JP6969355B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents
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Description
ケースと、
磁石を含み、前記磁石とともに回転軸を中心に回転可能に前記ケースに収容される回転部材と、
前記ケースに固定され、前記回転部材の回転に伴う前記磁石による磁気変化を検出する磁気検出部と、
前記ケースに設けられ、取付対象に取り付けられて固定される取付固定部と、
前記ケースに収容された前記回転部材の前記ケースからの抜け出しを押える押え部材と、を有し、
前記ケースは、
前記押え部材の周囲に形成され、前記押え部材を固定する突起部と、
前記突起部における前記磁気検出部側の端部を囲むように形成される凹部と、を備え、
前記突起部は、
前記押え部材の外周面に密着する密着部と、
前記密着部と一体の前記凹部において前記押え部材と対向する対向部と、を備える、
ことを特徴とする。
本体部21は、ポリブチレンテレフタラート等の熱可塑性樹脂により略円筒状をなす。本体部21は、磁気検出部40に近い端部(図2の紙面右側)に形成される磁石収容凹部21aと、磁気検出部40から遠い端部(図2の紙面左側)に形成されるシャフト収容凹部21bと、を備える。
磁石収容凹部21aは磁気検出部40に向かって開口し、シャフト収容凹部21bは磁気検出部40と反対側に開口する。シャフト収容凹部21b内には、シャフト120の端部が挿入される。
シャフト120は回転角度検出装置1とは別に設けられる被検出体であり、シャフト120の回転を回転角度検出装置1により検出する。
シャフト収容凹部21bの周壁には、板バネ21cが設けられる。板バネ21cは、シャフト収容凹部21b内に挿入されたシャフト120の端部の周面を押す。これにより、シャフト120の端部がシャフト収容凹部21b内に固定され、シャフト120と一体で回転部材20が回転軸Lを中心に回転する。
ケース50は、ポリブチレンテレフタラート等の熱可塑性樹脂材料からなる。ケース50は、例えば射出成形によって一体で形成される。
ケース50は、回転部材20を収容する回転部材収容部51と、回路基板60を収容する検出部収容部52と、回転部材収容部51及び検出部収容部52の間を隔離する隔離壁55と、図示しない外部ケーブルが接続されるコネクタ部53と、ケース50を取付対象110に固定するための取付固定部54と、を備える。
なお、充填部材80に代えて、検出部収容部52の収容凹部52aを塞ぐ図示しないカバー蓋が設けられていても良く、カバー蓋は、接着剤、レーザー溶着又は超音波溶着などでケース50と接合しても良い。
押え部材56は、図3に示すように、例えば合成樹脂の板材で、リング状に形成されおり、中心部の貫通孔にシャフト120が挿通される。押え部材56は、外周縁部の対角位置に切欠き部として位置決めおよび仮固定用の溝状の切欠き部56aと、円周の一部を直線的に切り落とした切欠き部56bとが形成されている。
ケース50は、図4に示すように、押え部材56の溝状の切欠き部56a及び切欠き部56bに対応する位置の側壁部に押え部材56を固定する突起部57と、突起部57における磁気検出部40側の根元部(端部)を囲むように形成される凹部58と、を備えている(図4に片側部分を示す)。
すると、押え部材56の溝状の切欠き部56a及び切欠き部56bに突起部57が密着することで、突起部57に押え部材56との密着部57aが形成され、押え部材56の回転軸Lを中心とする回転が押えられるとともに、ケース50に仮固定される。
しかし、ケース50の回転部材収容部51には、図4に示すように、突起部57の根元部分に凹部58が形成してあるので、突起部57と一体のつぶされた部分が押え部材56と対向した状態で凹部58に溜まることになる。これによって、突起部57には、押え部材56の底面と対向する対向部57bが形成され、押え部材56は、回転部材収容部51に密着した状態で回転軸Lに対して直角に組み立てられて仮固定される。
すなわち、突起部57は、押え部材56がケース50の回転部材収容部51に組み立てられた状態では、押え部材56の外周面に密着する密着部57aと、密着部57aと一体の凹部58において押え部材56と対向する対向部57bと、を備えた状態となる。
この突起部57の対向部57bは、押え部材56の押し込み側の表面(底面)とは、必ずしも密着せずに凹部58に溜まった状態となるが、対向部57bは、押え部材56と接触した状態であっても接触しない状態のいずれであっても良く、押え部材56を浮き上がらせることがない状態であれば良い。これにより、凹部58は、突起部57のつぶされる樹脂量に対して余裕のある大きさに形成される。
こうして仮固定された押え部材56は、ケース50の回転部材収容部51の外周縁部を内側に折り曲げるようにしたカシメ部51bで固定される。
なお、シール材90は、Yリングに限らず、摺動性に応じてXリング又はOリングなど別の断面形状のシール材を用いてもよい。
大径部59aは、ケース50の挿入方向基端側の検出部収容部52の略外周に配置され、取付孔112に挿入可能な取付孔112の寸法に合わせた直径Dとされる。大径部59aの先端側に連続してOリング溝59bが形成されてOリング91が装着され、取付孔112とケース50の間をシールする。ケース50のOリング溝59bより先端側は、小径部59cとされ、回転部材収容部51の略外周に配置され、取付孔112に比べて小径の直径Cに形成されている。これにより、ケース50の取付部59は、先端側の小径部59cによって取付孔112への挿入を円滑に行うことができ、基端側の大径部59aが嵌合状態となるとともに、ケース50と取付孔112の間は、Oリング91でシールされる。
小径部59cは、先端部が円弧状に形成され、先端側からのOリング91のOリング溝59bへの装着を容易とする。
カラー100には、図5に示すように、貫通孔101にボルト105が挿通され、取付対象110の取付面111に形成されるねじ穴113に螺合される。
これにより、ケース50、ひいては回転角度検出装置1が取付対象110に固定される。
この固定状態では、ボルト105は、カラー100を介して締め付けられ、ボルト105が取付固定部54の樹脂表面と接触せず、ボルト105の締め過ぎなどによる取付固定部54の割れやクラックの発生を防止し、確実に締め込んで固定することができる。
この取り付け作業は、人又は機械により行われる。
回転角度検出装置1を取付対象110に取り付けるにあたって、図2及び図5に示すように、まず、ケース50の取付部59を取付対象110の取付孔112に挿入する。
このとき、取付部59の先端側が小径部59cとしてあるので、取付孔112に円滑に挿入することができる。
さらに押し込むことで、取付固定部54を取付対象110の取付面111に面接触させる。すると、Oリング溝59bに装着したOリング91で取付孔112とケース50との間がシールされる。
この後、取付固定部54のカラー100にボルト105を挿通し、取付対象110のねじ穴113に締め付ける。この締め付け状態では、ボルト105は、カラー100を介して締め付けられ、ボルト105が取付固定部54の樹脂表面と接触せず、ボルト105の締め過ぎなどによる取付固定部54の割れやクラックの発生を防止し、確実に締め込んで固定することができる。
かかる構成によれば、押え部材56を突起部57によってケース50に仮固定することができ、押え部材56の組み立ての際に押しつぶされる突起部57の樹脂が凹部58に溜まり、押え部材56とケース50との間に介在することによる浮き上がりが防止され、回転部材20を回転軸Lに直角な所定位置に抜け出しを押えて固定することができる。これにより、回転角度検出装置1の組立精度を向上することができるとともに、回転角度の検出精度の低下などの影響を低減することができる。
かかる構成によれば、押え部材56に形成された切欠き部56a,56bに突起部57が密着することで、押え部材56をケース50に対して回転軸Lを中心とする回転を防止することができ、回転部材20と押え部材56とが共回りすることなく、確実に押え部材56で回転部材20の抜け出しを防止してケース50に仮固定することができる。
かかる構成によれば、取付固定部54をカラー100を介して取付対象110に固定することで、ボルト105が突き出しているカラー100と接触することになり、直接取付固定部54と接触しないので、締め付けに伴い取付固定部54の割れやクラックの発生を防止することができる。これにより、取付対象110の所定の位置に回転角度検出装置1を取り付けることができ、回転角度の検出精度の低下などの影響を低減することができる。
かかる構成によれば、ケース50を取付孔112に挿入する場合に先端側の小径部59cによって挿入の際の作業性が向上し、簡単に回転角度検出装置1を取り付けることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
20 回転部材
21 本体部
21a 磁石収容凹部
21b シャフト収容凹部
21c 板バネ
22 磁石
40 磁気検出部
50 ケース
51 回転部材収容部
51a 収容凹部
51b カシメ部
52 検出部収容部
52a 収容凹部
53 コネクタ部
53a コネクタ端子
54 取付固定部
54a 貫通孔
55 隔離壁
56 押え部材
56a 切欠き部
56b 切欠き部
57 突起部
57a 密着部
57b 対向部
58 凹部
59 取付部
59a 大径部(大形状部)
59b Oリング溝
59c 小径部(小形状部)
60 回路基板
80 充填部材
90 シール材
91 Oリング
100 カラー(固定座部)
101 貫通孔
105 ボルト
110 取付対象
111 取付面
112 取付孔
113 ねじ穴
120 シャフト
L 回転軸
Claims (3)
- ケースと、
磁石を含み、前記磁石とともに回転軸を中心に回転可能に前記ケースに収容される回転部材と、
前記ケースに固定され、前記回転部材の回転に伴う前記磁石による磁気変化を検出する磁気検出部と、
前記ケースに設けられ、取付対象に取り付けられて固定される取付固定部と、
前記ケースに収容された前記回転部材の前記ケースからの抜け出しを押える押え部材と、を有し、
前記ケースは、
前記押え部材の周囲に形成され、前記押え部材を固定する突起部と、
前記突起部における前記磁気検出部側の端部を囲むように形成される凹部と、を備え、
前記突起部は、
前記押え部材の外周面に密着する密着部と、
前記密着部と一体の前記凹部において前記押え部材と対向する対向部と、を備え、
前記押え部材は、前記外周面に切欠き部を備え、
前記切欠き部に前記突起部の前記密着部が密着する、
ことを特徴とする回転角度検出装置。 - 前記取付固定部は、前記ケースが前記取付対象に取り付けられたときに前記取付対象側の面と反対側の面から突き出す固定座部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。 - 前記ケースは、
前記取付対象の取付孔に挿入される取付部を備え、
前記取付部は、前記取付孔に挿入可能な大形状部と、前記大形状部より先端側に位置する前記大形状部より小さい小形状部と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の回転角度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017243503A JP6969355B2 (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | 回転角度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017243503A JP6969355B2 (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | 回転角度検出装置 |
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JP2019109173A JP2019109173A (ja) | 2019-07-04 |
JP6969355B2 true JP6969355B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017243503A Active JP6969355B2 (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | 回転角度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6969355B2 (ja) |
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2017
- 2017-12-20 JP JP2017243503A patent/JP6969355B2/ja active Active
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