JPH0565436U - ドラム缶用蓋板受入装置 - Google Patents

ドラム缶用蓋板受入装置

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JPH0565436U
JPH0565436U JP1103692U JP1103692U JPH0565436U JP H0565436 U JPH0565436 U JP H0565436U JP 1103692 U JP1103692 U JP 1103692U JP 1103692 U JP1103692 U JP 1103692U JP H0565436 U JPH0565436 U JP H0565436U
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plate
canopy
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lid plate
lifter
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JP1103692U
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English (en)
Inventor
修二 中浦
俊夫 山根
Original Assignee
株式会社オー・アンド・エムシステムズ
日鐵ドラム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋板の取り込みを自動的に行なうことで省力
化及び作業能率の向上を図る。 【構成】 搬送コンベア1a上の蓋板aを、搬送コンベ
ア上の停止位置Mから取込位置Nに移動させる蓋板取込
装置21と、取込装置によって取込位置に移動した蓋板
を掴んで落下させる蓋板掴み装置26と、蓋板掴み装置
から落下した蓋板が積み重ねられると共に、その積み重
ねられた集積蓋板Raをパレット5上に集積するリフタ
28を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドラム缶の製造に際し、天蓋板及び底蓋板(蓋板と総称する)を蓋 板成形ラインからドラム缶組立ラインに適正に供給するためのドラム缶用蓋板供 給装置において、蓋板を搬送コンベアから取り込むのに使用するドラム缶用蓋板 受入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム缶製造ラインは、胴筒成形ラインと天蓋板成形ラインと底蓋板成形ライ ンを備え、各ラインで成形された胴筒、天蓋板、底蓋板がドラム缶組立ラインに 供給され、ここでドラム缶製品として組み立てられるようになっている。
【0003】 この場合、胴筒成形ラインと蓋板成形ライン間、又、蓋板成形ラインとドラム 缶組立ライン間でタクトタイムに差があるため、ラインバランスに過不足が発生 している。又、蓋板成形ライン上の成形金型を交換する場合、その蓋板成形ライ ンを停止することになるが、効率的操業を図るためには、この際にもドラム缶組 立ラインに成形品を供給する必要が生じる。
【0004】 このようなラインバランスの過不足を解決し、又、蓋板成形ラインの停止時に おけるドラム缶組立ラインへの蓋板の供給を確保するためには、蓋板成形ライン で成形された蓋板を一旦、取り込んで、これを必要に応じて送り出すようにすれ ばよい。
【0005】 従来、蓋板の取り込みおよび送り出しについては、蓋板成形ラインから引き続 き蓋板を移送する蓋板搬送コンベアの横に作業者が付き、取り込みに際しては、 その作業者が蓋板搬送コンベア上から蓋板を一枚ずつ取り込み、これを積み重ね ていき、又、送り出しに際しては、積み重ねた集積蓋板の上から作業者が一枚ず つ蓋板を取り上げ、これを搬送コンベア上に載せていくという人手による作業で 行なわれていた。
【0006】 又、蓋板の取り込みに際し、搬送コンベア上から取り込んだ蓋板を一枚ずつ積 み重ねていく場合、この蓋板が傾いたまま積み重なることなく、平衡を持って真 っ直に積み重なるようにする必要があった。
【0007】 又、天蓋板については、その上面に大栓用の大径口と小栓用の小径口が突設さ れ、この大径口と小栓用の小径口とは、天蓋板の直径上で180度反対位置に配 設されると共に、その突出高さが異なることから、この天蓋板を積み重ねていく 場合には、この天蓋板の傾斜を防止するために、前記大径口と小栓用の位置が振 り分けられるように天蓋板を所定角度で旋回させながら積み重ねていく必要があ った。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の人手による作業方法では、作業が重労働になる し、又、作業能率が悪いという問題がある。又、蓋板を積み重ねていく場合の蓋 板の傾きを防止したり、又、大径口と小栓用の位置が振り分けられるように天蓋 板を旋回させたりといった作業についても、これを人手によって行なわなければ ならないため、作業に手間がかかり、作業性が悪いという問題があった。
【0009】 本考案は、上記の問題点に着目し、蓋板の取り込みを自動的に行なうことで省 力化及び作業能率の向上を図り、併せて、蓋板を積み重ねていく場合の蓋板の傾 きを防止でき、又、大径口と小栓用の位置を振り分けるための天蓋板の旋回が自 動的に行なえるようにしたドラム缶用蓋板受入装置を提供することを課題として いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載のドラム缶用蓋板受入装置は、蓋 板成形ラインに引き続き設けられた搬送コンベア上の蓋板を一枚ずつ取り込むと 共に順次に積み重ねてパレット上に集積するドラム缶用蓋板受入装置であって、 前記搬送コンベア上の蓋板を、搬送コンベア上の停止位置から取込位置に移動さ せる蓋板取込装置と、前記取込装置によって取込位置に移動した蓋板を掴んで落 下させる蓋板掴み装置と、前記蓋板掴み装置から落下した蓋板が積み重ねられる と共に、その積み重ねられた集積蓋板をパレット上に集積するリフタを備えてい る構成とした。
【0011】 又、請求項2記載のドラム缶用蓋板受入装置では、請求項1記載のドラム缶用 蓋板受入装置において、蓋板掴み装置とリフタとの間に設けられ、蓋板掴み装置 から落下した蓋板を支持バー上に仮置きしたのちリフタ上に落下させる蓋板平衡 装置を備え、前記リフタ上に積み重ねられた蓋板が前記支持バーの下面に押し付 けられるようにリフタが上昇する構成とした。
【0012】 又、請求項3記載のドラム缶用蓋板受入装置では、請求項1記載のドラム缶用 蓋板受入装置において、停止位置より手前で搬送コンベア上に設けられ、該搬送 コンベア上の天蓋板を所定角度で旋回させる天蓋板旋回装置を備えている構成と した。
【0013】
【作用】
請求項1記載のドラム缶用蓋板受入装置では、蓋板成形ラインで成形された蓋 板は、引き続き蓋板搬送コンベアで移送される。そして、この搬送コンベア上の 蓋板は停止位置で停止され、取込装置によって取込位置に送られる。次に、掴み 装置によって掴み取られたのち落下し、そして、この落下した蓋板がリフタ上に 積み重ねられ、これが所定枚数の集積蓋板に積み重ねられると、リフタが下降し て、集積天蓋板がパレット上に集積されるという工程で、天蓋板の受け入れが行 なわれる。従って、搬送コンベア上からの蓋板の取り込み及び集積を全て自動的 に行なうことができる。
【0014】 又、請求項2記載のドラム缶用蓋板受入装置は、蓋板掴み装置から落下する蓋 板は、蓋板掴み装置とリフタとの間に設けられた蓋板平衡装置の支持バー上に落 下し仮置きされる。次に、支持バー上から仮置きされた蓋板がリフタ上に落下し て積み重ねられていくと共に、このリフタ上に積み重ねられた蓋板がリフタの上 昇によって支持バーの下面に押し付けられ、この押し付けによって蓋板の傾きが 矯正され、蓋板を平衡状態で積み重ねていくことができる。
【0015】 又、請求項3記載のドラム缶用蓋板受入装置は、搬送コンベア上の天蓋板は、 停止位置より手前で搬送コンベア上に設けられた蓋板旋回装置によって、所定角 度で旋回され、大径口と小栓用の位置を振り分けられる。そして、この大径口と 小栓用の位置が振り分けられた状態で停止位置に移送され、以後は、そのまま取 込装置、掴み装置を経てリフタ上に積み重ねられていく。従って、積み重ねられ た天蓋板は、大径口と小栓用の位置が振り分けられているため、大径口と小栓口 が突設されていることによる傾斜及び大径口と小栓口の突出幅の違いによる傾斜 が吸収され、真っ直に集積することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。まず、図6は本実施例の蓋板受 入装置が設置されたドラム缶用蓋板供給装置の例を示す全体平面図で、このドラ ム缶用蓋板供給装置は、天蓋板搬送コンベア1aに沿って天蓋板受入装置2a、 天蓋板立体収納装置3a、天蓋板払出装置4aが設けられた天蓋板供給装置A、 それと底蓋板搬送コンベア1bに沿って底蓋板受入装置2b、底蓋板立体収納装 置3b、底蓋板払出装置4bが設けられた底蓋板供給装置Bを備えている。尚、 天蓋板供給装置Aと底蓋板供給装置Bは、取り扱いの対象が天蓋板aか底蓋板b かの違いだけであるため、以下、天蓋板供給装置Aについて説明し、底蓋板供給 装置Bの説明は省略する。
【0017】 次に、図1は本実施例の天蓋板受入装置2aを示す側面図、図2は該天蓋板受 入装置2aを示す正面図、図3該天蓋板受入装置2aを示す平面図で、この天蓋 板受入装置2aは、天蓋板搬送コンベア1a上の天蓋板aを一枚ずつ取り込んで 順次に積み重ね、これをパレット5上に集積していくためのものである。
【0018】 前記天蓋板搬送コンベア1aは、天蓋板成形ラインで成形された天蓋板aを引 き続き移送するためのもので、多数のコンベアローラ10が並設されたローラコ ンベアが用いられ、その先はドラム缶組立ラインに接続されている。
【0019】 又、前記搬送コンベア1aには、搬送ストッパ20が設けられており、この搬 送ストッパ20は、搬送コンベア1aの下方に設けられた2本のガイドロッド2 01に受け板202が取り付けられると共に、該受け板202にシリンダ203 が連結され、このシリンダ203の作動により、受け板202がコンベアローラ 10,10間を通って搬送コンベア1a上に突出する。従って、搬送コンベア1 a上の天蓋板aは、その移送が搬送ストッパ20により受け止められ、図3で示 す停止位置Mに停止する。
【0020】 前記搬送ストッパ20で停止された天蓋板aは、天蓋板取込装置21によって 図3に示す取込位置Nに移動するもので、この取込装置21は、搬送コンベア1 aと直交して2本のスライドガイド210が架設され、このスライドガイド21 0に移動ベース211が摺動自在に設けられると共に、スライドガイド210と 平行に架設したロッドレスシリンダ212のシリンダ213に前記移動ベース2 11が連結され、該移動ベース211に搬送コンベア1a上の天蓋板aを取り込 む押し板214が垂設されている。そして、前記ロッドレスシリンダ212の作 動により、移動ベース211がスライドガイド210に沿って摺動するもので、 これにより搬送ストッパ20で停止位置Mに停止された天蓋板aが押し板214 によって押され、搬送コンベア1a上から固定ガイド板22を通り、可動ガイド 板23により支持された状態で、取込位置Nに移動する。
【0021】 又、前記押し板214によって取込位置Nまで移動した天蓋板aは、取込スト ッパ24によって取込位置Nに位置決めされるもので、該取込ストッパ24は、 ガイドロッド240及びリンク241で支持されたストッパアーム242に受け 板243が取り付けられ、そして、前記移動ベース211に突設された当て部材 215がガイドロッド240に当接すると、ガイドロッド240がスプリング2 44に抗して進出するに伴ないストッパアーム242が下向きに回動し、受け板 243が天蓋板aに当接して天蓋板aの移動が受け止められ、天蓋板aが可動ガ イド板23上で取込位置Nに位置決めされる。
【0022】 前記可動ガイド板23はシリンダ230に連結され、このシリンダ230の作 動により、天蓋板aの取り込み時には横向きに回動し、天蓋板aを積み重ねると きの落下時には、その存在が天蓋板aの落下の障害にならないように下向きに回 動する。
【0023】 そして、前記取込装置21によって取込位置Nに位置決めされた天蓋板aは、 天蓋板集積装置25を構成する天蓋板掴み装置26と、天蓋板平衡装置27と、 リフタ28によって1枚ずつ積み重ねられていく。
【0024】 前記天蓋板掴み装置26は、可動ガイド板23上で取込位置Nに位置決めされ た天蓋板aを掴んで、これを落下させるためのもので、取込位置Nの中心から3 方向に等配された3個のチャック爪260が回動自在に支持されると共に、該各 チャック爪260にそれぞれシリンダ261が連結されている。そして、このシ リンダ261の作動により各チャック爪260が同時に上下方向に回動し、該チ ャック爪260が下向きに回動すると、該チャック爪260が天蓋板aの外周部 を係止して天蓋板aを掴み取り、又、前記可動ガイド板23が下向きに回動した のち、チャック爪260が上向きに回動すると、チャック爪260の天蓋板aに 対する係止が解除され、天蓋板aは落下する。
【0025】 前記天蓋板平衡装置27は、前記掴み装置26から落下する天蓋板aが傾いた まま積み重なることなく、平衡を持って真っ直に積み重なるように矯正するため のもので、支持バー270の基端が支軸271に軸着されると共に、該支持バー 270の先端がアームリンク272から垂設したアームロッド273の下端に連 結され、かつ前記アームリンク272にシリンダ274が連結され、このシリン ダ274の作動により、前記支持バー270が天蓋板aにラップする位置と、天 蓋板aから離反する位置との間で横方向に回動する。
【0026】 そして、前記掴み装置26から天蓋板aが落下する際には、前記支持バー27 0は天蓋板aにラップする位置に回動し、この状態で天蓋板aが落下すると、該 天蓋板aが支持バー270上に仮置きされる。このようにして支持バー270上 で天蓋板aが1枚あるいは複数枚積み重ねられたのちは、前記支持バー270が 天蓋板aから離反する位置に回動し、その支持バー270上に仮置きされた天蓋 板aがリフタ28上に落下する。又、天蓋板aを落下させたのち、支持バー27 0は再び天蓋板にaラップする位置に回動し、この状態でリフタ28が上昇し、 該リフタ28上の天蓋板aが支持バー270の下面に押し付けられるもので、こ の押し付けによって、天蓋板aが傾いていたとしても、これを真っ直に矯正する ことができる。
【0027】 このように、平衡装置27を設けたことによって、天蓋板aを仮置きできるた め、天蓋板aを掴み装置26から直接リフタ28上に落下させた場合に比べ、落 下の跳ね返りによる傾きを防止できるし、又、リフタ28による下からの押し付 けができるため、天蓋板aの傾きを矯正することができる。
【0028】 前記リフタ28は、2本の昇降ガイド280の上端に載置台281が支持され ると共に、その載置台281の下面に昇降シリンダ282が連結され、当初は昇 降シリンダ282によって載置台281は最上位置まで上昇しており、前記平衡 装置27から落下した天蓋板aが積み重ねられていく度に、その天蓋板aの枚数 分の厚みだけ下降し、このリフタ28上に所定枚の天蓋板が積み重ねられたのち は、パレット5の下方まで下降し、所定枚数に積み重ねられた集積天蓋板Raを パレット5上に載置させることになる。
【0029】 前記パレット5は、前面が開放したセット台29上に載置されるもので、台枠 50に4本の保持ロッド51が立設されると共に、その中央部は前記リフタ28 の載置台281が挿通可能な空間に形成されている。この場合、パレット5は、 セット台29上で位置決めされるもので、左右方向の位置決めは、シリンダ29 1によって作動する左右の側面押え装置292で行なわれ、前後方向の位置決め は、セット台29の前面両端部に固定された受け板293と、シリンダ294に よって作動する背面押え装置295によって行なわれる。
【0030】 従って、前記天蓋板受入装置2aでは、搬送コンベア1a上の天蓋板aは、搬 送ストッパ20によって停止位置Mで停止し、取込装置21によって取込位置N に送られる。次に、掴み装置26によって掴み取られ、可動ガイド板23が下向 きに回動した状態で平衡装置27の支持バー270上に落下し、仮置きされる。 次に、支持バー270が開いてリフタ28上に落下して積み重ねられていくと共 に、支持バー270が閉じた状態でリフタ28が上昇し、支持バー270の下面 に押し付けられて、天蓋板aの傾きが矯正される。次に、リフタ28上に所定枚 数の天蓋板aが積み重ねられると、リフタ28が下降して、集積天蓋板Raがパ レット5上に集積されるという工程で、天蓋板aの受け入れが行なわれる。
【0031】 尚、上述のようにしてパレット5上に集積された集積蓋板Raは、図1に示す 立体収納装置3aによってパレット5ごと立体収納棚30に収納されると共に、 必要に応じて立体収納棚30から取り下ろされる。この立体収納装置3aは、ガ イドレール31に沿って走行するスタッカクレーン32の両側に立体収納棚30 が配設され、かつ前記スタッカクレーン32には、スライドフォークを備えた昇 降台が設けられ、集積蓋板Raの収納に際しては、昇降台からスライドフォーク が伸びて、該スライドフォーク上に前記セット台29上の集積蓋板Raをパレッ ト5ごと受け取り、これを立体収納棚30に収納するようになっている。
【0032】 又、集積蓋板Raの取り下ろしに際しては、立体収納棚30に収納された集積 蓋板Raをパレット5ごとスライドフォーク上に受け取り、これを天蓋板払出装 置4aのセット台上に載置するようになっており、この天蓋板払出装置4aは、 前記立体収納装置3aで取り下ろされた集積蓋板Raの上から天蓋板aを一枚ず つ取り上げて搬送コンベア1a上に送り出していくためのものである。
【0033】 尚、実施例では、天蓋板受入装置2a及び天蓋板払出装置4aは、それぞれ2 個ずつ隣設され、これは、一方が休止している時には、他方を作動させるという ように、常時作動を可能にするためである。
【0034】 又、天蓋板aには、図4に示すように、その上面に大栓用の大径口60と小栓 用の小径口61が突設され、この大径口60と小径口61とは、天蓋板aの直径 上で180度反対位置に配設されると共に、その突出高さが異なる。従って、天 蓋板aをリフタ28上に積み重ねていく場合、その大径口60と小径口61の存 在によって、天蓋板aが傾斜してしまい、これをを防止するためには、前記大径 口60と小栓口61の位置が振り分けられるように天蓋板aを所定角度で旋回さ せながら積み重ねていく必要がある。
【0035】 本実施例の天蓋板受入装置2aには、大径口60と小栓口61の位置を振り分 けるように天蓋板aを旋回させる天蓋板旋回装置6が、前記搬送ストッパ20に よる天蓋板aの停止位置Mより手前で搬送コンベア1a上に設けられており、以 下、この天蓋板旋回装置6を図4及び図5により説明する。
【0036】 前記天蓋板旋回装置6は、搬送コンベア1aを跨いで形成された機枠62に、 昇降ベース63が2本のガイドロッド64によって支持されると共に、昇降ベー ス63にシリンダ65が連結され、かつ前記昇降ベース63にギヤドモータ66 が取り付けられ、このギヤドモータ66によって水平に回転する回動腕67が昇 降ベース63の下側に設けられている。又、回動腕67の回転軸68には、12 0度間隔で3個の被検出体69が突設され、この被検出体69に対向する位置検 出センサ70が昇降ベース63に固定され、そして、前記ギヤドモータ66の回 転開始位置を一定位置に設定して、3個の被検出体69を順次に位置検出センサ 70が検出していくことによって、前記ギヤドモータ66の回転が、120度回 転、240度回転、360度回転の順序を1サイクルとして制御され、これに前 記回動腕67が対応して回転するようになっている。尚、前記被検出体69は、 少なくとも3個以上であればよく、例えば、4個の被検出体を90度間隔で設け るようにしてもよい。
【0037】 又、搬送コンベア1aの下方には、ストッパ装置71が設けられており、この ストッパ装置71は、搬送コンベア1aの下方に設けられた2本のガイドロッド 710に支持板711が取り付けられると共に、この支持板711に2本のスト ッパ棒712が立設され、かつ前記支持板711にシリンダ713が連結され、 このシリンダ713の作動により、ストッパ棒712がコンベアローラ10,1 0間を通って搬送コンベア1a上に突出する。従って、搬送コンベア1a上の天 蓋板aは、その移送がストッパ装置71により受け止められ、前記旋回装置6の 直下で停止する。
【0038】 従って、搬送コンベア1a上の天蓋板aがストッパ装置71によって停止する と、旋回装置6のシリンダ65によって昇降ベース63が下降し、回転腕67が 大径口60と小栓口61の間に入り込む。この状態でギヤドモータ66が回転し て回転腕67が回転し始めるもので、このとき回転腕67が大径口60と小栓口 61に係合するため天蓋板aが旋回する。そして、被検出体69のうち1つの被 検出体69を位置検出センサ70が検出すると、ギヤドモータ66が120度回 転したところで停止するため、回転腕67によって旋回する天蓋板aが120度 旋回される。その後、シリンダ65によって昇降ベース63が上昇し、ストッパ 装置71が下降して天蓋板aが送り出され、以後は上述と同様にして次の天蓋板 aをストッパ装置71によって停止させた状態で旋回させるもので、今度は他の 被検出体69を位置検出センサ70が検出して、天蓋板aを240度旋回させ、 又、その次の天蓋板aは360度旋回させるというよう3個の天蓋板aを1サイ クルとして120度間隔で旋回させることによって、各天蓋板a間における大径 口60及び小栓口61の位置を120度間隔で振り分けることができる。
【0039】 上述のようにして蓋板旋回装置6により所定角度で旋回された天蓋板aは、大 径口60及び小栓口61の位置を振り分けられた状態で停止位置Mに移送され、 以後は、そのまま取込装置21、掴み装置26、平衡装置27を経てリフタ28 上に積み重ねられていく。従って、積み重ねられた天蓋板aは、大径口60と小 栓口61の位置が振り分けられているため、大径口60と小栓口61が突設され ていることによる傾斜及び大径口60と小栓口61の突出幅の違いによる傾斜が 吸収され、真っ直に集積することができる。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のドラム缶用蓋板受入装置にあっては、蓋板の取 り込みを自動的に行なうことができ、省力化及び作業能率の大幅な向上を図るこ とができるという効果が得られる。
【0041】 又、請求項2記載のドラム缶用蓋板受入装置にあっては、蓋板を仮置きできる ため、蓋板を掴み装置から直接リフタ上に落下させた場合に比べ、落下の跳ね返 りによる傾きを防止できるし、リフタによる下からの押し付けができるため、蓋 板の傾きを矯正することができ、蓋板を平衡状態で積み重ねていくことができる という効果が得られる。
【0042】 請求項3記載のドラム缶用蓋板受入装置にあっては、天蓋板旋回装置によって 大径口と小栓口の位置を振り分けるように天蓋板を旋回させることができるため 、大径口と小栓口が突設されていることによる傾斜及び大径口と小栓口の突出幅 の違いによる傾斜を吸収して天蓋板を積み重ねていくことができ、天蓋板を真っ 直に集積することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の天蓋板受入装置を示す側面図である。
【図2】該天蓋板受入装置の正面図である。
【図3】該天蓋板受入装置の平面図である。
【図4】該天蓋板受入装置に設けられた天蓋板旋回装置
の平面図である。
【図5】該天蓋板旋回装置の側面図である。
【図6】実施例の天蓋板受入装置が設置されたドラム缶
用蓋板供給装置の例を示す全体平面図である。
【符号の説明】
a 天蓋板 Ra 集積天蓋板 1a 天蓋板搬送コンベア 2a 天蓋板受入装置 M 停止位置 N 取込位置 21 天蓋板取込装置 26 天蓋板掴み装置 27 天蓋板平衡装置 270 支持バー 28 リフタ 5 パレット 6 天蓋板旋回装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋板成形ラインに引き続き設けられた搬
    送コンベア上の蓋板を一枚ずつ取り込むと共に順次に積
    み重ねてパレット上に集積するドラム缶用蓋板受入装置
    であって、 前記搬送コンベア上の蓋板を、搬送コンベア上の停止位
    置から取込位置に移動させる蓋板取込装置と、 前記取込装置によって取込位置に移動した蓋板を掴んで
    落下させる蓋板掴み装置と、 前記蓋板掴み装置から落下した蓋板が積み重ねられると
    共に、その積み重ねられた集積蓋板をパレット上に集積
    するリフタを備えていることを特徴としたドラム缶用蓋
    板受入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドラム缶用蓋板受入装置
    において、蓋板掴み装置とリフタとの間に設けられ、蓋
    板掴み装置から落下した蓋板を支持バー上に仮置きした
    のちリフタ上に落下させる蓋板平衡装置を備え、 前記リフタ上に積み重ねられた蓋板が前記支持バーの下
    面に押し付けられるようにリフタが上昇することを特徴
    としたドラム缶用蓋板受入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のドラム缶用蓋板受入装置
    において、停止位置より手前で搬送コンベア上に設けら
    れ、該搬送コンベア上の天蓋板を所定角度で旋回させる
    天蓋板旋回装置を備えていることを特徴としたドラム缶
    用蓋板受入装置。
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