JPH04112904A - 2サイクル内燃機関の燃焼室 - Google Patents

2サイクル内燃機関の燃焼室

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JPH04112904A
JPH04112904A JP22845290A JP22845290A JPH04112904A JP H04112904 A JPH04112904 A JP H04112904A JP 22845290 A JP22845290 A JP 22845290A JP 22845290 A JP22845290 A JP 22845290A JP H04112904 A JPH04112904 A JP H04112904A
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JP
Japan
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valve
exhaust valve
exhaust
wall surface
combustion chamber
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JP22845290A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kobayashi
辰夫 小林
Norihiko Nakamura
徳彦 中村
Kenichi Nomura
野村 憲一
Hiroshi Nomura
啓 野村
Hiroaki Nihei
裕昭 仁平
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4214Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
    • F02F1/4221Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder particularly for three or more inlet valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/12Other methods of operation
    • F02B2075/125Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2サイクル内燃機関の燃焼室に関する。
〔従来の技術〕
給気弁と排気弁とを隣接配置して給気弁と排気弁間に排
気弁側の給気弁開口を覆うマスク壁を設け、これら給気
弁、マスク壁、排気弁からなる給排気弁組を二組設けた
2サイクル内燃機関が公知である(特開平2−6422
1号公報参照)。この2サイクル内燃機関では隣接する
排気弁側の給気弁開口をマスク壁により覆うことにより
新気を給気弁下方のシリンダ内壁面に沿って下降させ、
それによってループ掃気を行うようにしている。また、
この2サイクル内燃機関では排気弁の弁径を大きくして
給気弁の弁径とほぼ等しくし、それにより排気弁開弁時
に既燃ガスをできるだけすみやかに排出させて燃焼室内
の圧力をできるだけすみやかに低下させ、新気が燃焼室
内に流入しやすくしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのように給気弁開口をマスク壁により覆
うようにしても排気弁が給気弁に隣接配置されている場
合には給気弁から流入した新気の一部がわずかばかりで
はあるが排気弁から流出する既燃ガス流に引きずられて
排気ボート内に吹き抜ける。この場合排気弁から流出す
る既燃ガス量を少くすることができればそれに伴って新
気の吹き抜は量を低下させることができるが上述の2サ
イクル内燃機関では全ての既燃ガスは給気弁に隣接配置
された排気弁を介して排出されるので新気の吹き抜は量
を低下させることができない。このように新気の吹き抜
は量を低下させることができないとループ掃気に寄与す
る新気量が減少し、斯くして良好な掃気を確保すること
ができないという問題を生ずる。
また、上述の2サイクル内燃機関のように排気弁の弁径
を大きくして給気弁の弁径とほぼ等しくしても燃焼室内
の圧力はさほど象、速に低下せず、斯くして十分な量の
新気が燃焼室内に流入しないという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明によれば給気弁と第1
排気弁とを隣接配置して給気弁と第1排気弁間に第1排
気弁側の給気弁開口を覆うマスク壁を設け、これら給気
弁、マスク壁、第1排気弁からなる給排気弁組を少くと
も一組有する2サイクル内燃機関において、上述の給排
気弁組以外に更に少くとも一つの第2排気弁を具備し、
第2排気弁を第1排気弁に比べて給気弁がら離れた位置
に配置している。
〔作 用〕
第2排気弁は給気弁から離れているので第2排気弁を介
して新気が排気ボート内にほとんど吹き抜けることがな
く、第2排気弁を設けることによって第1排気弁からの
既燃ガスの流出量が低下するために第1排気弁からの新
気の吹き抜は量が低下する。従って空気の全吹き抜は量
が低下する。
また、給排気弁組以外に第2排気弁を設けることによっ
て排気弁開弁時に燃焼室内の圧力がすみやかに低下する
〔実施例] 第1図、第3図および第4図を参照すると、1はシリン
ダブロック、2はシリンダブコンク1内で往復動するピ
ストン、3はシリンダブロック1上に固定されたシリン
ダヘッド、4はシリンダヘッド3の内壁面3aとピスト
ン2の頂面間に形成された燃焼室を夫々示す。シリンダ
ヘッド内壁面3a上には凹溝5が形成され、この凹溝5
の底壁面をなすシリンダヘッド内壁面部分3b上に一対
の給気弁6が配置される。一方、凹溝5を除くシリンダ
ヘッド内壁面部分3cは傾斜したほぼ平坦をなし、この
シリンダヘッド内壁面部分3C上に一対の第1排気弁7
aと一個の第2排気弁7bとが配置される。シリンダヘ
ッド内壁面部分3bとシリンダヘッド内壁面部分3Cは
凹溝5の周壁8を介して互いに接続されており、この凹
溝周壁8は第1図に示されるように一対の給気弁6と第
1排気弁7a、第2排気弁7bとの間においてシリンダ
ヘッド内壁面3aの一方の周縁部から他方の周縁部まで
延びている。この凹溝周壁8は給気弁6と給気弁6に隣
接配置された第1排気弁7a間において給気弁6の周縁
部に極めて近接配置されかつ給気弁6の周縁部に沿って
円弧状に延びる一対のマスク壁8aと、給気弁6間に位
置する新気ガイド壁8bと、シリンダヘッド内壁面3a
の周壁と給気弁6間に位置する一対の新気ガイド壁8C
とにより構成される。各マスク壁8aは最大リフト位置
にある給気弁6よりも下方まで燃焼室4に向けて延びて
おり、従って隣接配置された第1排気弁7側に位置する
給気弁6周縁部と弁座9間の開口は給気弁6の開弁期間
全体に亙ってマスク壁8aにより閉鎖されることになる
。また、点火栓10はシリンダヘッド内壁面3aの中心
に位置するようにシリンダヘッド内壁面部分3c上に配
置されている。一方、第1排気弁7aおよび第2排気弁
7bに対しては排気弁7a 、7bと弁座11間の開口
を覆うマスク壁が設けられておらず、従って排気弁7a
、7bが開弁すると排気弁7a。
7bと弁座11間に形成される開口はその全体が燃焼室
4内に開口することになる。
第1図、第3図および第4図に示す実施例では互いに隣
接配置された給気弁6と第1排気弁7aとそれらの間に
形成されたマスク壁8aからなる給排気弁組が二組設け
られており、これら二組の給排気弁組に加えて更に一個
の第2排気弁7bが設けられている。第2排気弁7bは
一対の第1排気弁7aの間であって給気弁6と反対側の
シリンダヘッド内壁面3aの周辺部に設けられており、
従って第2排気弁7bは第1排気弁7aに比べて給気弁
6から離れた位置に配置されている。なお、第1図に示
されるようにこの実施例では第2排気弁7bの弁径は第
1排気弁7aの弁径よりも大きく形成されている。
シリンダヘッド3内には各給気弁6に対して夫々給気ポ
ー日2が形成され、各排気弁7a 、 7bに対して夫
々排気ポート13が形成される。一方、両給気弁6の間
のシリンダヘッド内壁面3aの周縁部には燃料噴射弁1
4が配置され、この燃料噴射弁14から燃料が燃焼室4
内に向けて噴射される。
第2図および第3図に示されるようにピストン2の頂面
上には点火栓10の下方から燃料噴射弁14の先端部の
下方まで延びる凹溝15が形成される。
第2図および第3図に示される実施例ではこの凹溝15
は点火栓10と燃料噴射弁14とを含む垂直平面に−K
に対して対称なほぼ球面状をなす。また、ピストン2の
頂面の中心部には凹溝15よりも曲率の小さな球面状を
なす凹所16が形成される。この凹所16も垂直平面に
−に上に形成されており、この凹所16は凹溝15の凹
状内壁面の上方部に開口している。第3図に示すように
、ピストン2が上死点に達すると点火栓10が凹所16
内に侵入する。
方、凹所16に関して凹溝15と反対側のピストン20
頂面部分2aは傾斜したほぼ平坦面から形成され、第3
図および第4図に示すようにピストン2が上死点に達す
るとシリンダヘッド内壁面部分3Cとピストン頂面部分
2a間にはスキンシュエリア17が形成される。
第5図に示されるように第1図から第4図に示す実施例
では排気弁7a、7bが給気弁6よりも先に開弁し、排
気弁7a、7bが給気弁6よりも先に閉弁する。また、
第5図においてIfは機関低負荷運転時における燃料噴
射時期を示しており、IhlおよびIh2は機関高負荷
運転時における燃料噴射時期を示している。従って第5
図から機関高負荷運転時には2回に分けて燃料噴射が行
われることがわかる。更に第5図に示されるように機関
高負荷運転時における第1回目の燃料噴射1hlは排気
弁7a 、7bが閉弁したとき、或いは排気弁7a、7
bが閉弁する前後において行われ、第2回目の燃料噴射
11□は上死点TDC前50度から80度程度において
行われることがわかる。また、機関低負荷運転時におけ
る燃料噴射時期I7は機関高負荷運転時における第2回
目の燃料噴射時期11□よりも遅いことがわかる。
次に第6図および第7図を参照しつつ排気弁7a、7b
が開弁したときの燃焼室4内の圧力変化および給気弁6
が開弁したときの新気の吹き抜けについて説明する。
排気弁7a 、7bが開弁すると燃料室4内の既燃ガス
が急激に排気ポート13内に流出し、いわゆるブローダ
ウンを生ずる。その結果、燃焼室4内の圧力は急激に低
下する。第6図は燃焼室4内の圧力変化を示しており、
第6図において実線Aは第1図から第4図に示すように
2個の給気弁6と3個の排気弁7a、7bを有している
場合を示しており、破線Bは従来のように2個の給気弁
と2個の排気弁を有している場合を示している。第1図
から第4図に示すように3個の排気弁7a。
7bを有している場合には第6図において実線Aに示さ
れるように燃焼室4内の圧力は急激に低下し、斯くして
給気弁6が開弁した直後において燃焼室4内の圧力は給
気ボート12内の給気圧よりも低くなる。その結果、給
気弁6が開弁するとただちに新気が燃焼室4内に流入を
開始する。これに対して破線Bで示す従来の場合には既
燃ガスがなかなか排気ポート13内に排出されず、斯く
して給気弁6が開弁しても燃焼室4内の圧力はなかなか
給気ボート12内の給気圧よりも低くならない。従って
この場合には燃焼室4内への新気の流入開始時期がかな
り遅れることになる。従って第1図から第4図に示すよ
うに二組の給排気弁組に加えて第2排気弁7bを設ける
ことによって従来のように二組の給排気弁組のみを有す
る場合に比べて多量の新気を燃焼室4内に送り込むこと
ができることになる。
2サイクル内燃機関では新気によって既燃ガスを排出さ
せるようにしているので既燃ガスが排出しない限り新気
をい(ら燃焼室4内に送り込もうとしても給気圧が上昇
するだけで燃焼室4内に送り込まれる新気量はほとんど
増大しない。これに対して既燃ガスを2、激に排出させ
てやると新気はすみやかに燃焼室4内に流入する。即ち
、2サイクル内燃機関においては排気弁の開口面積を増
大させることが給気弁の開口面積を増大させることより
も新気の送り込み量の増大に大きな影響を与えることに
なる。
給気弁6が開弁すると新気が燃焼室4内に流入を開始す
るが第1排気弁7a側の給気弁6の開口はマスク壁8a
によって覆われているので新気はマスク壁8aと反対側
の給気弁6の開口から燃焼室4内に流入する。燃焼室4
内に流入した大部分の新気は第7図において矢印Wで示
すように給気弁6下方のシリンダボア内壁面に沿って下
降するが一部の新気は第1排気弁7aから排出する既燃
ガス流に引きずられて排気ポート13内に排出される。
ところで第1図に示す実施例では第2排気弁7bが給気
弁6からかなり離れて配置されているために給気弁6か
ら流入した新気が第2排気弁7bから流出する既燃ガス
によって引きずられることがなく、斯くして第2排気弁
7bからはほとんど新気を含まない既燃ガスが排出され
ることになる。また、ブローダウンにより燃焼室4内の
圧力が低下した後は燃焼室4内の既燃ガスは新気によっ
て押し出されるので一対の第1排気弁7aに加えて更に
第2排気弁7bを設けると第2排気弁7bから排出され
る既燃ガス分だけ必然的に第1排気弁7aから排出され
る既燃ガス量は少くなり、斯くして第1排気弁7aから
流出する既燃ガスにより引きずられてこの既燃ガスと共
に排気ポート13内に吹き抜ける新気量が少くなる。こ
のように第2排気弁7bからは新気がほとんど流出せず
、また第1排気弁7aからの新気の吹き抜は量が減少す
るので全体として排気ポート13内への新気の吹き抜は
量が減少することになる。また、第1図に示されるよう
に第2排気弁7bの弁径を第1排気弁7aの弁径よりも
大きくすると第1排気弁7aから流出する既燃ガス量が
更に減少するために排気ポート13内への新気の吹き抜
は量は更に少くなる。
一方、前述したように給気弁6が開弁するとこの新気は
第7図の矢印Wで示すように給気弁6下方のシリンダボ
ア内壁面に沿って下降する。次いでこの新気はピストン
2の頂面に沿い進んで第2排気弁7b下方のシリンダボ
ア内壁面に沿い上昇し、斯くして空気は燃焼室4内をル
ープ状に流れることになる。このループ状に流れる空気
Wによって燃焼室4内の既燃ガスが排気弁7a 、7b
を介して排出され、更にこのループ状に流れる空気Wに
よって燃焼室4内には垂直面内で旋回する旋回流Xが発
生せしめられる。次いでピストン2が下死点BDCを過
ぎて上昇を開始し、給気弁6および排気弁7a 、7b
が閉弁すると燃料噴射弁14からの燃料噴射が行われる
次に第8図を参照しつつ低負荷運転時および高負荷運転
時における噴射方法について説明する。
第8図(A)、(B)は機関低負荷運転時を示しており
、第8図(C)、(D)、(E)は機関高負荷運転時を
示している。
第8図(A)に示されるように燃料噴射弁14からは凹
溝15の凹状内壁面に向けて燃料が噴射される。第1図
から第4図に示す実施例ではこの噴射燃料の噴射軸線Z
は第2図に示す垂直平面に−に内に位置している。
機関低負荷運転時には第8図(A)に示されるように噴
射軸線Zに沿う噴射燃料が鋭角θをなして斜めに凹溝1
5の凹状内壁面状に衝突する。このように噴射燃料が凹
溝15の凹状内壁面上に斜めに衝突すると衝突した燃料
は第8図(B)においてFlで示されるように慣性力に
よって凹溝15の凹状内壁面に沿い気化しつつ点火栓1
0の下方に進み、次いで凹所16内に送り込まれる。機
関低負荷運転時には噴射量が少ないがこのとき大部分の
噴射燃料が点火栓10の下方に運ばれるので点火栓10
の周りには着火可能な混合気が形成されることになる。
また、第7図に示されるように燃焼室4内に発生した旋
回流Xはピストン2が上昇するにつれて減衰しつつ旋回
半径が次第に小さ(なり、ピストン2が上死点に近づく
と第8図(A)に示されるように凹溝16の凹状内壁面
に沿う旋回流Xとなる。
噴射燃料はこの旋回流Xによっても点火栓10の下方に
向かう力が与えられる。また、ピストン2が更に上死点
に近づくと第8図(B)において矢印Sで示すようにス
キッシュエリア17からスキンシュ流が噴出し、このス
キッシュ流Sも凹溝15の凹状内壁面に沿って進む。従
って噴射燃料はこのスキッシュ流Sによっても点火栓1
0の下方に向かう力が与えられる。また、凹溝15の凹
状内壁面に沿い点火栓10の下方に向かう燃料は旋回流
χおよびスキッシュ流Sによって気化せしめられ、斯く
して点火栓100周りには十分に気化した可燃混合気が
集まることになる。斯くして噴射量が少ない機関低負荷
運転時であっても良好な着火と、それに続く良好な燃焼
が得られることになる。
一方、機関高負荷運転時には前述したように排気弁7a
 、7bが閉弁する前後において燃料噴射弁14から第
1回目の燃料噴射1hlが行われる。このように第1回
目の燃料噴射Ihlは排気弁7a。
7bが閉弁する前後において行われるので噴射燃料が排
気弁7a 、7bを介して排気ポート13内に吹き抜け
ることがない。また、第1回目の燃料噴射1 klが行
われるときには第8図(C)に示されるようにピストン
2の位置が低く、従って噴射燃料はピストン2頂面の広
い範囲に亘って衝突せしめられることになる。このとき
ピストン2は噴射燃料によって冷却され、噴射燃料はピ
ストン2から熱を受けるために噴射燃料の気化が促進さ
れることになる。また、このとき燃焼室4内には第7図
に示すような強力な旋回流Xが発生しているので噴射燃
料と空気とが良好にミキシングされ、また噴射時期が早
いために噴射燃料に対して燃料が気化するのに十分な時
間が与えられる。従って点火栓10による点火が行なわ
れる以前に燃焼室4内に均一の混合気が形成されること
になる。なお、燃料噴射が2回に分けて行われるので第
1回目の燃料噴射I klによって燃焼室4内に形成さ
れる混合気はかなり稀薄な混合気であり、従って燃焼室
4内にはかなり稀薄な均一混合気が形成される。
この混合気は燃焼室4内に残留する高温の既燃ガスによ
って加熱されるが混合気が稀薄であるために燃料密度が
小さく、従ってこの混合気は自己着火するに至らない。
即ち、自己着火して燃焼騒音が発生することもなく、ま
たノッキングが発生することもない。
次いで第8図(D)に示されるように機関低負荷運転時
に比べてピストン2が低い位置にあるときに第2回目の
燃焼噴射1..2が開始される。このときには第8図(
D)に示されるように噴射軸線Zに沿う噴射燃料は凹溝
15の凹状内壁面上にほぼ垂直に衝突する。このように
噴射燃料が凹溝15の凹状内壁面上にほぼ垂直に衝突す
ると衝突した燃料は第8図(E)においてF2で示され
るように噴射軸線Zに沿う噴射燃料の衝突点を中心とじ
て凹溝15の凹状内壁面上を四方に広がることになる。
従ってこの場合には衝突した噴射燃料の一部が点火栓1
0の下方6二進み、次いで凹所】6内tこ送り込まれる
。このように噴射量の多い機関高負荷運転時には噴射燃
料の一部が点火栓10の周りに送り込まれるので点火栓
10の周りに形成される混合気は過濃とならず、斯くし
て点火栓10の周りには良好に着火可能な混合気が形成
される。また、機関高負荷運転時には噴射燃料が高温の
凹溝15の凹状内壁面上に広範囲に分散されるので噴射
燃料の気化が促進され、しかも2回に分けて噴射されて
いるために凹溝15内に噴射される燃料量が少ないので
噴射燃料は十分に気化せしめられる。従って凹溝]5内
に噴射された燃料は十分な空気の存在下で燃焼せしめら
れるのでスモークが発生することがない。
また、機関高負荷運転時には第8図(A)に示すような
旋回流Xおよび第8図(B)に示すようなスキンシュ流
Sが発生し、従ってこれら旋回流Xおよびスキンシュ流
Sによって噴射燃料Th2と空気とが十分にミキシング
されるのでスモークが発生ずることのない良好な燃焼を
得ることができる。
〔発明の効果〕
燃焼室内に送り込まれる新気量を増大させつつ排気ポー
トに吹き抜ける新気量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2サイクル内燃機関のシリンダヘッドの底面図
、第2図はピストンの平面図、第3図は第1図の■−■
線に沿ってみた断面図、第4図は第1図のIV−IV線
に沿ってみた断面図、第5図は給排気弁の開弁時期およ
び燃料噴射時期を示す線図、第6図は燃焼室内の圧力変
化を示す線図、第7図は機関運転中の燃焼室内の様子を
示す第1図のIV−IV線に沿ってみた断面図、第8図
は機関運転中の燃焼室内の様子を説明するための第1図
の■−■線に沿ってみた断面図である。 2・・・ピストン、     4・・・燃焼室、6・・
・給気弁、     7a・・・第1排気弁、7b・・
・第2排気弁、  10・・・点火栓、14・・・燃料
噴射弁、 16・・・凹所。 15・・・凹溝、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 給気弁と第1排気弁とを隣接配置して該給気弁と第1排
    気弁間に第1排気弁側の給気弁開口を覆うマスク壁を設
    け、該給気弁、マスク壁、第1排気弁からなる給排気弁
    組を少くとも一組有する2サイクル内燃機関において、
    上記給排気弁組以外に更に少くとも一つの第2排気弁を
    具備し、該第2排気弁を第1排気弁に比べて給気弁から
    離れた位置に配置した2サイクル内燃機関の燃焼室。
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