JPH0564864U - トナーセンサ及びトナーセンサ取付可能な筐体 - Google Patents
トナーセンサ及びトナーセンサ取付可能な筐体Info
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- JPH0564864U JPH0564864U JP392492U JP392492U JPH0564864U JP H0564864 U JPH0564864 U JP H0564864U JP 392492 U JP392492 U JP 392492U JP 392492 U JP392492 U JP 392492U JP H0564864 U JPH0564864 U JP H0564864U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、トナーセンサ及びトナーセンサ取
付用の筐体に関し、簡単な構成で、トナーセンサ取付部
分の密閉性を良好な状態に維持できるようにすることを
目的とする。 【構成】 センサ部2を有するトナーセンサに、密閉用
弾性部品20を具備しておき、センサ部2をトナー用筐
体14の取付孔15に取り付ける際、密閉用弾性部品2
0の貫通孔21に、センサ部2を圧入して嵌合させ、更
に、これを取付孔15に圧入して嵌合させることによ
り、図1のDの状態にする。また、密閉用弾性部品20
を、トナー用筐体14に具備しておき、前記と同様にし
て、トナー用筐体14にトナーセンサを取り付ける。
付用の筐体に関し、簡単な構成で、トナーセンサ取付部
分の密閉性を良好な状態に維持できるようにすることを
目的とする。 【構成】 センサ部2を有するトナーセンサに、密閉用
弾性部品20を具備しておき、センサ部2をトナー用筐
体14の取付孔15に取り付ける際、密閉用弾性部品2
0の貫通孔21に、センサ部2を圧入して嵌合させ、更
に、これを取付孔15に圧入して嵌合させることによ
り、図1のDの状態にする。また、密閉用弾性部品20
を、トナー用筐体14に具備しておき、前記と同様にし
て、トナー用筐体14にトナーセンサを取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、例えば、複写機、レーザプリンタ等において、トナーの濃度やトナ ーの残量(又はトナーの有無)などを検知する際に利用されるトナーセンサ及び トナーセンサ取付可能な筐体に関する。
【0002】
図10は従来のトナーセンサ例を示した図であり、Aは従来例1のセンサ部断 面図(コア有)、Bは従来例2のセンサ部断面図(コア無)である。
【0003】 また、図11は、トナーセンサ取付説明図である。 図中、1はプリント基板、2はセンサ部(ヘッド部)、3はコイルボビン、4 はコイルボビンの大径の鍔、5はコイル、6はコア、7はスリーブ、8は固着部 、9は孔、10はドライバ挿入孔、11は端子、12は半田付部、13はドライ バ挿入溝、14はトナー用筐体、15は取付孔、16はトナー(磁性粉体入り) を示す。
【0004】 従来、複写機やレーザプリンタ等において、各種のトナーセンサが使用されて いた。前記トナーセンサには、トナーの濃度(2成分系トナー)を検知するセン サや、トナーの残量、又はトナーの有無(1.5成分系トナー)を検知するセンサ がある。
【0005】 このようなトナーセンサとして、例えば差動トランス形のトナーセンサが知ら れており、その例を図10に示す。 図10のAに示した従来例1のトナーセンサは、センサ部2のコイルボビン3 内にコア6を挿入した例である。
【0006】 このトナーセンサは、センサ本体を構成するプリント基板1と、該プリント基 板1に取り付けられたセンサ部2とで構成されており、センサ部2以外の部品は 、プリント基板1に実装されている。
【0007】 前記センサ部2は、コイルボビン3、該コイルボビン3に巻いたコイル5(3 つのコイル)、スリーブ7、コア6等で構成されている。 前記スリーブ7は、有底円筒体で構成し(例えば樹脂製)、その底部にはドラ イバ挿入孔10及び複数の孔9を設ける(プリント基板1とスリーブ7の両方に 設ける)。
【0008】 また、スリーブ7の開放端は、コイルボビン3の大径の鍔4の周辺部と、固着 部8で固着してある。更に、センサ部2とプリント基板1とは、孔9を貫通して 、プリント板1上に突出した(センサ部と反対側)端子11の先端部を、半田付 部12で半田付けすることにより一体化してある。
【0009】 なお、前記のトナーセンサでは、ドライバ挿入孔10から挿入したドライバの 先端を、ドライバ挿入溝13に挿入して回動することにより、コア6の位置を可 変し、トナーセンサの感度調整等ができるようになっている。
【0010】 図10のBに示した従来例2のトナーセンサは、センサ部2のコイルボビン3 内に、コアが無い例であり、コア6、ドライバ挿入孔10が無い以外は、実質的 に図10のAに示したトナーセンサと同じ構成である。
【0011】 上記のトナーセンサは、トナー(磁性粉体入りのトナー)を入れた現象タンク 、あるいはトナー容器等(以下、これらを「トナー用筐体」と呼ぶ)に取り付け て使用する。
【0012】 以下、図11に基づいて、トナーセンサの取付例を説明する。 図10に示したようなトナーセンサでは、センサ部2が円筒形状をしており、 このトナーセンサを取り付ける場合、被取付体である、トナー用筐体14に円形 の取付孔15を形成しておく。
【0013】 そして、取付孔15に、トナーセンサのセンサ部2を嵌合させ、該センサ部2 の先端を、トナー用筐体14の内部に突出させる。 このようにして、セイサ部2の先端が、トナー用筐体14内のトナー(磁性粉 体入りトナー)16と接触するようにして、トナー16の検知を行う。
【0014】 ところで、トナー用筐体14は、内部にトナー16が封入されており、密閉性 (あるいは密封性)を良くする必要がある。 特に、トナー用筐体14の取付孔15に、トナーセンサのセンサ部2を嵌合さ せた場合、両者の寸法精度が良くないと、密閉性が悪くなる。
【0015】 従って、センサ部2の直径φAと、取付孔15の直径φBを、常に高精度で加 工し、密閉性が悪くならないようにしていた。
【0016】
上記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。 (1) トナー用筐体の一部にトナーセンサを取り付ける際、良好な密閉性を維持 する必要がある。このため、トナーセンサのセンサ部と、トナー用筐体の取付孔 の寸法精度を、常に高精度に維持しなければならなかった。
【0017】 従って、トナーセンサ及びトナー用筐体の製造に高度な技術を要し、かつ、手 間と時間がかかって、高価なものとなる。 (2) トナーセンサのセンサ部と、トナー用筐体の取付孔の寸法精度が悪いと、 トナーセンサ本体の周辺部へトナーが浸入し、トナーセンサの感度低下が発生す ることがある。
【0018】 本考案は、このような従来の課題を解決し、簡単な構成で、トナーセンサ取付 部分の密閉性を良好な状態に維持できるようにすることを目的とする。
【0019】
図1は、本考案の原理説明図であり、図中、1はトナーセンサ本体を構成する プリント基板、2はセンサ部、14はトナー用筐体、15は取付孔、16はトナ ー(磁性粉体入り)、20は密閉用弾性部品、21は貫通孔を示す。
【0020】 本考案は、上記の課題を解決するため、次のように構成した。 (1) 少なくとも、被検知体16の近傍に配置して、該被検知体16の検知を行 うセンサ部2を備えると共に、該センサ部2を、被検知体16を収納する筐体1 4の取付孔15に取り付けて使用するトナーセンサにおいて、弾性材料で構成さ れ、その外周部が前記取付孔15内に嵌合可能で、かつその一部に、前記センサ 部2の外周部が嵌合可能な貫通孔21を有する密閉用弾性部品20を備えた。
【0021】 (2) 被検知体16の近傍に配置して、被検知体16の検知を行う、トナーセン サのセンサ部2の取付孔15を有し、かつその内部に、被検知体16を収納する トナーセンサ取付可能な筐体14において、弾性材料で構成され、その外周部が 前記取付孔15内に嵌合可能で、かつその一部に、前記センサ部2が嵌合可能な 貫通孔21を有する密閉用弾性部品20を備えた。
【0022】
本考案は上記のように構成したので、次のような作用がある。 トナーセンサを、被検知体である磁性粉体入りのトナー16を入れた筐体14 に取り付けるには、例えば次のようにする。
【0023】 先ず、図1のAに示したトナーセンサのセンサ部2を、図1のBに示した密閉 用弾性部品20の貫通孔21に圧入して嵌合させる。 次に、センサ部2と嵌合した密閉用弾性部品20を、図1のCに示したトナー 用筐体14の取付孔15に圧入して嵌合させ、図1のDに示した状態にする。な お、前記の嵌合の順序は、逆に行ってもよい。
【0024】 このようにすると、密閉用弾性部品20の弾性力により、トナー用筐体14と 密閉用弾性部品20との間a、及びセンサ部2と密閉用弾性部品20との間bが 、良好な密閉性を維持できる。
【0025】 従って、トナー用筐体14のトナー16がセンサ本体側へ浸入したり、あるい は外部へ飛散したりすることを防止できる。 また、取付孔15やセンサ部2の寸法精度が悪くても、密閉性を良好に保つこ とができると共に、トナーセンサの取り付け作業も簡単になる。
【0026】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2〜図9は、本考案の実施例を示した図であり、図2、図3は、トナーセン サ(密閉用弾性部品を除く)を示した図、図4は密閉用弾性部品を示した図、図 5はトナー用筐体を示した図、図6はトナーセンサの取付説明図(その1)、図 7はトナーセンサの取付説明図(その2)、図8はトナーセンサを取り付けたト ナー用筐体を示した図、図9は密閉用弾性部品の変形例を示した図である。
【0027】 図中、図1、図10、図11と同符号は同一のものを示す。また、18はモー ルド体、22〜24はテーパ部、25は凹溝を示す。 (1) 本実施例で用いるトナーセンサ(密閉用弾性部品を除く)の説明・・・図 2、図3参照 (例1)・・・図2のA参照 例1のトナーセンサは、センサ部2に1つのコイルを用いると共に、センサ部 2を、SMD(表面実装部品)化した例である。
【0028】 図示のように、トナーセンサは、センサ本体を構成するプリント基板1と、該 プリント基板1に取り付けられたセンサ部2とで構成されている。 そして、センサ部2には、コイルボビン3と、コイルボビン3に巻いたコイル 5(1つのコイル)と、コイルボビン3内に挿入したコア(フェライトコア)6 とを設け、その外周部には、モールド部(樹脂モールド)18を設けると共に、 他の部品を、プリント基板1に実装する。
【0029】 また、前記モールド部18の一部には、コイル5に接続された端子(外部接続 用の電極)19を露出させておき、この端子19を、半田付け部12で半田付け して、プリント基板1に取り付ける(機械的な固着と同時に、プリント基板1上 の配線パターンと電気的に接続する)。
【0030】 この場合、コイルボビン3の長手方向(コア6の長手方向)が、プリント基板 1の表面と並行するようにして取り付ける。 なお、このトナーセンサのセンサ部2は、S−T線方向の断面が矩形状となっ ている。
【0031】 (例2)・・・図2のB参照 例2のトナーセンサは、センサ部2のコイルを1つのコイルで構成すると共に 、センサ部を挿入部品とした例である。
【0032】 図示のように、センサ部2には、コイルボビン3、コイルボビン3に巻いたコ イル5、コイルボビン3内に挿入したコア6とを設け、その外周部にはモールド 体18を設けてある。
【0033】 また、前記モールド体18の一部には、コイル5に接続された端子11を露出 させておき、この端子11をプリント板1の部品挿入孔に挿入し、半田付部12 で半田付けして、センサ部2をプリント板1に取り付ける。
【0034】 この場合、コイルボビン3の長手方向(コア6の長手方向)を、プリント基板 1と直交するように配置して取り付ける。 (例3)・・・図3のA参照 例3は、センサ部2に、3つのコイルを設け(コア無し)、センサ部2を挿入 部品とした例である(コイル部分は上記従来例と同じ)。
【0035】 図示のように、センサ部2には、コイルボビン3と、コイルボビン3に巻いた 3つのコイル5とを設け、その外周面に、モールド部18を設ける(ほぼ全周を モールド体18で被覆する)。
【0036】 そして、モールド体18の一部には、コイル5に接続された端子11を露出さ せておき、この端子11をプリント基板1の部品挿入孔に挿入し、半田付部12 で、半田付けしてプリント基板1にセンサ部2を取り付ける。
【0037】 (例4)・・・図3のB参照 例4は、例3のコイルボビン3内に、コア(フェライトコア)6を挿入した例 である。例4では、コア6以外の構成は、例3と同じなので説明は省略する。
【0038】 (2) 本実施例で用いる密閉用弾性部品の説明・・・図4参照 上記トナーセンサは、トナー用筐体の一部に設けた取付孔に取り付けて使用す るが、その際使用する密閉用弾性部品の例を図4に示す。
【0039】 この例は図2のAに示したトナーセンサを、トナー筐体に取り付ける際使用す る密閉用弾性部品の例である。 図2のAに示したトナーセンサのセンサ部2は、S−T線方向(図2のA参照 )の断面が、矩形状をしている。そこで、このトナーセンサのセンサ部2の外周 に設ける密閉用弾性部品を、図4のように構成した。
【0040】 この例では、図4に示した密閉用弾性部品20は、例えば弾性のあるシリコン ゴムで作製する。 前記密閉用弾性部品の平面形状(図4のA参照)は、外周が円形で、内側に矩 形状の貫通孔21が設けてあり、かつ、該貫通孔21の周囲にはテーパ部22が 設けてある。
【0041】 また、密閉用弾性部品20の外周部にもテーパ部23が設けてあり、上側(図 4のA側)と下側(図4のC側)では外径寸法が異なっている。 従って、密閉用弾性部品20の断面形状(輪郭)(図4のB参照)は、ほぼ台 形となっている。
【0042】 前記の貫通孔21の大きさは、トナーセンサのセンサ部2の外径寸法よりも少 し小さい寸法としておき、この貫通孔21にセンサ部2を挿入する場合は、密閉 用弾性部品20の弾性を利用して押し広げることにより挿入する(圧入して嵌合 する)。
【0043】 テーパ部22は、前記のようにしてセンサ部2を挿入する際、挿入を容易にす るためのものである。 (3) トナー用筐体の説明・・・図5参照 本実施例で用いるトナー用筐体を図5に示す。図示のように、トナー用筐体( 現象タンク、トナータンクなど、トナーを入れておく容器)14の一部に、トナ ーセンサを取り付けるための取付孔15を設ける。
【0044】 この取付孔15には、テーパ部24が設けてあり(図5のB参照)、このテー パ部24は、密閉用弾性部品20(図4参照)の外周部に設けたテーパ部23に 対応した形状となっている。
【0045】 前記取付孔15の大きさは、密閉用弾性部品20の外径寸法よりも、少し小さ くしておき、該密閉用弾性部品20をこの取付孔15に挿入する際、その弾性を 利用して挿入する(圧入して嵌合させる)。
【0046】 (4) トナーセンサの取付時の説明(その1)・・・図6参照 この例は、密閉用弾性部品付トナーセンサを、トナー用筐体に取り付ける例で ある。
【0047】 先ず、密閉用弾性部品20付きのトナーセンサを用意する。そして、密閉用弾 性部品20に設けた貫通孔21内に、トナーセンサのセンサ部2を圧入して嵌合 させ、図6のAに示した状態にする。
【0048】 次に、トナー用筐体14の一部に設けた取付孔15内に、図6のAに示した状 態のトナーセンサを圧入して嵌合させ、図6のCに示した状態にする。 この場合、トナーセンサのプリント板1と、トナー用筐体14との間にギャッ プGが存在するが、プリント板1をトナー用筐体側へ押しつけて、該ギャップG が無くなるようにする。
【0049】 このようにすれば、密閉用弾性部品(例えば弾性のあるシリコンゴム)20は つぶれて、トナー用筐体14の密閉性を良好に保つことができる。 また、密閉用弾性部品20は、圧入して嵌合されているので、その弾性により 、密閉用弾性部品20と取付孔15との間aや、密閉用弾性部品20とセンサ部 2との間bの密封性を良好に保つことができる。
【0050】 従って、トナーが、前記a、bの部分から浸入し、トナーセンサ本体側(プリ ント基板1側)へ達することが防止できると共に、トナーが外部へ飛散すること も防止できる。
【0051】 (5) トナーセンサの取付時の説明(その2)・・・図7参照 この例は、密閉用弾性部品付きのトナー用筐体に、トナーセンサを取り付けた 例である。
【0052】 先ず、図7のAに示したトナーセンサと、図7のBに示した密閉用弾性部品付 きのトナー用筐体とを用意する。 この場合、トナー用筐体14の一部に設けた取付孔15(図5参照)内に、密 閉用弾性部品20(図4参照)を圧入して嵌合させ、図7のBの状態にする。
【0053】 次に、図7のBに示した状態の密閉用弾性部品付トナー用筐体に、図7のAに 示したトナーセンサを取り付ける。 この時、密閉用弾性部品20の貫通孔21内に、トナーセンサのセンサ部2を 圧入して嵌合させ、図7のCの状態にする。
【0054】 この場合にも、プリント板1とトナー用筐体14との間にギャップGが存在す るが、プリント基板1をトナー用筐体14側へ押しつけて、該ギャップGを無く すようにすれば、トナー用筐体14の密閉性は良好に保たれる。
【0055】 また、この場合にも、図7のCに示したa、bの部分での密閉性も良好に保つ ことができる。 (6) トナーセンサを取り付けたトナー用筐体の説明・・・図8参照 上記のようにして、トナー用筐体14に、トナーセンサを取り付けると、図8 の状態になる。このトナー用筐体は、複写機やレーザプリンタ等に設置され、そ の内部にトナー(磁性粉体入り)を入れて使用される。
【0056】 この場合、図示のように、トナー16がトナーセンサのセンサ部2の周辺に存 在する状態で使用する。 しかし、トナーセンサは、密閉用弾性部品20を介してトナー用筐体14に取 付けられているから、トナーセンサの取付部分での密閉性は良好に保たれており 、トナー16が、トナーセンサ本体側へ浸入したり、あるいは外部へ飛散したり しない。
【0057】 (7) 密閉用弾性部品の変形例の説明・・・図9参照 上記の密閉用弾性部品の変形例を図9に示す。この例では、密閉用弾性部品2 0の断面形状は、図9のAに示したようになっている。
【0058】 すなわち、密閉用弾性部品20の外周部に、トナー用筐体を嵌合させるための 凹溝25が設けてあり、内側には、センサ部2を嵌合させるための貫通孔21が 設けてある。
【0059】 前記密閉用弾性部品20の材料は、弾性のあるシリコンゴム等を使用する。こ の密閉用弾性部品20を使用して、トナー用筐体14にトナーセンサを取り付け た場合、その断面形状は、図9のBのようになる。
【0060】 この場合にも、トナー用筐体14に密閉用弾性部品20を圧入して嵌合し、か つ、密閉用弾性部品20にセンサ部2を圧入して嵌合させる。 従って、図9のBに示したa、bの部分の密閉性は良好に保たれ、トナーが浸 入することはない。
【0061】 (他の実施例の説明) 以上実施例について説明したが、本考案は次のようにしても実施可能である。 (1) 密閉用弾性部品の外形や、貫通孔の形状は、上記実施例以外のものでもよ い。例えばセンサ部が円筒形ならば貫通孔を円形にすればよく、外形も、円形に 限らず、角形等でもよい。
【0062】 (2) センサ部の形状は角形に限らず、他の形状(例えば円筒形)でも適用可能 である。 (3) 密閉用弾性部品と、センサ部及び取付孔との嵌合順序は、上記の実施例と 異なる順序で行ってもよい。
【0063】
以上説明したように、本考案によれば次のような効果がある。 (1) トナー用筐体にトナーセンサを取り付けた場合、トナーセンサのセンサ部 と、トナー用筐体との間に弾性体(密閉用弾性部品)が介在しているから、常に 良好な密閉性(密封性)を維持できる。
【0064】 (2) トナーセンサの取付け作業が極めて簡単になる( ワンタッチで取り付け可 能)。 (3) センサ部やトナー用筐体の取付孔の寸法精度が悪くても、極めて良好な密 閉性が維持できる。従って、トナーセンサやトナー用筐体のコストダウンが可能 となる。
【0065】 (4) トナー(磁性粉体入り)が、センサ本体側へ浸入するのを防止でき、セン サの感度低下等の悪影響も発生しない。
【図1】本考案の原理説明図である。
【図2】実施例のトナーセンサ(密閉用弾性部品を除
く)を示した図(例1、例2)である。
く)を示した図(例1、例2)である。
【図3】実施例のトナーセンサ(密閉用弾性部品を除
く)を示した図(例3、例4)である。
く)を示した図(例3、例4)である。
【図4】実施例の密閉用弾性部品を示した図である。
【図5】トナー用筐体を示した図である。
【図6】トナーセンサの取付説明図(その1)である。
【図7】トナーセンサの取付説明図(その2)である。
【図8】トナーセンサを取り付けたトナー用筐体を示し
た図である。
た図である。
【図9】密閉用弾性部品の変形例である。
【図10】従来のトナーセンサ例である。
【図11】従来のトナーセンサ取付説明図である。
1 センサ本体を構成するプリント基板 2 センサ部 14 トナー用筐体(被検知体を入れた筐体) 15 取付孔 16 磁性粉体入りのトナー(被検知体) 20 密閉用弾性部品 21 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも、被検知体(16)の近傍に
配置して、該被検知体(16)の検知を行うセンサ部
(2)を備えると共に、 該センサ部(2)を、被検知体(16)を収納する筐体
(14)の取付孔(15)に取り付けて使用するトナー
センサにおいて、 弾性材料で構成され、その外周部が、前記取付孔(1
5)内に嵌合可能で、 かつ、その一部に、前記センサ部(2)の外周部が嵌合
可能な貫通孔(21)を有する密閉用弾性部品(20)
を備えたことを特徴とするトナーセンサ。 - 【請求項2】 被検知体(16)の近傍に配置して、該
被検知体(16)の検知を行う、トナーセンサのセンサ
部(2)の取付孔(15)を有し、 かつ、その内部に、被検知体(16)を収納するトナー
センサ取付可能な筐体において、 弾性材料で構成され、その外周部が前記取付孔(15)
内に嵌合可能で、 かつ、その一部に、前記センサ部(2)の外周部が嵌合
可能な貫通孔(21)を有する密閉用弾性部品(20)
を備えたことを特徴とするトナーセンサ取付可能な筐
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP392492U JPH0564864U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トナーセンサ及びトナーセンサ取付可能な筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP392492U JPH0564864U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トナーセンサ及びトナーセンサ取付可能な筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564864U true JPH0564864U (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11570696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP392492U Withdrawn JPH0564864U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | トナーセンサ及びトナーセンサ取付可能な筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564864U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009149121A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Ntn Corp | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 |
JP2015515580A (ja) * | 2012-02-01 | 2015-05-28 | エスエフシイ・ケーニッヒ・アーゲー | 構成部品中の孔に挿入するための閉鎖要素 |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP392492U patent/JPH0564864U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009149121A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Ntn Corp | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 |
JP2015515580A (ja) * | 2012-02-01 | 2015-05-28 | エスエフシイ・ケーニッヒ・アーゲー | 構成部品中の孔に挿入するための閉鎖要素 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960606 |