JP6969355B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転角度検出装置に関する。
従来から、回転部材の回転角度を検出する回転角度検出装置が知られている。この回転角度検出装置は、例えば、特許文献1に記載されるように、回転部材と、回転部材に固定され回転する磁石と、この磁石の回転による磁界の変化を検出する磁電変換素子を内蔵した磁気検出パッケージ(磁気検出部)と、回転部材を回転自在に収納しつつ磁気検出パッケージを収納するハウジングと、ハウジングに収容された回転部材の抜け出しを押えるワッシャ(押え部材)と、を備える。
特開2011−75413号公報
上記特許文献1の構成では、押え部材は、回転部材の回転に伴って共回りしないようにし、押え部材の周囲をハウジングの外壁面を内側に折り曲げるようにしたカシメ構造とされている。このため、押え部材をハウジングに予め仮固定することが行われており、ハウジングの内壁に突起部を形成し、押え部材を圧入しているが、圧入による突起部の変形が根元部分に及ぶことがあり、変形した部分が押え部材の下側に入り、押え部材を浮き上がらせる虞がある。押え部材が浮き上がると、回転部材が回転軸に対して傾くことがあり、回転角度の検出精度に影響する虞がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、組立精度を向上でき、検出精度への影響を低減することができる回転角度検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る回転角度検出装置は、
ケースと、
磁石を含み、前記磁石とともに回転軸を中心に回転可能に前記ケースに収容される回転部材と、
前記ケースに固定され、前記回転部材の回転に伴う前記磁石による磁気変化を検出する磁気検出部と、
前記ケースに設けられ、取付対象に取り付けられて固定される取付固定部と、
前記ケースに収容された前記回転部材の前記ケースからの抜け出しを押える押え部材と、を有し、
前記ケースは、
前記押え部材の周囲に形成され、前記押え部材を固定する突起部と、
前記突起部における前記磁気検出部側の端部を囲むように形成される凹部と、を備え、
前記突起部は、
前記押え部材の外周面に密着する密着部と、
前記密着部と一体の前記凹部において前記押え部材と対向する対向部と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、回転角度検出装置において、組立精度を向上でき、検出精度への影響を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る回転角度検出装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る図1のX−X線断面図である。 本発明の一実施形態に係り、(a)は押え部材の(b)図中のY−Y断面図、(b)は平面図である。 本発明の一実施形態に係る突起部による押え部材の仮固定の説明図である。 本発明の一実施形態に係る一部分を断面とした側面図である。
本発明に係る回転角度検出装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
回転角度検出装置1は、図1〜図2に示すように、回転部材20と、磁気検出部40と、ケース50と、押え部材56と、突起部57と、凹部58と、回路基板60と、を備える。
回転部材20は、図2に示すように、磁気検出部40に対して回転軸Lを中心に回転する。回転部材20は、本体部21と、磁石22と、を備える。
本体部21は、ポリブチレンテレフタラート等の熱可塑性樹脂により略円筒状をなす。本体部21は、磁気検出部40に近い端部(図2の紙面右側)に形成される磁石収容凹部21aと、磁気検出部40から遠い端部(図2の紙面左側)に形成されるシャフト収容凹部21bと、を備える。
磁石収容凹部21aは磁気検出部40に向かって開口し、シャフト収容凹部21bは磁気検出部40と反対側に開口する。シャフト収容凹部21b内には、シャフト120の端部が挿入される。
シャフト120は回転角度検出装置1とは別に設けられる被検出体であり、シャフト120の回転を回転角度検出装置1により検出する。
シャフト収容凹部21bの周壁には、板バネ21cが設けられる。板バネ21cは、シャフト収容凹部21b内に挿入されたシャフト120の端部の周面を押す。これにより、シャフト120の端部がシャフト収容凹部21b内に固定され、シャフト120と一体で回転部材20が回転軸Lを中心に回転する。
また、磁石収容凹部21a内には磁石22が収容されている。磁石22は、フェライト、サマリウムコバルト及びネオジム等からなり、円柱状をなす。磁石22は、その径方向に並ぶように二極着磁されている。磁石22は、例えばインサート成形等によって本体部21に固定される。これにより、磁石22は、本体部21の回転に伴って回転軸Lを中心に回転する。
ケース50は、図1〜2に示すように、回転部材20を回転可能に支持しつつ、回路基板60を保持する。
ケース50は、ポリブチレンテレフタラート等の熱可塑性樹脂材料からなる。ケース50は、例えば射出成形によって一体で形成される。
ケース50は、回転部材20を収容する回転部材収容部51と、回路基板60を収容する検出部収容部52と、回転部材収容部51及び検出部収容部52の間を隔離する隔離壁55と、図示しない外部ケーブルが接続されるコネクタ部53と、ケース50を取付対象110に固定するための取付固定部54と、を備える。
検出部収容部52は、図2に示すように、回転軸Lに沿う方向の一方側(図2の紙面右側)に向かって開口する略円柱状の収容凹部52aを備える。検出部収容部52の収容凹部52aには、磁気検出部40が実装された回路基板60が収容される。検出部収容部52の収容凹部52a内には、回路基板60が収容された状態で、充填部材80が充填される。
なお、充填部材80に代えて、検出部収容部52の収容凹部52aを塞ぐ図示しないカバー蓋が設けられていても良く、カバー蓋は、接着剤、レーザー溶着又は超音波溶着などでケース50と接合しても良い。
隔離壁55は、回転軸Lに直交する方向に延びる板状をなす。隔離壁55は、ケース50の回転部材収容部51及び検出部収容部52と一体の合成樹脂により形成される。このため、隔離壁55は、回転部材収容部51の収容凹部51a内と検出部収容部52の収容凹部52a内との間を仕切り気密的に隔離する。
回転部材収容部51は、回転軸Lに沿う方向の他方側(図2の紙面左側)に向かって開口する略円柱状の収容凹部51aを備える。回転部材収容部51の収容凹部51aには、回転部材20が回転軸Lを中心に回転可能に収容される。回転部材20は、回転部材収容部51の収容凹部51aに収容され、回転部材20の抜け出しを押える押え部材56を介してカシメ部51b等で保持される。
押え部材56は、ケース50の回転部材収容部51に仮止めされたのち、ケース50の回転部材収容部51の外周縁部を内側に折り曲げるようにしたカシメ部51bで固定される。
押え部材56は、図3に示すように、例えば合成樹脂の板材で、リング状に形成されおり、中心部の貫通孔にシャフト120が挿通される。押え部材56は、外周縁部の対角位置に切欠き部として位置決めおよび仮固定用の溝状の切欠き部56aと、円周の一部を直線的に切り落とした切欠き部56bとが形成されている。
ケース50は、図4に示すように、押え部材56の溝状の切欠き部56a及び切欠き部56bに対応する位置の側壁部に押え部材56を固定する突起部57と、突起部57における磁気検出部40側の根元部(端部)を囲むように形成される凹部58と、を備えている(図4に片側部分を示す)。
押え部材56による回転部材20のケース50への組み立ては、まず、回転部材20をケース50の回転部材収容部51に収容する。この後、押え部材56の溝状の切欠き部56a及び切欠き部56bを突起部57に合わせて圧入し、加熱した突起部57を変形させ押しつぶすようにしながら押し込んでいく。
すると、押え部材56の溝状の切欠き部56a及び切欠き部56bに突起部57が密着することで、突起部57に押え部材56との密着部57aが形成され、押え部材56の回転軸Lを中心とする回転が押えられるとともに、ケース50に仮固定される。
また、押え部材56の圧入により押しつぶされた突起部57が根元部分まで変形すると、押え部材56と回転部材収容部51との間に、押しつぶされた突起部57の一部が入り込んで押え部材56を浮き上がらせる虞がある。
しかし、ケース50の回転部材収容部51には、図4に示すように、突起部57の根元部分に凹部58が形成してあるので、突起部57と一体のつぶされた部分が押え部材56と対向した状態で凹部58に溜まることになる。これによって、突起部57には、押え部材56の底面と対向する対向部57bが形成され、押え部材56は、回転部材収容部51に密着した状態で回転軸Lに対して直角に組み立てられて仮固定される。
すなわち、突起部57は、押え部材56がケース50の回転部材収容部51に組み立てられた状態では、押え部材56の外周面に密着する密着部57aと、密着部57aと一体の凹部58において押え部材56と対向する対向部57bと、を備えた状態となる。
この突起部57の対向部57bは、押え部材56の押し込み側の表面(底面)とは、必ずしも密着せずに凹部58に溜まった状態となるが、対向部57bは、押え部材56と接触した状態であっても接触しない状態のいずれであっても良く、押え部材56を浮き上がらせることがない状態であれば良い。これにより、凹部58は、突起部57のつぶされる樹脂量に対して余裕のある大きさに形成される。
こうして仮固定された押え部材56は、ケース50の回転部材収容部51の外周縁部を内側に折り曲げるようにしたカシメ部51bで固定される。
回転部材20と回転部材収容部51の間には、図2に示すように、シール材90が設けられ、回転部材20と回転部材収容部51の間の摺動部への異物混入を防止する。シール材90は、ゴムなどの弾性部材により形成され、例えば断面Y形状のいわゆるYリングが用いられる。シール材90は、回転部材20の本体部21の周面と回転部材収容部51の収容凹部51aの内周面との間に位置する。
なお、シール材90は、Yリングに限らず、摺動性に応じてXリング又はOリングなど別の断面形状のシール材を用いてもよい。
ケース50は、図1,5に示すように、取付対象110の取付孔112に挿入可能な取付部59を備え、取付部59は、大形状部59aと、大形状部59aより先端側に位置する大形状部59aより小さい小形状部59cと、を備える。ケース50の取付孔112は、例えば、円筒状に形成され、ケース50の取付部59も対応する円柱状に形成され、挿入方向基端側の大径部(大形状部)59aと、Oリング溝59bより先端側の小径部(小形状部)59cとを備えて構成される。
大径部59aは、ケース50の挿入方向基端側の検出部収容部52の略外周に配置され、取付孔112に挿入可能な取付孔112の寸法に合わせた直径Dとされる。大径部59aの先端側に連続してOリング溝59bが形成されてOリング91が装着され、取付孔112とケース50の間をシールする。ケース50のOリング溝59bより先端側は、小径部59cとされ、回転部材収容部51の略外周に配置され、取付孔112に比べて小径の直径Cに形成されている。これにより、ケース50の取付部59は、先端側の小径部59cによって取付孔112への挿入を円滑に行うことができ、基端側の大径部59aが嵌合状態となるとともに、ケース50と取付孔112の間は、Oリング91でシールされる。
小径部59cは、先端部が円弧状に形成され、先端側からのOリング91のOリング溝59bへの装着を容易とする。
取付固定部54は、図1,5に示すように、回転角度検出装置1を取付対象110に固定するための部分であり、検出部収容部52の外周面に設けられ、ボルト105で固定される。取付固定部54は、回転部材20の径方向外側に位置し、底面が検出部収容部52の外周面に連結される略半円板状をなす。取付固定部54は、回転角度検出装置1が取付対象110に取り付けられた際に、取付対象110の取付面111に面接触して取り付けられる。
取付固定部54には、その中央に回転軸Lに沿って延びる円形の貫通孔54aが形成されている。取付固定部54の貫通孔54a内には、金属製の円筒状のカラー(固定座部)100が設けられている。カラー100は、その中央に貫通孔101を有し、外周に回り止めのためのローレット加工が施されている。カラー100は、図5に示すように、取付固定部54の樹脂部分の厚さAに対して厚さBを高く形成してあり、取付対象110の取付面111側を取付固定部54と一平面をなす面一状態にカラー100が固定されている。これにより、カラー100は、取付固定部54の取付対象110側と反対の面に突き出した状態となっている。カラー100は、例えばケース50の成形と同時にインサート成形等により、取付固定部54の貫通孔54a内に保持される。
カラー100には、図5に示すように、貫通孔101にボルト105が挿通され、取付対象110の取付面111に形成されるねじ穴113に螺合される。
これにより、ケース50、ひいては回転角度検出装置1が取付対象110に固定される。
この固定状態では、ボルト105は、カラー100を介して締め付けられ、ボルト105が取付固定部54の樹脂表面と接触せず、ボルト105の締め過ぎなどによる取付固定部54の割れやクラックの発生を防止し、確実に締め込んで固定することができる。
コネクタ部53は、図2に示すように、検出部収容部52に隣接して位置し、検出部収容部52と同一方向に開口する中空の長方形柱状とされている。コネクタ部53は、内底面に複数、本例では3つのコネクタ端子53aを備えており、回路基板60と電気的に接続されている。コネクタ部53を介して外部に検出信号を取り出すことができる。
回路基板60は、例えば一辺が円弧状とされ残りの三辺が直線状とされた略長方形板状の硬質回路基板からなり、検出部収容部52の収容凹部52aに収容される。回路基板60における収容凹部52aの底面に対向する面には磁気検出部40が実装されている。その他、回路基板60には、何れも図示しない回路パターン及びコンデンサ等の各種電子部品が実装されている。
磁気検出部40は、ホールIC(Integrated Circuit)又はMR(Magneto Resistance)素子等の磁気検出素子が合成樹脂のパッケージにより覆われることで形成される。磁気検出部40は、回転部材20とともに回転する磁石22の回転に応じて変化する磁界の強さを検出し、この検出した結果を検出信号に変換したうえで回路基板60及びコネクタ部53を介して検出信号として外部に出力する。
次に、回転角度検出装置1を取付対象110に固定方法について説明する。
この取り付け作業は、人又は機械により行われる。
回転角度検出装置1を取付対象110に取り付けるにあたって、図2及び図5に示すように、まず、ケース50の取付部59を取付対象110の取付孔112に挿入する。
このとき、取付部59の先端側が小径部59cとしてあるので、取付孔112に円滑に挿入することができる。
さらに押し込むことで、取付固定部54を取付対象110の取付面111に面接触させる。すると、Oリング溝59bに装着したOリング91で取付孔112とケース50との間がシールされる。
この後、取付固定部54のカラー100にボルト105を挿通し、取付対象110のねじ穴113に締め付ける。この締め付け状態では、ボルト105は、カラー100を介して締め付けられ、ボルト105が取付固定部54の樹脂表面と接触せず、ボルト105の締め過ぎなどによる取付固定部54の割れやクラックの発生を防止し、確実に締め込んで固定することができる。
こうして回転角度検出装置1を取付対象110に取り付けた後、図示しない外部ケーブルがコネクタ部53に接続される。この外部ケーブルは、コネクタ端子53aとECU(Electronic Control Unit)又はメータ等の図示しない外部機器と電気的に接続する。この状態で、回転角度検出装置1は、磁気検出部40により検出された検出信号を外部機器に出力する。
以上、一実施形態とともに具体的に説明したように回転角度検出装置1によれば、ケース50と、磁石22を含み、磁石22とともに回転軸Lを中心に回転可能にケース50に収容される回転部材20と、ケース50に固定され、回転部材20の回転に伴う磁石22による磁気変化を検出する磁気検出部40と、ケース50に設けられ、取付対象110に取り付けられて固定される取付固定部54と、ケース50に収容された回転部材20のケース50からの抜け出しを押える押え部材56と、を有し、ケース50は、押え部材56の周囲に形成され、押え部材56を固定する突起部57と、突起部57における磁気検出部40側の端部を囲むように形成される凹部58と、を備え、突起部57は、押え部材56の外周面に密着する密着部57aと、密着部57aと一体の凹部58において押え部材56と対向する対向部57bと、を備える。
かかる構成によれば、押え部材56を突起部57によってケース50に仮固定することができ、押え部材56の組み立ての際に押しつぶされる突起部57の樹脂が凹部58に溜まり、押え部材56とケース50との間に介在することによる浮き上がりが防止され、回転部材20を回転軸Lに直角な所定位置に抜け出しを押えて固定することができる。これにより、回転角度検出装置1の組立精度を向上することができるとともに、回転角度の検出精度の低下などの影響を低減することができる。
また、回転角度検出装置1によれば、押え部材56は、外周面に切欠き部56a,56bを備え、切欠き部56a,56bに突起部57の密着部57aが密着する。
かかる構成によれば、押え部材56に形成された切欠き部56a,56bに突起部57が密着することで、押え部材56をケース50に対して回転軸Lを中心とする回転を防止することができ、回転部材20と押え部材56とが共回りすることなく、確実に押え部材56で回転部材20の抜け出しを防止してケース50に仮固定することができる。
また、回転角度検出装置1によれば、取付固定部54は、ケース50が取付対象110に取り付けられたときに取付対象110側の取付面(面)111と反対側の面から突き出すカラー(固定座部)100を備える。
かかる構成によれば、取付固定部54をカラー100を介して取付対象110に固定することで、ボルト105が突き出しているカラー100と接触することになり、直接取付固定部54と接触しないので、締め付けに伴い取付固定部54の割れやクラックの発生を防止することができる。これにより、取付対象110の所定の位置に回転角度検出装置1を取り付けることができ、回転角度の検出精度の低下などの影響を低減することができる。
また、回転角度検出装置1によれば、ケース50は、取付対象110の取付孔112に挿入される取付部59を備え、取付部59は、取付孔112に挿入可能な大径部59aと、大径部59aより先端側に位置する大径部59aより小さい小径部59cと、を備える。
かかる構成によれば、ケース50を取付孔112に挿入する場合に先端側の小径部59cによって挿入の際の作業性が向上し、簡単に回転角度検出装置1を取り付けることができる。
(変形例)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記実施形態においては、押え部材56を例えば樹脂製としたが、金属製など他の素材であっても良く、回転部材20の抜け出しの防止に適用する場合に限らず、他の押え部材に広く適用することができるものである。
上記実施形態においては、樹脂製の取付固定部54に金属製のカラー100を設けて取付固定部54に締め付け力が加わらないように構成したが、樹脂製の取付固定部と金属製のカラーとの組み合わせに限らず、強度の小さい取付固定部と、強度の大きいカラーとの組み合わせであれば良く、他の素材で構成することができる。
上記実施形態においては、突起部57の断面形状が略四角柱形状の場合を例示したが、三角柱形状や半円柱形状、ピン形状などであっても良く、押え部材56の切欠き部56a,56bよりわずかに大きい形状とされて、互いが密着する形状であれば良い。
上記実施形態においては、ケース50の先端部の取付部59が円柱形であり、取付対象110の取付孔112が円筒形である場合を例に説明したが、円柱形と円筒形とする場合に限らず、大形状部59aおよび小形状部59cが他の形状であっても良い。
本発明は、上記実施形態に限定するものでなく、それぞれの発明を単独または組み合わせて構成しても良い。
1 回転角度検出装置
20 回転部材
21 本体部
21a 磁石収容凹部
21b シャフト収容凹部
21c 板バネ
22 磁石
40 磁気検出部
50 ケース
51 回転部材収容部
51a 収容凹部
51b カシメ部
52 検出部収容部
52a 収容凹部
53 コネクタ部
53a コネクタ端子
54 取付固定部
54a 貫通孔
55 隔離壁
56 押え部材
56a 切欠き部
56b 切欠き部
57 突起部
57a 密着部
57b 対向部
58 凹部
59 取付部
59a 大径部(大形状部)
59b Oリング溝
59c 小径部(小形状部)
60 回路基板
80 充填部材
90 シール材
91 Oリング
100 カラー(固定座部)
101 貫通孔
105 ボルト
110 取付対象
111 取付面
112 取付孔
113 ねじ穴
120 シャフト
L 回転軸

Claims (3)

  1. ケースと、
    磁石を含み、前記磁石とともに回転軸を中心に回転可能に前記ケースに収容される回転部材と、
    前記ケースに固定され、前記回転部材の回転に伴う前記磁石による磁気変化を検出する磁気検出部と、
    前記ケースに設けられ、取付対象に取り付けられて固定される取付固定部と、
    前記ケースに収容された前記回転部材の前記ケースからの抜け出しを押える押え部材と、を有し、
    前記ケースは、
    前記押え部材の周囲に形成され、前記押え部材を固定する突起部と、
    前記突起部における前記磁気検出部側の端部を囲むように形成される凹部と、を備え、
    前記突起部は、
    前記押え部材の外周面に密着する密着部と、
    前記密着部と一体の前記凹部において前記押え部材と対向する対向部と、を備え、
    前記押え部材は、前記外周面に切欠き部を備え、
    前記切欠き部に前記突起部の前記密着部が密着する、
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記取付固定部は、前記ケースが前記取付対象に取り付けられたときに前記取付対象側の面と反対側の面から突き出す固定座部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記ケースは、
    前記取付対象の取付孔に挿入される取付部を備え、
    前記取付部は、前記取付孔に挿入可能な大形状部と、前記大形状部より先端側に位置する前記大形状部より小さい小形状部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の回転角度検出装置。
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