JPH0565117U - チップ型ノイズ除去フィルタ - Google Patents

チップ型ノイズ除去フィルタ

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Publication number
JPH0565117U
JPH0565117U JP005925U JP592592U JPH0565117U JP H0565117 U JPH0565117 U JP H0565117U JP 005925 U JP005925 U JP 005925U JP 592592 U JP592592 U JP 592592U JP H0565117 U JPH0565117 U JP H0565117U
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JP
Japan
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capacitor
hole
inductor
notch
electrode
Prior art date
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Application number
JP005925U
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English (en)
Inventor
郁夫 加藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0565117U publication Critical patent/JPH0565117U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズを拾うことが少なく、コンデンサとイ
ンダクタの接続が確実でしかも損失が少なく、また大電
流での発熱も少ない面実装型チップ型ノイズ除去フィル
タを得る。 【構成】 直立体形状のフェライトコア5の貫通孔3の
内周面に導電層61、62を、両端面に端子71、72を各
形成し、貫通孔3と直交する切欠4を設けたインダクタ
1(11、12)と、前記切欠4に嵌合したコンデンサ2
とから成り、コンデンサ2の電極81と導電層61、62
とを銀ペースト9を用いて電気的に接続すると共に機械
的に結合する。インダクタ1の端子71、72とコンデン
サ2の電極82は、基板に面実装するときの端子とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器の信号ラインにおける電磁波障害ノイズを除去するチップ 型ノイズ除去フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のノイズ除去フィルタは、図15に示すように、貫通孔aを設けた一対の フェライト磁性体b、bと、リード線c、cを有するコンデンサdを平行に配置 し、U字形リード線eを前記一対の貫通孔a、aに挿入してリード線eの端末を 平行に導出し、コンデンサdの一方のリード線cを前記リード線eに接続し、他 方のリード線cを前記リード線eと平行に導出して構成したものや、面実装用配 線基板に面実装できるような構成のものも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図15に示すものは、リード線e、e、cを配線基板の孔に挿入し、配線基板 の導電部に半田付けするものであるので、面実装することができない。従来の面 実装型フィルタは、インダクタとコンデンサとの接続が磁性体の外部で行なわれ 、しかもその接続導体が長いため、ノイズを拾い易く、損失が多いという課題が あった。 本考案は、ノイズを拾うことが少ないと共に損失が少なく、更にインダクタと コンデンサの接続に確実性があり、大電流での発熱も少ない面実装型ノイズ除去 フィルタを提供することをその目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために、直方体形状又は円柱体形状の磁性体の 一端面及び他端面に開口する貫通孔並びに該貫通孔と交叉する切欠を形成し、該 貫通孔に導電体を設けると共に前記一端面及びこれに連なる外周面端部並びに他 端面及びこれに連なる外周面端部に該導電体に連なる端子を形成して成るインダ クタと、コンデンサとから成り、前記磁性体の切欠に該コンデンサを嵌合し、前 記貫通孔に設けた導電体と前記コンデンサの電極とを導電性接着剤により接続し 、他の電極を外部に露出させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案の前記構成において、磁性体の貫通孔と交叉する切欠に嵌合したコンデ ンサの電極と前記貫通孔に設けた導電体とが導電性接着剤により接続され、その 接続部は磁性体でほぼ囲まれるため、ノイズを拾うことが少ない。またその接続 は薄膜導体を介することなく直接、導電性接着剤により行なわれ、且つその導電 路が短かく、断面積も大きいため、接続が確実で損失が少なく、大電流での発熱 も少ない。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は、本考案の一実施例を示す。 同図において、符号1はインダクタ、2はコンデンサである。インダクタ1は 、一端面及び他端面に開口する例えば0.4mmφの貫通孔3と、この貫通孔3 と直角に交叉する切欠4が形成された例えば3.2×1.2×4.5(mm)の 直方体形状のフェライトコア5と、前記切欠4の交叉により分断された貫通孔3 の2個の貫通孔部31、32の内周面に形成された導電層61、62と、この導電層 61、62に各連なり、一端面及びこれに連なる外周面端部並びに他端面及びこれ に連なる外周面端部に形成された端子71、72とから成り、2個のインダンタユ ニット11、12を構成する。このインダクタ1は、未焼成フェライトコアの一方 及び他方の端面並びにこれらに連なる外周面端部と貫通孔に銀ペーストを塗布し て乾燥させた後焼成して端子71、72と導電層を形成し、この後板状の砥石を使 用して切欠4を形成することによって作成される。
【0007】 コンデンサ2は、例えば積層形コンデンサで、前記切欠4とほぼ同じ大きさの 、例えば2×1.2×0.8(mm)の直方体形状を有し、その両端面及びこれ に連なる外周面端部に外部電極81、82で形成されている。 前記フェライトコア5の導電層61、62の端部から切欠4の側面にかけて銀ペ ースト9を塗布し、外部電極81に銀ペースト9を塗布したコンデンサ2を図2 及び図3に示すように、切欠4に嵌合し、銀ペースト9がフェライトコア5の導 電層61及び62の端部からコンデンサ2の外部電極81にかけて連続して付着し た状態で焼成を行ない、フェライトコア5の導電層61及び62とコンデンサ2の 外部電極81とを電気的に接続すると共に機械的に固着し、製品が完成する。
【0008】 コンデンサ2の他方の外部電極82の端面は、インダクタ1のフェライトコア 5の外側面とほゞ同一面になり、外部電極82はインダクタ1の端子71、72と ともに配線基板に面実装するときの端子となる。 尚、配線基板上に搭載したとき、他の電子部品との電気的接触を防止するため に、図2に示すように、外部電極81を被覆する合成樹脂コート10を設けるこ とができる。
【0009】 前記実施例では、切欠4は貫通孔3の下方まで形成されているが、図4及び図 5に示すように、貫通孔3の半分まで形成してもよい。 この実施例も前記実施例と同じように作成すれば、切欠4の底面の断面円弧状 の溝33にも貫通孔31及び32と同様に導電層63が形成されるから、図5に示す ように、貫通孔部31及び32の導電層61及び62の端部から切欠4の底面の導電 層63に銀ペースト9を付着すると、広い面積で外部電極81と導電層61、62、 63とを固着することができ、その接続が容易で且つ一層確実になる。
【0010】 図6乃至図9は本考案の他の実施例を示す。 前記実施例が起立型であるのに対し、この実施例のフィルタは、横倒型であり 、直方体形状のフェライトコア5の広い面に切欠4が貫通孔3と直角に交叉する ように形成されている。この切欠4に嵌合するコンデンサ2は、直方体形状をな す積層形コンデンサで、両端面及びこれらに各連なる外周面端部と、両側面の中 間部に各外部電極81、82と83、83が形成され、外部電極83、83と外部電極 81及び82との間に各静電容量が形成されるものである。
【0011】 フェライトコア5の貫通孔部31、32に形成した導電層61、62の端部から切 欠4の導電層63にかけて銀ペースト9を塗布し、また、フェライトコア5の両 側面から下面にかけて形成された切欠4と同幅の導電層111、112に銀ペース トを塗布し、外部電極81、82及び83にペーストを塗布したコンデンサ2を図 7及び図8に示すように嵌合して焼成し、銀ペースト9により、導電層61、62 とコンデンサ2の外部電極83とを電気的に接続すると共に機械的に結合し、ま た、フェライトコア5の導電層111、112とコンデンサ2の外部電極81、82 とを電気的に接続するとともに機械的に結合する。
【0012】 図10は、このフィルタの等価回路である。 図11及び図12は、インダクタ1のフェライトコア5及びコンデンサ2の誘 電体を円筒形とした本考案の他の実施例を示す。 コンデンサ2は、円筒形誘電体12の内周面から両端面を経て外周面両端部に かけて形成された電極13と、これと絶縁して外周面に形成された電極132と を有し、電極131と132の端部を被覆して外周面に絶縁被覆14が形成された ものであり、このコンデンサ2はインダクタ1のフェライトコア5の切欠4に嵌 合され、その電極131が貫通孔部31、32の導電層61、62と銀ペースト9に より電気的に接続され、機械的に結合される。
【0013】 以上の実施例は、いずれもコンデンサ2を1個使用したフィルタであるが、図 13に示すように例えば2個を切欠4、4に嵌合し、図14の等価回路で示すよ うにインダクタ11、12、13とコンデンサ2、2から成るフィルタを構成する こともできる。コンデンサ2、2と貫通孔3の導電層との接続は、前記実施例と 同様に行なわれる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、前述のような構成を有するので、ノイズを拾うことが少なく、コン デンサとインダクタとの接続が確実で且つ損失が少なく、また大電流での発熱が 少ない面実装型ノイズ除去フィルタが得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の分解斜視図
【図2】 該実施例の斜視図
【図3】 該実施例の縦断面図
【図4】 該実施例の変形例の分解斜視図
【図5】 該変形例の縦断面図
【図6】 他の実施例の分解斜視図
【図7】 他の実施例の斜視図
【図8】 図7のA−A線断面図
【図9】 他の実施例の下面を上にした斜視図
【図10】 他の実施例の等価回路図
【図11】 第3の実施例の斜視図
【図12】 第3の実施例の縦断面図
【図13】 2個のコンデンサを用いた本考案の実施例
の斜視図
【図14】 図13に示すフィルタの等価回路図
【図15】 従来のノイズ除去フィルタの一部断面正面
【符号の説明】
1 インダクタ 2 コンデンサ 3 貫
通孔 31、32 貫通孔部 4 切欠
5 フェライトコア 61、62 導電層 71、72 端子 81
2 外部電極 9 銀ペースト 111、112
電層 131、132 電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体形状又は円柱体形状の磁性体の一
    端面及び他端面に開口する貫通孔並びに該貫通孔と交叉
    する切欠を形成し、該貫通孔に導電体を設けると共に前
    記一端面及びこれに連なる外周面端部並びに他端面及び
    これに連なる外周面端部に該導電体に連なる端子を形成
    して成るインダクタと、コンデンサとから成り、前記磁
    性体の切欠に該コンデンサを嵌合し、前記貫通孔に設け
    た導電体と前記コンデンサの電極とを導電性接着剤によ
    り接続し、他の電極を外部に露出させたことを特徴とす
    るチップ型ノイズ除去フィルタ。
JP005925U 1992-02-14 1992-02-14 チップ型ノイズ除去フィルタ Pending JPH0565117U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021005691A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 株式会社豊田自動織機 フィルタユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01286508A (ja) * 1988-03-17 1989-11-17 Amp Inc 偏平フィルタ組立体およびその製造方法
JPH0217811B2 (ja) * 1982-08-02 1990-04-23 Nippon Bijinesu Konsarutanto Kk
JPH0459619A (ja) * 1990-06-26 1992-02-26 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉および磁気記録媒体

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980630