JPH0564528U - 動圧空気軸受 - Google Patents

動圧空気軸受

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Publication number
JPH0564528U
JPH0564528U JP1524792U JP1524792U JPH0564528U JP H0564528 U JPH0564528 U JP H0564528U JP 1524792 U JP1524792 U JP 1524792U JP 1524792 U JP1524792 U JP 1524792U JP H0564528 U JPH0564528 U JP H0564528U
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JP
Japan
Prior art keywords
dynamic pressure
inner diameter
sleeve
air bearing
pressure air
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Pending
Application number
JP1524792U
Other languages
English (en)
Inventor
壮之 三浦
俊哉 内田
明義 高橋
理絵 若島
宏 中吉
Original Assignee
コパル電子株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1524792U priority Critical patent/JPH0564528U/ja
Publication of JPH0564528U publication Critical patent/JPH0564528U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光偏向器に用いられる動圧空気軸受に於い
て、高精度な動圧空気軸受を実現する。 【目的】 外周に複数のヘリングボーン溝d,e,f,
gを設けた動圧軸1にスリーブ2を遊嵌して構成される
動圧空気軸受において、スリーブ2の内径面のうち、前
記ヘリングボーン溝d,e,f,gと対向する面a1,
a2以外のスリーブ内径面を前記内径面a1,a2の内
径よりも大きい内径を有する内径面a3としたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、情報機器、画像機器、計測機器に用いられる動圧空気軸受型光偏向 器を構成する動圧軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の動圧空気軸受の一例の構造を図3で説明する。動圧軸1の外周表面には 図3で示すように互いに反対向きの吸入角の動圧発生用のヘリングボーン溝d, e,f,gが刻設されてある。また、この動圧軸1に遊嵌されるスリーブ2の内 径は長手方向に同一径で精密に研磨されたものであり、このスリーブ2が回転す るとき、動圧軸1とスリーブ2の間の隙間Pに動圧が発生し、この動圧により軸 受剛性が生ずる。
【0003】 この構造ではヘリングボーン溝d,e,f,gに対向するスリーブ2の内径面 a1,a2及びこれら内径面a1,a2以外のスリーブ内径面a4も同様に精密 に加工研磨しなければならなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の動圧空気軸受では、設計上ヘリングボーン溝d,eとf,gとの間 隔が長くなった場合、それに従ってスリーブ2の長さも長くなり、スリーブ2の 内径面のすべてを精密に加工研磨しなければならなかった。このためこの加工時 間がかかり、更に、スリーブ2の全長にわたる内径精度維持も難しいといった問 題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、実施例に対応する図1 ,図2で説明すると、外周に複数のヘリングボーン溝d,e,f,gを設けた動 圧軸1にスリーブ2を遊嵌して構成される動圧空気軸受において、スリーブ2の 内径面のうち、ヘリングボーン溝d,e,f,gと対向する内径面a1,a2以 外のスリーブ内径面を内径面a1,a2の内径よりも大きい内径を有する面(a 3)としたものである。
【0006】
【作用】
本考案では、動圧空気軸受を構成するスリーブ2の内径面のうちヘリングボー ン溝d,e,f,gと対向しない面a3の内径をヘリングボーン溝d,e,f, gと対向する面a1,a2の内径よりも大きくする事によりスリーブ2の内径面 のうち精密に加工研磨しなければならない面の面積を少なくすることができる。
【0007】
【実施例】
以下、図1,図2を参照して本考案の実施例について説明する。尚、図3で説 明した従来との同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。 図2は本考案による動圧空気軸受によって構成される動圧空気軸受型光偏向器 の断面図である。動圧軸1はモーターケース3に焼きばめ等で隙間なく固着され ている。また、動圧軸1とカバー4もOリング10を介して隙間なく固着されて おり、さらにカバー4とモーターケース3も隙間なく固着されている。ここでヨ ーク9、コイル8・・マグネット7から構成されるモーター部を駆動すると、マ グネット7に固着された中空円筒形のスリーブ2が回転し、さらにスリーブ2に 固着されたハブ6に固着された回転多面鏡5が回転する。
【0008】 このときの動圧空気軸受の構造を図1で説明する。図1は動圧空気軸受の外観 図で、動圧軸1にはヘリングボーン溝d、e、f,gが設けられており、スリー ブ2の内径面のうち動圧軸受溝と対向しない面の内径を動圧軸受溝と対向する面 a1,a2の内径よりも大きい面a3とする事によりスリーブ内径面のうち精密 に加工研磨しなければならない面の面積が少なくなる。
【0009】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、動圧空気軸受の構成部品であるス リーブの内径研削の面積を従来よりも少なくすることにより動圧軸受溝と対向す る面の寸法精度を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による動圧空気軸受の一実施例の断面
図。
【図2】 本考案による動圧空気軸受を用いた構成の動
圧空気軸受型光偏向器の断面図。
【図3】 従来の動圧空気軸受の断面図。
【符号の説明】
1 動圧軸 2 スリーブ 3 モーターケース 4 カバー 5 回転多面鏡 6 ハブ 7 マグネット 8 コイル 9 ヨーク 10 Oリング d,e,f,g ヘリングボーン溝 a1,a2,a3,a4 スリーブ内径面 P 隙間
フロントページの続き (72)考案者 若島 理絵 埼玉県入間市新久下新田110−1コパル電 子株式会社入間事業所内 (72)考案者 中吉 宏 埼玉県入間市新久下新田110−1コパル電 子株式会社入間事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数のヘリングボーン溝(d),
    (e),(f),(g)を設けた動圧軸(1)にスリー
    ブ(2)を遊嵌して構成される動圧空気軸受において、
    スリーブ(2)の内径面のうち、前記ヘリングボーン溝
    (d),(e),(f),(g)と対向する面(a
    1),(a2)以外のスリーブ内径面を前記内径面(a
    1),(a2)の内径よりも大きい内径を有する内径面
    (a3)としたことを特徴とする動圧空気軸受。
JP1524792U 1992-02-06 1992-02-06 動圧空気軸受 Pending JPH0564528U (ja)

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JP1524792U JPH0564528U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 動圧空気軸受

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JP1524792U JPH0564528U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 動圧空気軸受

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JPH0564528U true JPH0564528U (ja) 1993-08-27

Family

ID=11883531

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JP1524792U Pending JPH0564528U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 動圧空気軸受

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JP (1) JPH0564528U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158853B2 (ja) * 1978-10-23 1986-12-13 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp
JPH02212619A (ja) * 1989-02-09 1990-08-23 Fuji Electric Co Ltd 動圧気体軸受

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158853B2 (ja) * 1978-10-23 1986-12-13 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp
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