JP2016067369A - 結石除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の結石および結石破砕片を確実に体外に除去することができる結石除去装置を提供する。
【解決手段】結石除去装置10は、スライド部材11と、引張タブ12と、手元操作部15とを有している。スライド部材は、結石Kを収容可能な収容部11aと、収容部に連通して開口した開口部11bと、を設け、可撓性を備えている。引張タブは、スライド部材に接続され、スライド部材の外周面11cを収容部に巻き込みつつ引っ張り、結石および結石破砕片を開口部から収容部へ移動させる。手元操作部は、引張タブを進退操作するための操作部材15Cが備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、結石除去装置に関する。
尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に存在する結石であり、発生部位が腎臓や尿管である結石を上部尿路結石と呼ぶ。尿路結石症では、これら尿路結石により様々な症状が引き起こされる。例えば腎臓内に生じた結石が尿管に移動した場合、結石が尿管を傷つけることで痛みや血尿が生じることや、結石が尿管を閉塞することで一過性の水腎症状態となることにより、腰背から側腹部の激しい痛み(疝痛)が引き起こされる。これらの症状の緩和や治療には結石を除去することが有効な手段となる。
尿路結石症において、自然排石や保存的治療の効果が見込めない場合、外科的な積極的除去法が行われる。積極的除去法には、主に体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的結石砕術(TULまたはURS)、および経皮的結石破砕術(PNLまたはPCNL)がある。また、TULには硬性腎盂尿管鏡(以下、硬性鏡)を用いるr−TUL(またはr−URS)と軟性腎盂尿管鏡(以下、軟性鏡)を用いるf−TUL(またはf−URS)がある。TULでは、硬性鏡や軟性鏡を用いて、経尿道、膀胱、尿管的に直接尿管内や腎盂腎杯内の結石に到達し、結石を直接破砕および抽石することができる。そのため、ESWLやPNLと比較して、尿管や腎臓等へのダメージを抑えると共に、高い結石除去率(stone free rate)を実現することが出来るといった利点がある。TULに用いられる装置として、尿管や腎臓内に発生した結石またはレーザにより結石を破砕した後に生じる複数の結石破砕片をワイヤによって保持しつつ体外に除去する装置(バスケット鉗子)が知られている(特許文献1を参照)。
特表2001−512355号
バスケット鉗子による抽石では、バスケット鉗子の把持機能や、尿管内腔や尿管アクセスシース(ガイディングカテーテル)のサイズに限りがあるため、バスケット鉗子で結石破砕片を把持し体外まで運び出すという一連の抽石操作において、1度に除去可能な結石および結石破砕片の数には限りがある。そのため、結石を除去するためには、体外と結石が存在する箇所との間において、何度もバスケット鉗子の出し入れ操作を行う必要がある。これにより、使用者(術者)に対する大きな負担が生じる。また、何度もバスケット鉗子の出し入れ操作を行うために手術時間が長くなることで、術後の尿路感染症等の発症リスクが高くなることや、虚血等による尿管への負荷が生じること、および術後感染症を抑制するために設定された手術の制限時間内に結石および結石破砕片を除去しきれず、再発リスクが増加するといった、患者に対する様々な不利益が発生する。
また、複数の結石を把持することで、バスケット鉗子を構成する金属ワイヤ間の隙間から結石および結石破砕片の端面が露出してしまう。そのため、複数の結石や結石破砕片を一度に体外まで除去しようとすると、腎臓や尿管の内壁等を損傷してしまうことや、尿管アクセスシースの遠位側の開口部端面と結石および結石破砕片の露出部とが嵌合して体外まで引き抜けないことがある。
そこで、本発明は、複数の結石および結石破砕片を確実に体外に除去することができる結石除去装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記(1)〜(9)に記載のいずれかの手段によって達成される。
(1)結石を収容可能な収容部と、前記収容部に連通して開口した開口部と、を設け、可撓性を備えた収集部と、前記収集部に接続され、前記収集部の外周面を前記収容部に巻き込みつつ引っ張り、前記結石を前記開口部から前記収容部へ移動させる移動部と、前記移動部を進退操作するための操作部材を備えた手元操作部と、を有する、結石除去装置。
(2)前記収集部の前記外周面に環状に備えられ、前記収集部の外形形状を規制する規制部を、さらに有する上記(1)に記載の結石除去装置。
(3)前記規制部の少なくとも一部は、前記収集部の前記外周面に接合されている、上記(2)に記載の結石除去装置。
(4)前記収集部の前記外周面を外方から押圧して、先端形状を変形させる変形部材を、さらに有する、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(5)前記変形部材は、前記外周面の周方向に沿って複数配設された、上記(4)に記載の結石除去装置。
(6)前記収集部は、内部に圧力を保つ媒体を充填した、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(7)前記媒体は、造影剤を含む、上記(6)に記載の結石除去装置。
(8)前記収集部は、前記開口部から基端側に向かって貫通してなる、上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(9)前記収容部の一端の側から挿入し、前記収容部に収容された前記結石を他端の側から除去する除去部材を、さらに有する、上記(8)に記載の結石除去装置。
上記(1)に記載の発明によれば、移動部材によって収集部の外周面を収容部に巻き込みつつ引っ張り、結石および結石破砕片を開口部から収容部へ移動させることによって、結石が収容部内に挟み込まれることから、その結石および結石破砕片を、数やサイズに依らず、収容部に確実に保持して体外に除去することが可能になる。また、結石および結石破砕片は収容部内に保持されていることから、露出した結石および結石破砕片の端面が腎臓や尿管の内壁等の生体組織を損傷することや、尿管アクセスシース内への引き込み時に引っかかることなく、安全かつ確実に体外まで除去することが可能になる。
上記(2)に記載の発明によれば、収集部の外周面に環状に備えられ収集部の外形形状を規制する規制部材によって、収集部の外周面を収容部に巻き込むときに収集部が外方に膨らむことを防止できることから、結石および結石破砕片を収集部によって押圧しながら確実に収集することが可能になる。
上記(3)に記載の発明によれば、規制部材の少なくとも一部が収集部の外周面に接合されていることによって、位置が固定された接合部分を基準として収集部の外周面を収容部に巻き込むことができることから、移動部材による収集部の巻き込み動作を効率的に行うことが可能になる。
上記(4)に記載の発明によれば、収集部の外周面を外方から押圧して先端形状を変形させる変形部材によって、収集部の先端を例えば腎盂腎杯の腎乳頭の窪みに合った形状に変形させることができることから、腎乳頭の窪みに生じた結石および結石破砕片を十分に収集することが可能になる。すなわち、結石除去装置は、既存のバスケット鉗子では到達できないような箇所に生じた結石および結石破砕片に対しても、収集部を密着させて収集することが可能になる。
上記(5)に記載の発明によれば、変形部材が外周面の周方向に沿って複数配設されていることによって、複数の変形部材に対して相対的に異なる動作をさせることができることから、収集部の先端を任意の方向に変形させることが可能になる。すなわち、結石除去装置は、例えば腎盂腎杯の腎乳頭の窪みの向きに合わせて変形させることができることから、腎乳頭の窪みに生じた結石および結石破砕片を十分に収集することが可能になる。
上記(6)に記載の発明によれば、収集部の内部に圧力を保つ媒体を充填していることによって、収集部に十分な弾性を備えることができることから、結石および結石破砕片を収集部内にスムーズに取り込み収集することが可能になる。
上記(7)に記載の発明によれば、収集部の内部に充填した媒体が造影剤を含むことによって、その造影剤をX線透視下で撮像できることから、外部から生体内における収集部の位置を確認することが可能になる。
上記(8)に記載の発明によれば、収集部が開口部から基端側に向かって貫通していることによって、開口部から取り込んだ結石および結石破砕片を、開口部と対向した基端側から外部に除去することができることから、その結石および結石破砕片の、収集部の収容部内からの除去を効率良く行うことが可能になる。
上記(9)に記載の発明によれば、収容部の一端の側から挿入し他端の側から結石および結石破砕片を除去する除去部材によって、収集部の収容部内から結石および結石破砕片を確実に除去することができることから、結石および結石破砕片の病理検査を行ったり廃棄したりする場合にその取扱いを容易に行うことが可能になる。これに加えて、収集部を繰り返し使用する場合に、除去部材を用いて収容部内から結石および結石破砕片を素早く除去することが可能になる。
第1実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、収集部の外周面を開口部から収容部に巻き込む前の状態を示す図、(B)は、収集部の外周面を開口部から収容部に巻き込んだ後の状態を示す図である。 結石除去装置を軟性鏡に装着した状態を模式的に示す図である。 結石除去装置を装着した軟性鏡を患者の尿管に導入した状態を模式的に示す図である。 結石除去装置の収集部に結石および結石破砕片を収集する状態を模式的に示す図であって、(A)は、収集部を示す図、(B)は、収集部の収容部に複数の結石および結石破砕片を収容している途中の状態を示す図、(C)は、収集部の収容部に複数の結石および結石破砕片を収容した状態を示す図である。 第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置の収集部を模式的に示す図である。 第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置の除去部材および収集部を模式的に示す図であり、(A)は、除去部材を収集部の開口部に押圧した状態を示す図、(B)は、除去部材を収集部の開口部を介して収容部に導入しつつ複数の結石および結石破砕片を収容部の基端側から除去する状態を示す図である。 第2実施形態に係る結石除去装置を示す図であって、(A)は、結石除去装置を側方から示す図、(B)は、結石除去装置を上面から示す図である。 結石除去装置の収集部の先端形状を変形させる状態を模式的に示す図であって、(A)は、開口部を側方に傾斜させた状態を示す図、(B)は、開口部を閉じた状態を示す図、(C)は、生体組織の形状に合わせて開口部を開いた状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。例えば、図1等に示す結石除去装置10は、手元操作部15と比較して、スライド部材11の大きさを相当誇張して図示している。結石除去装置10の大きさは、例えば図3に示すものが参考になる。使用者(術者)の手元操作部15の側が基端側に相当し、結石除去装置10等を導入する生体の側が先端側に相当する。
<第1実施形態>
第1実施形態の結石除去装置10について説明する。
結石除去装置10の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る結石除去装置10を示す斜視図である。図1(A)は、スライド部材11の外周面11cを開口部11bから収容部11aに巻き込む前の状態を示す図である。図1(B)は、スライド部材11の外周面11cを開口部11bから収容部11aに巻き込んだ後の状態を示す図である。
結石除去装置10は、尿管230等に発症した結石Kおよび/または結石破砕片を収集し、その結石Kおよび/または結石破砕片をスライド部材11によって保持した状態で体外および/または膀胱内に除去する。結石Kや結石破砕片は、尿路に存在するものである。結石破砕片は、尿路に存在する結石Kを例えばレーザ砕石装置によって破砕して相対的に小さくしたものを含む。
以下の説明において、結石Kは、結石破砕片を含むものとして説明する。
結石除去装置10は、スライド部材11(収集部に相当)、引張タブ12(移動部に相当)、外筒13(規制部に相当)、シャフト部14、および手元操作部15を含んでいる。
スライド部材11は、結石Kを収集する。スライド部材11は、収容部11aおよび開口部11bを設け、可撓性を備えている。収容部11aは、結石Kを収容可能に構成している。開口部11bは、収容部11aの先端側に連通して開口している。収容部11aは、開口部11bから基端側に向かって貫通している。収容部11aは、内部に環状に形成された空孔からなる充填部11dを備え、例えばバルーンのような袋状に構成されている。バルーンの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。充填部11dには、流体、ゲル状部材、または気体が充填されている。流体の場合には、例えば、注射用水や生理食塩水が挙げられる。気体の場合には、例えば、Nガス、ヘリウムガス、COガス、およびOガスが挙げられる。
収容部11aは、先端側の開口部11bから基端側まで軸方向に沿って貫通した円筒形状からなる。収容部11aは、流体等を充填させた充填部11dによって、バルーンのような袋状に構成されていることから、柔軟性を十分に備えている。すなわち、収容部11aは、結石Kを収容する際に、結石Kの形状に合わせて自ら変形しつつ、それらに適度な圧力をかけて保持することができる。ここで、収容部11aの内方が引張タブ12によって基端側に引っ張られると、外周面11cが開口部11bを介して内部に巻き込まれて内周面を構成する。すなわち、スライド部材11は、収容部11aの先端側を内方に沿って引き込みつつ基端側に移動させることによって、外周面11cを開口部11bから収容部11aに巻き込むように変形させることができる。一方、収容部11aの内方が後述する引張タブ12によって先端側に押し戻されると、内周面が開口部11bを介して外部に露出して、外周面11cを構成する。
引張タブ12は、スライド部材11を引っ張ることによって、結石Kを収容部11a内へ移動させる。引張タブ12は、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ナイロン、ポリオキシメチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルやポリエチレンからなり、長尺状に形成されている。引張タブ12は、収容部11aに導入されている。引張タブ12の先端部12aは、薄板状に形成され、収容部11aの先端側に溶着等によって接合されている。引張タブ12の基端部12bは、収容部11aの基端側から外部に導出され、シャフト部14を介して、手元操作部15の伸縮部材15Bに着脱可能に取り付けられている。引張タブ12は、手元操作部15の操作によってスライド部材11の基端側に引っ張られると、スライド部材11の外周面11cを開口部11bから収容部11aに巻き込む。その結果、結石Kは、スライド部材11の外周面11cに接触した状態から、開口部11bを介して収容部11aへ取り込まれるように移動される。同様に、開口部11bに接触した状態にある結石Kは収容部11aへ、収容部11aに存在する結石Kは収容部11aのより基端側に移動される。
外筒13は、スライド部材11が径方向外方に所定の範囲を超えて膨張することを規制し、スライド部材11の収容部11aに適当な内圧を維持させる。すなわち、外筒13は、スライド部材11の外周面11cに環状に備えられ、スライド部材11の外形形状の変化を所定の範囲内に収める。外筒13は、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ナイロン、ポリオキシメチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルやポリエチレンからなり、肉薄であって先端側が開口した円筒形状に形成されている。外筒13の基端側は、引張タブ12を導入する開口が形成されている。外筒13は、スライド部材11の中央から基端側の部分を収容している。外筒13の先端側には、環状の接合部13aが備えられ、スライド部材11の外周面11cに接着または溶着等によって接合されている。外筒13は、例えばX線造影剤を含有させ、その造影剤を外部からX線透視下で撮像することによって、生体内における位置を確認可能な構成としてもよい。
シャフト部14は、外筒13の基端側と手元操作部15の先端側とを連結し、スライド部材11を生体内に導入する。シャフト部14は、引張タブを導入するルーメン14aを備え、長尺の円筒形状からなる。シャフト部14は、可撓性を備え、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリウレタン、およびPTFEやPFA、ETFE、FEP等のフッ素樹脂等からなる。シャフト部14の基端側は、手元操作部15の保持部材15Aに対して着脱可能に連結されている。シャフト部14の先端側は、外筒13の基端側に接続されている。
手元操作部15は、使用者(術者)が、引張タブ12を操作したり、尿管230に導入されたスライド部材11の位置を調整したりするためのものである。手元操作部15は、保持部材15A、伸縮部材15B、操作部材15C、および把持部材15Dを備えている。保持部材15Aは、手元操作部15の本体に相当する。保持部材15Aは、シャフト部14の基端側を嵌合や圧入によって着脱可能に連結している。伸縮部材15Bは、例えば、バネ部材からなり、外力が加わっていないときは伸長した状態であって、操作部材15Cによって基端側に引っ張られると縮み、操作部材15Cが先端側に戻ると伸びる。伸縮部材15Bには、引張タブ12の基端部12bが着脱可能に取り付けられている。伸縮部材15Bは、保持部材15Aに内蔵されている。
操作部材15Cは、伸縮部材15Bの先端側に取り付けられている。図1(A)から図1(B)に示すように、操作部材15Cを基端側に引き付けると、伸縮部材15Bに取り付けられた引張タブ12が基端側に引っ張られて、スライド部材11の外周面11cが開口部11bを介して収容部11aの内部に巻き込まれるように移動する。把持部材15Dは、使用者(術者)が把持するものである。把持部材15Dは、保持部材15Aの下方に接続されている。
結石除去装置10の使用方法について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、結石除去装置10を軟性鏡100に装着した状態を模式的に示す図である。図3は、結石除去装置10を装着した軟性鏡100を患者200の尿管230に導入した状態を模式的に示す図である。図4は、結石除去装置10のスライド部材11に結石Kを収集する状態を模式的に示す図である。図4(A)は、スライド部材11を示す図である。図4(B)は、スライド部材11の収容部11aに複数の結石Kを収容している途中の状態を示す図である。図4(C)は、スライド部材11の収容部11aに複数の結石Kを収容した状態を示す図である。図4の各図では、充填部11dの図示を省略している。図4は、スライド部材11の変形状態の理解を容易にするために、図1と比較してスライド部材11の形状を軸方向に沿って誇張して図示している。
図3に示す患者200に対して、泌尿器系で一般的に用いられる膀胱鏡を用い、医療分野において広く知られたガイトワイヤを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。次に、硬性鏡を挿入し、尿管230の内壁や、尿管230内の結石Kを観察する。このとき、硬性鏡にバスケット鉗子を併用して結石Kを除去してもよい。また、硬性鏡にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、比較的大きく除去が困難な結石Kを破砕して相対的に小さくしたり、生じた結石破砕片をバスケット鉗子を使用して除去してもよい。その後、硬性鏡を生体内から抜去する。
次に、ガイトワイヤを介して尿管アクセスシースを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。
尿管アクセスシースを介して軟性鏡100を挿入し、結石Kを観察する。このとき、ガイドワイヤを抜去してもよい。結石Kが尿管アクセスシースを通過困難な、比較的大きなサイズであった場合、軟性鏡100にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、結石Kを破砕して相対的に小さくする。
次に、結石除去装置10と軟性鏡100を組み付ける。具体的には、図2に示すように、シャフト部14と手元操作部15の保持部材15Aを分離した状態から、シャフト部14を軟性鏡100のワーキングチャンネル101に軟性鏡100の先端側から導入して、シャフト部14の基端側をポート102から取り出す。次に、シャフト部14のルーメン14aに導入されている引張タブ12の基端側を、手元操作部15の保持部材15A内に導入し、伸縮部材15Bの端部に引っ掛けて装着する。次に、手元操作部15の保持部材15Aに、シャフト部14の基端側を嵌合して取り付ける。
次に、図3に示すように、結石除去装置10を装着した軟性鏡100を、患者200の尿道210および膀胱220を介して、例えば尿管230内の結石Kが存在する部位に到達させた後、結石除去装置10を用いて、結石Kをスライド部材11に収集する。具体的には、図4(A)に示すスライド部材11の開口部11bを、図3に図示した尿管230内の結石Kに向かって、手元操作部15の側から押圧する。次に、図4(B)から図4(C)に示すように、引張タブ12によってスライド部材11の外周面11cを収容部11aに巻き込みつつ引っ張り、結石Kをスライド部材11の開口部11bから収容部11aへ移動させる。
次に、スライド部材11に結石Kを収集した結石除去装置10を体外まで運搬する。次に、手元操作部15によって基端側に引っ張られた状態の引張タブ12を先端側に戻しつつ、結石Kをスライド部材11の収容部11aから開口部11bへ移動させて外部に除去する。
そして再び、結石除去装置10を結石Kが存在する部位に到達させた後、結石Kの収容部11aへの取込み、ならびに体外での除去を繰り返す。なお、結石Kを収容部11aから除去する箇所としては、膀胱内であっても良い。さらに、結石Kの位置を変える(リポジショニング)目的で、腎盂腎杯内のある腎杯で結石Kを収容部11aへ取込み、別の腎杯内でリリースしても良い。
結石除去装置10は、硬性鏡と共に使用しても良い。すなわち、軟性鏡100での抽石操作に先だって行われる硬性鏡での観察、砕石、抽石操作において、バスケット鉗子の代わりに使用しても良い。
次に、ガイトワイヤを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。さらに、上部尿管留置用の尿管ステントを、ガイドワイヤに被せて留置した後、ガイドワイヤを抜去する。尿管ステントは、術後の一過性の尿管閉塞等に対応する。尿管ステントは、所定の日数が経過した後、除去する。
図2〜図4に参照しながら説明した手技は、主に次の通りである。患者200の生体内に導入して結石Kを収集して体外に除去する方法であって、引張タブ12によってスライド部材11の外周面11cを収容部11aに巻き込みつつ引っ張り、結石Kを開口部11bから収容部11aへ移動させることによって、結石Kを収容部11a内に移動させて収集する結石除去装置10を準備し、硬性鏡や軟性鏡100に装着した結石除去装置10を生体内に導入し、スライド部材11の開口部11bを介して収容部11aに収容した結石Kを保持して体外に除去する方法。
以上のように、第1実施形態に係る結石除去装置10によれば、引張タブ12によってスライド部材11の外周面11cを収容部11aに巻き込みつつ引っ張り、結石Kを開口部11bから収容部11aへ移動させることによって、結石Kが収容部11a内に挟み込まれることから、その結石Kを収容部11aに確実に保持して体外に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、複数の結石Kを収容部11aに一度に収容することができることから、結石Kの除去効率を大幅に向上させることが可能になる。すなわち、結石除去装置10を用いることによって、複数の結石Kの除去に要する時間を大幅に短縮したり、一定の時間内においてより多くの結石Kを除去したりすることができる。TULにおいて、術後の尿路感染症の発症予防等のために手術時間の上限が規定されているような場合であっても、結石除去装置10を用いることで、より多くの結石Kを体外に除去することができ、stone free rateを向上することができる。
これに加えて、結石除去装置10は、大きさが異なる複数の結石Kを収容部11aに収容することができることから、相対的に小さい結石Kから大きい結石Kまで一度に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、結石Kを収容部11aに収容することができることから、尿管230等から除去する結石Kが尿管230や膀胱220の内壁に接触して裂傷させることなく、その結石Kを体外に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、結石Kを収容部11aに収容することができることから、尿管230等から除去する結石Kが尿管アクセスシースの開口部に嵌合して引き抜き困難となることなく、その結石Kを体外に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、スライド部材11の外周面11cが開口部11bから収容部11aに巻き込まれる程、柔軟性を備えていることから、スライド部材11が尿管230、膀胱220および尿道210の内壁に接触して裂傷させることなく、結石Kを体外に除去することが可能になる。
また、結石除去装置10は、スライド部材11の外周面11cに環状に備えられスライド部材11の外形形状を規制する外筒13によって、スライド部材11の外周面11cを収容部11aに巻き込むときにスライド部材11が外方に膨らむことを防止できることから、結石Kをスライド部材11によって押圧しながら確実に収集することが可能になる。
また、結石除去装置10は、外筒13の少なくとも一部がスライド部材11の外周面11cに接合されていることによって、位置が固定された接合部分を基準としてスライド部材11の外周面11cを収容部11aに巻き込むことができることから、引張タブ12によるスライド部材11の巻き込み動作を効率的に行うことが可能になる。
また、結石除去装置10は、スライド部材11の内部に媒体を充填していることによって、スライド部材に十分な弾性を備えることができることから、結石Kをスライド部材11内にスムーズに取り込み収集することが可能になる。
また、結石除去装置10は、スライド部材11が開口部11bから基端側に向かって貫通していることによって、開口部から取り込んだ結石Kを、開口部11bと対向した基端側から外部に除去することができることから、その結石Kの、スライド部材11の収容部11a内からの除去を効率良く行うことが可能になる。
<第1実施形態の変形例1>
第1実施形態の変形例1の結石除去装置について説明する。変形例1の結石除去装置は、スライド部材11の充填部11dに造影剤16を充填した構成が、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の構成と異なる。第1実施形態の変形例1においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
造影剤16を充填したスライド部材11の構成について、図5を参照して説明する。
図5は、第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置のスライド部材11を模式的に示す図である。
スライド部材11は、内部に充填した媒体に造影剤16を含むことを除き、スライド部材11と同様の構成からなる。造影剤16は、スライド部材11の内部に環状に形成された充填部11dに注入されている。造影剤16には、例えばX線造影剤を用いる。X線造影剤は、X線を一定の割合で遮蔽するものであり、一例として硫酸バリウムを用いることができる。X線造影剤は、例えば、白金、金、銀、チタン、タングステン等の金属、またはこれらの合金等のX線不透過材料で構成し、充填部11d内の媒体に含有してもよい。
以上のように、第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置によれば、スライド部材11の内部に充填した媒体に造影剤16を含むことによって、その造影剤16をX線透視下で撮像できることから、外部から生体内におけるスライド部材11の位置を確認することが可能になる。
<第1実施形態の変形例2>
第1実施形態の変形例2の結石除去装置について説明する。変形例2の結石除去装置は、押出治具17(除去部材)によって複数の結石Kをスライド部材11の基端側から押し出すように除去する構成が、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の構成と異なる。第1実施形態の変形例2においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
押出治具17の構成および使用方法について、図6を参照して説明する。
図6は、第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置の押出治具17およびスライド部材11を模式的に示す図である。図6(A)は、押出治具17をスライド部材11の開口部11bに押圧した状態を示す図である。図6(B)は、押出治具17をスライド部材11の開口部11bを介して収容部11aに導入しつつ複数の結石Kを収容部11aの基端側から除去する状態を示す図である。
押出治具17は、導入部17a、支持部17b、および把持部17cを一体に構成している。導入部17aは、複数の結石Kを収容部11aから除去するものである。導入部17aは、スライド部材11の開口部11bを介して収容部11a内に導入し、複数の結石Kを収容部11aの基端側に押し出す。導入部17aは、開口部11bに導入する先端側が球状に形成された円柱形状からなる。支持部17bは、収容部11aの軸方向に沿った導入部17aの移動を規制する。支持部17bは、円盤形状からなる。支持部17bは、導入部17aの基端側に接合され、導入部17aが収容部11aに一定の距離だけ導入された状態で、開口部11bに当接する。支持部17bが開口部11bに当接すると、収容部11aにおける導入部17aの移動が制止される。把持部17cは、使用者(術者)が把持するものである。把持部17cは、支持部17bに接合されている。把持部17cは、支持部17bと比較して径が小さい円柱形状からなる。導入部17a、支持部17b、および把持部17cは、それぞれ樹脂からなる。
外筒18は、軸方向に沿って外筒13よりも短尺であることを除いて、外筒13と同様の構成からなる。
以上のように、第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置によれば、収容部11aの一端の側から挿入し他端の側から結石Kを除去する押出治具17によって、スライド部材11の収容部11a内から結石Kを確実に除去することができることから、結石Kおよび結石破砕片の病理検査を行ったり廃棄したりする場合にその取扱いを容易に行うことが可能になる。これに加えて、スライド部材11を繰り返し使用する場合に、押出治具17を用いて収容部11a内から結石Kを素早く除去することが可能になる。
<第2実施形態>
第2実施形態の結石除去装置20について説明する。結石除去装置20は、一対の押圧棒29Mおよび29Nを用いてスライド部材21の先端形状を変形可能とした構成が、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の構成と異なる。第2実施形態においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置20の構成について、図7を参照して説明する。
図7は、第2実施形態に係る結石除去装置20を示す図である。図7(A)は、結石除去装置20を側方から示す図である。図7(B)は、結石除去装置20を上面から示す図である。
スライド部材21は、外方からの押圧を解除すると開口部21bから径方向外方に反り返るような高弾性の材質からなることを除いて、スライド部材11と同様の構成からなる。スライド部材21は、スライド部材21内部の充填部に充填する流体等の充填剤の量を多くすることで高弾性を実現し、高弾性の材質を用いる代わりとしてもよい。
一対の押圧棒29Mおよび29Nは、スライド部材21の外周面21cを外方から押圧して、スライド部材21の先端形状を変形させる。一対の押圧棒29Mおよび29Nは、例えば、硬質樹脂からなり、外周面21cを押圧する先端側が球状に形成された円柱形状に形成されている。一対の押圧棒29Mおよび29Nは、スライド部材21の外周面21cにおいて対向するように配設されている。一対の押圧棒29Mおよび29Nの基端側には、ワイヤが接続されている。ワイヤは、シャフト部14を介して手元操作部25の押出操作部材25Eまで延長している。
外筒23は、一対の収容部23h1および23h2を備えた点を除いて、外筒13と同様の構成からなる。外筒23の外周面には、円筒状の一対の収容部23h1および23h2が対向するように配設されている。一対の収容部23h1および23h2は、スライド部材21の軸方向に沿って延在し、一対の押圧棒29Mおよび29Nをスライド部材21の軸方向に移動可能に収容している。押圧棒29Mは収容部23h1に収容され、押圧棒29Nは収容部23h2に収容されている。
手元操作部25は、一対の押出操作部材25E1および25E2を備えた点を除いて、手元操作部15と同様の構成からなる。一対の押出操作部材25E1および25E2は、操作部材25Cと近接して配設され、保持部材25Aの両側に配設されている。一対の押出操作部材25E1および25E2は、それぞれ独立して操作可能に構成され、一対の押圧棒29Mおよび29Nに対応している。押出操作部材25E1は、回転式のスライド部を含み、押圧棒29Mの基端側に連結されシャフト部14を介して導入されたワイヤに押圧しつつ接触している。押出操作部材25E2は、回転式のスライド部を含み、押圧棒29Nの基端側に連結されシャフト部14を介して導入されたワイヤに押圧しつつ接触している。一対の押出操作部材25E1および25E2は、親指等で回転し易いように外周面に複数の溝が形成されている。一対の押出操作部材25E1および25E2を回転させると、押圧しつつ接触している各々のワイヤが追随して移動し、一対の押圧棒29Mおよび29Nを軸方向に沿って操作することができる。
結石除去装置20の使用方法について、図8を参照して説明する。
図8は、結石除去装置20のスライド部材21の先端形状を変形させる状態を模式的に示す図である。図8(A)は、開口部21bを側方に傾斜させた状態を示す図である。図8(B)は、開口部21bを閉じた状態を示す図である。図8(C)は、生体組織241の形状に合わせて開口部を開いた状態を示す図である。図8は、スライド部材21の変形状態の理解を容易にするために、図7と比較してスライド部材21の形状を誇張して図示している。
図8(A)に示すように、押圧棒29Mを外筒23から突出したスライド部材21の基端側に向かって移動させつつ、押圧棒29Nを外筒23から突出したスライド部材21の先端側に向かって移動させると、スライド部材21の開口部21bが弾性変形する。すなわち、スライド部材21の開口部21bは、押圧棒29M側に湾曲するように変形する。一例として、このようにして、スライド部材21の開口部21bの向きを変化させる。
次に、図8(B)に示すように、一対の押圧棒29Mおよび29Nをスライド部材21の先端側に向かって移動させると、スライド部材21の開口部21bが弾性変形する。すなわち、スライド部材21の開口部21bは、押圧棒29Mによって押圧棒29N側に戻るように変形し、押圧棒29Nによって押圧棒29M側に戻るように変形する。このようにして、スライド部材21の開口部21bを閉じる。
次に、図8(C)に示すように、スライド部材21の先端部分を腎杯等の生体組織241に接触させた状態で、一対の押圧棒29Mおよび29Nをスライド部材21の先端側に向かって移動させると、スライド部材21の開口部21bおよび外周面21cが、周囲の生体組織241や尿管内腔の形状に合わせた形状に弾性変形する。このようにして、開口部21bや外周面21cが生体組織241に密着する、および/または開口部21bが開く。
以上のように、第2実施形態に係る結石除去装置20によれば、スライド部材21の外周面21cを外方から押圧して先端形状を変形させる押圧棒(29Mおよび29N)によって、スライド部材21の先端を例えば腎盂腎杯240の腎乳頭の窪みに合った形状に変形させることができることから、腎乳頭の窪みに生じた結石Kを十分に収集することが可能になる。すなわち、結石除去装置20は、既存のバスケット鉗子では到達できないような箇所に生じた結石Kに対しても、スライド部材21を密着させて収集することが可能になる。
また、結石除去装置20は、押圧棒(29Mおよび29N)が外周面21cの周方向に沿って複数配設されていることによって、複数の押圧棒(29Mおよび29N)に相対的に対して異なる動作をさせることができることから、スライド部材21の先端を任意の方向に変形させることが可能になる。すなわち、結石除去装置20は、例えば腎盂腎杯240の腎乳頭の窪みの向きに合わせて変形させることができることから、腎乳頭の窪みに生じた結石Kを十分に収集することが可能になる。
なお、押圧棒の数や先端形状は、これまでに示したものに限定されない。例えば、押圧棒を外周面21cの周方向に沿って4つ配設し、スライド部材21の開口部21bの向きをより高度に制御可能としてもよい。また、先端部の大きさの異なる一対の押圧棒を用いることにより、スライド部材21の開口部21bの向きを変える際に、特定の方向に向きやすいようにしてもよい。
以上、複数の実施形態および変形例等を通じて本発明に係る結石除去装置を説明したが、これらの本発明は特許請求の範囲に記載された内容に基づいて適宜改変することが可能である。
例えば、結石除去装置は、尿管230に導入して結石Kを除去する形態に限定されることなく、生体内の他の部位に導入して結石Kを除去することができる。生体内は、例えば腎盂腎杯240に相当する。
10、20 結石除去装置、
11、21 スライド部材(収集部)、
11a、21a 収容部、
11b、21b 開口部、
11c、21c 外周面、
11d 充填部、
12 引張タブ(移動部)
12a 先端部、
12b 基端部、
13、18、23 外筒(規制部)、
13a 接合部、
23h1、23h2 収容部、
14 シャフト部、
14a ルーメン、
15、25 手元操作部、
15A、25A 保持部材、
15B 伸縮部材、
15C、25C 操作部材、
15D、25D 把持部材、
25E1、25E2 押出操作部材、
16 造影剤、
17 押出治具(除去部材)、
17a 導入部、
17b 支持部、
17c 把持部、
29M、29N 押圧棒(変形部材)、
100 軟性鏡、
101 ワーキングチャンネル、
102 ポート、
200 患者、
210 尿道
220 膀胱、
230 尿管、
240 腎盂腎杯、
241 生体組織、
K 結石(結石破砕片を含む)。

Claims (9)

  1. 結石を収容可能な収容部と、前記収容部に連通して開口した開口部と、を設け、可撓性を備えた収集部と、
    前記収集部に接続され、前記収集部の外周面を前記収容部に巻き込みつつ引っ張り、前記結石を前記開口部から前記収容部へ移動させる移動部と、
    前記移動部を進退操作するための操作部材を備えた手元操作部と、を有する、結石除去装置。
  2. 前記収集部の前記外周面に環状に備えられ、前記収集部の外形形状を規制する規制部を、さらに有する請求項1に記載の結石除去装置。
  3. 前記規制部の少なくとも一部は、前記収集部の前記外周面に接合されている、請求項2に記載の結石除去装置。
  4. 前記収集部の前記外周面を外方から押圧して、先端形状を変形させる変形部材を、さらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  5. 前記変形部材は、前記外周面の周方向に沿って複数配設された、請求項4に記載の結石除去装置。
  6. 前記収集部は、内部に圧力を保つ媒体を充填した、請求項1〜5のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  7. 前記媒体は、造影剤を含む、請求項6に記載の結石除去装置。
  8. 前記収集部は、前記開口部から基端側に向かって貫通してなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  9. 前記収容部の一端の側から挿入し、前記収容部に収容された前記結石を他端の側から除去する除去部材を、さらに有する、請求項8に記載の結石除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113648024A (zh) * 2021-07-23 2021-11-16 昆明医科大学第二附属医院 一种可自动存储结石的肝胆外科临床取石装置

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