JPH0428222Y2 - - Google Patents

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JPH0428222Y2
JPH0428222Y2 JP11853585U JP11853585U JPH0428222Y2 JP H0428222 Y2 JPH0428222 Y2 JP H0428222Y2 JP 11853585 U JP11853585 U JP 11853585U JP 11853585 U JP11853585 U JP 11853585U JP H0428222 Y2 JPH0428222 Y2 JP H0428222Y2
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rotor
coil spring
conical
end plate
conical surface
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はステツピングモータに関し、更に詳細
にはロータと、そのロータが回転軸線方向にガタ
つくことを防止するためのコイルバネとが一体に
回転するようにしたことを特徴とする、インナー
ロータ型ステツピングモータに関する。
[従来の技術] ステツピングモータには、回転軸に固定された
ロータの軸線方向端面と、その回転軸を回転自在
に支持する軸受を有する一対の端板との間にすき
間があるため、ロータが回転軸線方向にガタつい
た。そのガタつきを防止するために従来のステツ
ピングモータには、ロータの一方の端面上に、回
転軸線と同心に円筒形凹部が穿設されており、そ
の円筒形凹部の底部と前記一方の端板との間に、
コイルバネが圧縮状態で装着されていた。そし
て、このコイルバネがロータを他方の端板にむか
つて押圧していた。また、そのコイルバネは、モ
ータの駆動時にロータの回転によりその回転と同
方向の回転力を受けることにより、接触部である
ロータおよび一方の端板との間で相対移動による
摩擦力を生じた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のようにステツピングモータは、モータの
駆動時にコイルバネと前記一方の端板およびロー
タとの間で相対移動による摩擦力が生じる。その
場合、前記一方の端板は摩擦係数の小さい材質で
形成されているため、摩耗による損傷が少ないの
で問題はない。しかしながら、ロータはコイルバ
ネよりも柔かい材質、例えばアルミダイキヤスト
等で形成されているため、摩耗により前記円筒形
凹部の底面が変形し、ロータが回転軸線方向にガ
タついたり、また摩耗により発生した削り屑がモ
ータ内の細部、特にロータと磁極歯との間に入り
込むことにより、モータに回転むらが起きたりす
る等の欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は、前述したような従来のステツピング
モータの問題点を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、前記コイルバネを
ロータに圧接することにより、ロータとコイルバ
ネとが一体として回転するように構成し、両者の
間に相対移動による磨耗が生じないようにするも
のである。
[問題を解決するための手段] 前記の目的を達成するために、本考案のステツ
ピングモータには、ロータの一方の端面に、ロー
タの回転軸線と同心に、前記一方の端板と対向す
る斜面を有する円錐形面が形成されている。そし
てその円錐形面と、回転軸を回転自在に支持する
軸受を有する一対の端板の一方との間にコイルバ
ネを圧縮状態で装着することにより、そのコイル
バネがロータを他方の端板にむかつて押圧するよ
うに構成されるものである。
[作用] 上記構成によれば、コイルバネはその弾性力に
よりロータを他方の端板にむかつて押圧し、ロー
タの回転軸線方向のガタつきをなくする。また、
コイルバネの前記円錐形面と係合する一端部は、
その斜面の形状とコイルバネの圧縮力によりコイ
ルバネの外径が縮小され、あるいは内径が拡大さ
れることにより前記斜面に食い込み、ロータとコ
イルバネとが一体に回転し得る。
[実施例] 本考案の一実施例について図面を参照しながら
以下に説明する。
外ヨーク1は、内周縁から軸方向に多数の磁極
歯を一定間隔毎に立設した櫛歯状である。また、
内ヨーク2も外ヨーク1と同様の形状である。励
磁コイル3は外ヨーク1と内ヨーク2との間に挿
入されており、外ヨーク1と内ヨーク2はその磁
極歯が互いに食い違い合うような状態で嵌合され
ている。このような嵌合体2組を内ヨーク2同志
が背中合わせとなり、かつそれらの磁極歯が磁極
間角度の1/4だけずれるような角度で組合せられ
る。ロータ組体は、回転軸4とロータ6からなつ
ていて、そのロータ6は回転軸4に固着された円
筒状のロータ支持体6aと、その外周に固着し、
N,S極が交互に着磁されている環状永久磁石6
bとにより構成されており前記組合わせ体の中央
部の中空部内に収容されている。前記磁極歯およ
び励磁コイル3を支持し、回転軸4を回転自在に
支持する軸受7を有する一対の端板8はロータ6
の軸線方向端面に間隔をおいて対向するように設
けられている。一方の端板8と対向する前記ロー
タ6の端面には、ロータ6の回転軸線と同心に形
成された円錐形凹部9が穿設されており、その凹
部9の内周面は、端面方向へむかつて内径が大き
くなる円錐形の斜面上に形成されている。そし
て、その斜面の内径の最も小さいところは、コイ
ルバネ11の外径よりも小さくなるように構成さ
れている。すべり付与部材10は、例えば硬質プ
ラスチツクのような摩擦係数が小さく、かつ耐摩
耗性が大きい材質により形成されており、前記軸
受7とロータ6との間に挿入されていて、コイル
バネ11との間にすべりを与えている。コイルバ
ネ11は、前記円錐形凹部9とすべり付与部材1
0との間に圧縮状態で装着され、それにより前記
ロータ6を他方の端板8にむかつて押圧するよう
に構成されている。
上記の構成において、コイルバネ11はその弾
性力によりロータ6を他方の端板8にむかつて押
圧し、ロータ6の回転軸線方向のガタつきをなく
する。また、コイルバネ11の円錐形凹部9内の
斜面と係合する一端部は、その斜面の形状とコイ
ルバネ11の圧縮力により外径が縮小されるため
に前記斜面に食い込み、ロータ6とコイルバネ1
1とが一体に回転し得る。以上に詳述した本考案
のステツピングモータは、各励磁コイル3にパル
ス電流を交互に供給することにより生じる起磁力
によりロータ6が所定回転角ずつステツプ状に回
転する。
[変形例] 本考案は以上詳述した実施例に限定されるもの
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることができる。例えば、前述
の実施例においてはロータ6に円錐形凹部9を穿
設しているが、その凹部9の代わりに第3図に示
すような円錐形凸部20を形成することも可能で
ある。第3図において、第1図に示した実施例と
共通の部分には同一の番号を付すことにより詳細
な説明を省略する。前記円錐形凸部20は、ロー
タ6の一方の端面上に回転軸線と同心に穿設され
た円錐形凹部21の底壁22上に設けられ、その
凸部20の形状は前記底壁22にむかつて外径が
大きくなるように構成されており、その外径の最
も大きいところは、コイルバネ11の内径よりも
大きい。そして、その凸部20と端板8との間に
はコイルバネ11が圧縮状態で装着され、その凸
部20を他方の端板8へむかつて押圧している。
以上のことにより、コイルバネ11の内径は押し
拡げられ、凸部20に食い込むことにより、ロー
タ6とコイルバネ11とが一体に回転することが
できる。なお、前述の各実施例は永久磁石型ステ
ツピングモータについて示したが、本考案はVR
型ステツピングモータ等、他のタイプのステツピ
ングモータにおいても実施できることはもちろん
である。
[考案の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本考案
は、ロータの一方の端面に、ロータの回転軸線と
同心に、一方の端板と対向する斜面を有する凹部
を穿設し、その斜面と前記一方の端板との間にコ
イルバネを圧縮状態で装着することにより、コイ
ルバネをロータに圧接して、両者が一体として回
転するように構成したものである。これは、従来
のステツピングモータに比べ、ロータとコイルバ
ネとの間に相対移動による摩擦が生じないため、
摩耗によりロータが損傷したり、削り屑を発生し
たりしないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例が適用されたステツピングモ
ータの回転軸線方向の断面図、第2図はその実施
例の円錐形凹部を示す部分拡大断面図、第3図は
変形例を示す部分拡大断面図である。 磁極歯……1……外ヨーク、2……内ヨーク、
3……励磁コイル、4……回転軸、6……ロー
タ、6a……ロータ支持体、6b……環状永久磁
石、7……軸受、8……端板、9……円錐形凹
部、11……コイルバネ、20……円錐形凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 回転軸に固定されたロータと、 そのロータの外周に間隔をおいて対向し、周方
    向に多数配置された磁極歯と、 その磁極歯を磁化する励磁コイルと、 前記磁極歯およびコイルを支持し、前記回転軸
    を回転自在に支持する軸受を有する一対の端板
    と、 一方の端板と対向する前記ロータの端面にロー
    タの回転軸線と同心に形成されかつ前記端板と対
    向する斜面を有する円錐形面と、 その円錐形面と前記一方の端板との間に圧縮状
    態で装着され、それにより前記ロータを他方の端
    板へむかつて押圧するコイルバネとを備え、 前記円錐形面へのコイルバネの圧接により、ロ
    ータとコイルバネとが一体に回転するようにした
    ことを特徴とするステツピングモータ。 2 前記ロータは端面方向へむかつて径が大きく
    なる円錐形凹部を有し、その凹部の周面をもつて
    前記円錐形面を形成する実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のステツピングモータ。 3 前記ロータは端面方向へむかつて径が小さく
    なる円錐形凸部を有し、その凸部の周面をもつて
    前記円錐形面を形成する実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のステツピングモータ。
JP11853585U 1985-08-01 1985-08-01 Expired JPH0428222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11853585U JPH0428222Y2 (ja) 1985-08-01 1985-08-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11853585U JPH0428222Y2 (ja) 1985-08-01 1985-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6229777U JPS6229777U (ja) 1987-02-23
JPH0428222Y2 true JPH0428222Y2 (ja) 1992-07-08

Family

ID=31005078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11853585U Expired JPH0428222Y2 (ja) 1985-08-01 1985-08-01

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JPS6229777U (ja) 1987-02-23

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