JPS5851129B2 - ４サイクル内燃機関 - Google Patents
４サイクル内燃機関Info
- Publication number
- JPS5851129B2 JPS5851129B2 JP13207177A JP13207177A JPS5851129B2 JP S5851129 B2 JPS5851129 B2 JP S5851129B2 JP 13207177 A JP13207177 A JP 13207177A JP 13207177 A JP13207177 A JP 13207177A JP S5851129 B2 JPS5851129 B2 JP S5851129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder head
- recess
- area
- exhaust valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は火花点火式内燃機関の構造に関するものである
。
。
火花点火式４サイクル内燃機関においては吸気収率を高
めるため機関の排気行程から吸気行程に移る間に燃焼室
内に吸気弁と排気弁が共に開放している時期を設けてい
る。
めるため機関の排気行程から吸気行程に移る間に燃焼室
内に吸気弁と排気弁が共に開放している時期を設けてい
る。
一方、機関の圧縮比を高め熱効率を高めるためにシリン
ダヘッド内面もしくはピストン上面を適宜形状に形成す
ることが行われているが、この燃焼室内に排気弁及び吸
気弁の両開口部が共に開口している場合は、前記吸排気
弁が共に開口しているとき吸気ポートから流入する新気
が排気ガスと共に排気ポートへ流出するいわゆる吹き抜
は現象を阻止できず、大気中に放出される排気ガス中に
未燃焼の炭化水素が混入し、大気汚染の弊害があると共
に排気行程の終期において高温の排気ガスが燃焼室内に
留まることがないから該室内の吸気弁開口部近傍の温度
が低下しすぎ、該燃焼室内に吸入された新気混合ガス中
の燃料の霧化が促進されず燃焼効率を向上させることが
できない欠点があった。
ダヘッド内面もしくはピストン上面を適宜形状に形成す
ることが行われているが、この燃焼室内に排気弁及び吸
気弁の両開口部が共に開口している場合は、前記吸排気
弁が共に開口しているとき吸気ポートから流入する新気
が排気ガスと共に排気ポートへ流出するいわゆる吹き抜
は現象を阻止できず、大気中に放出される排気ガス中に
未燃焼の炭化水素が混入し、大気汚染の弊害があると共
に排気行程の終期において高温の排気ガスが燃焼室内に
留まることがないから該室内の吸気弁開口部近傍の温度
が低下しすぎ、該燃焼室内に吸入された新気混合ガス中
の燃料の霧化が促進されず燃焼効率を向上させることが
できない欠点があった。
本発明では火花点火式４サイクル内燃機関のシリンダヘ
ッド内面又はピストン上面もしくはその双方に、シリン
ダヘッドにおける排気弁開口部を除き吸気弁開口部と点
火栓を囲む範囲に相当する区域にのみ凹部を形成するこ
とにより、排気行程終期に該凹部内に燃焼後の残留ガス
を滞留させて吸気弁部の保温を良くし、吸入された新気
混合ガスの燃料霧化を促進させる一方、吸気弁部な包囲
する凹部と排気弁部を含む区域とに区分するようにシリ
ンダヘッド内面に突条区壁を突出させることにより、新
気混合ガスの排気ポートへの吹き抜けを防止して排気ガ
ス中の炭化水素濃度を減少させ、圧縮行程において排気
弁を含む区域のシリンダヘッドとピストン上面との隙間
空間の燃料の霧化を促進し、且つ燃焼室へ渦流を発生さ
せて完全燃焼を促進させようとするものである。
ッド内面又はピストン上面もしくはその双方に、シリン
ダヘッドにおける排気弁開口部を除き吸気弁開口部と点
火栓を囲む範囲に相当する区域にのみ凹部を形成するこ
とにより、排気行程終期に該凹部内に燃焼後の残留ガス
を滞留させて吸気弁部の保温を良くし、吸入された新気
混合ガスの燃料霧化を促進させる一方、吸気弁部な包囲
する凹部と排気弁部を含む区域とに区分するようにシリ
ンダヘッド内面に突条区壁を突出させることにより、新
気混合ガスの排気ポートへの吹き抜けを防止して排気ガ
ス中の炭化水素濃度を減少させ、圧縮行程において排気
弁を含む区域のシリンダヘッドとピストン上面との隙間
空間の燃料の霧化を促進し、且つ燃焼室へ渦流を発生さ
せて完全燃焼を促進させようとするものである。
次に本発明を実施例図面に従って説明すると、１は４サ
イクル内燃機関のシリンダブロック、２はピストン、３
はシリンダヘッド、４はシリンダヘッド３内面に成形し
た適宜断面形状の凹部、５は該凹部４内に開口部を有す
る吸気ポート、６はこの吸気ポート５開口部の弁座に着
座する吸気弁、７は同じくシリンダヘッド下面の四部４
内に電極部を臨ませるように螺着した火花点火栓である
。
イクル内燃機関のシリンダブロック、２はピストン、３
はシリンダヘッド、４はシリンダヘッド３内面に成形し
た適宜断面形状の凹部、５は該凹部４内に開口部を有す
る吸気ポート、６はこの吸気ポート５開口部の弁座に着
座する吸気弁、７は同じくシリンダヘッド下面の四部４
内に電極部を臨ませるように螺着した火花点火栓である
。
８はシリンダヘッド３における前記四部４以外の区域に
開口する排気ポートで、９はその開口部弁座に着座する
排気弁である。
開口する排気ポートで、９はその開口部弁座に着座する
排気弁である。
また、シリンダヘッド３におけるこの排気弁９開口部を
含むスキッシュ区域１０はピストン２が上死点に位置す
るとき排気弁９がピストンに接当干渉しない程度の最小
間隙となるように形成してあり、第２図に斜線で示す１
１はシリンダヘッド３下面において、前記吸気弁６の開
口部及び点火栓Ｔを含む凹部４と排気弁９開口部を含む
スキッシュ区域１０とを区別するようにスキッシュ区域
１００表面から、上死点のピストン２の頂面に接当ない
高さｈｌ だげピストン２上面方向に突出させた突条区
壁である。
含むスキッシュ区域１０はピストン２が上死点に位置す
るとき排気弁９がピストンに接当干渉しない程度の最小
間隙となるように形成してあり、第２図に斜線で示す１
１はシリンダヘッド３下面において、前記吸気弁６の開
口部及び点火栓Ｔを含む凹部４と排気弁９開口部を含む
スキッシュ区域１０とを区別するようにスキッシュ区域
１００表面から、上死点のピストン２の頂面に接当ない
高さｈｌ だげピストン２上面方向に突出させた突条区
壁である。
もちろん、この突条区壁頂部とピストン頂面との間でも
スキッシュ効果は得られる。
スキッシュ効果は得られる。
このように構成することにより、排気行程で排気弁９が
開いて排気ガスを排出するが、シリンダヘッド部におけ
る吸気弁６開ロ部と点火栓７とを囲む範囲に凹部４を形
成しているからピストン２が上死点に来たときも該凹部
４内に残留ガスが残り、したがって吸気弁６近傍の温度
はあまり低下せず、続いて吸気行程で吸気弁６を開き吸
気ポート５から凹部４へ新気混合ガスを吸入したとき高
温の残留ガスと混合して新気内の燃料の霧化が促進され
るのである。
開いて排気ガスを排出するが、シリンダヘッド部におけ
る吸気弁６開ロ部と点火栓７とを囲む範囲に凹部４を形
成しているからピストン２が上死点に来たときも該凹部
４内に残留ガスが残り、したがって吸気弁６近傍の温度
はあまり低下せず、続いて吸気行程で吸気弁６を開き吸
気ポート５から凹部４へ新気混合ガスを吸入したとき高
温の残留ガスと混合して新気内の燃料の霧化が促進され
るのである。
また機関の排気行程の終期の吸気行程の初期が重複し、
排気弁９と吸気弁６の両方が同時に開放している時期で
は、本発明に従えば、シリンダ、ラド３下面における吸
気弁６と点火栓１を囲む凹部４と排気弁９を含むスキッ
シュ区域１０との間に突条区壁１１を設けことにより、
吸気ポート５から凹部４に吸入された新気の混合ガス流
は突条区壁１１に遮ぎられてピストン上面方向に折曲し
、直接排気ポート８開口部方向に向うことを防止できる
から新気の吹き抜は現象を防止でき、大気中への未燃焼
炭化水素の放出を防止できるのである。
排気弁９と吸気弁６の両方が同時に開放している時期で
は、本発明に従えば、シリンダ、ラド３下面における吸
気弁６と点火栓１を囲む凹部４と排気弁９を含むスキッ
シュ区域１０との間に突条区壁１１を設けことにより、
吸気ポート５から凹部４に吸入された新気の混合ガス流
は突条区壁１１に遮ぎられてピストン上面方向に折曲し
、直接排気ポート８開口部方向に向うことを防止できる
から新気の吹き抜は現象を防止でき、大気中への未燃焼
炭化水素の放出を防止できるのである。
さらに、排気弁９開口部を含むスキッシュ区域１０と凹
部４との間に突条区壁１１を設げたから、圧縮行程の終
期で該スキッシュ区域１０の混合ガスが凹部４方向へ押
し出される際、ピストン上面と突条区壁１１との間隙が
小さいのでその部分の絞り効果により、スキッシュ区域
からの混合ガスの流出速度が上昇し、換言すれば前記ス
キッシュ区域からのスキッシュ流を突条区壁１１により
加速し、且つ助長できて、凹部４内への渦流の発生を促
進でき燃焼が良好になると共にスキッシュ区域１０にお
けるスキッシュ効果によりノッキングが抑制され、可燃
限界を拡大させることができるのである。
部４との間に突条区壁１１を設げたから、圧縮行程の終
期で該スキッシュ区域１０の混合ガスが凹部４方向へ押
し出される際、ピストン上面と突条区壁１１との間隙が
小さいのでその部分の絞り効果により、スキッシュ区域
からの混合ガスの流出速度が上昇し、換言すれば前記ス
キッシュ区域からのスキッシュ流を突条区壁１１により
加速し、且つ助長できて、凹部４内への渦流の発生を促
進でき燃焼が良好になると共にスキッシュ区域１０にお
けるスキッシュ効果によりノッキングが抑制され、可燃
限界を拡大させることができるのである。
さらにまた、ピストン上死点近傍で該ピストン上面とシ
リンダヘッド下面との隙間高さの小さいいわゆるスキッ
シュ区域１０を排気弁９を含めるように形成したから、
吸気行程の始めにおいて、高温の該排気弁９に触れる該
隙間空間内の新気混合ガス中の燃料は霧化促進され燃焼
効率を向上することができるのである。
リンダヘッド下面との隙間高さの小さいいわゆるスキッ
シュ区域１０を排気弁９を含めるように形成したから、
吸気行程の始めにおいて、高温の該排気弁９に触れる該
隙間空間内の新気混合ガス中の燃料は霧化促進され燃焼
効率を向上することができるのである。
また、第３図た示すように、シリンダヘッド３に開口す
る吸排気ポートの開口部面積を大きくとれるようにシリ
ンダヘッド下面を円錐形等に形成しピストン２上面もこ
れに合せて凸状に形成した機関においても、シリンダヘ
ッドもしくはピストン上面の一方もしくは双方に凹部４
を形成し、排気弁９を含む範囲との間に突条区壁１１を
設げることにより、吸気ポートから排気ポート方向への
新気の吹き抜けをより一層効果的に防止できるのである
。
る吸排気ポートの開口部面積を大きくとれるようにシリ
ンダヘッド下面を円錐形等に形成しピストン２上面もこ
れに合せて凸状に形成した機関においても、シリンダヘ
ッドもしくはピストン上面の一方もしくは双方に凹部４
を形成し、排気弁９を含む範囲との間に突条区壁１１を
設げることにより、吸気ポートから排気ポート方向への
新気の吹き抜けをより一層効果的に防止できるのである
。
なお、本発明における凹部４は、シリンダヘッド３下面
の吸気弁６開ロ部及び点火栓７を囲む区域に相当するピ
ストン２上面に凹み形成しても良く、ピストン上面とシ
リンダヘッド下面の双方に同時に形成されていても良い
のである。
の吸気弁６開ロ部及び点火栓７を囲む区域に相当するピ
ストン２上面に凹み形成しても良く、ピストン上面とシ
リンダヘッド下面の双方に同時に形成されていても良い
のである。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は内燃機関の縦断
面図、第２図は第１図の■−■線矢視図、第３図は他の
実施例における内燃機関の縦断側面図である。 １・・・・・・シリンダブロック、２・・・・・・ピス
トン、３・・・・・・シリンダヘッド、４・・・・−・
凹部、５・・・・・・吸気ポート、６・・・・・・吸気
弁、７・・・・・・点火栓、８・・・・・・排気ポート
、９・・・・・・排気弁、１１・・・・・・突条区壁。
面図、第２図は第１図の■−■線矢視図、第３図は他の
実施例における内燃機関の縦断側面図である。 １・・・・・・シリンダブロック、２・・・・・・ピス
トン、３・・・・・・シリンダヘッド、４・・・・−・
凹部、５・・・・・・吸気ポート、６・・・・・・吸気
弁、７・・・・・・点火栓、８・・・・・・排気ポート
、９・・・・・・排気弁、１１・・・・・・突条区壁。
Claims (1)
- １ シリンダヘッドの下面に吸気弁及び排気弁の開口部
をそれぞれ設けると共に点火栓を臨ませてなる４サイク
ル内燃機関において、シリンダヘッドの下面又はピスト
ン上面もしくはその双方の前記吸気弁及び点火栓を包囲
する区域を凹部に形成する一方、該凹部以外の区域にお
けるシリンダヘッド下面に前気排気弁を位置し、該排気
弁を含む区域を、前記ピストンの上面に対して排気弁が
接当干渉しない最少隙間を有するスキッシュ区域に形成
し、且つシリンダヘッドの下面には、前記凹所とスキッ
シュ区域とを区分すると共にスキッシュ区域から更にピ
ストン上面に向って突出する突条区壁を突設したことを
特徴とする４サイクル内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13207177A JPS5851129B2 (ja) | 1977-11-01 | 1977-11-01 | ４サイクル内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13207177A JPS5851129B2 (ja) | 1977-11-01 | 1977-11-01 | ４サイクル内燃機関 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5465207A JPS5465207A (en) | 1979-05-25 |
| JPS5851129B2 true JPS5851129B2 (ja) | 1983-11-15 |
Family
ID=15072824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13207177A Expired JPS5851129B2 (ja) | 1977-11-01 | 1977-11-01 | ４サイクル内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5851129B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59122725A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | Mazda Motor Corp | エンジンの吸気装置 |
| JPS59160050A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-10 | Mazda Motor Corp | エンジンの燃焼室構造 |
| JPS6017228A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-29 | Mazda Motor Corp | 多気筒エンジンの吸気装置 |
-
1977
- 1977-11-01 JP JP13207177A patent/JPS5851129B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5465207A (en) | 1979-05-25 |
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