JPH0564661A - 体腔内挿入具 - Google Patents

体腔内挿入具

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JPH0564661A
JPH0564661A JP3229064A JP22906491A JPH0564661A JP H0564661 A JPH0564661 A JP H0564661A JP 3229064 A JP3229064 A JP 3229064A JP 22906491 A JP22906491 A JP 22906491A JP H0564661 A JPH0564661 A JP H0564661A
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body cavity
fatty acid
chain fatty
short
tube
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JP3229064A
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Hideyuki Adachi
英之 安達
Kazuhiko Ozeki
和彦 大関
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】挿入性が良好で、患者の苦痛を低減できる体腔
内挿入具の提供を目的としている。 【構成】体腔内に挿入される体腔内挿入具1において、
少なくとも体腔内に挿入される部分2の外表面に短鎖脂
肪酸4を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大腸や小腸等の管腔内
に挿入して検査や処置等を行なう体腔内挿入具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内の検査や処置等は、例え
ば、体腔内に内視鏡や処置具等の挿入具を挿入し、これ
ら挿入具を操作することによって行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記挿入具
を用いて体腔内、とりわけ管腔内の検査や処置等を行な
う場合、前記管腔が例えば複雑に屈曲していると、挿入
具の挿通が困難となる上、種々の不都合を生じることが
ある。
【0004】例えば、大腸内に挿入具としての内視鏡を
挿入する際には、大腸は複雑に屈曲している上、内視鏡
はその挿入部が大腸の生理排便運動に逆らって大腸管内
に挿入されることになるので、大腸内における内視鏡の
挿通が困難となり、患者に多大な苦痛を与えてしまう虞
がある。その大きな原因の一つとして、大腸の内壁に対
する内視鏡の滑り性の悪さが挙げられる。
【0005】大腸の内壁は粘液層に覆われており、粘液
が潤滑作用を呈するためには水分が必要である。この水
分は大腸の内壁から分泌されるが、そのためには、自律
神経のひとつである副交感神経を刺激して上皮細胞から
塩素イオンが大腸内に分泌されることが必要である。し
かし、内視鏡等の挿入具を大腸内に挿入する際は、通
常、大腸内壁の粘液層が水分不足によって潤滑作用を呈
していないため、大腸内における挿入具の挿通が非常に
困難となり、患者に苦痛を与えることとなるものであ
る。
【0006】また、挿入具を管腔内へ挿入する前に、予
め挿入具の挿入部表面を水で湿らせておくことも考えら
れるが、作業が煩雑となる上、作業時間が長くなり好ま
しくない。本発明は上記事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、挿入性が良好で、患者
の苦痛を低減できる体腔内挿入具を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、体腔内に挿入される体腔内挿入具におい
て、少なくとも体腔内に挿入される部分の外表面に短鎖
脂肪酸を設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成により、短鎖脂肪酸に反応して潤滑作
用を呈する管腔に対しては、その内部への挿通性が良好
となる。前記管腔は、短鎖脂肪酸を感じて上皮細胞から
塩素イオンを管腔内に分泌する。このとき塩素イオンに
よって管腔の内壁からは水分が分泌されるため、管腔の
内壁で粘液層を形成する粘液が潤滑作用を呈する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示す
ものである。図1の(b)に示すように、本実施例の体
腔内挿入具としての内視鏡1は、挿入部2と操作部3と
から内視鏡本体を構成しており、操作部3には図示しな
い光源装置とコネクタ20を介して接続するユニバーサ
ルコード19が接続している。
【0010】挿入部2は可撓管13からなり、可撓管1
3の先端には湾曲管12が設けられている。また、操作
部3には、湾曲管12を遠隔的に湾曲操作する湾曲操作
ノブ18と、内視鏡1が挿入される部位の様子を観察で
きる接眼部17と、送気吸引ボタン15、送水ボタン1
6および鉗子挿入口14とが設けられている。
【0011】図1の(a)に示すように、挿入部2の可
撓管13は、条材を螺旋状に成型したコイル管8の外周
に、極細ワイヤを編んだメッシュ層7と樹脂層6とを順
次積層した3層構造を成しており、可撓管13内には種
々の内臓物10…が挿通配置されている。そして、最も
外側の樹脂層6は、例えばポリプロピレンを多孔質とし
た発泡ポリプロピレンで形成されており、樹脂層6の外
表面には、多数の孔を利用してプロピオン酸や酪酸など
の短鎖脂肪酸4が含浸されている。
【0012】また、図2に示すように、可撓管13の先
端に設けられた湾曲管12は、長手軸方向に並べられた
略筒状の複数の湾曲駒22…の外周にブレード25とゴ
ム状の外皮チューブ27とを順次被装して構成されてい
る。湾曲駒22…はその隣接する端部同志がリベット2
4により回動自在に連結されている。そして、湾曲管1
2は、湾曲駒22…に接続された操作ワイヤ26を湾曲
操作ノブ18により押し引き操作することによって湾曲
駒22…を回動させて湾曲することができる。また、外
皮チューブ27の内面にはテフロンコーティングあるい
はグリス塗布等の防湿処理28が施されている。
【0013】次に、上記構成の内視鏡1の作用を図3を
参照しながら説明する。まず、短鎖脂肪酸4を可撓管1
3に含浸させた挿入部2を肛門32から大腸30内に挿
入していくと、可撓管13と接触する大腸壁部位からは
水分が分泌される。これは、大腸30の内壁が可撓管1
3の外表面の短鎖脂肪酸4を感じて塩素イオンを分泌す
るためであり、この塩素イオンによって大腸の内壁から
水分が分泌されるものである。
【0014】ところで、大腸30においては、通常、S
字結腸の曲部である30c,30bや、左結腸曲30c
が最も挿通性が悪い。しかし逆にいえば、これらの部位
30c,30b,30cは可撓管13が最も大腸30の
内壁に押し付けられる場所であり、上記構成の内視鏡1
にあっては、これらの部位30c,30b,30cで最
も水分が分泌される。したがって、分泌された水分と粘
膜層との相乗効果により内視鏡1の大腸30内における
滑り性が向上し、内視鏡1は前記部位30c,30b,
30cにおいても無理なく挿入できるものである。
【0015】したがって、上記構成の内視鏡1は、挿入
部2である可撓管13外表面の短鎖脂肪酸4の作用によ
って大腸30の内壁から水分を分泌させて、大腸30内
壁の粘液層に潤滑作用を生ぜしめるため、大腸30内へ
の挿入性が良好となり、患者の苦痛を低減して検査時間
の短縮を図ることができる。
【0016】また、内視鏡1は、湾曲管12の外皮チュ
ーブ27の内面にテフロンコーティングあるいはグリス
塗布等の防湿処理28を施し、外皮チューブ27の透湿
を小さくしているため、内視鏡1内の温度が上昇した場
合であっても、水分によって内視鏡1内に内装されたイ
メージガイドやファイバ等が腐食したり、対物レンズが
曇って視野不良を起こしたりする不都合を極力防止する
ことができる。また、この防湿処理28によって、外皮
チューブ27とブレード25との摩擦抵抗を小さくする
ことができるため、外皮チューブ27にピンホールが発
生する確率が低くなる。なお、防湿処理28は外皮チュ
ーブ27の内側に施されるので、防湿処理28について
の耐薬性を考慮する必要はない。また、本実施例におい
て、可撓管13の樹脂層6に限らず湾曲管12の外皮チ
ューブ27も発泡ポリプロピレン等で形成して、湾曲管
12の外表面に短鎖脂肪酸4を含浸させても良い。
【0017】ところで、本実施例において、内視鏡1の
可撓管13は、その樹脂層6がポリプロピレン等を多孔
質とした発泡ポリプロピレンで形成されているが、図4
に示す可撓管40のように、その樹脂層41をNBR、
ラテックス、ポリウレタンエラストマー等の無孔質弾性
体によって形成してもよい。この場合、短鎖脂肪酸4
は、図4の(b)に示すように、樹脂層41の外表面に
形成されたグラフト鎖45間で樹脂層41に対して化学
的に結合される。グラフト鎖45は同種または異種の材
質のものをグラフト重合して形成される。
【0018】樹脂層41の表面にグラフト鎖45を形成
するには、まず、樹脂層41にオゾンガスを接触させた
り、樹脂層41の表面にコロナ放電をしたり、プラズマ
や紫外線、X線等を照射することにより、樹脂層41の
表面にラジカルやパーオキサイドを形成する。そして、
ラジカルやパーオキサイドを形成した樹脂層41にホモ
重合可能な単量体、例えばジメチルアクリルアミド、ア
クリルアミド、スチレン、ビニルピロリドン、メチルメ
タアクリレート、ヒドロキシエチルメタアクリレート等
の溶液を接触させた後、加熱または光照射を行い、樹脂
層41の表面のラジカルやパーオキサイドを重合開始点
としてグラフト重合させ、樹脂層41の表面にグラフト
鎖45を形成する。
【0019】グラフト鎖45間で短鎖脂肪酸4を化学結
合させるには、グラフト鎖45が形成された樹脂層41
を洗浄して、未反応物質やホモポリマーを除去した後、
樹脂層41を短鎖脂肪酸液に浸漬すればよい。これによ
って、短鎖脂肪酸4はグラフト鎖45間で樹脂層41に
対して化学結合される。
【0020】なお、樹脂層41のグラフト鎖45間にお
ける短鎖脂肪酸4が溶出されつくして効果が低下した場
合には、樹脂層41を再度、短鎖脂肪酸溶液中に浸漬す
ればよい。これによってグラフト鎖45間に再度、短鎖
脂肪酸4が蓄積されて初期の効果を再現することができ
る。
【0021】図5は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例の体腔内挿入具は、経口的に患者に投与
され、大腸や小腸等の内部に至った際、体外からの信号
によって薬液を放出する薬液放出カプセル50である。
【0022】薬液放出カプセル50は、第1のカバー5
2と第2のカバー54とを接合してなるカプセルハウジ
ングの内部に、薬液65を収納する伸縮自在なベローズ
56と、ベローズ56の閉端部近傍に配置した火薬58
と、火薬58の発火を制御する回路部60と、回路部6
0を駆動するためのバッテリー部62とを収納してな
る。ベローズ56の開端部は、第1のカバー52に形成
されカプセル50の内方へ延出する筒状のベローズ接続
部52bに嵌着して接続されている。
【0023】回路部60とバッテリー部62はカプセル
ハウジングに対して樹脂61によって充填固定されてい
る。また、回路部60は火薬58を発火させる引火回路
と体外からの引火信号を受信するテレメトリ回路から構
成されている。
【0024】第1のカバー52と第2のカバー54は硬
質プラスチックを多孔状にして形成されたものであり、
これらカバー52,54の外表面には多数の孔を利用し
て短鎖脂肪酸4が含浸されている。
【0025】また、第1のカバー52にはベローズ56
の内部と連通する開口部52aが設けられている。この
開口部52aにはカプセル50内外の圧力差により開閉
する弾性弁64が備えられている。弾性弁64は、その
カプセル50の内部に面する側に外方に広がるテーパ部
64aを有しており、これによって、ベローズ56内の
薬液65が開口部52aを通じてカプセル50の外部へ
放出される方向にのみ開くことができる。
【0026】次に、上記構成の薬液放出カプセル50の
作用を説明する。まず、カプセル50を経口的に患者に
投与し、カプセル50が小腸や大腸等の管腔内の目的部
位に到達したことをX線等により確認したら、体外から
引火信号を送る。この信号を受けて、カプセル50内で
は火薬58が図5の(b)に示すように発火する。そし
て、火薬58の爆発に伴う圧力によって、ベローズ56
は、その閉端部が第1のカバー52の開口部52aに向
けて押圧され、薬液65を開口部52aから前記管腔内
に向けて放出する。その後、カプセル50は肛門より体
外へ排出される。 こうした一連の動作中、カプセル5
0は、前記管腔内の目的部位に至る過程もしくは目的部
位から体外に排出される過程で、カプセル50の表面、
すなわち第1のカバーおよび第2のカバー54の表面に
含浸した短鎖脂肪酸4の働きによって、前記管腔に潤滑
作用を生ぜしめ、これによって管腔内におけるスムーズ
な移動ができるものである。
【0027】したがって、上記構成の薬液放出カプセル
50は、第1の実施例と同様の効果を有するとともに、
内部に潤滑用の水を蓄えておくことがサイズ的に難しい
小型のカプセル50の欠点を解消し、外表面に短鎖脂肪
酸4を含浸するだけで水を蓄えることが不要となるた
め、管腔内への挿入性を低下させることなく、なお一層
の小型化を実現することができる。また、本実施例の構
成では火薬58の爆発をアクチュエータとして使用して
いるため、小型化に有利であるとともに、薬剤室のスペ
ース、すなわちベローズ56の大きさを大きくとれる。
【0028】なお、第1のカバー52の開口部52aに
設けられる弾性弁64の形状を改良して図6に示す形状
の弾性弁72とすると、前記薬液放出カプセル50は体
液採取放出カプセル70となる。すなわち、図6に示す
ように、弾性弁72は、そのカプセル70の内部に面す
る側と、この側と反対側に位置する外面の両方に、外方
に向かって広がるテーパ部72a,72bを有してい
る。これによって、弾性弁72は、カプセル70内外の
圧力に応じてその開方向を限定させることなく自由に開
くことができる
【0029】したがって、上記構成の体液採取放出カプ
セル70は、薬液65を外部に放出できるとともに、薬
液65の代わりにベローズ56内に生食または空気を入
れておき、その放出後に体液等を吸引採取することがで
きる。すなわち、前記と同様の操作により、生食または
空気を管腔内に放出した後は、火薬58の存在した空間
59が負圧となっており、この負圧によりベローズ56
が元の長さに復元することで周囲の体液をベローズ56
内に吸収することができるものである。
【0030】図7および図8は本発明の第3の実施例を
示すものである。図7の(a)に示すように、本実施例
の体腔内挿入具は、内視鏡と組み合せて使用するポリー
プ回収具80である。
【0031】ポリープ回収具80は、その先端部に操作
ワイヤ84によって形成されたポリープ回収用切除ルー
プ90を有し、ループ状に形成された操作ワイヤ84の
各端部は、電気的に絶縁された樹脂チューブよりなる挿
入部82内に挿入されている。そして、操作ワイヤ84
の前記各端部は一括して操作つまみ85に接続されてお
り、操作つまみ58をつまんで操作ワイヤ84を進退操
作することにより切除ループ90を挿入部82の先端か
ら突没させることができるようになっている。また、切
除ループ90の先端側は狭幅のポリープ収納部89とし
て形成され、切除したポリープを収納保持できるように
なっている。また、挿入部82の基端には切除ループ9
0に高周波を通電するための電極部83が設けられてお
り、電極部83は切除ループ90と電気的に接続してい
る。
【0032】また、挿入部82内には、ポリープ押し込
みワイヤ88が挿通されている。押込みワイヤ88は挿
入部82、操作つまみ85の内部を通って押込み操作つ
まみ87に接続されており、押込み操作つまみ87を前
方へ押し込むことによってポリープ押し込みワイヤ88
の先端を切除ループ90内に突出させることができる。
また、挿入部82の表面には、図7の(c)に示すよ
うに、前述したと同様の方法でグラフト鎖45が形成さ
れている。そして、グラフト鎖45を形成した挿入部8
2を短鎖脂肪酸溶液に接触させた後、紫外線、X線、電
子線、超音波等を照射して化学反応をおこさせることに
よって、グラフト鎖45間に短鎖脂肪酸4を化学的に結
合している。
【0033】次に、上記構成のポリープ回収具80の作
用を図8を参照しつつ説明する。ポリープ回収具80
は、内視鏡100の処置具挿通用チャンネル102を介
して例えば大腸内に挿入される。大腸内において、目的
のポリープを発見したら、ポリープ回収具80の挿入部
82を内視鏡100の先端から突出させる。挿入部82
が大腸の内壁に接触すると、挿入部82の外表面にグラ
フト鎖45を介して化学的に結合された短鎖脂肪酸4の
作用により、大腸の内壁から水分が分泌される。この水
分によって回収具80は大腸内における挿入性が向上す
る。
【0034】次に、内視鏡100から突出したポリープ
回収具80の切除ループ90をポリープ95の脚部にか
け、操作つまみ85を手元側に引くことによって操作ワ
イヤ84を引張り、切除ループ90を収縮することでポ
リープ95を緊縛しながらループ90に高周波を通電
し、ポリープ95を切除する。
【0035】切除したポリープ95は、図8の(b)に
示すように、押し込み操作つまみ87を前方に押出し
て、押込みワイヤ88を押し込むことによってポリープ
収納部89に収納保持する。このように、本実施例で
は、図8の(c)に示すように、複数個の切除したポリ
ープ95を回収することが可能である。
【0036】したがって、上記構成のポリープ回収具8
0は第1の実施例と同様の効果を有するとともに、内視
鏡100からポリープ回収具80を出し入れすることに
より、任意の場所のみ大腸壁から水分を出させることが
できる。なお、本発明の構成は上記各実施例の体腔内挿
入具に限らず、例えば、大腸用カテーテル、スライディ
ングチューブ、各種処置具等にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
体腔内に挿入される部分の外表面の短鎖脂肪酸の作用に
よって体腔内に水分を分泌させて潤滑作用を生ぜしめる
ため、体腔内への挿入性が良好となり、患者の苦痛を低
減して検査時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例を示す体腔内挿
入具の要部を示す斜視図、(b)は本発明の第1の実施
例である体腔内挿入具としての内視鏡の斜視図である。
【図2】図1の内視鏡を構成する湾曲管の断面図であ
る。
【図3】図1の内視鏡を大腸内に挿入する様子を示す概
略図である。
【図4】(a)は図1の内視鏡の挿入部の変形例を示す
斜視図、(b)はその変形例の要部を示す断面図であ
る。
【図5】(a)は本発明の第2の実施例を示す体腔内挿
入具としての薬液放出カプセルの断面図、(b)は
(a)のカプセルの動作状態を示す断面図である。
【図6】図5のカプセルの変形例を示す断面図である。
【図7】(a)は本発明の第3の実施例を示す体腔内挿
入具としてのポリープ回収具の概略構成図、(b)は
(a)のポリープ回収具の先端部の拡大断面図、(c)
は(a)のポリープ回収具の要部を示す断面図である。
【図8】図7のポリープ回収具の使用態様を示す概略図
である。
【符号の説明】
1…内視鏡、2,52,54,82…挿入部、4…短鎖
脂肪酸、13,40…可撓管、50,70…薬液放出カ
プセル、80…ポリープ回収具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される体腔内挿入具におい
    て、少なくとも体腔内に挿入される部分の外表面に短鎖
    脂肪酸を有していることを特徴とする体腔内挿入具。
JP3229064A 1991-09-09 1991-09-09 体腔内挿入具 Withdrawn JPH0564661A (ja)

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