JPH0565116U - 周波数特性補正回路を備えた共同聴視施設用増幅器 - Google Patents

周波数特性補正回路を備えた共同聴視施設用増幅器

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JPH0565116U
JPH0565116U JP012916U JP1291692U JPH0565116U JP H0565116 U JPH0565116 U JP H0565116U JP 012916 U JP012916 U JP 012916U JP 1291692 U JP1291692 U JP 1291692U JP H0565116 U JPH0565116 U JP H0565116U
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克人 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同軸ケーブルを伝送されて損失を被っている
テレビジョン放送信号の周波数特性を確実に補正する。 【構成】 同軸ケーブルを伝送されたテレビジョン放送
信号を増幅する共同聴視施設用増幅器に、上限及び下限
周波数での損失を固定とし、中央周波数での損失を可変
可能に構成した可変イコライザー24と、トラップ周波数
を可変可能に、かつトラップ周波数における損失を可変
可能に構成した可変トラップ28とを、設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、共同聴視施設において、ヘッドエンドから同軸ケーブルによって各 端末に向かって伝送されるテレビジョン放送信号を中継増幅する共同聴視施設用 増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
共同聴視施設では、図5に示すように、ヘッドエンド10からのテレビジョン 放送信号は同軸ケーブル12を介して伝送されるが、同軸ケーブル12は、伝送 される信号の周波数の平方根に比例する減衰特性を有している。従来、この減衰 特性を補償するために、同軸ケーブル12中に介在する共同聴視施設用増幅器1 4、14・・・に、定数固定のイコライザーを設けることが行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような定数固定のイコライザーを用いた場合、同軸ケーブルの長 さが予定通りでない等の理由により、各増幅器14においてそれまでに被った減 衰を完全に補償することができず、微少な偏差が生じることがある。このような 偏差が各増幅器14においてそれぞれ発生すると、各増幅器14は同軸ケーブル 10を介してカスケード接続されているので、後方に設けられている増幅器に向 かうほど累積されており、C/N比や歪みの劣化を生じ、端末において画像に乱 れを及ぼすという問題点があった。また、同じくカスケード接続により同軸ケー ブルの長さが予定通りでない等の理由により反射が発生し、周波数帯域内でレベ ルが波状に変化し、特定の周波数において信号レベルが大きくなり、やはり端末 において画像に乱れを生じるという問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、同軸ケーブルに伝送されたテレビジ ョン放送信号を増幅する共同聴視施設用増幅器に、上限及び下限周波数での損失 を固定とし、中央周波数での損失を可変可能に構成された可変イコライザーと、 トラップ周波数を可変可能に、かつトラップ周波数における損失を可変可能に構 成された可変トラップとを、設けたものである。
【0005】
【作用】
本考案による共同聴視施設用増幅器に、同軸ケーブルを介して入力されたテレ ビジョン放送信号は、可変イコライザーと、可変トラップによって周波数特性が 補正される。特に、可変イコライザーは、上限及び下限周波数での損失を固定と し、中央周波数での損失を可変可能に構成され、可変トラップは、トラップ周波 数を可変可能に、かつトラップ周波数における損失を可変可能に構成されている ので、可変イコライザーと可変トラップの特性を適宜に変更することによって、 確実に同軸ケーブルによる減衰を補正できる。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、この実施例の共同聴視施設用増幅器は、入力端子20を有 し、この入力端子20には、同軸ケーブルを介して前段の共同聴視施設用増幅器 からテレビジョン放送信号が供給されている。このテレビジョン放送信号は、元 々は共同聴視施設のヘッドエンドから出力されたものである。
【0007】 この入力端子20のテレビジョン放送信号は、ハイパスフィルタ22を介して 可変イコライザー24に供給される。また、この可変イコライザー24の出力は 、増幅器26で増幅された後、可変トラップ28に供給される。この可変トラッ プ28の出力は、ゲインコントロール回路30、チルト回路31を介して増幅器 32に供給され、ここで更に増幅された後、ハイパスフィルタ34を介して出力 端子36に供給される。出力端子36には、同軸ケーブルが接続されており、こ の同軸ケーブルを介して後段の共同聴視施設用増幅器にテレビジョン放送信号を 供給する。即ち、この実施例の共同聴視施設用増幅器は、同軸ケーブルを介して カスケード接続された複数の共同聴視施設用増幅器の中の1つをなしている。
【0008】 可変イコライザー24は、その入力端38と出力端40との間に、直列に接続 された抵抗器42、44を有し、これら抵抗器42、44の接続点には抵抗器4 6の一端が接続され、この抵抗器46の他端は、コンデンサ48、インダクタ5 0の並列回路を介して接地されている。また、入力端38と出力端40との間に は、コンデンサ52、インダクタ54の直列回路も接続され、さらに入力端38 と出力端40との間には、インダクタ56とコンデンサ58との直列回路も接続 されている。
【0009】 また、入力端38には抵抗器60の一端が接続され、他端は切換スイッチ62 の接触子62aに接続されている。この切換スイッチ62の接点62bはコンデ ンサ64を介して出力端40に接続され、接点62cは抵抗器66とコンデンサ 68の直列回路を介して出力端40に接続されている。また、接点62dは抵抗 器70とコンデンサ72の直列回路を介して出力端40に接続されている。
【0010】 この可変イコライザー24の各構成素子の値の一例を示すと、次の通りである 。 抵抗器42、44=33Ω、抵抗器46=47Ω、抵抗器60=15Ω、 抵抗器66=18Ω、抵抗器70=47Ω、コンデンサ48=4pF、 コンデンサ52=39pF、コンデンサ58=2.5pF、 コンデンサ64=6pF、コンデンサ68=3pF コンデンサ72=0.5pF、インダクタ50=6φ・3ターン インダクタ54=6φ・4ターン、インダクタ56=6φ・3ターン
【0011】 この可変イコライザー24は、切換スイッチ62の接触子62aを接点62c に接続している状態では、図2に実線で示すように平坦な周波数特性を示し、接 触子62aを接点62b側に切り換えると、図2に点線Aで示すように上に凸な 周波数特性を示し、接触子62aを接点62dに切り換えると、図2に点線Bで 示すように下に凸な周波数特性を示す。即ち、下限周波数及び上限周波数におけ る損失は固定されており、中間周波数における損失が切換スイッチ62の切換に 応じて変化する。なお、上限周波数における損失は抵抗器42、44の値によっ て決まり、下限周波数における損失は抵抗器46の値によって決まる。
【0012】 可変トラップ28は、その入力端74と出力端76との間に、直列に接続され た抵抗器78、80を有し、これらの接続点と基準電位点との間に抵抗器82と インダクタ84の直列回路が設けられている。また、入力端74と出力端76と の間に、抵抗器78、80と並列にインダクタ86、コンデンサ88の直列回路 が設けられている。
【0013】 入力端74と基準電位点との間には、コンデンサ90、インダクタ92、94 の直列回路が設けられ、インダクタ92、94の接続点にはPINダイオード9 6のカソードが接続され、このPINダイオード96のアノードは、抵抗器98 、100、高周波阻止コイル102を介して可変抵抗器104の摺動子に接続さ れている。この可変抵抗器の一端は基準電位点に接続され、他端は開閉スイッチ 106を介して+Vの電源に接続されている。また、高周波阻止コイル102と 抵抗器100との接続点は、コンデンサ108を介して接地されている。
【0014】 PINダイオード94のアノードは、コンデンサ110を介して可変容量ダイ オード112、114のカソードに接続され、これら可変容量ダイオード112 、114のアノードはそれぞれ基準電位点に接続されている。これら可変容量ダ イオード112、114のカソードは、抵抗器116、高周波阻止コイル118 を介して可変抵抗器120の摺動子に接続され、この可変抵抗器120の一端は 基準電位点に接続され、他端は+Vの電源に接続されている。また、抵抗器11 6と高周波阻止コイル118の接続点はコンデンサ122を介して接地されてい る。
【0015】 この可変トラップ28の各構成要素の値の一例を示すと、次の通りである。 抵抗器78、80=22Ω、抵抗器82=68Ω、抵抗器98=1KΩ、 抵抗器100=1KΩ、可変抵抗器104=5KΩ、抵抗器116=10KΩ 可変抵抗器120=5KΩ、コンデンサ88=7pF コンデンサ90、108、110、122=1000pF インダクタ84=6φ・4ターン、インダクタ86=4φ・2ターン インダクタ92、94=6φ・4ターン
【0016】 このような可変トラップ28では、開閉スイッチ106を閉成すると、可変抵 抗器104、高周波阻止コイル102、抵抗器100、98、PINダイオード 96、インダクタ94を介して電流が流れ、図3に示すようにトラップが形成さ れる。そして、可変抵抗器104の摺動子を摺動させることによってPINダイ オード96の抵抗値が変化し、図3に矢印で示すようにトラップの損失量が変化 する。また、可変抵抗器120の摺動子を摺動させることによって可変容量ダイ オード112、114に印加される電圧が変化し、可変容量ダイオード112、 114の容量が変化する。これによって図4に示すようにトラップ周波数が変化 する。従って、同軸ケーブルの長さが予定通りでないことに起因して特定周波数 においてテレビジョン放送信号のレベルが大きくなり、可変イコライザー24で 補正できない場合、その特定周波数に可変トラップ28のトラップ周波数を調整 し、かつ減衰量を調整することによって、特定周波数でのテレビジョン放送信号 のレベルが大きい状態を解消できる。
【0017】 なお、可変トラップ28を増幅器26の後段に設け、入力端子20側から離し たのは、もし可変トラップ28を入力端子20側に設けた場合、開閉スイッチ1 06を閉成して、可変トラップ28を作動させた場合、入力側VSWRが悪化す るためである。
【0018】 このように、この実施例では、可変イコライザー24によって周波数特性を下 に凸な状態や上に凸な状態に可変できる上に、可変トラップ28によってトラッ プを形成したり、しなかったり、形成した場合には、そのトラップ周波数を任意 の周波数に設定できるし、そのトラップ周波数における損失量を任意に変更する ことができる。従って、入力端子20に入力されたテレビジョン放送信号の周波 数特性に応じて、可変イコライザー24、可変トラップ28を調整することによ って、入力されたテレビジョン放送信号の周波数特性を平坦に補正することがで きる。
【0019】 なお、この実施例のように可変イコライザー24、可変トラップ28を設けた 共同聴視施設用増幅器を、共同聴視施設の全ての共同聴視施設用増幅器として使 用することもできるし、全ての共同聴視施設用増幅器の一部のものに、この実施 例の共同聴視施設用増幅器を用いてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、共同聴視施設用増幅器に可変イコライザーと 可変トラップとを設けているので、これらを調整することによって、この共同施 設用増幅器に入力されるテレビジョン放送信号の周波数特性を完全に補正するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による共同聴視施設用増幅器の1実施例
の回路図である。
【図2】同実施例の可変イコライザーの周波数特性図で
ある。
【図3】同実施例の可変トラップにおける損失量の変化
を示す図である。
【図4】同実施例の可変トラップにおけるトラップ周波
数の変化を示す図である。
【図5】従来の共同聴視施設の回路図である。
【符号の説明】
24 可変イコライザー 28 可変トラップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルに伝送されたテレビジョン
    放送信号を増幅する共同聴視施設用増幅器において、上
    限及び下限周波数での損失を固定とし中央周波数での損
    失を可変可能に構成された可変イコライザーと、トラッ
    プ周波数を可変可能にかつトラップ周波数における損失
    を可変可能に構成された可変トラップとを、設けたこと
    を特徴とする周波数特性補正回路を備えた共同聴視施設
    用増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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