておらず、従って排気弁7が開弁すると排気
弁7と弁座11間に形成される開口はその全体が燃焼室
4内に開口することになる。
【0008】シリンダヘッド3内には給気弁6に対して
給気ポート12が形成され、排気弁7に対して排気ポー
ト13が形成される。一方、各給気弁6近傍のシリンダ
ヘッド内壁面3aの周縁部には一対の燃料噴射弁、即ち
第1燃料噴射弁14aと第2燃料噴射弁14bとが配置
され、これら燃料噴射弁14a,14bからはシリンダ
軸線方向に向けて燃料が噴射される。
給気ポート12が形成され、排気弁7に対して排気ポー
ト13が形成される。一方、各給気弁6近傍のシリンダ
ヘッド内壁面3aの周縁部には一対の燃料噴射弁、即ち
第1燃料噴射弁14aと第2燃料噴射弁14bとが配置
され、これら燃料噴射弁14a,14bからはシリンダ
軸線方向に向けて燃料が噴射される。
【0009】図1および図3に示されるようにピストン
2の頂面上には点火栓10の下方から第1燃料噴射弁1
4aの先端部の下方まで延びる凹溝15が形成される。
この凹溝15は点火栓10下方の凹溝端部15aから第
1燃料噴射弁14a側に向けて次第に拡開しつつ延びる
一対の側壁面15bと、ほぼ平坦をなす底壁面15cと
により画定される。また、図1からわかるように凹溝端
部15aは点火栓10と第1燃料噴射弁14aの先端部
とを含む垂直平面K−K上に形成されており、各側壁面
15bはこの垂直平面K−Kに関して対称的な形状を有
する。従って凹溝15は垂直平面K−Kに関して対称的
な形状を有することになる。また、図3に示されるよう
にピストン2が上死点に達すると点火栓10に関し凹溝
15と反対側に位置するピストン2の頂面部分とシリン
ダヘッド内壁面部分3cとの間にはスキッシュエリア1
6が形成される。
2の頂面上には点火栓10の下方から第1燃料噴射弁1
4aの先端部の下方まで延びる凹溝15が形成される。
この凹溝15は点火栓10下方の凹溝端部15aから第
1燃料噴射弁14a側に向けて次第に拡開しつつ延びる
一対の側壁面15bと、ほぼ平坦をなす底壁面15cと
により画定される。また、図1からわかるように凹溝端
部15aは点火栓10と第1燃料噴射弁14aの先端部
とを含む垂直平面K−K上に形成されており、各側壁面
15bはこの垂直平面K−Kに関して対称的な形状を有
する。従って凹溝15は垂直平面K−Kに関して対称的
な形状を有することになる。また、図3に示されるよう
にピストン2が上死点に達すると点火栓10に関し凹溝
15と反対側に位置するピストン2の頂面部分とシリン
ダヘッド内壁面部分3cとの間にはスキッシュエリア1
6が形成される。
【0010】図4に示されるように図1から図3に示す
実施例では排気弁7が給気弁6よりも先に開弁し、排気
弁7が給気弁6よりも先に閉弁する。また、図4におい
てIlは機関低負荷運転時における燃料噴射時期を示し
ており、Im1およびIm2は機関中負荷運転時における燃
料噴射時期を示しており、Ih1 およびIh2 は機関高
負荷運転時における燃料噴射時期を示している。図4に
おいてIlで示されるように機関低負荷運転時には圧縮
行程末期に燃料噴射が行われ、この燃料噴射Ilは第1
燃料噴射弁14aによって行われる。機関中負荷運転時
には排気弁7が閉弁する頃に第1回目の燃料噴射Im1が
行われ、圧縮行程末期に第2回目の燃料噴射Im2が行わ
れる。この場合、第1回目の燃料噴射Im1は第2燃料噴
射弁14bによって行われ、第2回目の燃料噴射Im2は
第1燃料噴射弁14aによって行われる。また機関高負
荷運転時には排気弁7が閉弁する頃に第1燃料噴射弁1
4aおよび第2燃料噴射弁14bの双方から夫々燃料噴
射Ih1 およびIh2 が行われる。
実施例では排気弁7が給気弁6よりも先に開弁し、排気
弁7が給気弁6よりも先に閉弁する。また、図4におい
てIlは機関低負荷運転時における燃料噴射時期を示し
ており、Im1およびIm2は機関中負荷運転時における燃
料噴射時期を示しており、Ih1 およびIh2 は機関高
負荷運転時における燃料噴射時期を示している。図4に
おいてIlで示されるように機関低負荷運転時には圧縮
行程末期に燃料噴射が行われ、この燃料噴射Ilは第1
燃料噴射弁14aによって行われる。機関中負荷運転時
には排気弁7が閉弁する頃に第1回目の燃料噴射Im1が
行われ、圧縮行程末期に第2回目の燃料噴射Im2が行わ
れる。この場合、第1回目の燃料噴射Im1は第2燃料噴
射弁14bによって行われ、第2回目の燃料噴射Im2は
第1燃料噴射弁14aによって行われる。また機関高負
荷運転時には排気弁7が閉弁する頃に第1燃料噴射弁1
4aおよび第2燃料噴射弁14bの双方から夫々燃料噴
射Ih1 およびIh2 が行われる。
【0011】図5に示されるように給気弁6および排気
弁7が開弁すると給気弁6を介して燃焼室4内に空気が
流入する。このとき、排気弁7側の給気弁6の開口はマ
スク壁8aによって覆われているので空気はマスク壁8
aと反対側の給気弁6の開口から燃焼室4内に流入す
る。この空気は矢印Wで示すように給気弁6下方のシリ
ンダボア内壁面に沿い下降し、次いでピストン2の頂面
に沿い進んで排気弁7下方のシリンダボア内壁面に沿い
上昇し、斯くして空気は燃焼室4内をループ状に流れる
ことになる。このループ状に流れる空気Wによって燃焼
室4内の既燃ガスが排気弁7を介して排出され、更にこ
のループ状に流れる空気Wによって燃焼室4内には垂直
面内で旋回する旋回流Xが発生せしめられる。次いでピ
ストン2が下死点BDCを過ぎて上昇を開始するとその
後各燃料噴射弁14a,14bからの燃料噴射が開始さ
れる。
弁7が開弁すると給気弁6を介して燃焼室4内に空気が
流入する。このとき、排気弁7側の給気弁6の開口はマ
スク壁8aによって覆われているので空気はマスク壁8
aと反対側の給気弁6の開口から燃焼室4内に流入す
る。この空気は矢印Wで示すように給気弁6下方のシリ
ンダボア内壁面に沿い下降し、次いでピストン2の頂面
に沿い進んで排気弁7下方のシリンダボア内壁面に沿い
上昇し、斯くして空気は燃焼室4内をループ状に流れる
ことになる。このループ状に流れる空気Wによって燃焼
室4内の既燃ガスが排気弁7を介して排出され、更にこ
のループ状に流れる空気Wによって燃焼室4内には垂直
面内で旋回する旋回流Xが発生せしめられる。次いでピ
ストン2が下死点BDCを過ぎて上昇を開始するとその
後各燃料噴射弁14a,14bからの燃料噴射が開始さ
れる。
【0012】次に図6から図12を参照して機関低負荷
運転時、機関中負荷運転時および機関高負荷運転時にお
ける燃料噴射方法について説明する。図1および図6に
示されるように機関低負荷運転時には燃料が第1燃料噴
射弁14aから垂直平面K−Kに沿い凹溝底壁面15c
に向けて斜めに噴射される。この噴射燃料は凹溝底壁面
15c上に衝突した後凹溝側壁面15bに沿いつつ凹溝
端部15aに向けて進行する。次にこのときの噴射燃料
の挙動について図11を参照しつつ説明する。
運転時、機関中負荷運転時および機関高負荷運転時にお
ける燃料噴射方法について説明する。図1および図6に
示されるように機関低負荷運転時には燃料が第1燃料噴
射弁14aから垂直平面K−Kに沿い凹溝底壁面15c
に向けて斜めに噴射される。この噴射燃料は凹溝底壁面
15c上に衝突した後凹溝側壁面15bに沿いつつ凹溝
端部15aに向けて進行する。次にこのときの噴射燃料
の挙動について図11を参照しつつ説明する。
【0013】図11において鎖線Rは凹溝底壁面15c
上における噴射燃料の衝突領域を示しており、矢印
F1 ,F2 は噴射燃料の代表的な2つの流れを示してい
る。図11に示されるように噴射燃料F1 ,F2 は凹溝
底壁面15c上に衝突後も慣性力によって噴射方向に進
行し、次いで凹溝側壁面15bまで進んだ後に凹溝側壁
面15bに沿いつつ凹溝端部15aに向けて進行する。
ところで各凹溝側壁面15bは凹溝端部15aから燃料
噴射弁14側に向けてほぼまっすぐに延びているので凹
溝側壁面15bに対する各噴射燃料F1 ,F2 の入射角
θ1 ,θ2 は噴射中心に近い噴射燃料ほど小さくなり、
従って凹溝側壁面15bに沿って進行を開始しはじめた
ときの各噴射燃料F1 ,F2 の流動速度υ1 ,υ2 は噴
射中心に近い噴射燃料ほど速くなる。
上における噴射燃料の衝突領域を示しており、矢印
F1 ,F2 は噴射燃料の代表的な2つの流れを示してい
る。図11に示されるように噴射燃料F1 ,F2 は凹溝
底壁面15c上に衝突後も慣性力によって噴射方向に進
行し、次いで凹溝側壁面15bまで進んだ後に凹溝側壁
面15bに沿いつつ凹溝端部15aに向けて進行する。
ところで各凹溝側壁面15bは凹溝端部15aから燃料
噴射弁14側に向けてほぼまっすぐに延びているので凹
溝側壁面15bに対する各噴射燃料F1 ,F2 の入射角
θ1 ,θ2 は噴射中心に近い噴射燃料ほど小さくなり、
従って凹溝側壁面15bに沿って進行を開始しはじめた
ときの各噴射燃料F1 ,F2 の流動速度υ1 ,υ2 は噴
射中心に近い噴射燃料ほど速くなる。
【0014】これに対して図12に示されるようにピス
トン2′の頂面上に形成された凹溝15′の輪郭形状を
円形とし、燃料噴射弁14′から凹溝15′の平坦な底
壁面15c′上に燃料を噴射すると凹溝側壁面15b′
に対する各噴射燃料F1 ′,F2 ′の入射角θ1 ′,θ
2 ′は噴射中心に近い噴射燃料ほど大きくなり、従って
凹溝側壁面15b′に沿って進行を開始しはじめたとき
の噴射燃料F1 ′,F 2 ′の流動速度υ1 ′,υ2 ′は
噴射中心に近い噴射燃料ほど遅くなる。ところがこのよ
うにυ1 ′>υ2 ′なる関係があると各凹溝側面15
b′に沿って流れる燃料又は混合気はほぼ同時期に凹溝
端部15a′に集まり、次いでほぼ同時期に凹溝端部1
5a′に沿って上昇して点火栓10の周りに混合気を形
成することになる。従ってこの場合には常にほぼ全噴射
燃料によって点火栓10の周りに混合気が形成されるこ
とになり、従ってこのとき点火栓10周りに形成される
混合気の濃度は燃料噴射量を制御する以外の方法によっ
ては制御することができないことになる。斯くして例え
ば燃料噴射量が少ないときに点火栓10の周りに最適な
混合気を形成しようとすると燃料噴射量が増大したとき
には点火栓10周りに形成される混合気は過濃となり、
斯くして点火栓10による良好な着火が得られないばか
りでなく、たとえ着火したとしても多量の未燃HC,C
Oが発生することになる。
トン2′の頂面上に形成された凹溝15′の輪郭形状を
円形とし、燃料噴射弁14′から凹溝15′の平坦な底
壁面15c′上に燃料を噴射すると凹溝側壁面15b′
に対する各噴射燃料F1 ′,F2 ′の入射角θ1 ′,θ
2 ′は噴射中心に近い噴射燃料ほど大きくなり、従って
凹溝側壁面15b′に沿って進行を開始しはじめたとき
の噴射燃料F1 ′,F 2 ′の流動速度υ1 ′,υ2 ′は
噴射中心に近い噴射燃料ほど遅くなる。ところがこのよ
うにυ1 ′>υ2 ′なる関係があると各凹溝側面15
b′に沿って流れる燃料又は混合気はほぼ同時期に凹溝
端部15a′に集まり、次いでほぼ同時期に凹溝端部1
5a′に沿って上昇して点火栓10の周りに混合気を形
成することになる。従ってこの場合には常にほぼ全噴射
燃料によって点火栓10の周りに混合気が形成されるこ
とになり、従ってこのとき点火栓10周りに形成される
混合気の濃度は燃料噴射量を制御する以外の方法によっ
ては制御することができないことになる。斯くして例え
ば燃料噴射量が少ないときに点火栓10の周りに最適な
混合気を形成しようとすると燃料噴射量が増大したとき
には点火栓10周りに形成される混合気は過濃となり、
斯くして点火栓10による良好な着火が得られないばか
りでなく、たとえ着火したとしても多量の未燃HC,C
Oが発生することになる。
【0015】これに対して図11に示されるようにυ1
<υ2 なる関係があると噴射燃料F 2 が凹溝端部15a
に到達しても噴射燃料F1 は依然として凹溝端部15a
に向けて進行中であり、従って各噴射燃料F1 ,F2 が
凹溝端部15aに到達するのに時間差を生ずることにな
る。このように各噴射燃料F1 ,F2 が凹溝端部15a
に到達するのに時間差を生ずると点火栓10周りに形成
される混合気は時間を経過するにつれて次第に濃くなる
ことになり、従ってこの場合には燃料噴射量が一定であ
っても燃料噴射から点火が行われるまでの時間を制御す
ることによって点火が行われるときに点火栓10周りに
形成される混合気の濃度を制御できることになる。云い
換えると点火が行われるときに点火栓10周りに最適な
濃度の混合気が形成されるように点火時期又は噴射時期
を制御することによって点火が行われるときに点火栓1
0周りに常に最適な混合気を形成できることになる。従
って図11に示すような形状の凹溝15を用いると燃料
噴射量によらずに点火栓10による良好な着火を確保で
きることになる。
<υ2 なる関係があると噴射燃料F 2 が凹溝端部15a
に到達しても噴射燃料F1 は依然として凹溝端部15a
に向けて進行中であり、従って各噴射燃料F1 ,F2 が
凹溝端部15aに到達するのに時間差を生ずることにな
る。このように各噴射燃料F1 ,F2 が凹溝端部15a
に到達するのに時間差を生ずると点火栓10周りに形成
される混合気は時間を経過するにつれて次第に濃くなる
ことになり、従ってこの場合には燃料噴射量が一定であ
っても燃料噴射から点火が行われるまでの時間を制御す
ることによって点火が行われるときに点火栓10周りに
形成される混合気の濃度を制御できることになる。云い
換えると点火が行われるときに点火栓10周りに最適な
濃度の混合気が形成されるように点火時期又は噴射時期
を制御することによって点火が行われるときに点火栓1
0周りに常に最適な混合気を形成できることになる。従
って図11に示すような形状の凹溝15を用いると燃料
噴射量によらずに点火栓10による良好な着火を確保で
きることになる。
【0016】上述したように噴射燃料は慣性力によって
凹溝底壁面15c上を点火栓10の下方に向けて流れ
る。ところで図5に示されるように燃焼室4内に発生し
た旋回流Xはピストン2が上昇するにつれて減衰しつつ
旋回半径が次第に小さくなり、ピストン2が上死点に近
づくと図6に示されるように凹溝底壁面15cに沿う旋
回流Xとなる。従って、噴射燃料はこの旋回流Xによっ
ても点火栓10の下方に向かう力が与えられる。また、
ピストン2が更に上死点に近づくと図6において矢印S
で示すようにスキッシュエリア16からスキッシュ流が
噴出し、このスキッシュ流Sも凹溝底壁面15cに沿っ
て進む。従って噴射燃料はこのスキッシュ流Sによって
も点火栓10の下方に向かう力が与えられる。また、凹
溝底壁面15cに沿い点火栓10の下方に向かう燃料は
旋回流Xおよびスキッシュ流Sによって気化せしめら
れ、斯くして点火栓10の周りに集まる混合気は十分に
気化せしめられることになる。
凹溝底壁面15c上を点火栓10の下方に向けて流れ
る。ところで図5に示されるように燃焼室4内に発生し
た旋回流Xはピストン2が上昇するにつれて減衰しつつ
旋回半径が次第に小さくなり、ピストン2が上死点に近
づくと図6に示されるように凹溝底壁面15cに沿う旋
回流Xとなる。従って、噴射燃料はこの旋回流Xによっ
ても点火栓10の下方に向かう力が与えられる。また、
ピストン2が更に上死点に近づくと図6において矢印S
で示すようにスキッシュエリア16からスキッシュ流が
噴出し、このスキッシュ流Sも凹溝底壁面15cに沿っ
て進む。従って噴射燃料はこのスキッシュ流Sによって
も点火栓10の下方に向かう力が与えられる。また、凹
溝底壁面15cに沿い点火栓10の下方に向かう燃料は
旋回流Xおよびスキッシュ流Sによって気化せしめら
れ、斯くして点火栓10の周りに集まる混合気は十分に
気化せしめられることになる。
【0017】一方、機関中負荷運転時には図7に示され
るようにピストン2が低い位置にあるときに第2燃料噴
射弁14bから第1回目の燃料噴射Im1が行われる。従
ってこのときには噴射燃料がピストン2の頂面の広い領
域に亘って衝突するために燃料は燃焼室4内に良好に分
散せしめられ、この第1回目の燃料噴射Im1によって燃
焼室4内に稀薄な混合気が形成される。次いで図8に示
されるように圧縮行程末期に第1燃料噴射弁14bから
第2回目の燃料噴射Im2が行われる。この第2回目の噴
射燃料によって点火栓10の周りには着火可能な混合気
が形成され、これが着火源となって燃焼室4内全体を占
める稀薄混合気が燃焼せしめられる。
るようにピストン2が低い位置にあるときに第2燃料噴
射弁14bから第1回目の燃料噴射Im1が行われる。従
ってこのときには噴射燃料がピストン2の頂面の広い領
域に亘って衝突するために燃料は燃焼室4内に良好に分
散せしめられ、この第1回目の燃料噴射Im1によって燃
焼室4内に稀薄な混合気が形成される。次いで図8に示
されるように圧縮行程末期に第1燃料噴射弁14bから
第2回目の燃料噴射Im2が行われる。この第2回目の噴
射燃料によって点火栓10の周りには着火可能な混合気
が形成され、これが着火源となって燃焼室4内全体を占
める稀薄混合気が燃焼せしめられる。
【0018】一方、機関高負荷運転時には図9および図
10に示されるようにピストン2が低い位置にあるとき
に第1燃料噴射弁14aおよび第2燃料噴射弁14bか
ら燃料噴射Ih1 およびIh2 が行われ、これら噴射燃
料によって形成された均一混合気が燃焼せしめられる。
図13は図1から図3に示す燃焼室構造を有する機関本
体全体の側面断面図を示している。図13に示すように
シリンダは傾斜配置されており、シリンダ軸線に対しシ
リンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピストン2
の頂面上に凹溝15が位置するようにピストン2が配置
されている。図13から図15に示すようにピストン2
の頂部内にはシリンダ軸線回りに延びる環状の冷却通路
20が形成される。シリンダ軸線に対しシリンダ軸線の
傾斜方向と反対側に位置するピストン2の下面には冷却
通路入口開口21が形成され、シリンダ軸線に対しシリ
ンダ軸線の傾斜方向側に位置するピストン2の下面には
冷却通路出口開口22が形成される。図14および図1
5からわかるように冷却通路20はピストン2の頂部内
の周辺部を延びており、従ってこの冷却通路20の一部
が凹溝15の下方に位置することになる。
10に示されるようにピストン2が低い位置にあるとき
に第1燃料噴射弁14aおよび第2燃料噴射弁14bか
ら燃料噴射Ih1 およびIh2 が行われ、これら噴射燃
料によって形成された均一混合気が燃焼せしめられる。
図13は図1から図3に示す燃焼室構造を有する機関本
体全体の側面断面図を示している。図13に示すように
シリンダは傾斜配置されており、シリンダ軸線に対しシ
リンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピストン2
の頂面上に凹溝15が位置するようにピストン2が配置
されている。図13から図15に示すようにピストン2
の頂部内にはシリンダ軸線回りに延びる環状の冷却通路
20が形成される。シリンダ軸線に対しシリンダ軸線の
傾斜方向と反対側に位置するピストン2の下面には冷却
通路入口開口21が形成され、シリンダ軸線に対しシリ
ンダ軸線の傾斜方向側に位置するピストン2の下面には
冷却通路出口開口22が形成される。図14および図1
5からわかるように冷却通路20はピストン2の頂部内
の周辺部を延びており、従ってこの冷却通路20の一部
が凹溝15の下方に位置することになる。
【0019】図13に示すようにピストン2の下方には
オイルジェット23が配置される。オイルパン24内の
オイルはオイル通路25を介して図示しないオイルポン
プにより吸い上げられ、オイルポンプから吐出されたオ
イルがオイルジェット23から噴出せしめられる。オイ
ルジェット23からは図13および図14においてEで
示すように冷却通路入口開口21に向けてオイルが噴出
せしめられ、このオイルは冷却通路入口開口21から冷
却通路20内に供給される。
オイルジェット23が配置される。オイルパン24内の
オイルはオイル通路25を介して図示しないオイルポン
プにより吸い上げられ、オイルポンプから吐出されたオ
イルがオイルジェット23から噴出せしめられる。オイ
ルジェット23からは図13および図14においてEで
示すように冷却通路入口開口21に向けてオイルが噴出
せしめられ、このオイルは冷却通路入口開口21から冷
却通路20内に供給される。
【0020】冷却通路20内に供給されたオイルはピス
トン2が下降する際に冷却通路20の上壁面に押し付け
られる。ところがシリンダ軸線が傾斜しているので冷却
通路20も水平面に対して傾斜しており、従って冷却通
路20の上壁面に押し付けられたオイルは図15におい
て矢印E1 で示すように冷却通路20の上壁面に沿って
冷却通路20の最も高い位置、即ち凹溝15の下方に送
り込まれる。次いでピストン2が上昇を開始すると凹溝
15の下方に送り込まれたオイルは冷却通路20内で左
右に分かれて冷却通路20の下壁面に沿いつつ下降し、
次いで冷却通路出口開口22から排出される。従ってピ
ストン2が下降する毎に新らしい冷たいオイルが凹溝1
5の下方に導びかれ、凹溝15の内壁面から熱を奪った
オイルはピストン2が上昇する際に冷却通路出口開口2
2から排出されることになるので凹溝15の内壁面がオ
イルによって良好に冷却せしめられることになる。斯く
してピストン2が熱劣化するのを阻止することができる
ばかりでなく、凹溝15周りのピストン頂面部分が極度
に熱膨張するのを阻止することができるのでピストン頂
面部分のピストン外周面によってシリンダボア内壁面上
に引掻き傷が生じるのを阻止することができる。
トン2が下降する際に冷却通路20の上壁面に押し付け
られる。ところがシリンダ軸線が傾斜しているので冷却
通路20も水平面に対して傾斜しており、従って冷却通
路20の上壁面に押し付けられたオイルは図15におい
て矢印E1 で示すように冷却通路20の上壁面に沿って
冷却通路20の最も高い位置、即ち凹溝15の下方に送
り込まれる。次いでピストン2が上昇を開始すると凹溝
15の下方に送り込まれたオイルは冷却通路20内で左
右に分かれて冷却通路20の下壁面に沿いつつ下降し、
次いで冷却通路出口開口22から排出される。従ってピ
ストン2が下降する毎に新らしい冷たいオイルが凹溝1
5の下方に導びかれ、凹溝15の内壁面から熱を奪った
オイルはピストン2が上昇する際に冷却通路出口開口2
2から排出されることになるので凹溝15の内壁面がオ
イルによって良好に冷却せしめられることになる。斯く
してピストン2が熱劣化するのを阻止することができる
ばかりでなく、凹溝15周りのピストン頂面部分が極度
に熱膨張するのを阻止することができるのでピストン頂
面部分のピストン外周面によってシリンダボア内壁面上
に引掻き傷が生じるのを阻止することができる。
【0021】
【発明の効果】ピストン頂面の周辺部に凹溝が形成され
ている場合において凹溝の内壁面を良好に冷却すること
ができる。
ている場合において凹溝の内壁面を良好に冷却すること
ができる。
【図1】ピストン頂面の平面図である。
【図2】シリンダヘッドの底面図である。
【図3】2サイクル機関の側面断面図である。
【図4】給排気弁の開弁期間と燃料噴射時期を示す線図
である。
である。
【図5】掃気行程時を示す2サイクル機関の側面断面図
である。
である。
【図6】低負荷運転時の燃料噴射を示す2サイクル機関
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図7】中負荷運転時の第1回目の燃料噴射を示す2サ
イクル機関の側面断面図である。
イクル機関の側面断面図である。
【図8】中負荷運転時の第2回目の燃料噴射を示す2サ
イクル機関の側面断面図である。
イクル機関の側面断面図である。
【図9】高負荷運転時の燃料噴射を示す2サイクル機関
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図10】高負荷運転時の燃料噴射を示す2サイクル機
関の側面断面図である。
関の側面断面図である。
【図11】図1と同様のピストン頂面の平面図である。
【図12】好ましくない例を示すピストン頂面の平面図
である。
である。
【図13】2サイクル機関全体の側面断面図である。
【図14】第13図の燃焼室周りの拡大図である。
【図15】ピストンの平面図である。
2…ピストン 10…点火栓 14a,14b…燃料噴射弁 15…凹溝 20…冷却通路 21…冷却通路入口開口 22…冷却通路出口開口
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ軸線を傾斜させ、シリンダ軸線
に対しシリンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピ
ストン頂面上に凹溝を形成して該凹溝内で混合気を燃焼
せしめ、更にピストンの頂部内にシリンダ軸線回りに延
びる環状の冷却通路を形成し、シリンダ軸線に対しシリ
ンダ軸線の傾斜方向とは反対側に位置するピストン下面
上に冷却通路入口開口を形成すると共にシリンダ軸線に
対しシリンダ軸線の傾斜方向側に位置するピストン下面
上に冷却通路出口開口を形成して該冷却通路入口開口か
ら冷却通路内に冷却用オイルを供給するようにした内燃
機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22607791A JPH0565850A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22607791A JPH0565850A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565850A true JPH0565850A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16839460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22607791A Pending JPH0565850A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0565850A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1068319A (ja) * | 1996-08-28 | 1998-03-10 | Nissan Motor Co Ltd | 筒内直噴式火花点火エンジン |
JPH10159647A (ja) * | 1996-11-26 | 1998-06-16 | Suzuki Motor Corp | ピストン及び筒内噴射式エンジン |
WO2018198786A1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-01 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン及び内燃機関のピストン冷却制御方法 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP22607791A patent/JPH0565850A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1068319A (ja) * | 1996-08-28 | 1998-03-10 | Nissan Motor Co Ltd | 筒内直噴式火花点火エンジン |
JPH10159647A (ja) * | 1996-11-26 | 1998-06-16 | Suzuki Motor Corp | ピストン及び筒内噴射式エンジン |
WO2018198786A1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-01 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン及び内燃機関のピストン冷却制御方法 |
JP2018184860A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン及び内燃機関のピストン冷却制御方法 |
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